JP2005010790A - 電子写真感光体,電子写真画像形成装置,電子写真カートリッジ,および電子写真ドラム - Google Patents

電子写真感光体,電子写真画像形成装置,電子写真カートリッジ,および電子写真ドラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体を含む電子写真感光体を提供する。
【解決手段】 本発明の電子写真感光体は,ジイミドの窒素上に柔軟なエーテル基が連結されている化学式1のナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体を含む。本発明のナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体は,有機溶媒に対する溶解性と高分子結合剤樹脂との相溶性とに優れて優秀な電子輸送能を表す。
【選択図】 図3

Description

本発明はナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体を含む電子写真用感光体に係り,さらに詳細には,有機溶媒に対する溶解性と高分子結合剤樹脂との相溶性に優れて優秀な電子輸送能を有するナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体を含有した電子写真用有機感光体およびその関連技術に関する。
レーザプリンタに使われる有機感光体(OPC:Organo Photo Conductor)ドラムは,大きく2つの類型に区分される。第一類型は積層型であって,結合剤樹脂及び電荷発生物質(CGM:Charge Generating Material)より構成された電荷発生層と,結合剤樹脂及び電荷輸送物質(主に,正孔輸送物質(HTM:Hole Transporting Material))より構成された電荷輸送層との二重積層構造を有し,一般的に(−)型の有機感光体の製造に利用される。第二類型は単一層型であって,結合剤樹脂,電荷発生物質,正孔輸送物質及び電子輸送物質(ETM:Electron Transporting Material)が何れも一層を構成する構造であり,一般的に(+)型の有機感光体の製造に利用される。
(+)型の単一層の有機感光体の長所は,人体に有害なオゾンの発生が少なく,単一感光層であるので,製造コストが低いということである。このような(+)型の単一層有機感光体を構成する物質のうち最も核心的な物質は電子輸送物質である。その理由は,現在使われている電子輸送物質の電子輸送能が正孔輸送物質の正孔輸送能より一般的に100倍以上低いため,単一層有機感光体の性能は電子輸送物質の電子輸送能に依存すると見られる。
従来の電子輸送物質としては,ジシアノフルオレノン,ジフェノキノン,またはナフトキノン誘導体が公知である。
前記ジシアノフルオレノン及びジフェノキノンの場合,電子輸送能が足りず,これを電子輸送物質として使用して有機感光体を製作すれば,長時間使用する時,帯電電位の減少,露光電位の増加のような問題点が現れる。そして,前記ナフトキノン誘導体は,有機溶媒に対する溶解性,結合剤樹脂との相溶性及び電子輸送能が優秀なレベルに到達できない問題点がある。
電子輸送物質の電子輸送能は,電子輸送物質の有機溶媒に対する溶解性及び高分子結合剤樹脂との相溶性にも多くの影響を受ける。
有機溶媒に対する溶解性に優れたナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体の場合,ナフトキノン誘導体より優れた電子輸送能を表すということが知られている。しかし,従来公知の代表的なナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体は,一般的に有機溶媒に対する溶解性及び高分子結合剤樹脂との相溶性が優秀でなく,依然として電子輸送能が劣るという短所がある。
特開平2−223582号公報 特開平11−343290号公報 特開平5−027469号公報 特開平4−142393号公報
本発明が解決しようとする目的は,有機溶媒に対する溶解性と高分子結合剤樹脂との相溶性とが優れて優秀な電子輸送能を有するナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体を含む感光体を提供することである。
前記目的を達成するために本発明の第1態様では,導電性支持体及び前記支持体上に形成された感光層を含む電子写真感光体であって,前記感光層が,下記化学式1のナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体を含む感光体を提供する。
Figure 2005010790
前記化学式1で,R及びRはそれぞれ独立的に水素,炭素数1〜20の置換または非置換のアルキル基,炭素数1〜20の置換または非置換のアルコキシ基,炭素数6〜30の置換または非置換のアリール基,または炭素数7〜30の置換または非置換のアラルキル基であり,Rは式−(CH−O−Rの基を表し,ここで,Rは水素原子,炭素数1〜20の置換または非置換のアルキル基,炭素数1〜20の置換または非置換のアルコキシ基,炭素数6〜30の置換または非置換のアリール基,または炭素数7〜30の置換または非置換のアラルキル基であり,nは1〜12の整数である。
本発明の第2態様では,導電性支持体,前記支持体上に形成された中間層及び前記中間層上に形成された感光層を含む電子写真感光体であって,前記中間層が前記化学式1のナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体を含む感光体を提供する。
また,本発明の第3態様では,(a)複数の支持ローラと,(b)前記支持ローラと動作可能に締結された感光体であって,前記支持ローラの運動が前記感光体の運動をもたらす感光体とを含む電子写真画像形成装置を提供する。この装置は,固体または液体トナー供給器をさらに含みうる。
本発明によるナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体を含む電子写真感光体は,有機溶媒に対する溶解性,結合剤樹脂との相溶性及び電子輸送能が優秀である。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書および図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本発明による下記化学式1のナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体は,ジイミドの窒素上に柔軟なエーテル基が連結されている構造によって,有機溶媒に対する溶解度及び結着樹脂との相溶性が向上しつつ電子輸送能が改善される。
Figure 2005010790
前記化学式1で,R及びRはそれぞれ独立的に水素,炭素数1〜20の置換または非置換のアルキル基,炭素数1〜20の置換または非置換のアルコキシ基,炭素数6〜30の置換または非置換のアリール基,または炭素数7〜30の置換または非置換のアラルキル基であり,Rは式−(CH−O−Rの基を表し,ここで,Rは水素原子,炭素数1〜20の置換または非置換のアルキル基,炭素数1〜20の置換または非置換のアルコキシ基,炭素数6〜30の置換または非置換のアリール基,または炭素数7〜30の置換または非置換のアラルキル基であり,nは1〜12の整数である。
前記化学式1で,アルキル基は,炭素数が1〜20の直線型または分枝型アルキル基であり,望ましくは炭素数が1〜12である直線型または分枝型アルキル基である。前記アルキル基の例としては,メチル,エチル,n−プロピル,イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,sec−ブチル,tert−ブチル,ペンチル,へキシル,1,2−ジメチル−プロピル,2−エチル−へキシルなどが挙げられる。
前記アルキル基は,置換または非置換のアルキル基であり,フルオロ,クロロ,ブロムまたはヨードのようなハロゲン原子に置換されうる。
前記化学式1で,アリール基は,炭素数6〜30の芳香族環を意味する。その例としては,フェニル,トリル,キシリル,ビフェニル,o−ターフェニル,ナフチル,アントリル,フェナントリルなどが挙げられる。前記アリール基は,置換または非置換のアリール基であり,アルキル基,アルコキシ基,ニトロ基またはハロゲン原子に置換されうる。
本発明の化学式1のナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体の例としては,次の化合物が挙げられる。
Figure 2005010790
Figure 2005010790
本発明のナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体は,下記化学式4のナフタレンテトラカルボキシル酸無水物と下記化学式5の2次アミンとを反応させて製造される。
Figure 2005010790
Figure 2005010790
溶媒としては,ジメチルホルムアミド,ジメチルアセトアミド,HMPA,NMPなどの有機溶媒を使用することが望ましい。また,反応温度は溶媒の沸点より−20℃低い温度から溶媒の沸点までと設定することが望ましく,溶媒の沸点より−10℃低い温度から溶媒の沸点までと設定することがさらに望ましい。
反応は,ナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミドに対して化学量論的な量より過量の2次アミンを使用して行うことが望ましい。
一般的な反応は,ジメチルホルムアミド,ジメチルアセトアミド,HMPA,NMPなどの溶媒にナフタレンテトラカルボキシル酸無水物を溶かした後,2次アミンを滴加した後に溶媒の沸点に温度を上げて3〜10時間還流させてナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体を得る。
以下では,前記化学式1のナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体を含む電子写真有機感光体について説明する。
一般的に,電子写真感光体としては導電性支持体上に感光層を塗布したものが使われる。前記導電性支持体としては,金属,プラスチックよりなるドラムあるいはベルト状を有するものを使用する。
前記感光層は,積層型または単一層型の2種に大きく分けられ,前記積層型は,電荷発生物質を含む電荷発生層及び電荷輸送物質を含む電荷輸送層を有し,前記単一層型は,単一層に電荷発生物質及び電荷輸送物質を何れも含む。
前記本発明による化学式1のナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体は,電荷輸送物質,望ましくは電子輸送物質として作用する。積層型感光層の場合は,電荷輸送層に含まれ,単一層型感光層の場合には,単一層であるので当然に電荷発生物質と共に含まれる。
感光層に使われる前記電荷発生物質としては,例えばフタロシアニン系顔料,アゾ系顔料,キノン系顔料,ペリレン系顔料,インジゴ系顔料,ビスベンゾイミダゾール系顔料,キナクリドン系顔料,アズレニウム系染料,スクアリリウム系染料,ピリリウム系染料,トリアリールメタン系染料,シアニン系染料などの有機材料や,非晶質シリコン,非晶質セレン,三方晶セレン,テルル,セレン−テルル合金,硫化カドミウム,硫化アンチモン,硫化亜鉛などの無機材料が挙げられる。感光層に使われる電荷発生物質は,前記物質に限定されず,またこれらを単独に使用することもあるが,2種以上を混合して使用することもある。
前記積層型感光層の場合には,前記電荷発生物質を結合剤樹脂と共に溶媒に分散させて,浸漬塗布,リング塗布,ロール塗布,スプレイ塗布などの方法で塗布して電荷発生層を形成する。電荷発生層の厚さは,通常0.1〜1.0μmの範囲内で形成する。
前記電荷発生物質と共に使われる結合剤樹脂としては,電気絶縁性の高分子重合体が望ましく,例えばポリカーボネート,ポリエステル,メタクリル樹脂,アクリル樹脂,ポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビニリデン,ポリスチレン,ポリビニルアセテート,シリコン樹脂,シリコン−アルキド樹脂,スチレン−アルキド樹脂,ポリ−N−ビニルカルバゾール,フェノキシ樹脂,エポキシ樹脂,ポリビニルブチラル,ポリビニルアセタル,ポリビニルホルマル,ポリスルホン,ポリビニルアルコール,エチルセルロース,フェノール樹脂,ポリアミド,カルボキシ−メチルセルロース,ポリウレタンなどが挙げられるが,これらに限定されるものではない。これら高分子重合体は,単独に使われることもあり,2種以上を混合して使用することもある。
前記積層型感光層の電荷発生層上には,本発明の化学式1のナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体を含む電荷輸送層が形成されるが,層構成を逆転させて電荷輸送層上に電荷発生層を設置した構成にすることもある。電荷輸送層の形成には,前記化学式1のナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体と結合剤樹脂とを溶媒として溶解させた溶液を塗布する方法が使用されうる。塗布方法では,感光層の場合と同様に,浸漬塗布,リング塗布,ロール塗布,スプレイ塗布などが挙げられる。
前記単層型感光体の場合には,前記電荷発生物質を結合剤樹脂及び電荷輸送物質などと共に溶媒に分散させて塗布することによって感光層が得られる。この場合,電荷輸送物質として本発明の化学式1のナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体が使われるが,別途の電荷輸送物質を併用することも望ましい。電荷輸送物質としては,正孔輸送物質と電子輸送物質とがあるが,特に単層型感光体の場合には,正孔輸送物質を併用することが望ましい。
前記化学式1のナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体と共に感光層に併用可能な正孔輸送物質としては,例えば,ピレン系,カルバゾール系,ヒドラゾン系,オキサゾール,オキサジアゾール系,ピラゾリン系,アリールアミン系,アリールメタン系,ベンジジン系,チアゾ−ル系,スチリル系などの含窒素環式化合物や縮合多環式化合物が挙げられる。また,これらの置換基を主鎖あるいは側鎖に有する高分子化合物やポリシラン系化合物を使用することもある。
前記化学式1のナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体と共に本発明の感光層に併用可能な電子輸送物質としては,例えば,ベンゾキノン系,シアノエチレン系,シアノキノジメタン系,フルオレノン系,キサントン系,フェナントラキノン系,無水フタル酸系,チオピラン系,ジフェノキノン系などの電子受容性低分子化合物が挙げられるが,これらに限定されず,電子輸送性高分子化合物やn型半導体特性を有する顔料であってもよい。
本発明の電子写真感光体に併用できる電荷輸送物質または正孔輸送物質は,前記したものに限定されず,その使用においても単独あるいは2種以上を混合して使用できる。
前記感光層の厚さは,積層型,単一層型に関係なく,通常5〜50μmの範囲であることが望ましい。
感光層を形成する時に使われる溶媒としては,アルコール類,ケトン類,アミド類,エーテル類,エステル類,スルホン類,芳香族類,脂肪族ハロゲン化炭化水素類などの有機溶媒が挙げられる。そして,感光層形成用塗布液のコーティング方法では,浸漬塗布,リング塗布,ロール塗布,スプレイ塗布などが挙げられる。
前記積層型または単一層型感光層で使われる電荷輸送物質と結合剤樹脂との含量比率は1:0.5〜1:2重量部であることが望ましい。電荷輸送物質に対する結合剤樹脂の比率が前記範囲未満であれば,感光層中の樹脂含量が少なくなって機械的な強度が低下するので望ましくなく,前記範囲を超えれば,電荷輸送能力が不十分になるので,感度が足りなくて残留電位が大きくなる傾向があって望ましくない。
本発明において,前記支持体と感光層間に導電層をさらに形成できる。前記導電層は,カーボンブラック,グラファイト,金属粉末,または金属酸化物粉末のような導電性粉末を溶媒に分散させた後,得られた分散液を支持体上に塗布しかつ乾燥させて得られる。前記導電層の厚さは5〜50μm範囲であることが望ましい。
また,前記支持体と感光層間または導電層と感光層間には,接着性の向上,あるいは支持体からの電荷注入を阻止する目的で中間層を設置することもある。このような中間層としては,アルミニウムの陽極酸化層と,酸化チタン,酸化スズのような金属酸化物粉末の樹脂分散層と,ポリビニルアルコール,カゼイン,エチルセルロース,ゼラチン,フェノール樹脂,ポリアミドのような樹脂層とが挙げられるが,これらに限定されるものではない。前記中間層の厚さは0.05〜5μmの範囲が望ましい。
また,結合剤樹脂と共に可塑剤,レベリング剤,分散安定剤,酸化防止剤,光安定剤などの添加剤を使用することもある。
酸化防止剤としては,例えば,フェノール系,硫黄系,リン系,アミン系化合物などの酸化防止剤が挙げられ,光安定剤としては,例えばベンゾトリアゾール系化合物,ベンゾフェノン系化合物,ヒンダードアミン系化合物などが挙げられる。
前記本発明による化学式1のナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体を含む感光体は,複写機以外にもレーザプリンタ,陰極線管(CRT:Cathode Ray Tube)プリンタ,発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)プリンタ,液晶プリンタなどの電子写真画像形成装置に統合されうる。このような装置で,画像は物理的な具現体から形成され,光画像に変換されて有機感光体上にスキャニングされて表面潜像を形成する。表面潜像は,トナーを有機感光体の表面に引き込むのに使用されうるが,ここで,トナー画像は有機感光体に投射される光画像と同じであるか,またはネガティブ画像である。トナーとしては,湿式または乾式トナーを使用できる。次いで,トナーは,有機感光体の表面から紙シートのような受容表面に転写される。トナーを転写した後,全体表面が放電され,感光体材料は再びサイクリングされる準備となる。画像形成装置は,例えば紙受容媒体をさらに輸送するか及び/または感光体を運動させるための複数の支持ローラ,光画像を形成するための光学機器,レーザのような光源,トナー供給源,伝達システム及び適当なコントロールシステムを含みうる。
以下,実施例を通じて本発明をさらに詳細に説明する。下記実施例は,本発明を例示するためのものであり,限定するためのものではない。
<合成例1:化合物(1)の製造>
これは,次の化学式2と表示される化合物(1)を製造することを説明するためのものである。
Figure 2005010790
還流冷却器が備わった250mlの3口フラスコの内部を窒素に置換した後,ここにナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボキシル酸二無水物10.72g(0.04mol)とDMF 100mlとを入れて常温で攪拌させた。ここに2−アミノ−1−メトキシブタン8.67g(0.084mol)とDMF 20mlとの混合液をゆっくり滴加した後に常温で攪拌した。温度を155℃まで上げて3時間還流した後に常温に冷却させた。前記反応液に60mlのメタノールを添加して生成物を沈殿させた後に濾過した。濾過した固体をクロロホルム/エタノール溶媒で再結晶した後,真空乾燥させて化合物(1)16.5gの柔軟なだいだい色結晶を得た(収率:94%)。得た化合物(1)のNMRスペクトルは,図1に表した。
<製造例2:化合物(2)の製造>
これは,次の化学式3と表示される化合物(2)を製造することを説明するためのものである。
Figure 2005010790
2−アミノ−1−メトキシブタンの代わりに2−アミノ−1−メトキシプロパン7.5g(0.084mol)を使用したことを除いては,製造例1と同じ方法を行って化合物(2)15.27gの柔軟なだいだい色結晶を得た(収率93%)。得た化合物(2)のNMRスペクトルは,図2に表した。
<実施例1>
化合物(1)4.5重量部,下記化学式6のα型チタニルフタロシアニン0.9重量部,下記化学式7のエナミンスチルベン系正孔輸送物質9重量部及びカネボウ社製の商品名“O−PET”で入手可能な結合剤樹脂化合物15.9重量部,塩化メチレン84重量部及び1,1,2−トリクロロエタン36重量部を2時間サンドミリングした後,超音波で分散させた。このように得られた溶液をアルミニウム−PETシート上にリングバーでコーティングした後,110℃で1時間乾燥させて約10〜12μmの厚さの有機感光体ドラムを製造した。
<実施例2>
電子輸送物質として化合物(1)4.05重量部と下記化学式8のジフェノキノン化合物0.45重量部とを添加することを除いては,実施例1と同じ方法で有機感光体ドラムを製造した。
<実施例3>
電子輸送物質として化合物(1)の代わりに化合物(2)を4.5重量部添加することを除いては,実施例1と同じ方法で有機感光体ドラムを製造した。
<実施例4>
電子輸送物質として化合物(2)4.05重量部と下記化学式8のジフェノキノン化合物0.45重量部とを添加することを除いては,実施例1と同じ方法で有機感光体ドラムを製造した。
<比較例1>
化合物(1)を添加せずその代わりに下記化学式7の正孔輸送物質を13.5重量部の量に増加させて添加することを除いては,実施例1と同じ方法で有機感光体ドラムを製造した。
<比較例2>
化合物(1)の代わりに下記化学式9のナフタレンテトラジカルボキシル酸ジイミド誘導体4.05重量部を添加することを除いては,実施例1と同じ方法で有機感光体ドラムを製造した。
Figure 2005010790
Figure 2005010790
Figure 2005010790
Figure 2005010790
<試験例>
前記実施例及び比較例で製造した電子写真有機感光体の電子写真特性をドラム感光体評価装置(QEA社製,PDT−2000)を使用して測定した。初期帯電電位と露光電位及び300サイクル後の帯電電位と露光電位を測定した。試験結果は表1に示した。
Figure 2005010790
Vo initial:初期帯電電位
Vd initial:初期露光電位
Vo 300:300サイクル後の帯電電位
Vd 300:300サイクル後の露光電位
前記表に示されたように,実施例1〜4の場合には,ナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体は,300サイクル後にも帯電電位値と露光電位値とがそれぞれの初期値と大きい差がなかったが,比較例の場合は,初期値に比べて帯電電位値は低下し,露光電位値は増加した。
したがって,本発明によるナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体を採用した感光体は,従来のナフタレンテトラカルボキシル酸誘導体またはチタニルフタロシアニンを電子輸送物質として使用する感光体に比べて静電特性が優秀な感光体であることが分かる。これは,前記製造例で製造した化合物1の塩化メチレン及び1,1,2−トリクロロエタンのような有機溶媒に対する優秀な溶解性とポリエステル結合剤樹脂との相溶性とが向上することによって得られる結果である。
図3は,導電性支持体3と光導電層2及び必要な場合に中間層4を含む本発明の一具現例による電子写真感光体1を示すブロック図である。
図4は,本発明の具現例による画像形成装置30,電子写真ドラム28及び電子写真カートリッジ21を示す概略図である。電子写真カートリッジ21は,通常的に電子写真感光体29と前記電子写真感光体29を帯電させる少なくとも一つの帯電装置25,電子写真感光体29上に形成された静電潜像を現像する現像装置24,及び電子写真感光体29の表面を洗浄させる洗浄装置26を含む。電子写真カートリッジ21は,画像形成装置30に脱着可能であり,電子写真感光体29はすでに詳細に記述されている。
画像形成装置30のための電子写真感光体ドラム28,29は,電子写真装置30に脱着可能であり,前記ドラム上に配置された電子写真感光体29を含み,前記電子写真感光体29はすでに詳細に記述されている。
一般的に,画像形成装置30は,感光体装置(例えば,電子写真感光体ドラム28,29),前記感光体装置を帯電させる帯電装置25,帯電された感光体装置を画像によって光を照射させて感光体装置上に静電潜像を形成する画像による光照射装置22,静電潜像をトナーで現像して前記感光体装置上にトナー画像を形成する現像装置24及びトナー画像を紙のような受容材料上に転写する転写装置27を含み,前記感光体装置は,すでに詳細に記述されている電子写真感光体29を含む。帯電装置25は,電圧を供給されて電子写真受容体と接触して帯電させうる。必要な場合,前記装置は次のサイクルを準備するために電子写真感光体の表面上の残留電荷を削除するための事前露光装置を含みうる。
電子写真画像形成装置30は,複数の支持ローラ25,27(図示した具現例で,支持ローラは帯電ドライブ25と転写装置27とである)を含む。電子写真感光体29は,支持ローラ25,27に連動されていて支持ローラ25,27の動作が電子写真感光体29の動作をもたらしている。
必要な場合,感光体はその上に保護層(図示せず)を有することもある。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明による感光体は,有機溶媒に対する溶解性,結合剤樹脂との相溶性及び電子輸送能に優れて電子写真画像形成装置に有用に使用できる。
製造例1によって製造されたナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体のNMRスペクトルを示す説明図である。 製造例2によって製造されたナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体のNMRスペクトルを示す説明図である。 導電性支持体,光導電層及び前記導電性支持体と光導電層間に位置したアンダーコートを含む電子写真感光体を示す説明図である。 画像形成装置,電子写真ドラム及び電子写真カートリッジの概略を示す説明図である。
符号の説明
21 電子写真カートリッジ
22 光照射装置
23 現像装置
24 現像装置
25 支持ローラ
26 洗浄装置
27 支持ローラ
28 電子写真ドラム
29 電子写真感光体
30 画像形成装置

Claims (28)

  1. 導電性支持体及び前記導電性支持体上に形成された感光層を含む電子写真感光体であって,前記感光層が下記化学式1のナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体を含むことを特徴とする,電子写真感光体。
    Figure 2005010790
    前記化学式1で,R及びRはそれぞれ独立的に水素,炭素数1〜20の置換または非置換のアルキル基,炭素数1〜20の置換または非置換のアルコキシ基,炭素数6〜30の置換または非置換のアリール基,または炭素数7〜30の置換または非置換のアラルキル基を表し,
    は,式−(CH−O−Rの基を表し,
    ここで,Rは,水素原子,炭素数1〜20の置換または非置換のアルキル基,炭素数1〜20の置換または非置換のアルコキシ基,炭素数6〜30の置換または非置換のアリール基,または炭素数7〜30の置換または非置換のアラルキル基であり,
    nは,1〜12の整数である。
  2. 支持体,前記支持体上に形成された中間層及び前記中間層上に形成された感光層を含む電子写真感光体であって,前記中間層が下記化学式1のナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体を含むことを特徴とする,電子写真感光体。
    Figure 2005010790
    前記化学式1で,R及びRはそれぞれ独立的に水素,炭素数1〜20の置換または非置換のアルキル基,炭素数1〜20の置換または非置換のアルコキシ基,炭素数6〜30の置換または非置換のアリール基,または炭素数7〜30の置換または非置換のアラルキル基を表し,
    は,式−(CH−O−Rの基を表し,
    ここで,Rは,水素原子,炭素数1〜20の置換または非置換のアルキル基,炭素数1〜20の置換または非置換のアルコキシ基,炭素数6〜30の置換または非置換のアリール基,または炭素数7〜30の置換または非置換のアラルキル基であり,
    nは,1〜12の整数である。
  3. 前記化学式1のRが水素であり,Rがメチル基,エチル基,またはプロピル基であり,Rがメトキシメチル,メトキシエチルまたはエトキシメチルであることを特徴とする,請求項1または2に記載の電子写真感光体。
  4. (a)複数の支持ローラと,
    (b)前記支持ローラと連動する感光体であって,前記支持ローラの運動が前記感光体の運動をもたらす感光体と,
    を含み,
    前記感光体が下記化学式1のナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体を含むことを特徴とする,電子写真画像形成装置。
    Figure 2005010790
    前記化学式1で,R及びRはそれぞれ独立的に水素,炭素数1〜20の置換または非置換のアルキル基,炭素数1〜20の置換または非置換のアルコキシ基,炭素数6〜30の置換または非置換のアリール基,または炭素数7〜30の置換または非置換のアラルキル基を表し,
    は,式−(CH−O−Rの基を表し,
    ここで,Rは,水素原子,炭素数1〜20の置換または非置換のアルキル基,炭素数1〜20の置換または非置換のアルコキシ基,炭素数6〜30の置換または非置換のアリール基,または炭素数7〜30の置換または非置換のアラルキル基であり,
    nは,1〜12の整数である。
  5. 湿式トナー供給器を含むことを特徴とする,請求項4に記載の電子写真画像現像装置。
  6. 導電性支持体と,
    前記導電性支持体上に形成され,下記化学式1を有するナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体を含む光導電層を含む電子写真感光体と,
    前記電子写真感光体を帯電させる帯電装置と,
    前記電子写真感光体上に形成された静電潜像を現像する現像装置と,
    前記電子写真感光体の表面を洗浄させる洗浄装置と,
    を含み,
    画像形成装置から脱着可能なことを特徴とする,電子写真カートリッジ。
    Figure 2005010790
    前記化学式1で,R及びRはそれぞれ独立的に水素,炭素数1〜20の置換または非置換のアルキル基,炭素数1〜20の置換または非置換のアルコキシ基,炭素数6〜30の置換または非置換のアリール基,または炭素数7〜30の置換または非置換のアラルキル基を表し,
    は,式−(CH−O−Rの基を表し,
    ここで,Rは,水素原子,炭素数1〜20の置換または非置換のアルキル基,炭素数1〜20の置換または非置換のアルコキシ基,炭素数6〜30の置換または非置換のアリール基,または炭素数7〜30の置換または非置換のアラルキル基であり,
    nは,1〜12の整数である。
  7. 前記感光体が単一層型または積層型であることを特徴とする,請求項6に記載の電子写真カートリッジ。
  8. 画像形成装置と脱着可能なドラムと,
    前記ドラムに配置された電子写真感光体とを含む電子写真ドラムであって,
    前記電子写真感光体は,導電性支持体及び前記導電性支持体上に形成され,下記化学式1を有するナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体を含む光導電層を含むことを特徴とする,電子写真ドラム。
    Figure 2005010790
    前記化学式1で,R及びRはそれぞれ独立的に水素,炭素数1〜20の置換または非置換のアルキル基,炭素数1〜20の置換または非置換のアルコキシ基,炭素数6〜30の置換または非置換のアリール基,または炭素数7〜30の置換または非置換のアラルキル基を表し,
    は,式−(CH−O−Rの基を表し,
    ここで,Rは,水素原子,炭素数1〜20の置換または非置換のアルキル基,炭素数1〜20の置換または非置換のアルコキシ基,炭素数6〜30の置換または非置換のアリール基,または炭素数7〜30の置換または非置換のアラルキル基であり,
    nは,1〜12の整数である。
  9. 前記感光体が単一層型または積層型であることを特徴とする,請求項8に記載の電子写真ドラム。
  10. 導電性支持体と,
    前記導電性支持体上に形成され,下記化学式1を有するナフタレンテトラカルボキシル酸ジイミド誘導体を含む光導電層を含む感光体装置と,
    前記感光体装置を帯電させる帯電装置と,
    前記帯電された感光体装置を画像によって光を照射して前記感光体装置上に静電潜像を形成する画像による光照射装置と,
    前記静電潜像をトナーで現像して前記感光体装置上にトナー画像を形成する現像装置と,
    前記トナー画像を受容材料に転写させる転写装置と,
    を含むことを特徴とする,電子写真画像形成装置。
    Figure 2005010790
    前記化学式1で,R及びRはそれぞれ独立的に水素,炭素数1〜20の置換または非置換のアルキル基,炭素数1〜20の置換または非置換のアルコキシ基,炭素数6〜30の置換または非置換のアリール基,または炭素数7〜30の置換または非置換のアラルキル基を表し,
    は,式−(CH−O−Rの基を表し,
    ここで,Rは,水素原子,炭素数1〜20の置換または非置換のアルキル基,炭素数1〜20の置換または非置換のアルコキシ基,炭素数6〜30の置換または非置換のアリール基,または炭素数7〜30の置換または非置換のアラルキル基であり,
    nは,1〜12の整数である。
  11. 前記感光体が単一層型または積層型であることを特徴とする,請求項10に記載の電子写真画像形成装置。
  12. 前記光導電層が下記化学式2の化合物を含むことを特徴とする,請求項1または2に記載の電子写真感光体。
    Figure 2005010790
  13. 前記光導電層が下記化学式2の化合物を含むことを特徴とする,請求項4に記載の電子写真画像形成装置。
    Figure 2005010790
  14. 前記光導電層が下記化学式2の化合物を含むことを特徴とする,請求項6に記載の電子写真カートリッジ。
    Figure 2005010790
  15. 前記光導電層が下記化学式2の化合物を含むことを特徴とする,請求項8に記載の電子写真ドラム。
    Figure 2005010790
  16. 前記光導電層が下記化学式2の化合物を含むことを特徴とする,請求項10に記載の電子写真画像形成装置。
    Figure 2005010790
  17. 前記光導電層が約5〜50μmの厚さであることを特徴とする,請求項2に記載の電子写真感光体。
  18. 前記光導電層が約5〜50μmの厚さであることを特徴とする,請求項4に記載の電子写真画像形成装置。
  19. 前記光導電層が約5〜50μmの厚さであることを特徴とする請求項6に記載の電子写真カートリッジ。
  20. 前記光導電層が約5〜50μmの厚さであることを特徴とする,請求項8に記載の電子写真ドラム。
  21. 前記光導電層が約5〜50μmの厚さであることを特徴とする,請求項10に記載の電子写真画像形成装置。
  22. 前記光導電層が下記化学式3の化合物を含むことを特徴とする,請求項1または2に記載の電子写真感光体。
    Figure 2005010790
  23. 前記光導電層が下記化学式3の化合物を含むことを特徴とする,請求項4に記載の電子写真画像形成装置。
    Figure 2005010790
  24. 前記光導電層が下記化学式3の化合物を含むことを特徴とする,請求項6に記載の電子写真カートリッジ。
    Figure 2005010790
  25. 前記光導電層が下記化学式3の化合物を含むことを特徴とする,請求項8に記載の電子写真ドラム。
    Figure 2005010790
  26. 前記光導電層が下記化学式3の化合物を含むことを特徴とする,請求項10に記載の電子写真画像形成装置。
    Figure 2005010790
  27. 前記光導電層が電子輸送物質として添加される下記化学式3の化合物約4.5重量部を含むことを特徴とする,請求項8に記載の電子写真ドラム。
    Figure 2005010790
  28. 前記光導電層が電子輸送物質として添加される下記化学式3の化合物約4.05重量部と下記化学式8のジフェノキノン化合物約0.45重量部とを含むことを特徴とする,請求項8に記載の電子写真ドラム。
    Figure 2005010790
    Figure 2005010790
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