JP2005009301A - ロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 グローブボックス等の収納体の内側に不要な突出物が存在しないロック装置の提供。
【解決手段】 支持体に開閉可能に取り付けられた収納体のドアを、閉状態で支持体にロックすると共に、ロックを解除するロック装置において、該ドアの端縁に取り付けられるケース1と、該ケース1に摺動可能に支持されて支持体と係脱するロック体3と、該ロック体3を支持体方向に常時付勢する第1付勢部材4と、上記ドアの端縁側から遠い部位でケース1に回動可能に軸支されてドアの端縁側に近い部位で支持体側からドア側に回動してロックを解除する操作ハンドル2と、該操作ハンドル2の回動でロック体3を第1付勢部材4に抗して摺動させるレバー機構5・7とを有し、支持体は、操作ハンドル2と対応する位置を窪ませて、操作ハンドル2との間に操作空間を有することにより、従来のような陥没状の収納部を不要とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、自動車のインストルメントパネルに開閉可能に取り付けられるグローブボックスそれ自体又はその独立したドアをロックするロック装置に関するものである。
従来のこの種ロック装置は、具体的には図示しないが、グローブボックスドアの中央部に陥没状の収納部を一体に形成して、該陥没状の収納部内にインストルメントパネル側に設けられたストライカと係脱するロック体を昇降動可能に支持して、該ロック体を付勢ばね圧で上方に弾発付勢する一方、陥没状の収納部の両側壁に操作ハンドルを回動可能に軸支して、該操作ハンドルの先端側にロック体の係合部に係合する係合アームを連設する構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
そして、実際の使用に際して、グローブボックスが閉塞位置にある時には、ロック体が付勢ばね圧で上昇して、当該ロック体の先端部が上記ストライカに係合することとなるので、これにより、グローブボックスが閉塞位置にロックされ、逆に、このロックを解除する場合には、上記収納部の下部に大きく画成される操作空間内に指を入れて、操作ハンドルを下から上へと回動操作すると、今度は、操作ハンドルの係合アームがロック体の係合部に係合して、ロック体を付勢ばね圧に抗して下降させるので、これにより、ロック体とストライカの係合状態が解除されて、グローブボックスが開放方向へ移動することが許容される。
特開2000−272429号公報
従って、従来のロック装置にあっては、一応、グローブボックスのロック及びロック解除が簡単にできる利点を有するものではあるが、操作ハンドルを下から上へと回動させる関係で、操作ハンドルとグローブドアの間に指を入れる操作空間を画成しなければならないので、グローブドアに陥没状の収納部を一体に形成している訳であるが、この収納部はグローブボックスの内側に大きく突出するため、小物類をグローブボックス内に出し入れする際の障害となったり、グローブボックスの有効スペースを制限する恐れを有していた。
本発明は、斯かる従来のロック装置が抱える課題を有効に解決するために開発されたもので、請求項1記載の発明は、支持体に開閉可能に取り付けられた収納体のドアを、閉状態で支持体にロックすると共に、ロックを解除するロック装置において、該ドアの端縁に取り付けられるケースと、該ケースに摺動可能に支持されて支持体と係脱するロック体と、該ロック体を支持体方向に常時付勢する第1付勢部材と、上記ドアの端縁側から遠い部位でケースに回動可能に軸支されてドアの端縁側に近い部位で支持体側からドア側に回動してロックを解除する操作ハンドルと、該操作ハンドルの回動でロック体を第1付勢部材に抗して摺動させるレバー機構とを有し、支持体は、操作ハンドルと対応する位置を窪ませて、操作ハンドルとの間に操作空間を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1を前提として、レバー機構は、リンク部材とレバー部材とから成り、各々がケースに回動可能に軸支され、リンク部材とレバー部材を摺接状態と非摺接状態に切り替え可能であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2を前提として、ロック体が常時付勢される側に、リンク部材の先端部を付勢する第2付勢部材を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2乃至請求項3を前提として、ロック体はレバー部材と摺接する係合部を備え、レバー部材がリンク部材の先端部と係合部との間に挾まれて摺接する三者摺接部を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2乃至請求項4を前提として、偏心軸を備えて摺接状態と非摺接状態を切り替えるキーシリンダ錠を有し、レバー部材は、その軸支位置と三者摺接部との間で偏心軸と連結することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項2乃至請求項5を前提として、操作ハンドルは、その軸支位置と側部との間に作動爪を備え、リンク部材は、その軸支位置を挾んで三者摺接部と反対側に作動爪が係合する連結孔を備えることを特徴とする。
依って、請求項1記載の発明にあっては、収納体のドアの上端縁に上から下へと回動する操作ハンドルを軸支し、支持体の操作ハンドルと対応する箇所に指を差し入れる操作空間を画成した関係で、従来のように、収納体の内側に不要に突出する部分がなくなるので、小物類の出し入れに支障をきたす心配がなくなると共に、収納体の内部スペースを有効に利用することが可能となる。
請求項2記載の発明にあっては、レバー機構を構成するリンク部材とレバー部材が摺接状態と非摺接状態に切り替わる関係で、キーシリンダ錠を有するロック装置に対しても、キーシリンダ錠を有しないロック装置に対しても、実施応用できるので、頗る合理的となる。請求項3記載の発明にあっては、ロック体が常時付勢される側に、リンク部材の先端部を付勢する第2付勢部材を設けた関係で、操作ハンドルのガタツキを有効に防止できる。請求項4記載の発明にあっては、リンク部材の先端部とレバー部材の先端部とロック体の係合部を上から順に配置する関係で、三者の摺接部を薄くして、装置自体の小型化が図れる。
請求項5記載の発明にあっては、レバー部材はその軸支位置と三者摺接部との間でキーシリンダ錠の偏心軸と連結する関係で、レバー部材が回動する時のガイドを兼ねられるので、円滑な動作が保障できる。請求項6記載の発明にあっては、操作ハンドルの軸支位置と側部の間に存する作動爪がリンク部材の軸支位置を挾んで三者摺接部と反対側に存する連結孔に係合する関係で、操作ハンドルの操作角度が鈍感となって、ロック体の移動量が小さくなると共に、作動爪とロック体の距離を大きくできるので、操作力も小さくなる。
本発明に係るロック装置は、収納体のドアの上端縁に上から下へと回動する操作ハンドルを軸支し、支持体の操作ハンドルと対応する箇所に指を差し入れる操作空間を画成することにより、従来のように、収納体の内側に不要に突出する部分をなくして、小物類の出し入れに支障をきたす心配をなくすると共に、収納体の内部スペースの有効利用を可能となしたものである。
以下、本発明を図示する好適な実施例に基づいて詳述すれば、該実施例に係るロック装置も、図13に示す如く、自動車のインストルメントパネルPに開閉可能に取り付けられるグローブボックスBを対象として開発されたもので、その特徴とするところは、収納体たるグローブボックスBのグローブドアBaの上端縁に上から下へ回動する操作ハンドル2を設け、支持体たるインストルメントパネルPの操作ハンドル2と対応する箇所を窪ませて、そこに指を差し入れる操作空間31を画成し、当該操作空間31を利用して、操作ハンドル2を上から下へ回動操作することにより、グローブボックスBのロックを解除できるようにしたものである。従って、指を差し入れる操作空間31をグローブボックスB側に設ける必要がなくなり、グローブボックスBの内側に突出する部分をなくすることができるので、小物類をグローブボックスBから出し入れする際に障害となるものをなくすことができる。又、突出する部分の存在によって発生していたグローブボックスB内部のデッドスペースをなくすこともできることとなる。
そこで、これを具体的に説明すると、本実施例に係るロック装置は、図1に示す如く、図13に示したグローブドアBa側の上端縁中央部に裏側からネジ止めされるケース1と、該ケース1に上から下へ回動するように軸支される操作ハンドル2と、ケース1に昇降動可能に支持されてインストルメントパネルP側に設けられたストライカ32(図13参照)と係脱するロック体3と、該ロック体3をストライカ32と係合する方向に付勢する第1付勢部材たる圧縮コイルばね4と、ケース1に回動可能に軸支されて操作ハンドル2の回動操作で回動するリンク部材5と、該リンク部材5の先端部5bをケース1の上方に付勢する第2付勢部材たる捻じりコイルばね6と、ケース1に回動可能に軸支されてリンク部材5の先端部5bの回動に応じてロック体3を圧縮コイルばね4の付勢ばね圧に抗して下降させるレバー部材7とを備える構成になっている。尚。このレバー部材7と上記リンク部材5とで、操作ハンドル2とロック体3を連結するレバー機構を構成するものとする。
又、レバー部材7の先端部7bの上面とリンク部材5の先端部5bとを摺接させ、レバー部材7の先端部7bの下面とロック体3の係合部19(図3参照)の上面とを摺接させることで、リンク部材5を介して操作ハンドル2からの力をレバー部材7とロック体3に伝達する三者摺接部が構成される。この三者摺接部では、リンク部材5を介して操作ハンドル2からの力をレバー部材7とロック体3に一箇所で同時に伝達する。伝達できる力の大きさは、各部材が摺接する部分の面積に比例するので、ある程度の面積が必要になる。リンク部材5とレバー部材7とロック体3の係合部19を積層状態で摺接させる構成とすることにより、二つの摺接部を一箇所に集約できるので、装置自体の小型が可能となり、メンテナンスも容易となる。
そして、ケース1は、図2にも示す如く、その中央部に上記ロック体3と圧縮コイルばね4を支持する収納室8を形成すると共に、該収納室8の上部に上記ストライカ32を受け入れる一対の横U字状を呈する受け壁9を形成する一方、該受け壁9の側部にキーシリンダ錠を内部に装着できる構造の円筒壁10を一体に連設して、該円筒壁10の底部裏面側に、レバー部材7の回動支点となる第1軸11と、回動を案内する第2軸12とを形成すると共に、収納室8の表面側両側に、後述する操作ハンドル2の各軸受部16と嵌合する一対の軸部13を形成し、且つ、上記円筒壁10の反対側の表面下部にリンク部材5の回動支点となる第3軸14を形成する構成となっている。尚、上記収納室8の表面側は全域を開放して、該開放口15を利用することにより、後述するロック体3の係合部19の移動を可能となしている。
又、ケース1は、その表側に操作ハンドル2を備えて、その裏側でグローブドアBaに固定され、その上側からロック体3が出没する。収納室8は、ケース1の上側から下側に向けて開設された角形状の有底孔であり、ロック体3が上下に摺動する時に案内となるガイド溝を上下方向に備え、底部に圧縮コイルばね4の一端を支える面と圧縮コイルばね4の内側に挿入されてその伸縮時の案内となる突起を有する。受け壁9は、横U字状を呈して横方向に開口を備えており、開口を塞ぐようにロック体3を下方から受け入れて、受け壁9とロック体3の協働によって空間を画成する構成となっている。
円筒壁10は、ケース1の表側から裏側に向かって形成され、その内側に後述するキーシリンダ錠34の外形と略同一寸法・同一形状の凹部を有する。この凹部の底面はケース1の裏側にあり、凹部の底面からケース1の裏側に向けて円筒壁10の軸線方向に突出する第1軸11と第2軸12は、間隔をあけて略水平に並んでおり、第1軸11の先端がL字状を呈して,装着後のレバー部材7の脱落を防止し、第2軸12は第1軸11よりも短い円柱状の突起で、後述するキーシリンダ錠34の偏心軸35と略同一寸法・同一形状を呈している。二つの軸部13は、ケース1の表側にあり、ロック体3の摺動中心軸を挾んで間隔をおいて略水平に並んでいる。
第3軸14は、ケース1の表側で、ロック体3の摺動中心軸を挾んで円筒壁10と反対側にあり、第3軸14の中心と三者摺接部と円筒壁10の凹部の底面中心が略一線上に並んでいる。第3軸14とケース1の間には、捻じりコイルばね6が巻きつけられる円筒部分があり、この円筒部分は、第3軸14と同心で外形が第3軸14より大きい。円筒部分の根元には輪環状の溝があり、巻きつけられた捻じりコイルばね6の一部が収納される。溝には、捻じりコイルばね6の一端を引っ掛けるために、外壁の一部を切り欠いた切欠部が設けてある。
更に、上記した収納室8は、その下部において、ケース1の表側に開放口15を有しており、該収納室8と円筒壁10の間には、ケース1の表側から裏側へ貫通する開口があり、この開口を通ってレバー部材7が配置されるので、レバー部材7の一端はケース1の表側に、他端はケース1の裏側に存在する。
操作ハンドル2は、その裏面下部側に上記軸部13を嵌合する一対の軸受部16を形成すると共に、一端部に後述するリンク部材5の連結孔21に係合する作動爪17を裏面方向に突出する状態をもって形成すると共に、裏面上部に安全板18をその巾域に沿って連続して形成する構成となっている。又、操作ハンドル2は、ケース1と対向する裏面と意匠面となる表面を有し、二つの軸部13と円筒壁10内側の凹部開口を覆い、ケース1の上面を超えて延長されている。一対の軸受部16は、二つの軸部13と嵌合する位置で、操作ハンドル2の下部に突設されている。作動爪17は、一対の軸受部16と操作ハンドル2の意匠面の輪郭を構成する側部との間に突設され、その先端は鉤状となし、該鉤状の先端は軸受部16を超えてケース1側に延設されると共に、軸受部16を超えてケース1の下側にも伸びている。又、作動爪17の先端の鉤状部分内側には隅肉を有するので、作動爪17が後述するリンク部材5の連結孔21の孔縁に係合して摺動する際には、その摺動動作を円滑に行うことができる。
更に、操作ハンドル2の意匠面の輪郭を構成する上側部と安全板18との間には、操作者が指を引っ掛ける突条がある。従って、この操作ハンドル2の裏面の上縁に沿って設けられた突条によって、引っ掛けられた操作者の指が滑って外れることはない。安全板18がロック装置の上部を覆っているので、操作者が指を引っ掛けても、その指は安全板18を越えてロック装置の他の部分に接触することはない。又、重力によって、異物等がロック装置の上面から侵入したり、指に付着した異物がロック装置に侵入することを防止できる。
ロック体3は、図3にも示す如く、既述したように、圧縮コイルばね4の付勢ばね圧でストライカ32と係合する方向に付勢されるものであるが、その表面側の下部に上記収納室8の開放口15から外方に臨む係合部19を一体に形成して、操作ハンドル2の回動操作で、リンク部材5を回動させて、レバー部材7の先端部7bで当該係合部19を押圧することにより、ロック体3を下降させて、ストライカ32との係合が解除される構成となっている。又、ロック体3は、ケース1側の収納室8の孔形状と略同一断面形状をもった柱状を呈し、長手方向の上端に斜面3aを形成し、下端に係合部19を形成すると共に、長手方向に収納室8のガイド溝と嵌合する突起を備えている。
レバー機構を構成するリンク部材5は、図4にも示す如く、その三角形状を呈する基板5aに上記第3軸14を嵌入する第3嵌入孔20を形成すると共に、その側方に上記操作ハンドル2の作動爪17を係合する連結孔21を形成する一方、先端部5bを嘴状に延長させて、その先端部下面22をガイド片23を介して後述するレバー部材7の先端厚肉部28の上面に摺接させる構成となっている。尚、リンク部材5を第3軸14に軸支する場合には、上記捻じりコイルばね6を同時に装着して、先端部5bをケース1の上方に付勢するものとする。従って、リンク部材5は常時反時計方向に回動しようとするので、これにより、リンク部材5の連結孔21に作動爪17を係合する操作ハンドル2は不用意にガタツクことがない。又、ガイドピン24は、ケース1との対向面に摺接して、リンク部材5の回動を案内するものである。
上記連結孔21の上縁は、通常位置において水平となる直線部分であり、操作ハンドル2と対向する面側には面取りが施されている。操作ハンドル2の作動爪17の隅肉部分は、この上縁の面取り部分と摺接する。第3嵌入孔20は、基板5aの下部に設けられ、連結孔21は、当該第3嵌入孔20の略水平位置に並んで設けられると共に、先端部5bとは第3嵌入孔20を挾んで反対側にある。リンク部材5の基板5aとケース1との間に捻じりコイルばね6を装着する空間を確保するため、基板5aと先端部5bとの間の接続部は厚み方向に折り曲げられたクランク状を呈し、基板5aの上部で先端部5bと接続する。
上記ガイド片23は、レバー部材7の先端部7bが変形してリンク部材5との摺接部から脱落することを防止すると共に、後述するように、キーシリンダ錠34を用いて、リンク部材5とレバー部材7を非摺接状態から摺接状態に切り替えた時に、レバー部材7の厚肉壁28の上面がリンク部材5の先端部5bの下面と円滑に合致するように案内する機能をも果たす。捻じりコイルばね6は、一端を基板5aと先端部5bの接続部に引っ掛け、他端をケース1に引っ掛けて、リンク部材5を反時計方向に付勢する。この捻じりコイルばね6により、リンク部材5が常時反時計方向に付勢されるので、連結孔21の孔上縁と係合している操作ハンドル2の作動爪17は、ケース1の下側に付勢されることとなり、操作ハンドル2の裏面がケース1の表面と当接することとなるので、操作ハンドル2は、常時ケース1に押し付けられてガタツクことがない。
操作ハンドル2の回動によって、作動爪17の隅肉部分が連結孔21の孔上縁と摺接すると、作動爪17が基板5aをケース1に近づく方向に押圧することとなるが、ガイドピン24がケース1との対向面と摺接して、リンク部材5とケース1との間隔を一定に保持しているので、リンク部材5の先端部5bもケース1との間隔を一定に保持できる。従って、リンク部材5の先端部5bがレバー部材7との摺接部から脱落することがなくなり、これにより、ガイドピン24はリンク部材5の脱落を防止することとなる。
同じく、レバー機構を構成するレバー部材7は、図5にも示す如く、その菱形状を呈する基板7aに、上記ケース1の第1軸11を嵌入する弾性片25付の長孔状の第1嵌入孔26と、第2軸12を嵌入する長孔状の第2嵌入孔27とを形成すると共に、先端部7bを基板7aの一端部側から横方向に一旦折曲させてその後嘴状に延長させて、該先端部7bに厚肉壁28と薄肉壁29を連続して形成して、厚肉壁28の上面に上記リンク部材5の先端部下面22を摺接させる構成となっている。従って、配列的には、リンク部材5の先端部5b・レバー部材7の先端部7b・ロック体3の係合部19が上から順に配置されることとなるので、この三者5b・7b・19の摺接部を薄くできると共に、操作ハンドル2を回動操作すると、リンク部材5が付勢方向と逆方向、即ち、時計方向に回動すると同時に、レバー部材7を反時計方向に回動させて、ロック体3の係合部19を圧縮コイルばね4のばね圧に抗して下降させることとなる。
又、レバー部材7の基板7aと先端部7bとの接続部は、厚み方向に折り曲げられたクランク状を呈し、基板7aの下部で先端部7bと接続している。レバー部材7をケース1に装着した際に、基板7aと先端部7bの接続部がケース1の円筒壁10と収納室8の間にあって、ケース1の表側から裏側へ貫通する開口内に配置されると、それがクランク状を呈することによって、レバー部材7の先端部7bはケース1の表側に配され、基板7aはケース1の裏側に配されることとなる。レバー部材7は、三者摺接部とケース1の第2軸12或いは後述するキーシリンダ錠34の偏心軸35と連結することとなるので、レバー部材7をケース1の表側に配置すると、第2軸12が形成された円筒壁10の凹部の底面或いは偏心軸35を備えているキーシリンダ錠34の後端面をケース1の表側に配置しなければならない。従って、レバー部材7がケース1の表側と裏側を結ぶ構成とすることにより、円筒壁10やキーシリンダ錠34をケース1の表側に突出して配置せずに、キーシリンダ錠34をケース1の裏側に偏らせて配置することができるので、ロック装置全体を薄くすることが可能となる。
上記第1嵌入孔26は、通常状態では、略水平方向に伸びて上下に並んだ二つの長孔と、二つの長孔をその端部付近で結ぶ溝とで構成され、この二つの長孔は、誤組立防止のため異なる巾で形成されている。下側の長孔の巾は、第1軸11の直径と略同一寸法であり、上側の長孔の巾はその寸法より小さいので、第1軸11は下側の長孔とのみ嵌合可能となっている。二つの長孔と溝で囲まれた弾性片25は、先端がL字状を呈する第1軸11を下側の長孔に円滑に挿入するために十分な弾性変形が得られる長さとなっている。弾性片25の先端には膨らみがあり、ケース1の第1軸11は、第1嵌入孔26の下側の長孔と嵌合し、弾性片25の先端の膨らみによってその長孔の端部に拘束される。
L字状を呈する第1軸11の先端を第1嵌入孔26における下側の長孔に押し込むと、弾性片25の弾性変形によって、L字状の先端を迎え入れるように長孔の形状が変形して、第1軸11が第1嵌入孔26に嵌合するので、第1軸11のL字状の先端により、レバー部材7の脱落が防止される。第1軸11を第1嵌入孔26に嵌合した後、弾性片25を弾性変形させて、その先端の膨らみを乗り越えさせると、弾性片25の先端の膨らみにより、第1軸11は第1嵌入孔26における下側の長孔の端部に弾性拘束されるので、レバー部材7はケース1に弾性拘束される。
第2嵌入孔27は、レバー部材7をケース1に弾性拘束させた状態で、レバー部材7を回動させた時に、レバー部材7の案内となるようにケース1の第2軸12と相対的に摺動する形状となっており、言うなれば、第1軸11を中心とした弓形の長孔形状となっている。又、第2軸12の代わりに後述するキーシリンダ錠34の偏心軸35が第2嵌入孔27に嵌合している場合には、キーシリンダ錠34にキーを挿入して回転させると、キーシリンダ錠34の後端面に設けられている偏心軸35は、キーの回転中心を中心点として回転運動をするので、レバー部材7を横方向に移動させることができ、レバー部材7が横方向に移動すると、第1嵌入孔26の長孔に嵌合している第1軸11は、当接している弾性片25の弾性変形により先端の膨らみを乗り越えて長孔の他端側に移動する。この後は、キーの回転で偏心軸35を強制的に戻さない限り、弾性片25の先端の膨らみにより、第1軸11が元の位置に戻ることはない。
依って、斯かる構成のロック装置を組み立てる場合には、まず、ケース1の表側に対して、リンク部材5の基板5aに形成された第3嵌入孔20を第3軸14に嵌入することとなるが、この時には、同時に、捻じりコイルばね6の一端をリンク部材5の基板5aと先端部5bの接続部に引っ掛け、同他端をケース1側に引っ掛けて、後は、第3軸14の先端にプッシュオンフィックス30を止着すれば、これにより、リンク部材5は、抜け外れることなく、その先端部5bを捻じりコイルばね6のばね圧で反時計方向に付勢された状態をもってケース1側に回動可能に軸支される。尚、上記プッシュオンフィックス30は、金属製で、そのリング体の中央部に上記第3軸14を挿通する挿通孔を形成して、該挿通孔の孔縁に第3軸14の側面に食い込む複数の食い込み爪を立ち上げ形成する構造となっている。
そこで、今度は、収納室8側のガイド溝とロック体3側の突起を一致させながら、ケース1の収納室8内に圧縮コイルばね4とロック体3を挿入すると、ロック体3は圧縮コイルばね4のばね圧でケース1の上方に付勢されると共に、その係合部19を収納室5の開放口15から外方に臨ましめることとなるので、斯かる状態を得た後は、ケース1の円筒壁10と収納室8の間にあって、ケース1の表側から裏側へ貫通する開口を利用して、クランク状を呈するレバー部材7の先端部7bをケース1の表側に導いて、ロック体3を押し下げながら、当該先端部7bをロック体3の係合部19に上から摺接させる一方、ケース1の裏側に配される基板7aに形成されている第2嵌入孔27に第2軸12を嵌入しながら、第1軸11を第1嵌入孔26に嵌入すると、弾性片25が弾性変形して、第1軸11が第1嵌入孔26にスムーズに嵌合することとなるので、これにより、レバー部材7も、抜け外れることなく、ケース1側に回動可能に軸支されることとなる。尚、このレバー部材7の軸支により、ロック体3の係合部19に当接するレバー部材7の先端部7bにリンク部材5の先端部5bが上から摺接して三者摺接部を構成することとなる。
次いで、最後に、操作ハンドル2の作動爪17をリンク部材5の連結孔21に係合させながら、操作ハンドル2をケース1の表側に押し付けて、ケース1側の軸部13と操作ハンドル2側の軸受部16とを嵌合させると、これにより、ケース1に操作ハンドル2が回動可能に軸支されて、図6に示す如く、ロック装置が簡単に組み立てられる。従って、後は、ケース1をグローブドアBaの上端縁中央部にネジ止めすれば、これにより、図7に示す如く、その使用に供されることとなる。尚、この場合には、図7・図13に示す如く、グローブボックスBには、ロック装置の操作ハンドル2の意匠面とグローブドアBaの意匠面とを略同一平面上に存在させる深さをもった凹部があり、当該凹部の底面には、ストライカ32が通過できる挿通口36がある。操作ハンドル2の意匠面とグローブドアBaの意匠面を略同一平面上に配置しているので、ロック装置自体の存在が車内における突出物や窪みとはならない。
又、この場合には、操作ハンドル2と対応するインストルメントパネルP側に指を差し入れる操作空間31が存在することとなると共に、ロック装置自体は、グローブドアBa側に固定されるだけであるから、従来のように、グローブボックスBの内側に不要に突出する部分がなくなるので、小物類の出し入れに支障をきたす心配がなくなると共に、グローブボックスBの内部スペースを有効に利用することが可能となる。
そして、実際の使用に際して、グローブボックスBがロック位置に拘束されている場合には、図8に示す如く、ロック体3が、収納室8内において圧縮コイルばね4のばね圧でロック体3の先端部と受け壁9の間でストライカ32と係合して、グローブボックスBが開放方向へ移動することを阻止することとなるが、他方、リンク部材5の先端部5bは捻じりコイルばね6でケース1の上方に付勢され、レバー部材7の先端部7bもロック体3の係合部19に当接したまま圧縮コイルばね4のばね圧でケース1の上方に付勢されているので、この状態では、各部材5・7は、ロック解除に関しては何ら作用していない。又、この状態では、操作ハンドル2の作動爪17が反時計方向に付勢されたリンク部材5の連結孔21に係合しているので、操作ハンドル2が不用意にガタツク心配もない。更に、圧縮コイルばね4によって付勢されたロック体3とケース1が協働して、囲繞された空間を構成し、挿通孔36を介してインストルメントパネルP側に設けられたストライカ32をその空間内に拘束させることで、ケース1をネジ止めしたグローブドアBaがインストルメントパネルPにロックされる。
逆に、グローブボックスBのロック位置での拘束を解除する場合には、インストルメントパネルP側に画成された操作空間31に指を差し入れて、操作ハンドル2を上から下へと回動操作すると、図9に示す如く、これに応じて、操作ハンドル2側の連結孔21に係合している作動爪17の作用で、リンク部材5が付勢方向とは逆の時計方向に回動して、その先端部5bでレバー部材7の先端部7bを圧縮コイルばね4のばね圧に抗してケース1の下方に押圧するので、これと連動して、レバー部材7の先端部7bがロック体3の係合部19を押圧して、ケース1の収納室8内でロック体3を下降させる。従って、これにより、ロック体3はストライカ32との係合を解くので、グローブボックスBは、ロック解除位置に移動することが許容されることとなる。
又、操作ハンドル2をインストルメントパネルPからグローブボックスB側に回動すると、その回動力が三者摺接部を介してロック体3に伝達され、ロック体3が下降することにより、ロック体3とケース1によって囲繞された空間にストライカ32が通過できる開口が発生するので、ケース1をネジ止めしたグローブドアBaが回動可能となってロックが解除される。その状態で、グローブドアBaを開方向に回動すると、グローブボックスBが開状態となり、グローブボックスBへ小物類を出し入れすることが可能となる。
開状態のグローブボックスBにおいて、グローブドアBaを閉方向に回動すると、ストライカ32が挿通口36を通過してロック体3の斜面3aと当接するが、更に、回動すると、ストライカ32がロック体3の斜面3aを押圧することで、ロック体3の摺動方向に分力が発生し、その分力によって、ロック体3が押し下げられて、ロック体3とケース1で囲繞された空間に開口が発生する。この開口を通ってストライカ32が空間内に進入し、グローブドアBaが回動してグローブボックスBを閉状態となし、ストライカ32とロック体3の当接が解除されるので、ロック体3が圧縮コイルばね4によって押し上げられて、ストライカ32を囲繞した状態でロック体3とケース1が閉じた空間を形成するので、これにより、グローブドアBaが再度インストルメントパネルP側に拘束されてロックされる。
又、操作ハンドル2を操作する場合には、操作ハンドル2の裏面に安全板18が形成されているので、操作ハンドル2の裏面側に配置された部品で怪我をする心配がなくなると共に、安全板18で当該部品を隠蔽できるので、見栄えも向上する。更に、本実施例にあっては、操作ハンドル2の回動支点の外側に形成される作動爪17がリンク部材5の回動支点の外側に形成された連結孔21に係合する関係で、操作ハンドル2の操作角度が鈍感となって、ロック体3の移動量が小さくなると共に、作動爪17とロック体3の距離を大きくできるので、操作力も小さくなる。
尚、捻じりコイルばね6は、図示しないが、リンク部材5の先端部5bの下面とケース1との間に設置される圧縮コイルばねであっても、リンク部材5の基板5aの端部とケース1の上部との間に設置される引張コイルばねであっても構わないので、本発明では、圧縮コイルばね4を第1付勢部材、捻じりコイルばね6を第2付勢部材と称する。又、本実施例に係るロック装置は、グローブドアBaの端縁に設ければ、グローブドアBaの上端縁に限られるものではなく、グローブドアBaの側端縁や下端縁に設けても構わない。更に、ロック体3は、インストルメントパネルPに設けられたストライカ32と拘束してグローブドアBaをロックする状態とするだけではなく、それが拘束する相手は、インストルメントパネルPに設けられる孔であっても、インストルメントパネルPの一部であっても構わない。又、本実施例に係るロック装置は、ケース1の円筒壁10と第3軸14をロック体3の摺動軸に対して、どちらの側に配置しても構わないので、これらが上述した配置位置と逆の場合、リンク部材5は、捻じりコイルばね6によって常時時計方向に付勢されることとなる。従って、リンク部材5の先端部5bは、ロック体3が常時付勢されている側に付勢されると言える。
尚、上記実施例にあっては、キーシリンダ錠を有しないロック装置に応用したものであるが、本発明は、これに限定されるものではなく、キーシリンダ錠を有するロック装置としても兼用できるものである。この場合、キーシリンダ錠34は、リンク部材5とレバー部材7が摺接状態となる位置と、両者5・7が非摺接状態となる位置とを選択する選択手段であり、キーシリンダ錠34に挿入したキーを回転させることにより、レバー部材7は、既述したように、図12の実線で示した位置まで横方向に移動するので、レバー部材7の先端部7bの上面とリンク部材5の先端部5bの下面が遠くに離れて非摺接状態となる。この状態で、操作ハンドル2をインストルメントパネルP側からグローブボックスB側に回動すると、その回動力は、リンク部材5を回動させるだけで、レバー部材7を回動させえないので、ロック体3も動かない。所謂、鍵をかけた状態となり、グローブボックスBを開状態にすることができないので、グローブボックスB内にある小物類を盗難等から保護することができる。
キーシリンダ錠34にキーを再度挿入して逆方向に回転させることにより、レバー部材7は、図12の二点鎖線で示した位置まで移動するので、レバー部材7の先端部7bの上面とリンク部材5の先端部5aの下面が摺接状態となる。この状態で、操作ハンドル2をインストルメントパネルP側からグローブボックスB側に回動すると、その回動力は、上述したように、リンク部材5とレバー部材7を回動させ、ロック体3を下降させてロック状態を解除するので、グローブボックスBを開状態とすることができる。従って、キーシリンダ錠34によって、リンク部材5とレバー部材7を非摺接状態から摺接状態に切り替えることができるので、鍵を開けた状態に戻すことが可能となる。
即ち、具体的には、図10・図11に示す如く、操作ハンドル2にケース1の円筒壁10と連通する開口33を形成する一方、円筒壁10の底面を第2軸12と一緒に取り除いて、当該開口33からキーシリンダ錠34を円筒壁10内に装着して、キーシリンダ錠34の後端面に設けられている偏心軸35を第2軸12として利用する構成となせば、直ちに、キーシリンダ錠34を有するロック装置としても兼用できることとなる。又、この時には、キーシリンダ錠34の偏心軸35がレバー部材7の回動支点と作用点の間で連結される関係で、レバー部材7が回動する時のガイドを兼ねられるので、円滑な動作が保障できる。
この場合にも、グローブボックスBのロック及びロック解除に関しては、基本的には、前記したキーシリンダ錠34を有しないロック装置と同様であるが、異なるところは、キーシリンダ錠34の偏心軸35を第2軸12として利用した関係で、当該偏心軸35をレバー部材7の第2嵌入孔27に嵌入して、キーシリンダ錠34をロックすると、その偏心軸35が回転して、レバー部材7を回動させながらケース1の横方向にスライドさせるので、これにより、図12に示す如く、既述したリンク部材5の先端部下面22がレバー部材7の厚肉壁28の上面から離れて、非摺接状態に切り替わるので、例え、この状態で、操作ハンドル2を誤って回動操作したとしても、リンク部材5の回動力がレバー部材7には伝わらないので、操作ハンドル2が空振りするだけで、ロック解除が不能となる。
又、この場合には、レバー部材7をケース1の表側から裏側にかけて配置する構成とすることにより、円筒壁10やキーシリンダ錠34をケース1の裏側に寄せて配置できるので、ロック装置全体を薄くすることが可能となる。
本発明に係るロック装置は、収納体の内側に不要に突出する部分がなくなるので、小物類の出し入れに支障をきたす心配がなくなると共に、収納体の内部スペースを有効に利用することが可能となって、自動車のインストルメントパネルに開閉可能に取り付けられるグローブボックスそれ自体又はその独立したドアをロックするロック装置としては、頗る好都合なものとなる。
本発明の実施例に係るロック装置を裏側から示す分解斜視図である。 (A)はケースを表側から示す斜視図、(B)は図2AのA−A線断面図である。 (A)はロック体を表側から示す斜視図、(B)は図3AのB−B線断面図である。 (A)はリンク部材を表側から示す斜視図、(B)は図4AのC−C線断面図である。 (A)はレバー部材を表側から示す斜視図、(B)は図5AのD−D線断面図である。 (A)は組み立てられたロック装置を表側から示す斜視図、(B)は同裏側から示す斜視図である。 ロック装置をグローブドアの上端縁にネジ止めした状態を示す説明図である。 グローブボックスのロック状態を一部切欠して示す説明図である。 グローブボックスのロック解除状態を一部切欠して示す説明図である。 キーシリンダ錠を有するロック装置に応用した状態を表側から示す要部斜視図である。 キーシリンダ錠を有するロック装置に応用した状態を裏側から示す要部斜視図である。 (A)はリンク部材の先端部下面がレバー部材の厚肉壁の上面から離れた状態を示す要部斜視図、(B)は同平面図である。 インストルメントパネルとグローブボックスなどの関係を示す要部斜視図である。
符号の説明
1 ケース
2 操作ハンドル
3 ロック体
3a 斜面
4 圧縮コイルばね(第1付勢部材)
5 リンク部材
5a 基板
5b 先端部
6 捻じりコイルばね(第2付勢部材)
7 レバー部材
7a 基板
7b 先端部
8 収納室
9 受け壁
10 円筒壁
11 第1軸
12 第2軸
13 軸部
14 第3軸
15 開放口
16 軸受部
17 作動爪
18 安全板
19 係合部
20 第3嵌入孔
21 連結孔
22 先端部下面
23 ガイド片
24 ガイドピン
25 弾性片
26 第1嵌入孔
27 第2嵌入孔
28 厚肉壁
29 薄肉壁
30 プッシュオンフィックス
31 操作空間
32 ストライカ
33 開口
34 キーシリンダ錠
35 偏心軸
36 挿通口
P インストルメントパネル(支持体)
B グローブボックス(収納体)
Ba グローブドア(ドア)

Claims (6)

  1. 支持体に開閉可能に取り付けられた収納体のドアを、閉状態で支持体にロックすると共に、ロックを解除するロック装置において、該ドアの端縁に取り付けられるケースと、該ケースに摺動可能に支持されて支持体と係脱するロック体と、該ロック体を支持体方向に常時付勢する第1付勢部材と、上記ドアの端縁側から遠い部位でケースに回動可能に軸支されてドアの端縁側に近い部位で支持体側からドア側に回動してロックを解除する操作ハンドルと、該操作ハンドルの回動でロック体を第1付勢部材に抗して摺動させるレバー機構とを有し、支持体は、操作ハンドルと対応する位置を窪ませて、操作ハンドルとの間に操作空間を有することを特徴とするロック装置。
  2. レバー機構は、リンク部材とレバー部材とから成り、各々がケースに回動可能に軸支され、リンク部材とレバー部材を摺接状態と非摺接状態に切り替え可能であることを特徴とする請求項1記載のロック装置。
  3. ロック体が常時付勢される側に、リンク部材の先端部を付勢する第2付勢部材を有することを特徴とする請求項2記載のロック装置。
  4. ロック体はレバー部材と摺接する係合部を備え、レバー部材がリンク部材の先端部と係合部との間に挾まれて摺接する三者摺接部を有することを特徴とする請求項2乃至請求項3のいずれかに記載のロック装置。
  5. 偏心軸を備えて摺接状態と非摺接状態を切り替えるキーシリンダ錠を有し、レバー部材は、その軸支位置と三者摺接部との間で偏心軸と連結することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のロック装置。
  6. 操作ハンドルは、その軸支位置と側部との間に作動爪を備え、リンク部材は、その軸支位置を挾んで三者摺接部と反対側に作動爪が係合する連結孔を備えることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載のロック装置。
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