JP2005017667A - 光ビーム走査装置、および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の走査光学系を備え、それら走査光学系それぞれからの光ビームを射出する光ビーム走査装置において、温度変動による主走査方向の色ずれを低減する。
【解決手段】黒赤2つの走査光学系B・Rを備え、それら走査光学系それぞれからの黒赤の光ビームL1・L2を射出する光ビーム走査装置17において、2つの走査光学系の対応する光学レンズ、例えば黒色第1fθレンズ23Bと赤色第1fθレンズ23Rを異なる材質で形成する。例えば前者をガラスで、後者を樹脂でつくる。異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズは、2面とも同一形状とし、同一の突き当て基準を設けて構成する。また、上下2段に積み重ね、共通の位置決め基準で位置決めして共通の固定手段により固定する。
【選択図】 図1
【解決手段】黒赤2つの走査光学系B・Rを備え、それら走査光学系それぞれからの黒赤の光ビームL1・L2を射出する光ビーム走査装置17において、2つの走査光学系の対応する光学レンズ、例えば黒色第1fθレンズ23Bと赤色第1fθレンズ23Rを異なる材質で形成する。例えば前者をガラスで、後者を樹脂でつくる。異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズは、2面とも同一形状とし、同一の突き当て基準を設けて構成する。また、上下2段に積み重ね、共通の位置決め基準で位置決めして共通の固定手段により固定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機など、用紙・OHPフィルム等のシート材に画像を記録する画像形成装置に関する。および、例えば、そのような画像形成装置において、光ビームを照射して書込みを行い像担持体上に静電潜像を形成する光ビーム走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式を用いた画像形成装置では、像担持体を回転してその像担持体の表面を一様に帯電してから、光ビームを照射して書込みを行うことによりその像担持体上に静電潜像を形成し、その静電潜像にトナーを付着してそれを可視像化して後、その可視像を転写してシート材上に画像を記録していた。
【0003】
【特許文献1】特開平4−95981号公報
【特許文献2】特開平4−95982号公報
【特許文献3】特開平9−133886号公報
このような画像形成装置の中には、例えば特許文献1ないし3に記載されるように、帯電・書込み・現像を繰り返して像担持体上に2色合成トナー画像を形成し、その合成トナー画像を転写してシート材上に、例えば黒赤2色の画像を記録するものがある。
【0004】
この種の画像形成装置では、2つの走査光学系を備え、それらの走査光学系のそれぞれから光ビームを射出する光ビーム走査装置を設け、その光ビーム走査装置から像担持体の2箇所に黒赤2つの光ビームを入射して2色画像形成のための書込みを行っていた。
【0005】
このような光ビーム走査装置では、温度変動による2色の画像のずれを防止するため、主走査方向および副走査方向のずれを防ぐ必要がある。そのうち、主走査方向のずれは、温度上昇にともなう光学レンズの倍率誤差の変化等の要因により発生する。
【0006】
倍率誤差の変化を防止するには、ビーム走査の開始端と終了端の2箇所に同期検知センサを設けて同期検知を行う2点同期方式を用いてやればよく、従来は2色それぞれの走査系にこれを用いて主走査方向の色ずれを防止していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この2点同期方式では、2つの同期検知間隔が温度により変化したとき狂いを生じ、2色それぞれの2点同期検知間隔の伸びに差を生じて、画像に主走査方向の色ずれが発生するという問題があった。
【0008】
また、温度上昇により、光学ハウジングに伸びを生じたり、像担持体と光ビーム走査装置との距離が変化したりし、光路長が変化した場合にも、主走査倍率が変化して、画像に主走査方向の色ずれが発生するという問題があった。
【0009】
そこで、この発明の第1の目的は、複数の走査光学系を備え、それらの走査光学系のそれぞれから光ビームを射出する光ビーム走査装置において、温度変動による主走査方向の色ずれを低減することにある。
【0010】
この発明の第2の目的は、レンズ設計の共通化による設計の効率化と、ハウジングの共通化によるコストダウンを図ることにある。
【0011】
この発明の第3の目的は、レンズ設計の共通化による設計の効率化と、ハウジング、固定方法等の共通化を可能としてコストダウンを図ることにある。
【0012】
この発明の第4の目的は、レンズの加工、検査治具、保管、輸送時の取り扱いの共通化を可能とし、効率化を図ることにある。
【0013】
この発明の第5の目的は、レンズの成形型、検査治具、保管、輸送時の取り扱いの共通化を可能とし、効率化を図ることにある。
【0014】
この発明の第6の目的は、外観上から区別できるようにし、組付けミスを防止することにある。
【0015】
この発明の第7の目的は、上述した各目的を達成した光ビーム走査装置を備える画像形成装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、
複数の走査光学系を備え、それら走査光学系それぞれからの光ビームを射出する光ビーム走査装置において、
前記複数の走査光学系の対応する光学レンズを異なる材質で形成する、ことを特徴とする。
【0017】
請求項2に記載の発明は、上述した第2の目的を達成すべく、請求項1に記載の光ビーム走査装置において、異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズを、2面とも同一形状とし、同一の突き当て基準を設けて構成する、ことを特徴とする。
【0018】
請求項3に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、請求項1または2に記載の光ビーム走査装置において、異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズを、上下2段に積み重ね、共通の位置決め基準で位置決めして共通の固定手段により固定する、ことを特徴とする。
【0019】
請求項4に記載の発明は、上述した第4の目的を達成すべく、請求項1ないし3のいずれか1に記載の光ビーム走査装置において、異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズを、同一形状で、ともに温度特性の異なるガラス製とする、ことを特徴とする。
【0020】
請求項5に記載の発明は、上述した第5の目的を達成すべく、請求項1ないし3のいずれか1に記載の光ビーム走査装置において、異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズを、同一形状で、ともに温度特性の異なる樹脂製とする、ことを特徴とする。
【0021】
請求項6に記載の発明は、上述した第6の目的を達成すべく、請求項1ないし5のいずれか1に記載の光ビーム走査装置において、異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズに、互いを判別するための目印を設ける、ことを特徴とする。
【0022】
請求項7に記載の発明は、上述した第7の目的を達成すべく、請求項1ないし6のいずれか1に記載の光ビーム走査装置を備えることを特徴とする、画像形成装置である。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。
図1には、この発明による光ビーム走査装置を備える画像形成装置の要部概略構成を示す。
【0024】
図中符号10は、ドラム状の像担持体である。像担持体10のまわりには、その回転方向に、上に設ける第1帯電装置11から順に、第1現像装置12、第2帯電装置13、第2現像装置14、転写・搬送装置15、クリーニング装置16などを備える。それらの上には、光ビーム走査装置17を設ける。転写・搬送装置15の左には、定着装置18を設置する。
【0025】
そして、像担持体10の回転とともに、その像担持体10の表面を第1帯電装置11で一様に帯電してから、光ビーム走査装置17の黒用光ビームL1で書込みを行って黒色画像に対応する静電潜像を形成し、次いで第1現像装置12で黒トナーを付着してその静電潜像を可視像化することにより像担持体10上に黒トナー画像を形成する。
【0026】
続いて、第2帯電装置13で像担持体10の表面を再び一様に帯電してから、光ビーム走査装置17の赤用光ビームL2で書込みを行って赤色画像に対応する静電潜像を形成し、次いで第2現像装置14で赤トナーを付着してその静電潜像を可視像化することにより像担持体10上に赤トナー画像を形成し、像担持体10表面に黒赤2色の合成トナー画像を形成する。
【0027】
そして、像担持体10と転写・搬送装置15との間に送り込んだ用紙に転写ローラ19でその合成トナー画像を転写し、画像転写後の用紙を転写・搬送装置15で搬送して定着装置18に送り込み、その定着装置18で熱と圧力とを加えて転写画像を用紙に定着し、外部に排出して例えば排紙トレイ上にスタックする。
【0028】
画像転写後の像担持体は、その表面をクリーニング装置16で清掃して第1帯電装置11からはじまる再度の画像形成に備える。
【0029】
光ビーム走査装置17は、水平な第1筐体20Aと垂直な第2筐体20Bとからなるハウジング20内に、黒赤の2つの走査光学系B・Rを上下に積み重ねるように備える。黒色走査光学系Bは、第1筐体20A内に、不図示の光源21B、ポリゴン22B、第1fθレンズ23B、第2fθレンズ24B、3つの折り返しミラー25B、BTLレンズ26Bを配置し、光源21Bが発する黒用光ビームL1を像担持体10に向けて射出する。
【0030】
赤色走査光学系Rは、第1筐体20A内に、不図示の光源21R、ポリゴン22R、第1fθレンズ23R、第2fθレンズ24R、1つの折り返しミラー25Rを配置するとともに、第2筐体20B内に、BTLレンズ26R、1つの折り返しミラー25Rを配置し、光源21Rが発する赤用光ビームL2を像担持体10に向けて射出する。
【0031】
図2には、その光ビーム走査装置17の平面構成を示す。
光源21から発した光ビームは、ポリゴン22で偏向されて第1fθレンズ23および第2fθレンズ24を通過し、折り返しミラー25B・25Rで反射される。図中符号27は、2点同期検知センサである。
【0032】
ところで、図1に示すような画像形成装置では、電源をオンすると、定着装置18のヒータをオンし、時間の経過とともに画像形成装置内の温度を上昇する。その温度は、画像形成装置内で定着装置18の近傍では高く、遠ざかる程低くなる温度勾配を発生する。
【0033】
よって、第1fθレンズ23と第2fθレンズ24は、ほぼ同じ位置にあるから、図3に示すように同じ倍率誤差の温度変化を示す。ところが、赤用光ビームL2は、この後、黒用光ビームL1と光路を分離し、第2筐体20B内を通過するから、温度勾配の影響で、黒色と赤色の走査光学系B・Rの光路長に差を生じる。つまり、温度が高い第1筐体20A内を通過する黒色走査光学系Bの光路長の伸びの方が大きくなる。
【0034】
また、黒色、赤色走査光学系B・Rとも2点同期検知センサ27を搭載しているから、図4に示すように2点同期検知間隔にも変化を生ずる。そして、黒色は第1筐体20Aに、赤色は第2筐体20Bにそれぞれ搭載しているから、2つの筐体の温度差から、2点同期検知間隔にも差が生じる。つまり、温度上昇の大きい黒色走査光学系Bの方が2点同期検知間隔の伸び量が大となり、倍率誤差補正量が小さくなって、画像に主走査方向のずれが発生する。
【0035】
そこで、この発明では、上述したように、複数の走査光学系を備え、それらの走査光学系のそれぞれから光ビームを射出する光ビーム走査装置において、複数の走査光学系の対応する光学レンズを異なる材質で形成する。例えば、図示例では、黒色の第1fθレンズ23Bをガラス製とし、赤色の第1fθレンズ23Rを樹脂製とする。
【0036】
このようにすると、ガラスレンズは、樹脂レンズに比較して温度変動が小さく、温度変化による倍率誤差変化が小さいから、同じ温度環境にあっても倍率誤差変化を抑えることができ、光路長の伸び、2点同期検知間隔変化による色ずれを相殺することが可能となる。
【0037】
具体的に使用する材質の組合せとしては、図5を参照して、例えば樹脂として「TPC」を、ガラスとしては「FL5」を用いる。このようにすれば、常温での屈折率はほぼ等しく、温度上昇時の温度係数は約50倍程度にもなるため、狙いの機能を得ることができる。
【0038】
この際、コストダウンが優先なら2点同期は廃止すればよいが、倍率誤差自体の変動を押えることが目的の場合どちらか1色のみ2点同期を残し、2色共通の制御をすればよい。
【0039】
さて、図示例では、ガラス製の黒色第1fθレンズ23Bと樹脂製の赤色第1fθレンズ23Rを、図6に示すように2面a、bとも同一形状とし、同一の突き当て基準cを設けて構成する。
【0040】
このようにすると、レンズ設計の共通化による設計の効率化を図り、共通のハウジング20の使用を可能としてハウジング20の共通化によるコストダウンを図ることができる。
【0041】
また、図示例では、ガラス製の黒色第1fθレンズ23Bと樹脂製の赤色第1fθレンズ23Rを、図7に示すように上下2段に積み重ね、共通の位置決め基準30で位置決めして共通の固定手段31により固定する。
【0042】
このようにすると、コストダウンを図るとともに、光路の伸びや同期検知間隔の伸びが2色で逆転した場合でも、レンズの上下を入れ替えることが可能となる。つまり、光ビーム走査装置17の画像形成装置への固定位置、赤色と黒色の筐体20の材質、熱源21との位置関係による温度勾配の違いによってもこの伸びの逆転は発生する。
【0043】
ところで、上述した例では、異なる材質で形成した、対応する光学レンズである黒色第1fθレンズ23Bをガラス製とし、赤色の第1fθレンズ23Rを樹脂製とした。しかし、それらを、同一形状で、ともに温度特性の異なるガラス製としてもよい。例えば、図5の「FL5」と「BACD12」とする。
【0044】
このようにすると、レンズの素材だけを変更し、レンズの加工、検査治具、保管、輸送時の取り扱いの共通化を可能とし、トータルでの設計の効率化とコストダウンを図ることができる。
【0045】
また、同一形状で、ともに温度特性の異なる樹脂製とすることもできる。例えば、図5の「ZE48R」と「TPC」とする。このようにすると、同様に、レンズの素材だけを変更し、レンズの加工、検査治具、保管、輸送時の取り扱いの共通化を可能とし、トータルでの設計の効率化とコストダウンを図ることができる。
【0046】
なお、異なる材質で形成した、対応する光学レンズには、例えば黒色第1fθレンズ23Bであるか、赤色の第1fθレンズ23Rであるか互いを判別するための目印32を設けるとよい。目印32としては、例えば、マジックによる印、シール貼付け、樹脂の場合金型上での掘り込み、ガラスの場合C面取り量の差などが考えられる。
【0047】
上述した例では、第1fθレンズ23のみを異なる材質としたが、例えば第2fθレンズ24のみ、または両方のレンズを同様に異なる材質としてもよい。
【0048】
また、図8に示すような光ビーム走査装置17を搭載した画像形成装置においても、同様に適用することができる。図8では、図1の対応部分に使用した符号をそのまま使用し、重複説明を省略する。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したとおり、請求項1に記載の発明によれば、複数の走査光学系を備え、それら走査光学系それぞれからの光ビームを射出する光ビーム走査装置において、複数の走査光学系の対応する光学レンズを異なる材質で形成することで、温度変動による主走査方向の色ずれを低減することができる。
【0050】
請求項2に記載の発明によれば、異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズを、2面とも同一形状とし、同一の突き当て基準を設けて構成することで、レンズ設計の共通化による設計の効率化と、ハウジングの共通化によるコストダウンを図ることができる。
【0051】
請求項3に記載の発明によれば、異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズを、上下2段に積み重ね、共通の位置決め基準で位置決めして共通の固定手段により固定することで、レンズ設計の共通化による設計の効率化と、ハウジング、固定方法等の共通化を可能としてコストダウンを図ることができる。
【0052】
請求項4に記載の発明によれば、異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズを、同一形状で、ともに温度特性の異なるガラス製とすることで、レンズの加工、検査治具、保管、輸送時の取り扱いの共通化を可能とし、効率化を図ることができる。
【0053】
請求項5に記載の発明によれば、異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズを、同一形状で、ともに温度特性の異なる樹脂製とすることで、レンズの成形型、検査治具、保管、輸送時の取り扱いの共通化を可能とし、効率化を図ることができる。
【0054】
請求項6に記載の発明によれば、異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズに、互いを判別するための目印を設けることで、外観上から区別できるようにし、組付けミスを防止することができる。
【0055】
請求項7に記載の発明によれば、請求項1ないし6のいずれか1に記載の光ビーム走査装置を備えることで、上記の効果を有する光ビーム走査装置を備える画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による光ビーム走査装置を備える画像形成装置の要部概略構成図である。
【図2】その画像形成装置に備える光ビーム走査装置の概略平面構成図である。
【図3】その光ビーム走査装置における第1fθレンズと第2fθレンズの倍率誤差の温度変化を示す図である。
【図4】その光ビーム走査装置における走査光学系の2点同期検知間隔の温度変化を示す図である。
【図5】主な光学レンズ材質の屈折率とその温度変化を示す図である。
【図6】複数の走査光学系の対応する光学レンズである黒赤の第1fθレンズの平面図である。
【図7】それら黒赤の第1fθレンズの組立て状態を示す斜視図である。
【図8】他例である画像形成装置の要部概略構成図である。
【符号の説明】
17 光ビーム走査装置
23 第1fθレンズ
23B 黒色第1fθレンズ
23R 赤色第1fθレンズ
30 位置決め基準
31 共通の固定手段
32 目印
B 黒色走査光学系
R 赤色走査光学系
L1 黒用光ビーム
L2 赤用光ビーム
a 面
b 面
c 突き当て基準
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機など、用紙・OHPフィルム等のシート材に画像を記録する画像形成装置に関する。および、例えば、そのような画像形成装置において、光ビームを照射して書込みを行い像担持体上に静電潜像を形成する光ビーム走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式を用いた画像形成装置では、像担持体を回転してその像担持体の表面を一様に帯電してから、光ビームを照射して書込みを行うことによりその像担持体上に静電潜像を形成し、その静電潜像にトナーを付着してそれを可視像化して後、その可視像を転写してシート材上に画像を記録していた。
【0003】
【特許文献1】特開平4−95981号公報
【特許文献2】特開平4−95982号公報
【特許文献3】特開平9−133886号公報
このような画像形成装置の中には、例えば特許文献1ないし3に記載されるように、帯電・書込み・現像を繰り返して像担持体上に2色合成トナー画像を形成し、その合成トナー画像を転写してシート材上に、例えば黒赤2色の画像を記録するものがある。
【0004】
この種の画像形成装置では、2つの走査光学系を備え、それらの走査光学系のそれぞれから光ビームを射出する光ビーム走査装置を設け、その光ビーム走査装置から像担持体の2箇所に黒赤2つの光ビームを入射して2色画像形成のための書込みを行っていた。
【0005】
このような光ビーム走査装置では、温度変動による2色の画像のずれを防止するため、主走査方向および副走査方向のずれを防ぐ必要がある。そのうち、主走査方向のずれは、温度上昇にともなう光学レンズの倍率誤差の変化等の要因により発生する。
【0006】
倍率誤差の変化を防止するには、ビーム走査の開始端と終了端の2箇所に同期検知センサを設けて同期検知を行う2点同期方式を用いてやればよく、従来は2色それぞれの走査系にこれを用いて主走査方向の色ずれを防止していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この2点同期方式では、2つの同期検知間隔が温度により変化したとき狂いを生じ、2色それぞれの2点同期検知間隔の伸びに差を生じて、画像に主走査方向の色ずれが発生するという問題があった。
【0008】
また、温度上昇により、光学ハウジングに伸びを生じたり、像担持体と光ビーム走査装置との距離が変化したりし、光路長が変化した場合にも、主走査倍率が変化して、画像に主走査方向の色ずれが発生するという問題があった。
【0009】
そこで、この発明の第1の目的は、複数の走査光学系を備え、それらの走査光学系のそれぞれから光ビームを射出する光ビーム走査装置において、温度変動による主走査方向の色ずれを低減することにある。
【0010】
この発明の第2の目的は、レンズ設計の共通化による設計の効率化と、ハウジングの共通化によるコストダウンを図ることにある。
【0011】
この発明の第3の目的は、レンズ設計の共通化による設計の効率化と、ハウジング、固定方法等の共通化を可能としてコストダウンを図ることにある。
【0012】
この発明の第4の目的は、レンズの加工、検査治具、保管、輸送時の取り扱いの共通化を可能とし、効率化を図ることにある。
【0013】
この発明の第5の目的は、レンズの成形型、検査治具、保管、輸送時の取り扱いの共通化を可能とし、効率化を図ることにある。
【0014】
この発明の第6の目的は、外観上から区別できるようにし、組付けミスを防止することにある。
【0015】
この発明の第7の目的は、上述した各目的を達成した光ビーム走査装置を備える画像形成装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、
複数の走査光学系を備え、それら走査光学系それぞれからの光ビームを射出する光ビーム走査装置において、
前記複数の走査光学系の対応する光学レンズを異なる材質で形成する、ことを特徴とする。
【0017】
請求項2に記載の発明は、上述した第2の目的を達成すべく、請求項1に記載の光ビーム走査装置において、異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズを、2面とも同一形状とし、同一の突き当て基準を設けて構成する、ことを特徴とする。
【0018】
請求項3に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、請求項1または2に記載の光ビーム走査装置において、異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズを、上下2段に積み重ね、共通の位置決め基準で位置決めして共通の固定手段により固定する、ことを特徴とする。
【0019】
請求項4に記載の発明は、上述した第4の目的を達成すべく、請求項1ないし3のいずれか1に記載の光ビーム走査装置において、異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズを、同一形状で、ともに温度特性の異なるガラス製とする、ことを特徴とする。
【0020】
請求項5に記載の発明は、上述した第5の目的を達成すべく、請求項1ないし3のいずれか1に記載の光ビーム走査装置において、異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズを、同一形状で、ともに温度特性の異なる樹脂製とする、ことを特徴とする。
【0021】
請求項6に記載の発明は、上述した第6の目的を達成すべく、請求項1ないし5のいずれか1に記載の光ビーム走査装置において、異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズに、互いを判別するための目印を設ける、ことを特徴とする。
【0022】
請求項7に記載の発明は、上述した第7の目的を達成すべく、請求項1ないし6のいずれか1に記載の光ビーム走査装置を備えることを特徴とする、画像形成装置である。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。
図1には、この発明による光ビーム走査装置を備える画像形成装置の要部概略構成を示す。
【0024】
図中符号10は、ドラム状の像担持体である。像担持体10のまわりには、その回転方向に、上に設ける第1帯電装置11から順に、第1現像装置12、第2帯電装置13、第2現像装置14、転写・搬送装置15、クリーニング装置16などを備える。それらの上には、光ビーム走査装置17を設ける。転写・搬送装置15の左には、定着装置18を設置する。
【0025】
そして、像担持体10の回転とともに、その像担持体10の表面を第1帯電装置11で一様に帯電してから、光ビーム走査装置17の黒用光ビームL1で書込みを行って黒色画像に対応する静電潜像を形成し、次いで第1現像装置12で黒トナーを付着してその静電潜像を可視像化することにより像担持体10上に黒トナー画像を形成する。
【0026】
続いて、第2帯電装置13で像担持体10の表面を再び一様に帯電してから、光ビーム走査装置17の赤用光ビームL2で書込みを行って赤色画像に対応する静電潜像を形成し、次いで第2現像装置14で赤トナーを付着してその静電潜像を可視像化することにより像担持体10上に赤トナー画像を形成し、像担持体10表面に黒赤2色の合成トナー画像を形成する。
【0027】
そして、像担持体10と転写・搬送装置15との間に送り込んだ用紙に転写ローラ19でその合成トナー画像を転写し、画像転写後の用紙を転写・搬送装置15で搬送して定着装置18に送り込み、その定着装置18で熱と圧力とを加えて転写画像を用紙に定着し、外部に排出して例えば排紙トレイ上にスタックする。
【0028】
画像転写後の像担持体は、その表面をクリーニング装置16で清掃して第1帯電装置11からはじまる再度の画像形成に備える。
【0029】
光ビーム走査装置17は、水平な第1筐体20Aと垂直な第2筐体20Bとからなるハウジング20内に、黒赤の2つの走査光学系B・Rを上下に積み重ねるように備える。黒色走査光学系Bは、第1筐体20A内に、不図示の光源21B、ポリゴン22B、第1fθレンズ23B、第2fθレンズ24B、3つの折り返しミラー25B、BTLレンズ26Bを配置し、光源21Bが発する黒用光ビームL1を像担持体10に向けて射出する。
【0030】
赤色走査光学系Rは、第1筐体20A内に、不図示の光源21R、ポリゴン22R、第1fθレンズ23R、第2fθレンズ24R、1つの折り返しミラー25Rを配置するとともに、第2筐体20B内に、BTLレンズ26R、1つの折り返しミラー25Rを配置し、光源21Rが発する赤用光ビームL2を像担持体10に向けて射出する。
【0031】
図2には、その光ビーム走査装置17の平面構成を示す。
光源21から発した光ビームは、ポリゴン22で偏向されて第1fθレンズ23および第2fθレンズ24を通過し、折り返しミラー25B・25Rで反射される。図中符号27は、2点同期検知センサである。
【0032】
ところで、図1に示すような画像形成装置では、電源をオンすると、定着装置18のヒータをオンし、時間の経過とともに画像形成装置内の温度を上昇する。その温度は、画像形成装置内で定着装置18の近傍では高く、遠ざかる程低くなる温度勾配を発生する。
【0033】
よって、第1fθレンズ23と第2fθレンズ24は、ほぼ同じ位置にあるから、図3に示すように同じ倍率誤差の温度変化を示す。ところが、赤用光ビームL2は、この後、黒用光ビームL1と光路を分離し、第2筐体20B内を通過するから、温度勾配の影響で、黒色と赤色の走査光学系B・Rの光路長に差を生じる。つまり、温度が高い第1筐体20A内を通過する黒色走査光学系Bの光路長の伸びの方が大きくなる。
【0034】
また、黒色、赤色走査光学系B・Rとも2点同期検知センサ27を搭載しているから、図4に示すように2点同期検知間隔にも変化を生ずる。そして、黒色は第1筐体20Aに、赤色は第2筐体20Bにそれぞれ搭載しているから、2つの筐体の温度差から、2点同期検知間隔にも差が生じる。つまり、温度上昇の大きい黒色走査光学系Bの方が2点同期検知間隔の伸び量が大となり、倍率誤差補正量が小さくなって、画像に主走査方向のずれが発生する。
【0035】
そこで、この発明では、上述したように、複数の走査光学系を備え、それらの走査光学系のそれぞれから光ビームを射出する光ビーム走査装置において、複数の走査光学系の対応する光学レンズを異なる材質で形成する。例えば、図示例では、黒色の第1fθレンズ23Bをガラス製とし、赤色の第1fθレンズ23Rを樹脂製とする。
【0036】
このようにすると、ガラスレンズは、樹脂レンズに比較して温度変動が小さく、温度変化による倍率誤差変化が小さいから、同じ温度環境にあっても倍率誤差変化を抑えることができ、光路長の伸び、2点同期検知間隔変化による色ずれを相殺することが可能となる。
【0037】
具体的に使用する材質の組合せとしては、図5を参照して、例えば樹脂として「TPC」を、ガラスとしては「FL5」を用いる。このようにすれば、常温での屈折率はほぼ等しく、温度上昇時の温度係数は約50倍程度にもなるため、狙いの機能を得ることができる。
【0038】
この際、コストダウンが優先なら2点同期は廃止すればよいが、倍率誤差自体の変動を押えることが目的の場合どちらか1色のみ2点同期を残し、2色共通の制御をすればよい。
【0039】
さて、図示例では、ガラス製の黒色第1fθレンズ23Bと樹脂製の赤色第1fθレンズ23Rを、図6に示すように2面a、bとも同一形状とし、同一の突き当て基準cを設けて構成する。
【0040】
このようにすると、レンズ設計の共通化による設計の効率化を図り、共通のハウジング20の使用を可能としてハウジング20の共通化によるコストダウンを図ることができる。
【0041】
また、図示例では、ガラス製の黒色第1fθレンズ23Bと樹脂製の赤色第1fθレンズ23Rを、図7に示すように上下2段に積み重ね、共通の位置決め基準30で位置決めして共通の固定手段31により固定する。
【0042】
このようにすると、コストダウンを図るとともに、光路の伸びや同期検知間隔の伸びが2色で逆転した場合でも、レンズの上下を入れ替えることが可能となる。つまり、光ビーム走査装置17の画像形成装置への固定位置、赤色と黒色の筐体20の材質、熱源21との位置関係による温度勾配の違いによってもこの伸びの逆転は発生する。
【0043】
ところで、上述した例では、異なる材質で形成した、対応する光学レンズである黒色第1fθレンズ23Bをガラス製とし、赤色の第1fθレンズ23Rを樹脂製とした。しかし、それらを、同一形状で、ともに温度特性の異なるガラス製としてもよい。例えば、図5の「FL5」と「BACD12」とする。
【0044】
このようにすると、レンズの素材だけを変更し、レンズの加工、検査治具、保管、輸送時の取り扱いの共通化を可能とし、トータルでの設計の効率化とコストダウンを図ることができる。
【0045】
また、同一形状で、ともに温度特性の異なる樹脂製とすることもできる。例えば、図5の「ZE48R」と「TPC」とする。このようにすると、同様に、レンズの素材だけを変更し、レンズの加工、検査治具、保管、輸送時の取り扱いの共通化を可能とし、トータルでの設計の効率化とコストダウンを図ることができる。
【0046】
なお、異なる材質で形成した、対応する光学レンズには、例えば黒色第1fθレンズ23Bであるか、赤色の第1fθレンズ23Rであるか互いを判別するための目印32を設けるとよい。目印32としては、例えば、マジックによる印、シール貼付け、樹脂の場合金型上での掘り込み、ガラスの場合C面取り量の差などが考えられる。
【0047】
上述した例では、第1fθレンズ23のみを異なる材質としたが、例えば第2fθレンズ24のみ、または両方のレンズを同様に異なる材質としてもよい。
【0048】
また、図8に示すような光ビーム走査装置17を搭載した画像形成装置においても、同様に適用することができる。図8では、図1の対応部分に使用した符号をそのまま使用し、重複説明を省略する。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したとおり、請求項1に記載の発明によれば、複数の走査光学系を備え、それら走査光学系それぞれからの光ビームを射出する光ビーム走査装置において、複数の走査光学系の対応する光学レンズを異なる材質で形成することで、温度変動による主走査方向の色ずれを低減することができる。
【0050】
請求項2に記載の発明によれば、異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズを、2面とも同一形状とし、同一の突き当て基準を設けて構成することで、レンズ設計の共通化による設計の効率化と、ハウジングの共通化によるコストダウンを図ることができる。
【0051】
請求項3に記載の発明によれば、異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズを、上下2段に積み重ね、共通の位置決め基準で位置決めして共通の固定手段により固定することで、レンズ設計の共通化による設計の効率化と、ハウジング、固定方法等の共通化を可能としてコストダウンを図ることができる。
【0052】
請求項4に記載の発明によれば、異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズを、同一形状で、ともに温度特性の異なるガラス製とすることで、レンズの加工、検査治具、保管、輸送時の取り扱いの共通化を可能とし、効率化を図ることができる。
【0053】
請求項5に記載の発明によれば、異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズを、同一形状で、ともに温度特性の異なる樹脂製とすることで、レンズの成形型、検査治具、保管、輸送時の取り扱いの共通化を可能とし、効率化を図ることができる。
【0054】
請求項6に記載の発明によれば、異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズに、互いを判別するための目印を設けることで、外観上から区別できるようにし、組付けミスを防止することができる。
【0055】
請求項7に記載の発明によれば、請求項1ないし6のいずれか1に記載の光ビーム走査装置を備えることで、上記の効果を有する光ビーム走査装置を備える画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による光ビーム走査装置を備える画像形成装置の要部概略構成図である。
【図2】その画像形成装置に備える光ビーム走査装置の概略平面構成図である。
【図3】その光ビーム走査装置における第1fθレンズと第2fθレンズの倍率誤差の温度変化を示す図である。
【図4】その光ビーム走査装置における走査光学系の2点同期検知間隔の温度変化を示す図である。
【図5】主な光学レンズ材質の屈折率とその温度変化を示す図である。
【図6】複数の走査光学系の対応する光学レンズである黒赤の第1fθレンズの平面図である。
【図7】それら黒赤の第1fθレンズの組立て状態を示す斜視図である。
【図8】他例である画像形成装置の要部概略構成図である。
【符号の説明】
17 光ビーム走査装置
23 第1fθレンズ
23B 黒色第1fθレンズ
23R 赤色第1fθレンズ
30 位置決め基準
31 共通の固定手段
32 目印
B 黒色走査光学系
R 赤色走査光学系
L1 黒用光ビーム
L2 赤用光ビーム
a 面
b 面
c 突き当て基準
Claims (7)
- 複数の走査光学系を備え、それら走査光学系それぞれからの光ビームを射出する光ビーム走査装置において、
前記複数の走査光学系の対応する光学レンズを異なる材質で形成することを特徴とする、光ビーム走査装置。 - 異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズを、2面とも同一形状とし、同一の突き当て基準を設けて構成することを特徴とする、請求項1に記載の光ビーム走査装置。
- 異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズを、上下2段に積み重ね、共通の位置決め基準で位置決めして共通の固定手段により固定することを特徴とする、請求項1または2に記載の光ビーム走査装置。
- 異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズを、同一形状で、ともに温度特性の異なるガラス製とすることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1に記載の光ビーム走査装置。
- 異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズを、同一形状で、ともに温度特性の異なる樹脂製とすることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1に記載の光ビーム走査装置。
- 異なる材質で形成した、前記対応する光学レンズに、互いを判別するための目印を設けることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1に記載の光ビーム走査装置。
- 請求項1ないし6のいずれか1に記載の光ビーム走査装置を備えることを特徴とする、画像形成装置。
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