JP2005008544A - お香及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】未使用時だけでなく、燃焼後に色彩の豊かな文字、絵柄及び/又は模様等を現出させる。
【解決手段】お香の表面の少なくとも一部に、お香の燃焼温度で溶融する釉薬を含んでなる発色剤で発色層を形成する。前記発色層は、文字、絵柄及び模様の少なくとも一種を形成している。
【選択図】 図1
【解決手段】お香の表面の少なくとも一部に、お香の燃焼温度で溶融する釉薬を含んでなる発色剤で発色層を形成する。前記発色層は、文字、絵柄及び模様の少なくとも一種を形成している。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は香及びその製造方法、特に、未使用時に一様な外観を有し、燃焼後に残灰表面に色彩豊かな文字、絵柄及び模様の少なくとも一種が現出する香に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、屋内の気密性の高まりと共に、香の持つ消臭作用や芳香作用並びに気分を安らげる鎮静作用が着目され、一般家庭においても、香りを楽しむために日常生活において使用されるようになってきている。通常、香や匂い線香は、タブ樹皮粉末や白樺樹皮粉末等を木質基材とし、これに漢薬香料(例えば、白檀、丁子、沈香、桂皮、乳香、伽羅等の植物性香料粉末、及びじゃ香や龍ぜん香等の動物性香料)や合成香料などと共に、助燃剤、防腐剤、充填剤等を添加し、その混合物を混練した後、成型、乾燥することにより製造されている。
【0003】
しかしながら、従来の香では、発煙量が多く、抹香臭さや異臭を発生する場合があるため、若年層にとっては受入れられ難く、香を楽しむ気持ちを生じさせ難いという問題があった。このため、木粉その他の天然基材など主成分の一部を活性炭に代えて発煙量を抑制する一方、漢薬香料粉末や動物性香料だけでなく、合成香料を添加することが行われてはいるが、抹香臭さや異臭を完全に抑制することができないという問題があった。しかも、香は嗜好品的要素が強いため、従来の焼香用線香と同様に燃焼の進行に従って灰が順次崩れ落ちる香では、燃焼中の香の形状を見ても視覚的な楽しみが得られないという問題がある。
【0004】
従来のお香は、視覚的楽しみを与えるため、木粉、木炭及びバインダからなる香原料に有色又は白色の無機顔料、例えば、チタン、ニッケル、アンチモン、クロム、コバルト、アルミニウム、銅及び鉄等の酸化物の少なくとも一種を添加混練してお香を成形し、燃焼後の灰の色を楽しむようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、炭素粉末を主成分とし、これに木質基材15重量%以下、漢薬香料粉末20重量%以下、酸化チタン5〜50重量%、及びバインダ5〜25重量%を添加し、前記木質基材と漢薬香料粉末の含有量の合計を2〜30重量%とする香を組成し、その表面に水溶性インク又は塗料をコーティングすることにより、任意の形状及び着色若しくは模様を持たせ、燃焼後もお香の形態を維持させるようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
更に、色彩の異なる有機染料と無機顔料を含む液状被覆材を線香等の表面に被覆し、被覆材を乾燥させた後に文字等を表示すべき部分に高熱を加えることによりその部分の有機染料を燃焼させ、残された無機顔料の色彩を現出させて文字等としたものもある(例えば、特許文献3参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平1−117822号公報
【特許文献2】
特開平9−136820号公報
【特許文献3】
特開2000−153664号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1のものは、燃焼後に残灰の色がイエロー、ピンク、ブルー、グリーン、白色などに変わるため灰の色を楽しむことができるが、残灰の色がカラフルな単色に変わるだけで、意外性が少ないという難点がある。また、特許文献2に記載のものは、未燃焼時にはお香の表面に描画された模様や色が現出しているため、形状の面白さと着色及び文字等による楽しみを得ることはできるが、燃焼後はその形状を維持するものの、残灰は酸化チタン混入に起因する白色一色の灰になり、燃焼後の視覚的楽しみが得られないという難点がある。更に、特許文献3に記載のものは、有機染料と無機顔料の混合による色彩を背景色とし、その中に無機顔料による色彩で文字等を現出させるため、インクで文字等を書く場合のようにインクの滲みにより文字等のぼやけるという問題はないが、有機染料を燃焼させるため500度前後から900度程度の温度のレーザー光線を各香毎にその表面に照射して文字等を描画しなければならないため、設備費が増大し、必然的にコストアップを招くという問題がある。
【0009】
従って、本発明は、未使用時に文字、絵柄及び/又は模様等を現出させるだけでなく、燃焼後に一段と色彩の豊かな文字、絵柄及び/又は模様等を現出させることができるようにすることを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を達成するための手段として、お香の表面の少なくとも一部にその燃焼温度で溶融する釉薬を含んでなる発色剤で発色層を形成するようにしたものである。
【0011】
好ましい実施態様においては、前記発色層が、文字、絵柄及び模様の少なくとも一種を形成し、当該発色層が、お香の表面に形成された凹部若しくは凸部又はそれらの双方に、埋め込み又は積層されている。前記お香は、香原料を混練して香生地を調製し、その香生地で文字、絵柄及び模様の少なくとも一種に対応する形状の凹部若しくは凸部又はそれらの双方を有する所定形状の生香を形成し、前記凹部又は凸部に、前記香の燃焼温度で溶融する釉薬を主成分とする発色剤を充填又は積層した後、乾燥させる方法、又は香生地で所定形状の生香を形成し、当該生香の一部又は全部を香の燃焼温度で溶融する釉薬を主成分とする発色剤液に浸漬して生香の表面に発色層を積層し、次いで乾燥させる方法により製造することができる。
【0012】
前記発色剤は、お香の燃焼温度が700〜800℃程度であることを考慮して、その範囲内の温度で溶融する釉薬を主成分とし、その釉薬の構成粒子を結着させ固形化させるバインダ及び/又は固形剤を含有する。前記釉薬としては、長石、灰及び粘土を主成分とし、800℃以下の温度で溶解するように調製したものであれば任意のものを使用でき、市販品では融点が800℃以下の楽焼用釉薬を使用することができる。前記灰には、木灰、柞灰、ワラ灰、ナラ灰、栗皮灰などが含まれる。前記釉薬は、着色原料として、鉄、銅、マンガン、ニッケル、クロム及びコバルトの酸化物からなる群から選ばれた少なくとも一種を添加してもよい。前記固形剤及び/又は結合剤としては、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシポロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシポロピルセルロースなどのセルロース誘導体、デンプングリコール酸ナトリウムやデンプンリン酸エステルナトリウムなどのデンプン誘導体などの有機系バインダが好適である。
【0013】
前記お香は、燃焼剤、燃焼調製剤及びバインダからなる公知の組成の線香及び練香等を使用することができるが、発煙量を抑制し抹香臭さや異臭の発生を防止するため、漢薬香料粉末2〜20重量%、木質基材2〜15重量%、炭素粉末20〜75重量%及びバインダ5〜25重量%を主成分とする組成を有するのが好ましい。お香の主成分として炭素粉末を採用する場合、そのままでは所望の色を付与するのが困難であることから、酸化チタン3〜50重量%を添加して着色可能にし、これに所望の着色剤を添加して着色するようにしてもよい。また、必要に応じて、保留剤5〜15重量%及び助燃剤1〜13重量%を単独で又は組み合わせて添加することもできる。さらに、漢薬香料粉末だけで所望の香りを発生させることができない場合、従来公知の液体香料、例えば、液体漢薬香料や液体合成香料などを添加するようにしてもよい。
【0014】
前記好ましい組成のお香において、その主成分として使用される炭素粉末は、燃料力が強く臭気を殆ど発生しない利点があり、木、鋸屑などの木質あるいは石炭を原料とする任意のものを使用できるが、品質の安定化及び均一化の観点からは、活性炭を使用するのが好ましい。活性炭としては、木炭、ヤシ殻炭、鋸屑などの木質あるいは石炭を原料とする市販の任意のものを使用できる。炭素粉末を20〜75重量%としたのは、炭素粉末が20重量%未満では、その分、木質基材又は酸化チタンの量が増え、前者の場合には煙量が多くなるため本発明の目的に反し、後者の場合には火は着いても立消えするという問題を生じ、また、75重量%を超えると、火力が強く煙量が極めて微小でなるがバインダ臭が発生するので好ましくないからである。
【0015】
前記木質基材は、燃焼を和らげる緩衝剤及び結合剤として15重量%以下、好ましくは、2〜15重量%、より好ましくは、2〜13.5重量%添加されるが、一般にタブ樹皮粉末や白樺樹皮粉末など従来からお香の基材として使用されているものを使用すれば良い。木質基材の含有量を15重量%としたのは、その含有量が15重量%を超えると、漢薬香料粉末の含有量との兼ね合いで煙量が増え、木粉臭が出るようになるからである。なお、バインダ5〜25重量%だけでは、加工に耐える十分な機械的強度を得るのが困難であるので、木質基材を少なくとも2重量%添加するのが好適である。
【0016】
前記漢薬香料粉末は、香りをまとめると共に燃焼を和らげる緩衝剤として添加されるが、その材料としては、白檀、丁字、甘松、カッ香、沈香、桂皮、冷陵香、安息香、乳香、没薬、貝香、竜脳、山奈、唐木香、伽羅など公知のものを使用すれば良い。漢薬香料粉末の含有量を20重量%以下、好ましくは、2〜20重量%、より好ましくは、2〜16.5重量%としたのは、その含有量が20重量%を超えると、香料本来の香りが消え、木質基材の含有量との兼ね合いで煙量が増え、木粉臭が出るようになるからである。また、木質基材と漢薬香料粉末の含有量の合計を30重量%以下としたのは、煙量が多く、木粉臭が強く出るようになるからである。なお、木質基材と漢薬香料粉末とを全く添加しない場合、燃焼時にバインダ臭がかすかに出るようになるため、木質基材と漢薬香料粉末とを合計で2重量%以上添加するのが望ましい。
【0017】
酸化チタンは、燃焼後に残る灰を堅くし、燃焼後も燃焼前の形態を維持できるようにすると共に灰の色を白くするために添加されるが、その含有量が5重量%未満では形状を維持させることができず、また、色も灰色になってその添加効果が十分に得られず、50重量%を超えると、火がついても燃焼中に立消えするようになるので前記範囲が好ましい。
【0018】
また、基材として炭素粉末を採用する場合、バインダを添加するのが好ましいが、そのバインダとしては、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシポロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシポロピルセルロースなどのセルロース誘導体、デンプングリコール酸ナトリウムやデンプンリン酸エステルナトリウムなどのデンプン誘導体、アルギン酸ナトリウムやアルギン酸プロピレングリコールエステルなどのアルギン酸誘導体、ポリビニルアルコール、グアーガム及びその誘導体など有機系バインダが好適である。この有機バインダは、通常、5〜25重量%、好ましくは、5〜15重量%添加されるが、これはその含有量が5重量%未満では添加効果が十分に得られず、25重量%を超えるとバインダ臭が出るようになるからである。
【0019】
前記保留剤は、お香中の液体香料(天然香料及び合成香料を含む。)を保留すると共に、燃焼を抑制するために添加されるが、その材料としては、水酸化アルミニウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウムなどの金属水酸化物、ホウフッ石群、ホウソーダ石群、A型ゼオライト群、ホージャサイト群、ソーダフッ石群、モルデナイト群及びキフッ石群を含む天然又は合成ゼオライトあるいは活性アルミナなどの活性金属酸化物を単独で又は2種以上を組み合わせて使用すれば良い。この保留剤は、通常、5〜15重量%添加されるが、これはその含有量が5重量%未満では十分な効果が得られず、15重量%を超えると、酸化チタンの含有量との関係で立ち消えすることがあるからである。
【0020】
また、お香の燃焼を補助する助燃剤としては、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸リチウムなどの硝酸塩、過塩素酸アンモニウム、過塩素酸カリウム、過塩素酸ナトリウム、過塩素酸マグネシウムなどの過塩素酸塩、その他お香の助燃剤として採用されている公知の任意のものを使用できる。助燃剤は、必ずしも必要ではないが、助燃剤を添加しない場合、燃焼状態は良いが燃焼時間が極めて長くなるので、燃焼速度をある程度速くする観点からは、助燃剤を13重量%以下、好ましくは2〜10重量%含有させるのが適当である。これは、その含有量が13重量%を超えると、燃焼速度が極めて速くなりすぎ、また、灰の色が黒くなるからである。
【0021】
また、香料としては、前記漢薬香料粉末以外に、必要に応じて液体香料が添加される。液体香料としては、天然香料及び合成香料があるが、これらは市販のものを使用すれば良く、また、溶液及び懸濁液のいづれの形態で添加しても良い。
この場合、お香の全重量に占める液体香料の割合が無視できるほどの極微量添加しても十分な効果が得られ、多く添加し過ぎると漢薬香料の香りが損なわれるので、前記成分の混合粉末100重量部に対して固形分で1%以下、好ましくは、0.5%以下にするのが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明に係るお香は、図1〜図4に示すように、香本体1の表面に所望の文字、絵柄及び/又は模様を描く発色層2が形成されている。前記発色層2は、例えば、図2に示すように、香本体1の表面に溝又は凹部3を設け、その凹部3に香本体1の燃焼温度で溶融する釉薬を含む発色剤を象眼方式若しくはプレス機で埋め込むか、香本体の表面にパット印刷、その他の印刷法により印刷することにより形成されている。
【0023】
前記お香は、例えば、次の方法により生成することができる。まず、炭素粉末20〜75重量%に木質基材15重量%以下と漢薬香料粉末20重量%以下とを合計で2〜30重量%添加し、これに酸化チタン5〜50重量%及びバインダ5〜25重量%と共に添加し、その混合物を湿式混合した後、シート、円錐体(図1)、丸棒(図2)、ツリー(図3)、三重塔(図4)などの所定形状に成形して生香を得る。得られた生香の表面にプレス金型にて凹部又は凸部からなる模様等を形成して又は形成せずして発色剤を適用する。前記生香の表面に凹部が形成されている場合、凹部に発色剤を埋め込むことによって模様等を形成し、また、前記生香の表面に前記凸部からなる模様が形成されている場合又は前記生香の表面に凹凸が形成されていない場合、前記発色剤をパット印刷又はシルクスクリーン印刷により塗布して所望の模様を形成させる。この場合、前記発色剤は、溶剤として水分を含むが、釉薬の成分が非水溶性で分散状態にあり、しかも、粘性が高いため、釉薬成分の生香への侵入が無く滲み等を生じることがない。次いで、前記生香を常法により乾燥させることにより表面に発色剤で所望の文字、絵柄及び/又は模様等を描画されたお香が得られる。
【0024】
【実施例】
お香の原料として活性炭(炭素粉末)51.5%、タブ樹皮粉末(木質基材)10重量%、白檀粉末(漢薬香料粉末)12.3重量%、水酸化アルミニウム(保留剤)8.7重量%、カルボキシメチルセルロース(バインダ)9.7重量%、酸化チタン4.9重量%、硝酸カリウム(助燃剤)2.9重量%を配合し、これにその全量100重量部に対して植物性消臭剤15%と香料香料1%を添加すると共に、水25〜45.0重量部を添加し、その混合物を高速ミキサーで攪拌混練して香生地を調製し、この香生地をプレス金型で成形して表面に溝模様を有する円錐体状の生香を得た。
【0025】
これとは別に、水1000mlにカルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)10gを溶解させ、得られたCMC溶液を市販の楽焼用釉薬(鉛丹、色:朱色、融点570℃)1Kgと共に乳鉢に入れ、十分に練り合わせて泥状発色剤を得た。この発色剤を前記生香の溝にプレス機で埋め込み、温度30℃、湿度50〜60%の条件下で24時間乾燥させて乾燥させて、朱色帯状の模様のついた円錐状のお香を得た(図1)。
【0026】
これを試料として燃焼させたところ、煙を発生することなく良好な燃焼性を示し、表面に釉薬による朱色の帯状模様のついた円錐状の灰が残った。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、燃焼時に煙の発生がなく、また抹香臭さやバインダ臭などの異臭により香りが害されることなく、燃焼の前後を問わず形状を維持するだけでなく、色彩を鑑賞することができるなど、優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】香の形態の一例を示す図
【図2】香の形態の他の一例を示す図
【図3】香の形態の他の一例を示す図
【図4】香の形態の他の一例を示す図
【符号の説明】
1:香本体
2:発色層
3:凹部
【発明の属する技術分野】
本発明は香及びその製造方法、特に、未使用時に一様な外観を有し、燃焼後に残灰表面に色彩豊かな文字、絵柄及び模様の少なくとも一種が現出する香に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、屋内の気密性の高まりと共に、香の持つ消臭作用や芳香作用並びに気分を安らげる鎮静作用が着目され、一般家庭においても、香りを楽しむために日常生活において使用されるようになってきている。通常、香や匂い線香は、タブ樹皮粉末や白樺樹皮粉末等を木質基材とし、これに漢薬香料(例えば、白檀、丁子、沈香、桂皮、乳香、伽羅等の植物性香料粉末、及びじゃ香や龍ぜん香等の動物性香料)や合成香料などと共に、助燃剤、防腐剤、充填剤等を添加し、その混合物を混練した後、成型、乾燥することにより製造されている。
【0003】
しかしながら、従来の香では、発煙量が多く、抹香臭さや異臭を発生する場合があるため、若年層にとっては受入れられ難く、香を楽しむ気持ちを生じさせ難いという問題があった。このため、木粉その他の天然基材など主成分の一部を活性炭に代えて発煙量を抑制する一方、漢薬香料粉末や動物性香料だけでなく、合成香料を添加することが行われてはいるが、抹香臭さや異臭を完全に抑制することができないという問題があった。しかも、香は嗜好品的要素が強いため、従来の焼香用線香と同様に燃焼の進行に従って灰が順次崩れ落ちる香では、燃焼中の香の形状を見ても視覚的な楽しみが得られないという問題がある。
【0004】
従来のお香は、視覚的楽しみを与えるため、木粉、木炭及びバインダからなる香原料に有色又は白色の無機顔料、例えば、チタン、ニッケル、アンチモン、クロム、コバルト、アルミニウム、銅及び鉄等の酸化物の少なくとも一種を添加混練してお香を成形し、燃焼後の灰の色を楽しむようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、炭素粉末を主成分とし、これに木質基材15重量%以下、漢薬香料粉末20重量%以下、酸化チタン5〜50重量%、及びバインダ5〜25重量%を添加し、前記木質基材と漢薬香料粉末の含有量の合計を2〜30重量%とする香を組成し、その表面に水溶性インク又は塗料をコーティングすることにより、任意の形状及び着色若しくは模様を持たせ、燃焼後もお香の形態を維持させるようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
更に、色彩の異なる有機染料と無機顔料を含む液状被覆材を線香等の表面に被覆し、被覆材を乾燥させた後に文字等を表示すべき部分に高熱を加えることによりその部分の有機染料を燃焼させ、残された無機顔料の色彩を現出させて文字等としたものもある(例えば、特許文献3参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平1−117822号公報
【特許文献2】
特開平9−136820号公報
【特許文献3】
特開2000−153664号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1のものは、燃焼後に残灰の色がイエロー、ピンク、ブルー、グリーン、白色などに変わるため灰の色を楽しむことができるが、残灰の色がカラフルな単色に変わるだけで、意外性が少ないという難点がある。また、特許文献2に記載のものは、未燃焼時にはお香の表面に描画された模様や色が現出しているため、形状の面白さと着色及び文字等による楽しみを得ることはできるが、燃焼後はその形状を維持するものの、残灰は酸化チタン混入に起因する白色一色の灰になり、燃焼後の視覚的楽しみが得られないという難点がある。更に、特許文献3に記載のものは、有機染料と無機顔料の混合による色彩を背景色とし、その中に無機顔料による色彩で文字等を現出させるため、インクで文字等を書く場合のようにインクの滲みにより文字等のぼやけるという問題はないが、有機染料を燃焼させるため500度前後から900度程度の温度のレーザー光線を各香毎にその表面に照射して文字等を描画しなければならないため、設備費が増大し、必然的にコストアップを招くという問題がある。
【0009】
従って、本発明は、未使用時に文字、絵柄及び/又は模様等を現出させるだけでなく、燃焼後に一段と色彩の豊かな文字、絵柄及び/又は模様等を現出させることができるようにすることを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を達成するための手段として、お香の表面の少なくとも一部にその燃焼温度で溶融する釉薬を含んでなる発色剤で発色層を形成するようにしたものである。
【0011】
好ましい実施態様においては、前記発色層が、文字、絵柄及び模様の少なくとも一種を形成し、当該発色層が、お香の表面に形成された凹部若しくは凸部又はそれらの双方に、埋め込み又は積層されている。前記お香は、香原料を混練して香生地を調製し、その香生地で文字、絵柄及び模様の少なくとも一種に対応する形状の凹部若しくは凸部又はそれらの双方を有する所定形状の生香を形成し、前記凹部又は凸部に、前記香の燃焼温度で溶融する釉薬を主成分とする発色剤を充填又は積層した後、乾燥させる方法、又は香生地で所定形状の生香を形成し、当該生香の一部又は全部を香の燃焼温度で溶融する釉薬を主成分とする発色剤液に浸漬して生香の表面に発色層を積層し、次いで乾燥させる方法により製造することができる。
【0012】
前記発色剤は、お香の燃焼温度が700〜800℃程度であることを考慮して、その範囲内の温度で溶融する釉薬を主成分とし、その釉薬の構成粒子を結着させ固形化させるバインダ及び/又は固形剤を含有する。前記釉薬としては、長石、灰及び粘土を主成分とし、800℃以下の温度で溶解するように調製したものであれば任意のものを使用でき、市販品では融点が800℃以下の楽焼用釉薬を使用することができる。前記灰には、木灰、柞灰、ワラ灰、ナラ灰、栗皮灰などが含まれる。前記釉薬は、着色原料として、鉄、銅、マンガン、ニッケル、クロム及びコバルトの酸化物からなる群から選ばれた少なくとも一種を添加してもよい。前記固形剤及び/又は結合剤としては、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシポロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシポロピルセルロースなどのセルロース誘導体、デンプングリコール酸ナトリウムやデンプンリン酸エステルナトリウムなどのデンプン誘導体などの有機系バインダが好適である。
【0013】
前記お香は、燃焼剤、燃焼調製剤及びバインダからなる公知の組成の線香及び練香等を使用することができるが、発煙量を抑制し抹香臭さや異臭の発生を防止するため、漢薬香料粉末2〜20重量%、木質基材2〜15重量%、炭素粉末20〜75重量%及びバインダ5〜25重量%を主成分とする組成を有するのが好ましい。お香の主成分として炭素粉末を採用する場合、そのままでは所望の色を付与するのが困難であることから、酸化チタン3〜50重量%を添加して着色可能にし、これに所望の着色剤を添加して着色するようにしてもよい。また、必要に応じて、保留剤5〜15重量%及び助燃剤1〜13重量%を単独で又は組み合わせて添加することもできる。さらに、漢薬香料粉末だけで所望の香りを発生させることができない場合、従来公知の液体香料、例えば、液体漢薬香料や液体合成香料などを添加するようにしてもよい。
【0014】
前記好ましい組成のお香において、その主成分として使用される炭素粉末は、燃料力が強く臭気を殆ど発生しない利点があり、木、鋸屑などの木質あるいは石炭を原料とする任意のものを使用できるが、品質の安定化及び均一化の観点からは、活性炭を使用するのが好ましい。活性炭としては、木炭、ヤシ殻炭、鋸屑などの木質あるいは石炭を原料とする市販の任意のものを使用できる。炭素粉末を20〜75重量%としたのは、炭素粉末が20重量%未満では、その分、木質基材又は酸化チタンの量が増え、前者の場合には煙量が多くなるため本発明の目的に反し、後者の場合には火は着いても立消えするという問題を生じ、また、75重量%を超えると、火力が強く煙量が極めて微小でなるがバインダ臭が発生するので好ましくないからである。
【0015】
前記木質基材は、燃焼を和らげる緩衝剤及び結合剤として15重量%以下、好ましくは、2〜15重量%、より好ましくは、2〜13.5重量%添加されるが、一般にタブ樹皮粉末や白樺樹皮粉末など従来からお香の基材として使用されているものを使用すれば良い。木質基材の含有量を15重量%としたのは、その含有量が15重量%を超えると、漢薬香料粉末の含有量との兼ね合いで煙量が増え、木粉臭が出るようになるからである。なお、バインダ5〜25重量%だけでは、加工に耐える十分な機械的強度を得るのが困難であるので、木質基材を少なくとも2重量%添加するのが好適である。
【0016】
前記漢薬香料粉末は、香りをまとめると共に燃焼を和らげる緩衝剤として添加されるが、その材料としては、白檀、丁字、甘松、カッ香、沈香、桂皮、冷陵香、安息香、乳香、没薬、貝香、竜脳、山奈、唐木香、伽羅など公知のものを使用すれば良い。漢薬香料粉末の含有量を20重量%以下、好ましくは、2〜20重量%、より好ましくは、2〜16.5重量%としたのは、その含有量が20重量%を超えると、香料本来の香りが消え、木質基材の含有量との兼ね合いで煙量が増え、木粉臭が出るようになるからである。また、木質基材と漢薬香料粉末の含有量の合計を30重量%以下としたのは、煙量が多く、木粉臭が強く出るようになるからである。なお、木質基材と漢薬香料粉末とを全く添加しない場合、燃焼時にバインダ臭がかすかに出るようになるため、木質基材と漢薬香料粉末とを合計で2重量%以上添加するのが望ましい。
【0017】
酸化チタンは、燃焼後に残る灰を堅くし、燃焼後も燃焼前の形態を維持できるようにすると共に灰の色を白くするために添加されるが、その含有量が5重量%未満では形状を維持させることができず、また、色も灰色になってその添加効果が十分に得られず、50重量%を超えると、火がついても燃焼中に立消えするようになるので前記範囲が好ましい。
【0018】
また、基材として炭素粉末を採用する場合、バインダを添加するのが好ましいが、そのバインダとしては、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシポロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシポロピルセルロースなどのセルロース誘導体、デンプングリコール酸ナトリウムやデンプンリン酸エステルナトリウムなどのデンプン誘導体、アルギン酸ナトリウムやアルギン酸プロピレングリコールエステルなどのアルギン酸誘導体、ポリビニルアルコール、グアーガム及びその誘導体など有機系バインダが好適である。この有機バインダは、通常、5〜25重量%、好ましくは、5〜15重量%添加されるが、これはその含有量が5重量%未満では添加効果が十分に得られず、25重量%を超えるとバインダ臭が出るようになるからである。
【0019】
前記保留剤は、お香中の液体香料(天然香料及び合成香料を含む。)を保留すると共に、燃焼を抑制するために添加されるが、その材料としては、水酸化アルミニウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウムなどの金属水酸化物、ホウフッ石群、ホウソーダ石群、A型ゼオライト群、ホージャサイト群、ソーダフッ石群、モルデナイト群及びキフッ石群を含む天然又は合成ゼオライトあるいは活性アルミナなどの活性金属酸化物を単独で又は2種以上を組み合わせて使用すれば良い。この保留剤は、通常、5〜15重量%添加されるが、これはその含有量が5重量%未満では十分な効果が得られず、15重量%を超えると、酸化チタンの含有量との関係で立ち消えすることがあるからである。
【0020】
また、お香の燃焼を補助する助燃剤としては、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸リチウムなどの硝酸塩、過塩素酸アンモニウム、過塩素酸カリウム、過塩素酸ナトリウム、過塩素酸マグネシウムなどの過塩素酸塩、その他お香の助燃剤として採用されている公知の任意のものを使用できる。助燃剤は、必ずしも必要ではないが、助燃剤を添加しない場合、燃焼状態は良いが燃焼時間が極めて長くなるので、燃焼速度をある程度速くする観点からは、助燃剤を13重量%以下、好ましくは2〜10重量%含有させるのが適当である。これは、その含有量が13重量%を超えると、燃焼速度が極めて速くなりすぎ、また、灰の色が黒くなるからである。
【0021】
また、香料としては、前記漢薬香料粉末以外に、必要に応じて液体香料が添加される。液体香料としては、天然香料及び合成香料があるが、これらは市販のものを使用すれば良く、また、溶液及び懸濁液のいづれの形態で添加しても良い。
この場合、お香の全重量に占める液体香料の割合が無視できるほどの極微量添加しても十分な効果が得られ、多く添加し過ぎると漢薬香料の香りが損なわれるので、前記成分の混合粉末100重量部に対して固形分で1%以下、好ましくは、0.5%以下にするのが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明に係るお香は、図1〜図4に示すように、香本体1の表面に所望の文字、絵柄及び/又は模様を描く発色層2が形成されている。前記発色層2は、例えば、図2に示すように、香本体1の表面に溝又は凹部3を設け、その凹部3に香本体1の燃焼温度で溶融する釉薬を含む発色剤を象眼方式若しくはプレス機で埋め込むか、香本体の表面にパット印刷、その他の印刷法により印刷することにより形成されている。
【0023】
前記お香は、例えば、次の方法により生成することができる。まず、炭素粉末20〜75重量%に木質基材15重量%以下と漢薬香料粉末20重量%以下とを合計で2〜30重量%添加し、これに酸化チタン5〜50重量%及びバインダ5〜25重量%と共に添加し、その混合物を湿式混合した後、シート、円錐体(図1)、丸棒(図2)、ツリー(図3)、三重塔(図4)などの所定形状に成形して生香を得る。得られた生香の表面にプレス金型にて凹部又は凸部からなる模様等を形成して又は形成せずして発色剤を適用する。前記生香の表面に凹部が形成されている場合、凹部に発色剤を埋め込むことによって模様等を形成し、また、前記生香の表面に前記凸部からなる模様が形成されている場合又は前記生香の表面に凹凸が形成されていない場合、前記発色剤をパット印刷又はシルクスクリーン印刷により塗布して所望の模様を形成させる。この場合、前記発色剤は、溶剤として水分を含むが、釉薬の成分が非水溶性で分散状態にあり、しかも、粘性が高いため、釉薬成分の生香への侵入が無く滲み等を生じることがない。次いで、前記生香を常法により乾燥させることにより表面に発色剤で所望の文字、絵柄及び/又は模様等を描画されたお香が得られる。
【0024】
【実施例】
お香の原料として活性炭(炭素粉末)51.5%、タブ樹皮粉末(木質基材)10重量%、白檀粉末(漢薬香料粉末)12.3重量%、水酸化アルミニウム(保留剤)8.7重量%、カルボキシメチルセルロース(バインダ)9.7重量%、酸化チタン4.9重量%、硝酸カリウム(助燃剤)2.9重量%を配合し、これにその全量100重量部に対して植物性消臭剤15%と香料香料1%を添加すると共に、水25〜45.0重量部を添加し、その混合物を高速ミキサーで攪拌混練して香生地を調製し、この香生地をプレス金型で成形して表面に溝模様を有する円錐体状の生香を得た。
【0025】
これとは別に、水1000mlにカルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)10gを溶解させ、得られたCMC溶液を市販の楽焼用釉薬(鉛丹、色:朱色、融点570℃)1Kgと共に乳鉢に入れ、十分に練り合わせて泥状発色剤を得た。この発色剤を前記生香の溝にプレス機で埋め込み、温度30℃、湿度50〜60%の条件下で24時間乾燥させて乾燥させて、朱色帯状の模様のついた円錐状のお香を得た(図1)。
【0026】
これを試料として燃焼させたところ、煙を発生することなく良好な燃焼性を示し、表面に釉薬による朱色の帯状模様のついた円錐状の灰が残った。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、燃焼時に煙の発生がなく、また抹香臭さやバインダ臭などの異臭により香りが害されることなく、燃焼の前後を問わず形状を維持するだけでなく、色彩を鑑賞することができるなど、優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】香の形態の一例を示す図
【図2】香の形態の他の一例を示す図
【図3】香の形態の他の一例を示す図
【図4】香の形態の他の一例を示す図
【符号の説明】
1:香本体
2:発色層
3:凹部
Claims (4)
- お香の表面の少なくとも一部にその燃焼温度で溶融する釉薬を含んでなる発色剤で発色層を形成してなることを特徴とするお香。
- 前記発色層が、文字、絵柄及び模様の少なくとも一種を形成している請求項1に記載のお香。
- 前記発色層が、お香の表面に形成された凹部又は凸部に積層されている請求項1又は2に記載のお香。
- 表面に所定形状の凹部若しくは凸部又はそれらの双方を有する所定形状の生香を形成し、前記凹部若しくは凸部又はそれらの双方に釉薬を主成分とする発色剤を充填又は積層した後、乾燥させることを特徴とする香の製造方法。
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---|---|---|---|
JP2003173322A JP2005008544A (ja) | 2003-06-18 | 2003-06-18 | お香及びその製造方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009084247A (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-23 | Koukando Co Ltd | 燃焼組成物及びその製造法 |
JP2015214502A (ja) * | 2014-05-09 | 2015-12-03 | 株式会社一心堂 | お香及びその製造方法 |
JP2019081714A (ja) * | 2017-10-30 | 2019-05-30 | 雄悟 池田 | 線香 |
-
2003
- 2003-06-18 JP JP2003173322A patent/JP2005008544A/ja active Pending
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