JP2005019904A - 冷却装置 - Google Patents

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JP2005019904A JP2003185993A JP2003185993A JP2005019904A JP 2005019904 A JP2005019904 A JP 2005019904A JP 2003185993 A JP2003185993 A JP 2003185993A JP 2003185993 A JP2003185993 A JP 2003185993A JP 2005019904 A JP2005019904 A JP 2005019904A
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Hiromasa Ashitani
博正 芦谷
Masao Nakano
雅夫 中野
Akira Ikeda
明 池田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】発熱体の発熱温度分布に対応して吸熱し冷却することが可能で、ピーク値のある温度分布を有する発熱体に対して熱交換性能を向上させる。
【解決手段】半導体装置2に熱結合されて熱交換室12で冷媒に吸熱させる吸熱器1と、吸熱器1から冷媒を導いて放熱させる放熱器と、放熱器で放熱された冷媒を吸熱器1に移送する第1冷媒移送管5と、前記吸熱器で吸熱された冷媒を放熱器に移送する第2冷媒移送管6と、第1冷媒移送管5に設けられた冷媒ポンプとを具備した冷却装置であって、吸熱器1の一端側に第1冷媒移送管5を接続して熱交換室12に冷媒入口13を開口するとともに、他端側に第2冷媒移送管6を接続して熱交換室12に冷媒出口14を開口し、熱交換室12の底部伝熱面に、半導体装置2の高発熱部2aに対応する中央部を通過するガイド溝15を形成し、冷媒入口13から流入された冷媒を前記中央部に案内するように構成した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば電子機器に搭載されて高温となる発熱体、たとえばMPUやCPUなどの半導体装置を放熱させるための冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば特許文献1には、ノートパソコンなどのパーソナルコンピュータに組み込まれ、半導体装置などの発熱体から放熱させるための冷却装置が開示されている。
【0003】
この冷却装置において、CPUなどの発熱体に伝熱パッドを介して取り付けられた吸熱部は、蓋により閉鎖された有底状の筐体の一端側に冷媒入口が形成され、他端側に冷媒出口が形成されたものである。液体冷媒が流送される筐体内の吸熱空間は、一定の厚みを有する矩形平板状に形成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−314279号公報(図3)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、半導体装置は近年小型化が進み中央部に主要な機能部が収められていることから、周辺部に比較して中央部の発熱量が多い。上記従来の吸熱器では、吸熱空間が一定の厚みを有する矩形平板状に形成されているため、熱交換室の中央部がピークとなる温度分布が生じており、冷却効率が低いという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決して、発熱体の発熱温度分布に対応して吸熱し冷却することが可能で、ピークのある温度分布を有する発熱体に対する熱交換性能を向上させることができる冷却装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、発熱体に熱結合されて熱交換室で冷媒に吸熱させる吸熱器と、前記吸熱器から冷媒を導いて放熱させる放熱器と、前記放熱器で放熱された冷媒を吸熱器に移送する第1冷媒移送管と、前記吸熱器で吸熱された冷媒を放熱器に移送する第2冷媒移送管と、第1冷媒移送管に設けられた冷媒ポンプとを具備した冷却装置であって、前記吸熱器の一端側に第1冷媒移送管を接続して熱交換室に冷媒入口を開口するとともに、他端側に第2冷媒移送管を接続して熱交換室に冷媒出口を開口し、前記熱交換室の底部で発熱体の高発熱部に対応する伝熱面の部位に、冷媒入口から流入された冷媒を案内するガイド溝を形成したものである。
【0008】
上記構成によれば、ガイド口から流入した冷媒が、ガイド溝を介して発熱体の高発熱部に対応する伝熱面の部位を通過するので、発熱体の高発熱部を中心に効果的に吸熱冷却して、発熱体の発熱温度分布に応じて冷却して、熱交換室内の温度分布を均一にすることができ、ピークのある温度分布の発熱体に対する熱交換性能を向上させることができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、発熱体に熱結合されて熱交換室で冷媒に吸熱させる吸熱器と、前記吸熱器から冷媒を導いて放熱させる放熱器と、前記放熱器で放熱された冷媒を吸熱器に移送する第1冷媒移送管と、前記吸熱器で吸熱された冷媒を放熱器に移送する第2冷媒移送管と、第1冷媒移送管に設けられた冷媒ポンプとを具備した冷却装置であって、前記吸熱器の一端側に第1冷媒移送管を接続して熱交換室に冷媒入口を開口するとともに、他端側に第2冷媒移送管を接続して熱交換室に冷媒出口を開口し、前記発熱体に熱結合された伝熱室の底部伝熱面を凹状に形成して、その最深部を発熱体の高発熱部に対応する部位に配置したものである。
【0010】
上記構成によれば、発熱体の高発熱部に対応する部位を熱交換室の凹状伝熱面の最深部とすることにより、冷媒を発熱体の高発熱部に対応する部位に集中させることができ、これにより発熱体の高発熱部を中心に効果的に吸熱冷却して、発熱体の発熱温度分布に対応して冷却して、熱交換室内の温度分布を均一にすることができ、ピークのある温度分布の発熱体に対する熱交換性能を向上させることができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、発熱体に熱結合されて熱交換室で冷媒に吸熱させる吸熱器と、この吸熱器から冷媒を導いて放熱させる放熱器と、前記放熱器で放熱された冷媒を吸熱器に移送する第1冷媒移送管と、前記吸熱器で吸熱された冷媒を放熱器に移送する第2冷媒移送管と、第1冷媒移送管に設けられた冷媒ポンプとを具備した冷却装置であって、前記吸熱器の一端側に第1冷媒移送管を接続して熱交換室に冷媒入口を開口するとともに、他端側に第2冷媒移送管を接続して熱交換室に冷媒出口を開口し、前記熱交換室内に、冷媒入口から流入した冷媒を、発熱体の高発熱部に対応する伝熱面の部位に案内するガイドフィンを設けたものである。
【0012】
上記構成によれば、ガイドフィンにより、冷媒入口から流入した冷媒を発熱体の高発熱部に対応する伝熱面の部位に集中して案内することができ、これにより発熱体の高発熱部を中心に効果的に吸熱冷却して、発熱体の発熱温度分布に対応して冷却して、熱交換室内の温度分布を均一にすることができ、ピークのある温度分布の発熱体に対する熱交換性能を向上させることができる。
【0013】
請求項4記載の発明は、放熱器からの冷媒を冷媒ポンプにより、発熱部に対応して配置された吸熱器に送り、該吸熱器で発熱部からの熱を吸収して冷媒をの少なくとも一部を蒸発させ、この冷媒を放熱器に戻して冷却させ凝縮させる冷却装置であって、発熱体に熱結合されて熱交換室で冷媒に吸熱させる吸熱器と、この吸熱器から冷媒を導いて放熱させる放熱器と、前記放熱器で放熱された冷媒を吸熱器に移送する第1冷媒移送管と、前記吸熱器で吸熱された冷媒を放熱器に移送する第2冷媒移送管と、第1冷媒移送管に設けられた冷媒ポンプとを具備した冷却装置であって、前記吸熱器に第1冷媒移送管を接続して熱交換室に冷媒入口を開口するとともに、第2冷媒移送管を接続して熱交換室に冷媒出口を開口し、少なくとも冷媒入口を、発熱体の高発熱部に対応する伝熱面の部位に冷媒を吹き付け可能な位置に設けたものである。
【0014】
上記構成によれば、冷媒入口から冷媒を、発熱体の高発熱部に対応する伝熱面の部位に冷媒を吹き付けることにより、発熱体の高発熱部を中心に効果的に吸熱冷却して、発熱体の発熱温度分布に対応して冷却でき、ピークのある温度分布の発熱体に対する熱交換性能を向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
ここで、本発明に係る冷却装置の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
【0016】
この冷却装置は、図5,図6に示すように、回路基板9上の発熱体であるCPUやMPUなどの半導体装置2に伝熱パッド(伝熱部材)3を介して密着して取り付けられ熱結合されて冷媒液に吸熱させる吸熱器1と、この吸熱器2から吸熱後の冷媒蒸気(以下、冷媒液と冷媒蒸気の混相流を含むものとする)を導入して放熱させる放熱器4と、前記放熱器4にて冷却凝縮された冷媒液を吸熱器1に移送する第1冷媒移送管5と、吸熱器1で加熱蒸発された冷媒蒸気を放熱器4に移送する第2冷媒移送管6と、第1冷媒移送管5の途中に介在された冷媒ポンプ7とが具備されている。
【0017】
そして、冷媒ポンプ7により、放熱器4で放熱凝縮された冷媒液が第1冷媒移送管5を介して吸熱器1に移送され、吸熱器1で半導体装置2の熱が吸収されて冷媒液が加熱蒸発される。そして吸熱後の冷媒蒸気が第2冷媒移送管6を介して放熱器4に移送され、放熱器4では、冷媒蒸気がフィン付き冷却パイプに導入されて、冷却用ファン装置8による冷却風により放熱されて凝縮される。このように吸熱器1→第2冷媒移送管6→放熱器4→第1冷媒移送管6→(冷媒ポンプ7)からなる冷媒の閉回路の循環サイクルが構成され、吸熱器1と放熱器4とでそれぞれ冷媒の蒸発と凝縮の潜熱作用により熱交換するもので、冷媒は空気と非接触の状態に構成されている。
【0018】
(吸熱器の第1実施例)
前記吸熱器1は、図1〜図3に示すように、平板状直方体の吸熱器本体11内に熱交換室12が形成されており、吸熱器本体11の一端側に第1冷媒移送管5が接続されて熱交換室12に冷媒入口13が開口され、他端側に第2冷媒移送管6が接続されて熱交換室12に冷媒出口14が形成され、これら冷媒入口13と冷媒出口14は、それぞれ幅方向の中央部で冷媒の流れ方向に沿う流送軸O上に配置されている。
【0019】
前記熱交換室12は、半導体装置2に伝熱パッド3を介して密着された底部伝熱面に、冷媒入口13から流入した冷媒液を案内する矩形断面のガイド溝15が、冷媒入口13から冷媒出口14まで流送軸Oに沿って連続して形成されている。前記半導体装置2は中央に高発熱部2hがあり、この高発熱部2hに対応する熱交換室12の伝熱面の中央部12hを通過するようにガイド溝15が形成されている。
【0020】
上記構成によれば、吸熱器1の熱交換室12で、冷媒液が冷媒入口13から流入してガイド溝15に案内され、このガイド溝15により多くの冷媒液が、半導体装置2の高発熱部2hに対応する伝熱面の中央部12hを通過することにより、半導体装置2からの発熱を、高発熱部2hを中心に吸熱して効果的に冷却することができる。これにより、熱交換室12における伝熱面の熱分布を均一化できて、中央部2hにピークのある温度分布の半導体装置2に対して、熱交換性能を向上させることができる。
【0021】
(吸熱器の第2の実施例)
本発明の冷却装置に採用される吸熱器の第2実施例を図6〜図8を参照して説明する。なお、第1の実施の形態で説明した部材と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0022】
半導体装置2に伝熱パッド3を介して密着された熱交換室12底部の伝熱面にガイド溝21が形成されており、このガイド溝21は、熱交換室12の伝熱面の全幅にわたる鈍角の逆三角形(鈍角のV字形)断面で、冷媒入口13から冷媒出口14まで流送軸Oに沿って連続して形成され、冷媒入口13から流入した冷媒液を冷媒出口14に向かって案内するように構成されている。前記半導体装置2は中央部に高発熱部2hがあり、この高発熱部2hに対応する熱交換室12の伝熱面の中央部12hを通過するようにガイド溝21が形成されている。
【0023】
上記構成によれば、前記ガイド溝21により第1の実施例と同一の作用効果を奏することができる。
(吸熱器の第3の実施例)
本発明の冷却装置に採用される吸熱器の第3実施例を図9〜図11を参照して説明する。なお、第1の実施の形態で説明した部材と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0024】
半導体装置2に伝熱パッド3を介して密着された熱交換室12底部の伝熱面は、冷媒入口13および冷媒出口14から熱交換室12の中央部下方に向かってそれぞれ傾斜されるとともに、左右の側面下辺部から熱交換室12の中央部下方に向かってそれぞれ傾斜されることにより、半導体装置2中央部の高発熱部2hに対応する伝熱面の中央部に最深部31aを有する凹状ガイド面(凹状)31に構成されている。これにより熱交換室12で流送軸Oに直交する横断面が、冷媒入口13から中央部まで漸次拡大されるとともに、中央部から冷媒出口14まで漸次縮小されることで、多量の冷媒を、半導体装置2の高発熱部2hに対応する熱交換室12の伝熱面の中央部12hに集中させることができ、より効果的に吸熱冷却することができる。
【0025】
上記構成によれば、冷媒入口13から熱交換室12に流入した冷媒液は、凹状ガイド面31に案内されて中央凹部31aに集中して流入させることができる。したがって、冷媒液により半導体装置2の高発熱部2hを中心に吸熱して半導体装置2を効果的に冷却することができ、中央にピークのある温度分布の半導体装置2に対して、熱交換性能を向上させることができる。
【0026】
なお、上記実施の形態では、凹状ガイド面31を逆四角錐状に形成したが、逆円錐状や段付き凹部状に形成してもよく、またその伝熱面を傾斜平面以外に、河岸段丘状や溝付き面に形成することもできる。
【0027】
(吸熱器の第4の実施例)
本発明の冷却装置に採用される吸熱器の第4実施例を図12〜図13を参照して説明する。なお、第1の実施の形態で説明した部材と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0028】
熱交換室12の冷媒出口13近傍で左右両側には、半導体装置2の高発熱部2hに対応する熱交換室12底部の伝熱面中央部に2枚のガイドフィン41が底部から天部にわたって設置されている。これらガイドフィン41は、上流側左右外側から下流側中央部に傾斜する板状体からなり、冷媒入口から流入された冷媒液を、半導体装置2の高発熱部2hに対応する熱交換室12の伝熱面中央部12hに集中して案内するように構成されている。
【0029】
上記構成によれば、冷媒入口13から熱交換室12に流入した冷媒液は、ガイドフィン41により案内されて伝熱面中央部に集中して流入させることができる。したがって、冷媒液により半導体装置2の高発熱部2hを中心に吸熱して半導体装置2を効果的に冷却することができ、熱交換室12における伝熱面の熱分布を均一化でき、中央にピークのある温度分布を有する半導体装置2に対して熱交換性能を向上させることができる。
【0030】
(吸熱器の第5の実施例)
本発明の冷却装置に採用される第5実施例を図14〜図15を参照して説明する。なお、第1の実施の形態で説明した部材と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0031】
前記吸熱器1は、矩形平板状の吸熱器本体51内に矩形平板状の熱交換室52が形成され、吸熱器本体51の天部51aの中心位置に冷媒移送用二重管53が接続されて開口されている。この冷媒移送用二重管53は、中心部に第1冷媒移送管5が接続された移送内管53aが配置されて熱交換室12に冷媒入口54が開口され、この移送内管53aに一定の流路空間をあけて、第2冷媒移送管6が接続された移送外管53bが同心状に外嵌されて熱交換室12に冷媒出口55が開口されている。この冷媒出口55は、移送内管53aの先端部が移送外管53bより内側に突出されていることから、冷媒入口54の周囲上方部に開口されることになる。
【0032】
半導体装置2に密着された熱交換室52の底部51bで熱交換室52の伝熱面には、平面視で波形状の多数の伝熱促進用で三角形断面の溝58が互いに平行に同一ピッチで形成された伝熱促進部57が設けられており、冷媒入口54から吹き付けられた冷媒液を拡散させるとともに、伝熱面積を拡大して冷媒液への伝熱効果を高めている。また、冷媒入口13は、半導体装置2の高発熱部2hに対応する伝熱面中央部52hの直上部に開口されて、半導体装置2の高発熱部2hに集中して冷媒を吹き付けるように構成されている。
【0033】
したがって、移送内管53aから移送された冷媒液は、冷媒入口54から噴出されて伝熱面中央部の伝熱促進部57で高発熱部2hの対応部位に略直角方向から吹き付けられ、衝突して周囲に拡散され四方八方に分散されるとともに、伝熱促進用の溝58表面に冷媒液が接触されて吸熱蒸発される。さらに吸熱後の冷媒蒸気は熱交換室52の外周側から迂回されて冷媒出口55から移送外管53bに排出される。
【0034】
上記構成によれば、放熱器4から吸熱器1に冷媒液を移送する第1冷媒移送管53aと、吸熱器1から放熱器4に冷媒蒸気を移送する第2冷媒移送管53bとを同心状に一体化した冷媒移送用二重管53を使用することで、半導体装置2の周辺の配管をコンパクト化することができ、設計の自由度を向上させることができる。またこの冷媒移送用二重管53を熱交換室52の天部51aに接続して冷媒入口54を開口させ、伝熱促進部57に冷媒液を噴流状態で吹き付けるように構成したので、衝突後の攪拌分散効果により、沸騰現象による気泡の形成を促進させることができる。また伝熱促進部57の溝56により伝熱面積が増大されることにより、吸熱器1における放熱性能の向上を図り、冷媒液への伝熱効果を高め、ピークのある温度分布を有する半導体装置2に対する熱交換性能を向上させることができる。さらにまた、半導体装置2の高発熱部2hに対応する伝熱促進部58の伝熱面中央部に、冷媒液を吹き付けて、半導体装置2の高発熱部2hをより効果的に冷却して伝熱促進部57における温度分布の均一化を図り、効率良く半導体装置2を冷却することができる。
【0035】
なお、上記構成で冷媒移送用二重管53を採用したが、第1冷媒移送管5のみを天部51aに接続して冷媒入口54を開口させ、第2冷媒移送管6を他の部分に接続して冷媒出口を他の位置に開口させた構成であってもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上に述べたごとく請求項1記載の発明によれば、発熱体の高発熱部に対応する部位を熱交換室の凹状伝熱面の最深部とすることにより、冷媒を発熱体の高発熱部に対応する部位に集中させることができ、これにより発熱体の高発熱部を中心に効果的に吸熱冷却して、発熱体の発熱温度分布に対応して冷却して、熱交換室内の温度分布を均一にすることができ、ピークのある温度分布の発熱体に対する熱交換性能を向上させることができる。
【0037】
請求項2記載の発明によれば、発熱体の高発熱部に対応する部位の熱交換室の横断面を、他の部位より大きくすることにより、冷媒を発熱体の高発熱部に対応する部位に集中させることができ、これにより発熱体の高発熱部を中心に効果的に吸熱冷却して、発熱体の発熱温度分布に対応して冷却して、熱交換室内の温度分布を均一にすることができ、ピークのある温度分布の発熱体に対する熱交換性能を向上させることができる。
【0038】
請求項3記載の発明によれば、ガイドフィンにより、冷媒入口から流入した冷媒を発熱体の高発熱部に対応する伝熱面の部位に集中して案内することができ、これにより発熱体の高発熱部を中心に効果的に吸熱冷却して、発熱体の発熱温度分布に対応して冷却して、熱交換室内の温度分布を均一にすることができ、ピークのある温度分布の発熱体に対する熱交換性能を向上させることができる。
【0039】
請求項4記載の発明によれば、冷媒入口から冷媒を、発熱体の高発熱部に対応する伝熱面の部位に冷媒を吹き付けることにより、発熱体の高発熱部を中心に効果的に吸熱冷却して、発熱体の発熱温度分布に対応して冷却でき、ピークのある温度分布の発熱体に対する熱交換性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷却装置の実施の形態における吸熱器の第1の実施例を示す平面断面図である。
【図2】同吸熱器の中央縦断面図である。
【図3】図1に示すA−A断面図である。
【図4】同冷却装置の全体構成図である。
【図5】同半導体装置と吸熱器の分解斜視図である。
【図6】同吸熱器の第2の実施例を示す平面断面図である。
【図7】同吸熱器の中央縦断面図である。
【図8】図6に示すB−B断面図である。
【図9】同吸熱器の第3の実施例を示す平面断面図である。
【図10】同吸熱器の中央縦断面図である。
【図11】図9に示すC−C断面図である。
【図12】同吸熱器の第4の実施例を示す平面断面図である。
【図13】同吸熱器の中央縦断面図である。
【図14】同吸熱器の第5の実施例を示す中央縦断面図である。
【図15】同吸熱器の平面断面図である。
【図16】同吸熱器を採用した冷却装置の構成図である。
【符号の説明】
O 流送軸
1 吸熱器
2 半導体装置
2h 高発熱部
4 放熱器
5 第1冷媒移送管
6 第2冷媒移送管
7 冷媒ポンプ
8 冷却用ファン装置
11 吸熱器本体
12 熱交換室
12h 伝熱面中央部
13 冷媒入口
14 冷媒出口
15 ガイド溝
21 ガイド溝
31 凹状ガイド面
31a 最深部
41 ガイドフィン
51 吸熱器本体
51a 天部
51b 底部
53 冷媒移送用二重管
53a 第1冷媒移送管
53b 第2冷媒移送管
54 冷媒入口
55 冷媒出口
56 伝熱促進用の溝
57 伝熱促進部

Claims (4)

  1. 発熱体に熱結合されて熱交換室で冷媒に吸熱させる吸熱器と、前記吸熱器から冷媒を導いて放熱させる放熱器と、前記放熱器で放熱された冷媒を吸熱器に移送する第1冷媒移送管と、前記吸熱器で吸熱された冷媒を放熱器に移送する第2冷媒移送管と、第1冷媒移送管に設けられた冷媒ポンプとを具備した冷却装置であって、
    前記吸熱器の一端側に第1冷媒移送管を接続して熱交換室に冷媒入口を開口するとともに、他端側に第2冷媒移送管を接続して熱交換室に冷媒出口を開口し、前記熱交換室の底部で発熱体の高発熱部に対応する伝熱面の部位に、冷媒入口から流入された冷媒を案内するガイド溝を形成した
    ことを特徴とする冷却装置。
  2. 発熱体に熱結合されて熱交換室で冷媒に吸熱させる吸熱器と、前記吸熱器から冷媒を導いて放熱させる放熱器と、前記放熱器で放熱された冷媒を吸熱器に移送する第1冷媒移送管と、前記吸熱器で吸熱された冷媒を放熱器に移送する第2冷媒移送管と、第1冷媒移送管に設けられた冷媒ポンプとを具備した冷却装置であって、
    前記吸熱器の一端側に第1冷媒移送管を接続して熱交換室に冷媒入口を開口するとともに、他端側に第2冷媒移送管を接続して熱交換室に冷媒出口を開口し、前記発熱体に熱結合された伝熱室の底部伝熱面を凹状に形成して、その最深部を発熱体の高発熱部に対応する部位に配置した
    ことを特徴とする冷却装置。
  3. 発熱体に熱結合されて熱交換室で冷媒に吸熱させる吸熱器と、この吸熱器から冷媒を導いて放熱させる放熱器と、前記放熱器で放熱された冷媒を吸熱器に移送する第1冷媒移送管と、前記吸熱器で吸熱された冷媒を放熱器に移送する第2冷媒移送管と、第1冷媒移送管に設けられた冷媒ポンプとを具備した冷却装置であって、
    前記吸熱器の一端側に第1冷媒移送管を接続して熱交換室に冷媒入口を開口するとともに、他端側に第2冷媒移送管を接続して熱交換室に冷媒出口を開口し、前記熱交換室内に、冷媒入口から流入した冷媒を、発熱体の高発熱部に対応する伝熱面の部位に案内するガイドフィンを設けた
    ことを特徴とする冷却装置。
  4. 放熱器からの冷媒を冷媒ポンプにより、発熱部に対応して配置された吸熱器に送り、該吸熱器で発熱部からの熱を吸収して冷媒をの少なくとも一部を蒸発させ、この冷媒を放熱器に戻して冷却させ凝縮させる冷却装置であって、
    発熱体に熱結合されて熱交換室で冷媒に吸熱させる吸熱器と、この吸熱器から冷媒を導いて放熱させる放熱器と、前記放熱器で放熱された冷媒を吸熱器に移送する第1冷媒移送管と、前記吸熱器で吸熱された冷媒を放熱器に移送する第2冷媒移送管と、第1冷媒移送管に設けられた冷媒ポンプとを具備した冷却装置であって、
    前記吸熱器に第1冷媒移送管を接続して熱交換室に冷媒入口を開口するとともに、第2冷媒移送管を接続して熱交換室に冷媒出口を開口し、
    少なくとも冷媒入口を、発熱体の高発熱部に対応する伝熱面の部位に冷媒を吹き付け可能な位置に設けた
    ことを特徴とする冷却装置。
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