JP2005017610A - オンスクリーン表示装置およびオンスクリーン表示方法 - Google Patents
オンスクリーン表示装置およびオンスクリーン表示方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】処理時間を増大することなく、かつ回路規模を増大させることなく、オンスクリーン表示が可能なオンスクリーン表示装置およびオンスクリーン表示方法を提供する。
【解決手段】第1の形式で作成した複数のオンスクリーン用の表示データを記憶するオンスクリーン表示データ記憶手段30と、前記映像を前記第1の形式とは異なる表示形式の映像データとして記憶する映像データ記憶手段と33、前記複数のオンスクリーン用の表示データから選択した複数の表示データを合成するオンスクリーン表示データ合成手段36と、前記オンスクリーン表示データ合成手段において合成したオンスクリーン用の表示データを前記第1の形式とは異なる表示形式の表示データへ変換するデータ変換手段31と、前記データ変換手段において変換したオンスクリーン用の表示データを、前記映像データと合成する画像合成手段34とを備える。
【選択図】 図3
【解決手段】第1の形式で作成した複数のオンスクリーン用の表示データを記憶するオンスクリーン表示データ記憶手段30と、前記映像を前記第1の形式とは異なる表示形式の映像データとして記憶する映像データ記憶手段と33、前記複数のオンスクリーン用の表示データから選択した複数の表示データを合成するオンスクリーン表示データ合成手段36と、前記オンスクリーン表示データ合成手段において合成したオンスクリーン用の表示データを前記第1の形式とは異なる表示形式の表示データへ変換するデータ変換手段31と、前記データ変換手段において変換したオンスクリーン用の表示データを、前記映像データと合成する画像合成手段34とを備える。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像上にオンスクリーン用の表示データを重ねて表示するオンスクリーン表示装置およびオンスクリーン表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のビットマップ形式のオンスクリーン表示装置は、ビットマップデータを該当する色データ(YCデータ、あるいはRGBデータ)に変換してから、記録した映像データと合成してモニタに表示している(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
【0003】
また、オンスクリーン用の表示データの切り替えを容易に行うために、オンスクリーン用の表示データを複数のブロックに分け、それぞれのブロックを表示レイヤーに独立して記録しておき、これらの表示レイヤー毎に表示データの書き換えや組み合わせの切り替えを行う方法を採用する場合が多くなっている。この場合、表示レイヤー毎にYCデータ変換回路を用いて色データ変換を行い、変換後の色データで合成した画面出力を行うことが一般的である。
【0004】
図1はこのような従来のオンスクリーン表示装置を示し、OSD(オンスクリーンディスプレイ)レイヤーデータバッファ10と、YC変換テーブル15を持ったYCデータ変換回路11と、データバッファ12と、撮像画像データバッファ13と画像合成回路14とを備えている。
【0005】
これらのうち、OSDレイヤーデータバッファ10は、ビットマップ形式のオンスクリーン用の表示データをOSDレイヤーとして格納している。YCデータ変換回路11は、OSDレイヤーバッファ10に格納されたオンスクリーン用のデータをYC画像データに変換するものである。また、データバッファ12は、各YC画像データを一時格納し、全てのYC画像データが出揃ったときにこれらを出力するものである。
【0006】
撮像画像データバッファ13は、記録した映像(画像)を格納するものである。画像合成回路14は、出揃った前記YC画像データを、撮像画像データバッファ13から得られた撮像画像と合成して画像出力するように機能する。この合成画像が表示器(図示しない)に表示される。
【0007】
そこで、オンスクリーン用の表示データを複数のレイヤーに分割して表示する場合、OSDレイヤーデータバッファ10に格納されたビットマップ情報を、1つのYCデータ変換回路11を使ってYC画像データに変換する。このとき色変換処理は、▲1▼、▲2▼、▲3▼といったような順次処理によって行われる。変換されたYC画像データは、一旦、データバッファ12に格納される。そして、合成する全ての画像データが揃った時点で、画像合成回路14を使って撮像画像データバッファ130格納されている撮像画像と合成されて、画像出力されて表示される。
【0008】
【特許文献1】
特開平8−63139号公報
【特許文献2】
特開昭63−26787号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のオンスクリーン表示装置にあっては、OSDデータ(ビットマップデータ)が揃ってから表示器に表示されるまでに、OSDレイヤーデータバッファ10の個数分のYC色変換処理を順次行い、さらにデータバッファ12に格納する全てのYC画像データが揃うまで表示が行われないため、全体として処理時間が増大し、表示までのタイムラグが発生する。
【0010】
これを解決するために、YCデータ色変換から画像合成までを水平処理単位で分割したり、動作クロックを上げることで順次処理自体を高速化したりしてきたが、順次処理制御のための回路が複雑になるなどの問題があった。
【0011】
また、画像合成回路14についても、合成する画像入力が増えるにつれて、表示させる画像の優先順位や合成配分などの制御がさらに複雑化し、表示システム全体の回路規模が増大する要因となっていた。また、変換した色データを一時的に保持するためのデータバッファ12が必要となるので回路規模はさらに増大する。
【0012】
もちろん、前記のような表示までのタイムラグを無くすために、図2に示すように、OSDレイヤーデータバッファ20毎に色変換回路としてのYCデータ変換回路21を接続した構成も考えられる。
【0013】
しかしながら、この場合にYCデータ変換回路(数千ゲート規模)がOSDレイヤーデータバッファの増加分だけ増え、回路規模はさらに増大する。
【0014】
本発明は上記従来の事情に鑑みてなされたものであり、処理時間を増大することなく、かつ回路規模を増大させることなく、オンスクリーン表示が可能なオンスクリーン表示装置およびオンスクリーン表示方法を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明のオンスクリーン表示装置は、映像上にオンスクリーン用の表示データを重ねて表示するオンスクリーン表示装置であって、第1の形式で作成した複数のオンスクリーン用の表示データを記憶するオンスクリーン表示データ記憶手段と、前記映像を前記第1の形式とは異なる表示形式の映像データとして記憶する映像データ記憶手段と、前記複数のオンスクリーン用の表示データから選択した複数の表示データを合成するオンスクリーン表示データ合成手段と、前記オンスクリーン表示データ合成手段において合成したオンスクリーン用の表示データを前記第1の形式とは異なる表示形式の表示データへ変換するデータ変換手段と、前記データ変換手段において変換したオンスクリーン用の表示データを、前記映像データと合成する画像合成手段とを備えた構成を有している。
【0016】
この構成により、色変換処理する前に複数のオンスクリーン用の表示データから選択した複数の表示データを合成し、その後順次色変換処理を行うことで、色変換処理および画像合成処理をするオンスクリーン用の表示データ数が従来よりも減り、一つの色変換回路のみで表示までの処理時間を低減できる。また、映像データとの画像合成前にデータバッファに格納するオンスクリーン用の表示データ数が減るため、従来使用したデータバッファの個数を減らすことができ、色変換回路および画像合成回路の規模を削減することができる。
【0017】
また、本発明のオンスクリーン表示装置は、前記オンスクリーン表示データ合成手段が前記複数のオンスクリーン用の表示データから選択した複数の表示データを一つに合成する構成を有している。
【0018】
この構成により、色変換処理する前に複数のオンスクリーン用の表示データから選択した複数の表示データを一括して一つのオンスクリーン用表示データに合成し、その後色変換処理を行うことで、色変換処理および画像合成処理をするオンスクリーン用の表示データ数が一つになり、一つの変換回路のみで表示までの処理時間を低減できる。また、映像データとの画像合成前にオンスクリーン用の表示データを格納するデータバッファを持つ必要がないため、従来使用したデータバッファを省くことができ、色変換回路および画像合成回路の規模を削減することができる。
【0019】
また、本発明のオンスクリーン表示装置は、前記第1の形式で作成したオンスクリーン用の表示データがビットマップデータである構成を有している。
【0020】
この構成により、色変換処理する前に複数のオンスクリーン用の表示データをビットマップデータの形式で合成することによって、簡単な論理演算で複数のオンスクリーン用の表示データを合成できるため、従来の色変換した複数の表示データと映像データの画像合成処理による表示までの処理時間と比べて処理時間を削減することができる。
【0021】
また、本発明のオンスクリーン表示装置は、前記第1の形式とは異なる表示形式の映像データがYC形式またはRGB形式の映像データである構成を有している。
【0022】
この構成により、色画像(映像)データを表示器で表示する際に、文字、グラフィックスなどの表示データとともに重ねて表示することができる。
【0023】
また、本発明のオンスクリーン表示装置は、前記オンスクリーン表示データ合成手段が論理演算による合成を行う構成を有している。
【0024】
この構成により、色変換処理する前に簡単な論理回路で複数のオンスクリーン用の表示データを合成できるため、色変換回路および画像合成回路の回路規模を削減することができ、また簡単な論理演算であるためオンスクリーン表示データ合成回路も小規模にすることができる。
【0025】
また、本発明のオンスクリーン表示方法は、映像上にオンスクリーン用の表示データを重ねて表示するオンスクリーン表示方法であって、第1の形式で作成した複数のオンスクリーン用の表示データから表示に用いる複数の表示データを選択する表示データ選択ステップと、前記表示データ選択ステップにおいて選択した複数の表示データを合成するオンスクリーン表示データ合成ステップと、前記オンスクリーン表示データ合成ステップにおいて合成した表示データを第1の形式とは異なる表示形式の表示データへ変換するデータ変換ステップと、前記第1の形式とは異なる表示形式に変換した表示データを、前記映像を記憶する前記第1の形式とは異なる表示形式の映像データと合成する画像合成ステップとを含む。
【0026】
この方法により、色変換処理する前に複数のオンスクリーン用の表示データから選択した複数の表示データを合成し、その後順次色変換処理を行うことで、色変換処理および画像合成処理をするオンスクリーン用の表示データ数が従来よりも減り、一つの色変換回路のみで表示までの処理時間を低減できる。また、映像データとの画像合成前にデータバッファに格納するオンスクリーン用の表示データ数が減るため、従来使用したデータバッファの個数を減らすことができ、色変換回路および画像合成回路の規模を削減することができる。
【0027】
また、本発明のオンスクリーン表示方法は、前記オンスクリーン表示データ合成ステップにおいて、前記表示データ選択ステップにおいて選択した複数の表示データを一つに合成する。
【0028】
この方法により、色変換処理する前に複数のオンスクリーン用の表示データから選択した複数の表示データを一括して一つのオンスクリーン用表示データに合成し、その後色変換処理を行うことで、色変換処理および画像合成処理をするオンスクリーン用の表示データ数が一つになり、一つの変換回路のみで表示までの処理時間を低減できる。また、映像データとの画像合成前にオンスクリーン用の表示データを格納するデータバッファを持つ必要がないため、従来使用したデータバッファを省くことができ、色変換回路および画像合成回路の規模を削減することができる。
【0029】
また、本発明のオンスクリーン表示方法は、前記第1の形式がビットマップ形式である。
【0030】
この方法により、色変換処理する前に複数のオンスクリーン用の表示データをビットマップデータの形式で合成することによって、簡単な論理演算で複数のオンスクリーン用の表示データを合成できるため、従来の色変換した複数の表示データと映像データの画像合成処理による表示までの処理時間と比べて処理時間を削減することができる。
【0031】
また、本発明のオンスクリーン表示方法は、前記表示データ選択ステップで選択した複数の表示データを、論理演算によってオンスクリーン用の表示データへと合成する。
【0032】
この方法により、色変換処理する前に簡単な論理回路で複数のオンスクリーン用の表示データを合成できるため、色変換回路および画像合成回路の回路規模を削減することができ、また簡単な論理演算であるためオンスクリーン表示データ合成回路も小規模にすることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
図3は本発明の実施の形態によるオンスクリーン表示装置を示すブロック図である。図3において、OSDレイヤーデータバッファ30は、それぞれがビットマップデータであるOSDレイヤーを格納しており、これらのOSDレイヤーは表現したい画像に応じて選択され、ビットマップ合成回路36で組み合わされる。YCデータ変換回路31は、YC変換テーブル35を参照して、OSDレイヤーをビットマップデータからYC画像データへとYC変換して画像合成回路34へと出力する。画像合成回路34は、YC画像データである撮像データをYC変換されたOSDレイヤーと合成し、最終的な画像データとして出力する。
【0034】
本発明においては、OSDレイヤーを、YCデータ変換回路31の前に合成するためのビットマップ合成回路36を新たに設けた点において、従来と異なっている。このビットマップ合成回路36は表示に用いられるOSDレイヤーが複数ある場合には、ビットマップ形式のままこれらを合成する。このビットマップ合成回路36は、OSDレイヤーがYCデータ変換回路31に入力される前に、これらのOSDレイヤーを1つに合成しておくことによって、YCデータ変換回路31への入力データを1つにすることができる。
【0035】
従って、オンスクリーン表示を行うための処理において、OSDレイヤーの数に関係なくYCデータ変換処理が1回だけで済み、処理時間の短縮につながる。また、画像合成回路34についても、合成する入力データを2つに削減することが可能になり、回路規模の削減につながる。もちろん、ビットマップ合成回路36は追加されるが、後述するように、ビットマップ合成回路36の回路規模は、画像信号であるYC画像データを合成する画像合成回路34と比べると遥かに小さくて済む。
【0036】
さらに、ビットマップ合成回路36について詳細に説明する。OSDレイヤーデータバッファ30に格納されているビットマップデータの構成は図4のデータ構成40に示される。図4に示すように、ビットマップデータはYC変換テーブル35のテーブル数に対応した簡単なビットデータの集まり(コードデータ)である。従って、これらのビットマップデータの合成は簡単な論理演算で行うことができ、ビットマップ合成回路36は、YC変換後のデータを合成する従来ケースに比べると、単純で小規模な回路構成で実現できる。例えば、映像信号はR、G、B、もしくはY(輝度)、Cb、Cr(共に色差)と3つのデータから成り立つので、ビットマップの合成に比べると最低でも3倍の回路規模が必要となる。
【0037】
ビットマップ合成回路36として3入力ORゲート回路を用い、YC変換テーブルの数を15、1ドット表示当たりのビット数を4ビットで表現した場合を例にとってさらに説明を加える。この場合、図4のパターン表示(表示データ)41をビットマップデータに置き換えると、図4のデータ構成42となる。また、図5のパターン表示51は図5のビットマップデータ構成52、図6のパターン表示61は図6のビットマップデータ構成62となる。ここで、赤は例えばYC変換テーブル番号1、青はYC変換テーブル番号2、緑はYCテーブル番号3とする。
【0038】
これらのビットマップデータを3入力ORゲート回路で構成したビットマップ合成回路36で合成すると、出力されるデータは図7のビットマップデータ構成72となる。これらのビットマップデータ構成72のデータをYCデータ変換回路31に入力すると、図7のパターン表示71に示す画像パターンが出力される。なお、参考例の場合、画像が重なる部分は全て緑色で表示される。
【0039】
このようにOSDレイヤーをYCデータ変換する前のビットマップデータの状態で合成することにより、簡単な論理回路で合成可能なので、複数のOSDレイヤーを用いても回路規模は増大しない。また、OSDレイヤーと撮像画像との合成も一度で済むので処理時間も増大しない。
【0040】
次に、図8を用いて、本実施の形態におけるOSD合成を実現する具体的なソフトウェア処理について説明を加える。まず、複数のOSDレイヤーデータバッファ30から表示に用いる表示データ(ビットマップデータ)を選択する(ステップS1)。次に、各OSDレイヤーデータバッファ30から表示データを読み出し、選択された表示データであった場合は(ステップS2)、表示データをすでに選択された他の表示データとビットマップ形式で論理合成する(ステップS3)。
【0041】
選択された表示データが全て合成されていない場合は、次のOSDレイヤーデータバッファから表示データを読み出して、上記ステップS2〜ステップS3の処理を繰り返す(ステップS4)。選択された表示データが全て合成された場合は、合成された合成表示データをYCデータ変換回路31において異なる表示形式、つまりYC画像データへと変換し(ステップS5)、変換した合成表示データ(YC画像データ)と撮像画像データバッファ33に記憶された映像データ(YC画像データ)と合成し(ステップS6)、合成した映像データをディスプレイ(図示しない)上に表示する(ステップS7)。
【0042】
本実施形態においても、表示データを順次合成する必要はあるが、ビットマップ形式のデータを単純に論理合成するだけであるので、YC変換後の映像信号を順次合成する従来方法と比べると処理速度は格段に向上する。
【0043】
なお、本実施の形態においては、ビットマップデータであるOSDレイヤーを合成する論理回路としてORゲートを用いて説明したが、OSDレイヤーを用いて表現したい表示画像に応じて、AND・EXOR・NOTなどの論理演算回路を用いることができる。この場合にも、複数のOSDレイヤーを用いても回路規模が増大するのを回避できる。
【0044】
また、YC変換テーブルの数、1ドット表示あたりのビット数などは本実施の形態に限られないことは言うまでもない。また、画像(映像)データとしてもYCデータに限られるものではなく、RGBデータなどでもよいことは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、色変換処理する前に複数のオンスクリーン用の表示データから選択した複数の表示データを合成し、その後順次色変換処理を行うことで、色変換処理および画像合成処理をするオンスクリーン用の表示データ数が従来よりも減り、一つの色変換回路のみで表示までの処理時間を低減できる。また、映像データとの画像合成前にデータバッファに格納するオンスクリーン用の表示データ数が減るため、従来使用したデータバッファの個数を減らすことができ、色変換回路および画像合成回路の規模を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のオンスクリーン表示装置を示すブロック図
【図2】従来の他のオンスクリーン表示装置を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態によるオンスクリーン表示装置を示すブロック図
【図4】OSDレイヤーに格納されたビットマップデータのデータ構成と表示パターンを示す説明図
【図5】他のOSDレイヤーに格納されたビットマップデータのデータ構成と表示パターンを示す説明図
【図6】他のOSDレイヤーに格納されたビットマップデータのデータ構成と表示パターンを示す説明図
【図7】ビットマップ合成回路から出力されるビットマップデータのデータ構成と表示パターンを示す説明図
【図8】本発明によるオンスクリーン表示方法の実行手順を示すフローチャート
【符号の説明】
30 OSDレイヤーデータバッファ(オンスクリーン表示データ記憶手段)
31 YCデータ変換回路(データ変換手段)
33 撮像画像データバッファ(映像データ記憶手段)
34 画像合成回路(画像合成手段)
35 YC変換テーブル
36 ビットマップ合成回路(オンスクリーン表示データ合成手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像上にオンスクリーン用の表示データを重ねて表示するオンスクリーン表示装置およびオンスクリーン表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のビットマップ形式のオンスクリーン表示装置は、ビットマップデータを該当する色データ(YCデータ、あるいはRGBデータ)に変換してから、記録した映像データと合成してモニタに表示している(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
【0003】
また、オンスクリーン用の表示データの切り替えを容易に行うために、オンスクリーン用の表示データを複数のブロックに分け、それぞれのブロックを表示レイヤーに独立して記録しておき、これらの表示レイヤー毎に表示データの書き換えや組み合わせの切り替えを行う方法を採用する場合が多くなっている。この場合、表示レイヤー毎にYCデータ変換回路を用いて色データ変換を行い、変換後の色データで合成した画面出力を行うことが一般的である。
【0004】
図1はこのような従来のオンスクリーン表示装置を示し、OSD(オンスクリーンディスプレイ)レイヤーデータバッファ10と、YC変換テーブル15を持ったYCデータ変換回路11と、データバッファ12と、撮像画像データバッファ13と画像合成回路14とを備えている。
【0005】
これらのうち、OSDレイヤーデータバッファ10は、ビットマップ形式のオンスクリーン用の表示データをOSDレイヤーとして格納している。YCデータ変換回路11は、OSDレイヤーバッファ10に格納されたオンスクリーン用のデータをYC画像データに変換するものである。また、データバッファ12は、各YC画像データを一時格納し、全てのYC画像データが出揃ったときにこれらを出力するものである。
【0006】
撮像画像データバッファ13は、記録した映像(画像)を格納するものである。画像合成回路14は、出揃った前記YC画像データを、撮像画像データバッファ13から得られた撮像画像と合成して画像出力するように機能する。この合成画像が表示器(図示しない)に表示される。
【0007】
そこで、オンスクリーン用の表示データを複数のレイヤーに分割して表示する場合、OSDレイヤーデータバッファ10に格納されたビットマップ情報を、1つのYCデータ変換回路11を使ってYC画像データに変換する。このとき色変換処理は、▲1▼、▲2▼、▲3▼といったような順次処理によって行われる。変換されたYC画像データは、一旦、データバッファ12に格納される。そして、合成する全ての画像データが揃った時点で、画像合成回路14を使って撮像画像データバッファ130格納されている撮像画像と合成されて、画像出力されて表示される。
【0008】
【特許文献1】
特開平8−63139号公報
【特許文献2】
特開昭63−26787号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のオンスクリーン表示装置にあっては、OSDデータ(ビットマップデータ)が揃ってから表示器に表示されるまでに、OSDレイヤーデータバッファ10の個数分のYC色変換処理を順次行い、さらにデータバッファ12に格納する全てのYC画像データが揃うまで表示が行われないため、全体として処理時間が増大し、表示までのタイムラグが発生する。
【0010】
これを解決するために、YCデータ色変換から画像合成までを水平処理単位で分割したり、動作クロックを上げることで順次処理自体を高速化したりしてきたが、順次処理制御のための回路が複雑になるなどの問題があった。
【0011】
また、画像合成回路14についても、合成する画像入力が増えるにつれて、表示させる画像の優先順位や合成配分などの制御がさらに複雑化し、表示システム全体の回路規模が増大する要因となっていた。また、変換した色データを一時的に保持するためのデータバッファ12が必要となるので回路規模はさらに増大する。
【0012】
もちろん、前記のような表示までのタイムラグを無くすために、図2に示すように、OSDレイヤーデータバッファ20毎に色変換回路としてのYCデータ変換回路21を接続した構成も考えられる。
【0013】
しかしながら、この場合にYCデータ変換回路(数千ゲート規模)がOSDレイヤーデータバッファの増加分だけ増え、回路規模はさらに増大する。
【0014】
本発明は上記従来の事情に鑑みてなされたものであり、処理時間を増大することなく、かつ回路規模を増大させることなく、オンスクリーン表示が可能なオンスクリーン表示装置およびオンスクリーン表示方法を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明のオンスクリーン表示装置は、映像上にオンスクリーン用の表示データを重ねて表示するオンスクリーン表示装置であって、第1の形式で作成した複数のオンスクリーン用の表示データを記憶するオンスクリーン表示データ記憶手段と、前記映像を前記第1の形式とは異なる表示形式の映像データとして記憶する映像データ記憶手段と、前記複数のオンスクリーン用の表示データから選択した複数の表示データを合成するオンスクリーン表示データ合成手段と、前記オンスクリーン表示データ合成手段において合成したオンスクリーン用の表示データを前記第1の形式とは異なる表示形式の表示データへ変換するデータ変換手段と、前記データ変換手段において変換したオンスクリーン用の表示データを、前記映像データと合成する画像合成手段とを備えた構成を有している。
【0016】
この構成により、色変換処理する前に複数のオンスクリーン用の表示データから選択した複数の表示データを合成し、その後順次色変換処理を行うことで、色変換処理および画像合成処理をするオンスクリーン用の表示データ数が従来よりも減り、一つの色変換回路のみで表示までの処理時間を低減できる。また、映像データとの画像合成前にデータバッファに格納するオンスクリーン用の表示データ数が減るため、従来使用したデータバッファの個数を減らすことができ、色変換回路および画像合成回路の規模を削減することができる。
【0017】
また、本発明のオンスクリーン表示装置は、前記オンスクリーン表示データ合成手段が前記複数のオンスクリーン用の表示データから選択した複数の表示データを一つに合成する構成を有している。
【0018】
この構成により、色変換処理する前に複数のオンスクリーン用の表示データから選択した複数の表示データを一括して一つのオンスクリーン用表示データに合成し、その後色変換処理を行うことで、色変換処理および画像合成処理をするオンスクリーン用の表示データ数が一つになり、一つの変換回路のみで表示までの処理時間を低減できる。また、映像データとの画像合成前にオンスクリーン用の表示データを格納するデータバッファを持つ必要がないため、従来使用したデータバッファを省くことができ、色変換回路および画像合成回路の規模を削減することができる。
【0019】
また、本発明のオンスクリーン表示装置は、前記第1の形式で作成したオンスクリーン用の表示データがビットマップデータである構成を有している。
【0020】
この構成により、色変換処理する前に複数のオンスクリーン用の表示データをビットマップデータの形式で合成することによって、簡単な論理演算で複数のオンスクリーン用の表示データを合成できるため、従来の色変換した複数の表示データと映像データの画像合成処理による表示までの処理時間と比べて処理時間を削減することができる。
【0021】
また、本発明のオンスクリーン表示装置は、前記第1の形式とは異なる表示形式の映像データがYC形式またはRGB形式の映像データである構成を有している。
【0022】
この構成により、色画像(映像)データを表示器で表示する際に、文字、グラフィックスなどの表示データとともに重ねて表示することができる。
【0023】
また、本発明のオンスクリーン表示装置は、前記オンスクリーン表示データ合成手段が論理演算による合成を行う構成を有している。
【0024】
この構成により、色変換処理する前に簡単な論理回路で複数のオンスクリーン用の表示データを合成できるため、色変換回路および画像合成回路の回路規模を削減することができ、また簡単な論理演算であるためオンスクリーン表示データ合成回路も小規模にすることができる。
【0025】
また、本発明のオンスクリーン表示方法は、映像上にオンスクリーン用の表示データを重ねて表示するオンスクリーン表示方法であって、第1の形式で作成した複数のオンスクリーン用の表示データから表示に用いる複数の表示データを選択する表示データ選択ステップと、前記表示データ選択ステップにおいて選択した複数の表示データを合成するオンスクリーン表示データ合成ステップと、前記オンスクリーン表示データ合成ステップにおいて合成した表示データを第1の形式とは異なる表示形式の表示データへ変換するデータ変換ステップと、前記第1の形式とは異なる表示形式に変換した表示データを、前記映像を記憶する前記第1の形式とは異なる表示形式の映像データと合成する画像合成ステップとを含む。
【0026】
この方法により、色変換処理する前に複数のオンスクリーン用の表示データから選択した複数の表示データを合成し、その後順次色変換処理を行うことで、色変換処理および画像合成処理をするオンスクリーン用の表示データ数が従来よりも減り、一つの色変換回路のみで表示までの処理時間を低減できる。また、映像データとの画像合成前にデータバッファに格納するオンスクリーン用の表示データ数が減るため、従来使用したデータバッファの個数を減らすことができ、色変換回路および画像合成回路の規模を削減することができる。
【0027】
また、本発明のオンスクリーン表示方法は、前記オンスクリーン表示データ合成ステップにおいて、前記表示データ選択ステップにおいて選択した複数の表示データを一つに合成する。
【0028】
この方法により、色変換処理する前に複数のオンスクリーン用の表示データから選択した複数の表示データを一括して一つのオンスクリーン用表示データに合成し、その後色変換処理を行うことで、色変換処理および画像合成処理をするオンスクリーン用の表示データ数が一つになり、一つの変換回路のみで表示までの処理時間を低減できる。また、映像データとの画像合成前にオンスクリーン用の表示データを格納するデータバッファを持つ必要がないため、従来使用したデータバッファを省くことができ、色変換回路および画像合成回路の規模を削減することができる。
【0029】
また、本発明のオンスクリーン表示方法は、前記第1の形式がビットマップ形式である。
【0030】
この方法により、色変換処理する前に複数のオンスクリーン用の表示データをビットマップデータの形式で合成することによって、簡単な論理演算で複数のオンスクリーン用の表示データを合成できるため、従来の色変換した複数の表示データと映像データの画像合成処理による表示までの処理時間と比べて処理時間を削減することができる。
【0031】
また、本発明のオンスクリーン表示方法は、前記表示データ選択ステップで選択した複数の表示データを、論理演算によってオンスクリーン用の表示データへと合成する。
【0032】
この方法により、色変換処理する前に簡単な論理回路で複数のオンスクリーン用の表示データを合成できるため、色変換回路および画像合成回路の回路規模を削減することができ、また簡単な論理演算であるためオンスクリーン表示データ合成回路も小規模にすることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
図3は本発明の実施の形態によるオンスクリーン表示装置を示すブロック図である。図3において、OSDレイヤーデータバッファ30は、それぞれがビットマップデータであるOSDレイヤーを格納しており、これらのOSDレイヤーは表現したい画像に応じて選択され、ビットマップ合成回路36で組み合わされる。YCデータ変換回路31は、YC変換テーブル35を参照して、OSDレイヤーをビットマップデータからYC画像データへとYC変換して画像合成回路34へと出力する。画像合成回路34は、YC画像データである撮像データをYC変換されたOSDレイヤーと合成し、最終的な画像データとして出力する。
【0034】
本発明においては、OSDレイヤーを、YCデータ変換回路31の前に合成するためのビットマップ合成回路36を新たに設けた点において、従来と異なっている。このビットマップ合成回路36は表示に用いられるOSDレイヤーが複数ある場合には、ビットマップ形式のままこれらを合成する。このビットマップ合成回路36は、OSDレイヤーがYCデータ変換回路31に入力される前に、これらのOSDレイヤーを1つに合成しておくことによって、YCデータ変換回路31への入力データを1つにすることができる。
【0035】
従って、オンスクリーン表示を行うための処理において、OSDレイヤーの数に関係なくYCデータ変換処理が1回だけで済み、処理時間の短縮につながる。また、画像合成回路34についても、合成する入力データを2つに削減することが可能になり、回路規模の削減につながる。もちろん、ビットマップ合成回路36は追加されるが、後述するように、ビットマップ合成回路36の回路規模は、画像信号であるYC画像データを合成する画像合成回路34と比べると遥かに小さくて済む。
【0036】
さらに、ビットマップ合成回路36について詳細に説明する。OSDレイヤーデータバッファ30に格納されているビットマップデータの構成は図4のデータ構成40に示される。図4に示すように、ビットマップデータはYC変換テーブル35のテーブル数に対応した簡単なビットデータの集まり(コードデータ)である。従って、これらのビットマップデータの合成は簡単な論理演算で行うことができ、ビットマップ合成回路36は、YC変換後のデータを合成する従来ケースに比べると、単純で小規模な回路構成で実現できる。例えば、映像信号はR、G、B、もしくはY(輝度)、Cb、Cr(共に色差)と3つのデータから成り立つので、ビットマップの合成に比べると最低でも3倍の回路規模が必要となる。
【0037】
ビットマップ合成回路36として3入力ORゲート回路を用い、YC変換テーブルの数を15、1ドット表示当たりのビット数を4ビットで表現した場合を例にとってさらに説明を加える。この場合、図4のパターン表示(表示データ)41をビットマップデータに置き換えると、図4のデータ構成42となる。また、図5のパターン表示51は図5のビットマップデータ構成52、図6のパターン表示61は図6のビットマップデータ構成62となる。ここで、赤は例えばYC変換テーブル番号1、青はYC変換テーブル番号2、緑はYCテーブル番号3とする。
【0038】
これらのビットマップデータを3入力ORゲート回路で構成したビットマップ合成回路36で合成すると、出力されるデータは図7のビットマップデータ構成72となる。これらのビットマップデータ構成72のデータをYCデータ変換回路31に入力すると、図7のパターン表示71に示す画像パターンが出力される。なお、参考例の場合、画像が重なる部分は全て緑色で表示される。
【0039】
このようにOSDレイヤーをYCデータ変換する前のビットマップデータの状態で合成することにより、簡単な論理回路で合成可能なので、複数のOSDレイヤーを用いても回路規模は増大しない。また、OSDレイヤーと撮像画像との合成も一度で済むので処理時間も増大しない。
【0040】
次に、図8を用いて、本実施の形態におけるOSD合成を実現する具体的なソフトウェア処理について説明を加える。まず、複数のOSDレイヤーデータバッファ30から表示に用いる表示データ(ビットマップデータ)を選択する(ステップS1)。次に、各OSDレイヤーデータバッファ30から表示データを読み出し、選択された表示データであった場合は(ステップS2)、表示データをすでに選択された他の表示データとビットマップ形式で論理合成する(ステップS3)。
【0041】
選択された表示データが全て合成されていない場合は、次のOSDレイヤーデータバッファから表示データを読み出して、上記ステップS2〜ステップS3の処理を繰り返す(ステップS4)。選択された表示データが全て合成された場合は、合成された合成表示データをYCデータ変換回路31において異なる表示形式、つまりYC画像データへと変換し(ステップS5)、変換した合成表示データ(YC画像データ)と撮像画像データバッファ33に記憶された映像データ(YC画像データ)と合成し(ステップS6)、合成した映像データをディスプレイ(図示しない)上に表示する(ステップS7)。
【0042】
本実施形態においても、表示データを順次合成する必要はあるが、ビットマップ形式のデータを単純に論理合成するだけであるので、YC変換後の映像信号を順次合成する従来方法と比べると処理速度は格段に向上する。
【0043】
なお、本実施の形態においては、ビットマップデータであるOSDレイヤーを合成する論理回路としてORゲートを用いて説明したが、OSDレイヤーを用いて表現したい表示画像に応じて、AND・EXOR・NOTなどの論理演算回路を用いることができる。この場合にも、複数のOSDレイヤーを用いても回路規模が増大するのを回避できる。
【0044】
また、YC変換テーブルの数、1ドット表示あたりのビット数などは本実施の形態に限られないことは言うまでもない。また、画像(映像)データとしてもYCデータに限られるものではなく、RGBデータなどでもよいことは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、色変換処理する前に複数のオンスクリーン用の表示データから選択した複数の表示データを合成し、その後順次色変換処理を行うことで、色変換処理および画像合成処理をするオンスクリーン用の表示データ数が従来よりも減り、一つの色変換回路のみで表示までの処理時間を低減できる。また、映像データとの画像合成前にデータバッファに格納するオンスクリーン用の表示データ数が減るため、従来使用したデータバッファの個数を減らすことができ、色変換回路および画像合成回路の規模を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のオンスクリーン表示装置を示すブロック図
【図2】従来の他のオンスクリーン表示装置を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態によるオンスクリーン表示装置を示すブロック図
【図4】OSDレイヤーに格納されたビットマップデータのデータ構成と表示パターンを示す説明図
【図5】他のOSDレイヤーに格納されたビットマップデータのデータ構成と表示パターンを示す説明図
【図6】他のOSDレイヤーに格納されたビットマップデータのデータ構成と表示パターンを示す説明図
【図7】ビットマップ合成回路から出力されるビットマップデータのデータ構成と表示パターンを示す説明図
【図8】本発明によるオンスクリーン表示方法の実行手順を示すフローチャート
【符号の説明】
30 OSDレイヤーデータバッファ(オンスクリーン表示データ記憶手段)
31 YCデータ変換回路(データ変換手段)
33 撮像画像データバッファ(映像データ記憶手段)
34 画像合成回路(画像合成手段)
35 YC変換テーブル
36 ビットマップ合成回路(オンスクリーン表示データ合成手段)
Claims (9)
- 映像上にオンスクリーン用の表示データを重ねて表示するオンスクリーン表示装置であって、
第1の形式で作成した複数のオンスクリーン用の表示データを記憶するオンスクリーン表示データ記憶手段と、
前記映像を前記第1の形式とは異なる表示形式の映像データとして記憶する映像データ記憶手段と、
前記複数のオンスクリーン用の表示データから選択した複数の表示データを合成するオンスクリーン表示データ合成手段と、
前記オンスクリーン表示データ合成手段において合成したオンスクリーン用の表示データを前記第1の形式とは異なる表示形式の表示データへ変換するデータ変換手段と、
前記データ変換手段において変換したオンスクリーン用の表示データを、前記映像データと合成する画像合成手段とを備えるオンスクリーン表示装置。 - 前記オンスクリーン表示データ合成手段は前記複数のオンスクリーン用の表示データから選択した複数の表示データを一つに合成する請求項1記載のオンスクリーン表示装置。
- 前記第1の形式で作成したオンスクリーン用の表示データがビットマップデータである請求項1又は2記載のオンスクリーン表示装置。
- 前記第1の形式とは異なる表示形式の映像データがYC形式またはRGB形式の映像データである請求項1又は2記載のオンスクリーン表示装置。
- 前記オンスクリーン表示データ合成手段は、論理演算による合成を行う請求項1又は2記載のオンスクリーン表示装置。
- 映像上にオンスクリーン用の表示データを重ねて表示するオンスクリーン表示方法であって、
第1の形式で作成した複数のオンスクリーン用の表示データから表示に用いる複数の表示データを選択する表示データ選択ステップと、
前記表示データ選択ステップにおいて選択した複数の表示データを合成するオンスクリーン表示データ合成ステップと、
前記オンスクリーン表示データ合成ステップにおいて合成した表示データを第1の形式とは異なる表示形式の表示データへ変換するデータ変換ステップと、
前記第1の形式とは異なる表示形式に変換した表示データを、前記映像を記憶する前記第1の形式とは異なる表示形式の映像データと合成する画像合成ステップとを含むオンスクリーン表示方法。 - 前記オンスクリーン表示データ合成ステップは前記表示データ選択ステップにおいて選択した複数の表示データを一つに合成する請求項6記載のオンスクリーン表示方法。
- 前記第1の形式がビットマップ形式である請求項6又は7記載のオンスクリーン表示方法。
- 前記表示データ選択ステップで選択した複数の表示データを、論理演算によってオンスクリーン用の表示データへ合成する請求項6又は7記載のオンスクリーン表示方法。
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- 2003-06-25 JP JP2003181292A patent/JP2005017610A/ja active Pending
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