JP2005020178A - 携帯型受像装置及び携帯端末装置 - Google Patents

携帯型受像装置及び携帯端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005020178A
JP2005020178A JP2003179721A JP2003179721A JP2005020178A JP 2005020178 A JP2005020178 A JP 2005020178A JP 2003179721 A JP2003179721 A JP 2003179721A JP 2003179721 A JP2003179721 A JP 2003179721A JP 2005020178 A JP2005020178 A JP 2005020178A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
display
display unit
receiving
reception
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003179721A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumi Nagai
寿美 長井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC AccessTechnica Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC AccessTechnica Ltd filed Critical NEC AccessTechnica Ltd
Priority to JP2003179721A priority Critical patent/JP2005020178A/ja
Publication of JP2005020178A publication Critical patent/JP2005020178A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】サイズの異なる複数の表示部を備え、必要に応じてTV画像表示時の表示部を切り替えられるようにし、長時間のTV鑑賞を可能にした携帯型受像装置及び携帯端末装置を提供する。
【解決手段】携帯型受像装置1は電池を電源として動作し、受信されたテレビジョン放送の受信画像を表示する表示部15と、この表示部15よりも表示画面のサイズが小さい表示部14を備える。受信部は、TV電波を受信して復調するTV受信・復調回路11と、これによる映像信号をNTSC方式やPAL方式の映像信号に変換するNTSC/PALデコーダ12と、その出力信号を表示部14又は15に表示するためにRGBに変換するY/C・RGB変換部13とを備える。スイッチ18の切り替えにより、前記受信部からの映像信号を表示部14又は15の何れかに表示させることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の実施の形態】
本発明は、携帯型受像装置及び携帯端末装置に関し、特に、複数の表示部を備え、それらを任意に選択してTV(テレビジョン)画像を表示することが可能な携帯型受像装置及び携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
TV受像機は日常生活に欠かせない必需品であり、屋内用と屋外用に大別される。屋内用のTV受像機は、大型化や電源消費が問題にならないことから、比較的大型のディスプレィが用いられ、その表示も、ワイド化のほか、「主画面+複数の子画面」によるマルチ表示等を可能にしている(例えば、特許文献1参照)。また、1つの画面内に受信可能な全局を静止画にして順番に表示する機能を備えたものもある。
【0004】
一方、屋外用のTV受像機は携帯型に代表され、数インチ程度のカラー液晶ディスプレィを備え、電池を電源にして動作する。携帯型TV受像機は、重量軽減のためにディスプレィサイズも小型にせざるを得ないが、それでも画像をできるだけ鮮明にみせるため、ディスプレィサイズを大きめにしている場合が多い。このため、画像は見やすくなるものの、持ち運びが不便であると共に、電池の消耗も早いという不都合がある。
【0005】
近年の電子技術、及びコンピュータ技術の進歩により、その装置の本来の機能に加え、従来は1つの装置が1つの機能しか達成できなかったものが、1台の装置における多機能化が進んでいる。例えば、ビデオテープレコーダとテレビを複合した装置がある。その具体例として、本体部分にビデオ記録再生装置、CDプレーヤを組み込み、この本体部分に開閉式の蓋を取り付け、更に蓋の内側に液晶等による平面スクリーンを組み込み、コンパクト化を図った装置がある(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
更に、多機能化が図られている装置には、電子手帳機能、電話帳機能、メモ機能、メール機能等を備えたPDA(Personal Digital Assistant)装置、本来の電話機能に加え、電話帳機能、録音機能、メール機能のほか、デジタルカメラ機能、GPS(全地球測位システム)機能、テレビリモコン機能等を備えた携帯電話機及びPHS(Personal Handyphone System)電話機等がある。特に、携帯電話機及びPHS電話機は、小型軽量で持ち運びやすく、利用度及び実用性も高いことから、最も普及している携帯端末装置となっている。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−320645号公報(図1)
【特許文献2】
特開平3−165394号公報(FIG.2)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の受像装置によると、携帯型の場合、画面サイズを或る程度以下に小さくしてしまうと、専用型のTV受像機としてはユーザーを満足させることができなくなり、逆に、画面サイズを大きくすると、表示部の消費電力が大きくなって電池使用時間が短くなり、長時間の鑑賞が難しくなる。
【0009】
また、従来の携帯端末装置によると、多機能化が進み、ユーザーの要求に応えてきているが、TV受信機能を備えた携帯電話機も発表(例えば、2000 InternationalCES(コンシューマーエレクトロニクスショー))されているが、TV受信時の動作可能時間が2時間程度であり、実用性が懸念されている。長時間のTV受信が可能になれば、主に電話機能を利用していたユーザーの関心を引くものになると予想され、多機能化のメリットは極めて大きいものとなる。
【0010】
したがって、本発明の目的は、サイズの異なる複数の表示部を備え、必要に応じてTV画像表示時の表示部を切り替えられるようにし、長時間のTV鑑賞を可能にした携帯型受像装置及び携帯端末装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、第1の特徴として、テレビジョン放送を受信して信号処理等を行うと共に受信画像を所定の受信方式に変換する受信部と、前記受信部によって得られた受信画像を表示する第1の表示部と、前記受信部によって得られた受信画像を表示すると共に、前記第1の表示部よりも小さい表示画面サイズを有する第2の表示部と、前記第1の表示部又は前記第2の表示部を選択する表示切替手段とを備え、電池を電源にした動作が可能なことを特徴とする携帯型受像装置を提供する。
【0012】
この構成によれば、受信部によって受信及び信号処理された受信画像は、画面サイズの異なる第1又は第2の表示部をユーザーが任意に選択することができる。表示時間が長くなりやすいTV受信時には、表示部による電力消費は全体の消費電力のかなりの割合を占めるため、消費電力の小さい小画面の第2の表示部を用いることで、電池による作動時間を延ばすことができ、長時間のTV鑑賞が可能になる。
【0013】
本発明は、上記の目的を達成するため、第2の特徴として、移動通信に対応した電話機能を備え、電池を電源にして動作する携帯端末装置において、無線による送受信処理を行う無線部、前記無線部と受話器及び送話器との間の音声処理を行う音声処理部を備えて構成される電話回路部と、テレビジョン放送を受信して信号処理を行うと共に所定の受信方式に変換する受信部と、前記電話回路部又は前記受信部の一方を選択する第1の切替手段と、前記受信部によって得られた受信画像を表示する第1の表示部と、前記受信部によって得られた受信画像を表示すると共に、前記第1の表示部よりも小さい表示画面サイズを有する第2の表示部と、前記第1の切替手段により前記受信部が選択されているときに前記第1の表示部又は前記第2の表示部を選択する第2の切替手段と、前記電話回路部及び前記受信部を内蔵すると共に、前記第1の切替手段、前記第2の切替手段、前記第1の表示部、及び前記第2の表示部が所定の位置に設置された筐体とを備えることを特徴とする携帯端末装置を提供する。
【0014】
この構成によれば、携帯端末装置は、電話とTV受信機能、及び画面サイズの異なる2つの表示部を備え、第1の切替手段によりTV受信機能が選択されているとき、第2の切替手段によって第1の表示部又は第2の表示部を任意に選択することができる。したがって、画面サイズの小さい第2の表示部を選択された場合、その消費電力が少ないために長時間のTV鑑賞が可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る携帯型受像装置の構成を示す。図1において、携帯型受像装置1は、TV受信・復調回路11と、A/D(アナログ/デジタル)コンバータを含む構成のNTSC(National Television System)/PAL(PhaseAlternation by Line )デコーダ12と、Y/C・RGB変換部13と、このY/C・RGB変換部13に接続される表示部14,15と、NTSC/PALデコーダ12に接続されたスピーカ16と、全体を制御する制御部17と、表示部14又は15の一方を選択するためのスイッチ18(SW1)と、動作状態をテレビ受信と他の機能(例えば、電話機能)とを切り替えるスイッチ19(SW2)と、電源としての電池20と、制御部17に接続された操作部21と、電池20に接続された電源スイッチ22とを備えて構成されている。
【0016】
スピーカ16は、図1においては1個のみを示しているが、ステレオ方式に対応している場合には、2個が必要である。電池20は、乾電池又は充電可能な二次電池が用いられる。
【0017】
表示部14,15はRGB受像回路を備えて構成される液晶表示装置、プラズマディスプレィ等であるが、その表示サイズは異なり、ここでは表示部14が表示部15よりも小さい表示サイズであるとする。この場合、表示サイズ比の差異だけでなく、消費電力の差異も顕著に表れるようにし、小サイズを選択したときに電池20の使用可能時間が長くなるようにする。
【0018】
TV受信・復調回路11は、アンテナ11aを介して放送局からのTV電波を受信し、これを復調する。NTSC/PALデコーダ12は、TV受信・復調回路11により復調された映像信号をNTSC方式又はPAL方式の映像信号に変換する。Y/C・RGB変換部13は、NTSC/PALデコーダ12の出力信号を表示部14又は15に表示できる様にするためにRGBに変換し、フレーム毎の信号に切り出しを行う。制御部17は、選択された機能を実行する制御、TV受信に伴う表示部14,15の切り替え制御等を行うほか、携帯型受像装置1の全体の制御を実行する。NTSC/PALデコーダ12で抽出された音声信号は、不図示の増幅回路で増幅され、スピーカー16からモノラル、ステレオ、音声多重等による音声として出力される。
【0019】
図2は、図1の携帯型受像装置の処理を示す。図2及び図1を参照して図1の携帯型受像装置の動作を説明する。以下においては、フローチャート内のステップをSで表している。
【0020】
まず、ユーザは電源スイッチ22を操作して電源オンにし(S101)、携帯型受像装置1を動作状態にする(S102)。ついで、ユーザはスイッチ19を操作し、テレビ受信機能と他の機能の何れかを選択する(S103)。テレビ受信機能が選択(スイッチ19をオフからオン)された場合、制御部17を除く図1内の回路部の全体に電源が入り(S104)、テレビ受信が開始される(S105)。
【0021】
ここで、ユーザは操作部21の数字キー等を操作して、受信したい放送局を指定する。この指定に基づいて、制御部17は指定された放送局の周波数にチューニングするようにTV受信・復調回路11を制御する。TV受信・復調回路11で受信された電波は、TV受信・復調回路11において増幅及び復調処理が行われた後、NTSC/PALデコーダ12により使用国の電波形式に合わせて、NTSC方式又はPAL方式の映像信号に変換され、受信が可能になる(S106)。
【0022】
次に、スイッチ18を操作し、表示部14又は15の一方を選択する(S107)。大画面でTVを楽しみたいときには表示部15を選択し、電池消耗を抑制したい場合には消費電力の少ない表示部14を選択する。スイッチ18をオンにした場合には表示部14が選択され、NTSC/PALデコーダ12の出力信号に基づいて表示部14に表示が行われる(S108)。また、スイッチ18がオフにされた場合には表示部15が選択され、NTSC/PALデコーダ12の出力信号に基づいて表示部15に表示が行われる(S109)。
【0023】
TV受信動作中(S106〜S109の処理中)にスイッチ19が切り替えられ(オンからオフ)ると(S110)、制御部17を除く図1内の回路部への電源供給が止められる(S111)と同時に、他の機能の実行に移行する(S112)。その後、スイッチ19が切り替えられたか否かの判定(S113)及び主電源がオフにされたか否かの判定(S114)が行われる。スイッチ19が切り替えられればS104に処理が戻されてTV受信が行われ、電源スイッチ22がオフにされていれば主電源のオフを判定し、携帯型受像装置1を構成している各回路への電源供給を停止し、全ての処理が終了する。
【0024】
図3及び図4は、本発明の実施の形態に係る携帯端末装置の外観を示す。図3及び図4には、携帯端末装置として、折り畳み型の携帯電話機を示し、内部には図1に示したTV受信回路のほか、携帯電話機として必要な送受信回路等を内蔵している。送受信回路は、PDC( Personal Digital Cellular)方式、PHS方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式等に対応している。
【0025】
図3に示すように、携帯電話機30は、ヒンジ部31により連結された上側本体32と下側本体33を備え、折り畳んだときに上側本体32と下側本体33とが向かい合わせに重なる状態になる。上側本体32には、表示部34のほか、受話器としてのスピーカ35、及びアンテナ36が設けられている。表示部34は、図1の表示部15に相当するものである。また、下側本体33には、0〜9の数字キー、#キー、*キー、方向キー、及び機能キー等を含む操作部37と、送話器としてのマイクロホン(マイク)38とが設けられている。
【0026】
更に、下側本体33には、上記実施の形態で説明したスイッチ18が、ヒンジ部31の近傍に設けられている。このスイッチ18は、手動ではなく携帯電話機30を折り畳み操作に連動してオン/オフする構造であり、下側本体33を閉じたときに連動してスイッチ18が動作するように、上側本体32には突起39が設けられている。例えば、スイッチ18にはリードスイッチを用いることができ、突起39には磁石を用いることができる。
【0027】
図4に示すように、上側本体32の裏面(表示部34が設けられている面の反対側面)には、表示部14に相当する表示部34よりも小サイズの表示部40が設けられている。例えば、表示部34は2.2インチの表示サイズであり、表示部40は1.1インチの表示サイズである。携帯電話機30を折り畳んだとき、表示部40は外側になって露出するために外部から見えるが、表示部34は内側になるため、外部からは見えない。携帯電話として用いているとき、表示部40には時計表示、着信表示等が行われ、表示部34には電話番号、メール内容等の表示が行われる。なお、表示部40は上側本体32に代えて、下側本体33の裏面に設けられていてもよい。
【0028】
表示部40の近傍にはスイッチ19が設けられており、このスイッチ19を操作することによって携帯電話機能の表示からTV受信機能の表示に切り替わり、表示部40がTV画像の表示に用いられる。なお、携帯電話機能を利用中で、かつ、通話中である場合にはスイッチ19を操作しても、TV受信機能には切り替わらない。表示部40でTVを受信しているときには、携帯電話機30を折り畳んで見ることができるが、図4の状態から90°回転させた状態でTV画像を見ることになる。
【0029】
図5は、携帯電話機30の回路構成を示す。携帯電話機30は、図1に示した携帯型受像装置1に電話回路部50を追加した構成となっている。すなわち、携帯電話機30は、図1の携帯型受像装置1からアンテナ11a及び操作部21を除去した構成のTV受信回路部60に電話回路部50を組み合わせて構成されている。電話回路部50は、スピーカ35と、アンテナ36と、マイクロホン38と、無線部51と、切替スイッチ52と、音声処理部53と、及び記憶部54とを備えて構成されている。
【0030】
TV受信回路部60は、図1で説明したように、TV受信・復調回路11と、A/D(アナログ/デジタル)コンバータを含む構成のNTSC/PALデコーダ12と、Y/C・RGB変換部13と、このY/C・RGB変換部13に接続された表示部34,40と、NTSC/PALデコーダ12に接続されたスピーカ16と、全体を制御する制御部17と、表示部34又は40の一方を選択するためのスイッチ18(SW1)と、動作状態をテレビ受信と他の機能(例えば、電話機能)とを切り替えるスイッチ19(SW2)と、電源としての電池20と、この電池20に接続された電源スイッチ22とを備えて構成されている。
【0031】
TV受信・復調回路11は、アンテナ36を介して放送局からのTV映像を受信及び復調する。NTSC/PALデコーダ12は、TV受信・復調回路11により復調された映像信号をNTSC方式又はPAL方式の映像信号に変換する。Y/C・RGB変換部13は、NTSC/PALデコーダ12の出力信号を表示部34又は40に表示できる様にするためにRGBに変換し、フレーム毎の信号に切り出しを実行する。制御部17は、電源のオン/オフ、機能の選択に伴う表示部34,40の切り替え等を行うほか、携帯電話機30の全体の制御を実行する。NTSC/PALデコーダ12で抽出された音声信号は、不図示の増幅回路で増幅され、スピーカー16から音声として出力される。
【0032】
電話回路部50は、制御部17により制御され、電話機能、電子電話帳機能、携帯電話に付属するその他の機能を実行する。無線部51は、整合回路、送信回路、受信回路、変・復調回路、信号処理回路等をモジュール化したものであり、携帯電話網の基地局との間で音声信号やデータ信号の送受信を実行する。切替スイッチ52は、アンテナ36を、電話回路部50の動作時には無線部51に接続し、TV受信回路部60の動作時にはTV受信・復調回路11に接続する。この切替スイッチ52はスイッチ19に連動して動作する。
【0033】
音声処理部53は、無線部51からの音声信号をスピーカ35に出力すると共にマイクロホン38からの音声信号を無線部51へ送出する。無線部51では、音声処理部53からの音声信号を所定の送信信号に変調し、スイッチ52を介してアンテナ36から送信する。記憶部54は半導体メモリを用いて構成され、電話機能及びTV受信機能を実行するためのプログラムが格納されるほか、操作部37から入力した設定内容、ユーザーが入力した電話番号、受信したメール、ユーザーが作成したメール、インターネット等からダウンロードした内容等が記憶される。
【0034】
ここで、携帯電話機30を携帯電話として用いる場合について説明する。まず、上側本体32と下側本体33を開き、携帯電話機30を図3の状態にする。ついで、スイッチ22を操作して電源オンにし、更に、スイッチ19を操作して電話機能をオンにする。この操作によりアンテナ36は無線部51に接続される。次に、電源操作部37の数字キーを操作して通話先の電話番号を入力し、オフフックボタンを押し、オフフックにする。制御部17は無線部51を送信状態にし、入力された電話番号を所定の送信信号に変調して送信し、基地局との接続を開始する。
【0035】
通話先との接続が完了すると通話が可能になり、マイクロホン38からの音声は音声処理部53及び無線部51で処理されて送信される。同時に、アンテナ36で受信された基地局からの受信信号は、無線部51によって制御信号及び音声信号に復調され、その内の制御信号は制御部54に送出され、また音声信号は音声処理部53で処理された後、音声としてスピーカ35から出力される。
【0036】
図6は、携帯電話機30における処理を示す。図6と図2の相違点は、S112に代えてS203を設け、更に、S108,S109に代えてS201,S202を設けたことにある。S112は、携帯電話機能であり、通話(又はデータ通信)、電子メール作成、入力操作(電話番号入力等)等の処理が実行可能である。S201,S202は、表示部40と表示部34の切り替えを行うステップである。
【0037】
図5及び図6を参照して、携帯電話機30の動作を説明する。まず、ユーザは上側本体32と下側本体33を開き、図3の状態にする。このとき、突起39がスイッチ18の先端部から離れるため、スイッチ18は自動的にオフになる(S107)。ついで、ユーザはスイッチ22を操作し(S101)、携帯電話機30を電源オンにする(S102)。この状態では、電話回路部50又はTV受信回路部60の何れかが動作可能な状態になる。
【0038】
ユーザは電話機能を利用するときには、上側本体32と下側本体33を開いたまま使用する。また、TV受信機能を利用するときには、携帯電話機30を折り畳んだ状態で使用する。折り畳むことにより、スイッチ18がオンになり、自動的に表示画面として表示部40が選択される。
【0039】
ここで、ユーザがTV受信機能を選択したとする。そのためにスイッチ19が操作されると(S103)、制御部17はTV受信回路部60に電源供給を行い(S104)、テレビ受信を開始し、表示部40に画像を表示させる(S105)。放送局の選択は、操作部37の数字キー等を操作することにより可能である。TV受信の際の図5におけるTV受信回路部60の動作は、図1で説明した通りである。
【0040】
TV受信機能にあるとき、携帯電話機30の電池使用可能時間を長くするためには、消費電力の小さい表示部40を用いるのが望ましい。しかし、番組内容によっては、大画面で迫力のある画像を楽しんだり、判読しにくい文字を大きくして見たい場合がある。このような場合には、TV受信機能の実行中に携帯電話機30を開き、表示部34が利用できるようにすればよい(S107、S201、S202)。表示部34に表示機能が移ると同時に、表示部40はオフ状態になる。
【0041】
TV受信動作中(S106〜S109の処理中)にスイッチ19が切り替えられると(S110)、TV受信回路部60への電源供給が止められる(S111)と同時に、電話回路部50が動作状態になる(S203)。その後、スイッチ19が切り替えられたか否か(TV受信機能に切り替えられたか否か)の判定(S113)、及び電源スイッチ22がオフにされたか否かの判定(S114)が行われる。スイッチ19が切り替えられればS104に処理が戻されてTV受信が行われ、電源スイッチ22がオフにされていれば主電源のオフを判定し、携帯電話機30の各回路への電源供給を停止し、全ての処理が終了する。
【0042】
なお、上記実施の形態においては、携帯端末装置として、携帯電話機を例にしたが、携帯電話機30に代えて、PHS電話機やPDAを用いることができる。また、携帯型受像装置として、大小2つの表示部を有するTV受信専用の装置を示したが、本発明はこの形態に限定されるものではなく、例えば、ノートパソコンや電子辞書にTV画像を主として表示する小サイズの第2の表示部を設けた装置であってもよい。
【0043】
また、図5では、アンテナ36を電話回路部50とTV受信回路部60で共用する構成としたが、回路部毎にアンテナを有する構成であってもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上より明らかなように、本発明の携帯型受像装置によれば、画面サイズの異なる第1又は第2の表示部を備えているため、第1又は第2の表示部をユーザーが任意に選択して、選択した表示部に受信画像を表示させることができる結果、画面サイズの小さい第2の表示部を選択した場合、携帯型受像装置の電池による作動時間を延ばすことができ、長時間のTV鑑賞が可能になる。また、画面サイズの大きい第1の表示部を選択することで、画像上の文字を読みやすくしたり、大画面で迫力のある画像を楽しむことができる。
【0045】
更に、本発明の携帯端末装置によれば、携帯端末装置は、電話とテレビジョン受信機能、及び画面サイズの異なる2つの表示部を備え、第1の切替手段によりTV受信機能が選択されているとき、第2の切替手段によって第1の表示部又は第2の表示部を任意に選択できる構成にしたので、1台に電話機とテレビ受像機の機能を組み込むことができ、しかも、テレビジョン受信機能の実行時に画面サイズの小さい第2の表示部を選択すれば、消費電力が少ないために長時間のTV鑑賞が可能になり、画面サイズの大きい第1の表示部を選択すれば、画像上の文字を読みやすくしたり、大画面で迫力のある画像を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る携帯型受像装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の携帯型受像装置の処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態に係る携帯端末装置の展開状態における正面外観図である。
【図4】図3の携帯端末装置の折り畳み時の外観図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る携帯端末装置としての携帯電話機の回路構成を示すブロック図である。
【図6】図5の携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯型受像装置
11 TV受信・復調回路
11a アンテナ
12 NTSC/PALデコーダ
13 Y/C・RGB変換部
14,15 表示部
16 スピーカ
17 制御部
18 スイッチ18(SW1)
19 スイッチ19(SW2)
20 電池
21 操作部
22 電源スイッチ
30 携帯電話機
31 ヒンジ部
32 上側本体
33 下側本体
34,40 表示部
35 スピーカ
37 操作部
38 マイクロホン(マイク)
39 突起
50 電話回路部
51 無線部
52 切替スイッチ
53 音声処理部
54 記憶部
60 TV受信回路部

Claims (10)

  1. テレビジョン放送を受信して信号処理等を行うと共に受信画像を所定の受信方式に変換する受信部と、
    前記受信部によって得られた受信画像を表示する第1の表示部と、
    前記受信部によって得られた受信画像を表示すると共に、前記第1の表示部よりも小さい表示画面サイズを有する第2の表示部と、
    前記第1の表示部又は前記第2の表示部を選択する表示切替手段とを備え、
    電池を電源にした動作が可能なことを特徴とする携帯型受像装置。
  2. 前記第1及び第2の表示部は、RGB方式による受像回路を備えていることを特徴とする請求項1記載の携帯型受像装置。
  3. 前記第1及び第2の表示部は、前記受信部が他の機能部に切り替えられたとき、前記他の機能部により生成された画像を表示することを特徴とする請求項1又は2記載の携帯型受像装置。
  4. 移動通信に対応した電話機能を備え、電池を電源にして動作する携帯端末装置において、
    無線による送受信処理を行う無線部、前記無線部と受話器及び送話器との間の音声処理を行う音声処理部を備えて構成される電話回路部と、
    テレビジョン放送を受信して信号処理を行うと共に所定の受信方式に変換する受信部と、
    前記電話回路部又は前記受信部の一方を選択する第1の切替手段と、
    前記受信部によって得られた受信画像を表示する第1の表示部と、
    前記受信部によって得られた受信画像を表示すると共に、前記第1の表示部よりも小さい表示画面サイズを有する第2の表示部と、
    前記第1の切替手段により前記受信部が選択されているときに前記第1の表示部又は前記第2の表示部を選択する第2の切替手段と、
    前記電話回路部及び前記受信部を内蔵すると共に、前記第1の切替手段、前記第2の切替手段、前記第1の表示部、及び前記第2の表示部が所定の位置に設置された筐体とを備えることを特徴とする携帯端末装置。
  5. 前記筐体は、前記第1の表示部が内面に設けられた上側本体と、操作部が内面に設けられた下側本体とが、ヒンジ部で蝶着された折り畳み型であることを特徴とする請求項4記載の携帯端末装置。
  6. 前記第2の表示部は、前記上側本体又は前記下側本体の裏面に設けられていることを特徴とする請求項5記載の携帯端末装置。
  7. 前記第2の切替手段は、前記筐体の開閉状態に応じて作動するスイッチであることを特徴とする請求項4記載の携帯端末装置。
  8. 前記スイッチは、前記上側本体又は前記下側本体の一方に設けられた機械式のスイッチと、折り畳んだときに前記スイッチに対向する位置の前記上側本体又は前記下側本体の他方に設けられた突起とを備えて構成されることを特徴とする請求項7記載の携帯端末装置。
  9. 前記スイッチは、前記上側本体又は前記下側本体の一方に設けられたリードスイッチと、折り畳んだときに前記リードスイッチに対向する位置の前記上側本体又は前記下側本体の他方に設けられた永久磁石とを備えて構成されることを特徴とする請求項7記載の携帯端末装置。
  10. 前記受信部及び前記筐体は、携帯電話機又はPHS(Personal Handyphone System)電話機に対応していることを特徴とする請求項4記載の携帯端末装置。
JP2003179721A 2003-06-24 2003-06-24 携帯型受像装置及び携帯端末装置 Pending JP2005020178A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003179721A JP2005020178A (ja) 2003-06-24 2003-06-24 携帯型受像装置及び携帯端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003179721A JP2005020178A (ja) 2003-06-24 2003-06-24 携帯型受像装置及び携帯端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005020178A true JP2005020178A (ja) 2005-01-20

Family

ID=34180976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003179721A Pending JP2005020178A (ja) 2003-06-24 2003-06-24 携帯型受像装置及び携帯端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005020178A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3769555B2 (ja) 携帯型受像装置及び携帯端末装置
JP5151976B2 (ja) 携帯電話機
KR101124826B1 (ko) 휴대 전화기, 표시 방법, 및 프로그램이 수록된 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록 매체
CN1674614B (zh) 终端装置
JP2006134187A (ja) 携帯型電子機器
JP4188775B2 (ja) 携帯端末、番組映像表示方法及び番組映像表示プログラム
JP4104474B2 (ja) 携帯電話機
JP2005020178A (ja) 携帯型受像装置及び携帯端末装置
JP4498115B2 (ja) 携帯端末装置
KR200427246Y1 (ko) 디엠비 휴대폰용 휴대형 보조 모니터장치
KR100365852B1 (ko) 듀얼 엘씨디를 가진 휴대 전화기
JP4749202B2 (ja) 携帯通信端末
KR100841292B1 (ko) 휴대 디지털 멀티미디어 방송 수신기
KR100591811B1 (ko) 주화면 및 부화면에 상이한 채널의 텔레비젼 신호를재생하는 이동통신 단말기
JP2005101879A (ja) 携帯電話装置
JP4781735B2 (ja) 携帯電話機
KR200244701Y1 (ko) 티브이 수신 가능한 피이.디이.에이용 무선 확장팩
KR100605957B1 (ko) 이어마이크를 구비한 무선 단말기 및 그 동작 방법
JP2005045732A (ja) 携帯端末
JP5465138B2 (ja) 表示端末装置及びプログラム
JP5575282B2 (ja) 携帯電話機
JP2005252774A (ja) テレビ付き携帯電話機
JP2005109617A (ja) 通信端末装置およびその信号処理のプログラム
JP5331651B2 (ja) 携帯通信端末、tvチューナ制御プログラムおよびtvチューナ制御方法
JP2005303948A (ja) 携帯端末及び携帯端末における放送受信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060606