JP2005017400A - カラオケ装置 - Google Patents
カラオケ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005017400A JP2005017400A JP2003178642A JP2003178642A JP2005017400A JP 2005017400 A JP2005017400 A JP 2005017400A JP 2003178642 A JP2003178642 A JP 2003178642A JP 2003178642 A JP2003178642 A JP 2003178642A JP 2005017400 A JP2005017400 A JP 2005017400A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- singer
- karaoke
- sound
- accompaniment
- karaoke machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Stereophonic System (AREA)
- Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
Abstract
【課題】より臨場感豊かなカラオケを楽しむ。
【解決手段】カラオケを歌う歌手の前方に配置された少なくとも２個のスピーカと、歌手の後方に伴奏曲が定位するよう伴奏曲の音像定位を制御する伴奏曲定位制御手段とからなる。
【選択図】 図１
【解決手段】カラオケを歌う歌手の前方に配置された少なくとも２個のスピーカと、歌手の後方に伴奏曲が定位するよう伴奏曲の音像定位を制御する伴奏曲定位制御手段とからなる。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音像定位制御技術を使用したカラオケ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、リスナーの前方２個のスピーカだけを使用してリスナーの後方に音像を定位させるバーチャル音場再生技術を搭載した製品が提案されている。この技術を用いることにより、リスナーの後方にスピーカを配置することなく、５．１チャンネル又は６．１チャンネルといったマルチチャンネルサラウンド信号を再生することが可能となる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本出願人はこのバーチャル音場再生技術をカラオケに適用することにより、より臨場感のあるカラオケを提供することができる発明をなし、以下に説明をするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の課題を解決するために、カラオケを歌う歌手の前方に配置された少なくとも２個のスピーカと、歌手の後方に伴奏曲が定位するよう伴奏曲の音像定位を制御する伴奏曲定位制御手段とからなる。
【０００５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を説明する。図１は本発明に使用するカラオケ装置の回路ブロック図である。Ｌ、Ｒ２チャンネルの入力端子２、３にはステレオ信号のカラオケの伴奏曲が入力される。この伴奏曲は、ＤＶＤやＣＤを音源とすることは勿論、インターネットや専用回線等で都度ダウンロードすることも可能である。
【０００６】
マイク４にはスイッチ５が設けられ、このスイッチ５を押すことにより、音源出力回路６は予め録音しておいた拍手の音を再生する。マイク４、Ｌ、Ｒ２チャンネルの入力端子２、３に入力された伴奏曲及び拍手の音はそれぞれフィルタ１１〜１８に入力されている。
【０００７】
ここで、スピーカ２９、３０から再生された際に、自分の歌声、伴奏曲及び拍手はそれぞれ異なる位置に定位するインパルス応答となるようなフィルタ特性がフィルタ１１〜１８に与えられている。図２はこのフィルタ特性によって定められた定位位置を図示する。マイク４を持って歌っている歌手４０に対してスピーカ２９、３０が正面に設置されている。この状態において、マイク４に入力された歌手の歌声はスピーカ２９、３０の略中間位置４１に定位させる。また、入力端子２、３に入力された伴奏曲は歌手の後方位置４２に定位させる。更にマイク４に設けられたスイッチ５を押すことにより音源出力回路６から出力された拍手の音は、スピーカ２９、３０の後方位置４３において定位させる。
【０００８】
この音像定位によって、カラオケを歌っている歌手は、あたかも自分自身がバックバンドを背にし、前方に観客がいる状態のステージの上で歌っているのと同じ状態を作ることができるため、きわめて臨場感のある状態でカラオケを歌うことが可能となる。
【０００９】
一般にこのフィルタ係数は頭部伝達関数（ＨＲＴＦ）と呼ばれ、畳み込み演算処理が行われることにより、上述のようにマイク４、Ｌ、Ｒ２チャンネルの入力端子２、３に入力された伴奏曲及び拍手の音はそれぞれ異なる位置情報を持つことになる。これらフィルタ１１〜１８及び加算器１９、２０によってＨＲＴＦフィルタ回路３１を構成している。
【００１０】
上記フィルタ１１、１３、１５、１７の出力信号を加算する加算回路１９の出力はデジタルフィルタ２１、２２に入力され、また上記フィルタ１２、１４、１６、１８の出力信号を加算する加算回路２０の出力はデジタルフィルタ２３、２４に入力されている。デジタルフィルタ２１、２３の出力は加算回路２５によって、またデジタルフィルタ２２、２４の出力は加算回路２６によって加算される。
【００１１】
デジタルフィルタ２１〜２４及び加算回路２５、２６はクロストークキャンセル回路３２を構成し、本来、左耳に入るべき加算器１９の出力信号が右耳に入るのを防ぎ、また右耳に入るべき加算器２０の出力信号が左耳に入るのを防ぐ働きを行う。このＨＲＴＦ回路３１及びクロストークキャンセル回路３２によって、伴奏曲、効果音及び歌手のボーカルをスピーカの存在しない位置にそれぞれの音像を定位させることができる。
【００１２】
加算器２５、２６の出力は増幅器２７、２８によってそれぞれ増幅された後、カラオケを歌う歌手の正面前方に配置されたスピーカ２９、３０にそれぞれ出力される。
【００１３】
なお、本発明は上述の実施例に限定されることなく、例えばスピーカ２７、２８を一つのボックスに収納しても良い。また、上述の実施例において、音源出力回路６には拍手の音が記録されていたが、その他に歓声やかけ声など、カラオケを盛り上げる音源を複数記録し、これを手元のマイク等で切り換えることも可能である等、本発明の趣旨を逸脱することなく種々の態様を取り得る。
【００１４】
【発明の効果】
以上のごとく、本発明によれば、歌手が本物の歌手と同じような臨場感あふれる状態で歌うことができるカラオケ装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明装置の回路ブロック図。
【図２】各再生音の定位位置を示す図。
【符号の説明】
５ マイク
６ 音源出力回路
３１ ＨＲＴＦ回路３１
３２ クロストークキャンセル回路３２
２９、３０ スピーカ
【発明の属する技術分野】
本発明は、音像定位制御技術を使用したカラオケ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、リスナーの前方２個のスピーカだけを使用してリスナーの後方に音像を定位させるバーチャル音場再生技術を搭載した製品が提案されている。この技術を用いることにより、リスナーの後方にスピーカを配置することなく、５．１チャンネル又は６．１チャンネルといったマルチチャンネルサラウンド信号を再生することが可能となる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本出願人はこのバーチャル音場再生技術をカラオケに適用することにより、より臨場感のあるカラオケを提供することができる発明をなし、以下に説明をするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の課題を解決するために、カラオケを歌う歌手の前方に配置された少なくとも２個のスピーカと、歌手の後方に伴奏曲が定位するよう伴奏曲の音像定位を制御する伴奏曲定位制御手段とからなる。
【０００５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を説明する。図１は本発明に使用するカラオケ装置の回路ブロック図である。Ｌ、Ｒ２チャンネルの入力端子２、３にはステレオ信号のカラオケの伴奏曲が入力される。この伴奏曲は、ＤＶＤやＣＤを音源とすることは勿論、インターネットや専用回線等で都度ダウンロードすることも可能である。
【０００６】
マイク４にはスイッチ５が設けられ、このスイッチ５を押すことにより、音源出力回路６は予め録音しておいた拍手の音を再生する。マイク４、Ｌ、Ｒ２チャンネルの入力端子２、３に入力された伴奏曲及び拍手の音はそれぞれフィルタ１１〜１８に入力されている。
【０００７】
ここで、スピーカ２９、３０から再生された際に、自分の歌声、伴奏曲及び拍手はそれぞれ異なる位置に定位するインパルス応答となるようなフィルタ特性がフィルタ１１〜１８に与えられている。図２はこのフィルタ特性によって定められた定位位置を図示する。マイク４を持って歌っている歌手４０に対してスピーカ２９、３０が正面に設置されている。この状態において、マイク４に入力された歌手の歌声はスピーカ２９、３０の略中間位置４１に定位させる。また、入力端子２、３に入力された伴奏曲は歌手の後方位置４２に定位させる。更にマイク４に設けられたスイッチ５を押すことにより音源出力回路６から出力された拍手の音は、スピーカ２９、３０の後方位置４３において定位させる。
【０００８】
この音像定位によって、カラオケを歌っている歌手は、あたかも自分自身がバックバンドを背にし、前方に観客がいる状態のステージの上で歌っているのと同じ状態を作ることができるため、きわめて臨場感のある状態でカラオケを歌うことが可能となる。
【０００９】
一般にこのフィルタ係数は頭部伝達関数（ＨＲＴＦ）と呼ばれ、畳み込み演算処理が行われることにより、上述のようにマイク４、Ｌ、Ｒ２チャンネルの入力端子２、３に入力された伴奏曲及び拍手の音はそれぞれ異なる位置情報を持つことになる。これらフィルタ１１〜１８及び加算器１９、２０によってＨＲＴＦフィルタ回路３１を構成している。
【００１０】
上記フィルタ１１、１３、１５、１７の出力信号を加算する加算回路１９の出力はデジタルフィルタ２１、２２に入力され、また上記フィルタ１２、１４、１６、１８の出力信号を加算する加算回路２０の出力はデジタルフィルタ２３、２４に入力されている。デジタルフィルタ２１、２３の出力は加算回路２５によって、またデジタルフィルタ２２、２４の出力は加算回路２６によって加算される。
【００１１】
デジタルフィルタ２１〜２４及び加算回路２５、２６はクロストークキャンセル回路３２を構成し、本来、左耳に入るべき加算器１９の出力信号が右耳に入るのを防ぎ、また右耳に入るべき加算器２０の出力信号が左耳に入るのを防ぐ働きを行う。このＨＲＴＦ回路３１及びクロストークキャンセル回路３２によって、伴奏曲、効果音及び歌手のボーカルをスピーカの存在しない位置にそれぞれの音像を定位させることができる。
【００１２】
加算器２５、２６の出力は増幅器２７、２８によってそれぞれ増幅された後、カラオケを歌う歌手の正面前方に配置されたスピーカ２９、３０にそれぞれ出力される。
【００１３】
なお、本発明は上述の実施例に限定されることなく、例えばスピーカ２７、２８を一つのボックスに収納しても良い。また、上述の実施例において、音源出力回路６には拍手の音が記録されていたが、その他に歓声やかけ声など、カラオケを盛り上げる音源を複数記録し、これを手元のマイク等で切り換えることも可能である等、本発明の趣旨を逸脱することなく種々の態様を取り得る。
【００１４】
【発明の効果】
以上のごとく、本発明によれば、歌手が本物の歌手と同じような臨場感あふれる状態で歌うことができるカラオケ装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明装置の回路ブロック図。
【図２】各再生音の定位位置を示す図。
【符号の説明】
５ マイク
６ 音源出力回路
３１ ＨＲＴＦ回路３１
３２ クロストークキャンセル回路３２
２９、３０ スピーカ
Claims (4)
- カラオケを歌う歌手の前方に配置された少なくとも２個のスピーカと、
該歌手の後方に伴奏曲が定位するよう伴奏曲の音像定位を制御する伴奏曲定位制御手段とからなることを特徴とするカラオケ装置。 - カラオケを歌う歌手の前方に配置された少なくとも２個のスピーカと、
前記スピーカの後方に効果音が定位するよう効果音の音像定位を制御する効果音定位制御手段とからなることを特徴とするカラオケ装置。 - 前記効果音は前記歌手の操作に応答して音源出力回路から出力されることを特徴とする請求項２に記載のカラオケ装置。
- カラオケを歌う歌手の前方に配置された少なくとも２個のスピーカと、
該歌手の後方に伴奏曲が定位するよう伴奏曲の音像定位を制御し、また前記歌手の操作に基づき出力された効果音が前記スピーカの後方に定位するよう効果音の音像定位を制御する効果音定位制御手段とからなることを特徴とするカラオケ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003178642A JP2005017400A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | カラオケ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003178642A JP2005017400A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | カラオケ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005017400A true JP2005017400A (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=34180196
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003178642A Pending JP2005017400A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | カラオケ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005017400A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012093519A (ja) * | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Xing Inc | カラオケシステム |
-
2003
- 2003-06-23 JP JP2003178642A patent/JP2005017400A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012093519A (ja) * | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Xing Inc | カラオケシステム |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4743790B2 (ja) | 前方配置ラウドスピーカからのマルチチャネルオーディオサラウンドサウンドシステム | |
| US5939656A (en) | Music sound correcting apparatus and music sound correcting method capable of achieving similar audibilities even by speaker/headphone | |
| KR100458021B1 (ko) | 기록/재생용 다중 채널 오디오 강화 시스템 및 그 제공 방법 | |
| JP2897586B2 (ja) | 音場制御装置 | |
| US20060222182A1 (en) | Speaker system and sound signal reproduction apparatus | |
| JP2012147461A (ja) | 多重オーディオチャンネル群の再現の向上 | |
| JP2924710B2 (ja) | ステレオ音場拡大装置 | |
| JPH0822118B2 (ja) | ２チャンネルの音場再生装置 | |
| JPH04150200A (ja) | 音場制御装置 | |
| JP4478220B2 (ja) | 音場補正回路 | |
| JP3594281B2 (ja) | ステレオ拡大装置及び音場拡大装置 | |
| JP2010213053A (ja) | 聴者を取り囲むように配置される複数のスピーカで音響再生を行う際にクロストークをキャンセルする装置、方法、プログラム、およびシステム | |
| JP4240683B2 (ja) | オーディオ処理装置 | |
| HUP0203764A2 (hu) | Eljárás és elrendezés hangok felvételére és visszaadására | |
| JP2004064363A (ja) | デジタルオーディオ処理方法、デジタルオーディオ処理装置およびデジタルオーディオ記録媒体 | |
| JP4300380B2 (ja) | オーディオ再生装置およびオーディオ再生方法 | |
| JP4006842B2 (ja) | オーディオ信号再生装置 | |
| JP4427937B2 (ja) | 音響信号処理回路および音響再生装置 | |
| EP2566195B1 (en) | Speaker apparatus | |
| JP2002291100A (ja) | オーディオ信号再生方法、及びパッケージメディア | |
| JP2005017400A (ja) | カラオケ装置 | |
| JPH05236599A (ja) | ３スピーカの音響再生装置 | |
| JP2003061196A (ja) | ヘッドホン再生装置 | |
| JP2897643B2 (ja) | 音場制御装置 | |
| JP3562369B2 (ja) | 音像定位処理プログラムを記録した記録媒体 |