JP2005017662A - 光ファイバ融着接続装置及び融着接続方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】コアピッチが126μm〜131μmで配列された光ファイバを、無理なく整列させると共に軸合わせして、一括融着を可能とした融着接続装置を提供する。
【解決手段】複数の光ファイバ2をV溝台5を用いて一括融着する融着接続装置であって、V溝台5の溝ピッチP2を126μm〜131μmとする。また、溝ピッチの許容偏差は0.5μm以下として、軸ずれの発生を抑制する。さらに、光ファイバ2の中心を画像輝度により測定し表示する手段により、密接状態にある接続端の軸合わせを行なう。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の光ファイバ2をV溝台5を用いて一括融着する融着接続装置であって、V溝台5の溝ピッチP2を126μm〜131μmとする。また、溝ピッチの許容偏差は0.5μm以下として、軸ずれの発生を抑制する。さらに、光ファイバ2の中心を画像輝度により測定し表示する手段により、密接状態にある接続端の軸合わせを行なう。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数本の光ファイバを一括して融着接続する光ファイバ融着接続装置及び融着接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の光通信の進展に伴い、光導波路、光部品等の高集積化が要求されている。これに伴い、光ファイバによる光接続においては、多心の光テープ心線を用い、光ファイバのコアピッチを狭めた高密度の接続が行なわれるようになってきている。特に平面光導波路では、光導波路の配列ピッチを光ファイバのガラスファイバ標準外径125μmのピッチで形成することが可能となっている。
【0003】
このような高密度配列の光導波路との接続を形成するために、コアピッチを125μm〜130μm(中心値127μm)程度にした光ファイバアレイ基板の開発もなされている。一方、アレイ基板に取付けられる光テープ心線は、外径125μmのガラスファイバの外面に外径250μmの被覆が施された光ファイバ素線を平行一列に並べて共通被覆で一体化して構成されており、そのコアピッチは、通常、250μm前後である。
【0004】
このため、コアピッチ250μmの光テープ心線を、コアピッチ127μmの光ファイバアレイ基板に取付けるには、例えば、特許文献1に示されるように、光ファイバのコアピッチを狭めてアレイ基板に取付ける方法がある。また、この他、特許文献2に示されるように、2枚の光テープ心線を上下に重ね、露出されたガラスファイバを交互に密接させて一列に並べ、コアピッチを127μm程度に狭める方法等も知られている。
【0005】
上述のような光テープ心線のコアピッチを狭める作業を行なって光ファイバ接続するのに対して、コアピッチを狭めた光テープ心線の開発も検討されている。光テープ心線のコアピッチ自体が、126μm〜131μm程度で形成されていれば、上述のようなコアピッチを狭めたアレイ基板への取付けも容易に行うことができ、作業性もよくなる。しかし、このようなコアピッチを狭めた光テープ心線に対して、融着接続するような場合、当然のことであるが各光ファイバを一括して融着接続する要望が生じる。
【0006】
光テープ心線等で多心の光ファイバを一括融着する融着接続装置の一例として、従来、例えば、図3及び図4で示す構成のものが知られている。なお、図3(A)は融着接続装置の概略を説明する図、図3(B)はV溝台による光ファイバの支持状態を示す図、図4(A)及び図4(B)は融着接続の画像観察を説明する図である。図中、1は光テープ心線、2は光ファイバ(ガラスファイバ)、3はファイバ被覆、4は共通被覆、5はV溝台、5aは台部、6はV溝、7はファイバ押え片、8はホルダ台、9はファイバホルダ、10は投光機、11はミラー、12は撮像カメラ、13は放電電極、14は接続端、15は表示装置、16は表示画像を示す。
【0007】
光テープ心線1は、図3(B)に示すように、例えば、外径125μmの光ファイバ(ガラスファイバ)2の外周を、外径250μm前後のファイバ被覆3で保護された複数本の光ファイバ素線又は光ファイバ心線を、平行一列に並べて共通被覆4で一体化されている。この光テープ心線1同士を融着接続する場合、接続端側の共通被覆4及びファイバ被覆3を所定長さ除去して、光ファイバ2を露出させる。露出された複数本の光ファイバ2は、接続端を揃えて端面カットされ、V溝台5に載置される。
【0008】
V溝台5は、例えば、台部5aを両側に一体に設けた凹状に形成され、両側の台部5aの上面にはV溝6が形成されている。V溝6の溝ピッチP2は、例えば、光テープ心線1のコアピッチP1に等しい250μmで形成され、ファイバ被覆3が除去された光ファイバ2を入れて、ファイバ押え片7で軽く押えることにより位置決めされる。また、光テープ心線1は、共通被覆4の部分をファイバホルダ9で把持して、ホルダ台8に保持固定される。
【0009】
光ファイバ2の長手方向位置は、ホルダ台8を位置調整機構(図示せず)により移動調整されて、接続端14の突き合せ間隔が調整される。接続端14の突き合せ状態及び融着接続状態は、投光機10により照明された光ファイバ2を撮像カメラ12で撮像し、その撮像画像から観測される。例えば、図4(A)に示すように、光ファイバ2の画像は、投光機10による投影像を撮像カメラ12で撮像し、また撮像カメラ12を移動させて、ミラー11を用いて実像と虚像による2方向から観測する。図4(A)では、1組の投光機と撮像カメラを用いた例を示したが、投光機と撮像カメラを2組配置して2方向からの実像を観察する方法もよく知られている。
【0010】
撮像された光ファイバ2の表示画像16は、画像処理されて表示装置15に図4(B)のように表示され、軸合わせは、通常、光ファイバの外径位置、突き合せ間隔等を測定することにより行なわれる。図4に示すように、隣接する光ファイバ間は互いに125μm程度離れているため、光ファイバ2のガラス外径位置を認識し易く、図4(B)に示すように、光ファイバ2の接続端14の突き合せ状態を示す表示画像16を容易に観察することができる。光ファイバ2の接続端14の突き合せ状態がOKなら、放電電極13によるアーク放電により一括融着が行なわれる。
【0011】
光ファイバの多心一括融着接続装置は、一般に、コアピッチP1が250μm前後の光テープ心線1の接続を標準に設計されている。このため、光ファイバ2のコアピッチP1が250μmより大幅に異なっている場合には、使用することができない。そこで、光テープ心線とV溝台との間に光ファイバのピッチを調整するピッチ調整手段を設けて一括融着接続する方法の提案もなされている(例えば、特許文献3参照)。
【0012】
図5は上記特許文献3に開示の方法を説明する図である。図中、18はピッチ調整手段を示し、その他の符号は図3と同じ符号を用いることにより説明を省略する。光テープ心線1の光ファイバ2のコアピッチP1が、例えば、V溝台5のV溝6の溝ピッチP2より小さい場合、光テープ心線1の共通被覆を除去して単心に分離された状態の光ファイバ素線2’の間隔を、ピッチ調整手段18によりV溝台5の溝ピッチP2に一致するように調整している。ピッチ調整手段18は、図3のファイバホルダ9に置換わる形態となる。
【0013】
ピッチ調整手段18は、ファイバを把持するホルダ内に、ファイバ被覆3が除されていない状態の光ファイバ素線2’を収納するV溝又はU溝を、V溝台5の溝ピッチP2に近いピッチで設けて形成されている。すなわち、このピッチ調整手段18で、光テープ心線1の光ファイバのコアピッチP1を、予めV溝台5の溝ピッチP2に調整しておくというものである。したがって、光テープ心線1の光ファイバのコアピッチP1がV溝台5の標準の溝ピッチP2と異なっていても、標準の融着接続装置を用いて接続可能とされている。
【0014】
【特許文献1】
特開平9−297250号公報
【特許文献2】
特開2000−66057号公報
【特許文献3】
特開平7−218753号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
コアピッチ126μm〜131μmで光ファイバを配列し、又はテープ化して機器内配線等を形成する場合、このようなコアピッチで配列された光ファイバ同士を一括融着で接続するケースが生じてくる。この場合、上記のような小さいコアピッチで設計された一括融着接続機が存在しないことから、従来の250μmのコアピッチで設計された融着接続機を用いて接続が可能か否かについて検討した。
【0016】
光テープ心線の光ファイバの間隔を縮小又は拡大してコアピッチが異なる光ファイバアレイ基板上で接着固定し端末を形成することは、上述の特許文献1にも示されているように可能である。しかし、同様な考えで光テープ心線の光ファイバの間隔を縮小又は拡大してコアピッチの異なるV溝で接続端の位置合わせを行ない、一括融着接続を行なうには種々の問題がある。
【0017】
融着接続で光ファイバの間隔を広げたり狭めたりして接続端のコアピッチを所定値にすることは、上述した特許文献3で開示されている。しかし、光ファイバのコアピッチの変更が小さい場合は可能性があるとしても、光ファイバのコアピッチを126μm〜131μmから倍の250μmに大幅に変更して、融着接続することは実質的には不可能である。すなわち、コアピッチの変更幅が大きい場合、極度の曲げによるコアピッチの変更は伝送損失を増加させる。このため、共通被覆の除去長を長くし、光ファイバ素線の露出長さを大きくしてピッチ調整に要する距離を多くする必要がある。また、光テープ心線の保持固定に、共通被覆部分ではなく、光ファイバ素線の被覆を押える必要がある。
【0018】
このため、光ファイバの保持が不充分となり、調心の際にファイバ表面を傷つけたり、又融着接続時の押込み或いは引戻し等が正確に行なえない等の問題がある。また、融着接続後の補強長さも長くなり、補強部が大型化し機器内の省スペース化を妨げることになってしまう。さらに、光ファイバの端面カットをしてから融着機にセットすると、光ファイバの接続端が不揃いとなり、均一な融着接続ができなくなる等の恐れがある。
【0019】
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、コアピッチが126μm〜131μmで配列された光ファイバを、無理なく整列させると共に軸合わせして、一括融着を可能とした融着接続装置の提供を課題とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明による光ファイバ融着接続装置は、複数の光ファイバをV溝台を用いて一括融着する融着接続装置であって、V溝台の溝ピッチを126μm〜131μmとしたことを特徴とする。また、溝ピッチの許容偏差は0.5μm以下として、軸ずれの発生を抑制する。さらに、光ファイバの中心を画像輝度により測定し表示する手段により、密接状態にある接続端の軸合わせを行なう。なお、これらの融着接続では、公称外径が125μmの光ファイバに用いる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図により本発明の実施の形態を説明する。図1(A)は融着接続装置の概略を説明する図、図1(B)はV溝台による光ファイバの支持状態を説明する図、図2(A)は融着接続の画像観察を説明する図、図2(B)及び(C)は観察画像を示す図である。図中の符号は、図3及び図4で用いたのと同じ符号を用いることにより説明を省略する。
【0022】
本発明による融着接続装置は、図1(B)に示されるように、ガラスの光ファイバ2の外表面をファイバ被覆3(被覆厚さが、0.5μm〜3.0μm)で被覆された複数本の光ファイバ素線を、例えば、126μm〜131μmのコアピッチP1で共通被覆4で一体化した光テープ心線の接続に用いることができる。このようなコアピッチP1を狭めた光テープ心線については、本出願と同一出願人により「特願2002−2254号」として提案されている。
【0023】
しかし、本発明においては、上記のような光テープ心線の接続に限らず、特許文献2で開示されているように、光ファイバのコアピッチを126μm〜131μmのように配列した光ファイバ集合体の一括融着接続にも適用可能なものである。また、最近は、曲げに強い光ファイバとして、ガラスファイバ外径が80μmの光ファイバを用いた光テープ心線も開発されており、コピッチも126μm〜131μmとされることは当然考えられ、本発明による融着接続装置での一括融着接続の対象とされる。
【0024】
すなわち、本発明による融着接続装置は、複数本の光ファイバを平行一列に配列して突き合せ、一括して融着接続しようとする場合に、光ファイバのコアピッチを126μm〜131μmで互いに融着接続するものである。このための、基本的な構成としては、光ファイバ2の接続端14の配列位置を規制するV溝台5の溝ピッチP2を、接続される126μm〜131μmとすることにより、この範囲にある多心光ファイバの一括融着接続を可能としている。
【0025】
本発明による融着接続装置は、全体的な構成については、図3で説明したのと同様で、光テープ心線1同士を融着接続する場合、接続端側の共通被覆4及びファイバ被覆3を所定長さ除去して、ガラスの光ファイバ2を所定の長さだけ露出させる。露出された複数本の光ファイバ2は、接続端を揃えて端面カットされ、V溝台5に載置される。
【0026】
V溝台5は、例えば、台部5aを両側に一体に設けた凹状に形成され、両側の台部5aの上面に形成されるV溝6が精度よく一致するように直線加工で設けらる。V溝6の溝ピッチP2は、例えば、光テープ心線1のコアピッチP1に等しい126μm〜131μmで形成され、共通被覆4及びファイバ被覆3を除去されたそれぞれの光ファイバ2が入れられ、ファイバ押え片7によりV溝面に軽く押付けて位置決めされる。また、光テープ心線1の共通被覆部分は、ファイバホルダ9により把持され、ホルダ台8に保持固定される。
【0027】
光ファイバ2の長手方向位置は、ホルダ台8を位置調整機構(図示せず)により移動調整されて、接続端14の突き合せ間隔が調整される。接続端14の突き合せ状態及び融着接続状態は、投光機10により照明された光ファイバ2を撮像カメラ12で撮像し、その撮像画像から観測される。この画像観測には、例えば、図2(A)に示すように、光ファイバ2の画像は、投光機10による投影像を撮像カメラ12で撮像し、また撮像カメラ12を移動させて、ミラー11を用いて実像と虚像による2方向から観測する方法を用いることができる。図2(A)では、1組の投光機と撮像カメラを用いた例を示したが、投光機と撮像カメラを2組配置して2方向からの実像を観察する方法を用いてもよい。
【0028】
撮像された光ファイバの画像は、表示装置15に図2(C)のように表示される。すなわち、隣接する光ファイバ2が互いに密接状態にあるため、図4のように光ファイバの外径を観測して軸合わせを行なうことは、難しくなる。そこで、本発明においては、図2(B)に示すように、撮像カメラで撮像された光ファイバの輝度プロファイル17を画像処理して、各光ファイバの中心位置を観測して軸合わせを行なう。
【0029】
輝度プロファイル17は、光ファイバがシングルモード光ファイバである場合、撮像の焦点位置を選定することにより、光ファイバのコア部を示す中心位置に、比較的顕著な特異点17aが観測できることが知られている。本発明では、この輝度プロファイルの特異点17aの位置を検出して画像処理し、図2(C)に示すように、表示装置15に全体の表示画像16とファイバの中心位置16aを表示させることにより、光ファイバ2の接続端14の突き合せ状態を観測することができる。この突き合せ状態がOKなら、放電電極13による放電により一括融着が行なわれる。また、接続後の融着状態も同様な観察方法で観測することができる。
【0030】
なお、一括融着接続には、従来と同様に放電電極によるアーク放電エネルギーを用いる方法が制御しやすく有効である。互いに融着接続される光ファイバ2が、隣合う光ファイバ間でも密接状態にあることから、融着時に隣接光ファイバ同士においても融着が生じるように思える、しかし、隣接する光ファイバ間に0.5μm以上の隙間があれば、隣接光ファイバ同士の融着は生じないことは、実験により確認することができている。したがって、光ファイバ2が公称外径125μmのものが用いられている場合、V溝台の溝ピッチを126μm以上とすることにより、隣接光ファイバとの間に1μm以上の隙間を確保することができ、また、最大偏差を0.5μm以下にすることにより、隣接光ファイバとの間に0.5μ以上の隙間を確保することができる。
【0031】
また、V溝台5は、通常固定構造のものが用いられるが、光ファイバの心数、光ファイバの外径等が変わる場合に備えて、交換可能に配設する構成とするのが好ましい。なお、多心光ファイバの一括融着接続で、互いに接続される光ファイバ同士を押込み或いは引戻す操作を行なうことがある。本発明においても、必要に応じてこれらの操作を行なうと共に、これに見合った放電エネルギーの設定を行なう制御手段(図示省略)を備えたものとする。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、光ファイバのコアピッチを126μm〜131μmように、極めてコアピッチを狭めた多心光ファイバ間の一括融着を、接続損失を増加させることなく無理なく整合させ、また、接続部の補強長さを大きくすることなく実現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による融着接続装置の実施の形態を説明する図である。
【図2】本発明における融着接続部の画像観察を説明する図である。
【図3】従来の融着接続装置の一例を説明する図である。
【図4】従来の融着接続部の画像観察を説明する図である。
【図5】従来の融着接続装置におけるコアピッチ変換の一例を説明する図である。
【符号の説明】
1…光テープ心線、2…光ファイバ(ガラスファイバ)、3…ファイバ被覆、4…共通被覆、5…V溝台、5a…台部、6…V溝、7…ファイバ押え片、8…ホルダ台、9…ファイバホルダ、10…投光機、11…ミラー、12…撮像カメラ、13…放電電極、14…接続端、15…表示装置、16…表示画像、16a…中心位置、17…輝度プロファイル、17a…特異点。
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数本の光ファイバを一括して融着接続する光ファイバ融着接続装置及び融着接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の光通信の進展に伴い、光導波路、光部品等の高集積化が要求されている。これに伴い、光ファイバによる光接続においては、多心の光テープ心線を用い、光ファイバのコアピッチを狭めた高密度の接続が行なわれるようになってきている。特に平面光導波路では、光導波路の配列ピッチを光ファイバのガラスファイバ標準外径125μmのピッチで形成することが可能となっている。
【0003】
このような高密度配列の光導波路との接続を形成するために、コアピッチを125μm〜130μm(中心値127μm)程度にした光ファイバアレイ基板の開発もなされている。一方、アレイ基板に取付けられる光テープ心線は、外径125μmのガラスファイバの外面に外径250μmの被覆が施された光ファイバ素線を平行一列に並べて共通被覆で一体化して構成されており、そのコアピッチは、通常、250μm前後である。
【0004】
このため、コアピッチ250μmの光テープ心線を、コアピッチ127μmの光ファイバアレイ基板に取付けるには、例えば、特許文献1に示されるように、光ファイバのコアピッチを狭めてアレイ基板に取付ける方法がある。また、この他、特許文献2に示されるように、2枚の光テープ心線を上下に重ね、露出されたガラスファイバを交互に密接させて一列に並べ、コアピッチを127μm程度に狭める方法等も知られている。
【0005】
上述のような光テープ心線のコアピッチを狭める作業を行なって光ファイバ接続するのに対して、コアピッチを狭めた光テープ心線の開発も検討されている。光テープ心線のコアピッチ自体が、126μm〜131μm程度で形成されていれば、上述のようなコアピッチを狭めたアレイ基板への取付けも容易に行うことができ、作業性もよくなる。しかし、このようなコアピッチを狭めた光テープ心線に対して、融着接続するような場合、当然のことであるが各光ファイバを一括して融着接続する要望が生じる。
【0006】
光テープ心線等で多心の光ファイバを一括融着する融着接続装置の一例として、従来、例えば、図3及び図4で示す構成のものが知られている。なお、図3(A)は融着接続装置の概略を説明する図、図3(B)はV溝台による光ファイバの支持状態を示す図、図4(A)及び図4(B)は融着接続の画像観察を説明する図である。図中、1は光テープ心線、2は光ファイバ(ガラスファイバ)、3はファイバ被覆、4は共通被覆、5はV溝台、5aは台部、6はV溝、7はファイバ押え片、8はホルダ台、9はファイバホルダ、10は投光機、11はミラー、12は撮像カメラ、13は放電電極、14は接続端、15は表示装置、16は表示画像を示す。
【0007】
光テープ心線1は、図3(B)に示すように、例えば、外径125μmの光ファイバ(ガラスファイバ)2の外周を、外径250μm前後のファイバ被覆3で保護された複数本の光ファイバ素線又は光ファイバ心線を、平行一列に並べて共通被覆4で一体化されている。この光テープ心線1同士を融着接続する場合、接続端側の共通被覆4及びファイバ被覆3を所定長さ除去して、光ファイバ2を露出させる。露出された複数本の光ファイバ2は、接続端を揃えて端面カットされ、V溝台5に載置される。
【0008】
V溝台5は、例えば、台部5aを両側に一体に設けた凹状に形成され、両側の台部5aの上面にはV溝6が形成されている。V溝6の溝ピッチP2は、例えば、光テープ心線1のコアピッチP1に等しい250μmで形成され、ファイバ被覆3が除去された光ファイバ2を入れて、ファイバ押え片7で軽く押えることにより位置決めされる。また、光テープ心線1は、共通被覆4の部分をファイバホルダ9で把持して、ホルダ台8に保持固定される。
【0009】
光ファイバ2の長手方向位置は、ホルダ台8を位置調整機構(図示せず)により移動調整されて、接続端14の突き合せ間隔が調整される。接続端14の突き合せ状態及び融着接続状態は、投光機10により照明された光ファイバ2を撮像カメラ12で撮像し、その撮像画像から観測される。例えば、図4(A)に示すように、光ファイバ2の画像は、投光機10による投影像を撮像カメラ12で撮像し、また撮像カメラ12を移動させて、ミラー11を用いて実像と虚像による2方向から観測する。図4(A)では、1組の投光機と撮像カメラを用いた例を示したが、投光機と撮像カメラを2組配置して2方向からの実像を観察する方法もよく知られている。
【0010】
撮像された光ファイバ2の表示画像16は、画像処理されて表示装置15に図4(B)のように表示され、軸合わせは、通常、光ファイバの外径位置、突き合せ間隔等を測定することにより行なわれる。図4に示すように、隣接する光ファイバ間は互いに125μm程度離れているため、光ファイバ2のガラス外径位置を認識し易く、図4(B)に示すように、光ファイバ2の接続端14の突き合せ状態を示す表示画像16を容易に観察することができる。光ファイバ2の接続端14の突き合せ状態がOKなら、放電電極13によるアーク放電により一括融着が行なわれる。
【0011】
光ファイバの多心一括融着接続装置は、一般に、コアピッチP1が250μm前後の光テープ心線1の接続を標準に設計されている。このため、光ファイバ2のコアピッチP1が250μmより大幅に異なっている場合には、使用することができない。そこで、光テープ心線とV溝台との間に光ファイバのピッチを調整するピッチ調整手段を設けて一括融着接続する方法の提案もなされている(例えば、特許文献3参照)。
【0012】
図5は上記特許文献3に開示の方法を説明する図である。図中、18はピッチ調整手段を示し、その他の符号は図3と同じ符号を用いることにより説明を省略する。光テープ心線1の光ファイバ2のコアピッチP1が、例えば、V溝台5のV溝6の溝ピッチP2より小さい場合、光テープ心線1の共通被覆を除去して単心に分離された状態の光ファイバ素線2’の間隔を、ピッチ調整手段18によりV溝台5の溝ピッチP2に一致するように調整している。ピッチ調整手段18は、図3のファイバホルダ9に置換わる形態となる。
【0013】
ピッチ調整手段18は、ファイバを把持するホルダ内に、ファイバ被覆3が除されていない状態の光ファイバ素線2’を収納するV溝又はU溝を、V溝台5の溝ピッチP2に近いピッチで設けて形成されている。すなわち、このピッチ調整手段18で、光テープ心線1の光ファイバのコアピッチP1を、予めV溝台5の溝ピッチP2に調整しておくというものである。したがって、光テープ心線1の光ファイバのコアピッチP1がV溝台5の標準の溝ピッチP2と異なっていても、標準の融着接続装置を用いて接続可能とされている。
【0014】
【特許文献1】
特開平9−297250号公報
【特許文献2】
特開2000−66057号公報
【特許文献3】
特開平7−218753号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
コアピッチ126μm〜131μmで光ファイバを配列し、又はテープ化して機器内配線等を形成する場合、このようなコアピッチで配列された光ファイバ同士を一括融着で接続するケースが生じてくる。この場合、上記のような小さいコアピッチで設計された一括融着接続機が存在しないことから、従来の250μmのコアピッチで設計された融着接続機を用いて接続が可能か否かについて検討した。
【0016】
光テープ心線の光ファイバの間隔を縮小又は拡大してコアピッチが異なる光ファイバアレイ基板上で接着固定し端末を形成することは、上述の特許文献1にも示されているように可能である。しかし、同様な考えで光テープ心線の光ファイバの間隔を縮小又は拡大してコアピッチの異なるV溝で接続端の位置合わせを行ない、一括融着接続を行なうには種々の問題がある。
【0017】
融着接続で光ファイバの間隔を広げたり狭めたりして接続端のコアピッチを所定値にすることは、上述した特許文献3で開示されている。しかし、光ファイバのコアピッチの変更が小さい場合は可能性があるとしても、光ファイバのコアピッチを126μm〜131μmから倍の250μmに大幅に変更して、融着接続することは実質的には不可能である。すなわち、コアピッチの変更幅が大きい場合、極度の曲げによるコアピッチの変更は伝送損失を増加させる。このため、共通被覆の除去長を長くし、光ファイバ素線の露出長さを大きくしてピッチ調整に要する距離を多くする必要がある。また、光テープ心線の保持固定に、共通被覆部分ではなく、光ファイバ素線の被覆を押える必要がある。
【0018】
このため、光ファイバの保持が不充分となり、調心の際にファイバ表面を傷つけたり、又融着接続時の押込み或いは引戻し等が正確に行なえない等の問題がある。また、融着接続後の補強長さも長くなり、補強部が大型化し機器内の省スペース化を妨げることになってしまう。さらに、光ファイバの端面カットをしてから融着機にセットすると、光ファイバの接続端が不揃いとなり、均一な融着接続ができなくなる等の恐れがある。
【0019】
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、コアピッチが126μm〜131μmで配列された光ファイバを、無理なく整列させると共に軸合わせして、一括融着を可能とした融着接続装置の提供を課題とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明による光ファイバ融着接続装置は、複数の光ファイバをV溝台を用いて一括融着する融着接続装置であって、V溝台の溝ピッチを126μm〜131μmとしたことを特徴とする。また、溝ピッチの許容偏差は0.5μm以下として、軸ずれの発生を抑制する。さらに、光ファイバの中心を画像輝度により測定し表示する手段により、密接状態にある接続端の軸合わせを行なう。なお、これらの融着接続では、公称外径が125μmの光ファイバに用いる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図により本発明の実施の形態を説明する。図1(A)は融着接続装置の概略を説明する図、図1(B)はV溝台による光ファイバの支持状態を説明する図、図2(A)は融着接続の画像観察を説明する図、図2(B)及び(C)は観察画像を示す図である。図中の符号は、図3及び図4で用いたのと同じ符号を用いることにより説明を省略する。
【0022】
本発明による融着接続装置は、図1(B)に示されるように、ガラスの光ファイバ2の外表面をファイバ被覆3(被覆厚さが、0.5μm〜3.0μm)で被覆された複数本の光ファイバ素線を、例えば、126μm〜131μmのコアピッチP1で共通被覆4で一体化した光テープ心線の接続に用いることができる。このようなコアピッチP1を狭めた光テープ心線については、本出願と同一出願人により「特願2002−2254号」として提案されている。
【0023】
しかし、本発明においては、上記のような光テープ心線の接続に限らず、特許文献2で開示されているように、光ファイバのコアピッチを126μm〜131μmのように配列した光ファイバ集合体の一括融着接続にも適用可能なものである。また、最近は、曲げに強い光ファイバとして、ガラスファイバ外径が80μmの光ファイバを用いた光テープ心線も開発されており、コピッチも126μm〜131μmとされることは当然考えられ、本発明による融着接続装置での一括融着接続の対象とされる。
【0024】
すなわち、本発明による融着接続装置は、複数本の光ファイバを平行一列に配列して突き合せ、一括して融着接続しようとする場合に、光ファイバのコアピッチを126μm〜131μmで互いに融着接続するものである。このための、基本的な構成としては、光ファイバ2の接続端14の配列位置を規制するV溝台5の溝ピッチP2を、接続される126μm〜131μmとすることにより、この範囲にある多心光ファイバの一括融着接続を可能としている。
【0025】
本発明による融着接続装置は、全体的な構成については、図3で説明したのと同様で、光テープ心線1同士を融着接続する場合、接続端側の共通被覆4及びファイバ被覆3を所定長さ除去して、ガラスの光ファイバ2を所定の長さだけ露出させる。露出された複数本の光ファイバ2は、接続端を揃えて端面カットされ、V溝台5に載置される。
【0026】
V溝台5は、例えば、台部5aを両側に一体に設けた凹状に形成され、両側の台部5aの上面に形成されるV溝6が精度よく一致するように直線加工で設けらる。V溝6の溝ピッチP2は、例えば、光テープ心線1のコアピッチP1に等しい126μm〜131μmで形成され、共通被覆4及びファイバ被覆3を除去されたそれぞれの光ファイバ2が入れられ、ファイバ押え片7によりV溝面に軽く押付けて位置決めされる。また、光テープ心線1の共通被覆部分は、ファイバホルダ9により把持され、ホルダ台8に保持固定される。
【0027】
光ファイバ2の長手方向位置は、ホルダ台8を位置調整機構(図示せず)により移動調整されて、接続端14の突き合せ間隔が調整される。接続端14の突き合せ状態及び融着接続状態は、投光機10により照明された光ファイバ2を撮像カメラ12で撮像し、その撮像画像から観測される。この画像観測には、例えば、図2(A)に示すように、光ファイバ2の画像は、投光機10による投影像を撮像カメラ12で撮像し、また撮像カメラ12を移動させて、ミラー11を用いて実像と虚像による2方向から観測する方法を用いることができる。図2(A)では、1組の投光機と撮像カメラを用いた例を示したが、投光機と撮像カメラを2組配置して2方向からの実像を観察する方法を用いてもよい。
【0028】
撮像された光ファイバの画像は、表示装置15に図2(C)のように表示される。すなわち、隣接する光ファイバ2が互いに密接状態にあるため、図4のように光ファイバの外径を観測して軸合わせを行なうことは、難しくなる。そこで、本発明においては、図2(B)に示すように、撮像カメラで撮像された光ファイバの輝度プロファイル17を画像処理して、各光ファイバの中心位置を観測して軸合わせを行なう。
【0029】
輝度プロファイル17は、光ファイバがシングルモード光ファイバである場合、撮像の焦点位置を選定することにより、光ファイバのコア部を示す中心位置に、比較的顕著な特異点17aが観測できることが知られている。本発明では、この輝度プロファイルの特異点17aの位置を検出して画像処理し、図2(C)に示すように、表示装置15に全体の表示画像16とファイバの中心位置16aを表示させることにより、光ファイバ2の接続端14の突き合せ状態を観測することができる。この突き合せ状態がOKなら、放電電極13による放電により一括融着が行なわれる。また、接続後の融着状態も同様な観察方法で観測することができる。
【0030】
なお、一括融着接続には、従来と同様に放電電極によるアーク放電エネルギーを用いる方法が制御しやすく有効である。互いに融着接続される光ファイバ2が、隣合う光ファイバ間でも密接状態にあることから、融着時に隣接光ファイバ同士においても融着が生じるように思える、しかし、隣接する光ファイバ間に0.5μm以上の隙間があれば、隣接光ファイバ同士の融着は生じないことは、実験により確認することができている。したがって、光ファイバ2が公称外径125μmのものが用いられている場合、V溝台の溝ピッチを126μm以上とすることにより、隣接光ファイバとの間に1μm以上の隙間を確保することができ、また、最大偏差を0.5μm以下にすることにより、隣接光ファイバとの間に0.5μ以上の隙間を確保することができる。
【0031】
また、V溝台5は、通常固定構造のものが用いられるが、光ファイバの心数、光ファイバの外径等が変わる場合に備えて、交換可能に配設する構成とするのが好ましい。なお、多心光ファイバの一括融着接続で、互いに接続される光ファイバ同士を押込み或いは引戻す操作を行なうことがある。本発明においても、必要に応じてこれらの操作を行なうと共に、これに見合った放電エネルギーの設定を行なう制御手段(図示省略)を備えたものとする。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、光ファイバのコアピッチを126μm〜131μmように、極めてコアピッチを狭めた多心光ファイバ間の一括融着を、接続損失を増加させることなく無理なく整合させ、また、接続部の補強長さを大きくすることなく実現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による融着接続装置の実施の形態を説明する図である。
【図2】本発明における融着接続部の画像観察を説明する図である。
【図3】従来の融着接続装置の一例を説明する図である。
【図4】従来の融着接続部の画像観察を説明する図である。
【図5】従来の融着接続装置におけるコアピッチ変換の一例を説明する図である。
【符号の説明】
1…光テープ心線、2…光ファイバ(ガラスファイバ)、3…ファイバ被覆、4…共通被覆、5…V溝台、5a…台部、6…V溝、7…ファイバ押え片、8…ホルダ台、9…ファイバホルダ、10…投光機、11…ミラー、12…撮像カメラ、13…放電電極、14…接続端、15…表示装置、16…表示画像、16a…中心位置、17…輝度プロファイル、17a…特異点。
Claims (5)
- 複数本の光ファイバをV溝台を用いて一括融着する光ファイバ融着接続装置であって、前記V溝台の溝ピッチを126μm〜131μmとしたことを特徴とする光ファイバ融着接続装置。
- 前記溝ピッチの最大偏差が0.5μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ融着接続装置。
- 前記V溝台は、交換可能とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバ融着接続装置。
- 前記光ファイバの中心を画像輝度により測定する測定手段と観察画像を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ融着接続装置。
- 公称外径が125μmの光ファイバの複数本が一体化された光ファイバ心線を溝ピッチが126μm〜131μmのV溝台に載せ、光ファイバ端面を突き合せて融着接続することを特徴とする光ファイバ融着接続方法。
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