JP2005008303A - 定寸切断装置 - Google Patents

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Takeo Kowari
毅雄 小割
Masabumi Yamagami
正文 山上
Takahiro Yoshioka
高広 吉岡
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Abstract

【課題】腰の強さの弱いフィルムのような薄物であってもフィードローラと切断刃との間で送り出される薄物が変形することなく定寸送り出し、定寸切断を可能にする定寸切断装置。
【解決手段】本発明は、薄物の送り出し手段と、切断手段と、切断後の搬送手段とを備え、送り出し手段は、切断装置の直近上流側に配置され、表面に複数の溝形状をなす凹凸を有する一組のニップローラと、対向して組合せられたニップローラの凹部に嵌め込まれニップローラの搬送方向後方で薄物を案内する上下一対の櫛状ガイドとを備え、ニップローラから送り出される薄物の先端をスムースに案内することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薄物例えばフィルム、シート、紙等の連続した原材料素材から所定寸法の枚葉紙を作成する定寸切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、定寸の枚葉フィルム等の製造には多くの方式が採用されて来たが、代表的な方式として、紙管に巻き取られたフィルムの先端が一組のフィードロールにより把持され、巻き出され、フィードロールが指定寸法量回転することによって指定寸法のフィルムが送り出され、フィードロールの下流側に切断ロータを配置し送り出しが停止した後、せん断刃により切断し、一定寸法のフィルムを得ることが多く行われている。フィルムのばたつきをなくすためにはエアテーブルを用いている。(例えば特許文献1)
【0003】
更に、切断されたロールシートの先端を案内するためにシートを切断後の回転刃を一時停止させ、該先端を搬送方向へ案内する方式(例えば特許文献2)もあった。
【0004】
又、フィルムやシートの定寸送り出し、定寸切断するために、一定量の送り出しローラと共に送り出されたシートのたるみが無くなるまでシートを前方に引出すシート引出具とを備える方式も提案されていた(例えば特許文献3)
【0005】
【特許文献1】
特開平7−25530号公報
【特許文献2】
特開平8−192391号公報
【特許文献3】
特公昭58−39745号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載のように、エアテーブルを用いるものにあってはシートの厚みが薄くても腰の強さがあって空気の流れにより素直に案内される紙等の場合には適しているが、軟質性のフィルム等では、シートの性状によってはフィードローラに巻きついて、巻きつき現象が発生して定寸送り出し、切断が出来なくなるなどの諸問題が生じていた。
特許文献2に記載の発明でも、ロールシートの先端が回転刃に接しながら案内されるので、シートが紙である場合はある程度許容できてもフィルムにあってはトラブルの大きな要因となるものであった。
【0007】
特許文献3に記載のように、フィルム先端を把持して引出す方式ではフィルムの先端にキズが発生したり、引出具の動作サイクルタイムによって生産性に限界があり、高速運転が出来ないという問題もあった。
【0008】
本発明は、上記不具合を生じることなく、腰の強さの弱いフィルムのような薄物であってもフィードローラと切断刃との間で送り出される薄物が変形することなく定寸送り出し、定寸切断を可能にする定寸切断装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、長尺薄物の定寸切断装置であって、薄物の送り出し手段と、切断手段と、切断後の搬送手段とを備え、送り出し手段は、切断装置の直近上流側に配置され、表面に複数の溝形状をなす凹凸を有する一組のニップローラと、対向して組合せられたニップローラの凹部に嵌め込まれニップローラの搬送方向後方で薄物を案内する上下一対の櫛状ガイドとを備え、ニップローラから送り出される薄物の先端をスムースに案内することを特徴とする。
【0010】
第2の発明は、前記櫛状ガイドは、ニップローラの複数の溝形状をなす凹部に全て嵌め込まれており、相対して薄物を案内する表面は、搬送方向に連続する凸部を有する棒状ガイドであることを特徴とする。
【0011】
更に、前記櫛状ガイドの前後端部には、複数の櫛状ガイドを連結する平坦部が設けられ、平坦部の薄物を案内する表面は前記連続する櫛状ガイドに連結する凸部を有すると共に、更に該櫛状ガイドの間隔をより細かくする連続する凸部を有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例、フィルムの定寸切断装置を参照しながら本発明の実施形態について、例を上げて具体的に説明しその内容を詳細に開示する。
図1に示す長尺フィルムの定寸切断装置100は、例えばフィルム1の送り出し手段110と、フィルムの切断手段120と、切断後のフィルム搬送手段130とを備える。
【0013】
長尺薄物は、帯状の細幅フィルムをロール巻き上げしたものであっても、筒状のフィルムが扁平状に折畳まれた長尺フィルムであっても、ロール状に巻き上げられていなくても連続的に送り出される状態にあれば適用可能である。又、フィルムではなく紙であっても、樹脂であってシートと言われるものであっても適用可能であり、本発明の定寸切断装置は、輪転印刷機の後工程等に用いられる連続紙の単葉断裁機(シータ)などにも適用可能である。
【0014】
フィルムの切断装置120は、図1に示すようなシャーリングタイプの切断機であっても良いし、回転するロータの外周面に刃物を埋設し固定する刃と、或いは回転する刃と噛み合わせることにより切断するロータリーカッターであっても適用可能である。
シャーリングの方式も揺動刃方式であっても、直動刃方式であっても可能であり特に制限されるものでない。
【0015】
送り出し手段110は、一組のニップローラ3、4と上下一対の櫛状ガイド5とを備え、切断装置120の直近上流側に配置される。直近上流側とは、切断装置120の刃物、下刃6及び上刃7に接しない範囲で近接し、切断装置120へフィルム1を送り出し供給する側、フィルム1の搬送方向で切断装置120の上流と云うことになる。
一組のニップローラは、図2に示すようにニップロール3と4とからなり、一方のニップロール3は不図示の位置決め機能を有する駆動源、例えばサーボモータやステッピングモータ等に連結され速度制御、回転数制御がなされる。他方駆動源を持たないニップローラ4は回転自在に指示されると共にニップロール3と押圧接触しそれとの協働で一定寸法のフィルムを送り出す。
ニップローラ3、4は、共にその外周表面に複数の溝形状をなす凹部10を有し、互いに凸部11を対向させてニップ状態に押圧接触して配置されているので、その凸部11同士でフィルムをニップし搬送する。凸部11の表面には、ウレタン樹脂、ゴムなどを用いるのが好ましい。
【0016】
上下一対の櫛状ガイド5は、図2に示す送り出し部110の要部断面図から理解されるように、上側ガイド5aと下側ガイド5bからなり、ガイド5a、5bは夫々一枚の平板の中央部に前期ニップローラ3、4の凸部11が遊嵌する寸法の溝9を複数個形成したものである。
複数の溝9の間に残された櫛状部分は、B部拡大図―1、2に示すように一方の表面を山形に、或いは半丸型に、又は図示しないが角型そのままであっても、その他多角形状、楕円形状等であっても連続して形成された凸部12であるならば櫛状ガイド5として適用可能である。
【0017】
溝9は、平板の中央部に形成されるが、その後端部には平坦部14が形成されてあり、この平坦部14のフィルムに接触する側の表面には、前記した櫛状ガイド5の表面に設けた山形や半丸型の表面を有する凸部12に連続して凸部12aが形成される。平坦部13、14にあっては凸部12aの間隔が細かいことが望ましいので、溝9に連なる部分にも凸部12bを形成する。
平坦部14に設けられる凸部12a、bを細かい間隔に形成することにより、上下の櫛状ガイド5a、5bの間を搬送されるフィルム1の搬送方向に直角の方向の波立ちを小さくすることができるのでフィルムの幅方向のたるみが小さくなり直線刃による切断精度がより向上する。
細かい間隔は、幾らでも細かい程良いとも言えるが、好ましいのは櫛状ガイド5の凸部12に連続して形成される凸部12aの間に、溝9に連なって凸部12bが形成される程度であり、このような形態でも大きな効果が期待できる。これに限定されるものでないが、例えば溝9の幅は5〜7mm程度で、凸部12の幅は3mm程度である。
平坦部14は、切断装置120の上流側直近に配置されるので、フイルム1の先端が下刃6に引っ掛かることなく送り出すことを可能にしている。
【0018】
切断後のフィルム搬送手段130は、ベルトコンベア2を備える。ベルトコンベア2と切断装置120との間の間隙(下刃6或いは上刃7とコンベアベルト間)には、前記櫛状ガイド5に準ずるガイド部材(不図示)を設けることは通常用いられている手段でありそうすることが望ましい。ベルトコンベア2のベルトの材質は特に制限されないが、非導電性で静電気を発生し易いものであることが望ましい。更に、ベルトに穴付ベルトを採用しベルトの下の支持部材を吸引ボックス(不図示)にしてベルトを通してフイルムを吸着搬送可能にしても良い。
ベルトコンベア2の上に送り出されたフィルム1は、ベルトコンベア2との間に発生する静電気の影響によって搬送力の伝達が効率良く行われ、フィルム1の皺、たるみ、曲がり等を取り除く作用を受ける。このことは切断装置120に対するフィルム1の供給位置精度を向上させるので切断精度が向上する。
【0019】
動作を説明すると、送り出し手段は定寸法送り出しのために間欠運転する。高速送り出しを可能にするためには加速、減速を急激に行うことが必要になるが、皺など発生し易くなる。本発明ではニップローラの後方を棒状ガイドで挟むように案内し、ニップローラにはウレタン樹脂等摩擦抵抗の大きな材質を採用し薄物をしっかり把持して搬送するので高速搬送(15〜17m/分)に適用できる。又、棒状ガイドの表面は山形等の形状をしているので薄物に接触する面積を小さくし摩擦抵抗が減少し薄物などの棒状ガイドへの貼り付きを防止している。
【0020】
【発明の効果】
本発明の定寸切断装置は、送り出し手段の一組のニップロールに溝形状の凹部を設け、その凹部に上下一対の棒状ガイドを遊嵌するので搬送抵抗を小さくし、フィルムのたるみ、皺、曲がり等の発生を防止すると共に、送り出されるフィルムがニップロールに巻きついたりすること無く、精度良く定寸切断することを可能にする。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定寸切断装置の全体斜視図である。
【図2】本発明の送り出し手段の要部断面図である。
【図3】櫛状ガイドの説明図である。
【図4】櫛状ガイドの要部拡大説明図である。
【図5】櫛状ガイドの要部拡大説明図であり別の実施例である。
【符号の説明】
1 フィルム
2 ベルトコンベア
3 ニップローラ下
4 ニップローラ上
5 棒状ガイド
6 下刃
7 上刃
8 単葉フィルム

Claims (3)

  1. 長尺薄物の定寸切断装置であって、薄物の送り出し手段と、薄物の切断手段と、切断後の薄物搬送手段とを備え、送り出し手段は、切断装置の直近上流側に配置され、表面に複数の溝形状をなす凹凸を有する一組のニップローラと、対向して組合せられたニップローラの凹部に嵌め込まれニップローラの搬送方向後方で薄物を案内する上下一対の櫛状ガイドとを備え、ニップローラから送り出される薄物の先端をスムースに案内することを特徴とする定寸切断装置。
  2. 前記櫛状ガイドは、ニップローラの複数の溝形状をなす凹部に全て嵌め込まれており、相対して薄物を案内する表面は、搬送方向に連続する凸部を有する櫛状ガイドである請求項1に記載の定寸切断装置。
  3. 前記櫛状ガイドの後端部には、複数の櫛状ガイドを連結する平坦部が設けられ、平坦部の薄物を案内する表面は前記連続する櫛状ガイドに連結する凸部を有すると共に、更に該平坦部における櫛状ガイドの間隔をより細かくする連続する凸部を有する請求項1、請求項2に記載のフィルム定寸切断装置。
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