JP2005007840A - 簡易製本用製本台 - Google Patents

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茂 木村
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Abstract

【課題】従来の簡易製本では、ハードカバーに被製本紙束を所定位置に綺麗に接着固定することは難しい。更に、欠落防止のため接着力は強力であり、少しずれて貼ってしまうと剥がすことは困難であり無理に剥がせば美観が損なわれる。このようなことを防止するための製本台を提供する。
【解決手段】簡易製本に用いるハードカバーを載置するためのものであって、基盤、該基盤上のハードカバー上端規定部及びハードカバー右端規定部を有し、該上端規定部にはハードカバーの厚みとほぼ同じ高さで、ハードカバーと被製本紙との上下方向の大きさの差の半分の奥行きを持った上部凹部を形成するような上部突起部を設け、同様に該右端規定部にもハードカバーの厚みとほぼ同じ高さで、ハードカバーと被製本紙との左右の大きさの差の半分の奥行きを持った右凹部を形成する右突起部を設けたもの。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、簡易製本用製本台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製本とは、印刷等された紙をひとつにまとめて見やすく、保管しやすく、搬送しやすくするためのものである。
【0003】
製本は紙を1つにまとめればよいため、ホッチキス止めしたり、紐で結束するだけでも製本である。しかし、それでは見かけが悪く、背表紙もないため棚に保管したときに区別できない。
【0004】
そのため専門の製本業者に依頼して製本することとなる。しかし、これは非常に高価なもので、表紙に金文字等を入れると1冊数千円以上となる。よって、頻繁に製本するような会社や部署では、経費が相当嵩むこととなる。
【0005】
このような経費を削減するため、最近簡易製本機なるものが市販されてきている。これは、専門業者に依頼せず、自社で製本するための装置である。原理は、被製本紙を束ねてその背部分において、ホットメルト樹脂で紙同士及び背表紙と接着するものである。
【0006】
これは、自社で簡単に製本でき、しかも背表紙も付いているため、見かけもよい。
しかしながら、従来の簡易製本では、すべてタイトバック式であり、本の中身と背表紙を密着させたものである。このタイトバック式では、どうしても本が開きにくく、傷みやすくなる。
また、自社製本においてもハードカバーにして重厚な感じにしたいという要望もある。ハードカバーとは、厚紙やプラスチック板に化粧紙を貼付したものであり、通常被製本紙より少し大きいものである。これを表紙と裏表紙に固定するものである。
【0007】
このような要望に応えて、本出願人はハードカバーをホローバックタイプで社内で簡単に固定する方法を考案し、特許出願もしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ハードカバーに被製本紙束を所定位置に綺麗に接着固定することは難しい。更に、欠落防止のため接着力は強力であり、少しずれて貼ってしまうと剥がすことは困難であり、無理に剥がせば美観が損なわれる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上のような状況に鑑み、本発明者は鋭意研究の結果本発明簡易製本用製本台を完成したものであり、その特徴とするところは、簡易製本に用いるハードカバーを載置するためのものであって、基盤、該基盤上のハードカバー上端規定部及びハードカバー右端規定部を有し、該上端規定部にはハードカバーの厚みとほぼ同じ高さで、ハードカバーと被製本紙との上下方向の大きさの差の半分の奥行きを持った上部凹部を形成するような上部突起部を設け、同様に該右端規定部にもハードカバーの厚みとほぼ同じ高さで、ハードカバーと被製本紙との左右の大きさの差の半分の奥行きを持った右凹部を形成する右突起部を設けた点にある。
【0010】
ここで、被製本紙とは束ねて製本する用紙であり、印刷されているものでも白紙でもよい。また、材質も紙でなくともプラスチックでも、写真や布等ででもよい。また、多数は単に複数という程度で何枚以上というものではない。
【0011】
ここでいう簡易製本は、あくまでも簡易なもので専門の業者が行なうものではない。勿論、製本会社や印刷会社であっても、簡易に自社の書類を製本する等に使用することはできる。
【0012】
ハードカバーとは、厚紙やプラスチック製の厚いシート状のものをいう。厚いシートを印刷紙等でカバーしたものが好ましい。材質も少し厚い布地のようなものが好適である。このハードカバーは、表紙、裏表紙、背表紙が1体となったもので、背表紙には接着剤が付いていないが、表紙と裏表紙の内側の面にはほぼ全面接着剤(感圧の接着剤や粘着剤)が塗布されている。取扱い上、剥離紙が接着剤上に貼られている。剥離紙は、位置決めを容易にするため、小さい部分と大きい部分に分割し、小さい部分のみ最初剥離して、位置を決めながら接着し、決まった後残りの剥離紙を剥離して全面接着する方法が好ましい。
【0013】
基盤とは、本発明製本台の本体であり、接着するハードカバー等を載置する部分である。大きさとしては、ハードカバーが全体として載置できる大きさでも、一部はみ出す程度でもよい。
【0014】
ハードカバー上端規定部とは、ハードカバーを基盤上に置いたとき、その上端位置を規定するためのストッパー又は規定具である。即ち、それに押しつけ停止すれば正しい位置が決まる。右端規定部も同様であり、ハードカバーの右端の位置が正しく決まる。
【0015】
この上端規定部には最下部に上部凹部を形成するような上部突起が設けられている。この上部凹部の高さはハードカバーとほぼ同じである。ほぼ同じとは、挿入できる程度をいう。即ち、この部分にハードカバーの端部が入る。
凹部の奥行きは、ハードカバーと被製本紙との上下方向の大きさの差の半分である。言いかえれば、ハードカバーと被製本紙との製本するときのずれの大きさであり、いわゆる天の散りである。
奥行きであるため、単に突起の出っ張り長さとも言える。
【0016】
右凹部も同様であり、高さはハードカバーが入る程度である。また、奥行きは被製本紙との左右の大きさの差の半分である。即ち、いわゆる小口の散りである。これも奥行きであるため、突起の出っ張り長さである。
【0017】
この凹部を構成する突起の厚みは、被製本紙束と同じ厚みが好ましい。即ち、突起より上部は、凹部の奥と同じ位置にするということである。ハードカバーの表紙部と裏表紙がそれぞれ接当する。
【0018】
凹部と突起の大きさや構成方法は自由である。例えば、基盤に段差を設けて凹部とし、その段差部分の全体又は一部に板状体を置いて突起としてもよい。基盤の段差は、上と右だけでも、上下左右すべて設けてもよい。また、突起より上部は凹部と同じ深さになるような垂直部材を設ける。
【0019】
前記した通り、突起部の厚みは被製本紙束とほぼ同じ厚みが好ましい。厚い被製本紙束であってもすでに背の部分で接着されているため、位置決めできないことはない。しかし、上記垂直部分に突起部と先端が同じになる付加体を固着してもよい。
【0020】
凹部にハードカバーが挿入されたとき、手で固定しておいてもよいが、両手を離してもハードカバーが移動しないようにその位置で固定できる固定具を設けておいてもよい。
【0021】
また、被製本紙束の厚みによって、ハードカバーの種類が異なる。この種類を判定するため、ハードカバー判定機を設けてもよい。
これは、スライド式で中間に被製本紙束を挟持し、厚みを測定することによって、それが準備しているどのハードカバーに該当するかを示すものである。これも基盤上、好ましくは右端規定部近傍に設ける。
【0022】
本発明製本台の使用方法について説明する。
まず、被製本紙を揃える。
次に揃えたものを背表紙側でホットメルト樹脂で接着する。これは樹脂のみで接着しても背を付けてもよい。
ここまでが準備段階である。
【0023】
接着した被製本紙束を、ハードカバー判定機に置いてその判定によってどの厚みのハードカバーかを決める。
次にハードカバーを出し、本発明製本台に載せる。上凹部と右凹部にハードカバーの端部をきっちり挿入する。挿入すれば固定具によって固定する。これで、ハードカバーは固定され少々では移動したり、ずれたりしない。
【0024】
接着した被製本紙束を、本発明製本台の上部突起部と右突起に接当しながらハードカバーの一方側(通常は、右側。左開きならば裏表紙)の上に置く。この時、ハードカバーに塗布された接着剤層はまだ剥離紙でカバーされている。位置が決まれば、剥離紙の一部を剥離してハードカバーに接着した被製本紙束を接着していく。接着できれば、ハードカバーの反対側を閉じて接着する。
これで完成である。固定具を緩めて本を外す。更に、この後、本にどのような処理をほどこしてもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下図面に示す実施の形態に基づいて、本発明をより詳細に説明する。
図1は、本発明製本台1の1例を示す。
製本台1は、基盤2が本体であり、それに上端規定部3及び右端規定部4が設けられている。破線は載置されるハードカバーの上端位置と右端位置である。
上端規定部3の側面は図2のようになっている。位置Aがハードカバーの上端が位置するラインである。上部突起5によって、基盤2との間に上部凹部6が形成されている。同様に、右端規定部4にも右突起7と右凹部8が形成されている。この2つの凹部にハードカバーの端部がきっちりと挿入され位置が決まる。
【0026】
その挿入されたハードカバーの上に、被製本紙束13を載置接着するのであるが、その位置は、前記した2つの突起に上と右が接当する位置である。換言するとい、ハードカバーの先端位置と被製本紙束13の先端位置との差(散り)が突起の突出長さということである。よって、ハードカバーは安定した位置に置け、被製本紙束はその位置を簡単に決めることができる。そして、裏表紙(左開きの場合)に被製本紙束を接着する。
【0027】
次に、その状態で表紙を被製本紙束13上に折り返して接着する。この場合も正確に折り返し、正確に接着しなければならない。その位置を決めるのが、突起5の上方である。即ち、突起5の上方(上部接当部9)は、図2に示すようにAに揃っている。右突起4の上方に存在する右接当部10も同様である。よって、表紙を折り返し、これらの接当部に接当して接着すればよいのである。これで、下の裏表紙とぴったりとした位置になる。
【0028】
図3は、本発明製本台1の他の例を使用しているところを示す。ハードカバー11上端規定部3の上部凹部6と、右端規定部4の右凹部8に挿入されている。この例では、基盤2が図のハードカバー11が載置されている部分が全体として段差(低い側)になっている。この段差の低い部分を一部カバーするように、段差の高い部分に板状の上部突起5が固定されている。その板状の上部突起5の下方は凹部6が形成されている。その板状の上部突起5の上方は、上部突起9となっている。
そして、この状態で、固定具12によってハードカバー11が固定され移動できないようになっている。
【0029】
この固定具12部分の断面図を図4に示す。固定具12は、上部に可動部14を有している。この可動部14を水平にすれば、下方のカムによって、押圧具15が下方向に押され、その下のハードカバー11を押圧固定する。
【0030】
また、基盤2の端部に、被製本紙束13の厚さを測るハードカバー判定具16が設けられている。これは、スライド可能なスライダー17と本体18との間に被製本紙束13を挟持し、針19のメモリを読むことによってハードカバーのサイズ(種類)を決めるものである。例えば、針19がAの範囲にあれば、Aという種類(Aという厚みの)のハードカバーを使用する等である。
【0031】
【発明の効果】
本発明簡易製本用製本台には次のような大きな利点がある。
(1) 簡易製本を行なう場合に、位置決め等が容易であり、非常に簡単に綺麗に製本ができる。
(2) 接着するときのずれ等がほとんどないため、失敗や無駄がない。
(3) 安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明製本台1の1例を示す斜視図である。
【図2】上端規定部3の側面図である。
【図3】本発明製本台1の他の例を使用しているところの斜視図である。
【図4】固定具12部分の断面図である。
【符号の説明】
1 製本台
2 基盤
3 上端規定部
4 右端規定部
5 上部突起
6 上部凹部
7 右突起
8 右凹部
9 上部接当部
10 右接当部
11 ハードカバー
12 固定具
13 被製本紙束
14 可動部
15 押圧具
16 ハードカバー判定具
17 スライダー
18 本体
19 針

Claims (3)

  1. 簡易製本に用いるハードカバーを載置するためのものであって、基盤、該基盤上のハードカバー上端規定部及びハードカバー右端規定部を有し、該上端規定部にはハードカバーの厚みとほぼ同じ高さで、ハードカバーと被製本紙との上下方向の大きさの差の半分の奥行きを持った上部凹部を形成するような上部突起部を設け、同様に該右端規定部にもハードカバーの厚みとほぼ同じ高さで、ハードカバーと被製本紙との左右の大きさの差の半分の奥行きを持った右凹部を形成する右突起部を設けたことを特徴とする簡易製本用製本台。
  2. ハードカバーが所定位置に挿入されたとき、その位置で固定するための固定具が設けられているものである請求項1記載の簡易製本用製本台。
  3. スライド可能であり、中間に被製本紙束を挟持でき、その幅によってランク表示し、そのランク表示によって使用するハードカバーの種類を決めることができるハードカバー判定機が設けられているものである請求項1又は2記載の簡易製本用製本台。
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