JP2005007500A - ワークの固定構造及び固定治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークを固定したワーク台を工作機械に簡単かつ正確に位置決めして固定することができ、ワーク台を上下反転したときのワークの位置精度も保証される技術手段を提供することにより、複数ワークの高精度加工を能率良く行うことを可能にする。
【解決手段】中心面に対称な上下方向の中凸円弧形ないし中凸く字形噛合溝を有する被把持面と、前記中心面に平行かつ等距離にある表裏の基準面とを備えた一対の縁金27をワーク台22の対向両辺に装着し、上下方向の噛合溝を有する下向き把持面を備えた一対の口金26をバイスの対向する顎24、25に装着し、バイスの締付け時に把持面から作用する下向きの把持分力により前記基準面をバイスに設けた受面28aに押接すると共に、前記把持面と被把持面の噛合溝の噛合によりワーク台22の幅方向位置を規定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ワークを固定したワーク台を工作機械のテーブルに装着したバイスなどに正確に位置決めして固定する技術に関するもので、多数の小型ワークを工作機械のテーブルに一括して取付けて高精度の加工を行うことを可能にする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数のワークをマシニングセンタなどの工作機械で加工する場合、ワークの着脱を容易にするために、工作機械のテーブルにバイスを装着して当該バイスでワークを把持して加工を行うことが一般に行われている。小型のワークでは、ワークを1個ずつテーブルに固定して加工すると、加工時間に比べてワークの着脱時間が長くなって、オペレータの作業負担が増大すると共に、工作機械の稼働率が低下する。そこで、複数のワークをワーク台(パレット)に固定し、このワーク台をテーブルに固定したバイスに固定して、複数ワークの同時加工を行うことも多い。このような加工において、ワークの加工精度と加工能率を上げるために、ワーク台をバイスの正確な位置に簡単に装着できることが要求され、かつワークの複数の面をワークを付け替えることなく加工したいという要求が生ずる。
【0003】
また、ワークの加工高さの精度を上げようとすると、ワーク台をバイスで固定したときのワーク台の浮き上がりが問題となる。そこで高い高さ精度を必要とするときは、この浮き上がりを避けるために、バイスの把持面を下向き面とした構造や、ワークを把持したときに把持面が下方移動する構造の口金を用いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
複数個のワークを同時加工するのに用いるワーク台として従来種々のものが提案されているが、これらのワーク台を用いて加工を行うとき、ワークの加工精度を上げようとすると、ワーク台へのワークの固定に時間がかかったり、ワーク台をバイスの正確な位置に固定するのに時間がかかったりして、段取り作業の作業負担及び作業時間が大きくなるという問題があった。
【0005】
例えば従来手段では、ワーク台をバイスに固定するときに、バイスの口幅方向の位置決めをするためにダイヤルゲージを横向きに取付けて、このダイヤルゲージの指針を見ながらワーク台の幅方向位置を設定して固定することが行われている。この作業は、例えば、ワーク台をバイスで軽く把持した状態でダイヤルゲージの指針を見ながらワーク台の側面を軽く叩いて幅方向位置を設定するという作業で、作業に時間と熟練とを必要としていた。
【0006】
また、ワークの高さ精度を出すために、バイスで把持するときにワークに下向きの力を作用させて受台上に押し付けるようにしたものでは、ワーク又はワークを固定したワーク台を上下反転させて裏面を加工するとき、受台を高さの違うものに交換するなどして、ワークの高さ位置の設定作業を再度行ってやらねばならないなどの問題があった。
【0007】
この発明は、ワークを工作機械のテーブルに簡単にかつ正確に位置決めして着脱することができ、裏面加工のためにワークを上下反転したときのワークの位置精度も保証され、更にワーク台への複数ワークの着脱も短時間で行うことが可能な、簡単な構造の加工治具ないしワーク台を提供することにより、複数ワークの高精度加工を能率良く行うことを可能にし、かつオペレータの作業負担も軽減されるようにすることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決したこの発明のバイスへのワーク台の固定構造は、請求項1に記載のように、中心面に対称な上下方向の中凸円弧形ないし中凸く字形噛合溝36、47を有する被把持面35、46と、前記中心面に平行かつ等距離にある表裏の基準面37、38とを備えた一対の縁金27をワーク台22の対向両辺に装着し、上下方向の噛合溝31を有する下向き把持面30を備えた一対の口金26をバイスの対向する顎(ジョー)24、25に装着し、前記バイスの締付け時に前記把持面から作用する下向きの把持分力により前記表基準面又は裏基準面をバイスに設けた受面28aに押接すると共に、前記把持面と被把持面の噛合溝の噛合によりワーク台22の幅方向位置を規定するというものである。
【0009】
上記の固定構造によれば、把持面30の上下方向の噛合溝31と被把持面35、46の円弧形ないしく字形噛合溝36、47との噛合により、バイスの顎に対するワーク台22の幅方向の位置決めがなされ、ワーク台22を表裏反転してもこの幅方向の位置決め作用が確保されるので、ワーク台22に装着したワークのバイス幅方向の表裏の位置決めを、共にワンタッチで行うことができる。更に、把持面30の下向きの噛合溝31が被把持面35、46の円弧形ないしく字形噛合溝36、47に噛合したとき、ワーク台22の表裏の方向とは無関係に、ワーク台22を下方に付勢して、その裏基準面38又は表基準面37を高さ位置決め用の受面28aに押し付けるので、ワーク台の浮き上がりによる加工精度低下が、表面加工の際にも裏面加工の際にも、バイスの把持操作により自動的に防止される。
【0010】
前記のこの発明の固定構造は、請求項2記載の固定治具、すなわち、中心面に対称な上下方向の中凸円弧形ないし中凸く字形噛合溝36、47を有する被把持面35、46及び前記中心面に平行かつ等距離にある表裏の基準面37、38を備えた一対の縁金27と、上下方向の噛合溝31を有する下向き把持面30を備えた一対の口金26からなる、ワーク台固定治具を準備し、当該治具の一対の口金26をバイスの顎に装着し、一対の縁金27をワーク台の対向両辺に装着することにより、実現できる。
【0011】
本願の請求項3の発明は、中心面に平行かつ等距離にある表裏の基準面37、38と、複数の小型ワークの固定手段とを備え、前記中心面に対称な上下方向の中凸円弧形ないし中凸く字形噛合溝36、47を有する被把持面35、46を対向両辺に備えている、ワーク台である。
【0012】
この請求項3に記載のワーク台を複数準備して、前記の一対の口金を装着したバイスに交互に装着するようにすれば、工作機械でワークを加工している間に、バイスから取外したワーク台へのワークの着脱を行うことができ、多数のワークを能率良く加工することができる。
【0013】
上記構造のワーク台への複数の小型ワークの固定構造として、請求項4に記載のように、ワーク取付面2と、当該取付面の両側に対向して形成された当て面4と、当該取付面の中間部に形成した嵌合溝3と、この嵌合溝の底面に設けたねじ孔6と、底面にボルト挿通孔12bを有する上向きコ字断面に屈曲した押えばね板12と、ボルト挿通孔12bを設けた断面逆台形の楔部材13と、締結ボルト14とを備え、前記押えばね板は前記嵌合溝に嵌合固定され、前記楔部材はその台形の楔斜面13aを押えばね板12の上縁部内側に摺接させた状態で配置され、前記締結ボルトは楔部材及び押えばね板のボルト挿通孔を貫通して嵌合溝底面の前記ねじ孔に螺合されており、当該締結ボルトをねじ込むことによって押えばね板の上辺を両側に拡開して当て面4との間でワーク21を挟持固定する構造を採用すれば、当該ワーク台へのワークの着脱を速やかに行うことが可能になり、この発明の特徴をより顕著に発揮させることができる。
【0014】
上記構造において、一枚のばね板で複数のワークをより確実に固定したいときは、押えばね板12の上縁を、円形、楕円形、卵形、菱形、逆U字形などの、当該ばね板底面の幅方向と同方向に弾性変形可能な断面形状に屈曲する。これにより、同時に固定される複数のワーク相互の微小な寸法誤差が吸収されて、各ワークの固定がより確実になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例を参照して、この発明の実施形態を説明する。図1は、バイス23に複数のワーク21を固定したワーク取付板(ワーク台)22を、この発明の固定構造で固定した状態を示す側面図である。バイス23の固定顎24及び可動顎25には、口金26が装着され、ワーク台22の口金26と対向する辺には、縁金27が取付けられている。口金26の下方には、縁金27の下面を受ける受板28が固定顎24及び可動顎25に上下方向に若干遊動可能に連結されており、これらの受板28の下辺は、バイスの基台29の上面に摺接している。
【0016】
図2、3及び4に示すように、口金26の把持面30には、連続するV形断面の上下方向の噛合溝31が形成されており、かつこの噛合溝31は、バイスの顎24、25への取付面32に対して5度下向きの把持面を形成するように設けられている。口金26は、その取付面32側に把持面30より下方に延びるフランジ部33を備えており、このフランジ部に設けたボルト孔に挿通したボルト34(図3参照)により、バイスの固定顎24及び可動顎25に締着されている。
【0017】
口金の把持面30と対向する縁金27の被把持面35は、口金の噛合溝31と等しい連続V形断面の上下方向の円弧形溝36を備えている(図7参照)。図の実施例のものでは、縁金の厚さ(図1、5の上下方向の寸法)18mmに対して、円弧形噛合溝36の円弧半径は、50mmとしている。縁金27は、互いに平行な表基準面37と裏基準面38とを備え、円弧形噛合溝36の円弧の中心軸は、この表裏の基準面37、38から等距離の中心面上に位置している。
【0018】
縁金27の背面(被把持面35と反対の面)は、凸部39を備えた取付面40となっている。縁金27には、この取付面部分を貫通するボルト孔41が設けられており、このボルト孔は、ボルト頭を収容するための座ぐり孔42を備えている。縁金27は、凸部39をワーク台22の凹部45に嵌合させた状態でボルト頭を座ぐり孔42に収容した取付ボルト43によってワーク台22の両辺に締着されている(図6参照)。
【0019】
バイスの顎24、25及びワーク台22に口金26及び縁金27を取付けるときは、両側に噛合溝を設けた治具ブロックを作っておいて、口金26を軽く固定した顎24、25でこの治具ブロックを挟み込んだ状態で、口金26、26をバイスの固定顎24と可動顎25に固定する。次にワーク台22の両辺に縁金27を軽く固定してバイスの顎24、25で挟み込んでやれば、両側の縁金の幅方向の位置決めができる。そこでこの状態で、ワーク台をバイスの長手方向を中心にひっくり返して、ワーク台22の幅方向の移動を測定しながら修正してやれば、ひっくり返したときのセンタずれを防止できる。位置が決れば、縁金27をワーク台22に強固に固定する。
【0020】
バイスで挟んだときのワーク台22の高さ方向の位置は、口金の下向きの把持面30により縁金の表裏の基準面37、38が受板28の受面28aに押し付けられることにより規定される。縁金の被把持面35が円弧面となっているので、ワーク台22を表裏反転しても受板28への押し付け作用は変わらない。このようにして縁金27を取付けたワーク台22に多数の小型部品を取付けて、バイスで挟んでやれば、各ワークの幅方向は噛合溝によって規定され、高さは縁金の表裏の基準面が受板28に押接されることにより規定され、ワーク台を表裏反転しても上記の位置精度は変わらない。従って、ワーク台に取付けられた多数の小型ワークの表裏面に高精度の加工が可能になる。
【0021】
図8は縁金の他の実施例を示した断面側面図である。この実施例は、前記円弧形噛合溝に代えて、被把持面46に、表裏の基準面37、38から等距離の中心面を境にして上半が上向き5度、下半が下向き5度の中凸く字形の噛合溝47を設けた縁金である。この場合も口金26との協働作用によって、ワーク台22を受板28へ押し付ける。なお、噛合溝の断面形状には、ねじ溝形状や歯車の歯形形状を採用することができ、ねじや歯車加工用の工具を用いて正確な形状の噛合溝の加工ができる。
【0022】
図9は図1に示した実施例のワーク台22の平面図、図10はワーク台22の横断面図で、表面がワークの取付面2となっている。取付面2の中央には、長手方向に嵌合溝3が設けられており、その両側に固定するワークの寸法に合わせた距離を隔てて当て面4が形成されている。この当て面4は、ワーク台22の側縁に畝5を削り残すことによって形成されている。嵌合溝3の底面にはねじ孔6が設けられている。
【0023】
嵌合溝3には、上向きコの字形に屈曲して底板10と両側の爪板11とを形成した押えばね板12が、その底板の拡開方向の弾力によって嵌合溝3の両壁面を押圧する状態で嵌挿されている(図10、11参照)。押えばね板12の内側には、断面逆台形の楔部材13がその楔斜面13aを押えばね板12の上縁部に設けた摺接縁11aに接触させた状態で挿入され、この楔部材13及び押えばね板12に設けたボルト挿通孔13b、12bを通して締結ボルト14が嵌合溝底部のねじ孔6に螺合されている。
【0024】
押えばね板12は、図11に示すように、両側の爪板11の底板10との屈曲部10aは、直上の部分を外側に膨らますように屈曲してあり、更に底板10の中央を僅かに上方へ彎曲させている。この構造により、押えばね板12は嵌合溝3にその底板のみを押込むことによって容易に嵌挿され、かつ自身の弾力で嵌合溝3の両側の壁面3aを押圧して固定されるから、容易には離脱しない。もちろん、押えばね板12は、嵌合溝3の底部にねじ止めすることも可能である。また、両側の爪板11の上縁は、断面が円ないし楕円となる筒状に屈曲して、その筒状の内側を楔部材13との摺接縁11aとし、外側をワークとの当接縁11bとしているため、複数のワークを1個の押えばね板12で保持するときに、ワーク相互の微小な寸法誤差が筒の直径方向の弾性変形によって吸収される。そして、凸円弧状の屈曲面で楔部材13及びワーク21と当接することとなるので、それらの当接面を傷つけることがない。
【0025】
ワーク台の取付面2の嵌合溝3と当て面4との間に、加工しようとする小型ワーク21を複数個並べ、締結ボルト14をねじ込むと、楔部材13が押えばね板12の両側の爪板11、11の間に押込まれて、当該爪板11を外側へ押し広げる。そのため、嵌合溝3と当て面4との間に配置されたワークは、図10に示すように、楔部材13の押込による拡開動作により、当て面4に押し付けられて当て面4と爪板11との間で挟持される。
【0026】
工作機械が例えば縦型のマシニングセンタであれば、ワーク取付面を上方に向けた状態でワーク台22をバイスに固定して、当該取付面に固定したワーク21の上面の加工を行うことができる。同時に、ワークの側面の加工を工具とワーク台の畝5とが干渉しない範囲において行うことができる。更にワーク台22の各ワーク取付位置にワーク台を貫通する開口44を設けておくことにより、ワーク台を表裏反転してその開口44からワーク裏面の孔明け加工などを行うことができる。すなわち、ワーク21の表側の加工が終了したら、可動顎25を緩め、ワーク台22を表裏反転して再固定し、ワーク台の裏面側からの加工を行うのである。
【0027】
この反転状態においても、ワーク台22は、噛合溝31と36、47との噛合により幅方向に正確に位置決めされ、また下向き把持面30と円弧形ないしく字形の被把持面35、46との作用により、縁金の表裏の基準面37、38が受板28の受面28aに押接された状態で把持されてワーク台の浮き上がりが防止されるので、反転したときの高さ精度も維持される。
【0028】
このようにして所望の加工が終了したら、加工済ワークをワーク台22と共にバイス23から取外し、次のワークを装着したワーク台を新たにバイス23に固定して、次の一群のワークに対する加工を行う。更にワーク台22の表裏に、表裏基準面から同じ高さにワークを取付けるようにすれば、より多くのワークの加工を精度よく行うことができ、加工能率が向上する。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の固定構造によれば、ワーク台に取付けられた多数のワークを同時加工する際に、バイスに対するワーク台の取付位置を正確に規定することができ、工作機械へのワークの取付位置精度を高くできるので、多数ワークの高精度加工が可能である。更に、ワーク台へのワークの着脱も容易で、多数の小型ワークの表裏面を同時加工することも可能な加工治具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のワークの固定構造の一例を示す側面図
【図2】図1の固定構造における口金の断面側面図
【図3】図1の固定構造における口金の平面図
【図4】図1の固定構造における口金の正面図
【図5】図1の固定構造における縁金の断面側面図
【図6】図1の固定構造における縁金の断面平面図
【図7】図1の固定構造における縁金の正面図
【図8】図1の固定構造における縁金の他の実施例の断面側面図
【図9】ワーク台の平面図
【図10】ワークを装着した状態で示すワーク台の断面図
【図11】押えばね板の好ましい形状の一例を示す断面図
【符号の説明】
2 取付面
3 嵌合溝
4 当て面
6 ねじ孔
12 押えばね板
12b ボルト挿通孔
13 楔部材
13a 傾斜面
14 締結ボルト
24 固定顎
25 可動顎
26 口金
27 縁金
30 把持面
31 噛合溝
35 被把持面
36 円弧形噛合溝
37 表基準面
38 裏基準面
46 被把持面
47 く字形噛合溝

Claims (4)

  1. 中心面に対称な上下方向の中凸円弧形ないし中凸く字形噛合溝(36,47)を有する被把持面(35,46)と、前記中心面に平行かつ等距離にある表裏の基準面(37,38)とを備えた一対の縁金(27)をワーク台(22)の対向両辺に装着し、上下方向の噛合溝(31)を有する下向き把持面(30)を備えた一対の口金(26)をバイスの対向する顎(ジョー)(24,25)に装着し、前記バイスの締付け時に前記把持面から作用する下向きの把持分力により前記表基準面又は裏基準面をバイスに設けた受面(28a)に押接すると共に、前記把持面と被把持面の噛合溝の噛合によりワーク台(22)の幅方向位置を規定することを特徴とする、バイスへのワーク台の固定構造。
  2. 中心面に対称な上下方向の中凸円弧形ないし中凸く字形噛合溝(36,47)を有する被把持面(35,46)及び前記中心面に平行かつ等距離にある表裏の基準面(37,38)を備えた一対の縁金(27)と、上下方向の噛合溝(31)を有する下向き把持面(30)を備えた一対の口金(26)からなる、ワーク台固定治具。
  3. 中心面に平行かつ等距離にある表裏の基準面(37,38)と、複数の小型ワークの固定手段とを備え、前記中心面に対称な上下方向の中凸円弧形ないし中凸く字形噛合溝(36,47)を有する被把持面(35,46)を対向両辺に備えている、ワーク台。
  4. 前記小型ワークの固定手段が、ワーク取付面(2)と、当該取付面の両側に対向して形成された当て面(4)と、当該取付面の中間部に形成した嵌合溝(3)と、この嵌合溝の底面に設けたねじ孔(6)と、底面にボルト挿通孔(12b)を有する上向きコ字断面に屈曲した押えばね板(12)と、ボルト挿通孔(12b)を設けた断面逆台形の楔部材(13)と、締結ボルト(14)とを備え、前記押えばね板は前記嵌合溝に嵌合固定され、前記楔部材はその台形の楔斜面(13a)を押えばね板(12)の上縁部内側に摺接させた状態で配置され、前記締結ボルトは楔部材及び押えばね板のボルト挿通孔を貫通して嵌合溝底面の前記ねじ孔に螺合されており、当該締結ボルトをねじ込むことによって押えばね板の上辺を両側に拡開して当て面(4)との間でワーク(21)を挟持固定する、請求項3記載のワーク台。
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