JP2005018345A - 面取り機における補正値入力方法 - Google Patents

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Takahiro Mori
隆裕 森
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Nakamura Tome Precision Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】面取り機の面取り補正値入力操作が容易で誤操作の少ない補正値の入力方法及びこれを用いた面取り機の提供を目的とする。
【解決手段】数値入力の工数が大きいこと、及びその都度、絶対値入力しているので入力誤操作が発生しやすいことに着目し、面取り加工における面取り量の補正方法において、予め補正量がそれぞれ設定された一群の複数の入力ボタンの中から一つの入力ボタンを選択押釦し、その補正値の正負選択ボタンを押釦することで面取り補正値を入力操作できるようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズの外形を面取りしてレンズの芯を出すレンズ芯取り機や、ガラス基板の外形寸法整形、面取り研削等の面取り機における面取り補正値の入力方法及びこれを用いた面取り機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レンズを回転させ、その外周を面取りしてレンズの芯取り加工が行われている。
この場合に、レンズの仕上がり径を作り込むために段階的に、あるいは芯取りするレンズ毎に面取り量の補正値を入力操作することが行われている。
【0003】
また、液晶基板等においては、外形寸法を作り込むために外形整形面取りやエッジ部の面取り加工が施されている。
【0004】
従来、このような面取り機においては、面取り量の補正値を入力操作する手順は図3に示すように、まず操作パネル表示部にテンキーを押釦操作して補正値の数値を絶対値入力し、その後に入力キーを押釦して補正値入力操作をしていた。
【0005】
しかし、このような補正値の値を数字入力としてその都度入力表示した後に、補正値入力する方法では数字入力に工数を要するだけでなく、入力誤操作も発生しやすかった。
特に、レンズの芯取り機においては面取りの補正値入力は頻繁に必要であり、補正値を数字で絶対値入力することは生産性向上のネックの1つとなっていた。
【0006】
特開平5−282024号公報には、NC工作機械の制御変数の設定に手間がかからない方法が開示されているが、この場合にも制御変数を数値入力する点では従来の面取り機と同様である。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−282024号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、面取り機の面取り補正値入力操作が容易で誤操作の少ない補正値の入力方法及びこれを用いた面取り機の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は数値入力の工数が大きいこと、及びその都度、絶対値入力しているので入力誤操作が発生しやすいことに着目し、面取り加工における面取り量の補正方法において、予め補正量がそれぞれ設定された一群の複数の入力ボタンの中から一つの入力ボタンを選択押釦し、その補正値の正負選択ボタンを押釦することで面取り補正値を入力操作できるようにした。
【0010】
また、面取り機の面取り補正値の入力操作部に、予め補正量がそれぞれ設定された一群の複数の入力ボタンと、補正値の正負選択ボタンとを備え、これらから選択的に押釦された指令に基づいて面取り補正が実行されるようにしたことを特徴とする面取り機とした。
【0011】
ここで、予め補正量がそれぞれ設定された一群の複数の入力ボタンとは、入力基準となる補正値を事前に設定した入力ボタンをいう。
例えば、補正値を0.01、0.02、0.03、0.05のように予め設定した入力操作ボタンをいう。
また、入力ボタンとは分かりやすくするために用いた表現であり、タッチパネルにおけるフレキシブル基板上に入力操作部を設けた構造等、指先等で選択押圧操作する方法一般を意味する。
【0012】
本発明における技術的特徴は、数字入力ではなく、いわゆるインクリメンタル入力操作とした点にある。
即ち、予め設定された補正値ボタンと、+及び−ボタンからなる正負符号ボタンの組み合わせにて入力操作出来るようにしたものであり、正負入力ボタンの押釦は補正量の幅を設定した毎に+ボタンを1回押釦する補正値が+方向に入力され、−ボタンを1回押釦すると逆に補正値が−方向に入力される。
従って、設定された補正値幅に対して+または−ボタンを押すだけで、押す回数だけ補正出来ることになりインクリメンタル入力となる。
また、正負符号と補正幅を組み合わせた例えば、+0.02、−0.02のようにボタン設定してもよいが、正負符号ボタンを分離した方がボタンの数が少なくて済むとともに、+/−の誤操作も防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1に本発明を適用した面取り機の補正値入力操作部の配置例を示し、図2に入力操作のフローチャートを示す。
レンズの仕上がり径を測定し、例えば0.02mmさらに面取りしたい場合には、図1に示した0.01、0.02、0.03、0.05の表示ボタン(1〜4)から0.02の表示ボタン(2)を選択し、押釦(S1)し、次に+ボタン(5)を押釦(S2)すると補正値が入力される(S3)。
ここで、補正値幅を0.02に設定したまま、+ボタン又は−ボタンを押すだけで、その設定幅をインクリメント値として入力できる。
【0014】
【発明の効果】
本発明においては、面取り補正値を入力基準となる補正値として予め設定し、インクリメンタル入力方式としたことにより、従来の数値の数字入力方法に比較して操作工数が低減出来、誤操作も抑えることが出来る。
これにより、面取り加工の生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る補正値入力操作部の例を示す。
【図2】補正値入力操作のフローチャートを示す。
【図3】従来の補正値入力操作方法を示す。
【符号の説明】
1、2、3、4 補正値幅ボタン
5 +ボタン
6 −ボタン

Claims (2)

  1. 面取り加工における面取り量の補正方法において、予め補正量がそれぞれ設定された一群の複数の入力ボタンの中から一つの入力ボタンを選択押釦し、その補正値の正負選択ボタンを押釦することで面取り補正値を入力することを特徴とする面取り機における補正値入力方法。
  2. 面取り機の面取り補正値の入力操作部に、予め補正量がそれぞれ設定された一群の複数の入力ボタンと、補正値の正負選択ボタンとを備え、これらから選択的に押釦された指令に基づいて面取り補正が実行されるようにしたことを特徴とする面取り機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112476106A (zh) * 2020-11-25 2021-03-12 嘉善万琪服饰辅料厂(普通合伙) 一种纽扣生产用边缘毛刺打磨装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112476106A (zh) * 2020-11-25 2021-03-12 嘉善万琪服饰辅料厂(普通合伙) 一种纽扣生产用边缘毛刺打磨装置
CN112476106B (zh) * 2020-11-25 2022-06-21 嘉善万琪服饰辅料厂(普通合伙) 一种纽扣生产用边缘毛刺打磨装置

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