JP2005011169A - プロセスイベント発生履歴の表示方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】監視装置3は、プロセスデータの履歴であるトレンドが表示対象とする時間領域をオペレータの要求に応じて設定する手段と、設定された時間領域内で各アイコンが受け持つ割当期間を時間領域の長さであるタイムスパンに応じて決定する手段と、ある割当期間内で発生した同一種類のイベントをこの割当期間を受け持つ1つのアイコンで代表させる俯瞰表示、あるいはイベントとアイコンとが1対1で対応する詳細表示のうちいずれか一方をタイムスパンに応じて選択して運転監視画面を作成する手段と、運転監視画面を表示する手段とを有している。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラント等の運転状態を監視するプロセス監視システムに係り、特にプロセス監視システムの監視装置で表示する運転監視画面内にプロセスイベントの発生履歴を表示する表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、プラント等の運転状態を監視するため、プラントの計測器から入力された計測値についてその履歴を表示するトレンド表示が行われ、プロセスアラーム等のイベントについてはその発生を通知するイベント表示が行われている。これらの計測値とイベントとはそれぞれが重要な上に密接に関連していることが多く、プロセスアラーム等のイベントが発生した原因を調べるには、イベントと計測値とを突き合わせる必要がある。しかし、この突き合わせ作業は、イベントの発生時刻を調べて、この発生時刻に対応する計測値をトレンド表示させるといった繁雑な作業が必要になる。そこで、出願人は、トレンド画面にイベント情報も同時に表示するプロセスイベント情報の表示方法を提案した(例えば、特許文献1参照)。なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−134154号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1で提案した表示方法によれば、トレンドの表示中にイベントの発生状況をアイコンで確認することができる。しかしながら、この表示方法では、図9の運転監視画面200で示すように、表示対象とする時間領域が長くなると、表示すべきアイコン201(イベント)の数も多くなるので、運転監視画面内にアイコンが入りきらない恐れがあった。
【0005】
また、特許文献1で提案した表示方法では、所定の検索条件に合致したイベントのみがアイコン表示されるように設定することができるが、アイコンが画面内にうまく収まるようにするためには、検索条件の設定内容に常に注意しなければならないという問題点があった。さらに、機器の追加等のシステム構成の変更により、表示するイベント情報が変更になったり、運転当初は表示していなかったイベント情報の表示が必要になったりするなど、現場での運転が始まってからの変更は多々起こり得る。したがって、表示するイベントを検索条件で絞り込む方法では、これらの変更が生じる度に検索条件も変更しなければならず、作業が煩雑になるという問題点があった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、表示するイベントを減らすための検索条件を設定することなく、イベントの発生を表すアイコンを画面内に収めて適切に表示することができるプロセスイベント発生履歴の表示方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、計測値の履歴であるトレンドを運転監視画面に表示すると共に、トレンドが表示対象とする時間領域である表示対象期間内でイベントが発生したとき、このイベントの内容を表すアイコンを前記トレンド上の該イベントが発生した時間位置に表示するプロセスイベント発生履歴の表示方法において、前記表示対象期間をオペレータの要求に応じて設定する設定手順と、前記設定された表示対象期間内で各アイコンが受け持つ割当期間を前記表示対象期間の長さであるタイムスパンに応じて決定する決定手順と、ある割当期間内で発生した同一種類のイベントをこの割当期間を受け持つ1つのアイコンで代表させる俯瞰表示、あるいはイベントとアイコンとが1対1で対応する詳細表示のうちいずれか一方を前記タイムスパンに応じて選択して前記運転監視画面を作成する作成手順と、前記作成した運転監視画面を表示する表示手順とを有するものである。
また、本発明のプロセスイベント発生履歴の表示方法の1構成例において、前記作成手順は、前記タイムスパンが所定のしきい値より長い場合は前記俯瞰表示を選択し、前記タイムスパンが前記しきい値以下の場合は前記詳細表示を選択するようにしてもよい。
また、本発明のプロセスイベント発生履歴の表示方法の1構成例は、オペレータの要求に応じて特定のイベントを検索する検索手順を有し、前記作成手順は、前記検索したイベントの発生日時が前記表示対象期間の中心に位置するように前記運転監視画面を作成するようにしてもよい。
また、本発明のプロセスイベント発生履歴の表示方法の1構成例において、前記設定手順は、オペレータの要求に応じて異なる種類の計測値にそれぞれ独立に前記表示対象期間を設定し、前記決定手順は、計測値の種類毎に前記割当期間を決定し、前記作成手順は、計測値の種類毎に前記運転監視画面を作成し、前記表示手順は、オペレータの要求に応じて前記計測値の種類毎の運転監視画面を切替表示するようにしてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態となるプロセスイベント発生履歴の表示方法を適用したプロセス監視システムのブロック図である。
プロセス監視システムは、プラント等に設置された図示しないフィールド機器(例えばスイッチ、バルブ、ポンプ、圧力計、流量計、温度計等)を制御すると共に、フィールド機器から例えば圧力、液量、温度等の計測値(プロセスデータ)を取得するコントローラ1と、コントローラ1から計測値を収集するサーバ装置2と、オペレータの指示に応じてコントローラ1やサーバ装置2に指令を与えると共にプラントの運転監視画面を編集作成する監視装置3と、運転操作やパラメータ設定のためのキーボードやマウス等の入力装置4と、監視装置3からの画像データを受けて運転監視画面を表示する表示装置5とから構成される。
【0009】
図2はサーバ装置2と監視装置3の構成を示すブロック図である。
サーバ装置2は、コントローラ1からフィールド機器の計測値を収集するデータ収集部21と、収集した計測値を記憶するデータ記憶部22とを有する。
一方、監視装置3は、入力装置4を通じてオペレータの要求を受け付けるデータ要求受付部31と、サーバ装置2のデータ記憶部22からデータを取得して蓄積するデータ蓄積部32と、運転監視画面を作成する演算部33と、演算部33で作成された運転監視画面を表示装置5に表示させるデータ表示部34とを有する。
【0010】
データ蓄積部32は、トレンドが表示対象とする時間領域である表示対象期間内のデータを収集する手段を構成し、演算部33は、前記表示対象期間をオペレータの要求に応じて設定する設定手段と、設定された表示対象期間内で各アイコンが受け持つ割当期間を表示対象期間の長さであるタイムスパンに応じて決定する決定手段と、後述する俯瞰表示あるいは詳細表示のうちいずれか一方をタイムスパンに応じて選択して運転監視画面を作成する作成手段とを構成し、データ表示部34および表示装置5は、運転監視画面を表示する表示手段を構成している。
【0011】
サーバ装置2と監視装置3の構成は、それぞれ演算装置、記憶装置およびインタフェースを備えたコンピュータとこれらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。なお、本実施の形態では、サーバ装置2と監視装置3とを別々に設けているが、これらを一体化してもよい。
【0012】
以下、本実施の形態のプロセス監視システムの動作について説明する。図3は監視装置3の動作を示すフローチャートである。
プラントの状態を表す計測値は、サーバ装置2のデータ収集部21によって例えば一定時間ごとにコントローラ1から収集され、データ記憶部22に格納される。また、データ収集部21は、プロセスアラーム等のイベントが発生した場合、このイベントのデータをデータ記憶部22に格納する。
【0013】
監視装置3のデータ要求受付部31は、入力装置4を通じてオペレータの要求を受けると、この要求をデータ蓄積部32に渡す。
データ蓄積部32は、オペレータの要求に対応する運転監視画面に必要なデータ(計測値とイベントデータ)を既に蓄積しているかどうか判断し(図3ステップS1)、必要なデータを蓄積している場合には、このデータとオペレータの要求とを演算部33に送る。また、データ蓄積部32は、運転監視画面に必要なデータを蓄積していない場合、必要なデータをサーバ装置2のデータ記憶部22から取得して蓄積すると共に、取得したデータとオペレータの要求とを演算部33に送る(ステップS2)。
【0014】
次に、演算部33は、データ蓄積部32から渡されたデータとオペレータの要求とに基づいて、オペレータの要求に対応する運転監視画面を作成し、作成した運転監視画面の画像データをデータ表示部34に出力する(ステップS3)。
データ表示部34を通じて表示装置5に画像データが出力されることにより、表示装置5に例えば図4のような運転監視画面100が表示される(ステップS4)。
【0015】
運転監視画面100には、各計測値の履歴をグラフで表現したトレンド101が表示される。トレンド101の横軸は時間、縦軸は計測値の目盛りである。図4の例では、2003年5月23日の15時7分49秒から23時7分49秒までの表示対象期間における計測値P0.PV,P1.PVの履歴が表示されている。つまり、データ蓄積部32は、オペレータが2003年5月23日の15時7分49秒から23時7分49秒までの表示対象期間を指定して運転監視画面の表示を要求すると、この表示対象期間のデータをサーバ装置2のデータ記憶部22から取得して、演算部33が運転監視画面100を作成する。
【0016】
また、演算部33は、指定された表示対象期間内でイベントが発生した場合、すなわちデータ蓄積部32から渡されたデータの中にイベントデータが存在する場合、イベントの内容を表すアイコンがトレンド上の該イベントが発生した時間位置に表示されるように運転監視画面100を作成する。こうして、イベントの発生を表すアイコンがトレンド101上に表示される。
【0017】
図4の例では、プロセスアラーム、システムアラーム、システムイベント、オペレータチェンジ、メッセージといったイベントが発生したことが分かる。つまり、アイコン102は、ある計測値が所定のしきい値を超えた等のプロセスアラームが発生したことを示し、アイコン103は、システムの異常を知らせるシステムアラームが発生したことを示す。また、アイコン104は、システムの状態を報告するシステムイベントが発生したことを示し、アイコン105は、プロセス監視システムに対するオペレータの操作履歴(例えば任意の制御ループに対する目標値の変更等)を示すオペレータチェンジイベントが発生したことを示し、アイコン106は、シーケンス(プログラム)の中である状態に達したとき又はあるフェーズに達したときに表示されるようにオペレータが予め設定したメッセージが当該状態又はフェーズの到来により発生したことを示している。メッセージは、例えばある工程がスタートしたとき「×××が開始しました」と表示したり、工程が終わったとき「×××が終了しました」と表示したり、ある部分でオペレータの手動操作を必要とするときに「○○○をスタートして下さい」と表示したりする使い方が一般的である。また、イベントとしては、図4に示した以外にも、シーケンスイベントやユーザ定義イベントがある。シーケンスイベントは、シーケンス(プログラム)の状態を報告する(例えば、シーケンスが何らかの原因で止まった場合にシーケンスが止まったことを報告する)イベントであり、ユーザ定義イベントは、ある計測値が予め設定されたしきい値を超えたとき、オペレータが設定したメッセージを表示させるイベントである。
【0018】
ところで、運転監視画面で表示するタイムスパンが長くなると、それに伴って表示すべきイベントの件数も多くなるので、イベントとアイコンとが1対1で対応している表示方法では運転監視画面内にアイコンが入りきらない恐れがある。
【0019】
そこで、本実施の形態では、表示すべきイベントの件数が増加する可能性がある場合、すなわちタイムスパンが長い場合、ある割当期間内で発生した同一種類のイベントをこの割当期間を受け持つ1つのアイコンで代表させる俯瞰表示を用いることにより、アイコンの数を低減している。つまり、図4の運転監視画面100では、タイムスパンが8時間と長いので、俯瞰表示を用いてアイコンを表示している。
【0020】
このように、俯瞰表示のアイコンは、ある瞬間に起こったイベントだけを代表するのではなく、このアイコンが受け持つ割当期間内に起こったイベントを代表するものである。各アイコンに割り当てる割当期間は、タイムスパンに応じて決定される。すなわち、運転監視画面(トレンド101)の大きさと各アイコンの大きさとは既知の値なので、タイムスパンが決まると、運転監視画面の1行に表示可能なアイコンの最大個数が決まる。この最大個数でタイムスパンを割れば、1列のアイコンに割り当てる割当期間が決まる。監視装置3の演算部33は、ある割当期間内で発生した同一種類のイベントについては、この割当期間を受け持つ1つのアイコンが代表するように運転監視画面を作成する。
【0021】
俯瞰表示においても、アイコンの割当期間内に種類の異なる複数のイベントが発生した場合には、図柄の異なる複数のアイコンが同じ時間位置に1列に並ぶことになる。しかし、本実施の形態においてはイベントの種類は前述のようにプロセスアラーム、システムアラーム、システムイベント、オペレータチェンジ、メッセージ、シーケンスイベントおよびユーザ定義イベントの7種類しかないので、アイコンは7種類しかなく、同じ時間位置に1列に並ぶアイコンの数は最大で7個である。したがって、従来の表示方法のように、表示するイベントを減らすための検索条件を設定することなく、アイコンの数を低減することができる。
【0022】
監視装置3の演算部33は、オペレータが入力装置4を操作して特定のアイコンをクリックすると、この選択されたアイコンの近傍に図4に示したツールヒント107を表示させ、このツールヒント107内に、選択されたアイコンに対応するイベントの件数とこれらイベントのうち代表的なものの詳細データとを表示する。これにより、オペレータは、イベントの発生頻度を知ることができる。
【0023】
また、オペレータは、入力装置4を操作して運転監視画面のタイムスパンを任意に変更することができる。監視装置3は、オペレータからタイムスパンの変更要求を受けると、前述の図3で説明した処理を行い、タイムスパンを変更した図5のような運転監視画面100aを表示する。
【0024】
図5の例では、2003年5月23日の18時59分50秒から19時00分34秒までの表示対象期間でアイコン103,104が表示されている。図5の場合、図4の場合よりもタイムスパンが短く、表示すべきイベントの件数が少なくなるので、詳細表示に変わっている。詳細表示においても、各アイコンが受け持つ割当期間の決定は俯瞰表示の場合と同様に行われ、ある割当期間内でイベントが発生した場合、この割当期間を受け持つアイコンがトレンド上の該割当期間の位置に表示されるように運転監視画面が作成されるが、詳細表示のアイコンとイベントとは1対1で対応している。
【0025】
俯瞰表示から詳細表示あるいは詳細表示から俯瞰表示に変わるタイムスパンのしきい値を本実施の形態の場合では1分としており、図5の例ではタイムスパンが44秒なので、詳細表示が行われる。この図5の例は、図4の破線部を時間的に拡大した例を示している。一般に、しきい値は、イベント間の時間間隔とアイコンの大きさとを考慮して、アイコンとイベントとを1対1で表示してもアイコン同士が重ならないように設定するとよい。
詳細表示においても、図4で説明したツールヒントを表示させることができる。このとき、ツールヒントに対応するイベントは1つだけである。つまり、詳細表示では、各イベントの詳細なデータの確認が容易となる。
【0026】
こうして、本実施の形態では、俯瞰表示と詳細表示とを運転監視画面のタイムスパンに応じて切り替えるようにしたので、アイコンを運転監視画面内に収めて適切に表示することができる。
【0027】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態のプロセス監視システムにおいて、オペレータは、入力装置4を操作して図6のような検索画面200を呼び出すことができる。オペレータは、検索画面200上で、チェックボックス201をオンにして検索対象のイベントを指定する。検索対象のイベントを指定した後、オペレータは、右側の「検索条件」と表示されたタブ202内に検索条件を入力し、「OK」と表示されたボタン203をクリックする。図6の例では、識別番号(ユニットID)が「X105−STRIKE」以降のフィールド機器についてプロセスアラームが発生した場合を検索している。
【0028】
監視装置3の演算部33は、オペレータの要求に応じて検索画面200を表示装置5に表示させる。そして、演算部33は、検索画面200のボタン203がクリックされると、サーバ装置2のデータ記憶部22に蓄積されたイベントデータの中から検索条件に該当するイベントを検索して、検索したイベントの発生日時を中心とする表示対象期間内のデータ(計測値とイベントデータ)をデータ記憶部22から取得し、このイベントの発生日時が表示対象期間の中心に位置するように運転監視画面を作成して表示装置5に表示させる。このときの表示対象期間は、直前の運転監視画面の表示対象期間のままでもよいし、検索前にオペレータが指定してもよい。こうして、特定のプロセスイベントを検索して、その発生履歴を表示させることができる。
【0029】
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、2種類の計測値P0.PV,P1.PVに同一の表示対象期間を設定して計測値P0.PV,P1.PVのイベント発生履歴を同一の運転監視画面に表示させているが、異なる種類の計測値にそれぞれ独立に表示対象期間を設定して計測値の種類毎に運転監視画面を作成し、これらの運転監視画面を切替表示するようにしてもよい。
【0030】
図7の運転監視画面100bでは、2003年5月23日の18時37分49秒から19時37分49秒までの表示対象期間でP0.PVに関する計測値履歴とイベント発生履歴(アイコン102〜106)とを表示させており、図8の運転監視画面100cでは、2003年4月26日の17時46分48秒から18時46分48秒までの表示対象期間でP1.PVに関する計測値履歴とイベント発生履歴(アイコン102〜104)とを表示させている。
【0031】
図7には、計測値P1.PVの履歴も重ねて表示されているが、これは計測値P1.PVに対して設定された2003年4月26日の17時46分48秒から18時46分48秒までの表示対象期間の履歴である。同様に、図8には、計測値P0.PVの履歴も重ねて表示されているが、これは計測値P0.PVに対して設定された2003年5月23日の18時37分49秒から19時37分49秒までの表示対象期間の履歴である。ただし、イベント発生履歴については、選択された計測値に関するもののみが表示される。
【0032】
計測値P0.PVまたはP1.PVのうちどちらを選択するかは、運転監視画面下部のボタン108または109によって決めることができる。オペレータが入力装置4を操作して「P0.PV」と表示されたボタン108をクリックすると、計測値P0.PVが選択されたことになり、監視装置3の演算部33は、図7の運転監視画面100bを表示装置5に表示させる。また、オペレータが「P1.PV」と表示されたボタン109をクリックすると、計測値P1.PVが選択されたことになり、演算部33は、図8の運転監視画面100cを表示装置5に表示させる。
こうして、異なる種類の計測値についてそれぞれ独立に表示対象期間を設定して、表示対象期間を切り替えながらイベント発生履歴を比較することが可能になる。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、表示対象期間内で各アイコンが受け持つ割当期間を表示対象期間の長さであるタイムスパンに応じて決定し、ある割当期間内で発生した同一種類のイベントをこの割当期間を受け持つ1つのアイコンで代表させる俯瞰表示、あるいはイベントとアイコンとが1対1で対応する詳細表示のうちいずれか一方をタイムスパンに応じて選択して運転監視画面を作成するようにしたので、設定されたタイムスパンが長く、それに伴い表示すべきイベントの件数が増える場合には、俯瞰表示を選択することでアイコンの数を低減することができる。その結果、表示するイベントを減らすための検索条件を設定することなく、アイコンを運転監視画面内に収めて適切に表示することができる。また、設定されたタイムスパンが短く、表示すべきイベントの件数が少なくなる場合には、詳細表示を選択することで各イベントの詳細なデータの確認が容易となる。
【0034】
また、オペレータの要求に応じて特定のイベントを検索し、検索したイベントの発生日時が表示対象期間の中心に位置するように運転監視画面を作成することにより、特定のプロセスイベントを検索して、その発生履歴を表示させることができる。
【0035】
また、オペレータの要求に応じて異なる種類の計測値にそれぞれ独立に表示対象期間を設定し、計測値の種類毎に運転監視画面を作成して、オペレータの要求に応じて計測値の種類毎の運転監視画面を切替表示することにより、表示対象期間を切り替えながらイベント発生履歴を比較することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態となるプロセスイベント発生履歴の表示方法を適用したプロセス監視システムのブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるサーバ装置と監視装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における監視装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態における運転監視画面の1例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における運転監視画面の他の例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における検索画面の1例を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態における運転監視画面の1例を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態における運転監視画面の他の例を示す図である。
【図9】従来の表示方法の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1…コントローラ、2…サーバ装置、3…監視装置、4…入力装置、5…表示装置、21…データ収集部、22…データ記憶部、31…データ要求受付部、32…データ蓄積部、33…演算部、34…データ表示部。
Claims (4)
- 計測値の履歴であるトレンドを運転監視画面に表示すると共に、トレンドが表示対象とする時間領域である表示対象期間内でイベントが発生したとき、このイベントの内容を表すアイコンを前記トレンド上の該イベントが発生した時間位置に表示するプロセスイベント発生履歴の表示方法において、
前記表示対象期間をオペレータの要求に応じて設定する設定手順と、
前記設定された表示対象期間内で各アイコンが受け持つ割当期間を前記表示対象期間の長さであるタイムスパンに応じて決定する決定手順と、
ある割当期間内で発生した同一種類のイベントをこの割当期間を受け持つ1つのアイコンで代表させる俯瞰表示、あるいはイベントとアイコンとが1対1で対応する詳細表示のうちいずれか一方を前記タイムスパンに応じて選択して前記運転監視画面を作成する作成手順と、
前記作成した運転監視画面を表示する表示手順とを有することを特徴とするプロセスイベント発生履歴の表示方法。 - 請求項1記載のプロセスイベント発生履歴の表示方法において、
前記作成手順は、前記タイムスパンが所定のしきい値より長い場合は前記俯瞰表示を選択し、前記タイムスパンが前記しきい値以下の場合は前記詳細表示を選択することを特徴とするプロセスイベント発生履歴の表示方法。 - 請求項1記載のプロセスイベント発生履歴の表示方法において、
オペレータの要求に応じて特定のイベントを検索する検索手順を有し、
前記作成手順は、前記検索したイベントの発生日時が前記表示対象期間の中心に位置するように前記運転監視画面を作成することを特徴とするプロセスイベント発生履歴の表示方法。 - 請求項1記載のプロセスイベント発生履歴の表示方法において、
前記設定手順は、オペレータの要求に応じて異なる種類の計測値にそれぞれ独立に前記表示対象期間を設定し、
前記決定手順は、計測値の種類毎に前記割当期間を決定し、
前記作成手順は、計測値の種類毎に前記運転監視画面を作成し、
前記表示手順は、オペレータの要求に応じて前記計測値の種類毎の運転監視画面を切替表示することを特徴とするプロセスイベント発生履歴の表示方法。
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