JPH089132Y2 - 焼 香 - Google Patents
焼 香Info
- Publication number
- JPH089132Y2 JPH089132Y2 JP4685592U JP4685592U JPH089132Y2 JP H089132 Y2 JPH089132 Y2 JP H089132Y2 JP 4685592 U JP4685592 U JP 4685592U JP 4685592 U JP4685592 U JP 4685592U JP H089132 Y2 JPH089132 Y2 JP H089132Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- incense
- mixed
- powder
- raw material
- powdered
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Cosmetics (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、仏前、霊前で焚かれる
焼香に関するものである。
焼香に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に使用されている焼香は、各種香
木の細片を混合したもの又は桜の木等の細片をベースに
してこれに香料を加えたものまであり、高価なものから
安価なものまで存在する。
木の細片を混合したもの又は桜の木等の細片をベースに
してこれに香料を加えたものまであり、高価なものから
安価なものまで存在する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが上記従来の焼
香は、香木の細片の混合物で、煙の発生が著しいととも
に燃え難いものもあり、各種香木の細片の燃え粕が多量
に発生して香炉灰を汚す点に解決すべき課題があった。
香は、香木の細片の混合物で、煙の発生が著しいととも
に燃え難いものもあり、各種香木の細片の燃え粕が多量
に発生して香炉灰を汚す点に解決すべき課題があった。
【0004】本考案の第一の目的は、煙の発生が少な
く、また灰を白くして香炉灰を汚すことがなく、各種異
なる香りの焼香を提供することにあり、第二の目的は、
燃焼度合い及び香りの異なる焼香を、調合帳によって適
宜の割合で混合することが容易で、安価なものから高価
なものまで種々の香りのする焼香を提供することにあ
る。
く、また灰を白くして香炉灰を汚すことがなく、各種異
なる香りの焼香を提供することにあり、第二の目的は、
燃焼度合い及び香りの異なる焼香を、調合帳によって適
宜の割合で混合することが容易で、安価なものから高価
なものまで種々の香りのする焼香を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、粉末活性炭を
主成分とし合成のりを混合した粉末原料に、香料原料の
一種又は複数種と染料を加えて混合した焼香成形素材を
線香状に成型して焼香素材とし、これを長さ1〜3mm
程度に切断してペレット状としたことを特徴とする焼香
を要旨としている。
主成分とし合成のりを混合した粉末原料に、香料原料の
一種又は複数種と染料を加えて混合した焼香成形素材を
線香状に成型して焼香素材とし、これを長さ1〜3mm
程度に切断してペレット状としたことを特徴とする焼香
を要旨としている。
【0006】また、燃焼性を良好にするために、前記粉
末原料に粉末のアルミニウム、水酸化マグネシウム、酸
化チタンを加え、これに前記と同様、香料原料の一種又
は複数種と染料を加えて混合して焼香成形素材を線香状
に成型して焼香素材とし、これを長さ1〜3mm程度に
切断してペレット状としたことを特徴とする焼香を要旨
としている。
末原料に粉末のアルミニウム、水酸化マグネシウム、酸
化チタンを加え、これに前記と同様、香料原料の一種又
は複数種と染料を加えて混合して焼香成形素材を線香状
に成型して焼香素材とし、これを長さ1〜3mm程度に
切断してペレット状としたことを特徴とする焼香を要旨
としている。
【0007】さらに、前記粉末活性炭を主成分とする粉
末原料を使用してペレット状に形成した焼香と、前記粉
末活性炭に粉末のアルミニウム、水酸化マグネシウム、
酸化チタンを加えた粉末原料を使用してペレット状とし
た焼香とを、適当な割合で混合して、異なる燃焼性と異
なる香りの多種類の焼香を構成する。なお、香料原料と
しては、丁字、桂皮、竜脳、白檀、沈香、茴香、かっ
香、貝甲、木香の粉末の一種又は複数種又はオイル、そ
の他の香油の一種類又は複数種類が配合される。
末原料を使用してペレット状に形成した焼香と、前記粉
末活性炭に粉末のアルミニウム、水酸化マグネシウム、
酸化チタンを加えた粉末原料を使用してペレット状とし
た焼香とを、適当な割合で混合して、異なる燃焼性と異
なる香りの多種類の焼香を構成する。なお、香料原料と
しては、丁字、桂皮、竜脳、白檀、沈香、茴香、かっ
香、貝甲、木香の粉末の一種又は複数種又はオイル、そ
の他の香油の一種類又は複数種類が配合される。
【0008】
【作用】上記のように、粉末の活性炭を主成分とする粉
末原料又は粉末の活性炭に粉末のアルミニウム、水酸化
マグネシウム、酸化チタンを加えた粉末原料に、香料原
料を混合した構成とすることにより、粉末活性炭または
これに加えた水酸化マグネシウム等が燃焼性を良好にす
ることから、発生する煙の量が著しく減少するように作
用するとともに、十分な燃焼が行われて燃え粕の灰が白
っぽくなり香炉灰を汚さないようになる。
末原料又は粉末の活性炭に粉末のアルミニウム、水酸化
マグネシウム、酸化チタンを加えた粉末原料に、香料原
料を混合した構成とすることにより、粉末活性炭または
これに加えた水酸化マグネシウム等が燃焼性を良好にす
ることから、発生する煙の量が著しく減少するように作
用するとともに、十分な燃焼が行われて燃え粕の灰が白
っぽくなり香炉灰を汚さないようになる。
【0009】
【実施例】実施例1 図1は線香状にした焼香素材Aとこれを切断してペレッ
ト状とした焼香1の拡大斜視図であって、粉末活性炭を
60%、粉末水酸化アルミニウムと水酸化マグネシウム
のそれぞれを5%、粉末の酸化チタン10%、合成のり
(支那粉)20%を混合して粉末原料とし、この粉末原
料100に対し、香料原料として、丁字、桂皮、竜脳、
白檀、沈香、茴香、かっ香、貝甲、木香の粉末又はオイ
ル、その他の香油の一種類又は複数種類の10〜50、
好ましくは10〜20を配合して染料を加えて焼香成形
素材とし、これを約1.5〜3m角断面の線香素材Aに
成型し、長さ1〜3mm程度に切断後に乾燥してペレッ
ト状の焼香1としたものである。合成のりは、必ずしも
粉末原料に混合する必要はなく、焼香成形素材中に混合
されていれば足りるものである。以下実施例2、3にお
いても同様である。
ト状とした焼香1の拡大斜視図であって、粉末活性炭を
60%、粉末水酸化アルミニウムと水酸化マグネシウム
のそれぞれを5%、粉末の酸化チタン10%、合成のり
(支那粉)20%を混合して粉末原料とし、この粉末原
料100に対し、香料原料として、丁字、桂皮、竜脳、
白檀、沈香、茴香、かっ香、貝甲、木香の粉末又はオイ
ル、その他の香油の一種類又は複数種類の10〜50、
好ましくは10〜20を配合して染料を加えて焼香成形
素材とし、これを約1.5〜3m角断面の線香素材Aに
成型し、長さ1〜3mm程度に切断後に乾燥してペレッ
ト状の焼香1としたものである。合成のりは、必ずしも
粉末原料に混合する必要はなく、焼香成形素材中に混合
されていれば足りるものである。以下実施例2、3にお
いても同様である。
【0010】実施例2 実施例1において、香料原料として白檀、沈香、茴香等
の高価なものを混合する場合は、粉末原料に水酸化アル
ミニウム、水酸化マグネシウム、酸化チタンは加えるこ
とのない焼香成形素材として、これを約1.5〜3mm
角断面の線香素材Aに成型し、長さ1〜3mm程度に切
断後に乾燥してペレット状の焼香1として、優れた香り
を確保したものである。
の高価なものを混合する場合は、粉末原料に水酸化アル
ミニウム、水酸化マグネシウム、酸化チタンは加えるこ
とのない焼香成形素材として、これを約1.5〜3mm
角断面の線香素材Aに成型し、長さ1〜3mm程度に切
断後に乾燥してペレット状の焼香1として、優れた香り
を確保したものである。
【0011】実施例3 実施例1において説明したペレット状の焼香1と、実施
例2において説明したペレット状の焼香1とを、1:
1、2:1或は1:2等適宜の割合で混合し、品質の異
なる焼香とする。
例2において説明したペレット状の焼香1とを、1:
1、2:1或は1:2等適宜の割合で混合し、品質の異
なる焼香とする。
【0012】なお前記各実施例では、線香素材Aを正方
形断面の場合について図示説明したが、断面は円形、長
方形、三角形等その形状は任意である。
形断面の場合について図示説明したが、断面は円形、長
方形、三角形等その形状は任意である。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように本考案の焼香によれ
ば、従来の香木細片の焼香のように多量の燃え粕が残ら
ず、最後まで燃焼するので、香炉灰を汚すことなく燃焼
させることができる。
ば、従来の香木細片の焼香のように多量の燃え粕が残ら
ず、最後まで燃焼するので、香炉灰を汚すことなく燃焼
させることができる。
【0014】また各種類毎に香りの違う焼香を予め作っ
ておいて、これらの焼香を調合帳により適宜の割合で混
合することができるので、安価なものから高価なものま
で、また香りの異なる多種類の焼香を提供することがで
きる。
ておいて、これらの焼香を調合帳により適宜の割合で混
合することができるので、安価なものから高価なものま
で、また香りの異なる多種類の焼香を提供することがで
きる。
【図1】本考案の実施例に係る焼香の素材となる線香状
の焼香素材とこれを切断してペレット状とした焼香の拡
大斜視図である。
の焼香素材とこれを切断してペレット状とした焼香の拡
大斜視図である。
A 焼香素材 1 ペレット状とした焼香
Claims (3)
- 【請求項1】 主成分である粉末活性炭に合成のりを混
合した粉末原料に、香料原料の一種又は複数種と染料を
加えて混合した焼香成形素材を、線香状に成型して焼香
素材とし、これを長さ1〜3mm程度に切断してペレッ
ト状とした焼香。 - 【請求項2】 粉末原料が、粉末のアルミニウム、水酸
化マグネシウム、酸化チタンを加えたものである請求項
1記載の焼香。 - 【請求項3】 主成分である粉末活性炭に合成のりを混
合した粉末原料に、香料原料の一種又は複数種と染料を
加えて混合して焼香成形素材を線香状に成型して焼香素
材とし、長さ1〜3mm程度に切断してペレット状とし
た焼香と、主成分である粉末活性炭と合成のりの混合物
に粉末のアルミニウム、水酸化マグネシウム、酸化チタ
ンを加えた粉末原料に、香料原料の一種又は複数種と染
料を加えて混合して焼香成形素材を線香状に成型して焼
香素材とし、長さ1〜3mm程度に切断してペレット状
とした焼香とを、適当な割合で混合したことを特徴とす
る焼香。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4685592U JPH089132Y2 (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 焼 香 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4685592U JPH089132Y2 (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 焼 香 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622333U JPH0622333U (ja) | 1994-03-22 |
JPH089132Y2 true JPH089132Y2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=12758958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4685592U Expired - Lifetime JPH089132Y2 (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 焼 香 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089132Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-06 JP JP4685592U patent/JPH089132Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0622333U (ja) | 1994-03-22 |
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