JP2005016980A - トリチウム測定装置 - Google Patents

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Hiroyoshi Okayasu
啓好 岡安
Seiki Wakita
清貴 脇田
Yoshio Kita
好夫 北
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Abstract

【課題】原子炉施設などにおける気体廃棄物中に存在するトリチウムを測定するためのトリチウム測定装置であって、人為的に関わることなく、被測定ガスの水分を効率よく回収し、連続的な放射線測定を行うこと。
【解決手段】排気ダクト1からの被測定ガス2(3)を水回収タンク22に導入すると共に、タンク内雰囲気を冷却装置21の一次冷却配管23により冷却し、ガス2の水分を凝縮させてタンク22の底部に回収する。するとタンク22の底面に配設されたシンチレータ26とその感光部27からなる放射線検出部により前記回収水25内に捕集されたトリチウムからの放射ベータ線が検出され、放射線カウンタ28により測定される。排ガス2中に含まれた水分を一次冷却配管23の外側での冷却,凝縮によって効率よく回収でき、人為的に運搬したり当該回収水25に近寄る必要はなく、連続的な放射線測定を行うことができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原子炉施設などにおける気体廃棄物中に存在するトリチウムを測定するためのトリチウム測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば発電用軽水型原子炉施設において、その排ガスなどの気体廃棄物中に存在するトリチウムは水蒸気(THO、TO)の状態で存在する。“発電用軽水型原子炉施設における放出放射性物質の測定に関する指針”では、4つの方法で水蒸気状のトリチウムを回収した場合の放射能量の算出について示されている。
【0003】
トリチウムを回収する方法として、一つは排ガス中の水分を加圧冷却凝縮し90%以上回収する(方法1)、一つは露点計によりガス中の水分量を確認しながら一部の水蒸気を冷却凝縮し回収する(方法2)、一つはシリカゲルなどの吸着材をもちいる(方法3)、一つは水を溜めたタンク内でサンプルガスをバブリングする(方法4)である。
【0004】
気体廃棄物中に存在するトリチウムは連続監視する必要があり、通常このトリチウムの回収には、加圧冷却による凝縮方法(方法1)が用いられる。
【0005】
図10は従来のトリチウム回収装置および回収されたトリチウムの放射線測定装置の構成を示す図である。
【0006】
例えば原子力発電所における焼却設備の排気ダクト1を通して放出される排ガス2を、被測定ガス3としてサンプル配管4に導入し、ダストフィルタ5,コンプレッサ6を介して冷却装置7に供給する。
【0007】
冷却装置7は、被測定ガス3が導入されたサンプル配管4を冷却することで当該配管4内のガス3(2)を液化しトリチウムの回収を図るもので、この冷却装置7においてサンプリングされ液化された水は水回収タンク8にて回収される。
【0008】
なお、冷却装置7による冷却,液化サンプリング後の戻りガス9a,9bは、前記排気ダクト1のサンプル位置よりも上流に戻される。
【0009】
また、原子力発電所の焼却設備から放出される排ガス2には、腐食性ガスが含まれ高温であるため、その冷却には耐腐食性材料が使用されており、具体的には、前記サンプル配管4にはテフロンチューブを使用している。
【0010】
図11は前記従来のトリチウム回収装置における冷却装置7の構成を示す図である。
【0011】
冷却装置7おいて、サンプル配管4に導入された被測定ガス3(2)は、図11(A)に示すように、ファン9によって空冷されるテフロンチューブの細管4′…を備えた空冷部10と、冷却液によって水冷される同テフロンチューブの細管4′…を備えた水冷部11との2段の冷却部によって冷却される。これにより、被測定ガス3(2)の水分は凝縮され気水分離されて水回収タンク8に回収される。
【0012】
なお、テフロンチューブの細管4′は、図11(B)に示すように、例えばその内径φ1=2mm、外径φ2=2.5mmとして構成される。一般に、テフロンチューブは熱伝導率が低いため、これにおいて十分な水分の回収率を確保するには、当該チューブ(4′)を冷却する冷媒の温度を零度以下にする必要があるが、冷媒内部に局所的に温度がより低い場所が生じた場合、当該テフロンチューブ内で凍結現象が発生し水分を回収できないことがある。
【0013】
このトリチウム回収装置によって水回収容タンク8に回収された水の放射線の測定は、この水を定期的に測定装置のある別の場所に運搬して行われるもので、例えば回収した水分のうち5mlを20mlのバイアルビン12に回収して液体シンチレータ13と混合する。そして、液体シンチレータ13におけるトリチウムに起因する発光を光電子増倍管14にて検出し、これを放射線カウンタ15により計測することで放射線の測定を行っている。
【0014】
なお、この他に、従来のトリチウム回収装置については、例えば、特許文献1〜特許文献5を参照。
【0015】
【特許文献1】
特開昭56−100396号公報
【0016】
【特許文献2】
特開平03−073884号公報
【0017】
【特許文献3】
特開平03−181888号公報
【0018】
【特許文献4】
特開平04−047289号公報
【0019】
【特許文献5】
特開2001−330695号公報
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のトリチウム回収装置を利用して放射線の測定を行う場合、定期的に容器(8)に捕集した水を人間が回収運搬して測定装置に装着し測定する必要があるので、万一、排ガス2中に放射性物質が含まれてしまうと、当該作業を行う者に被爆の可能性が生じる問題がある。また、捕集した水を人間が回収運搬して測定装置に装着し測定する必要があるので、連続的な測定データの収集が困難であり、万一、放出放射能レベルに変動があっても、これを速やかに確認することができない問題がある。
【0021】
本発明は、前記のような問題に鑑みてなされたもので、人為的に関わることなく、被測定ガスの水分を効率よく回収し、連続的な放射線測定を行うことが可能になるトリチウム測定装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る第1のトリチウム測定装置では、被測定ガスが導入される回収容器の内部に、冷却装置の一次冷却配管を配置して当該容器内部の雰囲気を冷却し、前記被測定ガスの水分を凝縮させる。前記回収容器の底部には凝縮させて回収された水分中のトリチウムから放射されるベータ線を検出する放射線検出部を設け、この放射線検出部により検出された放射線を放射線測定器により測定する。
【0023】
これによれば、被測定ガス中に含まれた水分を一次冷却配管の外側での冷却,凝縮によって効率よく回収できるだけでなく、人為的に運搬したり当該回収水に近寄ったりする必要はなく、高効率且つ安全に連続的な放射線測定を行うことができる。
【0024】
本発明の請求項6に係る第2のトリチウム測定装置では、被測定ガスが導入されるガス導入配管を、冷却装置によって外側から冷却し、当該配管内に導入された被測定ガスの水分を凝縮させる。この冷却装置による冷却後のガス導入配管には気水分離器を接続し、当該配管内のガスとその水分が凝縮した水とを分離すると共に、この気水分離器により分離された水を回収容器に回収する。この回収容器の底部には回収された水分中のトリチウムから放射されるベータ線を検出する放射線検出部を設け、この放射線検出部により検出された放射線を放射線測定器により測定する。
【0025】
これによれば、ガス導入配管の内部にて効率よく被測定ガスの水分を凝縮して回収でき、しかも人為的に運搬したり当該回収水に近寄ったりする必要はなく、高効率且つ安全に連続的な放射線測定を行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0027】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るトリチウム測定装置の構成を示す図である。
【0028】
例えば原子力発電所における焼却設備の排気ダクト1を通して放出される排ガス2を、被測定ガス3としてサンプル配管4に導入し、ダストフィルタ5からコンプレッサ6を介し加圧して、冷却装置21によってその内部が冷却される水回収タンク22に供給する。
【0029】
水回収タンク22内の上部空間には、冷却装置21の一次冷却配管23が延長導入され、この一次冷却配管23の内部を冷却装置21により冷却された冷媒24が循環することで当該水回収タンク22の内部雰囲気が冷却される。
【0030】
水回収タンク22に導入された被測定ガス2(3)の水分は、当該ガス2(3)の冷却によって凝縮して液化され、この液化された水分は水回収タンク22の底面に回収水25として溜まる。水回収タンク22における冷却,液化サンプリング後の戻りガス9a〜9cは、前記排気ダクト1のサンプル位置よりも上流に戻される。
【0031】
水回収タンク22の底面は、その全面が例えばプラスチックシンチレータ26によって構成され、回収水25中にトリチウムが含まれている場合、このトリチウムから放射されるベータ線が当該シンチレータ26によって光に変換される。
【0032】
シンチレータ26によって得られた光は、当該シンチレータ26に密着された感光部(例えばフォトマル)27によって検出され、放射線カウンタ28によって計数される。
【0033】
また、水回収タンク22の下部側面には、前記シンチレータ26の配置された底面レベルに対応して第1排水バルブ29が設けられると共に、当該底面レベルから一定の高さの回収水レベルに対応して第2排水バルブ30が設けられる。
【0034】
第1排水バルブ29は、水回収タンク22内に溜まった回収水25に対し適宜のタイミングで放射線測定を行った後に当該回収水25を完全排水する際に開かれ、第2排水バルブ30は、水回収タンク22内の回収水25を一定の液面レベルに常時保ち常時測定を行う場合に開側に維持される。
【0035】
図2は前記第1実施形態のトリチウム測定装置における水回収タンク22部の構成を抜き出して示す図であり、同図(B)は一次冷却配管23のA−A線断面図、同図(C)は回収タンク壁面のB−B線断面図である。
【0036】
一次冷却配管23は、冷却効率向上のため熱伝導の良好な金属材料(銅,アルミ,ステンレスなど)からなり、図2(B)に示すように、その表面には耐食性材料(テフロンなど)によるコーティング31が施される。また、図2(C)に示すように、水回収タンク22の内壁面にも耐食性材料(テフロンなど)によるコーティング31が施される。
【0037】
図3は前記トリチウム測定装置の水回収タンク22の底部に設けられた放射線検出部のシンチレータ26としてプレート状プラスチックシンチレータ26Aを使用した場合の構成を示す図であり、同図(A)はプレート状プラスチックシンチレータ26Aの平面構成図、同図(B)はプレート状プラスチックシンチレータ26Aを使用した放射線検出部の側面構成図である。
【0038】
プレート状プラスチックシンチレータ26Aは、水回収タンク22の底面に対応する直径の円盤状のアクリル板の表面に対して、プラスチックプレート26a1,26a2,…を一定間隔のスリット状に垂直に一体立設または接着立設して構成される。そして、このプレート状プラスチックシンチレータ26Aは、そのプラスチックプレート26a1,26a2,…によって仕切られたスリットの方向P1,P2を、水回収タンク22における被測定ガス2(3)および回収水25の流れる方向に対応させて配置される。
【0039】
このような、プレート状プラスチックシンチレータ26Aの場合、回収水25に対するシンチレータ表面の接触面積を格段に広げることができ、回収水25内に捕集されたトリチウムからの放射ベータ線の飛程が短くても、当該放射線を効率よく検出することができる。
【0040】
図4は前記トリチウム測定装置の水回収タンク22の底部に設けられた放射線検出部のシンチレータ26として縦置きファイバ状プラスチックシンチレータ26Bを使用した場合の構成を示す図であり、同図(A)は縦置きファイバ状プラスチックシンチレータ26Bの平面構成図、同図(B)は縦置きファイバ状プラスチックシンチレータ26Bを使用した放射線検出部の側面構成図である。
【0041】
縦置きファイバ状プラスチックシンチレータ26Bは、水回収タンク22の底面に対応する直径の円盤状のアクリル板の表面に対して、プラスチックファイバ26b1,26b2,…を縦横に一定間隔で垂直に一体立設または接着立設して構成される。
【0042】
このような、縦置きファイバ状プラスチックシンチレータ26Bの場合でも、前記プレート状プラスチックシンチレータ26Aの場合と同様に、回収水25に対するシンチレータ表面の接触面積を格段に広げることができ、回収水25内に捕集されたトリチウムからの放射ベータ線の飛程が短くても、当該放射線を効率よく検出することができる。
【0043】
図5は前記トリチウム測定装置の水回収タンク22の底部に設けられた放射線検出部のシンチレータ26として横置きファイバ状プラスチックシンチレータ26Cを使用した場合の構成を示す図であり、同図(A)は横置きファイバ状プラスチックシンチレータ26Cの平面構成図、同図(B)はそのC−C線断面構成図である。
【0044】
横置きファイバ状プラスチックシンチレータ26Cは、水回収タンク22の底面に対応する直径の円盤状のアクリル板の表面に対して、プラスチックファイバ26c1,26c2,…を一定間隔で並列に一体または接着して設け構成される。
【0045】
このような、横置きファイバ状プラスチックシンチレータ26Cの場合でも、前記同様に、回収水25に対するシンチレータ表面の接触面積を格段に広げることができ、回収水25内に捕集されたトリチウムからの放射ベータ線の飛程が短くても、当該放射線を効率よく検出することができる。
【0046】
この横置きファイバ状プラスチックシンチレータ26Cの場合、各プラスチックファイバ26c1,26c2,…の終端に光電子増倍管などの感光部27a,27bを接続して、回収水25内に捕集されたトリチウムからの放射ベータ線により得られる光を検出し、これをプリアンプ32a,32bを介して放射線カウンタ28に接続し放射線測定を行う。
【0047】
すなわち、水回収タンク22の底面に配設されるシンチレータ26における回収水25と接触する表面全域を、前記プレート状プラスチックシンチレータ26Aの各プラスチックプレート26a1,26a2,…、あるいは縦置きファイバ状プラスチックシンチレータ26Bの各プラスチックファイバ26b1,26b2,…、あるいは横置きファイバ状プラスチックシンチレータ26Cの各プラスチックファイバ26c1,26c2,…によって、多数の凹凸により表面積を拡大したシンチレータ26とすることで、回収水25内に捕集されたトリチウムが放射するベータ線を効率よく検出することができ、その放射線測定を行うことができる。
【0048】
次に、前記第1実施形態の構成によるトリチウム測定装置の測定機能について説明する。
【0049】
図6は前記第1実施形態のトリチウム測定装置のコンピュータ制御による連続測定処理を示すフローチャートである。
【0050】
トリチウム測定装置において、被測定ガス2(3)に含まれるトリチウムからの放射ベータ線を連続測定したい場合には、第1排水バルブ29は閉じられ、第2排水バルブ(液位管理バルブ)30が開けられる(ステップA1)。
【0051】
この状態で、排気ダクト1からダストフィルタ5,コンプレッサ6を介して水回収タンク22内に排ガス2(被測定ガス3)が回収され(ステップA2)、冷却装置21によって冷却される(ステップA3)。
【0052】
この水回収タンク22内に回収された被測定ガス2(3)を冷却することによって当該ガスの水分を凝縮させて液化回収し回収水25として溜めると共に(ステップA4)、水分液化後の排ガスが戻りガス9aとして水回収タンク22から排出され、排気ダクト1に環流放出される(ステップA5)。
【0053】
このような水回収タンク22を中心とする排ガス2(被測定ガス3)の回収→冷却→液化→排出が繰り返されることで、当該水回収タンク22内の底面に回収水25が溜まり、その液位レベル(水位)が第2排水バルブ(液位管理バルブ)30の高さまで上昇してオーバフローレベルの定常状態になると、シンチレータ26を介して感光部27に検出される、回収水25内に捕集されたトリチウムからの放射線が、放射線カウンタ28によりカウントされて測定される(ステップA6→A7)。
【0054】
この後、前記回収水25の液位レベルが第2排水バルブ(液位管理バルブ)30の高さで定常的にオーバフローした状態での放射線測定が繰り返し行われ、必要な測定データが得られた後に測定終了される(ステップA8)。
【0055】
これにより、回収水25内に捕集されたトリチウムの放射線測定を常時安定して行うことができる。
【0056】
図7は前記第1実施形態のトリチウム測定装置のコンピュータ制御による間欠測定処理を示すフローチャートである。
【0057】
トリチウム測定装置において、被測定ガス2(3)に含まれるトリチウムからの放射ベータ線を任意のタイミングで間欠測定したい場合には、第1排水バルブ29および第2排水バルブ(液位管理バルブ)30ともに閉じられる。
【0058】
この状態で、排気ダクト1からダストフィルタ5,コンプレッサ6を介して水回収タンク22内に排ガス2(被測定ガス3)が回収され(ステップB1)、冷却装置21によって冷却される(ステップB2)。
【0059】
この水回収タンク22内に回収された被測定ガス2(3)を冷却することによって当該ガスの水分を凝縮させて液化回収し回収水25として溜めると共に(ステップB3)、水分液化後の排ガスが戻りガス9aとして水回収タンク22から排出され、排気ダクト1に環流放出される(ステップB4)。
【0060】
このような水回収タンク22を中心とする排ガス2(被測定ガス3)の回収→冷却→液化→排出が繰り返されることで、当該水回収タンク22内の底面に回収水25が溜まり、その液位レベル(水位)が予め設定された高さまで上昇すると(ステップB5)、シンチレータ26を介して感光部27に検出される、回収水25内に捕集されたトリチウムからの放射線が、放射線カウンタ28によりカウントされて測定される(ステップB6)。
【0061】
この後、前記第1排水バルブ29が開放されて全ての回収水25が排水され((ステップB7)、さらに次の間欠測定を行う場合には再び前記ステップB1からの処理が繰り返される(ステップB8→B1)。
【0062】
これにより、回収水25内に捕集されたトリチウムの放射線測定を適宜のタイミングで間欠的に行うことができる。
【0063】
したがって、前記第1実施形態の構成のトリチウム測定装置によれば、排気ダクト1から導入した被測定ガス2(3)を、水回収タンク22内に回収すると共に、当該タンク内雰囲気を冷却装置21からの一次冷却配管23によって冷却し、被測定ガス2(3)の水分を液化して当該タンク22の底部に回収する。すると、このタンク22の底面に配設されたシンチレータ26とその感光部27からなる放射線検出部によって前記回収水25内に捕集されたトリチウムからの放射ベータ線が検出され、放射線カウンタ28により測定されるので、トリチウムが捕集される可能性のある排ガス2(3)を凝縮して液化した水25を前記一次冷却配管23の外側での冷却,凝縮によって効率よく回収できるだけでなく、人為的に運搬したり当該回収水25に近寄ったりする必要はなく、高効率且つ安全に連続的な放射線測定を行うことができる。
【0064】
また、前記第1実施形態の構成のトリチウム測定装置によれば、腐食性の高い排ガス2(3)と接触する一次冷却配管23に、熱伝導の良好な金属材料を使用すると共に、当該一次冷却配管23の表面および水回収タンク22の内壁面に、テフロンなどの耐食性材料によるコーティング31を施してなるので、排ガス2(3)の冷却効率を維持しつつ、しかも各回収機器に腐食による不具合を生じさせずに、効率よく排ガス2(3)の液化,回収を行うことができる。
【0065】
さらに、前記第1実施形態の構成のトリチウム測定装置によれば、水回収タンク22の底面に配設されるシンチレータ26における回収水25と接触する表面全域を、図3におけるプレート状プラスチックシンチレータ26Aの各プラスチックプレート26a1,26a2,…、あるいは図4における縦置きファイバ状プラスチックシンチレータ26Bの各プラスチックファイバ26b1,26b2,…、あるいは図5における横置きファイバ状プラスチックシンチレータ26Cの各プラスチックファイバ26c1,26c2,…として、多数の凹凸により表面積を拡大したシンチレータ26としたので、回収水25内に捕集されたトリチウムが放射するベータ線を効率よく検出することができ、放射線測定を高効率に行うことができる。
【0066】
しかも、前記第1実施形態の構成のトリチウム測定装置によれば、水回収タンク22内の底面に回収される回収水25を全排水するための第1排水バルブ29と、この第1排水バルブ29を閉じた状態で前記回収水25の液位レベルを一定レベルでオーバフロー排水して維持するための第2排水バルブ30とを設けたので、当該各排水バルブ29,30の開閉制御に基づき回収水25の各液位レベルでの放射線測定を行うことで、その連続測定や間欠測定を必要に応じ切り換えて実施することができる。
【0067】
なお、前記第1実施形態では、水回収タンク22に対して全排水用の第1排水バルブ29と一定液位レベル維持用の第2排水バルブ30とを設け、各排水バルブ29,30の開閉制御を行うことで、放射線の連続測定と間欠測定とを必要に応じ切り換えて実施できる構成としたが、次の第2実施形態において説明するように、排水バルブを何ら設けることなく、高効率に回収した排ガス2(3)の回収水25から連続放射線測定が行える構成としてもよい。
【0068】
(第2実施形態)
図8は本発明の第2実施形態に係るトリチウム測定装置の構成を示す図である。
【0069】
この第2実施形態のトリチウム測定装置では、水回収タンク22に排ガス2(3)を導入する構成、水回収タンク22に導入された排ガス2(3)を冷却する構成、冷却された排ガス2(3)の水分を凝縮,液化させ水回収タンク22の底部に溜めて回収する構成、回収水25中に捕集されたトリチウムからの放射ベータ線を水回収タンク22の底面に設けたシンチレータ26と感光部27からなる放射線検出機構によって検出する構成、感光部27にて検出された放射線を放射線カウンタ28によって測定する構成のそれぞれと、シンチレータ26の詳細な構成については、前記第1実施例と同様の構成ため同一の符号を付してその説明を省略する。
【0070】
そして、この第2実施形態のトリチウム測定装置では、水回収タンク22における回収水25の一定の液位レベルに対応する位置に、冷却,凝縮後の戻りガス9aの排出および一定液位レベル以上の回収水25の排出を行うためのオーバフロー排出管33を設け、このオーバフロー排出管33には気水分離器34を接続する。
【0071】
オーバフロー排出管33を介して水回収タンク22から排出された気体Hと液体Lとは、気水分離器34によって分離され、戻りガス9aは上方から排気されて排気ダクト1に環流され、オーバフローした回収水25は下方から排水される。
【0072】
したがって、前記第2実施形態の構成のトリチウム測定装置によれば、前記第1実施形態のトリチウム測定装置と同様に、排ガス2(3)を効率よく凝縮させて回収できると共に、当該回収水25中に捕集されたトリチウムからの放射ベータ線を人為的関与を要さずに高効率に検出測定することができ、しかも全排水用のバルブや一定液位レベル維持用のバルブを何ら設けることなく、前記回収水25からの連続放射線測定を行うことができる。
【0073】
なお、前記第1実施形態および第2実施形態のそれぞれにおいて説明したトリチウム測定装置では、排気ダクト1からサンプリングされた被測定ガス2(3)を、冷却装置21からの一次冷却配管23によって内部雰囲気が冷却される水回収タンク22の内部空間に導入して冷却し、当該タンク22内で生じた凝縮,液化による回収水25に対して同タンク22内の底部に一体に設けた放射線検出機構によって放射線測定を行う構成としたが、次の第3実施形態において説明するように、排気ダクト1からサンプリングされた被測定ガス2(3)をサンプル配管4の内部においてそのまま凝縮,液化して回収する場合でも、人為的関与を要さずに回収水25に対する放射線の検出,測定が行える構成としてもよい。
【0074】
(第3実施形態)
図9は本発明の第3実施形態に係るトリチウム測定装置の構成を示す図であり、同図(A)はその全体構成図、同図(B)はそのサンプル配管4のD−D線断面図である。
【0075】
この第3実施形態のトリチウム測定装置では、排気ダクト1から被測定ガス2(3)を導入したサンプル配管4を、冷却装置35によって冷却される冷却水槽35a内にその上方から延長して取り込み、この冷却水槽35a内で冷却されるサンプル配管4の内部で被測定ガス2(3)の水分を結露,液化する。
【0076】
サンプル配管4は、図9(B)に示すように、熱伝導の良好な金属性の配管からなり、その内側面がテフロンなどの耐蝕材によってコーティング31される。
【0077】
冷却水槽35aの下方から外部へ導出されたサンプル配管4は、気水分離器34に接続され、前記排気ダクト1への戻りガス9aである気体Hと被測定ガス2(3)の液化後の回収水25である液体Lとに分離される。
【0078】
気水分離された回収水25は、モニタタンク36に回収される。このモニタタンク36の底面には、前記第1実施形態のトリチウム測定装置、および前記第2実施形態のトリチウム測定装置それぞれと同様に、シンチレータ26および感光部27からなる放射線検出部が設けられ、回収水25中に捕集されたトリチウムからの放射ベータ線が検出され、放射線カウンタ28によって測定される。
【0079】
なお、モニタタンク36の底部に一体にした放射線検出部のシンチレータ26については、前記第1実施形態と同様に、プレート状プラスチックシンチレータ26A(図3参照)、または縦置きファイバ状プラスチックシンチレータ26B(図4参照)、または横置きファイバ状プラスチックシンチレータ26C(図5参照)の何れを使用してもよく、回収水25中に捕集されたトリチウムからの飛程の短いベータ線も高効率に検出できるという同様の効果が得られる。
【0080】
また、モニタタンク36には、前記第1実施形態のトリチウム測定装置と同様に、回収水25を完全排水するための第1排水バルブ29が設けられると共に、回収水25の一定液位レベルに対応する位置に当該一定液位レベル以上にオーバフローした回収水25を排水するための第2排水バルブ30が設けられる。
【0081】
そして、前記第1排水バルブ29と第2排水バルブ30とは、前記第1実施形態と同様に開閉制御され、図6および図7で示したように、必要に応じて連続測定または間欠測定による放射線測定が実施される。
【0082】
このように構成した第3実施形態のトリチウム測定装置によれば、内側面が耐蝕材によりコーティング31された金属製のサンプル配管4そのものを冷却水槽35a内で冷却し、当該配管4内にて被測定ガス2(3)を結露,液化すると共に、その回収水25を気液分離器34を通してモニタタンク36に分離回収し、当該モニタタンク36に一体設置された放射線検出部(26,27)によって回収水25中に捕集されたトリチウムの放射ベータ線を検出するようにしたので、サンプル配管4の内部にて凍結の不具合なく高効率に被測定ガス2(3)の水分を液化回収でき、しかも人為的に運搬したり当該回収水25に近寄ったりする必要はなく、高効率で安全な連続放射線測定を行うことができる。
【0083】
しかも、各排水バルブ29,30の開閉制御に基づき回収水25の各液位レベルでの放射線測定を行うことで、その連続測定や間欠測定を必要に応じ切り換えて実施することができる。
【0084】
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
【0085】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に係る第1のトリチウム測定装置によれば、被測定ガスが導入される回収容器の内部に、冷却装置の一次冷却配管を配置して当該容器内部の雰囲気を冷却し、前記被測定ガスの水分を凝縮させる。前記回収容器の底部には凝縮させて回収された水分中のトリチウムから放射されるベータ線を検出する放射線検出部を設け、この放射線検出部により検出された放射線を放射線測定器により測定するので、被測定ガス中に含まれた水分を一次冷却配管の外側での冷却,凝縮によって効率よく回収できるだけでなく、人為的に運搬したり当該回収水に近寄ったりする必要はなく、高効率且つ安全に連続的な放射線測定を行うことができる。
【0086】
また、本発明の請求項6に係る第2のトリチウム測定装置によれば、被測定ガスが導入されるガス導入配管を、冷却装置によって外側から冷却し、当該配管内に導入された被測定ガスの水分を凝縮させる。この冷却装置による冷却後のガス導入配管には気水分離器を接続し、当該配管内のガスとその水分が凝縮した水とを分離すると共に、この気水分離器により分離された水を回収容器に回収する。この回収容器の底部には回収された水分中のトリチウムから放射されるベータ線を検出する放射線検出部を設け、この放射線検出部により検出された放射線を放射線測定器により測定するので、ガス導入配管の内部にて効率よく被測定ガスの水分を液化回収でき、しかも人為的に運搬したり当該回収水に近寄ったりする必要はなく、高効率且つ安全に連続的な放射線測定を行うことができる。
【0087】
よって、本発明によれば、人為的に関わることなく、被測定ガスの水分を効率よく回収し、連続的な放射線測定を行うことが可能になるトリチウム測定装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るトリチウム測定装置の構成を示す概略構成図。
【図2】図1に示した水回収タンクの構成を抜き出して示す要部拡大概略構成図であり、同図(B)は同図(A)のA−A線断面図、同図(C)は同図(A)のB−B線断面図。
【図3】図1に示した水回収タンクの底部に設けられた放射線検出部のシンチレータとしてプレート状プラスチックシンチレータを使用した場合の構成を示す図であり、同図(A)は平面構成図、同図(B)は側面構成図。
【図4】図1に示した水回収タンクの底部に設けられた放射線検出部のシンチレータの他の実施例として縦置きファイバ状プラスチックシンチレータを使用した場合の構成を示す図であり、同図(A)は平面構成図、同図(B)は側面構成図。
【図5】図1に示した水回収タンクの底部に設けられた放射線検出部のシンチレータの他の実施例として横置きファイバ状プラスチックシンチレータを使用した場合の構成を示す図であり、同図(A)は平面構成図、同図(B)は同図(A)のC−C線断面構成図。
【図6】前記第1実施形態のトリチウム測定装置のコンピュータ制御による連続測定処理を示すフローチャート。
【図7】前記第1実施形態のトリチウム測定装置のコンピュータ制御による間欠測定処理を示すフローチャート。
【図8】本発明の第2実施形態に係るトリチウム測定装置の構成を示す要部拡大概略構成図。
【図9】本発明の第3実施形態に係るトリチウム測定装置の構成を示す図であり、同図(A)はその全体構成図、同図(B)は同図(A)のD−D線断面図。
【図10】従来のトリチウム回収装置および回収されたトリチウムの放射線測定装置の構成を示す概略構成図。
【図11】図10に示した冷却装置の構成を示す図であり、同図(A)は概略構成図、同図(B)は同図(A)に示した細管の横断面図。
【符号の説明】
1…排気ダクト 2…排ガス 3…被測定ガス 4…サンプル配管
5…ダストフィルタ 6…コンプレッサ 9a〜9d…戻りガス
21…冷却装置 22…水回収タンク 23…一次冷却配管 24…冷媒
25…回収水 26…シンチレータ
26A…プレート状プラスチックシンチレータ
26a1,26a2,…プラスチックプレート
26B…縦置きファイバ状プラスチックシンチレータ
26C…横置きファイバ状プラスチックシンチレータ
26b1,26b2,26c1,26c2,…プラスチックファイバ
27…感光部 28…放射線カウンタ 29…第1排水バルブ
30…第2排水バルブ 31…耐蝕材コーティング 32…プリアンプ
33…オーバフロー排出管 34…気水分離器 35…冷却装置
35a…冷却水槽 36…モニタタンク

Claims (10)

  1. 被測定ガスが導入される回収容器と、
    この回収容器の内部に一次冷却配管を配置して当該容器内部の雰囲気を冷却し、前記被測定ガスの水分を凝縮させるための冷却装置と、
    前記回収容器の底部に設けられ、凝縮させて回収された水分中のトリチウムから放射されるベータ線を検出する放射線検出部と、
    この放射線検出部により検出された放射線を測定する放射線測定器と、
    を備えたことを特徴とするトリチウム測定装置。
  2. 前記冷却装置の一次冷却配管は、高熱伝導性の金属材料からなり、前記回収容器の内壁面および前記一次冷却配管の表面には、耐蝕性材料をコーティングしてなることを特徴とする請求項1に記載のトリチウム測定装置。
  3. 前記回収容器の底部に設けられた放射線検出部は、前記凝縮させて回収された水の溜まる容器底部に面した放射線検出面を凹凸状に形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトリチウム測定装置。
  4. 前記回収容器の底部に面した放射線検出面は、その表面に等間隔に凸状部を設けたプラテンチックシンチレータからなり、このプラスチックシンチレータの裏面に感光部を設けて放射線を検出することを特徴とする請求項3に記載のトリチウム測定装置。
  5. 前記回収容器の底部側面に設けられ、当該容器底部に回収された水を完全排水するための第1排水バルブと、
    前記回収容器の底部から一定の高さの側面に設けられ、当該容器底部に回収される一定液位レベル以上の水を排水する第2排水バルブと、
    前記第1排水バルブおよび第2排水バルブを開閉制御して前記回収容器底部の回収水レベルを調整すると共に、前記放射線測定器による放射線測定の開始または終了を制御する測定制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のトリチウム測定装置。
  6. 被測定ガスが導入されるガス導入配管と、
    このガス導入配管を外側から冷却し、当該配管内に導入された被測定ガスの水分を凝縮させるための冷却装置と、
    この冷却装置による冷却後のガス導入配管に接続され、当該配管内のガスとその水分が凝縮した水とを分離する気水分離器と、
    この気水分離器により分離された水を回収する回収容器と、
    この回収容器の底部に設けられ、回収された水分中のトリチウムから放射されるベータ線を検出する放射線検出部と、
    この放射線検出部により検出された放射線を測定する放射線測定器と、
    を備えたことを特徴とするトリチウム測定装置。
  7. 前記ガス導入配管は、高熱伝導性の金属材料からなり、その内側面には耐蝕性材料をコーティングしてなることを特徴とする請求項6に記載のトリチウム測定装置。
  8. 前記回収容器の底部に設けられた放射線検出部は、前記回収された水の溜まる容器底部に面した放射線検出面を凹凸状に形成したことを特徴とする請求項6または請求項7に記載のトリチウム測定装置。
  9. 前記回収容器の底部に面した放射線検出面は、その表面に等間隔に凸状部を設けたプラテンチックシンチレータからなり、このプラスチックシンチレータの裏面に感光部を設けて放射線を検出することを特徴とする請求項8に記載のトリチウム測定装置。
  10. 前記回収容器の底部側面に設けられ、当該容器底部に回収された水を完全排水するための第1排水バルブと、
    前記回収容器の底部から一定の高さの側面に設けられ、当該容器底部に回収される一定液位レベル以上の水を排水する第2排水バルブと、
    前記第1排水バルブおよび第2排水バルブを開閉制御して前記回収容器底部の回収水レベルを調整すると共に、前記放射線測定器による放射線測定の開始または終了を制御する測定制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項6乃至請求項9の何れか1項に記載のトリチウム測定装置。
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