JP2005018721A - 車両管理装置、車両管理方法および車両管理プログラム - Google Patents

車両管理装置、車両管理方法および車両管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自車両が現に迎えている局面を正確に判定すること。
【解決手段】現在位置取得部23は、GPS1から自車両の現在位置を取得し、地図情報取得部24は、GPS1から自車両位置近傍の地図情報を取得する。送信部21は、現在位置取得部23が取得した現在位置をもとに拡散符号を作成し、作成した拡散符号を用いてスペクトラム拡散した信号波をアンテナ3から送信する。一方、他車両からの信号波はアンテナ4を介して受信され、受信部22は受信した信号波を逆拡散可能な拡散符号を求め、逆拡散符号によって示された他車両の情報を局面判定部25に送信する。局面判定部25は、他車両の情報、自車両の位置および近傍の地図情報をもとに自車両が迎えている局面を判定し、判定結果によって警告もしくは制御処理を実行する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、他車両と自車両との位置関係を管理する車両管理装置、車両管理方法および車両管理プログラムに関し、特に、自車両が現に迎えている局面を正確に判定可能な車両管理装置、車両管理方法および車両管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車(車両)事故の予防を目的として、自車両と他車両との距離を算出し、必要に応じて運転者に通知する技術が知られている。例えば、電波を用いたレーダを使用する場合では、自車両の前方や後方に電波を照射し、反射波を受信するまでの時間を計測することで、前方の車両や後方の車両との車間距離を算出することができる。
【0003】
また、車両間の通信を利用して車間距離を求める技術として、特許文献1に示された車々間通信装置では、自車両にとって必要な情報のみを受信し、他車両との距離を求める技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−269886号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、自動車事故を防止するためには、前方、後方の車間距離のみならず、車両の走行状態、すなわち自車両が現に迎えている局面(シチュエーション)を正確に把握する必要がある。例えば、レーダを用いた車間距離の計測では、交差点で建物の影にいる車両などを見落とす危険がある。
【0006】
また、位置情報のみに基づいて必要な情報を選択すると、道路の状態などから考えて危険がない場合であっても自車両近傍に他車両が存在するとして警報を出力してしまうという問題が生ずる。
【0007】
すなわち、上述した従来の車間距離の算出と、車間距離に依存した危険判定では、自車両が現に迎えている局面を正確に特定することができず、危険を判断する精度が落ちるという問題点があった。
【0008】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、自車両が現に迎えている局面を正確に判定可能な車両管理装置、車両管理方法および車両管理プログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係る車両管理装置は、他車両と自車両との位置関係を管理する車両管理装置であって、他車両が送信した車両情報を受信する車両情報受信手段と、自車両の位置情報を取得する自車両位置取得手段と、前記車両情報受信手段が受信した他車両の情報および前記自車両位置取得手段が取得した自車両の位置情報に基づいて、前記自車両が現に迎えている局面を判定する局面判定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
この請求項1の発明によれば、車両管理装置は、他車両が送信した車両情報を受信し、自車両の位置情報を取得し、他車両の情報と自車両の位置情報とをもとに自車両が現に迎えている局面の判定を行う。
【0011】
また、請求項2の発明に係る車両管理装置は、請求項1の発明において、前記自車両位置取得手段が取得した自車両の位置情報を他の車両に対して送信する車両情報送信手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0012】
この請求項2の発明によれば、車両管理装置は、少なくとも自車両の位置情報を他車両に送信し、他車両における局面判定を補助する。
【0013】
また、請求項3の発明に係る車両管理装置は、請求項1または2の発明において、前記自車両の現在位置近傍における地図情報を取得する地図情報取得手段をさらに備え、前記局面判定手段は、前記地図情報をさらに用いて前記自車両が現に迎えている局面を判定することを特徴とする。
【0014】
この請求項3の発明によれば、車両管理装置は、自車両の現在位置近傍の地図情報をさらに用いて自車両が迎えている局面を判定することができる。
【0015】
また、請求項4の発明に係る車両管理装置は、請求項1,2または3の発明において、前記車両情報受信手段は、前記車両情報によって決定される拡散符号を用いてスペクトラム拡散された信号波を受信し、該受信した信号波を逆拡散可能な拡散符号をもとめることで前記車両情報を算出することを特徴とする。
【0016】
この請求項4の発明によれば、車両情報によって決定される拡散符号を用いてスペクトラム拡散された信号波を受信し、受信した信号波を逆拡散可能な符号を算出し、算出した符号から他車両の車両情報を読み取る。
【0017】
また、請求項5の発明に係る車両管理装置は、請求項4の発明において、前記車両情報受信手段は、前記自車両位置取得手段が取得した自車両位置および自車両が現に迎えている局面に基づいて前記逆拡散に用いる拡散符号の優先順位を設定することを特徴とする。
【0018】
この請求項5の発明によれば、他車両によってスペクトラム拡散された信号波を受信した場合に、自車両の位置や状態によって逆拡散に使用する符号の優先順位を設定し、自車両にとって危険な車両を優先的に検出する。
【0019】
また、請求項6の発明に係る車両管理装置は、請求項4または5の発明において、前記車両情報送信手段は、前記自車両の位置情報によって決定される拡散符号を用いてスペクトラム拡散した信号波を送信することを特徴とする。
【0020】
この請求項6の発明によれば、自車両の情報を他車両に送信する場合に、自車両の位置情報によって定まる拡散符号を用いてスペクトラム拡散した信号波を送信する。
【0021】
また、請求項7の発明に係る車両管理装置は、請求項6の発明において、前記車両情報送信手段は、前記自車両の位置情報によって決定される拡散符号を用い、自車両の走行にかかる情報をスペクトラム拡散して送信することを特徴とする。
【0022】
この請求項7の発明によれば、自車両の情報を他車両に送信する場合に、自車両の位置情報によって定まる拡散符号を用い、自車両の走行にかかる情報をスペクトラム拡散して送信する。
【0023】
また、請求項8の発明に係る車両管理装置は、請求項7の発明において、前記車自車両の走行にかかる情報は、自車両の速度、方向、アクセル操作状態、ブレーキ操作状態、予定経路のうち少なくとも一つを有することを特徴とする。
【0024】
この請求項8の発明によれば、自車両の情報を他車両に送信する場合に、自車両の位置情報によって定まる拡散符号を用い、自車両の速度、方向、アクセル操作状態、ブレーキ操作状態、予定経路などをスペクトラム拡散して送信する。
【0025】
また、請求項9の発明に係る車両管理装置は、請求項1〜8の発明において、時刻を取得する時刻取得手段と、該時刻取得手段が取得した時刻と前記車両情報取得手段が取得した車両情報に含まれる時刻情報とを比較する時刻比較手段と、をさらに備え、前記局面判定手段は、当該時刻比較結果を用いて前記自車両が現に迎えている局面を判定することを特徴とする。
【0026】
この請求項9の発明によれば、他車両からの信号波を受信した場合に、受信した時刻と現在の時刻とを比較し、比較結果から車間距離を求めて自車両が迎えている局面を判定する。
【0027】
また、請求項10の発明に係る車両管理装置は、請求項9の発明において、前記車両情報送信手段は、自車両の位置情報を送信するタイミングを前記時刻取得手段が取得した時刻に基づいて決定することを特徴とする。
【0028】
この請求項10の発明によれば、車両管理装置は、自車両に関する情報を送信する場合に、現在時刻をもとに定まる所定のタイミングで送信をおこなう。
【0029】
また、請求項11の発明に係る車両管理装置は、請求項1〜10の発明において、前記局面判定手段は、前記自車両が現に迎えている局面をもとに自車両と衝突する危険がある車両を特定し、該車両を所定のモニタ上に表示することを特徴とする。
【0030】
この請求項11の発明によれば、自車両が現に迎えている局面を判定し、判定した局面をもとに自車両と衝突する危険がある車両を特定してカーナビゲーションシステムなどのモニタ上に表示する。
【0031】
また、請求項12の発明に係る車両管理装置は、請求項1〜11の発明において、前記車両情報送信手段および/または前記車両情報受信手段を他の装置と共用し、他の装置が送受信する情報に対してスペクトラム拡散および/または送受信タイミング制御を行うことで車両に関する情報を送受信することを特徴とする。
【0032】
この請求項12の発明によれば、車両管理装置は、車両情報の送受信手段を他の装置と共用し、他の装置が送受信する情報に対してスペクトラム拡散符号の設定や送受信のタイミング制御をおこなうことで自車両の情報を付加する。
【0033】
また、請求項13の発明に係る車両管理装置は、請求項1〜12の発明において、前記自車両位置取得手段、前記地図情報取得手段および/または前記時刻取得手段は他の装置に接続され、当該接続された装置から所望の情報を取得することを特徴とする。
【0034】
この請求項13の発明によれば、自車両の位置や地図情報、現在時刻を他の装置、たとえばGPSから取得する。
【0035】
また、請求項14の発明に係る車両管理方法は、他車両と自車両との位置関係を管理する車両管理方法であって、他車両が送信した車両情報を受信する車両情報受信工程と、自車両の位置情報を取得する自車両位置取得工程と、前記車両情報受信工程によって受信した他車両の情報および前記自車両位置取得工程によって取得した自車両の位置情報に基づいて、前記自車両が現に迎えている局面を判定する局面判定工程と、を含んだことを特徴とする。
【0036】
この請求項14の発明によれば、車両管理方法は、他車両が送信した車両情報を受信し、自車両の位置情報を取得し、他車両の情報と自車両の位置情報とをもとに自車両が現に迎えている局面の判定を行う。
【0037】
また、請求項15の発明に係る車両管理プログラムは、他車両と自車両との位置関係を管理する車両管理方法をコンピュータに実行させる車両管理プログラムであって、他車両が送信した車両情報を受信する車両情報受信手順と、自車両の位置情報を取得する自車両位置取得手順と、前記車両情報受信手順によって受信した他車両の情報および前記自車両位置取得手順によって取得した自車両の位置情報に基づいて、前記自車両が現に迎えている局面を判定する局面判定手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0038】
この請求項15の発明によれば、車両管理プログラムは、他車両が送信した車両情報を受信し、自車両の位置情報を取得し、他車両の情報と自車両の位置情報とをもとに自車両が現に迎えている局面の判定を行う処理をコンピュータに実行させる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照し、この発明に係る車両管理装置、車両管理方法および車両管理プログラムの好適な実施の形態について説明する。
【0040】
(実施の形態1)
まず、本実施の形態1に係る車両管理装置の概要構成について説明する。図1は、本実施の形態1に係る車両管理装置の概要構成を示す概要構成図である。同図に示すように、車両管理装置2は、GPS(Global Positioning System)1に接続され、アンテナ3,4を有する。さらに車両管理装置2は、その内部に送信部21、受信部22、現在位置取得部23、地図情報取得部24、局面判定部25、警告処理部26および制御処理部27を有する。
【0041】
現在位置取得部23および地図情報取得部24は、それぞれGPS1との通信によって自車両の現在位置および現在位置近傍の地図情報を取得する。送信部21は、現在位置取得部23が取得した現在位置を、アンテナ3を介して他の車両に送信する。
【0042】
一方、受信部22は、他の車両が送信した情報を、アンテナ4を介して受信して局面判定部25に送信する。局面判定部25は、現在位置取得部23が取得した現在位置、地図情報取得部24が取得した地図情報および受信部22が受信した他車両の情報をもとに、自車両が現に迎えている局面(シチュエーション)を判定する。
【0043】
警告処理部26は、局面判定部25による判定の結果、運転者などに警告を行う必要がある場合に必要な警告をおこなう処理部である。また、制御処理部27は、局面判定部25による判定の結果、自車両に対して何らかの制御処理、例えばブレーキ制御やアクセル制御を行う必要がある場合に必要な制御処理を実行する処理部である。
【0044】
つぎに、車両管理装置2における車両管理の概念について説明する。図2(a)は、実際の道路上における状態を示す図である。車両管理装置2は、この道路状態を把握することで、図2(b)に示すような局面データを作成する。図2(a)において、自車両30は、交差点に進入する直前であり、他車両31は交差点の右手から接近している。また、他車両32は、自車両30の反対車線から交差点に接近しており、他車両33は、交差点の左手から交差点に接近している。
【0045】
自車両30は、他車両31〜33が送信した車両情報を受信して、図2(b)に示した局面データを作成する。ここで、自車両30と他車両32とは対向しているため、自車両30は他車両32が発信した車両情報を直接に受信することができる。
【0046】
一方、自車両30が他車両31や他車両33から発信された車両情報を受信する際、交差点近傍の建造物に遮られ、直接に車両情報を受信することが困難な場合がある。そこで、交差点に建造物がある場合には、交差点に設置したパッシブトランスポンダなどによって他車両31,33から発信された車両情報の伝播方向を曲げて自車両30に受信させる。
【0047】
電波レーダのように自車両から発信した電波の反射波を受信して車間距離を算出する場合では、発信された電波は他車両に到達し、他車両で反射した電波が自車両に到達する必要がある。このように電波を往復させる方法では、往路、復路でそれぞれパッシブトランスポンダを介すると、S/N比が低下して通信に必要な信号強度を得られない。しかし、本実施の形態のような単方向の通信ではパッシブトランスポンダを介したとしても十分な信号強度を得ることができる。
【0048】
具体的には、他車両31が発信した車両情報は、パッシブトランスポンダ41を介して自車両30に到達する。また、他車両33が発信した車両情報は、パッシブトランスポンダ44を介して自車両30に到達する。さらにパッシブトランスポンダ41〜44は双方向性であるので、自車両30が発信した車両情報は各パッシブトランスポンダを介して他車両に受信される。
【0049】
ところで、図2(a)においては、交差点の各方向から進入する車両が相互に通信できるようにパッシブトランスポンダを交差点の角に4つ設置しているが、パッシブトランスポンダは必ずしも交差点の角に設ける必要はなく、各方向に伝播方向を振り分ける単一のパッシブトランスポンダを交差点の中央に配置するようにしても良い。
【0050】
また、交差点の見通しが良い場合や交差点での回折によって十分な強度の信号を受信できる場合には、必ずしもパッシブトランスポンダを設ける必要はない。さらに、交差点に進入可能な道路のうち、特定の道路について通信が困難である場合には、その通信が困難な道路に対してのみパッシブトランスポンダを設けるようにしても良い。
【0051】
他車両31〜33は、自らの位置情報や移動方向、速度などを車両情報として送信している。そこで、自車両30に搭載された車両管理装置2は、他車両31〜33から車両情報を受信し、自車両の位置などの情報や、地図情報を用いて局面データを作成することができる。図2(b)に示した局面データは、地図情報取得部24がGPS1から取得した地図情報50に、現在位置取得部23がGPS1から取得した位置情報を含む自車両情報30aを重ね合わせ、さらに他車両31の車両情報31a、他車両32の車両情報32a、他車両33の車両情報33aを重ね合わせている。
【0052】
このように、地図情報、自車両の情報および他車両の情報を組み合わせて用いることで、局面判定部25は、自車両が迎えている局面を正確に判定することができる。
【0053】
つぎに、車両管理装置2が送受信する車両情報について説明する。送信部21は、自車両の位置情報をもとに拡散符号を作成し、作成した拡散符号(コード)を用いてスペクトラム拡散した電波を送信する。また、受信部22は、受信した電波を逆拡散可能な拡散符号を求めることで、受信した電波から他車両の情報を読み出す。ここで、スペクトラム拡散される電波にも情報を持たせることができるので、例えば他の車載機器(例えば他車両との相対距離を検出するためのレーダ装置など)が送受信する電波に対して位置情報に基づいたスペクトラム拡散を施せば、他の車載機器とアンテナ3,4を共用し、異なる複数のデータを持たせた車両間通信を実現することができる。
【0054】
図3は、図1に示した送信部21および受信部22の内部構成を説明する説明図である。同図に示すように、送信部21は、その内部に送信データ作成部21a、スペクトラム拡散処理部21b、拡散符号作成部21cを有する。また、受信部22は、その内部に逆拡散処理部22a、逆拡散符号作成部22b、データ受信部22cおよび車両情報取得部22dを有する。
【0055】
拡散符号作成部21cは、現在位置取得部23と接続され、現在位置取得部23がGPS1から取得した自車両の位置情報をもとに拡散符号を作成する。また、送信データ作成部21aは、スペクトラム拡散元のデータを作成する。この送信データ作成部21が作成するデータは、車両管理装置2が生成する情報であっても良いし、上述したように他の車載機器が使用するデータであってもよい。また、なんら情報を有さない波形データとしてもよい。
【0056】
スペクトラム拡散処理部21bは、送信データ作成部21aが作成した送信データに対し、拡散符号作成部21cが作成した拡散符号を用いてスペクトラム拡散処理を実行する。さらに、スペクトラム拡散処理部21bは、スペクトラム拡散した電波を、アンテナ3を介して送信する。
【0057】
一方、逆拡散符号作成部22bは、アンテナ4を介して受信した電波の逆拡散に用いる逆拡散符号を作成する。また、逆拡散処理部22aは、逆拡散符号作成部22bが作成した逆拡散符号を用いて逆拡散処理を実行し、逆拡散によって得られた電波波形をデータ受信部22cに送信すると共に逆拡散に用いた逆拡散符号を車両情報取得部22dに送信する。
【0058】
ところで、車両情報によって拡散符号を変化させて通信するということは、換言するならば、逆拡散に使用すべき拡散符号が不明であるということである。そこで、アンテナ4を介して受信した電波をどの逆拡散符号で逆拡散できるか、すなわち、送信元の他車両がどのような拡散符号でスペクトラム拡散したかを知るため、逆拡散符号作成部22bは順次逆拡散符号を作成し、逆拡散処理部22aが逆拡散した際にスペクトラムピークを得られる逆拡散符号を探すこととなる。
【0059】
ここで、逆拡散符号作成部22bは、現在位置取得部23が取得した現在位置をもとに、逆拡散に用いる符号を作成する。このように自車両の現在位置を利用することで、自車両近傍の車両を優先して探すことができる。逆拡散処理部22aは、逆拡散符号作成部22bが作成した符号を用いて順次逆拡散を実行する。この逆拡散の結果、スペクトラムピークが得られたならば、逆拡散処理部22aは、その逆拡散符号がスペクトラム拡散に使用した符号であると判断し、拡散によって得られた電波波形をデータ受信部22cに送信すると共に、逆拡散に用いた逆拡散符号を車両情報取得部22dに送信する。
【0060】
データ受信部22cは、電波波形が情報を有する場合にその情報を読み出す処理をおこなう。電波波形が有する情報が他の車載機器によって使用されるデータであるならば、データ受信部22cは該当する車載機器に読み出したデータを送信する。また、車両管理装置2において使用される情報であるならば、所定の処理部、例えば局面判定部25に読み出したデータを送信する。
【0061】
車両情報取得部22dは、逆拡散符号から車両情報を読み出して局面判定部25に送信する。他車両は、送信部21と同様の構成を持つ送信手段を有し、車両情報をもとに作成した拡散符号を用いてスペクトラム拡散を行っている。そこで、逆拡散処理部22aが逆拡散処理に使用した逆拡散符号から、他車両の車両情報を読み出すことができる。
【0062】
つぎに、車両管理装置2が車両情報を送受信する場合の処理動作について説明する。図4は車両管理装置2における送信時の処理動作を説明するフローチャートであり、図5は車両管理装置2における受信時の処理動作を説明するフローチャートである。
【0063】
車両管理装置2が自車両の情報を送信する場合、図4に示すように、まず、現在位置取得部23がGPS1から自車両の現在位置を取得する(ステップS101)。つづいて、拡散符号作成部21cが自車両の現在位置をもとに拡散符号を作成する(ステップS102)。
【0064】
その後、スペクトラム拡散処理部21bは、拡散符号作成部21cが作成した拡散符号を用いてスペクトラム拡散を実行し(ステップS103)、スペクトラム拡散した電波をアンテナ3を介して他の車両に送信して(ステップS104)、処理を終了する。
【0065】
また、車両管理装置2が他車両の情報を受信する場合、図5に示すように、まず、現在位置取得部23がGPS1から自車両の現在位置を取得する(ステップS201)。つづいて逆拡散符号作成部22bが、自車両の現在位置をもとに逆拡散符号を作成する(ステップS202)。
【0066】
その後、逆拡散処理部22aは、逆拡散符号作成部22bが作成した逆拡散符号を用い、受信した電波の逆拡散処理をおこなう(ステップS203)。この逆拡散処理によってスペクトルピークが得られなかったならば(ステップS204,No)、逆拡散符号作成部22bは逆拡散符号を再度作成し(ステップS205)、逆拡散処理部22aは、作成した逆拡散符号を用いて逆拡散を実行する(ステップS203)
【0067】
一方、ステップS203の逆拡散処理によってスペクトルピークが得られたならば(ステップS204,Yes)、車両情報取得部22dは、その符号から相手車両の情報を取得し(ステップS206)、局面判定部25は、相手車両の情報、自車両の情報および地図情報取得部24が取得した地図情報をもとに、局面の判定をおこなう(ステップS207)。
【0068】
その後、警告処理部26および制御処理部27は、局面判定部25による判定結果に基づいて必要な警告および制御処理を実行して(ステップS208)処理を終了する。即ち、自車が他車により危険が及ぶ局面を判定し、その局面の危険度が大きい(出合い頭の衝突の危険度が大である)場合には、警告を実施する。出合い頭の衝突の危険度は、単なる距離情報だけでなく、進行方向や位置関係により総合的に判断される。
【0069】
つぎに、逆拡散符号作成部22bによる逆拡散符号の作成についてさらに説明する。上述したように、逆拡散符号作成部22bは、自車両の現在位置に基づいて作成する逆拡散符号を順次求める。この時、自車両が現に迎えている局面に対応して逆拡散符号の優先順位を定めることが望ましい。
【0070】
例えば、自車両が交差点に進入する場合であれば、交差点で最も死角になり易い右方向から接近する車両を優先的に検出することが理想的である。したがって、逆拡散符号作成部22bは、自車両の右前方の位置に対応する逆拡散符号をまず作成し、次に自車両の前方の位置に対応する逆拡散符号、自車両の左前方の位置に対応する逆拡散符号を順次作成していく。
【0071】
交差点進入時における逆拡散符号の作成順序の具体例を図6に示す。同図に示すように、逆拡散符号作成部22bは、最初に自車両の右前方A点に対応する逆拡散符号を作成し、自車両30を中心に同心円を描いて周囲の各位置に対応する逆拡散符号を作成している。逆拡散符号の作成にかかる最終位置Bは、自車両30の状態に鑑み、十分に安全と思われる点とすればよい。
【0072】
ところで、逆拡散符号の作成順序は必ずしも図6に示したような右前方を始点とする同心円状である必要は無く、自車両30が迎えている局面によって任意に変更できるものである。例えば、直進道路を走行中であれば、左右方向の確認よりも前後方向の確認を優先すべきであるし、前方と左方向に道路がある三叉路であれば右前方に対する確認の重要度は低下する。
【0073】
このように、車両管理装置2は、自車両および他車両の情報と、地図情報とをもとに自車両が迎えている局面を判定するので、判定精度を向上し、危険がある場合に適切な警告・制御動作を実行することができる。
【0074】
特に高度な判定精度が必要な局面について、図7を参照して説明する。図7(a)では、自車両30に正対して他車両34が走行している。自車両30と他車両34の位置および進行方向のみを判断基準としたならば、この状況では衝突の危険が大きいと判断される。しかし、地図情報をも参照したならば、自車両30と他車両34とは異なる道路上を走行していると知ることができ、衝突の危険が比較的少ないと判定することができる。
【0075】
同様に、図7(b)では、自車両30は高架を走行しており、他車両35は下側の道路を走行している。地図情報を参照して自車両30の局面を判定したならば、この状況における危険性が低いと正確に判定できる。しかし、自車両30と他車両35との位置関係と速度のみを基準に判定したならば、このような高架道路と交差点との峻別ができず、危険性が高いと誤った判定を下すこととなる。
【0076】
さらに図7(c)では、自車両30と他車両36とは、同一方向に走行している。したがって、それぞれの車両の位置情報と進行方向のみを用いて判定したならば、危険なしと判定することとなる。しかしながら、実際の道路はU字形状のブラインドカーブとなっており、事故の発生する可能性が高い状態である。この場合においても地図情報を参照して局面を判定することにより、自車両に対する危険を正確に判定することができる。
【0077】
ところで、自車両に対する危険をより高精度に判定するためには、車両情報としてより多くの情報を送受信することが効果的である。たとえば、位置情報に加え、速度、加速度、ブレーキ操作状態、アクセル操作状態、ナビゲーションシステムが作成した経路情報などを車両情報として送受信することが望ましい。しかしながら、スペクトラム拡散の符号に多くの情報を付加すると、逆拡散符号の検索が困難となる。
【0078】
そこで、車両情報の一部をスペクトラム拡散符号の作成に用いるとともに、他の車両情報を送信データ作成部21aの出力データとすることで、スペクトラム逆拡散にかかる負荷を増大させることなく情報量を増加させることができる。
【0079】
この場合、送信データ作成部21aは、自車両に関する情報、例えば、速度、加速度、ブレーキ操作状態、アクセル操作状態、ナビゲーションシステムが作成した経路情報などをスペクトラム拡散元データとして出力し、スペクトラム拡散処理部21bはこの車両情報を有するデータを位置情報でスペクトラム拡散することとなる。
【0080】
また、受信部22はスペクトラム逆拡散に使用した逆拡散符号から位置情報を取得するとともに、スペクトラム逆拡散によって得られたデータから速度、加速度、ブレーキ操作状態、アクセル操作状態、経路情報などを読み出すこととなる。この場合の受信部22の構成を図8に示す。図8では、受信部22は、その内部に逆拡散処理部22a、逆拡散符号作成部22b、データ受信部22eおよび車両情報取得部22dを有する。
【0081】
逆拡散処理部22a、逆拡散符号作成部22bおよび車両情報取得部22dは、図3に示したそれぞれの処理部と同様に動作する。一方、データ受信部22eは、データ受信部22cと同様に電波波形が有する情報を読み出す処理をおこなうが、ここでは読み出した情報が車両情報であるので、読み出した情報を局面判定部25に送信している。
【0082】
つぎに、スペクトラム拡散元に車両情報を用いる場合のデータについてさらに説明する。図9は、スペクトラム拡散元に車両情報を用いる場合の送信時のデータ処理を説明する説明図である。同図に示すように、送信時にはまず搬送波S1に対して速度、方向、ブレーキ状態、アクセル状態などの車両情報を乗せて信号波S2を作成する。この信号波S2に対して位置情報に基いたスペクトラム拡散を行った波形が送信波S3となる。
【0083】
一方、受信時のデータ処理を図10に示す。受信時には、送信時の処理によって作成された送信波S3に対して逆拡散を行うことで位置情報および信号波S2を取り出す。さらに信号波S2から速度、方向、ブレーキ状態、アクセル状態などを取り出すことができる。
【0084】
このように、スペクトラム拡散元に車両情報を用いることで、周辺の車両の状態を詳細に取得し、高精な危険予測を行うことができる。この危険予測について図11を参照して説明する。図11(a)は、危険の予測方法を説明する説明図であり、図11(b)は、予測結果をもとにカーナビゲーションシステムのモニタに表示する画面例である。
【0085】
図11(a)において、自車両30は、交差点に進入する直前であり、他車両31は交差点の右手から接近している。また、他車両32は、自車両30の反対車線から交差点に接近しており、他車両33は、交差点の左手から交差点に接近している。
【0086】
この図11(a)に示した状態で他車両31〜33と通信して各車両の位置、速度、アクセル状態、ブレーキ状態、経路情報などを取得することで、他車両31〜33の進路を予測することができる。具体的には図11(a)では、他車両33は左折して車両位置33bに移動し、他車両32は左折して車両位置32bに移動することが予測されている。
【0087】
さらに、他車両31は直進することが予測されているが、この他車両31の予測移動位置は、自車両30の位置や速度などから予測した移動位置と略同一である。そのため、自車両30と他車両31との衝突A1が予測されることとなる。
【0088】
車両管理装置2は、この予測結果をもとに、警告処理部26による警告や制御処理部27による動作制御を実行することで、運転者に危険を報知し、また車両の動作を自動制御して衝突を回避する。
【0089】
この警告や動作制御としては、任意の方法を用いることができる。図11(b)は、警告方法の一例として、カーナビゲーションシステムのモニタに衝突の危険がある車両(危険車両)と、衝突予測位置とを表示する場合の画面例を示している。具体的には、図11(b)に示したモニタ画面51は、近傍の道路地図に、自車両30の位置を示す自車位置表示30c、他車両31〜33の位置を示す他車位置表示31c〜33cを重ね合わせている。
【0090】
さらに、モニタ画面51では、危険車両に対応する他車位置表示31cに対して警告表示51aを付加すると共に、衝突予測位置51bを表示することで、運転者に対して警告をおこなっている。なお、表示内容や表示形態に関してはこの例に限定されるものではなく、任意に設定すればよい。また、ここではモニタ表示を一例として示したが、多様な警告や動作制御を組み合わせて実行することでその効果をさらに高めることができる。
【0091】
上述してきたように、本実施の形態1では、周囲の車両が発信した情報を受信し、自車両の情報および自車両の近傍の地図情報を用いて自車両が現に迎えている局面を判定するので、正確な判定を行うことができる。
【0092】
さらに、車両情報に基づいて決定した拡散符号を用いて電波の送受信をおこなっているので、他のデータ通信と通信を共有し、簡易にデータ通信を行うことができる。
【0093】
また、拡散符号に情報を持たせ、単方向の通信で相手車両の情報を得ているので、パッシブトランスポンダを介したとしても十分な信号強度を確保し、電波の遮蔽物がある交差点においても必要な情報を簡易に取得することができる。
【0094】
さらに、自車両が迎えている局面に対応して逆拡散符号の作成順序を定めることによって、自車両に必要な情報を効率よく収集することが可能である。
【0095】
なお、本実施の形態1では、送信用のアンテナ3と受信用のアンテナ4とを分けて説明したが、このアンテナ3,4は必ずしも独立して設ける必要はなく、単一のアンテナを送信、受信で共用しても良い。
【0096】
また、自車両から他車両に送信する車両情報や、他車両から受信する車両情報は、位置情報や速度情報に限定されることなく、任意の情報を送受信することができる。例えば、加速度情報や運転者の状態を示す情報、指示器などの点灯状態を送受信することで、互いの車両の状態をさらに詳細に把握することができ、局面の判定精度を向上することができる。なお、自車両の加速度情報や運転手の状態など取得した場合、必ずしも相手車両に送信する必要はなく、自車両の局面判定にのみ用いてもよいことは言うまでも無い。
【0097】
また、自車両に関する情報、例えば、速度、加速度、ブレーキ操作状態、アクセル操作状態、ナビゲーションシステムが作成した経路情報などをスペクトラム拡散元データとし、これらの車両情報を位置情報でスペクトラム拡散することで、スペクトラム逆拡散にかかる負荷を増大させることなく情報量を増加させることができる。
【0098】
さらに、本実施の形態1では、送信時に用いる拡散符号と、受信時に用いる逆拡散符号とをそれぞれ独立に作成することとしているが、例えば送信時に作成した拡散符号を利用し、スライディング処理によって自車両近傍に対応する逆拡散符号を順次作成することとしてもよい。
【0099】
(実施の形態2)
上記実施の形態1では、車両情報に基づいた拡散符号を利用して車両の位置情報を送受信していたが、本実施の形態2では、時刻情報を利用して車両の位置を算出する車両管理装置について説明する。
【0100】
図12は、本発明の実施の形態2に係る車両管理装置60の概要構成を示す概要構成図である。同図に示すように、車両管理装置60は、GPS1の時刻情報を取得する時刻情報取得部65、時刻情報に基づいて駆動するパルスドライブ63を備え、送信部61はパルスドライブ63からのパルス信号に同期して送信を行う。また、時間差検出部64は、受信部62における受信時刻と時刻情報取得部65が取得した現在時刻とを比較し、比較結果を局面判定部25に供給する。
【0101】
さらに、車両管理装置60では、現在位置取得部23aは、GPS1から取得した現在位置を局面判定部25のみに供給する。その他の構成および動作は図1に示した車両管理装置2と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0102】
GPS1は、図示しないGPS衛星と通信しており、GPS衛星内部の原子時計に同期したパルスを得ることができる。そこため、GPSを搭載した車両はそれぞれがGPS衛星と通信することで、厳密に一致した時刻情報(絶対時刻)を共有することとなる。
【0103】
そこで、車両間通信を行う際に絶対時刻を基準として送信タイミングを同期させると、電波が受信側車両に到達した時刻と絶対時刻とを比較することで車両間の距離を求めることができる。
【0104】
具体的には、時刻情報取得部65は、GPS1から絶対時刻を取得し、パルスドライブ63および時間差検出部64に供給する。パルスドライブ63は、この絶対時刻を基準に所定時間だけ遅れたパルス信号を作成し、送信部61に供給する。
【0105】
送信部61は、パルスドライブ63が供給するパルス信号に同期したタイミングで電波を送信する。ここで、送信部61による送信内容は、自車両の情報を示すものであってもよいし、他の車載機器が使用するデータであってもよい。
【0106】
一方、受信部62は、アンテナ4を介して電波を受信した場合に、受信時刻を時間差検出部64に供給する。また、受信した電波に何らかの情報が含まれているならば、その内容に応じて車両管理装置60内の所定の処理部や他の車載機器に供給する。
【0107】
時間差検出部64は、時刻情報取得部65が供給する絶対時刻と受信部62が供給する受信時刻とを比較し、送信元の車両から自車両への伝播に要した時間を検出して局面判定部25に供給する。その後、局面判定部25は、送信元の車両から自車両への伝播時間から車間距離を算出して局面の判定に使用する。
【0108】
つぎに、車両管理装置60における処理動作を説明する。図13は、車両管理装置60の処理動作を説明するフローチャートである。同図に示すように、まず時刻情報取得部65がGPS1から絶対時刻を取得し(ステップS301)、送信部61は、パルスドライブ63が供給するパルス信号を元に規定の時刻(タイミング)になったか否かを確認する(ステップS302)。
【0109】
規定の時刻(タイミング)ではない場合(ステップS302,No)、送信部61は、発信を行わずに待機し、規定の時刻(タイミング)になった場合に(ステップS302,Yes)、自車両の情報を発信する(ステップS303)。
【0110】
その後、受信部62は他車両からの電波の検出を行い(ステップS304)、電波を検出していないならば(ステップS304,No)そのまま待機する。一方、他車両からの電波を検出したならば(ステップS304,Yes)、時間差検出部64が受信時刻と絶対時刻との時間差を検出し、局面判定部25が時間差から車間距離を算出して(ステップS305)処理を終了する。
【0111】
このように車両管理装置60は、他車両からの車両情報を受信した時刻と絶対時刻とを比較することで車間距離を算出し、算出した車間距離に基づいて自車両が現に迎えている局面を判定することができる。
【0112】
ところで、絶対時刻を用いた車間距離の算出は、実施の形態1に示した拡散符号を利用した車両情報の送受信と組み合わせて用いても良い。図14に、絶対時刻と拡散符号とを用いて車両情報を送受信する車両管理装置の概要構成を示す。
【0113】
同図において、車両管理訴追70は、時刻情報取得部71、拡散処理部72、拡散符号作成部73、発振器74、スライディング相関器75、逆拡散処理部76、車両情報取得部77および受信時刻取得部78を有する。その他の構成および動作は図1に示した車両管理装置2と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0114】
この車両制御装置70では、時刻情報取得部71は、GPS1から絶対時刻を受信して拡散処理部72および局面判定部25に供給する。また、拡散符号作成部73は、位置情報取得部23が取得した位置情報をもとに拡散符号を作成する。
【0115】
拡散処理部72は、拡散符号作成部73が作成した拡散符号を用いてスペクトラム拡散を行い、時刻情報取得部71が取得した絶対時間と発振器74が出力する周期信号とをもとに所定のタイミングで送信処理をおこなう。
【0116】
ここで、発振器74は所定周期のパルス信号を作成し、拡散処理部72および逆拡散処理部76に供給している。また、スライディング相関器75は、拡散符号作成部73が作成した拡散符号から逆拡散用の符号を作成して逆拡散処理部76に供給する。
【0117】
逆拡散処理部76は、アンテナ4を介して電波を受信した場合に、発振器74が供給する周期信号に基づき、受信したタイミングを受信時刻取得部78に通知する。また、逆拡散処理部76は、スライディング相関器75が供給する符号を用いて逆拡散処理をおこない、スペクトルピークが得られたならば、その符号を車両情報取得部77に供給する。
【0118】
なお、スライディング相関器75が供給した符号を用いた逆拡散処理でスペクトルピークが得られなかった場合、逆拡散処理部76はスライディング相関器75に符号の再作成を要求する。スライディング相関器75は、符号の再作成要求を受けた場合に、拡散符号作成部73が作成した拡散符号からの変化量(スライド量)を調整して再度符号を作成し、逆拡散処理部76に供給する。
【0119】
車両情報取得部77は、実施の形態1と同様に逆拡散に用いられた符号から相手車両の情報を取得して局面判定部25に入力する。また、受信時刻取得部78は、逆拡散処理部76から通知された受信タイミングをもとに受信時刻を算出して局面判定部25に入力する。
【0120】
したがって、車両管理装置70において局面判定部25は、拡散符号から求められた車両情報と、絶対時刻および受信時刻を使用して局面の判定をおこなうことができる。
【0121】
上述してきたように、本実施の形態2では、周囲の車両から情報を受信した受信時刻とGPS経由で取得した絶対時刻とを比較し、さらに自車両の情報および自車両の近傍の地図情報を用いて自車両が現に迎えている局面を判定するので、正確な判定を行うことができる。
【0122】
また、拡散符号を利用した情報の送受信を組み合わせて使用することで、通信量を抑制しつつ情報量を増加させ、高効率な車両間通信を行うと共に、局面の判定精度をさらに向上することができる。
【0123】
なお、車両情報の一部をスペクトラム拡散元とし、位置情報などでスペクトラム拡散して送信することで、スペクトラム逆拡散にかかる負荷を増大させることなく情報量を増加させることができる点については実施例1と同様である。
【0124】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、車両管理装置は、他車両が送信した車両情報を受信し、自車両の位置情報を取得し、他車両の情報と自車両の位置情報とをもとに自車両が現に迎えている局面の判定を行うので、自車両が現に迎えている局面を正確に判定可能な車両管理装置が得られるという効果を奏する。
【0125】
また、請求項2の発明によれば、車両管理装置は、少なくとも自車両の位置情報を他車両に送信し、他車両における局面判定を補助するので、自車両の局面を正確に判定するとともに、他車両に局面を正確に判定させる車両管理装置が得られるという効果を奏する。
【0126】
また、請求項3の発明によれば、車両管理装置は、自車両の現在位置近傍の地図情報をさらに用いて自車両が迎えている局面を判定することができるので、自車両が現に迎えている局面をさらに正確に判定可能な車両管理装置が得られるという効果を奏する。
【0127】
また、請求項4の発明によれば、車両情報によって決定される拡散符号を用いてスペクトラム拡散された信号波を受信し、受信した信号波を逆拡散可能な符号を算出し、算出した符号から他車両の車両情報を読み取るので、車両情報の送受信を簡易かつ高効率に実現し、自車両における局面の判定精度を向上した車両管理装置が得られるという効果を奏する。
【0128】
また、請求項5の発明によれば、他車両によってスペクトラム拡散された信号波を受信した場合に、自車両の位置や状態によって逆拡散に使用する符号の優先順位を設定し、自車両にとって危険な車両を優先的に検出するので、自車両の状態に対応して局面を正確に効率よく判定可能な車両管理装置が得られるという効果を奏する。
【0129】
また、請求項6の発明によれば、自車両の情報を他車両に送信する場合に、自車両の情報によって定まる拡散符号を用いてスペクトラム拡散した信号波を送信するので、車両情報の送受信を簡易かつ高効率に実現し、他車両に局面を正確に判定させる車両管理装置が得られるという効果を奏する。
【0130】
また、請求項7の発明によれば、自車両の情報を他車両に送信する場合に、自車両の位置情報によって定まる拡散符号を用い、自車両の走行にかかる情報をスペクトラム拡散して送信するので、他車両に送信する情報量を増加させ、他車両に局面を正確に判定させる車両管理装置が得られるという効果を奏する。
【0131】
また、請求項8の発明によれば、自車両の情報を他車両に送信する場合に、自車両の位置情報によって定まる拡散符号を用い、自車両の速度、方向、アクセル操作状態、ブレーキ操作状態、予定経路などをスペクトラム拡散して送信するので、自車両に関する各種情報を他車両に送信し、他車両に局面を正確に判定させる車両管理装置が得られるという効果を奏する。
【0132】
また、請求項9の発明によれば、他車両からの信号波を受信した場合に、受信した時刻と現在の時刻とを比較し、比較結果から車間距離を求めて自車両が迎えている局面を判定するので、車間距離を簡易に算出し、自車両が現に迎えている局面を正確に判定可能な車両管理装置が得られるという効果を奏する。
【0133】
また、請求項10の発明によれば、車両管理装置は、自車両に関する情報を送信する場合に、現在時刻をもとに定まる所定のタイミングで送信をおこなうので、他車両における自車両との車間距離算出を補助し、他車両に局面を正確に判定させる車両管理装置が得られるという効果を奏する。
【0134】
また、請求項11の発明によれば、自車両が現に迎えている局面を判定し、判定した局面をもとに自車両と衝突する危険がある車両を特定してカーナビゲーションシステムなどのモニタ上に表示するので、自車両が現に迎えている局面を正確に判定するとともに、運転者に効果的に警告可能な車両管理装置が得られるという効果を奏する。
【0135】
また、請求項12の発明によれば、車両管理装置は、車両情報の送受信手段を他の装置と共用し、他の装置が送受信する情報に対してスペクトラム拡散符号の設定や送受信のタイミング制御をおこなうことで自車両の情報を付加するので、通信量を抑制するとともに情報量を増大させ、さらに筐体を小型化した車両管理装置が得られるという効果を奏する。
【0136】
また、請求項13の発明によれば、自車両の位置や地図情報、現在時刻を他の装置、たとえばGPSから取得するので、各種情報を効率良く取得し、筐体を小型化した車両管理装置が得られるという効果を奏する。
【0137】
また、請求項14の発明によれば、車両管理方法は、他車両が送信した車両情報を受信し、自車両の位置情報を取得し、他車両の情報と自車両の位置情報とをもとに自車両が現に迎えている局面の判定を行うので、自車両が現に迎えている局面を正確に判定可能な車両管理方法が得られるという効果を奏する。
【0138】
また、請求項15の発明によれば、車両管理プログラムは、他車両が送信した車両情報を受信し、自車両の位置情報を取得し、他車両の情報と自車両の位置情報とをもとに自車両が現に迎えている局面の判定を行う処理をコンピュータに実行させるので、自車両が現に迎えている局面を正確に判定可能な車両管理プログラムが得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る車両管理装置の概要構成を示す概要構成図である。
【図2】図1に示した車両管理装置における車両管理の概念について説明する説明図である。
【図3】図1に示した送信部および受信部の内部構成を説明する説明図である。
【図4】車両管理装置における送信時の処理動作を説明するフローチャートである。
【図5】車両管理装置における受信時の処理動作を説明するフローチャートである。
【図6】交差点進入時における逆拡散符号の作成順序の具体例を説明する説明図である。
【図7】特に高度な判定精度が必要な局面について説明する説明図である。
【図8】スペクトラム拡散元に車両情報を用いる場合の受信部の内部構成を説明する説明図である。
【図9】スペクトラム拡散元に車両情報を用いる場合の送信時のデータ処理を説明する説明図である。
【図10】スペクトラム拡散元に車両情報を用いる場合の受信時のデータ処理を説明する説明図である。
【図11】危険予測の方法および警告方法について説明する説明図である。
【図12】本発明の実施の形態2に係る車両管理装置の概要構成を示す概要構成図である。
【図13】図12に示した車両管理装置の処理動作を説明するフローチャートである。
【図14】絶対時刻と拡散符号とを用いて車両情報を送受信する車両管理装置の概要構成を示す概要構成図である。
【符号の説明】
1 GPS
2,60,70 車両管理装置
3,4 アンテナ
21,61 送信部
21a 送信データ作成部
21b,72 スペクトラム拡散処理部
21c,73 拡散符号作成部
22,62 受信部
22a,76 逆拡散処理部
22b 逆拡散符号作成部
22c,22e データ受信部
22d,77 車両情報取得部
23,23a 現在位置取得部
24 地図情報取得部
25 局面判定部
26 警告処理部
27 制御処理部
30 自車両
30a 自車両情報
30c 自車位置表示
31〜36 他車両
31a〜33a 車両情報
32b,33b 車両位置
31c〜33c 他車位置表示
41〜44 パッシブトランスポンダ
50 地図情報
51 モニタ画面
51a 警告表示
51b 衝突予測位置
63 パルスドライブ
64 時間差検出部
65,71 時刻情報取得部
74 発振器
75 スライディング相関器
78 受信時刻取得部
S1 搬送波
S2 信号波
S3 送信波

Claims (15)

  1. 他車両と自車両との位置関係を管理する車両管理装置であって、
    他車両が送信した車両情報を受信する車両情報受信手段と、
    自車両の位置情報を取得する自車両位置取得手段と、
    前記車両情報受信手段が受信した他車両の情報および前記自車両位置取得手段が取得した自車両の位置情報に基づいて、前記自車両が現に迎えている局面を判定する局面判定手段と、を備えたことを特徴とする車両管理装置。
  2. 前記自車両位置取得手段が取得した自車両の位置情報を他の車両に対して送信する車両情報送信手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両管理装置。
  3. 前記自車両の現在位置近傍における地図情報を取得する地図情報取得手段をさらに備え、前記局面判定手段は、前記地図情報をさらに用いて前記自車両が現に迎えている局面を判定することを特徴とする請求項1または2に記載の車両管理装置。
  4. 前記車両情報受信手段は、前記車両情報によって決定される拡散符号を用いてスペクトラム拡散された信号波を受信し、該受信した信号波を逆拡散可能な拡散符号をもとめることで前記車両情報を算出することを特徴とする請求項1,2または3に記載の車両管理装置。
  5. 前記車両情報受信手段は、前記自車両位置取得手段が取得した自車両位置および自車両が現に迎えている局面に基づいて前記逆拡散に用いる拡散符号の優先順位を設定することを特徴とする請求項4に記載の車両管理装置。
  6. 前記車両情報送信手段は、前記自車両の位置情報によって決定される拡散符号を用いてスペクトラム拡散した信号波を送信することを特徴とする請求項4または5に記載の車両管理装置。
  7. 前記車両情報送信手段は、前記自車両の位置情報によって決定される拡散符号を用い、自車両の走行にかかる情報をスペクトラム拡散して送信することを特徴とする請求項6に記載の車両管理装置。
  8. 前記車自車両の走行にかかる情報は、自車両の速度、方向、アクセル操作状態、ブレーキ操作状態、予定経路のうち少なくとも一つを有することを特徴とする請求項7に記載の車両管理装置。
  9. 時刻を取得する時刻取得手段と、該時刻取得手段が取得した時刻と前記車両情報取得手段が取得した車両情報に含まれる時刻情報とを比較する時刻比較手段と、をさらに備え、前記局面判定手段は、当該時刻比較結果を用いて前記自車両が現に迎えている局面を判定することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の車両管理装置。
  10. 前記車両情報送信手段は、自車両の位置情報を送信するタイミングを前記時刻取得手段が取得した時刻に基づいて決定することを特徴とする請求項9に記載の車両管理装置。
  11. 前記局面判定手段は、前記自車両が現に迎えている局面をもとに自車両と衝突する危険がある車両を特定し、該車両を所定のモニタ上に表示することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の車両管理装置。
  12. 前記車両情報送信手段および/または前記車両情報受信手段を他の装置と共用し、他の装置が送受信する情報に対してスペクトラム拡散および/または送受信タイミング制御を行うことで車両に関する情報を送受信することを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の車両管理装置。
  13. 前記自車両位置取得手段、前記地図情報取得手段および/または前記時刻取得手段は他の装置に接続され、当該接続された装置から所望の情報を取得することを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載の車両管理装置。
  14. 他車両と自車両との位置関係を管理する車両管理方法であって、
    他車両が送信した車両情報を受信する車両情報受信工程と、
    自車両の位置情報を取得する自車両位置取得工程と、
    前記車両情報受信工程によって受信した他車両の情報および前記自車両位置取得工程によって取得した自車両の位置情報に基づいて、前記自車両が現に迎えている局面を判定する局面判定工程と、を含んだことを特徴とする車両管理方法。
  15. 他車両と自車両との位置関係を管理する車両管理方法をコンピュータに実行させる車両管理プログラムであって、
    他車両が送信した車両情報を受信する車両情報受信手順と、
    自車両の位置情報を取得する自車両位置取得手順と、
    前記車両情報受信手順によって受信した他車両の情報および前記自車両位置取得手順によって取得した自車両の位置情報に基づいて、前記自車両が現に迎えている局面を判定する局面判定手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする車両管理プログラム。
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