JP2005007925A - ドアポケットのトレイ高さ調整装置 - Google Patents

ドアポケットのトレイ高さ調整装置 Download PDF

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Abstract

【課題】見栄えが良く、小型で構造が簡素なドアポケットのトレイ高さ調整装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ドアポケットのトレイ高さ調整装置10は、ドアポケット11の内面に形成された各受部12c1〜12c3、13b1〜13b3に係合する係止位置および係合が解除する解除位置との間で移動可能な保持部16b、17bを、トレイ14の外周面に設けた。保持部16b、17bとそれぞれ連結されたギヤ部16a、17aと、ギヤ部16a、17aを互いに反対方向に移動させるために噛合したピニオンギヤ18と、ピニオンギヤ18を回動させる操作部19と、保持部16b、17bが係止位置方向に押動されるように、操作部19に対して係合したトーションスプリング20を備える。トーションスプリング20の付勢力に抗して操作部19を回動させて、保持部16b、17bを解除位置に押動して、トレイ14の高さを調整可能とする。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車輌ドアに形成されたドアポケットのトレイ高さ調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車輌ドアに形成されたドアポケットのトレイの下面にエアクッションを設け、エアクッション内の空気を増減させてトレイの高さ調整を行うもの、トレイの下面から鉛直下方にラックギヤを設置し、電動モータによってラックギヤと噛合ったピニオンギヤを回転させてラックギヤを移動させることによりトレイの高さ調整を行うもの等があった。また、トレイに押し込み可能なストッパーを形成し、ドアポケットの貫通孔にストッパーを係合させることによってトレイの高さ調整を行うものもあった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開平5−24451号公報(第2図乃至第7図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したエアクションあるいはラックギヤを用いたトレイ高さ調整装置によれば、エアポンプあるいは電動モータ等を必要とし、装置が大型化しコストも増大する。また、トレイに形成されたストッパーをドアポケットの貫通孔と係合させるものは、装置は簡素であるが、ドアポケットに貫通孔が形成されるため見栄えが悪い。
【0005】
本発明は上述のような事情に基づいて完成されたものであって、見栄えが良く、小型で構造が簡素なドアポケットのトレイ高さ調整装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、車輌のドアに設けられたドアポケットの内面に高さ方向に複数の受部が配され、前記ドアポケット内に収容されるトレイを前記各受部に対して選択的に装着することで、前記トレイの高さを調節可能とするドアポケットのトレイ高さ調整装置であって、前記トレイは、上方へ開口するボックス状に形成された本体部と、前記本体部の外面に取付けられ前記各受部に対する係止位置および解除位置との間で移動可能な保持部と、前記保持部を前記係止位置へ向けて付勢する付勢手段と、前記本体部の上方に配された操作部と、前記操作部と前記保持部との間に介在され、前記操作部を操作することによって前記付勢手段の付勢力に抗して前記保持部を前記解除位置へ向けて移動させる移動手段とを備えることを特徴とするドアポケットのトレイ高さ調整装置とした。
【0007】
また、請求項2の発明は、前記移動手段は、前記保持部に連結され前記本体部の下面に延在するとともに互いに対向した一対のラックギヤ、および前記本体部を貫通して前記操作部と連結されるとともに、前記一対のラックギヤと噛合するように前記一対のラックギヤの間に配置され、前記操作部を回転させることによって回転されて、前記一対のラックギヤを互いに反対方向に移動させる回転ギヤによって構成され、前記付勢手段は、前記本体部の下面に形成された係止部にその一端が係合し、他端が前記操作部に連結されたトーションスプリングによって構成されたことを特徴とする請求項1記載のドアポケットのトレイ高さ調整装置とした。
【0008】
また、請求項3の発明は、前記移動手段は、前記保持部に連結され前記本体部の下面に延在するとともに、互いに対向した一対のステーを含み、前記操作部は、各々前記ステーに連結され挟んで互いに近づけることによって、前記ステーを互いに反対方向に移動させる双方が対向した一対の操作ハンドルによって構成され、前記付勢手段は、前記一対の操作ハンドル間に配置され、前記操作ハンドルを互いに離れる方向に付勢するテンションスプリングによって構成されたことを特徴とする請求項1記載のドアポケットのトレイ高さ調整装置とした。
【0009】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
操作部を操作することによって、付勢手段の付勢力に抗して保持部を解除位置へ向けて移動させて、保持部と受部との係合を外した後にトレイ高さを調整し、その後、操作部の操作を解除して再び保持部と受部とを係合させて、ドアポケットの所望の高さにトレイを保持することができるため、電動モータ等を必要とせず、小型、低コストの装置とすることができる。また、操作部が本体部の上方に設置されているため、上方からドアポケット内に手を入れて高さ調整を行うことができ、ドアポケットに貫通孔等を形成する必要がなく見栄えが向上する。
【0010】
<請求項2の発明>
移動手段は、保持部に連結された一対のラックギヤ、および操作部によって回転されて一対のラックギヤを互いに反対方向に移動させる回転ギヤによって構成され、付勢手段は、本体部の下面に形成された係止部にその一端が係合し、他端が操作部に連結されたトーションスプリングによって構成されたことにより、簡素な構造によって、操作部を回転させるのみで保持部と受部との係合を解除することができる。
【0011】
<請求項3の発明>
移動手段は、保持部に連結された一対のステーを含み、操作部は各々ステーに連結し互いに対向した一対の操作ハンドルによって構成され、付勢手段は、一対の操作ハンドル間に配置され、操作ハンドルを互いに離れる方向に付勢するテンションスプリングによって構成されたことにより、簡素な構造によって、一対の操作ハンドルを挟んで互いに近づけるのみで保持部と受部との係合を解除することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1乃至図7に基づいて説明する。図1に示すように、車輌ドア1の車室内側を被うドアトリム2の下方には、ドアポケットのトレイ高さ調整装置10が設置されている。図2に示すように、ドアポケット11を構成するドアポケット内壁12は、その上端部に連結孔12aが形成され、ドアトリム2の下端部に形成された連結ピン2aが連結孔12aに挿通された後、熱かしめされることによってドアトリム2に固着される。また、同じくドアポケット11を構成するドアポケット外壁13は、その下方部に連結ピン13aが形成され、ドアポケット内壁12の下端部に形成された連結孔12bに挿通された後、熱かしめされることによってドアポケット内壁12に取付けられる。
【0013】
ドアポケット内壁12の内面には、複数の凹部状の受部12c1〜12c3が上方から下方に向けて並設されている(2列3段に配置されている)。また、ドアポケット外壁13の内面には、複数の突部状の受部13b1〜13b3が上方から下方に向けて並設されている(2列3段に配置されている)。ドアポケット内壁12の受部12c1〜12c3、およびドアポケット外壁13の受部13b1〜13b3は、後述するトレイ14を選択的に装着することで、ドアポケット11内の所望する高さ位置に保持するために形成されている。
【0014】
図3および図4に示すように、ドアポケット11内に保持されるトレイ14は主に、ドアポケット11内に保持され、乗員が必要とする小物を載置する本体部15と、本体部15の下面に水平方向に移動可能に取付けられた一対の移動部材16、17と、移動部材16、17の互いに対向した一対のギヤ部16a、17aと噛合するように、ギヤ部16a、17aの間に設置されたピニオンギヤ18と、本体部15を貫通してピニオンギヤ18と連結されて本体部15の上方に回転可能に配置された操作部19とによって構成されている(ギヤ部16a、17aは本発明のラックギヤに該当し、ピニオンギヤ18は本発明の回転ギヤに該当する)。
【0015】
移動部材16、17の先端部には、それぞれドアポケット11の受部12c1〜12c3、13b1〜13b3と係合する保持部16b、17bが形成されている。後述するように、保持部16b、17bは受部12c1〜12c3、13b1〜13b3と係合する係止位置と、係合が解除する解除位置との間で移動可能とされている。
【0016】
図5に示したように、本体部15はカップ状の第1小物入れ151および第2小物入れ152を備えており、第1小物入れ151および第2小物入れ152を互いに離れさせて連結するように、上板部153が一体に形成されており、全体として上方に開口したボックス状に形成されている。第1小物入れ151は第2小物入れ152に比較して、多少長く形成されており、小物を入れるための容積も若干大きく形成されている。上板部153の第1小物入れ151および第2小物入れ152の間に位置する部位には、上述した操作部19の摘み部19aを、ピニオンギヤ18に連結する連結シャフト19bが挿通されるシャフト孔154が形成されている(図6示)。
【0017】
上板部153の第1小物入れ151および第2小物入れ152の間に位置する部位の下面には、移動部材16、17のギヤ部16a、17aがそれぞれ挿通されて保持されるための一対のギヤホルダ155が一体に形成されている。ギヤホルダ155には、それぞれギヤ部16a、17aが挿入されるホルダ孔155aが形成されている。また、上板部153の下面の四隅には、第1小物入れ151および第2小物入れ152の側面と対向するように、保持部16b、17bが挿通されて保持されるための保持ガイド156が一体に形成されている。保持ガイド156は、それぞれ保持部16b、17bが挿入されるガイド溝156aを備えており、コの字状に形成されている。保持部16b、17bは保持ガイド156に保持されることによって、本体部15の外面に配置される。更に、上板部153の下面には、係止部157およびストッパ158が立設されている。係止部157およびストッパ158については後述する。
【0018】
図3および図4の説明に戻って、移動部材16、17には、ピニオンギヤ18と噛合したギヤ部16a、17aと、保持部16b、17bとを連結するように、本体部15の長手方向に沿って延びた竿部16c、17cがそれぞれ形成されている。また、図6に示すように、本体部15の上板部153の下面に下方に向かって立設された係止部157にはトーションスプリング20の一端が係合している。操作部19の連結シャフト19bにはフック19cが水平方向に突出しており、フック19cにはトーションスプリング20の他端が係合している。
【0019】
上述した構成によって、トーションスプリング20は係止部157とフック19cとの間に互いに反発する方向に、捻り方向の付勢力を与え、連結シャフト19bに接続されたピニオンギヤ18に、図3において反時計回り方向の回転力を与えている。尚、上板部153の下面に下方に向かって形成されたストッパ158には、連結シャフト19bから突出したフック19cの先端が当接することによって、操作部19の非操作時に、トーションスプリング20からの付勢力を受けたフック19cの回動規制を行っている。
【0020】
次に、主に図2、図6および図7に基づいて、トレイ高さ調整装置10の操作方法について説明する。図2において、最初にトレイ14は最上部の位置(トレイ14が実線で示された位置)に保持されているとする。車輌の乗員が操作部19の摘み部19aを操作していない時、図6(A)に示すように、係止部157とフック19cとの間にはトーションスプリング20によって捻り方向の付勢力を与えられているため、連結シャフト19bと連結したピニオンギヤ18には図7において反時計回り方向に回転力が与えられている。
【0021】
従って、図7(A)に示すように、ピニオンギヤ18と噛合したギヤ部16a、17aとそれぞれ竿部16c、17cを介して一体に形成された保持部16b、17bは、本体部15の側面部から突出するように互いに反対方向(図7において保持部16bは上方、保持部17bは下方)に押動される。保持部16b、17bは本体部15の側面部から突出する(本発明の係止位置にある)ことによって、それぞれ受部12c1、13b1と係合し、トレイ14は最上部の位置に保持されている(図2示)。
【0022】
次に、操作部19の摘み部19aを図7において時計回り方向に回動操作することによって、連結シャフト19bに連結されたピニオンギヤ18は、トーションスプリング20の付勢力に抗して図7において時計回り方向に回動され、ピニオンギヤ18と噛合したギヤ部16a、17aは互いに反対方向(図7においてギヤ部16aは下方、ギヤ部17aは上方)へ押動され、保持部16b、17bは、それぞれ本体部15の側面部内に引っ込む。保持部16b、17bが本体部15の側面部内に引っ込むことによって、保持部16b、17bとドアポケット11の内面に形成された受部12c1、13b1との係合が解除され(本発明の解除位置に該当する)、本体部15と摘み部19aを手によって保持しながら、トレイ14をドアポケット11内の上下方向に移動させることが可能となる。
【0023】
保持部16b、17bと受部12c1、13b1との係合を解除した後、トレイ14を所望する位置(例えば、図2の上下方向の中間段)に移動させ、摘み部19aから手を離すと、トーションスプリング20の付勢力によって、ピニオンギヤ18が再び図7において反時計回り方向に回動され、保持部16b、17bが本体部15の側面部から突出してドアポケット11の内面に形成された受部12c2、13b2と係合してトレイ14を保持する。
【0024】
上述した第1実施形態によれば、操作部19を操作することによって、保持部16b、17bと受部12c1〜12c3、13b1〜13b3との係合を外してトレイ高さを調整でき、電動モータ等を必要とせず、小型、低コストの装置とすることができる。また、操作部19が本体部15の上方に設置されているため、上方からドアポケット11内に手を入れて高さ調整を行うことができ、ドアポケット11に貫通孔等を形成する必要がなく見栄えが向上する。
【0025】
また、保持部16b、17bに連結された一対のギヤ部16a、17a、および操作部19によって回転されてギヤ部16a、17aを互いに反対方向に移動させるピニオンギヤ18、本体部15の下面に形成された係止部157にその一端が係合し、他端が操作部19に連結されたトーションスプリング20によって構成されたことにより、簡素な構造によって、操作部19を回転させるのみで保持部16b、17bと受部12c1〜12c3、13b1〜13b3との係合を解除することができる。
【0026】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図8および図9によって、第1実施形態と異なる構成を中心に説明する。図8に示したように、トレイ30を構成する本体部31はカップ状の第1小物入れ311および第2小物入れ312を備えており、第1小物入れ311および第2小物入れ312を互いに離れさせて連結するように、上板部313が一体に形成されている。上板部313の第1小物入れ311および第2小物入れ312の間に位置する部位には、下方に向けて窪んだ凹部314が形成されており、凹部314には水平方向に一対の貫通孔315が設けられている。
【0027】
上板部313の下面の四隅には、第1実施形態において示した保持ガイド156と同様の保持ガイド316が一体に形成されている。上板部313の下面には、貫通孔315に挿通されて互いに対向するとともに、本体部31の幅方向に延びた一対のステー32a、33aと、上述したドアポケット11の受部12c1〜12c3、13b1〜13bと係合する保持部32b、33bおよびステー32a、33aと保持部32b、33bとを連結する竿部32c、33cとをそれぞれ備えた一対の移動部材32、33が設置されている。尚、保持部32b、33bは第1実施形態と同様に保持ガイド316によって移動可能に保持されている。
【0028】
また、各々のステー32、33の先端部には、一対の操作ハンドル34、35がそれぞれ固着されて互いに対向している。一対の操作ハンドル34、35は、図9に示すようにその断面がL状をしており、双方の間には操作ハンドル34、35が互いに離れる方向に付勢するテンションスプリング36が取付けられている。更に、一側の操作ハンドル35からは他側の操作ハンドル34に向けて係合部35aが突出し、操作ハンドル34には係合部35aを受け入れる係合孔34aが形成されている。
【0029】
次に、第2実施形態によるトレイ高さ調整装置の操作方法について説明する。車輌の乗員が操作ハンドル34、35を操作していない時、図9(A)に示すように、テンションスプリング36によって操作ハンドル34、35間には互いに離れる方向に付勢力を与えられているため、保持部32b、33bは、ステー32a、33aおよび竿部32c、33cを介して、本体部31の側面部から突出する方向(図8において保持部32bは上方、保持部33bは下方)に押動される。保持部32b、33bは本体部31の側面部から突出する(本発明の係止位置にある)ことによって、それぞれ受部12c1、13b1と係合されて、トレイ30はドアポケット11に保持される。
【0030】
図9(B)に示すように、乗員がテンションスプリング36の付勢力に抗して、操作ハンドル34、35を互いに近づけるように挟むと、ステー32a、33aが互いに反対方向に向けて押動され、保持部32b、33bは、竿部32c、33cを介して、本体部31の側面部内に引っ込む方向(図8において保持部32bは下方、保持部33bは上方)に押動される。保持部32b、33bは本体部31の側面部内に引っ込むことによって、それぞれ受部12c1、13b1との係合が解除され(本発明の解除位置に該当する)、トレイ30はドアポケット11内の上下方向に移動させることが可能となる。トレイ30を所望する位置に移動させた後、操作ハンドル34、35から手を離すと、テンションスプリング36の付勢力によって、ステー32a、33aが互いに離れる方向に押動され、保持部32b、33bが本体部31の側面部から突出して、例えば受部12c2、13b2と係合してドアポケット11内に保持される。
【0031】
上述した第2実施形態によれば、保持部32b、33bに連結された一対のステー32a、33a、各々ステー32a、33aに連結し互いに対向した一対の操作ハンドル34、35、および操作ハンドル34、35を互いに離れる方向に付勢するテンションスプリング36によって構成されたことにより、簡素な構造によって、一対の操作ハンドル34、35を挟んで互いに近づけるのみで保持部32b、33bと受部12c1〜12c3、13b1〜13b3との係合を解除することができる。
【0032】
<他の実施形態>
本発明は上述の記載および図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、以下の記載のもの以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)ドアポケット内のトレイを保持する高さ位置は、3段でなければならないわけではなく、2段あるいは4段以上でもよい。
(2)保持部を受部と係合する位置へ向けて付勢する付勢手段はトーションスプリングあるいはテンションスプリングに限られるものではなく、各種のスプリングあるいはゴム部材等でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるドアポケットのトレイ高さ調整装置を適用した車輌ドアの正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】第1実施形態によるトレイの平面図である。
【図4】図3の正面図である。
【図5】第1実施形態による本体部の斜視図である。
【図6】第1実施形態によるトレイ高さ調整装置の非操作時を示す図3のB−B断面図(A)、操作時を示す図3のB−B断面図(B)である。
【図7】図6(A)に示したトレイの平面図(A)、図6(B)に示したトレイの平面図(B)である。
【図8】第2実施形態によるトレイの平面図である。
【図9】第2実施形態によるトレイ高さ調整装置の非操作時を示す図8のC−C断面図(A)、操作時を示す図8のC−C断面図(B)である。
【符号の説明】
1…車輌ドア
10…ドアポケットのトレイ高さ調整装置
11…ドアポケット
12c1〜12c3、13b1〜13b3…受部
14、30…トレイ
15、31…本体部
16a、17a…ギヤ部
16b、17b、32b、33b…保持部
18…ピニオンギヤ
19…操作部
20…トーションスプリング
32a、33a…ステー
34,35…操作ハンドル
36…テンションスプリング
157…係止部

Claims (3)

  1. 車輌のドアに設けられたドアポケットの内面に高さ方向に複数の受部が配され、前記ドアポケット内に収容されるトレイを前記各受部に対して選択的に装着することで、前記トレイの高さを調節可能とするドアポケットのトレイ高さ調整装置であって、
    前記トレイは、上方へ開口するボックス状に形成された本体部と、前記本体部の外面に取付けられ前記各受部に対する係止位置および解除位置との間で移動可能な保持部と、前記保持部を前記係止位置へ向けて付勢する付勢手段と、前記本体部の上方に配された操作部と、前記操作部と前記保持部との間に介在され、前記操作部を操作することによって前記付勢手段の付勢力に抗して前記保持部を前記解除位置へ向けて移動させる移動手段とを備えることを特徴とするドアポケットのトレイ高さ調整装置。
  2. 前記移動手段は、前記保持部に連結され前記本体部の下面に延在するとともに互いに対向した一対のラックギヤ、および前記本体部を貫通して前記操作部と連結されるとともに、前記一対のラックギヤと噛合するように前記一対のラックギヤの間に配置され、前記操作部を回転させることによって回転されて、前記一対のラックギヤを互いに反対方向に移動させる回転ギヤによって構成され、前記付勢手段は、前記本体部の下面に形成された係止部にその一端が係合し、他端が前記操作部に連結されたトーションスプリングによって構成されたことを特徴とする請求項1記載のドアポケットのトレイ高さ調整装置。
  3. 前記移動手段は、前記保持部に連結され前記本体部の下面に延在するとともに、互いに対向した一対のステーを含み、前記操作部は、各々前記ステーに連結され挟んで互いに近づけることによって、前記ステーを互いに反対方向に移動させる双方が対向した一対の操作ハンドルによって構成され、前記付勢手段は、前記一対の操作ハンドル間に配置され、前記操作ハンドルを互いに離れる方向に付勢するテンションスプリングによって構成されたことを特徴とする請求項1記載のドアポケットのトレイ高さ調整装置。
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