JP2005010895A - 情報処理装置、画像処理装置、情報処理装置制御プログラム、画像処理装置制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、画像処理装置、情報処理装置制御プログラム、画像処理装置制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Daisuke Yoshida
大輔 吉田
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Abstract

【課題】印刷対象の元画像データの印刷の開始を高速化し、全体の印刷作業を高速化すること。
【解決手段】印刷対象の文字データが画像処理装置において文字データを印刷可能な印刷文字データに変換可能な文字データの種類である内蔵フォントであるか否かを判別する内蔵フォント判別手段(B4B)と、印刷対象の文字データが内蔵フォントである場合に、印刷対象の文字データを印刷する前に、使用頻度の高い文字データの印刷文字データを前記フォントキャッシュメモリ(M1b)に一時記憶するように指定するプリキャッシュ指定データを記憶するプリキャッシュ指定データ記憶手段(B4C)と、印刷対象の文字データを送信する前に、前記プリキャッシュ指定データを送信データとして画像処理装置に送信するデータ送信手段(B5)とを備えた情報処理装置(H)。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷対象の元画像データを送信する情報処理装置、受信した元画像データを印刷する画像処理装置、前記情報処理装置を制御する情報処理装置制御プログラム、前記画像処理装置を制御する画像処理装置制御プログラム及び前記情報処理装置制御プログラムまたは画像処理装置制御プログラムを記録した記録媒体に関する。
特に、文字データを含む元画像データを送信する画像処理装置及び前記画像処理装置を制御する画像処理装置制御プログラム、前記文字データを変換した印刷可能な印刷文字データを一時記憶するフォントキャッシュを備えた画像処理装置及び前記画像処理装置を制御する画像処理装置制御プログラム、前記情報処理装置制御プログラムまたは画像処理装置制御プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷対象の元画像データを送信する情報処理装置(パソコン、ワークステーション等)と、前記情報処理装置から送信された元画像データを受信して印刷を行う画像処理装置(プリンタ、複合機等)とを有する従来のプリントシステムにおいて、前記元画像に含まれる文字データを印刷する際にフォントの種類に応じて、情報処理装置で文字データを印刷可能な印刷文字データに変換して送信する場合と、文字を識別する文字コードを送信して前記文字コードに応じた印刷文字データを画像処理装置内部で作成して印刷する場合がある(特許文献1、特許文献2参照)。
以下、本明細書において、前記画像処理装置で文字コードから印刷文字データを作成するフォント(文字の形状)をデバイスフォント(または、プリンタ内蔵フォント)と記載し、情報処理装置で印刷文字データに変換するフォントをダウンロードフォント(または、プリンタ非内蔵フォント、パソコン内蔵フォント)と記載する。
【0003】
前記デバイスフォントを備えた画像処理装置では、デバイスフォントの文字データを印刷する場合、フォント名、(文字データの大きさ)及び文字コードを送信することで、印刷文字データを作成し、印刷する。前記デバイスフォントの文字データを印刷する場合に、全ての文字データを変換すると印刷に時間がかかる。したがって、特許文献2記載の技術のように、一度作成した印刷文字データをフォントキャッシュメモリに記憶し、同じ文字データを印刷する場合に、変換処理を実行せず、フォントキャッシュメモリから印刷文字データを読み出すことによって、印刷処理を高速化することが従来から行われている。
【0004】
【特許文献1】特開平10−202959号公報(段落番号「0018」〜「0029」、第1図、第4図)
【特許文献2】特開2002−120418号公報(段落番号「0002」、「0011」〜「0017」)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記フォントキャッシュメモリを使用する従来技術では、印刷処理対象の文字データに対応する印刷文字データが、フォントキャッシュメモリに記憶されていなければ、印刷処理が高速化されない。したがって、複数ページの元画像データの最初の数ページでは、フォントキャッシュメモリに記憶されている印刷文字データが少なく、変換処理を多数回実行しなければならないので、印刷開始まで時間がかかるという問題がある。
【0006】
前述の事情に鑑み、本発明は、印刷対象の元画像データの印刷の開始を高速化し、全体の印刷作業を高速化することを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
次に、前記課題を解決するために案出した本発明(第1発明〜第4発明)を説明するが、本発明の要素には、後述の実施の形態の要素との対応を容易にするため、実施の形態の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。
また、本発明を後述の実施の形態の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施の形態に限定するためではない。
【0008】
(第1発明)
前記技術課題を解決するために、第1発明の情報処理装置(H)は、
受信した文字データを印刷可能な印刷文字データに変換し且つ前記印刷文字データをフォントキャッシュメモリ(M1b)に一時記憶する文字データ処理手段(C4A)を有する画像処理装置(U)に対して、前記文字データを含む印刷対象の元画像データを送信する情報処理装置(H)において、
前記画像処理装置(U)において前記文字データを前記印刷文字データに変換可能な文字データの種類である内蔵フォントを記憶する内蔵フォント情報記憶手段(B4A)と、
印刷対象の文字データが前記内蔵フォントであるか否かを判別する内蔵フォント判別手段(B4B)と、
印刷対象の前記文字データが前記内蔵フォントである場合に、前記印刷対象の文字データを印刷する前に、印刷対象の前記文字データと同一の内蔵フォントの前記文字データのうち、使用頻度の高い文字データの印刷文字データを前記フォントキャッシュメモリ(M1b)に一時記憶するように指定するプリキャッシュ指定データを記憶するプリキャッシュ指定データ記憶手段(B4C)と、
前記印刷対象の文字データを送信する前に、前記プリキャッシュ指定データを送信データとして前記画像処理装置(U)に送信するデータ送信手段(B5)と、
を備えたことを特徴とする。
【0009】
(第1発明の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の情報処理装置(H)では、内蔵フォント情報記憶手段(B4A)は、前記画像処理装置(U)において前記文字データを前記印刷文字データに変換可能な文字データの種類である内蔵フォントを記憶する。内蔵フォント判別手段(B4B)は、印刷対象の文字データが前記内蔵フォントであるか否かを判別する。プリキャッシュ指定データ記憶手段(B4C)は、印刷対象の前記文字データが前記内蔵フォントである場合に、前記印刷対象の文字データを印刷する前に、印刷対象の前記文字データと同一の内蔵フォントの前記文字データのうち、使用頻度の高い文字データの印刷文字データを前記フォントキャッシュメモリ(M1b)に一時記憶(キャッシュ)するように指定するプリキャッシュ指定データを記憶する。データ送信手段(B5)は、前記印刷対象の文字データを送信する前に、前記プリキャッシュ指定データを送信データとして前記画像処理装置(U)に送信する。
【0010】
したがって、画像処理装置(U)で印刷文字データの作成が可能なプリンタ内蔵フォントの文字データを印刷する場合に、元画像データを送信する前に、プリキャッシュ指定データを送信することによって、使用頻度の高い文字データの印刷文字データをフォントキャッシュメモリ(M1b)に前もってキャッシュ(プリキャッシュ)させることができる。この結果、元画像データを画像処理装置(U)に送信した場合に、フォントキャッシュメモリ(M1b)に使用頻度の高い文字データがプリキャッシュされているので、変換処理回数を減らすことができ、速やかに元画像データの最初のページの印刷を開始できる。したがって、印刷開始が高速化されるので、印刷作業全体の作業速度を高速化できる。
【0011】
(第1発明の形態1)
また、前記第1発明の情報処理装置(H)は、
前記使用頻度の高い文字データをプリキャッシュ文字データとして記憶するプリキャッシュ文字データ記憶手段(B3A3a)と、
前記プリキャッシュ指定データを前記画像処理装置(U)に送信する際に、前記プリキャッシュ指定データと共に前記プリキャッシュ文字データを前記送信データとして送信する前記データ送信手段(B5)と、
を備えることも可能である。
【0012】
(第1発明の形態1の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態1の情報処理装置(H)では、プリキャッシュ文字データ記憶手段(B3A3a)は、前記使用頻度の高い文字データをプリキャッシュ文字データとして記憶する。そして、前記データ送信手段(B5)は、前記プリキャッシュ指定データを前記画像処理装置(U)に送信する際に、前記プリキャッシュ指定データと共に前記プリキャッシュ文字データを前記送信データとして送信する。
したがって、フォントキャッシュでプリキャッシュする使用頻度の高い文字データ(プリキャッシュ文字データ)を情報処理装置(H)から送信することによって、画像処理装置(U)は、受信したプリキャッシュ文字データをフォントキャッシュにプリキャッシュすればよい。したがって、プリキャッシュする文字データを情報処理装置(H)から送信するプリキャッシュ文字データによって指定することができる。また、画像処理装置(U)がプリキャッシュする文字データを記憶する必要がなくなり、画像処理装置(U)の構成を簡素化できる。
【0013】
(第1発明の形態2)
また、前記第1発明の形態1の情報処理装置(H)は、
前記プリキャッシュ文字データとして平仮名の文字データを記憶する前記プリキャッシュ文字データ記憶手段(B3A3a)、
を備えることができる。
(第1発明の形態2の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態2の情報処理装置(H)では、前記プリキャッシュ文字データ記憶手段(B3A3a)は、前記プリキャッシュ文字データとして平仮名の文字データを記憶する。したがって、日本語の文書等を印刷する場合に、送り仮名や助詞等として使用されるため使用頻度の高い平仮名をプリキャッシュ文字データとして記憶しているので、日本語の文書の印刷を高速化できる。
【0014】
(第1発明の形態3)
また、前記第1発明及び第1発明の形態1、2のいずれかの情報処理装置(H)は、
前記内蔵フォントを選択するためのフォント選択画像(11)を表示するフォント選択画像表示手段(A4)と、
前記フォント選択画像(11)においてユーザが前記内蔵フォントを選択した場合に、前記プリキャッシュ指定データを送信用データとして前記画像処理装置(U)に送信する前記データ送信手段(B5)と、
を備えることも可能である。
【0015】
(第1発明の形態3の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態3の情報処理装置(H)では、フォント選択画像表示手段(A4)は、前記内蔵フォントを選択するためのフォント選択画像(11)を表示する。そして、前記フォント選択画像(11)においてユーザが前記内蔵フォントを選択した場合に、前記データ送信手段(B5)は、前記プリキャッシュ指定データを送信用データとして前記画像処理装置(U)に送信する。
従って、ユーザが内蔵フォントを明示的に選択した場合、前記内蔵フォントで印刷される可能性が高いので、ユーザが内蔵フォントを選択した場合に(即ち、文字データを送信する前に)、プリキャッシュ指定データを送信しておくことによって、ユーザが印刷の実行を指定した場合に、既に使用頻度の高い印刷文字データをプリキャッシュした状態にしておくことができる。この結果、印刷作業を高速化できる。
【0016】
(第1発明の形態4)
また、前記第1発明及び第1発明の形態1〜3のいずれかの情報処理装置(H)は、
前記元画像データの印刷の前に、印刷される印刷画像をユーザが確認するためのプレビュー画像(9)を表示するプレビュー画像表示手段(A3)と、
前記元画像データの前記文字データが前記内蔵フォントである場合には、前記プレビュー画像(9)を表示する際に、前記プリキャッシュ指定データを前記画像処理装置(U)に送信する前記データ送信手段(B5)と、
を備えることができる。
【0017】
(第1発明の形態4の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態4の情報処理装置(H)では、プレビュー画像表示手段(A3)は、前記元画像データの印刷の前に、印刷される印刷画像をユーザが確認するためのプレビュー画像(9)を表示する。前記データ送信手段(B5)は、前記元画像データの前記文字データが前記内蔵フォントである場合には、前記プレビュー画像(9)を表示する際に、前記プリキャッシュ指定データを前記画像処理装置(U)に送信する。
したがって、ユーザがプレビュー画像(9)を表示して、印刷画像を確認しているので、文字データのフォントを再設定せずに、元画像データを印刷する可能性が高い。したがって、プレビュー画像(9)が表示される際に(即ち、文字データが送信される前に)、プリキャッシュ指定データを送信することによって、ユーザが印刷の実行を指定した場合に、既に使用頻度の高い印刷文字データをプリキャッシュした状態にしておくことができる。この結果、印刷作業を高速化できる。
【0018】
(第2発明)
また、前記課題を解決するために、第2発明の画像処理装置(U)は、
文字データを含む印刷対象の元画像データや画像処理装置(U)の動作を制御する動作制御データとを含む送信データを受信データとして記憶する受信データ記憶手段(C2)と、
前記文字データを印刷可能な印刷画像データに変換する印刷文字データ作成手段(C4A4)と、
変換後の前記印刷文字データを一時記憶するフォントキャッシュメモリ(M1b)と、
印刷対象の文字データが画像処理装置(U)で前記印刷文字データに変換可能な文字データの種類である内蔵フォントである場合に、前記文字データを印刷する前に、印刷対象の前記文字データと同一の内蔵フォントの前記文字データのうち、使用頻度の高い文字データの印刷文字データを前記フォントキャッシュメモリ(M1b)に一時記憶するように指定するプリキャッシュ指定データを、前記動作制御データとして受信した場合に、前記使用頻度の高い文字データをプリキャッシュ用印刷文字データとしての印刷文字データに変換する前記印刷文字データ作成手段(C4A4)と、
前記プリキャッシュ印刷文字データとしての前記印刷文字データを一時記憶する前記フォントキャッシュメモリ(M1b)と、
前記プリキャッシュ印刷文字データを印刷しない文字データ処理手段(C4A)と、
を備えたことを特徴とする。
【0019】
(第2発明の作用)
前記構成要件を備えた第2発明の画像処理装置(U)では、受信データ記憶手段(C2)は、文字データを含む印刷対象の元画像データや画像処理装置(U)の動作を制御する動作制御データとを含む送信データを受信データとして記憶する。印刷文字データ作成手段(C4A4)は前記文字データを印刷可能な印刷画像データに変換する。フォントキャッシュメモリ(M1b)は、変換後の前記印刷文字データを一時記憶する。印刷対象の文字データが画像処理装置(U)で前記印刷文字データに変換可能な文字データの種類である内蔵フォントである場合に、前記文字データを印刷する前に、印刷対象の前記文字データと同一の内蔵フォントの前記文字データのうち、使用頻度の高い文字データの印刷文字データを前記フォントキャッシュメモリ(M1b)に一時記憶するように指定するプリキャッシュ指定データを、前記動作制御データとして受信した場合に、前記印刷文字データ作成手段(C4A4)は、前記使用頻度の高い文字データをプリキャッシュ用印刷文字データとしての印刷文字データに変換する。そして、前記フォントキャッシュメモリ(M1b)は、前記プリキャッシュ印刷文字データとしての前記印刷文字データを一時記憶し、文字データ処理手段(C4A)は、前記プリキャッシュ印刷文字データを印刷しない。
【0020】
したがって、第2発明の画像処理装置(U)は、プリキャッシュ指定データを受信した場合に、使用頻度の高い文字データをプリキャッシュ用印刷文字データに変換してフォントキャッシュメモリ(M1b)に前もって記憶している(プリキャッシュしている)。この結果、印刷対象の文字データを受信した場合に、前記フォントキャッシュメモリ(M1b)に記憶されたプリキャッシュ用印刷文字データを使用して印刷を実行できる。即ち、文字データを印刷文字データに変換する処理の回数を減らすことができ、速やかに印刷を開始することができ、全体の印刷作業を高速化できる。
また、第2発明の画像処理装置(U)では、プリキャッシュ文字データを印刷しないので、無駄な印刷によるトナーまたはインクの消費や、用紙の無駄を防止できる。
【0021】
(第3発明)
前記技術的課題を解決するために、第3発明の情報処理装置制御プログラム(AP+P1)は、
受信した文字データを印刷可能な印刷文字データに変換し且つ前記印刷文字データをフォントキャッシュメモリ(M1b)に一時記憶するフォント処理手段を有する画像処理装置(U)に対して、前記文字データを含む印刷対象の元画像データを送信する情報処理装置(H)を、
前記画像処理装置(U)において前記文字データを前記印刷文字データに変換可能な文字データの種類である内蔵フォントを記憶する内蔵フォント情報記憶手段(B4A)、
印刷対象の文字データが前記内蔵フォントであるか否かを判別する内蔵フォント判別手段(B4B)、
印刷対象の前記文字データが前記内蔵フォントである場合に、前記印刷対象の文字データを印刷する前に、印刷対象の前記文字データと同一の内蔵フォントの前記文字データのうち、使用頻度の高い文字データの印刷文字データを前記フォントキャッシュメモリ(M1b)に一時記憶するように指定するプリキャッシュ指定データを記憶するプリキャッシュ指定データ記憶手段(B4C)、
前記印刷対象の文字データを送信する前に、前記プリキャッシュ指定データを前記画像処理装置(U)に送信するデータ送信手段(B5)、
として機能させることを特徴とする。
【0022】
(第3発明の作用)
前記構成要件を備えた第3発明の情報処理装置制御プログラム(AP+P1)では、内蔵フォント情報記憶手段(B4A)は、前記画像処理装置(U)において前記文字データを前記印刷文字データに変換可能な文字データの種類である内蔵フォントを記憶する。内蔵フォント判別手段(B4B)は、印刷対象の文字データが前記内蔵フォントであるか否かを判別する。プリキャッシュ指定データ記憶手段(B4C)は、印刷対象の前記文字データが前記内蔵フォントである場合に、前記印刷対象の文字データを印刷する前に、印刷対象の前記文字データと同一の内蔵フォントの前記文字データのうち、使用頻度の高い文字データの印刷文字データを前記フォントキャッシュメモリ(M1b)に一時記憶(キャッシュ)するように指定するプリキャッシュ指定データを記憶する。データ送信手段(B5)は、前記印刷対象の文字データを送信する前に、前記プリキャッシュ指定データを送信データとして前記画像処理装置(U)に送信する。
【0023】
したがって、第3発明の情報処理装置制御プログラム(AP+P1)によって、画像処理装置(U)で印刷文字データの作成が可能なプリンタ内蔵フォントの文字データを印刷する場合に、元画像データを送信する前に、プリキャッシュ指定データを送信することによって、使用頻度の高い文字データの印刷文字データをフォントキャッシュメモリ(M1b)に前もってキャッシュ(プリキャッシュ)させることができる。この結果、元画像データを画像処理装置(U)に送信した場合に、フォントキャッシュメモリ(M1b)に使用頻度の高い文字データがプリキャッシュされているので、変換処理回数を減らすことができ、速やかに元画像データの最初のページの印刷を開始できる。したがって、印刷開始が高速化されるので、印刷作業全体の作業速度を高速化できる。
【0024】
(第3発明の形態1)
また、前記第3発明の情報処理装置制御プログラム(AP+P1)は、
情報処理装置(H)を、
前記使用頻度の高い文字データをプリキャッシュ文字データとして記憶するプリキャッシュ文字データ記憶手段(B3A3a)、
前記プリキャッシュ指定データを前記画像処理装置(U)に送信する際に、前記プリキャッシュ指定データと共に前記プリキャッシュ文字データを前記送信データとして送信する前記データ送信手段(B5)、
として機能させることも可能である。
【0025】
(第3発明の形態1の作用)
前記構成要件を備えた第3発明の形態1の情報処理装置制御プログラム(AP+P1)では、プリキャッシュ文字データ記憶手段(B3A3a)は、前記使用頻度の高い文字データをプリキャッシュ文字データとして記憶する。そして、前記データ送信手段(B5)は、前記プリキャッシュ指定データを前記画像処理装置(U)に送信する際に、前記プリキャッシュ指定データと共に前記プリキャッシュ文字データを前記送信データとして送信する。
したがって、フォントキャッシュでプリキャッシュする使用頻度の高い文字データ(プリキャッシュ文字データ)を情報処理装置(H)から送信することによって、画像処理装置(U)は、受信したプリキャッシュ文字データをフォントキャッシュにプリキャッシュすればよい。したがって、プリキャッシュする文字データを情報処理装置(H)から送信するプリキャッシュ文字データによって指定することができる。また、画像処理装置(U)がプリキャッシュする文字データを記憶する必要がなくなり、画像処理装置(U)の構成を簡素化できる。
【0026】
(第3発明の形態2)
また、前記第3発明の形態1の情報処理装置制御プログラム(AP+P1)は、
前記情報処理装置(H)を、
前記プリキャッシュ文字データとして平仮名の文字データを記憶する前記プリキャッシュ文字データ記憶手段(B3A3a)、
として機能させることも可能である。
(第3発明の形態2の作用)
前記構成要件を備えた第3発明の形態2の情報処理装置制御プログラム(AP+P1)では、前記プリキャッシュ文字データ記憶手段(B3A3a)は、前記プリキャッシュ文字データとして平仮名の文字データを記憶する。したがって、日本語の文書等を印刷する場合に、送り仮名や助詞等として使用されるため使用頻度の高い平仮名をプリキャッシュ文字データとして記憶しているので、日本語の文書の印刷を高速化できる。
【0027】
(第3発明の形態3)
また、前記第3発明及び第3発明の形態1、2のいずれかの情報処理装置制御プログラム(AP+P1)は、
前記情報処理装置(H)を
前記内蔵フォントを選択するためのフォント選択画像(11)を表示するフォント選択画像表示手段(A4)、
前記フォント選択画像(11)においてユーザが前記内蔵フォントを選択した場合に、前記プリキャッシュ指定データを送信用データとして前記画像処理装置(U)に送信する前記データ送信手段(B5)、
として機能させることも可能である。
【0028】
(第3発明の形態3の作用)
前記構成要件を備えた第3発明の形態3の情報処理装置制御プログラム(AP+P1)では、フォント選択画像表示手段(A4)は、前記内蔵フォントを選択するためのフォント選択画像(11)を表示する。そして、前記フォント選択画像(11)においてユーザが前記内蔵フォントを選択した場合に、前記データ送信手段(B5)は、前記プリキャッシュ指定データを送信用データとして前記画像処理装置(U)に送信する。
従って、ユーザが内蔵フォントを明示的に選択した場合、前記内蔵フォントで印刷される可能性が高いので、ユーザが内蔵フォントを選択した場合に(即ち、文字データを送信する前に)、プリキャッシュ指定データを送信しておくことによって、ユーザが印刷の実行を指定した場合に、既に使用頻度の高い印刷文字データをプリキャッシュした状態にしておくことができる。この結果、印刷作業を高速化できる。
【0029】
(第3発明の形態4)
また、前記第3発明及び第3発明の形態1〜3のいずれかの情報処理装置制御プログラム(AP+P1)は、
前記情報処理装置(H)を、
前記元画像データの印刷の前に、印刷される印刷画像をユーザが確認するためのプレビュー画像(9)を表示するプレビュー画像表示手段(A3)、
前記元画像データの前記文字データが前記内蔵フォントである場合には、前記プレビュー画像(9)を表示する際に、前記プリキャッシュ指定データを前記画像処理装置(U)に送信する前記データ送信手段(B5)、
として機能させることができる。
【0030】
(第3発明の形態4の作用)
前記構成要件を備えた第3発明の形態4の情報処理装置制御プログラム(AP+P1)では、プレビュー画像表示手段(A3)は、前記元画像データの印刷の前に、印刷される印刷画像をユーザが確認するためのプレビュー画像(9)を表示する。前記データ送信手段(B5)は、前記元画像データの前記文字データが前記内蔵フォントである場合には、前記プレビュー画像(9)を表示する際に、前記プリキャッシュ指定データを前記画像処理装置(U)に送信する。
したがって、ユーザがプレビュー画像(9)を表示して、印刷画像を確認しているので、文字データのフォントを再設定せずに、元画像データを印刷する可能性が高い。したがって、プレビュー画像(9)が表示される際に(即ち、文字データが送信される前に)、プリキャッシュ指定データを送信することによって、ユーザが印刷の実行を指定した場合に、既に使用頻度の高い印刷文字データをプリキャッシュした状態にしておくことができる。この結果、印刷作業を高速化できる。
なお、前記第3発明及び第3発明の形態1〜4の情報処理装置制御プログラム(AP+P1)は、情報処理装置(H)が読取り可能な記録媒体に記録することができる。
【0031】
(第4発明)
前記技術的課題を解決するために、第4発明の画像処理装置制御プログラムは、
画像処理装置(U)を、
文字データを含む印刷対象の元画像データや画像処理装置(U)の動作を制御する動作制御データとを含む送信データを受信データとして記憶する受信データ記憶手段(C2)、
前記文字データを印刷可能な印刷画像データに変換する印刷文字データ作成手段(C4A4)、
変換後の前記印刷文字データを一時記憶するフォントキャッシュメモリ(M1b)、
印刷対象の文字データが画像処理装置(U)で前記印刷文字データに変換可能な文字データの種類である内蔵フォントである場合に、前記文字データを印刷する前に、印刷対象の前記文字データと同一の内蔵フォントの前記文字データのうち、使用頻度の高い文字データの印刷文字データを前記フォントキャッシュメモリ(M1b)に一時記憶するように指定するプリキャッシュ指定データを、前記動作制御データとして受信した場合に、前記使用頻度の高い文字データをプリキャッシュ印刷文字データとしての印刷文字データに変換する前記印刷文字データ作成手段(C4A4)、
前記プリキャッシュ印刷文字データを一時記憶する前記フォントキャッシュメモリ(M1b)、
前記プリキャッシュ印刷文字データを印刷しない文字データ処理手段(C4A)、
として機能させることを特徴とする。
【0032】
(第4発明の作用)
前記構成要件を備えた第4発明の画像処理装置制御プログラムでは、受信データ記憶手段(C2)は、文字データを含む印刷対象の元画像データや画像処理装置(U)の動作を制御する動作制御データとを含む送信データを受信データとして記憶する。印刷文字データ作成手段(C4A4)は前記文字データを印刷可能な印刷画像データに変換する。フォントキャッシュメモリ(M1b)は、変換後の前記印刷文字データを一時記憶する。印刷対象の文字データが画像処理装置(U)で前記印刷文字データに変換可能な文字データの種類である内蔵フォントである場合に、前記文字データを印刷する前に、印刷対象の前記文字データと同一の内蔵フォントの前記文字データのうち、使用頻度の高い文字データの印刷文字データを前記フォントキャッシュメモリ(M1b)に一時記憶するように指定するプリキャッシュ指定データを、前記動作制御データとして受信した場合に、前記印刷文字データ作成手段(C4A4)は、前記使用頻度の高い文字データをプリキャッシュ用印刷文字データとしての印刷文字データに変換する。そして、前記フォントキャッシュメモリ(M1b)は、前記プリキャッシュ印刷文字データとしての前記印刷文字データを一時記憶し、文字データ処理手段(C4A)は、前記プリキャッシュ印刷文字データを印刷しない。
【0033】
したがって、第4発明の画像処理装置制御プログラムは、プリキャッシュ指定データを受信した場合に、使用頻度の高い文字データをプリキャッシュ用印刷文字データに変換してフォントキャッシュメモリ(M1b)に前もって記憶させる(プリキャッシュさせる)。この結果、印刷対象の文字データを受信した場合に、前記フォントキャッシュメモリ(M1b)に記憶されたプリキャッシュ用印刷文字データを使用して印刷を実行できる。即ち、文字データを印刷文字データに変換する処理の回数を減らすことができ、速やかに印刷を開始することができ、全体の印刷作業を高速化できる。
また、第4発明の画像処理装置制御プログラムでは、プリキャッシュ文字データを印刷しないので、無駄な印刷によるトナーまたはインクの消費や、用紙の無駄を防止できる。
なお、前記第4発明の画像処理装置制御プログラムは、画像処理装置(U)が読取り可能な記録媒体に記録することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
(実施の形態)
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の画像処理装置制御データ作成プログラムを備えた情報処理装置を含む印刷処理システムの実施の形態1の説明図である。
図1において、印刷処理システムSのホストコンピュータ(情報処理装置)Hには、プリンタケーブルCbを介して、プリンタ、スキャナ及び複写機としての機能を備えたデジタル複合機(画像処理装置)Uが接続されている。前記ホストコンピュータHは、コンピュータ本体H1、ディスプレイH2、キーボード(入力装置)H3、マウス(入力装置)H4、図示しないHDドライブ(ハードディスクドライブ)、CDドライブ(コンパクトディスクドライブ)、およびFDドライブ(フレキシブルディスクドライブ)等により構成されている。
【0035】
図1において、前記複合機Uは、プリンタU1、イメージスキャナU2、自動原稿搬送装置U3を有している。前記プリンタU1は、内部に印刷用紙が収容された複数の給紙トレイTR1〜TR4と、画像が記録された印刷用紙が排出される排出トレイTRhを有している。前記自動原稿搬送装置U3は、イメージスキャナU2上面のプラテンガラス(図示せず)上に支持されている。前記自動原稿搬送装置U3は、複写しようとする複数の原稿が重ねて載置される原稿給紙トレイTG1を有している。前記原稿給紙トレイTG1に載置された複数の各原稿は順次プラテンガラス上の複写位置を通過して原稿排紙トレイTG2に排出されるように構成されている。前記自動原稿搬送装置U3は、その後端部(−X端部)に設けた左右方向に延びるヒンジ軸(図示せず)により前記プラテンガラス上面に対して回動可能であり、原稿を作業者が手でプラテンガラス上に置く場合に上方に回動される。そして、前記複合機Uは、複合機Uの設定情報等をユーザが設定するためのユーザインタフェース(入力装置)UIを備えている。
【0036】
前記ホストコンピュータHのコンピュータ本体H1及び複合機Uは、それぞれ、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ、記録媒体)やハードディスク(記録媒体)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ、記録媒体)、ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置、マイクロコンピュータ)、ならびにクロック発振器等を有している。前記構成のホストコンピュータH及び複合機Uは、前記ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
【0037】
(ホストコンピュータHの機能)
図2は前記図1に示す印刷処理システムのホストコンピュータの機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
図2において、コンピュータ本体H1の前記ハードディスクドライブ(記録媒体)には、主として文字データを作成するワープロソフトや、主として絵や写真等のグラフィックデータを作成する製図ソフト(画像処理ソフト)等のアプリケーションプログラムAPが記憶されている(組み込まれている)。また、前記コンピュータ本体H1のハードディスクには、プリンタドライバP1が記憶されており、前記アプリケーションプログラムAPにおいて、文字データ及びグラフィックデータを含む元画像データを印刷するように指定された際に、元画像データをページ記述言語等の送信画像データに変換して、複合機Uへ送信する。前記アプリケーションプログラムAP及びプリンタドライバP1によって情報処理装置制御プログラム(AP+P1)が構成されている。
【0038】
(アプリケーションプログラムAPの機能)
図3はワープロソフト等の文字データ作成プログラムで文書データを作成するためのメイン画面の説明図である。
図2において、前記アプリケーションプログラムAPは、主として文字データを作成する文字データ作成プログラムAP1を有しており、前記文字データ作成プログラムAP1は、ユーザが文字データを含む文書データを作成するためのメイン画面1(図3参照)を表示するメイン画面表示手段A1を有している。図3において、前記メイン画面1上には、文字データ1a及びグラフィックデータ1bが表示されると共に、印刷開始指定画像(印刷用アイコン)2や、プレビュー開始指定画像(プレビュー用アイコン)3、フォント選択開始指定画像(フォント選択用アイコン)4、ポイントサイズ設定開始指定画像(ポイントサイズ設定用アイコン)6等が表示されている。また、前記メイン画面1上には、ユーザによるマウスH4の操作に応じて移動するカーソル7が表示されている。
【0039】
図4はメイン画面上に表示される印刷設定画像の説明図である。
図2において、前記文字データ作成プログラムAP1は、文書データをユーザが印刷する際に、ユーザがマウスH4を操作して、前記メイン画面1の印刷用アイコン2にカーソル7を移動させて選択入力した場合に前記メイン画面1上に印刷設定画像8(図4参照)を表示する印刷設定画像表示手段A2を有している。図4において、ユーザは、前記印刷設定画像8に対して、マウスH4、キーボードH3の入力装置を操作して選択・入力を行うことによって、印刷範囲や印刷部数等を設定することができる。
【0040】
図5はメイン画面上に表示されるプレビュー画像の説明図である。
図2において、前記文字データ作成プログラムAP1は、ユーザがカーソル7を移動させて前記プレビュー用アイコン3を選択入力した場合に、印刷される印刷画像をユーザが確認するためのプレビュー画像9をメイン画面1上に表示するプレビュー画像表示手段A3を有している。図5において、前記プレビュー画像9には、印刷用アイコン2と、プレビュー画像9を閉じることを指定するプレビュー終了指定画像(「閉じる」アイコン)9aが表示されている。したがって、ユーザは、前記プレビュー画像9を参照することによって、印刷される印刷画像を前もって確認することができる。
【0041】
図6はメイン画面上に表示されるフォント選択画像の説明図である。
図2において、前記文字データ作成プログラムAP1は、ユーザがカーソル7を移動させて前記フォント選択用アイコン4を選択入力した場合に、ホストコンピュータHで使用可能なフォントを選択するためのフォント選択画像11を表示するフォント選択画像表示手段A4を有している。したがって、ユーザは、前記フォント選択画像11に対して、カーソル7を移動させて選択し、マウスH4をクリックして入力することによって、印刷に使用するフォントを選択することができる。なお、図6に示すように、実施の形態1では、複合機U内部で文字コードから印刷文字データを作成可能なデバイスフォント(「明朝」及び「ゴシック」)には、デバイスフォントであることを示す「$」マークが表示され、ホストコンピュータHで印刷文字データ(ビットマップデータ)に変換されるダウンロードフォント(「行書体」、「楷書体」等)には、前記「$」は表示されていない。
【0042】
また、図2において、前記文字データ作成プログラムAP1は、文書データで使用されているフォントの情報をプリンタドライバP1に転送(送信)する時期になったか否かを判別するフォント選択情報送信時判別手段A5を有している。実施の形態1では、ユーザが前記印刷用アイコン2またはプレビュー用アイコン3を選択入力した場合、または、フォント選択画像11においてフォントの選択が行われた場合に、選択されたフォントの情報(選択フォント情報、例えば「明朝体」というフォント名とポイントサイズ)を送信する時期になったものと判別する。
そして、前記文字データ作成プログラムAP1は、印刷対象の文書データ等の元画像データや、前記選択フォント情報を前記プリンタドライバP1に転送(送信)する元画像データ送信手段A6を有している。
【0043】
(プリンタドライバP1の機能)
プリンタドライバP1は、アプリケーションプログラムAPから転送された元画像データや選択フォント情報等を記憶する元画像データ記憶手段B1を有している。前記元画像データ記憶手段B1には、文字データ及び文字データ以外のグラフィックデータを含む元画像データが記憶され、前記元画像データには元画像のサイズや、文字データのフォント名、文字データのポイントサイズ、元画像を印刷する部数の指定値等の各指定値を含む。その他にも、給紙方法の指定(いずれかの給紙トレイTRからの給紙か、図示しない手差しトレイからの給紙かの指定)や、排紙トレイの指定、カラー・白黒の指定等のプリンタ設定情報も含む。
【0044】
図2において、前記プリンタドライバP1は、前記元画像データ記憶手段B1に記憶された受信データが、元画像データであるか、選択フォント情報であるかを判別する受信データ判別手段B2を有している。
印刷対象の元画像データを受信した場合、元画像データ処理手段B3において、元画像データに含まれる文字データやグラフィックデータは、最終的に複合機Uに送信するための送信データ(ページ記述言語のデータ)に変換される。前記元画像データ処理手段B3は、前記文字データを変換する文字データ変換手段B3Aと、グラフィックデータをグラフィックデータ処理手段B3Bとを有する。
【0045】
前記文字データ変換手段B3Aは、文字データのフォントがデバイスフォント(プリンタ内蔵フォント)である場合に必要に応じて文字コードを変換するデバイスフォント変換手段B3A1と、文字データのフォントがダウンロードフォント(プリンタ非内蔵フォント)である場合に印刷可能な印刷文字データ(ビットマップデータ)に変換するダウンロードフォント変換手段B3A2を有する。なお、前記デバイスフォント変換手段B3A1は、文字データを文字コードに変換する際に、デバイスフォントの文字コードを記憶するデバイスフォント文字コード記憶手段B3A3を参照して文字データを文字コードに変換する。そして、前記デバイスフォント文字コード記憶手段B3A3は、前記文字コードのうち、使用頻度の高い文字データ(プリキャッシュ文字データ)に対応する文字コード(プリキャッシュ文字コード)を記憶するプリキャッシュ文字データ記憶手段B3A3aを有している。なお、実施の形態1では、前記プリキャッシュ文字データとして平仮名を記憶しているが、ユーザの使用環境に応じてアルファベットをプリキャッシュ文字データとすることも可能であるし、ユーザがプリキャッシュ文字データを指定可能に構成することも可能である。
【0046】
前記文字データがダウンロードフォントである場合には、ダウンロードフォント変換手段B3A2は、ダウンロードフォントを記憶するダウンロードフォント記憶手段B3A4を参照して印刷文字データに変換する。また、前記元画像データに含まれるグラフィックデータは、グラフィックデータ処理手段B3Bによって複合機Uで印刷可能な印刷グラフィックデータ(ビットマップデータ)に変換される。このとき、前記グラフィックデータにおいて、グラフィックの濃淡を示す階調データ(パターンデータ)や複合機Uで描画計算が可能な線画データ(ベクタデータ)は、階調を指定する制御コードや線画の種類を示す制御コードを記憶するグラフィック制御コード記憶手段B3B1を参照して、制御コードに変換される。
【0047】
図2において、前記プリンタドライバP1は、選択フォント情報を受信した場合に、フォントがデバイスフォントであるか否かを判別し、デバイスフォントの場合に複合機Uにプリキャッシュを実行するためのデータを送信するように処理する選択フォント情報処理手段B4を有している。前記選択フォント情報処理手段B4は、複合機Uで使用可能なデバイスフォント(内蔵フォント)を記憶するデバイスフォント情報記憶手段(内蔵フォント情報記憶手段)B4Aを有している。そして、前記受信データが選択フォント情報である場合、選択フォント情報処理手段B4のデバイスフォント判別手段(内蔵フォント判別手段)B4Bにおいて、前記デバイスフォント情報記憶手段B4Aに記憶されたデバイスフォントの情報を参照して、選択フォント情報として送信されたフォントがデバイスフォント(内蔵フォント)であるか否かが判別される。
【0048】
そして、選択フォント情報として送信されたフォントがデバイスフォントである場合、プリキャッシュ指定データ記憶手段B4Cに記憶されたプリキャッシュ指定データ(動作制御データ)がデータ送信手段B5に転送される。実施の形態1では、このとき、前記プリキャッシュ文字データ記憶手段B3A3aに記憶された前記選択フォント情報のフォント名に応じた文字コード(プリキャッシュ文字コード)とポイントサイズもデータ送信手段B5に転送される。前記プリキャッシュ指定データは、選択フォント情報として送信されたフォントがデバイスフォントである場合、使用頻度の高い文字データ(前記プリキャッシュ文字データ)を複合機Uのフォントキャッシュメモリ(後述)に前もって一時記憶するように(プリキャッシュするように)指定するためのデータである。
そして、前記データ送信手段B5は、受信したプリキャッシュ指定データ及びプリキャッシュ文字コード等、または、元画像データを変換した送信画像データを送信データとして複合機Uに送信する。
【0049】
(複合機Uの機能)
図7は前記図1に示す印刷処理システムの複合機の機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
図7において、複合機Uの前記ROM(記録媒体)及びハードディスクドライブ(記録媒体)には、画像処理装置制御プログラムが記録されており、複合機Uを以下の各手段として機能させて、印刷用紙に記録する印刷画像を作成する。
複合機Uは、ホストコンピュータHから送信された送信データを受信すると共にホストコンピュータHへデータを送信するデータ送受信手段C1を有する。前記ホストコンピュータHから送信された送信データは、受信データ記憶手段C2で受信データとして記憶される。受信データ記憶手段C2に記憶された受信データは、受信データ判別手段C3によって、送信画像データであるか、プリキャッシュ指定データを含む送信データであるかが判別される。
【0050】
前記複合機Uは、前記送信画像データに含まれる文字コードやプリキャッシュ文字データに対応する文字コードを印刷可能な印刷画像データに変換する画像処理手段C4と、印刷画像データに変換する際に使用され且つ変換後の印刷文字データ等を一時記憶するワークメモリM1と、変換後の印刷画像データを展開するページメモリM2とを有する。前記画像処理手段C4は、文字データを印刷文字データに変換する文字データ処理手段C4Aと、グラフィックデータを印刷グラフィックデータに変換するグラフィック処理手段C4Bとを有する。
前記デバイスフォントの文字データの文字コードや、プリキャッシュ文字コードは、文字データ処理手段C4Aの文字コード変換手段C4A1によって、複合機U本体が理解できる文字コードに変換される。前記文字コードの変換は、複合機Uのコード変換テーブル記憶手段C4A2に記憶されたコード変換テーブルを参照して行われる。
【0051】
そして、変換後の文字コードに基づいて、フォント作成制御手段C4A3において、文字コードを変換して印刷文字データを作成するか、既に作成されて一時記憶されている(キャッシュされている)印刷文字データを読み出すかを制御する。このとき、プリキャッシュ文字コードである場合は、キャッシュされている印刷文字データを読み出さず、印刷文字データ(プリキャッシュ印刷文字データ)を作成する。印刷文字データを作成する場合、フォント作成手段(印刷文字データ作成手段)C4A4において、デバイスフォントを記憶するデバイスフォント記憶手段C4A5を参照し、ワークメモリM1のフォント作成用メモリM1aを使用して文字コードを印刷文字データに変換する。
【0052】
また、前記文字データのポイントサイズ(ポイント数)が所定値(所定のポイント数)以上である場合、前記フォント作成手段C4A4は印刷文字データを作成せず、グラフィック処理手段C4Bにおいて、文字データとしてではなく、グラフィックデータとして印刷文字データを作成する。ポイントサイズの大きな文字データはデータサイズが大きいので、文字データとして変換処理を行うと、フォント作成用メモリM1aの容量や一時記憶しておくフォントキャッシュメモリM1bの容量が少なくなり、キャッシュできる印刷文字データが少なくなる。したがって、実施の形態1では、所定値以上のポイントサイズの文字データは、文字データとして印刷文字データを作成せず、グラフィックデータとして印刷文字データを作成している。
【0053】
前記フォント作成手段C4A4で作成された印刷文字データは、ワークメモリM1のフォントキャッシュメモリM1bに一時記憶される(キャッシュされる)。前記フォントキャッシュメモリM1bにキャッシュされている印刷文字データは、キャッシュされたデータの読み出し・消去を行うフォントキャッシュデータ制御手段C4A6を介して、フォントキャッシュ管理手段C4A7で管理される。したがって、印刷対象の文字データのフォント及びポイントサイズと同一の文字データに対応する印刷文字データが、前記フォントキャッシュメモリM1bにキャッシュされているか否かをフォントキャッシュ管理手段C4A7の管理情報により判別できる。そして、印刷対象の文字データに対応する印刷文字データがキャッシュされている場合、フォント作成制御手段C4A3は、キャッシュされている印刷文字データを読み出して、ページメモリM2に展開する。
なお、実施の形態1では、プリキャッシュ印刷文字データは、ページメモリM2に展開されない。即ち、プリキャッシュ印刷文字データは印刷されない。また、ダウンロードフォントの文字データは、印刷文字データに変換された状態で送信されるので、そのままページメモリM2に展開される。
【0054】
前記受信データに含まれる印刷グラフィックデータは、既に印刷可能なデータに変換されているので、そのままページメモリM2に展開される。一方、前記受信データに含まれるベクタデータの制御コードは、グラフィック処理手段C4Bのベクタ処理手段C4B1で印刷可能な線画データ(ベクタグラフィックデータ)に変換される。また、前記ベクタ処理手段C4B1は、前記フォント作成手段C4A4において所定値以上のポイントサイズの文字データと判別された文字データを、ベクタグラフィックデータとして、印刷可能な印刷文字データに変換する。
【0055】
また、前記受信データに含まれるパターンデータ(階調データ)の制御コードは、先ず、グラフィック処理手段C4Bのパターン作成制御手段C4B2において、制御コードを変換してディザデータ(黒色(またはイエロー、マゼンタ、シアン)と白の2値を組み合わせて擬似的に中間の階調を表現するビットマップ化されたパターンデータ)を作成するか、既に作成されてキャッシュされているディザデータを読み出すかが判別される。
そして、ディザデータを作成する場合、制御コードに対応するディザデータを記憶するディザ記憶手段C4B4を参照して、パターン作成手段C4B3が、ディザデータを作成する。そして、作成されたディザデータは、ワークメモリM1のパターンキャッシュメモリM1cにキャッシュされる。前記パターンキャッシュメモリM1cにキャッシュされているディザデータは、キャッシュされたデータの読み出し・消去を行うパターンキャッシュデータ制御手段C4B5を介して、パターンキャッシュ管理手段C4B6で管理される。
【0056】
したがって、印刷対象の階調データ(パターンデータ)の制御コードと同一階調のディザデータが、前記パターンキャッシュメモリM1cにキャッシュされているか否かをパターンキャッシュ管理手段C4B6の管理情報により判別できる。そして、同一階調のディザデータがキャッシュされている場合、パターン作成制御手段C4B2は、キャッシュされているディザデータを読み出して、ページメモリM2に展開させる。
【0057】
前記文字データ処理手段C4Aやグラフィックデータ処理手段C4Bの処理を経てページメモリM2に展開された印刷画像データが1ページ分になった場合、または、改ページを指定する改ページ指定データを処理した場合、印刷処理手段C5が複合機U内部の画像記録装置C6(給紙装置の駆動や電流供給等)を制御して記録用紙に印刷画像を記録する。
なお、実施の形態1では、ページメモリM2に1ページ分展開した場合に印刷を実行したが、所定面積分(例えば、1/3ページ分)展開時に印刷を開始するよう制御することも可能である。
【0058】
(実施の形態1のフローチャートの説明)
(ホストコンピュータのフローチャート)
図8は本発明の実施の形態1の印刷処理システムのホストコンピュータにおけるフォント選択画像表示時のフォント情報送信処理のフローチャートである。
(フォント選択画像表示時のフォント選択情報送信処理の説明)
図8のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記ホストコンピュータHのCPUの処理に従って実行される。図8のフローチャートの処理は、ホストコンピュータHの他の処理と並行してマルチタスクで実行される。
図8のフローチャートは、ホストコンピュータHの電源オンにより開始される。
【0059】
図8のST1において、メイン画面1(図3参照)上でフォント選択用アイコン(フォント選択開始指定画像)4を選択する入力があったか否かを判別する。ノー(N)の場合はST1を繰り返し、イエス(Y)の場合はST2へ移る。
ST2において、ホストコンピュータHで使用可能なフォント(デバイスフォント及びダウンロードフォント)の一覧を表示するフォント選択画像11(図6参照)をメイン画面1上に表示する。そしてST3に移る。
ST3において、ユーザがフォントを選択するためにフォント選択画像11上でカーソル7を移動させるための入力(スクロールバーを移動させる入力を含む)を行ったか否か、即ち、マウスH4やキーボードH3の矢印キー等の入力があったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST4に移り、ノー(N)の場合はST5に移る。
ST4において、ST3におけるユーザの入力(カーソルの移動)に応じてフォント選択画像11の表示を更新する。そして、ST3に戻る。
【0060】
ST5において、ユーザがフォント選択画像11上に表示されたいずれかのフォントを選択する入力(選択決定の入力)を行ったか否かを判別する。ノー(N)の場合はST6に移り、イエス(Y)の場合はST7に移る。
ST6において、フォントを選択するための入力(カーソル移動や選択決定の入力)以外の入力があったか否かを判別する。即ち、例えば、メイン画面1上で文書データの編集を実行するための入力や、印刷用アイコン2、プレビュー用アイコン3を選択する入力があったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST9に移り、ノー(N)の場合はST3に戻る。
【0061】
ST7において、ST5の処理でユーザが選択・決定したフォントが選択フォント情報としてプリンタドライバP1に転送され、プリンタドライバP1において、ユーザが選択したフォントがデバイスフォント(プリンタ内蔵フォント)であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST8に移り、ノー(N)の場合はST9に移る。
ST8において、選択されたデバイスフォントのプリキャッシュ文字データ及びプリキャッシュ指定データを複合機Uに送信する。そしてST9に移る。
ST9において、フォント選択画像11を閉じて、ST1に戻る。
【0062】
(プレビュー画像表示時のフォント情報送信処理の説明)
図9は本発明の実施の形態1の印刷処理システムのホストコンピュータにおけるプレビュー画像表示時のフォント情報送信処理のフローチャートである。
図9のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記ホストコンピュータHのCPUの処理に従って実行される。図9のフローチャートの処理は、ホストコンピュータHの他の処理と並行してマルチタスクで実行される。
図9のフローチャートは、ホストコンピュータHの電源オンにより開始される。
【0063】
図9のST11において、メイン画面1(図3参照)上でプレビュー用アイコン(プレビュー開始指定画像)3を選択する入力があったか否かを判別する。ノー(N)の場合はST11を繰り返し、イエス(Y)の場合はST12へ移る。
ST12において、次の処理(1)、(2)を実行する。
(1)メイン画面1上にプレビュー画像9を表示する。
(2)現在選択されているフォントの選択フォント情報を文字データ作成プログラムAP1からプリンタドライバP1に転送する。
ST13において、プリンタドライバP1の選択フォント情報処理手段B4で選択されているフォントがデバイスフォントであるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST14に移り、ノー(N)の場合はST15に移る。
【0064】
ST14において、プリンタドライバP1から複合機Uにプリキャッシュ指定データとプリキャッシュ文字データを送信する。そしてST15に移る。
ST15において、プレビュー画像9の印刷開始画像指定画像(印刷用アイコン)2(図5参照)を選択する入力があったか否かを判別する。ノー(N)の場合はST16に移り、イエス(Y)の場合はST19に移る。
ST16において、プレビュー画像9の「閉じる」のアイコン(プレビュー終了指定画像)9a(図5参照)を選択する入力があったか否かを判別する。ノー(N)の場合はST17に移り、イエス(Y)の場合はST20に移る。
【0065】
ST17において、前記印刷用アイコン2及びプレビュー終了指定画像9a以外の入力があったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST18に移り、ノー(N)の場合はST15に戻る。
ST18において、ST17における入力に応じて、プレビュー画像9の表示を変更する。
ST19において、印刷用アイコン2を選択する入力があったので、元画像データをプリンタドライバP1に転送し、送信画像データに変換して、複合機Uに送信する。そして、ST20に移る。
ST20において、プレビュー画像9を閉じて、ST11に戻る。
【0066】
(印刷設定画像表示時のフォント情報送信処理の説明)
図10は本発明の実施の形態1の印刷処理システムのホストコンピュータにおける印刷設定画像表示時のフォント情報送信処理のフローチャートである。
図10のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記ホストコンピュータHのCPUの処理に従って実行される。図10のフローチャートの処理は、ホストコンピュータHの他の処理と並行してマルチタスクで実行される。
図10のフローチャートは、ホストコンピュータHの電源オンにより開始される。
【0067】
図10のST31において、メイン画面1(図3参照)上で印刷用アイコン(印刷開始指定画像)2を選択する入力があったか否かを判別する。ノー(N)の場合はST31を繰り返し、イエス(Y)の場合はST32へ移る。
ST32において、次の処理(1)、(2)を実行する。
(1)メイン画面1上に印刷設定画像8(図4参照)を表示する。
(2)現在選択されているフォントの選択フォント情報をプリンタドライバP1に転送する。
ST33において、プリンタドライバP1の選択フォント情報処理手段B4で選択されているフォントがデバイスフォントであるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST34に移り、ノー(N)の場合はST35に移る。
【0068】
ST34において、プリンタドライバP1から複合機Uにプリキャッシュ指定データとプリキャッシュ文字データを送信する。そしてST35に移る。
ST35において、印刷設定画像8において「OK」を選択する入力があったか否かを判別する。ノー(N)の場合はST36に移り、イエス(Y)の場合はST39に移る。
ST36において、印刷設定画像8において「キャンセル」を選択する入力があったか否かを判別する。ノー(N)の場合はST37に移り、イエス(Y)の場合はST40に移る。
【0069】
ST37において、前記「OK」、「キャンセル」以外の入力があったか否かを判別する。即ち、印刷するページの範囲(印刷範囲)や、印刷する部数を設定する入力があったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST38に移り、ノー(N)の場合はST35に戻る。
ST38において、ST37におけるユーザの入力に応じて、印刷設定画像8の表示を変更する。
ST39において、「OK」を選択する入力があったので、元画像データをプリンタドライバP1に転送し、送信画像データに変換して、複合機Uに送信する。そして、ST40に移る。
ST40において、印刷設定画像8を閉じて、ST31に戻る。
【0070】
(複合機のフローチャート)
図11は本発明の実施の形態1の印刷処理システムの複合機における印刷処理のフローチャートである。
図12は図11の印刷処理のフローチャートの続きのフローチャートである。
図11、図12のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記複合機のCPUの処理に従って実行される。図11のフローチャートの処理は、複合機Uの他の処理と並行して実行される。
図11、図12のフローチャートは、複合機Uの電源オンにより開始される。
【0071】
図11のST51において、ホストコンピュータHのプリンタドライバP1が送信した送信データを受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST52に移り、ノー(N)の場合はST51を繰り返す。
ST52において、受信データがプリキャッシュ指定データ及びプリキャッシュ文字データであるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST53に移り、ノー(N)の場合はST54に移る。
ST53において、受信したプリキャッシュ文字データに対応するプリキャッシュ文字コードからプリキャッシュ印刷文字データを作成し、作成したプリキャッシュ印刷文字データをフォントキャッシュメモリM1bに一時記憶する。そして、ST51に戻る。
【0072】
ST54において、受信データが送信画像データなので、印刷処理の対象のデータが文字データであるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST55に移り、ノー(N)の場合はST61(図12参照)に移る。
ST55において、印刷処理対象の文字データがフォントキャッシュメモリM1bに一時記憶されているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST56に移り、ノー(N)の場合はST57に移る。
ST56において、フォントキャッシュメモリM1bに一時記憶されている印刷文字データを読み出し、ST67に移る。
【0073】
ST57において、印刷処理対象の文字データがデバイスフォントの文字データであるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST58に移り、ノー(N)の場合(ホストコンピュータHで印刷文字データに変換されたダウンロードフォントの文字データの場合)はST67に移る。
ST58において、文字データのポイントサイズ(ポイント数)が所定値以上であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST59に移り、ノー(N)の場合はST60に移る。
【0074】
ST59において、ポイントサイズ(印刷文字データの大きさ)が所定値以上の文字データなので、ベクタ処理手段C4B1でベクタグラフィックデータとしての印刷文字データを作成する。このとき、ポイントサイズが大きいので、作成後の印刷文字データはフォントキャッシュメモリM1bに一時記憶されない。そして、ST67に移る。
ST60において、ポイントサイズが所定値より小さいので、次の処理(1)、(2)を実行してST67に移る。
(1)フォント作成手段C4A4で印刷文字データを作成する。
(2)作成した印刷文字データをフォントキャッシュM1bに一時記憶する。
【0075】
図12のST61において、印刷処理対象のデータがグラフィックデータなので、グラフィックデータがパターンデータ(階調データ)であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST62に移り、ノー(N)の場合はST65に移る。
ST62において、処理対象のパターンデータに対応するディザデータがパターンキャッシュメモリM1cに一時記憶されているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST63に移り、ノー(N)の場合はST64に移る。
【0076】
ST63において、パターンキャッシュメモリM1cに一時記憶されているので、対応するディザデータをパターンキャッシュメモリM1cから読み出す。そして、ST67に移る。
ST64において、パターンキャッシュメモリM1cに一時記憶されていないので、次の処理(1)、(2)を実行してST67に移る。
(1)パターンデータに対応するディザデータを作成する。
(2)作成したディザデータをパターンキャッシュメモリM1cに一時記憶する。
【0077】
ST65において、印刷処理対象のグラフィックデータがベクタデータであるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST66に移り、ノー(N)の場合(ホストコンピュータHでビットマップデータに変換された印刷グラフィックデータである場合)はST67に移る。
ST66において、制御コードに応じたベクタグラフィックデータを作成して、ST67に移る。
【0078】
図11のST67において、前記ST56またはST63でキャッシュメモリM1b、M1cから読み出された印刷画像データ(印刷文字データまたは印刷グラフィックデータ)や、ST59、ST60、ST64、ST66で作成された印刷画像データ、あるいは、ホストコンピュータHで変換済みの印刷画像データをページメモリM2に展開する。
ST68において、印刷画像データが1ページ分ページメモリM2に展開されたかまたは改ページを指定する改ページ指定データを処理したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST69に移り、ノー(N)の場合はST54に戻る。
ST69において、ページメモリM2に展開された印刷画像データを記録用紙に印刷する。そして、ST70に移る。
ST70において、残りページがあるか否か、即ち、残りデータがあるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST54に戻り、ノー(N)の場合はST51に戻る。
【0079】
(実施の形態1の作用)
前記構成を備えた実施の形態1の印刷処理システムでは、ユーザがメイン画面1上で印刷設定画像8またはプレビュー画像9を表示する選択を行った場合やフォントの選択を行った場合に、選択されたフォントがデバイスフォントである場合、プリキャッシュ指定データ及びプリキャッシュ文字データが複合機Uに送信される(ST8、ST14、ST34参照)。したがって、ユーザが印刷の実行を指定する可能性が高いと考えられる操作を行った時に、ユーザが印刷の実行を指定する前(即ち、送信画像データを送信する前)に、プリキャッシュ指定データ等を複写機Uに送信している。前記プリキャッシュ指定データ等を受信した複写機Uは、使用頻度が高いプリキャッシュ印刷文字データをフォントキャッシュメモリM1bに一時記憶しておく(ST53参照)。
【0080】
そして、実際にユーザが印刷の実行を指定し、送信画像データを複写機Uが受信した場合、フォントキャッシュメモリM1bに使用頻度の高い印刷文字データ(プリキャッシュ印刷文字データ)が一時記憶されているので、文字コードから印刷文字データに変換する処理を減らすことができる。したがって、ページメモリM2に印刷画像データを展開することができ、最初のページの印刷を高速化できる。したがって、全体として印刷作業を高速化できる。特に、印刷ページ数が少ない場合、最初のページの印刷が高速ができるので、効果が大きい。
【0081】
また、実施の形態1の印刷処理システムSでは、プリキャッシュ文字データがホストコンピュータHから複写機Uに送信されるので、プリキャッシュする文字データをホストコンピュータH側で指定できる。したがって、作成した文書データ(日本語中心またはアルファベット中心)に応じて、プリキャッシュ文字データ(平仮名またはアルファベット)を変更できる。また、複数台のホストコンピュータHが複合機Uに接続されている場合に、各ホストコンピュータHを使用する環境(日本語中心、アルファベット中心等)に応じてプリキャッシュする文字データを指定できる。また、ホストコンピュータHから複写機Uにプリキャッシュ文字データを送信する場合、どの文字データをプリキャッシュするかを複写機Uが記憶しておく必要がないので、複写機Uの構成を簡素化できる。
【0082】
さらに、実施の形態1の印刷処理システムSでは、複合機Uは、プリキャッシュ文字データを受信した場合、フォントキャッシュメモリM1bに一時記憶するだけで、印刷を実行しない(ST53参照)。したがって、無駄な印刷によるトナーまたはインクの消費や、用紙の無駄を防止できる。
【0083】
(変更例)
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態1では、複合機UはホストコンピュータHにケーブルCbで接続されているが、複数台のコンピュータ(ホストコンピュータやワークステーション、サーバ、データベースサーバ、プリンタサーバ等)とLAN(ローカルエリアネットワーク)や公衆回線(インターネット等)等のネットワークにより接続することも可能である。
【0084】
さらに、前記プリンタドライバP1は、ハードディスクドライブ以外のホストコンピュータHが読取り可能な記憶媒体(光磁気ディスク装置、光ディスク装置、磁気ディスク装置あるいはメモリスロット等)に記憶したり、可搬型の記録媒体(フレキシブルディスクや光磁気ディスク、光ディスク、磁気ディスク、フラッシュメモリ等)に記憶することも可能である。また、例えばネットワークなどの通信手段を介して各プログラムをホストコンピュータH等に転送し、ホストコンピュータH内の記憶媒体に格納して実行させることも可能である。
【0085】
また、実施の形態1では、ホストコンピュータHにプリキャッシュ文字データ記憶手段B3A3aを設け、ホストコンピュータHからプリキャッシュ文字コードを送信したが、これに替えて、複写機Uにプリキャッシュ文字データ記憶手段を設け、ホストコンピュータHからプリキャッシュ指定データとフォント名とポイントサイズを送信し、プリキャッシュ文字コードを送信しないよう構成することも可能である。この場合、プリキャッシュ指定データを受信した複合機Uは、プリキャッシュ文字データ記憶手段に記憶されたプリキャッシュ文字データを変換してフォントキャッシュメモリM1bに一時記憶することにより、送信画像データを受信する前にプリキャッシュできる。この結果、ホストコンピュータHから送信するデータを少なくすることができ、他のデータ通信に悪影響を及ぼすことを防止できる。
【0086】
また、実施の形態1では、フォント選択時、印刷設定画像表示時及びプレビュー画像表示時に、ユーザが印刷開始を指定する可能性が高いものとして、プリキャッシュ指定データを送信したが、プリキャッシュ指定データを送信する時期は前記3つの時期に限定されず、元画像データを印刷する前(送信画像データを送信する前)であれば適宜変更可能である。
さらに、実施の形態1では、所定ポイントサイズ以上の文字データはベクタグラフィックデータとして印刷文字データを作成したが、ポイントサイズに関わらず、フォント作成手段C4A4で文字データとして印刷文字データを作成して、フォントキャッシュメモリM1bに一時記憶させるように構成することも可能である。
【0087】
【発明の効果】
前述の本発明は、本発明は、送信画像データを送信する前にプリキャッシュを行うことによって、印刷対象の元画像データの印刷の開始を高速化し、全体の印刷作業を高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の画像処理装置制御データ作成プログラムを備えた情報処理装置を含む印刷処理システムの実施の形態1の説明図である。
【図2】図2は前記図1に示す印刷処理システムのホストコンピュータの機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
【図3】図3はワープロソフト等の文字データ作成プログラムで文書データを作成するためのメイン画面の説明図である。
【図4】図4はメイン画面上に表示される印刷設定画像の説明図である。
【図5】図5はメイン画面上に表示されるプレビュー画像の説明図である。
【図6】図6はメイン画面上に表示されるフォント選択画像の説明図である。
【図7】図7は前記図1に示す印刷処理システムの複合機の機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
【図8】図8は本発明の実施の形態1の印刷処理システムのホストコンピュータにおけるフォント選択画像表示時のフォント情報送信処理のフローチャートである。
【図9】図9は本発明の実施の形態1の印刷処理システムのホストコンピュータにおけるプレビュー画像表示時のフォント情報送信処理のフローチャートである。
【図10】図10は本発明の実施の形態1の印刷処理システムのホストコンピュータにおける印刷設定画像表示時のフォント情報送信処理のフローチャートである。
【図11】図11は本発明の実施の形態1の印刷処理システムの複合機における印刷処理のフローチャートである。
【図12】図12は図11の印刷処理のフローチャートの続きのフローチャートである。
【符号の説明】
9…プレビュー画像
11…フォント選択画像
A3…プレビュー画像表示手段
A4…フォント選択画像表示手段
AP+P1…情報処理装置制御プログラム
B3A3a…プリキャッシュ文字データ記憶手段
B4A…内蔵フォント情報記憶手段
B4B…内蔵フォント判別手段
B4C…プリキャッシュ指定データ記憶手段
B5…データ送信手段
C2…受信データ記憶手段
C4A…文字データ処理手段
C4A4…印刷文字データ作成手段
H…情報処理装置
M1b…フォントキャッシュメモリ
U…画像処理装置

Claims (14)

  1. 受信した文字データを印刷可能な印刷文字データに変換し且つ前記印刷文字データをフォントキャッシュメモリに一時記憶する文字データ処理手段を有する画像処理装置に対して、前記文字データを含む印刷対象の元画像データを送信する情報処理装置において、
    前記画像処理装置において前記文字データを前記印刷文字データに変換可能な文字データの種類である内蔵フォントを記憶する内蔵フォント情報記憶手段と、
    印刷対象の文字データが前記内蔵フォントであるか否かを判別する内蔵フォント判別手段と、
    印刷対象の前記文字データが前記内蔵フォントである場合に、前記印刷対象の文字データを印刷する前に、印刷対象の前記文字データと同一の内蔵フォントの前記文字データのうち、使用頻度の高い文字データの印刷文字データを前記フォントキャッシュメモリに一時記憶するように指定するプリキャッシュ指定データを記憶するプリキャッシュ指定データ記憶手段と、
    前記印刷対象の文字データを送信する前に、前記プリキャッシュ指定データを送信データとして前記画像処理装置に送信するデータ送信手段と、
    を備えたことを特徴とする前記情報処理装置。
  2. 前記使用頻度の高い文字データをプリキャッシュ文字データとして記憶するプリキャッシュ文字データ記憶手段と、
    前記プリキャッシュ指定データを前記画像処理装置に送信する際に、前記プリキャッシュ指定データと共に前記プリキャッシュ文字データを前記送信データとして送信する前記データ送信手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記プリキャッシュ文字データとして平仮名の文字データを記憶する前記プリキャッシュ文字データ記憶手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記内蔵フォントを選択するためのフォント選択画像を表示するフォント選択画像表示手段と、
    前記フォント選択画像においてユーザが前記内蔵フォントを選択した場合に、前記プリキャッシュ指定データを送信用データとして前記画像処理装置に送信する前記データ送信手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記元画像データの印刷の前に、印刷される印刷画像をユーザが確認するためのプレビュー画像を表示するプレビュー画像表示手段と、
    前記元画像データの前記文字データが前記内蔵フォントである場合には、前記プレビュー画像を表示する際に、前記プリキャッシュ指定データを前記画像処理装置に送信する前記データ送信手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 文字データを含む印刷対象の元画像データや画像処理装置の動作を制御する動作制御データとを含む送信データを受信データとして記憶する受信データ記憶手段と、
    前記文字データを印刷可能な印刷画像データに変換する印刷文字データ作成手段と、
    変換後の前記印刷文字データを一時記憶するフォントキャッシュメモリと、
    印刷対象の文字データが画像処理装置で前記印刷文字データに変換可能な文字データの種類である内蔵フォントである場合に、前記文字データを印刷する前に、印刷対象の前記文字データと同一の内蔵フォントの前記文字データのうち、使用頻度の高い文字データの印刷文字データを前記フォントキャッシュメモリに一時記憶するように指定するプリキャッシュ指定データを、前記動作制御データとして受信した場合に、前記使用頻度の高い文字データをプリキャッシュ用印刷文字データとしての印刷文字データに変換する前記印刷文字データ作成手段と、
    前記プリキャッシュ印刷文字データとしての前記印刷文字データを一時記憶する前記フォントキャッシュメモリと、
    前記プリキャッシュ印刷文字データを印刷しない文字データ処理手段と、
    を備えたことを特徴とする前記画像処理装置。
  7. 受信した文字データを印刷可能な印刷文字データに変換し且つ前記印刷文字データをフォントキャッシュメモリに一時記憶するフォント処理手段を有する画像処理装置に対して、前記文字データを含む印刷対象の元画像データを送信する情報処理装置を、
    前記画像処理装置において前記文字データを前記印刷文字データに変換可能な文字データの種類である内蔵フォントを記憶する内蔵フォント情報記憶手段、
    印刷対象の文字データが前記内蔵フォントであるか否かを判別する内蔵フォント判別手段、
    印刷対象の前記文字データが前記内蔵フォントである場合に、前記印刷対象の文字データを印刷する前に、印刷対象の前記文字データと同一の内蔵フォントの前記文字データのうち、使用頻度の高い文字データの印刷文字データを前記フォントキャッシュメモリに一時記憶するように指定するプリキャッシュ指定データを記憶するプリキャッシュ指定データ記憶手段、
    前記印刷対象の文字データを送信する前に、前記プリキャッシュ指定データを前記画像処理装置に送信するデータ送信手段、
    として機能させるための情報処理装置制御プログラム。
  8. 請求項7記載の情報処理装置制御プログラムにおいて、
    情報処理装置を、
    前記使用頻度の高い文字データをプリキャッシュ文字データとして記憶するプリキャッシュ文字データ記憶手段、
    前記プリキャッシュ指定データを前記画像処理装置に送信する際に、前記プリキャッシュ指定データと共に前記プリキャッシュ文字データを前記送信データとして送信する前記データ送信手段、
    として機能させるための前記情報処理装置制御プログラム。
  9. 請求項8記載の情報処理装置制御プログラムにおいて、
    情報処理装置を、
    前記プリキャッシュ文字データとして平仮名の文字データを記憶する前記プリキャッシュ文字データ記憶手段、
    として機能させるための前記情報処理装置制御プログラム。
  10. 請求項7ないし9のいずれかに記載の情報処理装置制御プログラムにおいて、
    前記情報処理装置を、
    前記内蔵フォントを選択するためのフォント選択画像を表示するフォント選択画像表示手段、
    前記フォント選択画像においてユーザが前記内蔵フォントを選択した場合に、前記プリキャッシュ指定データを送信用データとして前記画像処理装置に送信する前記データ送信手段、
    として機能させるための前記情報処理装置制御プログラム。
  11. 請求項7ないし10のいずれかに記載の情報処理装置制御プログラムにおいて、
    前記情報処理装置を、
    前記元画像データの印刷の前に、印刷される印刷画像をユーザが確認するためのプレビュー画像を表示するプレビュー画像表示手段、
    前記元画像データの前記文字データが前記内蔵フォントである場合には、前記プレビュー画像を表示する際に、前記プリキャッシュ指定データを前記画像処理装置に送信する前記データ送信手段、
    として機能させるための前記情報処理装置制御プログラム。
  12. 請求項7ないし11のいずれかに記載の情報処理装置制御プログラムを記録した情報処理装置が読取り可能な記録媒体。
  13. 画像処理装置を、
    文字データを含む印刷対象の元画像データや画像処理装置の動作を制御する動作制御データとを含む送信データを受信データとして記憶する受信データ記憶手段、
    前記文字データを印刷可能な印刷画像データに変換する印刷文字データ作成手段、
    変換後の前記印刷文字データを一時記憶するフォントキャッシュメモリ、
    印刷対象の文字データが画像処理装置で前記印刷文字データに変換可能な文字データの種類である内蔵フォントである場合に、前記文字データを印刷する前に、印刷対象の前記文字データと同一の内蔵フォントの前記文字データのうち、使用頻度の高い文字データの印刷文字データを前記フォントキャッシュメモリに一時記憶するように指定するプリキャッシュ指定データを、前記動作制御データとして受信した場合に、前記使用頻度の高い文字データをプリキャッシュ印刷文字データとしての印刷文字データに変換する前記印刷文字データ作成手段、
    前記プリキャッシュ印刷文字データを一時記憶する前記フォントキャッシュメモリ、
    前記プリキャッシュ印刷文字データを印刷しない文字データ処理手段、
    として機能させるための画像処理装置制御プログラム。
  14. 請求項13記載の画像処理装置制御プログラムを記録した画像処理装置が読取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014019112A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Seiko Epson Corp 印刷装置、印刷システム、及びposシステム

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