JP2005018607A - リモート操作装置及びリモート操作システム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、ネットワークを介して接続された複数の画像形成装置のリモート操作を行うリモート操作システムにおいて、複数台の画像形成装置に係る情報を適切に表示させてシステム全体の管理効率を向上させることである。
【解決手段】通信ネットワークを介して接続される複数の複写機2をリモート操作するリモート操作システム100において、リモート操作装置1は、予め登録された複写機2に対応する複数の操作画面を表示部13に同時に表示させ、各操作画面において入力された複写機2に対する操作情報を、入力された操作画面に応じて対応する複写機2に送信することにより、複数の複写機2に対するリモート操作を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】通信ネットワークを介して接続される複数の複写機2をリモート操作するリモート操作システム100において、リモート操作装置1は、予め登録された複写機2に対応する複数の操作画面を表示部13に同時に表示させ、各操作画面において入力された複写機2に対する操作情報を、入力された操作画面に応じて対応する複写機2に送信することにより、複数の複写機2に対するリモート操作を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークを介して接続される複数の画像形成装置をリモート操作するリモート操作装置及びリモート操作システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、オフィスなどのネットワーク化に伴い、複数台の画像形成装置と、その画像形成装置をリモート操作するパーソナルコンピュータをネットワーク接続し、そのパーソナルコンピュータの操作入力により、画像形成装置それぞれをリモート操作する技術が知られている。
【0003】
例えば、伝送路を介してデジタル複写機に接続されるリモート操作装置において、デジタル複写機から入力される設定情報に従って、デジタル複写機のディスプレイと略同一の操作画面の表示部に表示し、この表示部の操作画面で操作がなされると、動作命令や表示変化内容をデジタル複写機に送出する。一方、デジタル複写機では、リモート操作装置から入力された動作命令に従って動作を行い、表示変化内容に従ってディプレイの表示をリアルタイムに更新することにより、デジタル複写機をリモート操作するリモート操作システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−281195号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のリモート操作システム(例えば、特許文献1)においては、リモート操作装置の表示部に表示可能なデジタル複写機の操作画面や情報は、デジタル複写機一台分の情報であり、複数のデジタル複写機が伝送路に接続されている場合、ユーザが所望するデジタル複写機を個々に選択して情報を表示させる必要があった。したがって、多くのデジタル複写機が伝送路に接続された場合、どのデジタル複写機に関する情報を表示部に表示させるべきかの選択が困難であり、適切にデジタル複写機の情報を表示することができないという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、ネットワークを介して接続された複数の画像形成装置のリモート操作を行うリモート操作システムにおいて、複数台の画像形成装置に係る情報を適切に表示させてシステム全体の管理効率を向上させることを可能とするリモート操作装置及びリモート操作システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
通信ネットワークを介して接続される複数の画像形成装置を操作するリモート操作装置であって、
前記複数の画像形成装置と通信ネットワークを介して通信する通信部と、
前記画像形成装置を操作する操作画面を画像形成装置毎に複数表示する表示部と、
前記表示部に表示された複数の操作画面を介して画像形成装置毎に入力される操作情報を受け付ける入力部と、
前記操作画面を介して入力された操作情報を、前記通信部を制御して、対応する画像形成装置に送信させる制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、通信ネットワークを介して接続される複数の画像形成装置を同一の画面においてリモート操作することができ、複数の画像形成装置毎に、操作画面を切り替える手間を必要とせずに、効率良く画像形成装置を管理することができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、
通信ネットワークを介して接続される複数の画像形成装置を操作するリモート操作装置であって、
前記複数の画像形成装置と通信ネットワークを介して通信する通信部と、
前記画像形成装置を操作する操作画面を画像形成装置毎に表示する表示部と、
前記表示部に表示された操作画面を介して入力される操作情報及び操作指示の入力を受け付ける入力部と、
前記入力部を介して入力される操作指示又は前記通信部を介して受信される画像形成装置の状態情報に基づいて、複数の画像形成装置のうち少なくとも一の画像形成装置の操作画面を優先的に前記表示部に表示させ、当該操作画面を介して入力された操作情報を、前記通信部を制御して、対応する画像形成装置に送信させる制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、通信ネットワークを介して接続される複数の画像形成装置のリモート操作を行う場合、ユーザにより入力される操作指示又は画像形成装置の状態情報に基づいて、画像形成装置の操作画面を優先的に表示部に表示させることができるため、操作が必要となる画像形成装置を的確に認識することができる。また、優先的に表示された操作画面において、必要な操作情報を速やかに入力して、画像形成装置をリモート操作することができる。
【0011】
なお、操作画面を優先的に表示するとは、例えば、対応する操作画面を拡大して表示する、色を変えて表示する、最前面に表示することにより、他の操作画面と識別可能にして表示させることである。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のリモート操作装置において、
所定の時間帯に対応する画像形成装置を定義する優先設定情報を記憶する一次記憶手段を備え、
前記制御手段は、優先設定情報に応じて、指定された時間帯に対応する画像形成装置の操作画面を優先的に前記表示部に表示させることを特徴としている。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、予め優先設定情報により、所定の時間帯毎に対応する画像形成装置を定義しておき、指定された時間帯に対応する画像形成装置の操作画面を優先して表示部に表示させることができる。このため、時間帯に応じて使用頻度が高くなる画像形成装置の操作画面を常に表示させておくことができ、効率良く画像形成装置をリモート操作することができる。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項2記載のリモート操作装置において、
画像形成装置に発生する異常の種類を定義する優先設定情報を記憶する一時記憶手段を備え、
前記通信部は、画像形成装置に発生した異常に関する状態情報を受信し、
前記制御手段は、前記状態情報に基づいて画像形成装置に発生した異常と、前記優先設定情報に定義されている異常の種類とを比較し、画像形成装置に発生した異常が優先設定情報に定義されている異常と同一である場合、異常の発生した画像形成装置の操作画面を優先的に前記表示部に表示させることを特徴としている。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、予め優先設定情報により、画像形成装置に発生する異常の種類を定義しておき、画像形成装置から送信される状態情報に基づいて、画像形成装置で発生した異常が、優先設定情報に定義されている異常と同一である場合、当該異常の発生した画像形成装置の操作画面を優先して表示部に表示させることができる。これにより、ユーザは、特定の異常が発生したことを速やかに認識することができ、迅速に発生したトラブルに対応することができる。
【0016】
請求項5記載の発明は、請求項2記載のリモート操作装置において、
画像形成装置のアイドル状態の時間を定義する優先設定情報を記憶する一時記憶手段を備え、
前記通信部は、画像形成装置のアイドル状態に関する状態情報を受信し、
前記制御手段は、前記状態情報に基づいて、前記優先設定情報に定義されているアイドル状態の時間を超えてアイドル状態にある画像形成装置の操作画面を優先的に前記表示部に表示させることを特徴としている。
【0017】
請求項5記載の発明によれば、予め優先設定情報により、所定のアイドル状態の時間を設定し、画像形成装置から送信される状態情報に基づいて、所定のアイドル状態の時間を超えて、アイドル状態にある画像形成装置の操作画面を優先して表示部に表示させることができる。したがって、稼動可能な状態にある画像形成装置を的確に認識して、画像形成装置をリモート操作することができるため、画像形成装置の利用効率を向上させることができる。
【0018】
請求項6記載の発明は、請求項2記載のリモート操作装置において、
所定の時間幅を定義する優先設定情報を記憶する一時記憶手段を備え、
前記制御手段は、前記優先設定情報に定義される所定の時間幅毎に、前記優先的に表示される操作画面を切り替えて表示させることを特徴していする。
【0019】
請求項6記載の発明によれば、所定の時間幅毎に順次切り替えて複数の画像形成装置の操作画面を表示させることができるため、リモート操作システム全体を一括して管理することができる。
【0020】
請求項7記載の発明は、請求項6記載のリモート操作装置において、
前記優先設定情報は、複数の画像形成装置の優先順位を定義する情報を含み、前記制御手段は、前記所定の時間毎に、前記拡優先的に表示される操作画面を、当該優先順位に従って、切り替えて表示することを特徴としている。
【0021】
請求項7記載の発明によれば、ユーザの利用態様に応じて、画像形成装置に優先順位を設定して、対応する画像形成装置の操作画面を表示させることができる。
【0022】
請求項8記載の発明は、請求項2記載のリモート操作装置において、
前記通信部は、画像形成装置の使用状況に関する状態情報を受信し、
前記制御手段は、前記状態情報に基づいて、複数の画像形成装置のうち使用頻度の高い画像形成装置又は使用頻度の低い画像形成装置の操作画面を優先的に表示部に表示させることを特徴としている。
【0023】
請求項8記載の発明によれば、例えば、使用頻度の高い画像形成装置の操作画面を優先して表示させることにより、各画像形成装置の操作画面を切り替える頻度を減らして、効率良く画像形成装置のリモート操作を行うことができる。また、使用頻度の低い画像形成装置の操作画面を優先して表示させることにより、使用頻度の画像形成装置の待機時間を低減させて、システム全体を均一的に稼動させることができる。
【0024】
請求項9記載の発明は、請求項2から7のいずれか一項に記載のリモート操作装置において、
前記制御手段は、前記優先的に操作画面が表示された画像形成装置以外の他の画像形成装置に対応するアイコンを表示部に表示させ、前記アイコンの操作指示が入力された場合、当該アイコンに対応する画像形成装置の操作画面を優先的に表示部に表示させることを特徴としている。
【0025】
請求項9記載の発明によれば、表示部に操作画面が表示されていない画像形成装置をリモート操作する場合、表示部のアイコンを選択指示することにより、速やかに対応する画像形成装置の操作画面を表示させることができ、操作性が良い。また、不要な操作画面を表示させないことにより、操作画面の視認性を向上させることができる。
【0026】
請求項10記載の発明は、
請求項1から9のいずれか一項に記載のリモート操作装置と、
前記リモート装置に前記通信ネットワークを介してリモート操作される前記複数の画像形成装置とを備えることを特徴としている請求項1記載の発明によれば、通信ネットワークを介して接続される複数の画像形成装置を同一の画面においてリモート操作することができ、複数の画像形成装置毎に、操作画面を切り替える手間を必要とせずに、効率良く画像形成装置を管理することができる。
【0027】
請求項10記載の発明によれば、請求項1から9に記載した発明の効果を備えるリモート操作装置と、そのリモート操作装置によりリモート操作される複数の画像形成装置とを備えるリモート操作システムを構築することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図19を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0029】
まず、本実施の形態の構成を説明する。
図1は、本実施の形態におけるリモート操作システム100のシステム構成及び各装置の内部構成を示す図である。図1に示すように、リモート操作システム100は、複写機2をリモート操作するリモート操作装置1と、画像形成装置としての複写機2a〜2n(以下、統括的に「複写機2」と記す)とを備えて構成され、各装置はネットワークNを介して接続されている。本実施の形態では、リモート操作対象が複写機2であるものとして説明するが、少なくとも画像出力機能を有する画像形成装置としてもよい。なお、リモート操作装置1及び複写機2の設置台数、設置箇所は特に限定されない。
【0030】
ネットワークNは、電話回線網、ISDN回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線網等の各種通信回線と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダ基地局P等を含む。なお、ネットワークNは、必要な時に接続が可能であればよく、常時接続されている必要はない。また、ネットワークNは、情報管理の信頼性の観点から、特定のユーザのみアクセス可能なセキュリティを確保しているネットワークであることが望ましい。
【0031】
次に、リモート操作装置1について詳細に説明する。
図1に示すように、リモート操作装置1は、制御手段としてのCPU11、入力部12、表示部13、通信部14、一時記憶手段としてのRAM15、記憶部16等から構成され、各部はバス17により接続される。
【0032】
制御手段としてのCPU(Central Processing Unit)11は、記憶部16に格納されている各種プログラムの中から指定されたプログラムを、RAM15内の図示しないワークエリアに展開し、入力部12、及び通信部14から入力されるデータに応じて、プログラムに従った各種処理を実行し、処理結果をRAM15内のワークメモリに格納する。また、処理結果を表示するための表示情報を生成して表示部13へ出力する。
【0033】
具体的に、CPU11は、操作者の指示に応じてネットワークNに接続されている複写機2の登録を行う手動接続登録処理(図2参照)、ネットワークNに接続されている複写機2の登録を自動で行う自動接続登録処理(図4参照)、優先モードの設定を行う優先モード設定処理(図6参照)、設定されたモードに基づいて、登録された複写機2の操作画面を表示する複写機2表示処理(図11参照)を実行する。また、CPU11は、複写機2表示処理の一部として、通常モード表示処理(図12参照)、時間優先モード表示処理(図17参照)、異常優先モード表示処理(図18参照)、状態優先モード表示処理(図19参照)を実行する。なお、各処理の詳細は後述する。
【0034】
入力部12は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キーを備えたキーボードを含み、このキーボードで押下されたキーに対応する押下信号をCPU11に出力する。なお、入力部12は、必要に応じてマウス、タッチパネル等のポインティングデバイスや、その他の入力装置を備えるものとしてもよい。
【0035】
表示部13は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等によってなる表示画面を備え、CPU11から入力される表示信号の指示に従って入力部12、通信部14を介して送受信される表示データを画面上に表示する。
【0036】
通信部14は、LAN、WAN、あるいはインターネット等のネットワークNに接続された伝送媒体に接続可能なインターフェイスであり、電話回線、ISDN回線、無線通信回線、専用線、CATV回線等の通信回線を介して外部機器との通信を行うための制御を行う。
【0037】
RAM(Random Access Memory)15は、CPU11によって実行される各種プログラムやこれら各種プログラムによって処理されたデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。また、RAM15は、後述する手動接続登録処理又は自動接続登録処理において、ネットワークN上に接続されている複写機2を登録するための接続登録テーブル(図示せず)を格納している。この接続登録テーブルは、ネットワークN上に接続された複写機2にそれぞれ割り振られたIPアドレスを複写機2の識別情報(例えば、装置名称、装置番号等)と共に記憶している。
【0038】
記憶部16は、プログラムやデータ等があらかじめ記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記録媒体は記憶部16に固定的に設けられるもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記録媒体には、システムプログラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、及び各種処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0039】
また、記録媒体に記憶するプログラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアント等の他の機器からWAN、LAN等のネットワーク回線の伝送媒体を介して通信部14から受信して記憶する構成にしてもよく、さらに、記録媒体はネットワーク上に構築されたサーバの記録媒体であってもよい。また、前記プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインストールするように構成してもよい。
【0040】
次に、複写機2について説明する。
図1に示すように、複写機2は、CPU21と、入力部22、表示部23、通信部24、RAM25、記憶部26、画像出力部27、状態検出部28等から構成され、各部はバス28により接続される。
【0041】
複写機2の各部のうちリモート操作装置1と同名称の各部は、リモート操作装置1の各部と略同様の構成を有する。このため、リモート操作装置1の各部と異なる部分について、以下説明する。
【0042】
CPU21は、記憶部26に格納されている各種プログラムの中から指定されたプログラムを、RAM25内の図示しないワークエリアに展開し、入力部22、及び通信部24から入力されるデータに応じて、プログラムに従った各種処理を実行し、処理結果をRAM25内のワークメモリに格納する。また、処理結果を表示するための表示情報を生成して表示部23へ出力する。
【0043】
具体的に、CPU21は、後述する状態検知部28から状態情報が入力されると、入力された状態情報(ジャム発生、ジャム位置、ジャム解除、紙なし等を含む)に応じて、後述する通信部24を制御して、リモート操作装置1に状態情報を送信する。また、CPU21は、タイマーを備え、複写機2が一定時間稼動されない場合、すなわちアイドル状態が続くと、不使用時に必要最小限の機能を維持する低消費電力状態、すなわちスリープ状態に切り替えを行う。そして、CPU21は、リモート操作装置1から問い合わせ要求を受信すると、アイドル状態に関する状態情報を生成して、生成した状態情報をリモート操作装置1に送信する。
【0044】
また、CPU21は、リモート操作装置1の操作画面において入力された操作情報を受信すると、受信した操作情報に従って、複写機2全体の集中制御を行い、各種処理を実行する。
【0045】
入力部22は、数次入力キー及び各種機能キーなどを備えたキーパッドを含み、入力部22は、操作者によりキーパッドで押下された押下信号をCPU21に出力する。また、入力部22は、表示部23と一体的にタッチパネルとして構成されていてもよい。
【0046】
記憶部26は、通信部24から受信された画像データやスキャナ部27によりスキャンされた画像データなどを読み書き可能に記憶する。
【0047】
スキャナ部27は、光源、CCD(Charge Coupled Device)等により構成され、光源から原稿へ照明走査した光の反射光を結像して光電変換することにより原稿の画像を読み取り、読み取った画像データを画像出力部28に出力する。ここで、画像データは、図形や写真等のイメージデータに限らず、文字や記号等のテキストデータ等も含む。
【0048】
画像出力部28は、レーザ式、インクジェット式、ドットインパクト式、熱転写式などにより、記録紙、OHPシートなどの印刷媒体上に画像データの画像を形成して出力する。
【0049】
状態検出部29は、バイパスセンサ、スタッカセンサ、フィニッシャ排紙センサ等からなり、用紙の位置を検知することによりジャムの発生、ジャム位置、ジャム解除、紙なし等を検知して状態情報を生成し、この状態情報をCPU21へ出力する。
【0050】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
なお、動作説明の前提として、以下のフローチャートに記述されている各処理を実現するためのプログラムは、リモート操作装置1のCPU11又は複写機2のCPU11が読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部16又は記憶部26に格納されており、CPU11,21は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0051】
図2は、リモート操作装置1のCPU11により実行される手動接続登録処理を示すフローチャートである。図2に示すように、CPU11は、入力部12を介して、初期設定又は複写機2の接続登録の指示が入力された場合(ステップS1;YES)、後述する接続登録画面131を表示部13に表示させる(ステップS2)。
【0052】
図3は、ネットワークNに接続される複写機2の登録を行うための接続登録画面の一例を示す図である。図3に示すように、接続登録画面131は、ネットワーク上に接続されている複写機2のIPアドレスを入力する項目131a、入力された内容で登録を確定する指示を入力する確定ボタン131b、登録を終了する指示を入力する終了ボタン131c、登録を追加する指示を入力する追加ボタン131dが設けられている。
【0053】
ユーザは、この接続登録画面131において、IPアドレス入力項目131aに接続登録を行う複写機2のIPアドレスを入力し、確定ボタン131cを押下することにより、所望の複写機2の接続登録を行うことができる。また、終了ボタン131cを押下することにより、接続登録を終了することができ、追加ボタ131dを押下することにより、他の複写機2の接続登録を継続して行うことができる。
【0054】
図2に戻り、CPU11は、接続登録画面131において入力された登録内容を取得し(ステップS3)、取得した登録内容の正当性をチェックした後、接続登録テーブルに登録内容を記録し、複写機2を登録する(ステップS4)。次いで、CPU11は、追加登録の指示が入力されたか否かを判別し(ステップS5)、追加登録の指示が入力された場合(ステップS5;YES)、接続登録テーブルが登録可能な台数を超えていないか否かを判別する(ステップS6)。
【0055】
接続登録テーブルが登録可能な台数を超えていない場合(ステップS5;YES)、CPU11は、ステップS2に移行して、上述した処理を繰り返して実行する。一方、接続登録テーブルが登録可能な台数を超えている場合(ステップS6;NO)、又は、追加登録の指示が入力されなかった場合(ステップS5;NO)、CPU11は、本手動接続処理を終了する。
【0056】
次に、ネットワークNに接続される複写機2を自動で登録する自動接続登録処理について説明する。図4は、CPU11により実行される自動接続登録処理を示すフローチャートである。図4に示すように、入力部12を介して、自動接続登録指示が入力されると(ステップS11;YES)、CPU11は、ネットワークN上にブロードキャストを行う(ステップS12)。ここで、ブロードキャストは、ネットワーク内で、不特定多数の相手に向かってデータを送信することである。
【0057】
続いて、CPU11は、ネットワークNに接続された複写機2から応答が合ったか否かを判別し(ステップS13)、適切な応答があった場合(ステップS13;YES)、応答があった複写機2のIPアドレスを取得し、登録の正当性をチェックした後、接続登録テーブルにIPアドレスを記憶させて、登録を行う(ステップS14)。
【0058】
そして、CPU11は、他の複写機2から応答があったか否かを判別し(ステップS13)、応答があった場合(ステップS13;YES)、上述した処理を繰り返して実行する。一方、複写機2からの応答がない場合(ステップS13;NO)、CPU11は、本自動接続登録処理を終了する。
【0059】
図5は、自動登録指示を入力するための自動登録指示画面の一例を示す図である。図5に示すように、自動登録指示画面132には、「自動的に複写機2を登録します。」とのテキストデータが表示され、開始の指示を入力するための開始ボタン132aと、中止の指示を入力するための中止ボタン132bが設けられている。
【0060】
次に、複写機2の操作画面を表示するモードとして、優先モードを設定するための優先モード設定処理について説明する。図6は、CPU11により実行される優先モード設定処理のフローチャートを示す図である。図6に示すように、CPU11は、優先モードの設定指示が入力されると(ステップS21;YES)、後述する優先モード設定画面を表示部13に表示させる(ステップS22)。
【0061】
図7は、優先モードを設定するための優先モード設定画面の一例を示す図である。図7に示すように、優先モード設定画面137は、「優先モード設定画面」とのテキストデータと、「選んでください」とのテキストデータが表示されている。また、画面中央には、時間優先モードの詳細設定の指示を入力するための「時間優先」ボタン137aと、異常優先モードの詳細設定の指示を入力するための「異常優先」ボタン137b、状態優先モードの詳細設定の指示を入力するための「状態優先」ボタン137cが設けられている。
【0062】
ここで、時間優先モードは、予め設定された時間帯に応じて、その時間帯に対応する複写機2を優先的に表示するモードである。異常優先モードは、予め登録された異常が発生した複写機2を優先的に表示するモードである。状態優先モードは、予め設定された時間を超えて、アイドル状態が継続している複写機2を優先的に表示するモードである。
【0063】
したがって、ユーザは、各優先モードを設定する場合、それぞれに対応する優先設定情報(例えば、時間帯と対応する複写機、異常の種類、アイドルの設定時間)の入力が必要となる。
【0064】
図6に戻り、CPU11は、優先モード設定画面において入力された指示が時間優先モードの設定指示であるか否かを判別する(ステップS23)。入力された指示が、時間優先モードの設定指示である場合(ステップS23;YES)、CPU11は、後述する時間優先設定画面を表示部13に表示させる(ステップS24)。
【0065】
図8は、時間優先モードの詳細な設定を行うための時間優先設定画面の一例を示す図である。図8に示すように、時間優先設定画面138は、「時間優先設定画面」とのテキストデータが表示されている。その下部には、所定の時間帯を設定するため、開始時間を入力する開始時間入力項目138a、終了時間を入力する終了時間入力項目138bが設けられている。さらに、その右側には、対応する複写機2の識別情報を入力する複写機2入力項目138cが設けられている。
【0066】
また、複数の時間帯を入力可能とするため、複数の開始時間入力項目138a、終了時間入力項目138b、複写機2入力項目138cが同様に設けられている。さらに、画面下部には、「上記時間以外」のテキストデータが表示され、設定された時間帯以外に優先的に表示させる複写機2を入力する複写機2入力項目138dが設けられている。
【0067】
したがって、ユーザは、所定の時間帯の開始時間及び終了時間を入力すると共に、優先的に表示させる複写機2の識別情報を入力することにより、入力された時間帯及び対応する複写機2の識別情報が取得され、時間優先モードが設定される。具体的に、本画面例においては、開始時間入力項目138aに、「10:00」の数字データが入力され、終了時間入力項目138bに、「12:00」の数字データが入力され、複写機2入力項目138cには、「A」の文字データが入力されているため、10:00−12:00の時間帯は、複写機2「A」の操作画面が表示部13に優先的に表示される構成となる。
【0068】
図6に戻り、優先モード設定画面137において入力された指示が時間優先モードの設定指示でない場合(ステップS23;NO)、CPU11は、入力された指示が異常優先モードであるか否かを判別する(ステップS25)。入力された指示が、異常優先モードの設定指示である場合(ステップS25;YES)、CPU11は、後述する異常優先設定画面を表示部13に表示させる(ステップS26)。
【0069】
図9は、異常優先モードの詳細な設定を行うための異常優先設定画面の一例を示す図である。図9に示すように、異常優先設定画面139は、画面上部に「異常優先設定画面」のテキストデータが表示されている。その下部には、登録可能な異常の種類として、「ジャム発生」を登録するための指示ボタン139a、「紙なし」を登録するための指示ボタン139b、「トナー補給必要」を登録するための指示ボタン139c、「故障」を登録するための指示ボタン139dが設けられている。さらに、その下部には、「のとき表示」とのテキストデータが表示されている。
【0070】
したがって、ユーザは、異常優先設定画面139において、所望する少なくとも1つの異常の種類に対応する各指示ボタンを押下することにより、指示された異常が設定優先情報として取得され、異常優先モードが設定される。これにより、複写機2に異常が発生した場合、登録された異常の発生した複写機2の操作画面が、表示部13に表示されることとなる。なお、各指示ボタンは、ユーザに押下されることにより、反転表示や3次元的なアクティブ表示がなされ、他の指示ボタンと識別可能に表示される。
【0071】
図6に戻り、優先モード設定画面において入力された指示が異常優先モードの設定指示でない場合(ステップS25;NO)、CPU11は、入力された指示が状態優先モードであるか否かを判別する(ステップS27)。入力された指示が、状態優先モードの設定指示である場合(ステップS27;YES)、CPU11は、後述する状態優先設定画面を表示部13に表示させる(ステップS28)。
【0072】
図10は、状態優先モードの詳細な設定を行うための状態優先設定画面の一例を示す図である。図10に示すように、状態優先設定画面140は、「状態優先設定画面」とのテキストデータが表示されている。その下部には、アイドル状態の設定時間を入力するための設定時間入力項目140aが設けられ、その後ろに続けて、「分以上アイドル状態の複写機2を表示」とのテキストデータが表示されている。
【0073】
したがって、ユーザは、設定時間入力項目140aに所望する時間を入力することにより、入力された設定時間が優先設定情報として取得され、状態優先モードが設定される。これにより、入力された設定時間を経過してアイドル状態が継続する複写機2がある場合、対応する複写機2の操作画面が表示部13に表示される。
【0074】
図6に戻り、CPU11は、表示部13に各設定画面を表示部13に表示させた後、各設定画面において入力された情報を優先設定情報として取得し、RAM15に格納することにより、各優先モードを設定する(ステップS29)。そして、CPU11は、本優先モード設定処理を終了する。
【0075】
次に、リモート操作装置1の表示部13に登録された複写機2の操作画面を表示させる複写機2表示処理について説明する。図11は、CPU11により実行される複写機2表示処理のフローチャートを示す図である。図11に示すように、CPU11は、優先モードが設定されているか否かを判別する(ステップS31)。優先モードが設定されていない場合(ステップS31;NO)、CPU11は、通常モードが設定されていると判別して、後述する通常モード表示処理を実行する(ステップS32)。
【0076】
図12は、複写機2表示処理の一部として、CPU11により実行される通常モード表示処理のフローチャートを示す図である。図12に示すように、CPU11は、通常モードにおいて、入力部12を介して、平等表示指示が入力されたか否かを判別する(ステップS41)。平等表示指示が入力された場合(ステップS41;YES)、登録されている複写機2を操作する操作画面を、それぞれ平等に表示する平等画面を表示部13に表示させる(ステップS42)。
【0077】
図13は、登録されている複写機2が4台ある場合に、4台の複写機2に対応する操作画面を表示する平等画面の一例を示す図である。図13に示すように、平等画面133は、4つの複写機2に対応する操作画面133a〜133dがそれぞれ同一の大きさにて表示されている。この操作画面133a〜133dにおいて、ユーザにより操作情報が入力されると、CPU11により、操作情報が取得され、入力された操作画面に対応する複写機2に送信される。各操作画面133a〜133dの詳細な構成については後述する。なお、平等画面133上にて、所望する操作画面の拡大表示指示が入力されると、選択された操作画面が拡大されて、表示部13に表示される構成となっている。
【0078】
図12に戻り、CPU11は、通常モードにおいて、拡大表示指示が入力されたか否かを判別する(ステップS43)。拡大表示指示が入力された場合(ステップS43;YES)、CPU11は、指示された複写機2に対応する操作画面を拡大して表示する拡大画面を表示部13に表示させる。
【0079】
図14は、複写機2「A」の拡大指示が入力された場合に、複写機2「A」を操作するための操作画面を拡大して表示する拡大画面の一例を示す図である。図14に示すように、拡大画面134は、複写機2から出力させる印刷媒体の枚数を表示する枚数表示項目134a、複写機2の異常や状態を表示する状態表示項目134b、複写機2の識別情報を表示する複写機2表示項目134c、複数の操作キーが設けられるテンキー134d、コピー開始の指示を入力するためのコピーボタン134e、入力した指示をキャンセルするためのキャンセルボタン134f、入力した操作情報を消去するためのクリアボタン134gが設けられている。
【0080】
したがって、この拡大画面134において、ユーザにより、複写機2に対する操作情報が入力され、コピーボタン134eが押下されると、CPU11により、対応する複写機2に操作情報が送信され、複写機2において操作情報に基づく処理が実行される。
【0081】
図12に戻り、CPU11は、通常モードにおいて、入力部12を介してアイコン表示指示が入力されたか否かを判別する(ステップS45)。アイコン表示指示が入力された場合(ステップS45;YES)、CPU11は、後述するアイコン画面を表示部13に表示させる(ステップS46)。
【0082】
図15は、登録されている複写機2が4台ある場合に、4台の複写機2に対応するアイコンを表示するアイコン画面の一例を示す図である。図13に示すように、アイコン画面135には、複写機2「A」〜「D」に対応するアイコン135a〜135dがそれぞれ表示されている。なお、アイコン画面135上にて、一部拡大指示として、所望するアイコンが選択指示されることにより、指示されたアイコンに対応する複写機2の操作画面が拡大されて、表示部13の一部に表示される構成となっている。
【0083】
図12に戻り、CPU11は、通常モードにおいて、入力部12を介して一部拡大表示指示が入力されたか否か判別する(ステップS45)。アイコン表示指示が入力された場合(ステップS45;YES)、CPU11は、後述するアイコン画面を表示部13に表示させる(ステップS46)。
【0084】
図16は、複写機2「A」の一部拡大指示が入力された場合に、複写機2「A」を操作するための操作画面を表示部13の一部に拡大して表示する一部拡大画面の一例を示す図である。図16に示すように、一部拡大画面136には、一部拡大指示が入力された複写機2の操作画面136aと、その他の複写機2のアイコン136b〜136dとが表示されている。操作画面136aは、図14に示した拡大画面134と同一の構成であり、操作画面136aを介して、操作情報を入力することにより、複写機2をリモート操作することが可能である。
【0085】
図12に戻り、CPU11は、表示終了指示(通常モードの表示終了指示を含む)が入力されたか否かを判別し(ステップS49)、表示終了指示が入力されない場合は(ステップS49;NO)、ステップS41に移行して、上述した処理を繰り返して実行する。また、表示終了指示が入力された場合(ステップS49;YES)、CPU11は、本通常モード表示処理を終了する。
【0086】
図11に戻り、ステップS31において、優先モードが設定されている場合(ステップS31;YES)、CPU11は、設定されている優先モードが、時間優先モードであるか否かを判別する(ステップS33)。設定されている優先モードが時間優先モードである場合(ステップS33;YES)、CPU11は、後述する時間優先モード表示処理を実行する(ステップS34)。
【0087】
図17は、複写機2表示処理の一部として、CPU11により実行される時間優先モード表示処理のフローチャートを示す図である。図17に示すように、CPU11は、RAM15に格納されている優先設定情報を取得し(ステップS51)、取得した優先設定情報に含まれる設定時間と、現在の時間を比較して、対応する複写機2を取得する(ステップS52)。
【0088】
次いで、CPU11は、対応する複写機2の操作画面を一部拡大して表示した一部拡大画面136(図16参照)を表示部13に表示させる(ステップS53)。次いで、CPU11は、表示終了指示(時間優先モードの表示終了指示を含む)が入力されたか否かを判別し(ステップS54)、表示終了指示が入力されない場合(ステップS54;NO)、ステップS52に移行して、上述した処理を繰り返して実行する。一方、表示終了指示が入力された場合(ステップS54;YES)、CPU11は、本時間優先モード表示処理を終了する。
【0089】
図11に戻り、ステップS33において、時間優先モードが設定されていない場合(ステップS33;NO)、CPU11は、異常優先モードが設定されているか否かを判別する(ステップS35)。異常優先モードが設定されている場合(ステップS35;YES)、CPU11は、後述する異常優先モード表示処理を実行する。
【0090】
図18は、複写機2表示処理の一部として、CPU11により実行される異常優先モード表示処理のフローチャートを示す図である。図18に示すように、CPU11は、RAM15に格納されている優先設定情報を取得し(ステップS61)、複写機2から受信した状態情報に基づいて、接続登録されている複写機2について異常発生の有無を監視する(ステップS62)。
【0091】
CPU11は、異常が発生した複写機2があるか否かを判別し(ステップS63)、異常が発生した複写機2がある場合(ステップS63;YES)、発生した異常の種類が優先設定情報に登録されているか否かを判別する(ステップS64)。発生した異常が優先設定情報に登録されている場合(ステップS64;YES)、CPU11は、異常が発生した複写機2の操作画面を一部拡大して表示した一部拡大画面136(図16参照)を表示部13に表示させる(ステップS65)。
【0092】
一方、発生した異常が優先設定情報に登録されていない場合(ステップS64;NO)、CPU11は、異常が発生した複写機2の操作画面を拡大せずに、ステップS66に移行し、表示終了指示(異常優先モードの表示終了指示を含む)が入力されたか否かを判別する(ステップS66)。表示終了指示が入力されていない場合(ステップS66;NO)、CPU11は、ステップS62に移行して、上述した処理を繰り返して実行する。一方、表示終了指示が入力された場合(ステップS66;YES)、CPU11は、本異常優先モード表示処理を終了する。
【0093】
図11に戻り、CPU11は、ステップS35において、異常優先モードが設定されていない場合(ステップS35;NO)、CPU11は、状態優先モードが設定されているか否かを判別する(ステップS37)。状態優先モードが設定されている場合(ステップS37;YES)、CPU11は、後述する状態優先モード表示処理を実行する。
【0094】
図19は、複写機2表示処理の一部として、CPU11により実行される状態優先モード表示処理のフローチャートを示す図である。図19に示すように、CPU11は、RAM15に格納されている優先設定情報を取得すると共に(ステップS71)、タイマーの計測を開始する(ステップS72)。
【0095】
次いで、CPU11は、優先設定情報に設定されたアイドルの設定時間を経過したか否かを判別し(ステップS73)、設定時間が経過した場合(ステップS73;YES)、接続登録されている複写機2に問い合わせを行う(ステップS74)。続いて、CPU11は、複写機2から送信される状態情報に基づいて、継続してアイドル状態である複写機2があるか否かを判別する(ステップS75)。
【0096】
継続してアイドル状態の複写機2がある場合(ステップS75;YES)、CPU11は、アイドル中の複写機2の操作画面を一部拡大して表示した一部拡大画面136(図16参照)を表示部13に表示させる(ステップS76)。一方、継続してアイドル状態の複写機2がない場合(ステップS75;NO)、CPU11は、いずれの複写機2の操作画面も拡大せずに、ステップS77に移行し、表示終了指示(状態優先モードの表示終了指示を含む)が入力されたか否かを判別する(ステップS66)。
【0097】
表示終了指示が入力されていない場合(ステップS77;NO)、CPU11は、ステップS72に移行して、上述した処理を繰り返して実行する。一方、表示終了指示が入力された場合(ステップS77;YES)、CPU11は、本状態優先モード表示処理を終了する。
【0098】
図11に戻り、ステップS37において、状態優先モードが設定されていない場合(ステップS37;NO)、CPU11は、ステップS32に移行して、上述した通常モード表示処理(図12参照)を実行する。そして、各モード表示処理を終了すると、CPU11は、本複写機2表示処理を終了する。
【0099】
以上のように、本実施の形態によれば、通信ネットワークを介して接続される複数の複写機2をリモート操作するリモート操作システム100において、リモート操作装置1は、予め登録された複写機2に対応する複数の操作画面を表示部13に同時に表示させ、各操作画面において入力された複写機2に対する操作情報を、入力された操作画面に応じて対応する複写機2に送信することにより、複数の複写機2に対するリモート操作を行う。
【0100】
これにより、通信ネットワークを介して複数の複写機2が接続される場合であっても、複数の複写機2に対応する操作画面を同時に表示させ、各操作画面において、それぞれの複写機2に対する操作情報を入力して、複写機2をリモート操作することができるため、複写機2を操作する毎に操作画面の切り替えを行う必要がなく、効率良く複写機2のリモート操作を行うことができる。
【0101】
また、リモート操作装置1の表示部13に複写機2の操作画面を表示させる場合、通常モード又は優先モードを設定させ、通常モードが設定されている場合は、複数の複写機2に対応する操作画面を平等に表示させる平等画面、複数の複写機2に対応するアイコンを表示させるアイコン画面、ユーザからの指示に応じて、特定の複写機2の操作画面を拡大して表示させる拡大画面、特定の複写機2の操作画面を一部拡大して表示させる一部拡大画面を表示部13に表示させる。
【0102】
したがって、ユーザの利用態様に応じて種々の画面を選択して、複写機2の操作画面を表示させることができるため、汎用性、利便性に優れたリモート操作装置1を提供することができる。
【0103】
また、優先モードのうち時間優先モードが設定されている場合、予め設定された時間帯に応じて対応する複写機2の操作画面が一部拡大して表示されるため、各時間帯毎に最も利用頻度の高くなる複写機2の操作画面を自動で表示させることができるため、効率良く各複写機2をリモート操作することができる。
【0104】
また、優先モードのうち異常優先モードが設定されている場合、予め設定された異常が複写機2に発生すると、異常が発生した複写機2の操作画面が一部拡大して表示されるため、ユーザは、複写機2に異常が発生したことを即座に認識することができ、迅速に異常の発生に対応することができる。これにより、トラブルを速やかに解消して、重大な故障などを未然に防ぐことができる。
【0105】
また、優先モードのうち状態優先モードが設定されている場合、複写機2のアイドル状態が予め設定された時間を超えると、アイドル状態が継続中の複写機2の操作画面が一部拡大して表示部13に表示されるため、ユーザは、稼動可能な複写機2を優先して使用することができ、処理効率を向上させると共に、複写機2の利用効率を向上させることができる。
【0106】
また、各優先モードにおいては、対応する複写機2の操作画面が一部拡大されて表示されると共に、他の複写機2に対応するアイコンが表示され、アイコンを選択指示することにより、指示されたアイコンに対応する複写機2の操作画面を一部拡大して表示部13に表示させることができるため、必要に応じて速やかに対応する複写機2の操作画面を表示させることができ、操作性がよい。また、不要な操作画面をアイコン化して、表示させることにより、操作画面の視認性を向上させることができる。
【0107】
また、リモート操作装置1に操作画面を表示させる複写機2の登録を行う場合、
自動でネットワークN上に接続されている複写機2を登録することができるため、ユーザは、登録に係る煩雑な操作を必要とせずに、容易に複数の複写機2を登録することができる。また、手動で任意の複写機2を設定して登録を行うこともできるため、複写機2の追加や削除を効率良く行うことができる。
【0108】
なお、上述した本実施の形態における記述は、本発明に係る好適なリモート操作装置の一例であり、これに限定されるものではない。例えば、本実施の形態において、優先モードとして、時間優先モード、異常優先モード、状態優先モードが設定され、時間帯、複写機2の異常発生、複写機2のアイドル継続時間等に基づいて、優先的に対応する複写機2の操作画面を表示させる構成としたが、優先モードはこれに限定されない。
【0109】
例えば、優先設定情報として、所定の時間幅(例えば、1分程度)をRAMに記憶させ、所定の時間幅が経過する毎に、複数の操作画面を切り替えて、一部拡大画面に拡大して表示させる構成であっても良い。また、優先設定情報は、複写機2の優先順位をさらに含み、この優先順位に従って、所定の時間幅が経過する毎に、一部拡大画面に拡大して表示された操作画面を切り替えて表示させる構成であってもよい。
【0110】
さらに、複写機2は、使用状況(例えば、コピーカウンタ、利用時間等)を含む状態情報をリモート操作装置1に送信し、リモート操作装置1は、複写機2の使用状況に応じて、頻繁に使用する複写機2又は殆ど使用されない複写機2の操作画面を優先的に一部拡大させて表示させる構成であってもよい。
【0111】
或いは、優先設定情報として、複写機2の備える機能(例えば、カラー機能、スキャナ機能等)の優先順位をRAMに記憶させ、複写機2備える機能に応じて、優先的に複写機2の操作画面を優先的に一部拡大させて表示させる構成であってもよい。
【0112】
また、本実施の形態においては、複数の複写機2に対応する操作画面が同一の構成である場合を例として説明を行ったが、これに限らず、複写機2の機種に応じて操作画面の構成が異なるときは、各複写機2の操作画面に対応する操作画面の構成を、表示部13に表示させることが好ましい。
【0113】
また、本実施の形態においては、各優先モードにおいて、優先的に表示される複写機2の操作画面は、一部が拡大されて表示される構成として説明を行ったが、例えば、図14に示す拡大画面134のように、表示部13の全面に拡大して表示される構成であってもよい。
【0114】
或いは、本実施の形態においては、各優先モードにおいて、優先的に表示される複写機2の操作画面が1つである場合を例として説明を行ったが、一部が拡大して表示される操作画面の数はこれに限らず、複数の操作画面が同一の画面に表示される構成であってもよい。例えば、2台の複写機2に略同時にジャムが発生した場合、2台の複写機2に対応する操作画面をそれぞれ表示部13に表示させる構成であってもよい。
【0115】
その他、本実施の形態におけるリモート操作システム100における各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
【0116】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、通信ネットワークを介して接続される複数の画像形成装置を同一の画面においてリモート操作することができ、複数の画像形成装置毎に、操作画面を切り替える手間を必要とせずに、効率良く画像形成装置を管理することができる。
【0117】
請求項2記載の発明によれば、通信ネットワークを介して接続される複数の画像形成装置のリモート操作を行う場合、ユーザにより入力される操作指示又は画像形成装置の状態情報に基づいて、画像形成装置の操作画面を拡大して表示部に表示させることができるため、操作が必要となる画像形成装置を的確に認識することができる。また、拡大された操作画面において、必要な操作情報を速やかに入力して、画像形成装置をリモート操作することができる。
【0118】
請求項3記載の発明によれば、予め優先設定情報により、所定の時間帯毎に対応する画像形成装置を定義しておき、指定された時間帯に対応する画像形成装置の操作画面を優先して表示部に表示させることができる。このため、時間帯に応じて使用頻度が高くなる画像形成装置の操作画面を常に表示させておくことができ、効率良く画像形成装置をリモート操作することができる。
【0119】
請求項4記載の発明によれば、予め優先設定情報により、画像形成装置に発生する異常の種類を定義しておき、画像形成装置から送信される状態情報に基づいて、画像形成装置で発生した異常が、優先設定情報に定義されている異常と同一である場合、当該異常の発生した画像形成装置の操作画面を優先して表示部に表示させることができる。これにより、ユーザは、特定の異常が発生したことを速やかに認識することができ、迅速に発生したトラブルに対応することができる。
【0120】
請求項5記載の発明によれば、予め優先設定情報により、所定のアイドル状態の時間を設定し、画像形成装置から送信される状態情報に基づいて、所定のアイドル状態の時間を超えて、アイドル状態にある画像形成装置の操作画面を優先して表示部に表示させることができる。したがって、稼動可能な状態にある画像形成装置を的確に認識して、画像形成装置をリモート操作することができるため、画像形成装置の利用効率を向上させることができる。
【0121】
請求項6記載の発明によれば、所定の時間幅毎に順次切り替えて複数の画像形成装置の操作画面を表示させることができるため、リモート操作システム全体を一括して管理することができる。
【0122】
請求項7記載の発明によれば、ユーザの利用態様に応じて、画像形成装置に優先順位を設定して、対応する画像形成装置の操作画面を表示させることができる。
【0123】
請求項8記載の発明によれば、例えば、使用頻度の高い画像形成装置の操作画面を優先して表示させることにより、各画像形成装置の操作画面を切り替える頻度を減らして、効率良く画像形成装置のリモート操作を行うことができる。また、使用頻度の低い画像形成装置の操作画面を優先して表示させることにより、使用頻度の画像形成装置の待機時間を低減させて、システム全体を均一的に稼動させることができる。
【0124】
請求項9記載の発明によれば、表示部に操作画面が表示されていない画像形成装置をリモート操作する場合、表示部のアイコンを選択指示することにより、速やかに対応する画像形成装置の操作画面を表示させることができ、操作性が良い。また、不要な操作画面を表示させないことにより、操作画面の視認性を向上させることができる。
【0125】
請求項10記載の発明によれば、請求項1から9に記載した発明の効果を備えるリモート操作装置と、そのリモート操作装置によりリモート操作される複数の画像形成装置とを備えるリモート操作システムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態におけるリモート操作システム100のシステム構成及び各装置の内部構成を示すブロック図である。
【図2】CPU11により実行される手動接続登録処理を示すフローチャートである。
【図3】表示部13に表示される接続登録画面の一例を示す図である。
【図4】CPU11により実行される自動接続登録処理を示すフローチャートである。
【図5】表示部13に表示される自動登録指示画面の一例を示す図である。
【図6】CPU11により実行される優先モード設定処理を示すフローチャートである。
【図7】表示部13に表示される優先モード設定画面の一例を示す図である。
【図8】表示部13に表示される時間優先設定画面の一例を示す図である。
【図9】表示部13に表示される異常優先設定画面の一例を示す図である。
【図10】表示部13に表示される状態優先設定画面の一例を示す図である。
【図11】CPU11より実行される複写機2表示処理を示すフローチャートである。
【図12】CPU11より実行される通常モード表示処理を示すフローチャートである。
【図13】表示部13に表示される平等画面の一例を示す図である。
【図14】表示部13に表示される拡大画面の一例を示す図である。
【図15】表示部13に表示されるアイコン画面の一例を示す図である。
【図16】表示部13に表示される一部拡大画面の一例を示す図である。
【図17】CPU11より実行される時間優先モード表示処理を示すフローチャートである。
【図18】CPU11より実行される異常優先モード表示処理を示すフローチャートである。
【図19】CPU11より実行される状態優先モード表示処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 リモート操作装置
11 CPU
12 入力部
13 表示部
14 通信部
15 RAM
16 記憶部
17 バス
2 複写機2
21 CPU
22 入力部
23 表示部
24 通信部
25 RAM
26 記憶部
27 スキャナ部
28 画像出力部
29 状態検出部
N ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークを介して接続される複数の画像形成装置をリモート操作するリモート操作装置及びリモート操作システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、オフィスなどのネットワーク化に伴い、複数台の画像形成装置と、その画像形成装置をリモート操作するパーソナルコンピュータをネットワーク接続し、そのパーソナルコンピュータの操作入力により、画像形成装置それぞれをリモート操作する技術が知られている。
【0003】
例えば、伝送路を介してデジタル複写機に接続されるリモート操作装置において、デジタル複写機から入力される設定情報に従って、デジタル複写機のディスプレイと略同一の操作画面の表示部に表示し、この表示部の操作画面で操作がなされると、動作命令や表示変化内容をデジタル複写機に送出する。一方、デジタル複写機では、リモート操作装置から入力された動作命令に従って動作を行い、表示変化内容に従ってディプレイの表示をリアルタイムに更新することにより、デジタル複写機をリモート操作するリモート操作システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−281195号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のリモート操作システム(例えば、特許文献1)においては、リモート操作装置の表示部に表示可能なデジタル複写機の操作画面や情報は、デジタル複写機一台分の情報であり、複数のデジタル複写機が伝送路に接続されている場合、ユーザが所望するデジタル複写機を個々に選択して情報を表示させる必要があった。したがって、多くのデジタル複写機が伝送路に接続された場合、どのデジタル複写機に関する情報を表示部に表示させるべきかの選択が困難であり、適切にデジタル複写機の情報を表示することができないという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、ネットワークを介して接続された複数の画像形成装置のリモート操作を行うリモート操作システムにおいて、複数台の画像形成装置に係る情報を適切に表示させてシステム全体の管理効率を向上させることを可能とするリモート操作装置及びリモート操作システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
通信ネットワークを介して接続される複数の画像形成装置を操作するリモート操作装置であって、
前記複数の画像形成装置と通信ネットワークを介して通信する通信部と、
前記画像形成装置を操作する操作画面を画像形成装置毎に複数表示する表示部と、
前記表示部に表示された複数の操作画面を介して画像形成装置毎に入力される操作情報を受け付ける入力部と、
前記操作画面を介して入力された操作情報を、前記通信部を制御して、対応する画像形成装置に送信させる制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、通信ネットワークを介して接続される複数の画像形成装置を同一の画面においてリモート操作することができ、複数の画像形成装置毎に、操作画面を切り替える手間を必要とせずに、効率良く画像形成装置を管理することができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、
通信ネットワークを介して接続される複数の画像形成装置を操作するリモート操作装置であって、
前記複数の画像形成装置と通信ネットワークを介して通信する通信部と、
前記画像形成装置を操作する操作画面を画像形成装置毎に表示する表示部と、
前記表示部に表示された操作画面を介して入力される操作情報及び操作指示の入力を受け付ける入力部と、
前記入力部を介して入力される操作指示又は前記通信部を介して受信される画像形成装置の状態情報に基づいて、複数の画像形成装置のうち少なくとも一の画像形成装置の操作画面を優先的に前記表示部に表示させ、当該操作画面を介して入力された操作情報を、前記通信部を制御して、対応する画像形成装置に送信させる制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、通信ネットワークを介して接続される複数の画像形成装置のリモート操作を行う場合、ユーザにより入力される操作指示又は画像形成装置の状態情報に基づいて、画像形成装置の操作画面を優先的に表示部に表示させることができるため、操作が必要となる画像形成装置を的確に認識することができる。また、優先的に表示された操作画面において、必要な操作情報を速やかに入力して、画像形成装置をリモート操作することができる。
【0011】
なお、操作画面を優先的に表示するとは、例えば、対応する操作画面を拡大して表示する、色を変えて表示する、最前面に表示することにより、他の操作画面と識別可能にして表示させることである。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のリモート操作装置において、
所定の時間帯に対応する画像形成装置を定義する優先設定情報を記憶する一次記憶手段を備え、
前記制御手段は、優先設定情報に応じて、指定された時間帯に対応する画像形成装置の操作画面を優先的に前記表示部に表示させることを特徴としている。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、予め優先設定情報により、所定の時間帯毎に対応する画像形成装置を定義しておき、指定された時間帯に対応する画像形成装置の操作画面を優先して表示部に表示させることができる。このため、時間帯に応じて使用頻度が高くなる画像形成装置の操作画面を常に表示させておくことができ、効率良く画像形成装置をリモート操作することができる。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項2記載のリモート操作装置において、
画像形成装置に発生する異常の種類を定義する優先設定情報を記憶する一時記憶手段を備え、
前記通信部は、画像形成装置に発生した異常に関する状態情報を受信し、
前記制御手段は、前記状態情報に基づいて画像形成装置に発生した異常と、前記優先設定情報に定義されている異常の種類とを比較し、画像形成装置に発生した異常が優先設定情報に定義されている異常と同一である場合、異常の発生した画像形成装置の操作画面を優先的に前記表示部に表示させることを特徴としている。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、予め優先設定情報により、画像形成装置に発生する異常の種類を定義しておき、画像形成装置から送信される状態情報に基づいて、画像形成装置で発生した異常が、優先設定情報に定義されている異常と同一である場合、当該異常の発生した画像形成装置の操作画面を優先して表示部に表示させることができる。これにより、ユーザは、特定の異常が発生したことを速やかに認識することができ、迅速に発生したトラブルに対応することができる。
【0016】
請求項5記載の発明は、請求項2記載のリモート操作装置において、
画像形成装置のアイドル状態の時間を定義する優先設定情報を記憶する一時記憶手段を備え、
前記通信部は、画像形成装置のアイドル状態に関する状態情報を受信し、
前記制御手段は、前記状態情報に基づいて、前記優先設定情報に定義されているアイドル状態の時間を超えてアイドル状態にある画像形成装置の操作画面を優先的に前記表示部に表示させることを特徴としている。
【0017】
請求項5記載の発明によれば、予め優先設定情報により、所定のアイドル状態の時間を設定し、画像形成装置から送信される状態情報に基づいて、所定のアイドル状態の時間を超えて、アイドル状態にある画像形成装置の操作画面を優先して表示部に表示させることができる。したがって、稼動可能な状態にある画像形成装置を的確に認識して、画像形成装置をリモート操作することができるため、画像形成装置の利用効率を向上させることができる。
【0018】
請求項6記載の発明は、請求項2記載のリモート操作装置において、
所定の時間幅を定義する優先設定情報を記憶する一時記憶手段を備え、
前記制御手段は、前記優先設定情報に定義される所定の時間幅毎に、前記優先的に表示される操作画面を切り替えて表示させることを特徴していする。
【0019】
請求項6記載の発明によれば、所定の時間幅毎に順次切り替えて複数の画像形成装置の操作画面を表示させることができるため、リモート操作システム全体を一括して管理することができる。
【0020】
請求項7記載の発明は、請求項6記載のリモート操作装置において、
前記優先設定情報は、複数の画像形成装置の優先順位を定義する情報を含み、前記制御手段は、前記所定の時間毎に、前記拡優先的に表示される操作画面を、当該優先順位に従って、切り替えて表示することを特徴としている。
【0021】
請求項7記載の発明によれば、ユーザの利用態様に応じて、画像形成装置に優先順位を設定して、対応する画像形成装置の操作画面を表示させることができる。
【0022】
請求項8記載の発明は、請求項2記載のリモート操作装置において、
前記通信部は、画像形成装置の使用状況に関する状態情報を受信し、
前記制御手段は、前記状態情報に基づいて、複数の画像形成装置のうち使用頻度の高い画像形成装置又は使用頻度の低い画像形成装置の操作画面を優先的に表示部に表示させることを特徴としている。
【0023】
請求項8記載の発明によれば、例えば、使用頻度の高い画像形成装置の操作画面を優先して表示させることにより、各画像形成装置の操作画面を切り替える頻度を減らして、効率良く画像形成装置のリモート操作を行うことができる。また、使用頻度の低い画像形成装置の操作画面を優先して表示させることにより、使用頻度の画像形成装置の待機時間を低減させて、システム全体を均一的に稼動させることができる。
【0024】
請求項9記載の発明は、請求項2から7のいずれか一項に記載のリモート操作装置において、
前記制御手段は、前記優先的に操作画面が表示された画像形成装置以外の他の画像形成装置に対応するアイコンを表示部に表示させ、前記アイコンの操作指示が入力された場合、当該アイコンに対応する画像形成装置の操作画面を優先的に表示部に表示させることを特徴としている。
【0025】
請求項9記載の発明によれば、表示部に操作画面が表示されていない画像形成装置をリモート操作する場合、表示部のアイコンを選択指示することにより、速やかに対応する画像形成装置の操作画面を表示させることができ、操作性が良い。また、不要な操作画面を表示させないことにより、操作画面の視認性を向上させることができる。
【0026】
請求項10記載の発明は、
請求項1から9のいずれか一項に記載のリモート操作装置と、
前記リモート装置に前記通信ネットワークを介してリモート操作される前記複数の画像形成装置とを備えることを特徴としている請求項1記載の発明によれば、通信ネットワークを介して接続される複数の画像形成装置を同一の画面においてリモート操作することができ、複数の画像形成装置毎に、操作画面を切り替える手間を必要とせずに、効率良く画像形成装置を管理することができる。
【0027】
請求項10記載の発明によれば、請求項1から9に記載した発明の効果を備えるリモート操作装置と、そのリモート操作装置によりリモート操作される複数の画像形成装置とを備えるリモート操作システムを構築することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図19を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0029】
まず、本実施の形態の構成を説明する。
図1は、本実施の形態におけるリモート操作システム100のシステム構成及び各装置の内部構成を示す図である。図1に示すように、リモート操作システム100は、複写機2をリモート操作するリモート操作装置1と、画像形成装置としての複写機2a〜2n(以下、統括的に「複写機2」と記す)とを備えて構成され、各装置はネットワークNを介して接続されている。本実施の形態では、リモート操作対象が複写機2であるものとして説明するが、少なくとも画像出力機能を有する画像形成装置としてもよい。なお、リモート操作装置1及び複写機2の設置台数、設置箇所は特に限定されない。
【0030】
ネットワークNは、電話回線網、ISDN回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線網等の各種通信回線と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダ基地局P等を含む。なお、ネットワークNは、必要な時に接続が可能であればよく、常時接続されている必要はない。また、ネットワークNは、情報管理の信頼性の観点から、特定のユーザのみアクセス可能なセキュリティを確保しているネットワークであることが望ましい。
【0031】
次に、リモート操作装置1について詳細に説明する。
図1に示すように、リモート操作装置1は、制御手段としてのCPU11、入力部12、表示部13、通信部14、一時記憶手段としてのRAM15、記憶部16等から構成され、各部はバス17により接続される。
【0032】
制御手段としてのCPU(Central Processing Unit)11は、記憶部16に格納されている各種プログラムの中から指定されたプログラムを、RAM15内の図示しないワークエリアに展開し、入力部12、及び通信部14から入力されるデータに応じて、プログラムに従った各種処理を実行し、処理結果をRAM15内のワークメモリに格納する。また、処理結果を表示するための表示情報を生成して表示部13へ出力する。
【0033】
具体的に、CPU11は、操作者の指示に応じてネットワークNに接続されている複写機2の登録を行う手動接続登録処理(図2参照)、ネットワークNに接続されている複写機2の登録を自動で行う自動接続登録処理(図4参照)、優先モードの設定を行う優先モード設定処理(図6参照)、設定されたモードに基づいて、登録された複写機2の操作画面を表示する複写機2表示処理(図11参照)を実行する。また、CPU11は、複写機2表示処理の一部として、通常モード表示処理(図12参照)、時間優先モード表示処理(図17参照)、異常優先モード表示処理(図18参照)、状態優先モード表示処理(図19参照)を実行する。なお、各処理の詳細は後述する。
【0034】
入力部12は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キーを備えたキーボードを含み、このキーボードで押下されたキーに対応する押下信号をCPU11に出力する。なお、入力部12は、必要に応じてマウス、タッチパネル等のポインティングデバイスや、その他の入力装置を備えるものとしてもよい。
【0035】
表示部13は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等によってなる表示画面を備え、CPU11から入力される表示信号の指示に従って入力部12、通信部14を介して送受信される表示データを画面上に表示する。
【0036】
通信部14は、LAN、WAN、あるいはインターネット等のネットワークNに接続された伝送媒体に接続可能なインターフェイスであり、電話回線、ISDN回線、無線通信回線、専用線、CATV回線等の通信回線を介して外部機器との通信を行うための制御を行う。
【0037】
RAM(Random Access Memory)15は、CPU11によって実行される各種プログラムやこれら各種プログラムによって処理されたデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。また、RAM15は、後述する手動接続登録処理又は自動接続登録処理において、ネットワークN上に接続されている複写機2を登録するための接続登録テーブル(図示せず)を格納している。この接続登録テーブルは、ネットワークN上に接続された複写機2にそれぞれ割り振られたIPアドレスを複写機2の識別情報(例えば、装置名称、装置番号等)と共に記憶している。
【0038】
記憶部16は、プログラムやデータ等があらかじめ記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記録媒体は記憶部16に固定的に設けられるもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記録媒体には、システムプログラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、及び各種処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0039】
また、記録媒体に記憶するプログラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアント等の他の機器からWAN、LAN等のネットワーク回線の伝送媒体を介して通信部14から受信して記憶する構成にしてもよく、さらに、記録媒体はネットワーク上に構築されたサーバの記録媒体であってもよい。また、前記プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインストールするように構成してもよい。
【0040】
次に、複写機2について説明する。
図1に示すように、複写機2は、CPU21と、入力部22、表示部23、通信部24、RAM25、記憶部26、画像出力部27、状態検出部28等から構成され、各部はバス28により接続される。
【0041】
複写機2の各部のうちリモート操作装置1と同名称の各部は、リモート操作装置1の各部と略同様の構成を有する。このため、リモート操作装置1の各部と異なる部分について、以下説明する。
【0042】
CPU21は、記憶部26に格納されている各種プログラムの中から指定されたプログラムを、RAM25内の図示しないワークエリアに展開し、入力部22、及び通信部24から入力されるデータに応じて、プログラムに従った各種処理を実行し、処理結果をRAM25内のワークメモリに格納する。また、処理結果を表示するための表示情報を生成して表示部23へ出力する。
【0043】
具体的に、CPU21は、後述する状態検知部28から状態情報が入力されると、入力された状態情報(ジャム発生、ジャム位置、ジャム解除、紙なし等を含む)に応じて、後述する通信部24を制御して、リモート操作装置1に状態情報を送信する。また、CPU21は、タイマーを備え、複写機2が一定時間稼動されない場合、すなわちアイドル状態が続くと、不使用時に必要最小限の機能を維持する低消費電力状態、すなわちスリープ状態に切り替えを行う。そして、CPU21は、リモート操作装置1から問い合わせ要求を受信すると、アイドル状態に関する状態情報を生成して、生成した状態情報をリモート操作装置1に送信する。
【0044】
また、CPU21は、リモート操作装置1の操作画面において入力された操作情報を受信すると、受信した操作情報に従って、複写機2全体の集中制御を行い、各種処理を実行する。
【0045】
入力部22は、数次入力キー及び各種機能キーなどを備えたキーパッドを含み、入力部22は、操作者によりキーパッドで押下された押下信号をCPU21に出力する。また、入力部22は、表示部23と一体的にタッチパネルとして構成されていてもよい。
【0046】
記憶部26は、通信部24から受信された画像データやスキャナ部27によりスキャンされた画像データなどを読み書き可能に記憶する。
【0047】
スキャナ部27は、光源、CCD(Charge Coupled Device)等により構成され、光源から原稿へ照明走査した光の反射光を結像して光電変換することにより原稿の画像を読み取り、読み取った画像データを画像出力部28に出力する。ここで、画像データは、図形や写真等のイメージデータに限らず、文字や記号等のテキストデータ等も含む。
【0048】
画像出力部28は、レーザ式、インクジェット式、ドットインパクト式、熱転写式などにより、記録紙、OHPシートなどの印刷媒体上に画像データの画像を形成して出力する。
【0049】
状態検出部29は、バイパスセンサ、スタッカセンサ、フィニッシャ排紙センサ等からなり、用紙の位置を検知することによりジャムの発生、ジャム位置、ジャム解除、紙なし等を検知して状態情報を生成し、この状態情報をCPU21へ出力する。
【0050】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
なお、動作説明の前提として、以下のフローチャートに記述されている各処理を実現するためのプログラムは、リモート操作装置1のCPU11又は複写機2のCPU11が読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部16又は記憶部26に格納されており、CPU11,21は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0051】
図2は、リモート操作装置1のCPU11により実行される手動接続登録処理を示すフローチャートである。図2に示すように、CPU11は、入力部12を介して、初期設定又は複写機2の接続登録の指示が入力された場合(ステップS1;YES)、後述する接続登録画面131を表示部13に表示させる(ステップS2)。
【0052】
図3は、ネットワークNに接続される複写機2の登録を行うための接続登録画面の一例を示す図である。図3に示すように、接続登録画面131は、ネットワーク上に接続されている複写機2のIPアドレスを入力する項目131a、入力された内容で登録を確定する指示を入力する確定ボタン131b、登録を終了する指示を入力する終了ボタン131c、登録を追加する指示を入力する追加ボタン131dが設けられている。
【0053】
ユーザは、この接続登録画面131において、IPアドレス入力項目131aに接続登録を行う複写機2のIPアドレスを入力し、確定ボタン131cを押下することにより、所望の複写機2の接続登録を行うことができる。また、終了ボタン131cを押下することにより、接続登録を終了することができ、追加ボタ131dを押下することにより、他の複写機2の接続登録を継続して行うことができる。
【0054】
図2に戻り、CPU11は、接続登録画面131において入力された登録内容を取得し(ステップS3)、取得した登録内容の正当性をチェックした後、接続登録テーブルに登録内容を記録し、複写機2を登録する(ステップS4)。次いで、CPU11は、追加登録の指示が入力されたか否かを判別し(ステップS5)、追加登録の指示が入力された場合(ステップS5;YES)、接続登録テーブルが登録可能な台数を超えていないか否かを判別する(ステップS6)。
【0055】
接続登録テーブルが登録可能な台数を超えていない場合(ステップS5;YES)、CPU11は、ステップS2に移行して、上述した処理を繰り返して実行する。一方、接続登録テーブルが登録可能な台数を超えている場合(ステップS6;NO)、又は、追加登録の指示が入力されなかった場合(ステップS5;NO)、CPU11は、本手動接続処理を終了する。
【0056】
次に、ネットワークNに接続される複写機2を自動で登録する自動接続登録処理について説明する。図4は、CPU11により実行される自動接続登録処理を示すフローチャートである。図4に示すように、入力部12を介して、自動接続登録指示が入力されると(ステップS11;YES)、CPU11は、ネットワークN上にブロードキャストを行う(ステップS12)。ここで、ブロードキャストは、ネットワーク内で、不特定多数の相手に向かってデータを送信することである。
【0057】
続いて、CPU11は、ネットワークNに接続された複写機2から応答が合ったか否かを判別し(ステップS13)、適切な応答があった場合(ステップS13;YES)、応答があった複写機2のIPアドレスを取得し、登録の正当性をチェックした後、接続登録テーブルにIPアドレスを記憶させて、登録を行う(ステップS14)。
【0058】
そして、CPU11は、他の複写機2から応答があったか否かを判別し(ステップS13)、応答があった場合(ステップS13;YES)、上述した処理を繰り返して実行する。一方、複写機2からの応答がない場合(ステップS13;NO)、CPU11は、本自動接続登録処理を終了する。
【0059】
図5は、自動登録指示を入力するための自動登録指示画面の一例を示す図である。図5に示すように、自動登録指示画面132には、「自動的に複写機2を登録します。」とのテキストデータが表示され、開始の指示を入力するための開始ボタン132aと、中止の指示を入力するための中止ボタン132bが設けられている。
【0060】
次に、複写機2の操作画面を表示するモードとして、優先モードを設定するための優先モード設定処理について説明する。図6は、CPU11により実行される優先モード設定処理のフローチャートを示す図である。図6に示すように、CPU11は、優先モードの設定指示が入力されると(ステップS21;YES)、後述する優先モード設定画面を表示部13に表示させる(ステップS22)。
【0061】
図7は、優先モードを設定するための優先モード設定画面の一例を示す図である。図7に示すように、優先モード設定画面137は、「優先モード設定画面」とのテキストデータと、「選んでください」とのテキストデータが表示されている。また、画面中央には、時間優先モードの詳細設定の指示を入力するための「時間優先」ボタン137aと、異常優先モードの詳細設定の指示を入力するための「異常優先」ボタン137b、状態優先モードの詳細設定の指示を入力するための「状態優先」ボタン137cが設けられている。
【0062】
ここで、時間優先モードは、予め設定された時間帯に応じて、その時間帯に対応する複写機2を優先的に表示するモードである。異常優先モードは、予め登録された異常が発生した複写機2を優先的に表示するモードである。状態優先モードは、予め設定された時間を超えて、アイドル状態が継続している複写機2を優先的に表示するモードである。
【0063】
したがって、ユーザは、各優先モードを設定する場合、それぞれに対応する優先設定情報(例えば、時間帯と対応する複写機、異常の種類、アイドルの設定時間)の入力が必要となる。
【0064】
図6に戻り、CPU11は、優先モード設定画面において入力された指示が時間優先モードの設定指示であるか否かを判別する(ステップS23)。入力された指示が、時間優先モードの設定指示である場合(ステップS23;YES)、CPU11は、後述する時間優先設定画面を表示部13に表示させる(ステップS24)。
【0065】
図8は、時間優先モードの詳細な設定を行うための時間優先設定画面の一例を示す図である。図8に示すように、時間優先設定画面138は、「時間優先設定画面」とのテキストデータが表示されている。その下部には、所定の時間帯を設定するため、開始時間を入力する開始時間入力項目138a、終了時間を入力する終了時間入力項目138bが設けられている。さらに、その右側には、対応する複写機2の識別情報を入力する複写機2入力項目138cが設けられている。
【0066】
また、複数の時間帯を入力可能とするため、複数の開始時間入力項目138a、終了時間入力項目138b、複写機2入力項目138cが同様に設けられている。さらに、画面下部には、「上記時間以外」のテキストデータが表示され、設定された時間帯以外に優先的に表示させる複写機2を入力する複写機2入力項目138dが設けられている。
【0067】
したがって、ユーザは、所定の時間帯の開始時間及び終了時間を入力すると共に、優先的に表示させる複写機2の識別情報を入力することにより、入力された時間帯及び対応する複写機2の識別情報が取得され、時間優先モードが設定される。具体的に、本画面例においては、開始時間入力項目138aに、「10:00」の数字データが入力され、終了時間入力項目138bに、「12:00」の数字データが入力され、複写機2入力項目138cには、「A」の文字データが入力されているため、10:00−12:00の時間帯は、複写機2「A」の操作画面が表示部13に優先的に表示される構成となる。
【0068】
図6に戻り、優先モード設定画面137において入力された指示が時間優先モードの設定指示でない場合(ステップS23;NO)、CPU11は、入力された指示が異常優先モードであるか否かを判別する(ステップS25)。入力された指示が、異常優先モードの設定指示である場合(ステップS25;YES)、CPU11は、後述する異常優先設定画面を表示部13に表示させる(ステップS26)。
【0069】
図9は、異常優先モードの詳細な設定を行うための異常優先設定画面の一例を示す図である。図9に示すように、異常優先設定画面139は、画面上部に「異常優先設定画面」のテキストデータが表示されている。その下部には、登録可能な異常の種類として、「ジャム発生」を登録するための指示ボタン139a、「紙なし」を登録するための指示ボタン139b、「トナー補給必要」を登録するための指示ボタン139c、「故障」を登録するための指示ボタン139dが設けられている。さらに、その下部には、「のとき表示」とのテキストデータが表示されている。
【0070】
したがって、ユーザは、異常優先設定画面139において、所望する少なくとも1つの異常の種類に対応する各指示ボタンを押下することにより、指示された異常が設定優先情報として取得され、異常優先モードが設定される。これにより、複写機2に異常が発生した場合、登録された異常の発生した複写機2の操作画面が、表示部13に表示されることとなる。なお、各指示ボタンは、ユーザに押下されることにより、反転表示や3次元的なアクティブ表示がなされ、他の指示ボタンと識別可能に表示される。
【0071】
図6に戻り、優先モード設定画面において入力された指示が異常優先モードの設定指示でない場合(ステップS25;NO)、CPU11は、入力された指示が状態優先モードであるか否かを判別する(ステップS27)。入力された指示が、状態優先モードの設定指示である場合(ステップS27;YES)、CPU11は、後述する状態優先設定画面を表示部13に表示させる(ステップS28)。
【0072】
図10は、状態優先モードの詳細な設定を行うための状態優先設定画面の一例を示す図である。図10に示すように、状態優先設定画面140は、「状態優先設定画面」とのテキストデータが表示されている。その下部には、アイドル状態の設定時間を入力するための設定時間入力項目140aが設けられ、その後ろに続けて、「分以上アイドル状態の複写機2を表示」とのテキストデータが表示されている。
【0073】
したがって、ユーザは、設定時間入力項目140aに所望する時間を入力することにより、入力された設定時間が優先設定情報として取得され、状態優先モードが設定される。これにより、入力された設定時間を経過してアイドル状態が継続する複写機2がある場合、対応する複写機2の操作画面が表示部13に表示される。
【0074】
図6に戻り、CPU11は、表示部13に各設定画面を表示部13に表示させた後、各設定画面において入力された情報を優先設定情報として取得し、RAM15に格納することにより、各優先モードを設定する(ステップS29)。そして、CPU11は、本優先モード設定処理を終了する。
【0075】
次に、リモート操作装置1の表示部13に登録された複写機2の操作画面を表示させる複写機2表示処理について説明する。図11は、CPU11により実行される複写機2表示処理のフローチャートを示す図である。図11に示すように、CPU11は、優先モードが設定されているか否かを判別する(ステップS31)。優先モードが設定されていない場合(ステップS31;NO)、CPU11は、通常モードが設定されていると判別して、後述する通常モード表示処理を実行する(ステップS32)。
【0076】
図12は、複写機2表示処理の一部として、CPU11により実行される通常モード表示処理のフローチャートを示す図である。図12に示すように、CPU11は、通常モードにおいて、入力部12を介して、平等表示指示が入力されたか否かを判別する(ステップS41)。平等表示指示が入力された場合(ステップS41;YES)、登録されている複写機2を操作する操作画面を、それぞれ平等に表示する平等画面を表示部13に表示させる(ステップS42)。
【0077】
図13は、登録されている複写機2が4台ある場合に、4台の複写機2に対応する操作画面を表示する平等画面の一例を示す図である。図13に示すように、平等画面133は、4つの複写機2に対応する操作画面133a〜133dがそれぞれ同一の大きさにて表示されている。この操作画面133a〜133dにおいて、ユーザにより操作情報が入力されると、CPU11により、操作情報が取得され、入力された操作画面に対応する複写機2に送信される。各操作画面133a〜133dの詳細な構成については後述する。なお、平等画面133上にて、所望する操作画面の拡大表示指示が入力されると、選択された操作画面が拡大されて、表示部13に表示される構成となっている。
【0078】
図12に戻り、CPU11は、通常モードにおいて、拡大表示指示が入力されたか否かを判別する(ステップS43)。拡大表示指示が入力された場合(ステップS43;YES)、CPU11は、指示された複写機2に対応する操作画面を拡大して表示する拡大画面を表示部13に表示させる。
【0079】
図14は、複写機2「A」の拡大指示が入力された場合に、複写機2「A」を操作するための操作画面を拡大して表示する拡大画面の一例を示す図である。図14に示すように、拡大画面134は、複写機2から出力させる印刷媒体の枚数を表示する枚数表示項目134a、複写機2の異常や状態を表示する状態表示項目134b、複写機2の識別情報を表示する複写機2表示項目134c、複数の操作キーが設けられるテンキー134d、コピー開始の指示を入力するためのコピーボタン134e、入力した指示をキャンセルするためのキャンセルボタン134f、入力した操作情報を消去するためのクリアボタン134gが設けられている。
【0080】
したがって、この拡大画面134において、ユーザにより、複写機2に対する操作情報が入力され、コピーボタン134eが押下されると、CPU11により、対応する複写機2に操作情報が送信され、複写機2において操作情報に基づく処理が実行される。
【0081】
図12に戻り、CPU11は、通常モードにおいて、入力部12を介してアイコン表示指示が入力されたか否かを判別する(ステップS45)。アイコン表示指示が入力された場合(ステップS45;YES)、CPU11は、後述するアイコン画面を表示部13に表示させる(ステップS46)。
【0082】
図15は、登録されている複写機2が4台ある場合に、4台の複写機2に対応するアイコンを表示するアイコン画面の一例を示す図である。図13に示すように、アイコン画面135には、複写機2「A」〜「D」に対応するアイコン135a〜135dがそれぞれ表示されている。なお、アイコン画面135上にて、一部拡大指示として、所望するアイコンが選択指示されることにより、指示されたアイコンに対応する複写機2の操作画面が拡大されて、表示部13の一部に表示される構成となっている。
【0083】
図12に戻り、CPU11は、通常モードにおいて、入力部12を介して一部拡大表示指示が入力されたか否か判別する(ステップS45)。アイコン表示指示が入力された場合(ステップS45;YES)、CPU11は、後述するアイコン画面を表示部13に表示させる(ステップS46)。
【0084】
図16は、複写機2「A」の一部拡大指示が入力された場合に、複写機2「A」を操作するための操作画面を表示部13の一部に拡大して表示する一部拡大画面の一例を示す図である。図16に示すように、一部拡大画面136には、一部拡大指示が入力された複写機2の操作画面136aと、その他の複写機2のアイコン136b〜136dとが表示されている。操作画面136aは、図14に示した拡大画面134と同一の構成であり、操作画面136aを介して、操作情報を入力することにより、複写機2をリモート操作することが可能である。
【0085】
図12に戻り、CPU11は、表示終了指示(通常モードの表示終了指示を含む)が入力されたか否かを判別し(ステップS49)、表示終了指示が入力されない場合は(ステップS49;NO)、ステップS41に移行して、上述した処理を繰り返して実行する。また、表示終了指示が入力された場合(ステップS49;YES)、CPU11は、本通常モード表示処理を終了する。
【0086】
図11に戻り、ステップS31において、優先モードが設定されている場合(ステップS31;YES)、CPU11は、設定されている優先モードが、時間優先モードであるか否かを判別する(ステップS33)。設定されている優先モードが時間優先モードである場合(ステップS33;YES)、CPU11は、後述する時間優先モード表示処理を実行する(ステップS34)。
【0087】
図17は、複写機2表示処理の一部として、CPU11により実行される時間優先モード表示処理のフローチャートを示す図である。図17に示すように、CPU11は、RAM15に格納されている優先設定情報を取得し(ステップS51)、取得した優先設定情報に含まれる設定時間と、現在の時間を比較して、対応する複写機2を取得する(ステップS52)。
【0088】
次いで、CPU11は、対応する複写機2の操作画面を一部拡大して表示した一部拡大画面136(図16参照)を表示部13に表示させる(ステップS53)。次いで、CPU11は、表示終了指示(時間優先モードの表示終了指示を含む)が入力されたか否かを判別し(ステップS54)、表示終了指示が入力されない場合(ステップS54;NO)、ステップS52に移行して、上述した処理を繰り返して実行する。一方、表示終了指示が入力された場合(ステップS54;YES)、CPU11は、本時間優先モード表示処理を終了する。
【0089】
図11に戻り、ステップS33において、時間優先モードが設定されていない場合(ステップS33;NO)、CPU11は、異常優先モードが設定されているか否かを判別する(ステップS35)。異常優先モードが設定されている場合(ステップS35;YES)、CPU11は、後述する異常優先モード表示処理を実行する。
【0090】
図18は、複写機2表示処理の一部として、CPU11により実行される異常優先モード表示処理のフローチャートを示す図である。図18に示すように、CPU11は、RAM15に格納されている優先設定情報を取得し(ステップS61)、複写機2から受信した状態情報に基づいて、接続登録されている複写機2について異常発生の有無を監視する(ステップS62)。
【0091】
CPU11は、異常が発生した複写機2があるか否かを判別し(ステップS63)、異常が発生した複写機2がある場合(ステップS63;YES)、発生した異常の種類が優先設定情報に登録されているか否かを判別する(ステップS64)。発生した異常が優先設定情報に登録されている場合(ステップS64;YES)、CPU11は、異常が発生した複写機2の操作画面を一部拡大して表示した一部拡大画面136(図16参照)を表示部13に表示させる(ステップS65)。
【0092】
一方、発生した異常が優先設定情報に登録されていない場合(ステップS64;NO)、CPU11は、異常が発生した複写機2の操作画面を拡大せずに、ステップS66に移行し、表示終了指示(異常優先モードの表示終了指示を含む)が入力されたか否かを判別する(ステップS66)。表示終了指示が入力されていない場合(ステップS66;NO)、CPU11は、ステップS62に移行して、上述した処理を繰り返して実行する。一方、表示終了指示が入力された場合(ステップS66;YES)、CPU11は、本異常優先モード表示処理を終了する。
【0093】
図11に戻り、CPU11は、ステップS35において、異常優先モードが設定されていない場合(ステップS35;NO)、CPU11は、状態優先モードが設定されているか否かを判別する(ステップS37)。状態優先モードが設定されている場合(ステップS37;YES)、CPU11は、後述する状態優先モード表示処理を実行する。
【0094】
図19は、複写機2表示処理の一部として、CPU11により実行される状態優先モード表示処理のフローチャートを示す図である。図19に示すように、CPU11は、RAM15に格納されている優先設定情報を取得すると共に(ステップS71)、タイマーの計測を開始する(ステップS72)。
【0095】
次いで、CPU11は、優先設定情報に設定されたアイドルの設定時間を経過したか否かを判別し(ステップS73)、設定時間が経過した場合(ステップS73;YES)、接続登録されている複写機2に問い合わせを行う(ステップS74)。続いて、CPU11は、複写機2から送信される状態情報に基づいて、継続してアイドル状態である複写機2があるか否かを判別する(ステップS75)。
【0096】
継続してアイドル状態の複写機2がある場合(ステップS75;YES)、CPU11は、アイドル中の複写機2の操作画面を一部拡大して表示した一部拡大画面136(図16参照)を表示部13に表示させる(ステップS76)。一方、継続してアイドル状態の複写機2がない場合(ステップS75;NO)、CPU11は、いずれの複写機2の操作画面も拡大せずに、ステップS77に移行し、表示終了指示(状態優先モードの表示終了指示を含む)が入力されたか否かを判別する(ステップS66)。
【0097】
表示終了指示が入力されていない場合(ステップS77;NO)、CPU11は、ステップS72に移行して、上述した処理を繰り返して実行する。一方、表示終了指示が入力された場合(ステップS77;YES)、CPU11は、本状態優先モード表示処理を終了する。
【0098】
図11に戻り、ステップS37において、状態優先モードが設定されていない場合(ステップS37;NO)、CPU11は、ステップS32に移行して、上述した通常モード表示処理(図12参照)を実行する。そして、各モード表示処理を終了すると、CPU11は、本複写機2表示処理を終了する。
【0099】
以上のように、本実施の形態によれば、通信ネットワークを介して接続される複数の複写機2をリモート操作するリモート操作システム100において、リモート操作装置1は、予め登録された複写機2に対応する複数の操作画面を表示部13に同時に表示させ、各操作画面において入力された複写機2に対する操作情報を、入力された操作画面に応じて対応する複写機2に送信することにより、複数の複写機2に対するリモート操作を行う。
【0100】
これにより、通信ネットワークを介して複数の複写機2が接続される場合であっても、複数の複写機2に対応する操作画面を同時に表示させ、各操作画面において、それぞれの複写機2に対する操作情報を入力して、複写機2をリモート操作することができるため、複写機2を操作する毎に操作画面の切り替えを行う必要がなく、効率良く複写機2のリモート操作を行うことができる。
【0101】
また、リモート操作装置1の表示部13に複写機2の操作画面を表示させる場合、通常モード又は優先モードを設定させ、通常モードが設定されている場合は、複数の複写機2に対応する操作画面を平等に表示させる平等画面、複数の複写機2に対応するアイコンを表示させるアイコン画面、ユーザからの指示に応じて、特定の複写機2の操作画面を拡大して表示させる拡大画面、特定の複写機2の操作画面を一部拡大して表示させる一部拡大画面を表示部13に表示させる。
【0102】
したがって、ユーザの利用態様に応じて種々の画面を選択して、複写機2の操作画面を表示させることができるため、汎用性、利便性に優れたリモート操作装置1を提供することができる。
【0103】
また、優先モードのうち時間優先モードが設定されている場合、予め設定された時間帯に応じて対応する複写機2の操作画面が一部拡大して表示されるため、各時間帯毎に最も利用頻度の高くなる複写機2の操作画面を自動で表示させることができるため、効率良く各複写機2をリモート操作することができる。
【0104】
また、優先モードのうち異常優先モードが設定されている場合、予め設定された異常が複写機2に発生すると、異常が発生した複写機2の操作画面が一部拡大して表示されるため、ユーザは、複写機2に異常が発生したことを即座に認識することができ、迅速に異常の発生に対応することができる。これにより、トラブルを速やかに解消して、重大な故障などを未然に防ぐことができる。
【0105】
また、優先モードのうち状態優先モードが設定されている場合、複写機2のアイドル状態が予め設定された時間を超えると、アイドル状態が継続中の複写機2の操作画面が一部拡大して表示部13に表示されるため、ユーザは、稼動可能な複写機2を優先して使用することができ、処理効率を向上させると共に、複写機2の利用効率を向上させることができる。
【0106】
また、各優先モードにおいては、対応する複写機2の操作画面が一部拡大されて表示されると共に、他の複写機2に対応するアイコンが表示され、アイコンを選択指示することにより、指示されたアイコンに対応する複写機2の操作画面を一部拡大して表示部13に表示させることができるため、必要に応じて速やかに対応する複写機2の操作画面を表示させることができ、操作性がよい。また、不要な操作画面をアイコン化して、表示させることにより、操作画面の視認性を向上させることができる。
【0107】
また、リモート操作装置1に操作画面を表示させる複写機2の登録を行う場合、
自動でネットワークN上に接続されている複写機2を登録することができるため、ユーザは、登録に係る煩雑な操作を必要とせずに、容易に複数の複写機2を登録することができる。また、手動で任意の複写機2を設定して登録を行うこともできるため、複写機2の追加や削除を効率良く行うことができる。
【0108】
なお、上述した本実施の形態における記述は、本発明に係る好適なリモート操作装置の一例であり、これに限定されるものではない。例えば、本実施の形態において、優先モードとして、時間優先モード、異常優先モード、状態優先モードが設定され、時間帯、複写機2の異常発生、複写機2のアイドル継続時間等に基づいて、優先的に対応する複写機2の操作画面を表示させる構成としたが、優先モードはこれに限定されない。
【0109】
例えば、優先設定情報として、所定の時間幅(例えば、1分程度)をRAMに記憶させ、所定の時間幅が経過する毎に、複数の操作画面を切り替えて、一部拡大画面に拡大して表示させる構成であっても良い。また、優先設定情報は、複写機2の優先順位をさらに含み、この優先順位に従って、所定の時間幅が経過する毎に、一部拡大画面に拡大して表示された操作画面を切り替えて表示させる構成であってもよい。
【0110】
さらに、複写機2は、使用状況(例えば、コピーカウンタ、利用時間等)を含む状態情報をリモート操作装置1に送信し、リモート操作装置1は、複写機2の使用状況に応じて、頻繁に使用する複写機2又は殆ど使用されない複写機2の操作画面を優先的に一部拡大させて表示させる構成であってもよい。
【0111】
或いは、優先設定情報として、複写機2の備える機能(例えば、カラー機能、スキャナ機能等)の優先順位をRAMに記憶させ、複写機2備える機能に応じて、優先的に複写機2の操作画面を優先的に一部拡大させて表示させる構成であってもよい。
【0112】
また、本実施の形態においては、複数の複写機2に対応する操作画面が同一の構成である場合を例として説明を行ったが、これに限らず、複写機2の機種に応じて操作画面の構成が異なるときは、各複写機2の操作画面に対応する操作画面の構成を、表示部13に表示させることが好ましい。
【0113】
また、本実施の形態においては、各優先モードにおいて、優先的に表示される複写機2の操作画面は、一部が拡大されて表示される構成として説明を行ったが、例えば、図14に示す拡大画面134のように、表示部13の全面に拡大して表示される構成であってもよい。
【0114】
或いは、本実施の形態においては、各優先モードにおいて、優先的に表示される複写機2の操作画面が1つである場合を例として説明を行ったが、一部が拡大して表示される操作画面の数はこれに限らず、複数の操作画面が同一の画面に表示される構成であってもよい。例えば、2台の複写機2に略同時にジャムが発生した場合、2台の複写機2に対応する操作画面をそれぞれ表示部13に表示させる構成であってもよい。
【0115】
その他、本実施の形態におけるリモート操作システム100における各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
【0116】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、通信ネットワークを介して接続される複数の画像形成装置を同一の画面においてリモート操作することができ、複数の画像形成装置毎に、操作画面を切り替える手間を必要とせずに、効率良く画像形成装置を管理することができる。
【0117】
請求項2記載の発明によれば、通信ネットワークを介して接続される複数の画像形成装置のリモート操作を行う場合、ユーザにより入力される操作指示又は画像形成装置の状態情報に基づいて、画像形成装置の操作画面を拡大して表示部に表示させることができるため、操作が必要となる画像形成装置を的確に認識することができる。また、拡大された操作画面において、必要な操作情報を速やかに入力して、画像形成装置をリモート操作することができる。
【0118】
請求項3記載の発明によれば、予め優先設定情報により、所定の時間帯毎に対応する画像形成装置を定義しておき、指定された時間帯に対応する画像形成装置の操作画面を優先して表示部に表示させることができる。このため、時間帯に応じて使用頻度が高くなる画像形成装置の操作画面を常に表示させておくことができ、効率良く画像形成装置をリモート操作することができる。
【0119】
請求項4記載の発明によれば、予め優先設定情報により、画像形成装置に発生する異常の種類を定義しておき、画像形成装置から送信される状態情報に基づいて、画像形成装置で発生した異常が、優先設定情報に定義されている異常と同一である場合、当該異常の発生した画像形成装置の操作画面を優先して表示部に表示させることができる。これにより、ユーザは、特定の異常が発生したことを速やかに認識することができ、迅速に発生したトラブルに対応することができる。
【0120】
請求項5記載の発明によれば、予め優先設定情報により、所定のアイドル状態の時間を設定し、画像形成装置から送信される状態情報に基づいて、所定のアイドル状態の時間を超えて、アイドル状態にある画像形成装置の操作画面を優先して表示部に表示させることができる。したがって、稼動可能な状態にある画像形成装置を的確に認識して、画像形成装置をリモート操作することができるため、画像形成装置の利用効率を向上させることができる。
【0121】
請求項6記載の発明によれば、所定の時間幅毎に順次切り替えて複数の画像形成装置の操作画面を表示させることができるため、リモート操作システム全体を一括して管理することができる。
【0122】
請求項7記載の発明によれば、ユーザの利用態様に応じて、画像形成装置に優先順位を設定して、対応する画像形成装置の操作画面を表示させることができる。
【0123】
請求項8記載の発明によれば、例えば、使用頻度の高い画像形成装置の操作画面を優先して表示させることにより、各画像形成装置の操作画面を切り替える頻度を減らして、効率良く画像形成装置のリモート操作を行うことができる。また、使用頻度の低い画像形成装置の操作画面を優先して表示させることにより、使用頻度の画像形成装置の待機時間を低減させて、システム全体を均一的に稼動させることができる。
【0124】
請求項9記載の発明によれば、表示部に操作画面が表示されていない画像形成装置をリモート操作する場合、表示部のアイコンを選択指示することにより、速やかに対応する画像形成装置の操作画面を表示させることができ、操作性が良い。また、不要な操作画面を表示させないことにより、操作画面の視認性を向上させることができる。
【0125】
請求項10記載の発明によれば、請求項1から9に記載した発明の効果を備えるリモート操作装置と、そのリモート操作装置によりリモート操作される複数の画像形成装置とを備えるリモート操作システムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態におけるリモート操作システム100のシステム構成及び各装置の内部構成を示すブロック図である。
【図2】CPU11により実行される手動接続登録処理を示すフローチャートである。
【図3】表示部13に表示される接続登録画面の一例を示す図である。
【図4】CPU11により実行される自動接続登録処理を示すフローチャートである。
【図5】表示部13に表示される自動登録指示画面の一例を示す図である。
【図6】CPU11により実行される優先モード設定処理を示すフローチャートである。
【図7】表示部13に表示される優先モード設定画面の一例を示す図である。
【図8】表示部13に表示される時間優先設定画面の一例を示す図である。
【図9】表示部13に表示される異常優先設定画面の一例を示す図である。
【図10】表示部13に表示される状態優先設定画面の一例を示す図である。
【図11】CPU11より実行される複写機2表示処理を示すフローチャートである。
【図12】CPU11より実行される通常モード表示処理を示すフローチャートである。
【図13】表示部13に表示される平等画面の一例を示す図である。
【図14】表示部13に表示される拡大画面の一例を示す図である。
【図15】表示部13に表示されるアイコン画面の一例を示す図である。
【図16】表示部13に表示される一部拡大画面の一例を示す図である。
【図17】CPU11より実行される時間優先モード表示処理を示すフローチャートである。
【図18】CPU11より実行される異常優先モード表示処理を示すフローチャートである。
【図19】CPU11より実行される状態優先モード表示処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 リモート操作装置
11 CPU
12 入力部
13 表示部
14 通信部
15 RAM
16 記憶部
17 バス
2 複写機2
21 CPU
22 入力部
23 表示部
24 通信部
25 RAM
26 記憶部
27 スキャナ部
28 画像出力部
29 状態検出部
N ネットワーク
Claims (10)
- 通信ネットワークを介して接続される複数の画像形成装置を操作するリモート操作装置であって、
前記複数の画像形成装置と通信ネットワークを介して通信する通信部と、
前記画像形成装置を操作する操作画面を画像形成装置毎に複数表示する表示部と、
前記表示部に表示された複数の操作画面を介して画像形成装置毎に入力される操作情報を受け付ける入力部と、
前記操作画面を介して入力された操作情報を、前記通信部を制御して、対応する画像形成装置に送信させる制御手段と、を備えることを特徴とするリモート操作装置。 - 通信ネットワークを介して接続される複数の画像形成装置を操作するリモート操作装置であって、
前記複数の画像形成装置と通信ネットワークを介して通信する通信部と、
前記画像形成装置を操作する操作画面を画像形成装置毎に表示する表示部と、
前記表示部に表示された操作画面を介して入力される操作情報及び操作指示の入力を受け付ける入力部と、
前記入力部を介して入力される操作指示又は前記通信部を介して受信される画像形成装置の状態情報に基づいて、複数の画像形成装置のうち少なくとも一の画像形成装置の操作画面を優先的に前記表示部に表示させ、当該操作画面を介して入力された操作情報を、前記通信部を制御して、対応する画像形成装置に送信させる制御手段と、を備えることを特徴とするリモート操作装置。 - 所定の時間帯に対応する画像形成装置を定義する優先設定情報を記憶する一次記憶手段を備え、
前記制御手段は、優先設定情報に応じて、指定された時間帯に対応する画像形成装置の操作画面を優先的に前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2記載のリモート操作装置。 - 画像形成装置に発生する異常の種類を定義する優先設定情報を記憶する一時記憶手段を備え、
前記通信部は、画像形成装置に発生した異常に関する状態情報を受信し、
前記制御手段は、前記状態情報に基づいて画像形成装置に発生した異常と、前記優先設定情報に定義されている異常の種類とを比較し、画像形成装置に発生した異常が優先設定情報に定義されている異常と同一である場合、異常の発生した画像形成装置の操作画面を優先的に前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2記載のリモート操作装置。 - 画像形成装置のアイドル状態の時間を定義する優先設定情報を記憶する一時記憶手段を備え、
前記通信部は、画像形成装置のアイドル状態に関する状態情報を受信し、
前記制御手段は、前記状態情報に基づいて、前記優先設定情報に定義されているアイドル状態の時間を超えてアイドル状態にある画像形成装置の操作画面を優先的に前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2記載のリモート操作装置。 - 所定の時間幅を定義する優先設定情報を記憶する一時記憶手段を備え、
前記制御手段は、前記優先設定情報に定義される所定の時間幅毎に、前記優先的に表示される操作画面を切り替えて表示させることを特徴とする請求項2記載のリモート操作装置。 - 前記優先設定情報は、複数の画像形成装置の優先順位を定義する情報を含み、
前記制御手段は、前記所定の時間毎に、前記優先的に表示される操作画面を、当該優先順位に従って、切り替えて表示することを特徴とする請求項6記載のリモート操作装置。 - 前記通信部は、画像形成装置の使用状況に関する状態情報を受信し、
前記制御手段は、前記状態情報に基づいて、複数の画像形成装置のうち使用頻度の高い画像形成装置又は使用頻度の低い画像形成装置の操作画面を優先的に表示部に表示させることを特徴とする請求項2記載のリモート操作装置。 - 前記制御手段は、前記優先的に操作画面が表示された画像形成装置以外の他の画像形成装置に対応するアイコンを表示部に表示させ、前記アイコンの操作指示が入力された場合、当該アイコンに対応する画像形成装置の操作画面を優先的に表示部に表示させることを特徴とする請求項2から7のいずれか一項に記載のリモート操作装置。
- 請求項1から9のいずれか一項に記載のリモート操作装置と、
前記リモート装置に前記通信ネットワークを介してリモート操作される前記複数の画像形成装置とを備えることを特徴とするリモート操作システム。
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