JP2005016892A - ヒートパイプ封止装置および封止方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一つの方向に沿って近接離隔して開閉する開閉部を備え、前記開閉部によって、密閉されたコンテナの脱気・注液口を気密に挟持するチャック機構部と、
前記チャック機構部の上端部に備えられ、前記脱気・注液口を気密に挟持したまま前記チャック機構部を可動状態で支持する可動支持部と、
前記脱気・注液口が気密に挟持された前記コンテナの所定部位を封止するカシメ手段とを備えたヒートパイプ封止装置。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、板型ヒートパイプの密閉されたコンテナを得るための封止装置、および、封止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両の快適性に対するニーズの高まりに伴い、車両に搭載される電装品は増加する傾向にある。具体的には、例えば、オーディオ、ナビゲーション、テレビ、電動アンテナ、エアコン、リヤウインドウヒータ、シートヒータ、パワーシート、サスペンションの硬さ制御装置等の様々な電装品が車両に搭載されるようになっている。
【0003】
これらの電装品への電源供給は、エンジンルームのバッテリ近傍等に取り付けられた電気接続箱を経由して供給される。なお、電気接続箱には、ワイヤハーネスのボディとの短絡時やモータ等の負荷の故障時に車両火災の発生を阻止するヒューズや、運転席近傍の操作スイッチ等と連動して電装品への電源供給を制御するリレー等が搭載されている。
【0004】
電気接続箱として一般的に知られているものは、例えば、銅板を打ち抜いて折り曲げたバスバーを互いに接触しないようにプラスチック板間にそれぞれ配置し、且つヒューズやリレーを取り付けた構造を有している。しかし、近年、投資コストの削減、製品の小型化や設計変更の容易化等の要請から、例えば、バスバーの回路部の大部分を金属芯入りプリント基板で置換えた電気接続箱が提案されている。
上述した金属芯入りプリント基板から発生する熱の効率的な処理が要請されるようになり、板型ヒートパイプが用いられるようになってきた。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−38485号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
板型ヒートパイプは、密封された空洞部を備えており、その空洞部に収容された作動流体の相変態と移動により熱の輸送が行われる。熱の一部は、ヒートパイプを構成する容器(コンテナ)を直接伝わって運ばれるが、大部分の熱は、作動流体による相変態と移動によって移動される。
【0007】
ヒートパイプの吸熱側において、発熱電子部品から伝わった熱は、ヒートパイプを構成する容器(コンテナ)の材質中を熱伝導して伝わってきた熱により、作動流体が蒸発し、その蒸気がヒートパイプの放熱側に移動する。放熱側では、作動流体の蒸気は冷却され再び液相状態に戻る。そして、液相に戻った作動流体は再び吸熱側に移動(還流)する。このような作動流体の相変態や移動によって、熱の移動がなされる。
【0008】
ヒートパイプ内の作動流体としては通常、水や水溶液、アルコール、その他有機溶剤等が使用される。特殊な用途としては水銀を作動流体に用いる場合もある。前述したようにヒートパイプは内部の作動流体の相変態等の作用を利用するものであるので、密封された内部への作動流体以外のガス等の混入をなるべく避けるように製造されることになる。このような混入物は、通常、製造途中に混入する大気(空気)や作動流体中に溶在している炭酸ガス等である。
【0009】
図7は、従来のコンテナの封止方法を説明する図である。通常、コンテナ110の脱気・注液を行う脱気・注液口116を所定の位置に形成する。このように形成された脱気・注液口を通って、コンテナ内が真空引きされ、作動液が封入された状態において、脱気・注液口の近傍の所定部位において、コンテナがカシメられて、封止される。なお、パッドおよびバックアップによって、コンテナを挟持し、脱気・注液口に押し当てられたパッドによって、脱気・注液が行われる。
【0010】
図7に示すように、コンテナの脱気・注液口付近をパッドおよびバックアップによって気密に挟持した状態で、カシメ手段によって脱気・注液口の下部の所定部位をカシメると、カシメ位置において、コンテナが屈曲する場合がある。コンテナが屈曲すると、気密な状態で接触しているパッドと脱気・注液口との間に間隙が生じて、空気が密閉されたコンテナの中に混入する。その結果、ヒートパイプの信頼性が低下するという問題点が生じる。
従って、この発明の目的は、カシメによってコンテナが屈曲しても、気密な状態で接触しているパッドと脱気・注液口との間に間隙が生じることがない、信頼性の高いヒートパイプの封止装置および封止方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上述した従来の問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた。その結果、一つの方向に沿って近接離隔して開閉する開閉部を備え、開閉部によって、密閉されたコンテナの脱気・注液口を気密に挟持するチャック機構部と、チャック機構部の上端部に備えられ、脱気・注液口を気密に挟持したままチャック機構部を可動状態で支持する可動支持部と、脱気・注液口が気密に挟持されたコンテナの所定部位を封止するカシメ手段とを備えることによって、カシメによって、例え、コンテナが屈曲しても、脱気・注液口を気密に挟持したチャック機構がそれに対応して動くので、脱気・注液口が気密に保たれることができることが判明した。
【0012】
この発明は、上記知見に基づいてなされたものであって、この発明のヒートパイプ封止装置の第1の態様は、一つの方向に沿って近接離隔して開閉する開閉部を備え、前記開閉部によって、密閉されたコンテナの脱気・注液口を気密に挟持するチャック機構部と、
前記チャック機構部の上端部に備えられ、前記脱気・注液口を気密に挟持したまま前記チャック機構部を可動状態で支持する可動支持部と、
前記脱気・注液口が気密に挟持された前記コンテナの所定部位を封止するカシメ手段とを備えたヒートパイプ封止装置である。
【0013】
この発明のヒートパイプ封止装置の第2の態様は、前記開閉部が、密閉されたコンテナの脱気・注液口に気密に当接されるパッド部と、前記コンテナの前記脱気・注液口の反対側の部位に当接され、前記パッド部と共に前記コンテナを挟持するバックアップ部とからなっている、ヒートパイプ封止装置である。
【0014】
この発明のヒートパイプ封止装置の第3の態様は、前記チャック機構部が、前記パッド部および前記バックアップ部を前記コンテナの長手方向に直交する方向に沿ってそれぞれスライドさせるパッド支持部およびバックアップ支持部と、スライドする前記パッド支持部および前記バックアップ支持部を収容する本体部を備えている、ヒートパイプ封止装置である。
【0015】
この発明のヒートパイプ封止装置の第4の態様は、前記パッド支持部は、前記コンテナの長手方向に直交する方向に沿ってスライドするスライド部と、前記パッド部と接続するスライド部と平行な水平部と、前記スライド部と前記水平部とを接続する垂直部とからなっており、前記バックアップ支持部は、前記コンテナの長手方向に直交する方向に沿ってスライドするスライド部と、前記バックアップ部と接続する、スライド部と平行な水平部と、前記スライド部と前記水平部とを接続する垂直部とからなっている、ヒートパイプ封止装置である。
【0016】
この発明のヒートパイプ封止装置の第5の態様は、前記パッド支持部および前記バックアップ支持部は、対称的に作動して、前記パッド部と前記バックアップ部が前記コンテナを挟持する、ヒートパイプ封止装置である。
【0017】
この発明のヒートパイプ封止装置の第6の態様は、前記可動支持部は、前記カシメ手段によって、前記脱気・注液口が気密に挟持された密閉されたコンテナの前記所定部位を封止したときの前記チャック機構部の自在の移動が可能な状態で、前記チャック機構部を支持している、ヒートパイプ封止装置である。
【0018】
この発明のヒートパイプ封止装置の第7の態様は、前記可動支持部が、弾性体からなっているヒートパイプ封止装置である。
【0019】
この発明のヒートパイプ封止装置の第8の態様は、前記可動支持部が、機械的に可動な複数の部材からなっている、ヒートパイプ封止装置である。
【0020】
この発明のヒートパイプ封止装置の第9の態様は、前記パッド部の前記脱気・注液口との当接部にOリングを備えている、ヒートパイプ封止装置である。
【0021】
この発明のヒートパイプ封止方法の第1の態様は、2枚の板材を重ねあわせ、周辺部を接合して形成したコンテナの一方の板材に脱気・注液口を形成し、
前記脱気・注液口を、前記コンテナの長手方向に直交する方向に沿って気密に挟持し、
前記コンテナの前記脱気・注液口を気密に挟持したまま、前記コンテナの動きを吸収しながら、前記コンテナの所定部位を封止する、ヒートパイプの封止方法である。
【0022】
この発明のヒートパイプ封止方法の第2の態様は、前記コンテナの動きは、前記コンテナの封止に伴うコンテナの曲がりからなっており、前記コンテナの曲がりの吸収を、前記脱気・注液口を挟持している部位を傾斜させて行う、ヒートパイプの封止方法である。
【0023】
この発明のヒートパイプ封止方法の第3の態様は、前記脱気・注液口を挟持する部位の傾斜を、挟持する部位を円軌道上に移動させて行う、ヒートパイプの封止方法である。
【0024】
【発明の実施の形態】
この発明のヒートパイプ封止装置およびヒートパイプ封止方法の態様について図面を参照しながら詳細に説明する。
この発明のヒートパイプの封止装置の1つの態様は、一つの方向に沿って近接離隔して開閉する開閉部を備え、開閉部によって、密閉されたコンテナの脱気・注液口を気密に挟持するチャック機構部と、チャック機構部の上端部に備えられ、脱気・注液口を気密に挟持したままチャック機構部を可動状態で支持する可動支持部と、脱気・注液口が気密に挟持されたコンテナの所定部位を封止するカシメ手段とを備えたヒートパイプ封止装置である。
【0025】
上述した開閉部が、密閉されたコンテナの脱気・注液口に気密に当接されるパッド部と、コンテナの脱気・注液口の反対側の部位に当接され、パッド部と共にコンテナを挟持するバックアップ部とからなっている。更に、上述したチャック機構部が、パッド部およびバックアップ部をコンテナの長手方向に直交する方向に沿ってそれぞれスライドさせるパッド支持部およびバックアップ支持部と、スライドするパッド支持部およびバックアップ支持部を収容する本体部を備えている。
【0026】
更に、上述したパッド支持部は、コンテナの長手方向に直交する方向に沿ってスライドするスライド部と、パッド部と接続するスライド部と平行な水平部と、スライド部と水平部とを接続する垂直部とからなっており、バックアップ支持部は、コンテナの長手方向に直交する方向に沿ってスライドするスライド部と、バックアップ部と接続する、スライド部と平行な水平部と、スライド部と水平部とを接続する垂直部とからなっている。
【0027】
図1は、この発明のヒートパイプ封止装置の開閉部が開いた状態を示す概略平面図である。図1に示すように、この発明のヒートパイプの封止装置1は、開閉部22によって、密閉されたコンテナ10の脱気・注液口16を気密に挟持するチャック機構部20と、チャック機構部20の上端部に備えられ、脱気・注液口16を気密に挟持したままチャック機構部20を可動状態で支持する可動支持部7と、脱気・注液口16が気密に挟持されたコンテナ10の所定部位17を封止するカシメ手段21とを備えている。
【0028】
即ち、上述した開閉部22が、密閉されたコンテナ10の脱気・注液口16に気密に当接されるパッド部5と、コンテナ10の脱気・注液口16の反対側の部位に当接され、パッド部5と共にコンテナ10を挟持するバックアップ部6とからなっている。更に、上述したチャック機構部20が、パッド部5およびバックアップ部6をコンテナ10の長手方向に直交する方向(即ち、開閉部の開閉方向に平行な方向)に沿ってそれぞれスライドさせるパッド支持部24およびバックアップ支持部23と、スライドするパッド支持部24およびバックアップ支持部23を収容する本体部2を備えている。
【0029】
更に、上述したパッド支持部24は、コンテナ10の長手方向に直交する方向(即ち、開閉部の開閉方向に平行な方向)に沿ってスライドするスライド部12と、パッド部5と接続するスライド部12と平行な水平部14と、スライド部12と水平部14とを接続する垂直部4とからなっており、バックアップ支持部23は、コンテナ10の長手方向に直交する方向(即ち、開閉部の開閉方向に平行な方向)に沿ってスライドするスライド部11と、バックアップ部6と接続する、スライド部11と平行な水平部13と、スライド部11と水平部13とを接続する垂直部3とからなっている。
【0030】
開閉部22は、上述したスライド部11、12の水平方向に沿うスライドによって、一つの方向、例えば水平方向、に沿って、コンテナに対して近接・離隔して開閉する。
可動支持部7は、チャック機構部20の上端部に備えられ、脱気・注液口17を気密に挟持したままチャック機構部20を可動状態で支持する。即ち、可動支持部7を支点として、チャック機構部20が、円弧を描くように移動する。
【0031】
図2は、この発明のヒートパイプ封止装置の開閉部が閉じた状態を示す概略平面図である。図2に示すように、パッド支持部24のスライド部12と、バックアップ支持部23のスライド部11とが、開閉部の開閉方向と平行な方向に沿って、本体部2に向かってスライドして、開閉部22のパッド部5が密閉されたコンテナ10の脱気・注液口16に気密に当接され、開閉部22のバックアップ部6が脱気・注液口16の反対側の部位に当接され、コンテナが気密な状態でパッド部とバックアップ部によって挟持される。
【0032】
この状態においては、チャック機構部は、概ね垂直な位置に保たれて、可動支持部7によって支持されている。なお、上述したように脱気・注液口16が気密に挟持されたコンテナ10の、脱気・注液口16の近傍で下方の所定部位17がカシメられる。カシメ手段21は、バックアップ9と刃部8とからなっており、例えば、脱気・注液口16が位置する側の面をバックアップによって支持し、刃部を水平方向に移動して所定の力を付与して、脱気・注液口16の下方の部位を、脱気・注液口が気密に挟持された状態で、カシメる。
【0033】
図3は、この発明のヒートパイプ封止装置の概略側面図である。
図3に示すように、チャック機構部20が、可動支持部7によって支持されている。コンテナは、脱気・注液口が上方に位置するように配置され、チャック機構部の開閉部によって、気密に挟持されている。
チャック機構部20は、図2において説明したように、パッド支持部のスライド部と、バックアップ支持部のスライド部とが、開閉部の開閉方向と平行な方向に沿って、本体部2に向かってスライドして、開閉部のパッド部が密閉されたコンテナ10の脱気・注液口16に気密に当接され、開閉部のバックアップ部6が脱気・注液口16の反対側の部位に当接され、コンテナが気密な状態でパッド部とバックアップ部によって挟持される。更に、図3に示すヒートパイプ封止装置においては、チャック機構部20は、コンテナが気密な状態でパッド部とバックアップ部によって挟持された状態で、その上端部に位置する可動支持部7を支点として、図3の紙面と垂直な面に沿って円弧を描くように、移動することができる。
【0034】
図4は、この発明のヒートパイプ封止装置の開閉部が閉じた状態においてカシメによってコンテナが屈曲した場合の状況を示す概略平面図である。図2を参照して説明したように、パッド支持部のスライド部と、バックアップ支持部のスライド部とが、開閉部の開閉方向と平行な方向に沿って、本体部2に向かってスライドして、開閉部のパッド部が密閉されたコンテナ10の脱気・注液口16に気密に当接され、開閉部のバックアップ部6が脱気・注液口16の反対側の部位に当接され、コンテナが気密な状態でパッド部とバックアップ部によって挟持される。
【0035】
次いで、このように、コンテナが気密な状態でパッド部とバックアップ部によって挟持された状態で、脱気・注液口16が位置する側の面をバックアップによって支持し、刃部を水平方向に移動して所定の力を付与して、脱気・注液口16の下方の部位を、脱気・注液口が気密に挟持された状態で、カシメる。その際、コンテナがカシメ部付近において、屈曲すると、チャック機構部20は、コンテナ10が気密な状態でパッド部5とバックアップ部6によって挟持された状態で、可動支持部7を支点として、円弧を描くように、図中の左側に矢印で示すように移動する。その結果、コンテナは屈曲するけれども、脱気・注液口16は、パッド部5とバックアップ部6によって気密に挟持されたままである。従って、気密な状態で接触しているパッドと脱気・注液口との間に間隙が生じることはなく、空気が密閉されたコンテナの中に混入することはない。
【0036】
図5は、コンテナの脱気・注液口、カシメ部位を示す図である。図5(a)は、コンテナの端部の脱気・注液口が設けられている、パッド部が接する側を示し、図5(b)は、バックアップ部が接する側を示す。図5に示すように、板型ヒートパイプ10の一方の端部における一方の板材に脱気・注液口16が設けられている。脱気・注液口16にはパッド部が気密状態で当接される。脱気・注液口16の近傍の下方にカシメが施される部位が位置する。上述したように、コンテナの所定部位がカシメられた後、A−A’線に沿って切断・溶接される。
【0037】
図6は、パッド部およびバックアップ部からなる開閉部が、コンテナの屈曲に伴って移動する状態を説明する図である。図6に示すように、パッド部5が密閉されたコンテナ10の脱気・注液口16に気密に当接され、開閉部のバックアップ部6が脱気・注液口16の反対側の部位に当接され、コンテナ10が気密な状態でパッド部5とバックアップ部6によって挟持された状態では、コンテナは概ね垂直方向に位置している。次いで、このようにコンテナ10が気密な状態でパッド部5とバックアップ部6によって挟持された状態で、カシメ手段によって、脱気・注液口の近傍下部17をカシメる際に、コンテナがカシメ部において屈曲しても、開閉部が、屈曲するコンテナと共に、矢印で示すように、円弧を描いて移動する。
【0038】
図6から明らかなように、例え、コンテナがカシメ部において屈曲しても、パッド部は脱気・注液口に密着し、バックアップ部は脱気・注液口の反対側の部位に密着している。このように、コンテナの屈曲を、パッド部およびバックアップ部からなる開閉部の移動が正確に追随して、吸収するので、気密な状態で接触しているパッドと脱気・注液口との間に間隙が生じることはなく、空気が密閉されたコンテナの中に混入することはない。
なお、開閉部を備えたチャック機構部が、同一面内で円弧を描きながら移動する態様について説明したが、コンテナのカシメ部における屈曲がねじりを伴って生じても、開閉部がそれに対応して回転することによって、コンテナの屈曲を吸収することができる機能を可動支持部は備えていてもよい。
【0039】
この発明のヒートパイプ封止装置においては、上述したように、パッド支持部およびバックアップ支持部は、対称的に作動して、パッド部とバックアップ部がコンテナを挟持する。更に、可動支持部は、カシメ手段によって、脱気・注液口が気密に挟持された密閉されたコンテナの所定部位を封止したときのチャック機構部の自在の移動が可能な状態で、チャック機構部を支持している。可動支持部が、弾性体からなっているヒートパイプ封止装置である。可動支持部が、機械的に可動な複数の部材からなっている、ヒートパイプ封止装置であってもよい。更に、気密性を高めるために、パッド部の脱気・注液口との当接部にOリングを備えてもよい。
【0040】
次に、この発明のヒートパイプの封止方法を説明する。この発明のヒートパイプ封止方法の1つの態様は、2枚の板材を重ねあわせ、周辺部を接合して形成したコンテナの一方の板材に脱気・注液口を形成し、脱気・注液口を、コンテナの長手方向に直交する方向に沿って気密に挟持し、コンテナの脱気・注液口を気密に挟持したまま、コンテナの動きを吸収しながら、コンテナの所定部位を封止する、ヒートパイプの封止方法である。即ち、この発明のヒートパイプの封止方法において、コンテナの動きは、コンテナの封止に伴うコンテナの曲がりからなっており、コンテナの曲がりの吸収を、脱気・注液口を挟持している部位を傾斜させて行う。更に、脱気・注液口を挟持する部位の傾斜を、挟持する部位を円軌道上に移動させて行う。
【0041】
その一端部が封止されるヒートパイプを、平面型ヒートパイプを例にして説明する。例えば、平面型ヒートパイプの上板材にスペーサ上材がろう付け等によって接合され、更に、平面型ヒートパイプの下板材にスペーサ下材がろう付け等によって接合されている電気接続箱において使用される平面方ヒートパイプがある。平面型ヒートパイプの上板材および下板材はろう付け等によって接合され、その中に作動液が封入された密閉された空洞部を形成している。
【0042】
即ち、このようにヒートパイプを形成することによって、スペーサ上材、平面型ヒートパイプの上板材、平面型ヒートパイプの下板材、スペーサ下材が一体的に形成され、スペーサ上材と、平面型ヒートパイプの上板材との間の熱抵抗を小さくすることができ、更に、平面型ヒートパイプの下板材とスペーサ下材との間の熱抵抗を小さくすることができる。
【0043】
このように形成された、ヒートパイプと一体的に形成されたスペーサ上材の上方には、基板が当接され、固定される。基板の下方には、複数の電極(リード端子)が下方に向かって突き出している。スペーサ上材は所定の厚さを有していることが必要である。
【0044】
スペーサ上材には、プリント基板面から突出する電気部品端子凸部との接触を避けるための、凸部に対応した凹部(または開口部)が設けられている。なお、ヒートパイプには、耐圧強度を高めるためのエンボス加工が施されていてもよい。
スペーサ上材および下材は、熱伝導性に優れた部材、例えば、アルミニウム、その他の金属材料からなっている。スペーサ上材および下材の材質は、ヒートパイプの上板材、下板材と同一材質が好ましい。
【0045】
更に、板型ヒートパイプは、金属芯入りプリント基板の少なくとも一部に当接し、前記プリント基板面から突出する電気部品端子凸部との接触を避けるための、前記凸部に対応した凹部を一方の面に有し、他方の面がコンテナの内壁を形成する板材によって形成された、その中に作動液が封入されている密閉されたコンテナからなる板型ヒートパイプであってもよい。
【0046】
即ち、凹部を一方の面に有し、他方の面がコンテナの内壁を形成する板材が、それぞれ、前記コンテナを形成する上板材および下板材である、板型ヒートパイプであってもよい。
この発明のヒートパイプのコンテナの材質は、銅またはアルミニウム等の熱伝導の良好な金属を使用することができる。偏平状に加工するため、加工性に優れたアルミニウム材が好ましい。ウイックは偏平状ヒートパイプのコンテナと同一材質の部材を使用することができる。作動液は、ヒートパイプのコンテナの材質との適合性に応じて、水、代替フロン、フロリナートを使用する。
【0047】
更に、この発明の板型ヒートパイプにおいて、コンテナ内にウイックが設けられていてもよい。
なお、この発明のヒートパイプの封止装置は、板型ヒートパイプだけでなく、一端部に脱気・注液口を設け、開閉部によって挟持が可能なヒートパイプに広く適用することができる。
【0048】
上述したように、この発明においては、チャック機構部は、パッド部およびバックアップ部からなる開閉部を備えており、開閉部によってヒートパイプを掴むように固定され、更に、チャック機構部の上端部には、チャック機構部の開閉部が閉じた状態で自由に動くことができる可動支持部が設けられているので、コンテナをカシメた場合にも、開閉部が閉じてパッド部が脱気・注液口に密着した状態で動くので、リークが発生しない。即ち、チャック機構部は、カシメによるコンテナの曲がり方向への自由度を有している。パッド部およびバックアップ部からなる開閉部においては、パッド部が脱気・注液口に押し付けられる力が大きいので、パッド部と脱気・注液口との間に間隙が生じ難い。従って、リークによる非凝縮性ガスの量を著しく少なくすることができる。
【0049】
【発明の効果】
上述したように、この発明によると、カシメによってコンテナが屈曲しても、気密な状態で接触しているパッドと脱気・注液口との間に間隙が生じることがない、信頼性の高いヒートパイプの封止装置および封止方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明のヒートパイプ封止装置の開閉部が開いた状態を示す概略平面図である。
【図2】図2は、この発明のヒートパイプ封止装置の開閉部が閉じた状態を示す概略平面図である。
【図3】図3は、この発明のヒートパイプ封止装置の概略側面図である。
【図4】図4は、この発明のヒートパイプ封止装置の開閉部が閉じた状態においてカシメによってコンテナが屈曲した場合の状況を示す概略平面図である。
【図5】図5は、コンテナの脱気・注液口、カシメ部位を示す図である。
【図6】図6は、パッド部およびバックアップ部からなる開閉部が、コンテナの屈曲に伴って移動する状態を説明する図である。
【図7】図7は、従来のコンテナの封止方法を説明する図である。
【符号の説明】
1.ヒートパイプの封止装置
2.本体部
3、4.垂直部
5.パッド部
6.バックアップ部
7.可動支持部
8.刃部
9.バックアップ
10.コンテナ
11.スライド部
12.スライド部
13、14.水平部
15.連絡部
16.脱気・注液口
17.カシメ部位
20.チャック機構部
21.カシメ手段
22.開閉部
23.バックアップ支持部
24.パッド支持部
Claims (7)
- 一つの方向に沿って近接離隔して開閉する開閉部を備え、前記開閉部によって、密閉されたコンテナの脱気・注液口を気密に挟持するチャック機構部と、
前記チャック機構部の上端部に備えられ、前記脱気・注液口を気密に挟持したまま前記チャック機構部を可動状態で支持する可動支持部と、
前記脱気・注液口が気密に挟持された前記コンテナの所定部位を封止するカシメ手段とを備えたヒートパイプ封止装置。 - 前記開閉部が、密閉されたコンテナの脱気・注液口に気密に当接されるパッド部と、前記コンテナの前記脱気・注液口の反対側の部位に当接され、前記パッド部と共に前記コンテナを挟持するバックアップ部とからなっている、請求項1に記載のヒートパイプ封止装置。
- 前記チャック機構部が、前記パッド部および前記バックアップ部を前記コンテナの長手方向に直交する方向に沿ってそれぞれスライドさせるパッド支持部およびバックアップ支持部と、スライドする前記パッド支持部および前記バックアップ支持部を収容する本体部を備えている、請求項2に記載のヒートパイプ封止装置。
- 前記パッド支持部は、前記コンテナの長手方向に直交する方向に沿ってスライドするスライド部と、前記パッド部と接続するスライド部と平行な水平部と、前記スライド部と前記水平部とを接続する垂直部とからなっており、前記バックアップ支持部は、前記コンテナの長手方向に直交する方向に沿ってスライドするスライド部と、前記バックアップ部と接続する、スライド部と平行な水平部と、前記スライド部と前記水平部とを接続する垂直部とからなっている、請求項3に記載のヒートパイプ封止装置。
- 2枚の板材を重ねあわせ、周辺部を接合して形成したコンテナの一方の板材に脱気・注液口を形成し、
前記脱気・注液口を、前記コンテナの長手方向に直交する方向に沿って気密に挟持し、
前記コンテナの前記脱気・注液口を気密に挟持したまま、前記コンテナの動きを吸収しながら、前記コンテナの所定部位を封止する、ヒートパイプの封止方法。 - 前記コンテナの動きは、前記コンテナの封止に伴うコンテナの曲がりからなっており、前記コンテナの曲がりの吸収を、前記脱気・注液口を挟持している部位を傾斜させて行う、請求項5に記載のヒートパイプの封止方法。
- 前記脱気・注液口を挟持する部位の傾斜を、挟持する部位を円軌道上に移動させて行う、請求項6に記載のヒートパイプの封止方法。
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