JP2005017375A - レンズ鏡筒保持装置及びレンズ鏡筒保持装置が脱着可能なレンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒保持装置及びレンズ鏡筒保持装置が脱着可能なレンズ鏡筒 Download PDF

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久仁雄 横山
Masato Inomata
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Abstract

【課題】簡素な構造でもレンズ鏡筒を保持することが可能なレンズ鏡筒保持装置及びこのようなレンズ鏡筒保持装置が脱着可能なレンズ鏡筒を提供すること。
【解決手段】略環状に形成されており、レンズ鏡筒20を保持するための保持部10aと、この保持部10aの内周上に形成され、レンズ鏡筒20に配された第1のピン21及び第2のピン22が挿通される溝部13と、この溝部13に連通して設けられ、第1のピン21を溝部13に挿入するための第1の挿通溝11と、溝部13に連通して設けられ、第2のピン22を溝部に挿入するための第2の挿通溝12とを具備し、第1の挿通溝11の溝深さと円周方向の溝幅とが、上記第2の挿通溝12の溝深さと円周方向の溝幅と異なるように構成される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ鏡筒保持装置及びレンズ鏡筒保持装置が脱着可能なレンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来の技術】
レンズ交換式のカメラにおいては、取り付けるレンズ鏡筒によってその重さが異なり、カメラ本体の重量に比してレンズ鏡筒の重量が大きい場合もある。このような場合、カメラ本体側を三脚にて固定すると、重量バランスが悪くなり、操作勝手が悪くなってしまう。これを解決するために、レンズ鏡筒側にレンズ保持装置としての三脚座と呼ばれる部材を取り付けて、レンズ鏡筒側にて三脚に固定することがある。
【0003】
このような三脚座とレンズ鏡筒とを取り付ける際には、シャッタレリーズ等により衝撃が加えられてもレンズ鏡筒が動かないように固定する必要がある。このような取り付けの機構として、例えば特許文献1や特許文献2で提案されているような機構がある。
【0004】
特許文献1で提案されている機構では、レンズ鏡筒側の外周上に設けられた4本のビスを三脚座側に設けられた嵌合溝に嵌合させることで取り付けを行う。このとき4本のビスのうち1本の位置を他の3本に対してずらして配置することで、三脚座とレンズ鏡筒とが特定の位置関係にあるとき以外には、三脚座からレンズ鏡筒が外れないようになっている。
【0005】
また、特許文献2で提案されている機構では、クランプノブが締め付けられることにより、開閉部が閉じられて三脚座本体が締め付けられ、このとき、三脚座に設けられた複数の突部によってレンズ鏡筒が支持される。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−249356号公報
【0007】
【特許文献2】
実公昭61−24967号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1で提案されている取り付けの機構は、1本のビスの位置をずらすことにより特定位置以外でのレンズ鏡筒の脱落を防止しているので、レンズ鏡筒と三脚座との相対位置によっては、嵌合溝に嵌合しているビスは2本だけとなる。しかも、レンズ鏡筒の中心に対し、片側に寄った状態となるので、安定してレンズ鏡筒を保持することが困難となる。また、特許文献2で提案されている機構では、レンズ鏡筒に三脚座を脱着する際に、開閉部を開閉する必要があり、操作が複雑となり、構造もまた複雑になりやすい。
【0009】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、簡素な構造でもレンズ鏡筒を保持することが可能なレンズ鏡筒保持装置及びこのようなレンズ鏡筒保持装置が脱着可能なレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様によるレンズ鏡筒保持装置は、略環状に形成されており、レンズ鏡筒を保持するための保持部と、上記保持部の内周上に形成され、レンズ鏡筒に配された第1及び第2のピンが挿通される溝部と、上記溝部に連通して設けられ、上記第1のピンを上記溝部に挿入するための第1の挿通溝と、上記溝部に連通して設けられ、上記第2のピンを上記溝部に挿入するための第2の挿通溝とを具備し、上記第1の挿通溝の溝深さと円周方向の溝幅とが、上記第2の挿通溝の溝深さと円周方向の溝幅と異なる。
この第1の態様によれば、溝深さと円周方向の溝幅とが異なる第1の挿通溝及び第2の挿通溝という2つの挿通溝をレンズ鏡筒保持装置に設けることにより、少ない部品でもレンズ鏡筒を保持することが可能である。
【0011】
また、本発明の第2の態様によるレンズ鏡筒保持装置は、第1の態様において、上記第1の挿通溝と上記第2の挿通溝とは、レンズ鏡筒の光軸を挟んで互いに対向する位置に配される。
【0012】
この第2の態様によれば、レンズ鏡筒をより確実に保持することが可能である。
【0013】
また、本発明の第3の態様によるレンズ鏡筒保持装置は、第1又は第2の態様において、上記保持部に形成されたスリ割部と、上記スリ割部近傍に配され、上記保持部の径寸法を変化させるための操作部材とを更に具備し、上記第1の挿通溝と上記第2の挿通溝とが配される位置を結ぶ線分が、上記操作部材の操作により上記保持部の径寸法が変化する方向に対して略直交するように、上記第1及び第2の挿通溝が配される。
【0014】
この第3の態様によれば、保持部の径寸法が変化しても挿通溝の位置関係が変化しない。
【0015】
また、本発明の第4の態様によるレンズ鏡筒は、レンズ鏡筒保持装置が脱着可能なレンズ鏡筒であって、当該レンズ鏡筒の外周上に配され、上記レンズ鏡筒保持装置に形成された第1の挿通溝を介して上記レンズ鏡筒保持装置の保持部内周に形成された溝部に挿通可能な第1のピンと、当該レンズ鏡筒の外周上であって、光軸を挟んで上記第1のピンと対向する位置に配されており、上記レンズ鏡筒保持装置に形成された第2の挿通溝を介して上記レンズ鏡筒保持装置の保持部内周に形成された溝部に挿通可能な第2のピンとを具備し、上記第1のピンと上記第2のピンとは、それぞれピンの高さと円周方向の幅が異なり、光軸方向の寸法は略等しく構成される。
【0016】
この第4の態様によれば、高さと円周方向の幅が異なり、光軸方向の寸法が略等しく構成された第1のピン及び第2のピンという2本のピンをレンズ鏡筒に設けることにより、少ない部品でもレンズ鏡筒を保持することが可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明のレンズ鏡筒保持装置としての機能を有する三脚座10と、この三脚座10が脱着可能なレンズ鏡筒20とを示した外観斜視図である。
【0018】
三脚座10には、レンズ鏡筒を保持するための保持部10aが略環状に構成されており、この保持部10aの内周上には溝部13が形成されている。また、保持部10aの内周上には、レンズ鏡筒側に設けられた第1のピン及び第2のピン(詳細は後で述べる)を溝部13に案内するための第1の挿通溝11及び第2の挿通溝12が設けられている。
【0019】
ここで、第1の挿通溝11と第2の挿通溝12は、溝深さと円周方向の溝幅とが互いに異なるように構成されている。即ち、第1の挿通溝11は、第2の挿通溝12よりも溝深さが深く円周方向の溝幅が狭くなるように構成されている。
【0020】
更に、三脚座10には、保持部10aの径寸法を変化させるための操作部材としてのロックネジ14が設けられている。また、図1には図示していないが、三脚座10の裏面には三脚を取り付けるための三脚ネジが設けられている。
【0021】
また、レンズ鏡筒20の外周上には、第1のピン21が設けられている。更にレンズ鏡筒20の外周上であって、レンズ鏡筒20のレンズ光軸を挟んで第1のピン21と対向する位置(即ち、図1において第1のピン21の真裏に相当する位置)に第2のピン22が設けられている。これらのピンは、三脚座10にレンズ鏡筒20を固定保持するための部材である。
【0022】
ここで、第1のピン21と第2のピン22は、その高さと円周方向の幅が異なり、レンズ光軸方向の寸法は略等しくなるように構成されている。即ち、第1のピン21は、第2のピン22よりもピンの高さが高くて円周方向の幅が狭く、かつレンズ光軸方向の幅が溝部13と略同じ大きさに構成されている。
【0023】
これらの構成について更に詳しく説明する。図2は、三脚座10をレンズ鏡筒20に装着した際の側面断面図である。
【0024】
即ち、三脚座10をレンズ鏡筒20に装着する際には、レンズ鏡筒20に設けられた第1のピン21及び第2のピン22が、三脚座10に設けられた第1の挿通溝11及び第2の挿通溝12に案内されて、溝部13に挿入される。この状態で三脚座10又はレンズ鏡筒20の何れかを回転させることにより、第1のピン21及び第2のピン22と溝部13とが嵌合して、レンズ鏡筒20が三脚座10に保持される。
【0025】
この状態で、三脚ネジ15に図示しない三脚が取り付けられて、レンズ鏡筒20及び図示しないカメラ本体の位置が固定される。
【0026】
図3は、三脚座10をレンズ鏡筒20に装着時の正面断面図である。
三脚座10の保持部10aにはスリ割部10bが形成されており、このスリ割部10aの近傍にはロックネジ14が配されている。スリ割部10bは、保持部10aの径寸法を線分C−C´方向に変化させることが可能なように、線分C−C´に直交する方向にスリ割られている。そして、ロックネジ14の締め付け方向は線分C−C´方向に略平行な方向となっている。このように、スリ割部10b、ロックネジ14を配することにより、保持部10aの径寸法を線分C−C´方向に変化させることができる。これにより、レンズ鏡筒20は、三脚座10の円周方向に沿って自由に回転させることが可能である。即ち、ロックネジ14が緩められると、保持部10aに形成されたスリ割部10bの間隔が大きくなり、その結果、保持部10aのC−C´方向の径寸法が大きくなる。この状態でレンズ鏡筒20と三脚座10との相対回転が可能となる。一方、ロックネジ14が締め付けられると、保持部10aに形成されたスリ割部10bの間隔が小さくなり、その結果、保持部10aのC−C´方向の径寸法が小さくなる。この状態でレンズ鏡筒20の外周は、三脚座10の保持部10aの内周により締め付けられて、レンズ鏡筒20と三脚座10とが相対回転することがないように固定される。
【0027】
以上のことから、保持部10aのC−C´を結ぶ線分上に第1の挿通溝11及び第2の挿通溝12を形成してしまうと、ロックネジ14の操作状態によっては、レンズ鏡筒20が装着できなくなることがある。
【0028】
そこで、本一実施形態では、第1の挿通溝11及び第2の挿通溝12を、線分C−C´上ではなく、線分C−C´と略直交する線分A−A´上に配置する。即ち、スリ割部10bのスリ割方向と略平行となるように第1の挿通溝11と第2の挿通溝12とが配置される。このように、線分A−A´上の位置に第1の挿通溝11及び第2の挿通溝12を配置すれば、径寸法変化の影響が最小であるので、第1の挿通溝11及び第2の挿通溝12の位置が変化することがなく、常にレンズ鏡筒20に三脚座10を装着することができる。
【0029】
ここで、図3のB−B´位置に破線で示されるのは、第1の挿通溝11及び第2の挿通溝12から第1のピン21及び第2のピン22を溝部13に嵌合させた後、レンズ鏡筒20を三脚座10に対し図中で時計周りに所定量回転させた状態での第1のピン21及び第2のピン22の位置である。この状態で、第1のピン21及び第2のピン22はそれぞれ溝部13と嵌合しており、レンズ鏡筒20が三脚座10から脱落することがない。さらに、第1のピン21及び第2のピン22は、レンズ鏡筒20の外周上にそれぞれ光軸を挟んで対向する位置に配されているので、溝部13との円周方向の嵌合位置がレンズ鏡筒20の一方側に偏ることがない。これにより、常に安定した嵌合状態を維持することができる。また、A−A´位置に図示されている第1のピン21及び第2のピン22は、装着時の状態から180度回転させた状態である。このとき第1のピン21と第2のピン22とが同じ寸法、即ち第1の挿通溝11と第2のピン22及び第2の挿通溝12と第1のピン21の寸法が同じであれば、180度回転させた時に三脚座10からレンズ鏡筒20が外れてしまう。これに対し、本一実施形態のように、第1の挿通溝11と第2のピン22の寸法及び第2の挿通溝12と第1のピンの寸法が、それぞれ異なるように構成すれば、180度回転時でも三脚座10からレンズ鏡筒20が外れてしまうことがない。
【0030】
また、レンズ鏡筒20の重量によって受ける力は、線分A−A´方向に対する力が最も強い。このため、第2のピン22と第1の挿通溝11を嵌合させ、第1のピン21と第2の挿通溝12と嵌合させた状態が、最も安定してレンズ鏡筒20を保持できる状態である。180度の回転位置がわかるようなマーク等を三脚座10本体及びレンズ鏡筒20に記しておいてもよい。
【0031】
以上説明したように、本一実施形態によれば、第1のピン及び第2のピンという2本のピンをレンズ鏡筒に設け、それぞれのピンに対応する寸法の2つの挿通溝を三脚座に設けるという簡素な構造でレンズ鏡筒を保持することが可能である。
【0032】
図4に本発明の変形例を示す。この変形例は、部材数を増やす代わりに、より確実にレンズ鏡筒を保持可能とするものである。即ち、この変形例においては、三脚座10側に第3の挿通溝16及び第4の挿通溝17を設け、レンズ鏡筒20側に第3のピン23及び第4のピン24(レンズ光軸を挟んで第3のピン23と対向する位置)が設けられている。第3の挿通溝16及び第4の挿通溝17は、溝深さが第2の挿通溝12よりも浅く、円周方向の溝幅が第2の挿通溝12よりも広くなるように構成されている。また、第3のピン23及び第4のピン24は、ピンの高さが第2のピン22よりも低く、円周方向の幅が第2のピンよりも広く、かつ、光軸方向の幅が溝部13の寸法と等しくなるように構成されている。ここで、第3の挿通溝16と第4の挿通溝17とは、寸法が等しくとも異なっていてもよい。但し、両者の寸法が異なる場合には、溝深さの深いほうの溝幅が他方の溝幅よりも狭くなるように構成される。このことは、第3のピン23と第4のピン24についても同様である。即ち、ピン及び挿通溝の数を増やす場合には、円周方向の幅が広いものほど、溝深さを浅く、それに対応するピンの高さを低くすればよい。
【0033】
このような構成とすることにより、図5に示すように、例えば、第1のピン21及び第2のピン22が装着位置から90度回転して線分C−C´上の位置にあっても第3のピン23と第4のピン24が線分A−A´上の位置にくることになる。これにより、図1の構成よりも更に衝撃等に強くなる。一般に撮影においては、カメラを横位置にして撮影を行うことが最も多く、次に縦位置の撮影である。これに対し、カメラを斜めにしての撮影はあまり行われない。したがって、この変形例のようにレンズ鏡筒20の外周上に90度づつ等分にピンを配置すれば、上記横位置、縦位置の何れの場合であってもA−A´線分に沿った位置にてピンと溝部13とが嵌合している状態となるので、殆どの撮影の場合において、常に安定した保持状態とすることができる。
【0034】
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
【0035】
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
【0036】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、簡素な構造でもレンズ鏡筒を保持することが可能なレンズ鏡筒保持装置及びこのようなレンズ鏡筒保持装置が脱着可能なレンズ鏡筒を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るレンズ鏡筒保持装置を有する三脚座とレンズ鏡筒の外観斜視図である。
【図2】レンズ鏡筒に三脚座を装着した際の側面断面図である。
【図3】レンズ鏡筒に三脚座を装着した際の正面断面図である。
【図4】本発明の変形例について示した外観斜視図である。
【図5】変形例の正面断面図である。
【符号の説明】10…三脚座、10a…保持部、10b…スリ割部、11…第1の挿通溝、12…第2の挿通溝、13…溝部、14…ロックネジ、15…三脚ネジ、16…第3の挿通溝、17…第4の挿通溝、20…レンズ鏡筒、21…第1のピン、22…第2のピン、23…第3のピン、24…第4のピン

Claims (4)

  1. 略環状に形成されており、レンズ鏡筒を保持するための保持部と、
    上記保持部の内周上に形成され、レンズ鏡筒に配された第1及び第2のピンが挿通される溝部と、
    上記溝部に連通して設けられ、上記第1のピンを上記溝部に挿入するための第1の挿通溝と、
    上記溝部に連通して設けられ、上記第2のピンを上記溝部に挿入するための第2の挿通溝と、
    を具備し、
    上記第1の挿通溝の溝深さと円周方向の溝幅とが、上記第2の挿通溝の溝深さと円周方向の溝幅と異なることを特徴とするレンズ鏡筒保持装置。
  2. 上記第1の挿通溝と上記第2の挿通溝とは、レンズ鏡筒の光軸を挟んで互いに対向する位置に配されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒保持装置。
  3. 上記保持部に形成されたスリ割部と、
    上記スリ割部近傍に配され、上記保持部の径寸法を変化させるための操作部材と、
    を更に具備し、
    上記第1の挿通溝と上記第2の挿通溝とが配される位置を結ぶ線分が、上記操作部材の操作により上記保持部の径寸法が変化する方向に対して略直交するように、上記第1及び第2の挿通溝が配されることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒保持装置。
  4. レンズ鏡筒保持装置が脱着可能なレンズ鏡筒であって、
    当該レンズ鏡筒の外周上に配され、上記レンズ鏡筒保持装置に形成された第1の挿通溝を介して上記レンズ鏡筒保持装置の保持部内周に形成された溝部に挿通可能な第1のピンと、
    当該レンズ鏡筒の外周上であって、光軸を挟んで上記第1のピンと対向する位置に配されており、上記レンズ鏡筒保持装置に形成された第2の挿通溝を介して上記レンズ鏡筒保持装置の保持部内周に形成された溝部に挿通可能な第2のピンと、
    を具備し、
    上記第1のピンと上記第2のピンとは、それぞれピンの高さと円周方向の幅が異なり、光軸方向の寸法は略等しく構成されることを特徴とするレンズ鏡筒保持装置が脱着可能なレンズ鏡筒。
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