JP2005007492A - フィルム供給装置を備えたロータリー型穿孔装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロータリー型穿孔装置のパンチシリンダーに巻き付いた用紙を迅速かつ容易に剥がし、剥がした後における用紙の管理を容易にすることである。
【解決手段】本発明は、シリンダー表面に多数のピンパンチを植設したパンチシリンダーと、ピンパンチ位置に対応したダイホールを多数穿設したダイシリンダーからなる一対のシリンダーにより構成されたロータリー型穿孔装置において、前記パンチシリンダー上側の用紙流れ方向の上流側に隣接して、フィルムロールを左右から支持する着脱機構と、前記フィルムロールからフィルムを送り出すフィルム送り出し機構と、前記フィルム送り出し機構により送り出された前記フィルムを前記パンチシリンダーと前記ダイシリンダーとの間に挿入するフィルム挿入機構と、前記フィルム挿入機構により挿入された前記フィルムが前記パンチシリンダーに巻き付いた後に前記パンチシリンダーの径一周分の長さに達した時点で前記フィルムを切断するフィルム切断機構とを有するフィルム供給装置を備えたことを特徴とするロータリー型穿孔装置を提供するものである。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、シリンダー表面に多数のピンパンチを植設したパンチシリンダーと、ピンパンチ位置に対応したダイホールを多数穿設したダイシリンダーからなる一対のシリンダーにより構成されたロータリー型穿孔装置において、前記パンチシリンダー上側の用紙流れ方向の上流側に隣接して、フィルムロールを左右から支持する着脱機構と、前記フィルムロールからフィルムを送り出すフィルム送り出し機構と、前記フィルム送り出し機構により送り出された前記フィルムを前記パンチシリンダーと前記ダイシリンダーとの間に挿入するフィルム挿入機構と、前記フィルム挿入機構により挿入された前記フィルムが前記パンチシリンダーに巻き付いた後に前記パンチシリンダーの径一周分の長さに達した時点で前記フィルムを切断するフィルム切断機構とを有するフィルム供給装置を備えたことを特徴とするロータリー型穿孔装置を提供するものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、切手や証紙などの印刷を行った後に所定の位置に目打ちを入れる穿孔装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
切手や証紙、ラベル等の各券片を容易に切断して使用することができるように目打ちを連続して形成する穿孔装置には、くし型穿孔装置とロータリー型穿孔装置がある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【0003】
特にロータリー型穿孔装置は、パンチシリンダー表面に多数のピンパンチを植設したパンチシリンダーとピンパンチ位置に対応したダイホールを多数穿設したダイシリンダーからなる一対のシリンダーにより形成されている。ロータリー型穿孔装置は、これら一対のシリンダーを駆動源によって回転させ、パンチシリンダーとダイシリンダーとの間に印刷された用紙を挿入し、パンチシリンダー表面に存在する多数のピンパンチにより印刷された用紙に穿孔を行うため、高速印刷に対応することができる(例えば、特許文献3参照)。
【0004】
【特許文献1】
特公昭46−019913号公報(第1−3頁、第1図)
【特許文献2】
特開平06−099398号公報(第1−3頁、第1−3図)
【特許文献3】
実開平05−056395号公報(第1−2頁、第3−4図、第9−10図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ロータリー型穿孔装置は、パンチシリンダーとダイシリンダーとによる回転で穿孔を行うために多数の穿孔列が用紙に設けられ、穿孔作業中の用紙に破れ又はしわ,若しくは用紙の搬送に蛇行が生じた場合において、用紙の穿孔が設けられた部分が切断され、切断された用紙がパンチシリンダーに巻き付くことがある。
【0006】
この場合において、パンチシリンダーに巻き付いた用紙を取り除くためには、印刷機を停止してパンチシリンダーに巻き付いた用紙にカッター等で切れ目を入れ、印刷機を低速で運転し、パンチシリンダーに巻き付いた用紙を人手により切れ目から巻き取りながら剥がすため非常に煩わしいという問題を有していた。
【0007】
また、パンチシリンダーに巻き付いた用紙を剥がす作業は、人手で行うため穿孔装置による巻き込み、裂傷等の事故を起こすおそれがある。更に、人手による作業は時間を要し、剥がした用紙の穿孔が設けられた部分が破れて散乱するため,用紙の管理が煩わしくなるという問題も有していた。
【0008】
本発明の課題は、あらかじめパンチシリンダーにフィルムを巻き付けておくことによりロータリー型穿孔装置のパンチシリンダーに巻き付いた用紙を迅速、かつ、容易に剥がし、剥がした用紙が破れて散乱することなく,用紙の管理を容易にすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明は、シリンダー表面に多数のピンパンチを植設したパンチシリンダーと、ピンパンチ位置に対応したダイホールを多数穿設したダイシリンダーからなる一対のシリンダーにより構成されたロータリー型穿孔装置において、フィルムロールを左右から支持する着脱機構と、フィルムロールからフィルムを送り出すフィルム送り出し機構と、フィルム送り出し機構により送り出されたフィルムをパンチシリンダーとダイシリンダーとの間に挿入するフィルム挿入機構と、フィルム挿入機構により挿入されたフィルムがパンチシリンダーに巻き付いた後にパンチシリンダーの径一周分の長さに達した時点でフィルムを切断するフィルム切断機構とを有するフィルム供給装置を備えたことを特徴とするロータリー型穿孔装置を提供するものである。
【0010】
また、フィルム挿入機構が、ガイド板によりフィルムをパンチシリンダーとダイシリンダーとの間に挿入することを特徴とするロータリー型穿孔装置を提供するものである。
【0011】
また、フィルム切断機構が、ロータリーエンコーダによりフィルムを任意の長さで切断する断裁刃を備えたことを特徴とするロータリー型穿孔装置を提供するものである。
【0012】
また、フィルム供給装置が、パンチシリンダー上部に位置し、用紙流れ方向の上流側に隣接して設けていることを特徴とするロータリー型穿孔装置を提供するものである。
【0013】
【発明の実施形態】
以下、本発明にかかるフィルム供給装置を備えたロータリー型穿孔装置について実施例により詳細に説明する。
【0014】
(実施例)
図1はフィルム供給装置を備えたロータリー型穿孔装置の全体図、図2はフィルム供給装置のフィルム着脱機構を示す展開図、図3はフィルム供給装置の斜視図、図4はあらかじめフィルムをパンチシリンダーに巻き付ける側面図、図5はパンチシリンダーに用紙が巻き付いたときの側面図、図6はパンチシリンダーから用紙を剥がす斜視図である。
【0015】
図1に示すようにパンチシリンダー2とダイシリンダー3により構成されたロータリー型穿孔装置1は、パンチシリンダー2上側の用紙流れ方向の上流側に隣接するフレームFにフィルム供給装置6を備えている。
【0016】
フィルム供給装置6は,図2に示すようにフィルムロール7の取り付け及び取り外しを行う開閉扉9と、ハンドル5を締め付けることによってフィルムロール7を左右より支持するフィルム着脱機構10を有している。
【0017】
なお、本実施例に使用されるフィルムロール7は、厚さ0.02〜0.05mm・幅310mm程度のポリエチレンフィルムである。なお、使用するフィルムは、厚さ0.02〜0.05mm・幅310mm程度であれば特に限定されず、例えばポリエステル、ポリカーボネート等の樹脂フィルムを使用することができる。
【0018】
また、フィルム供給装置6は、図3に示すようにフィルムロール7からフィルム8を送り出すフィルム送り出し機構11と、フィルム送り出し機構11により送り出されたフィルム8をパンチシリンダー2に挿入するフィルム挿入機構であるガイド板12と、ガイド板12によってパンチシリンダー2に挿入されたフィルム8を切断する切断機構13を有している。
【0019】
フィルム送り出し機構11は、ローラー11aとモーター11bとベルト11cを有している。フィルム送り出し機構11のローラー11aは、モーター11bとベルト11cにより回転し、フィルムロール7と圧接することによってフィルムロール7を回転させてフィルム8をフィルム挿入機構であるガイド板12に送り出す。
【0020】
フィルム挿入機構であるガイド板12は、フィルム送り出し機構11により送られたフィルム8をガイド板に沿ってパンチシリンダー2とダイシリンダー3との間にセットする。
【0021】
切断機構13は、カッター13aとカッター台13bとシリンダー13cを有している。切断機構13のカッター13aは、シリンダー13cにより上下に稼動してカッター台13bにおいてフィルム8を切断する。
【0022】
次に、用紙に穿孔を施す前にパンチシリンダー2へあらかじめフィルム8を巻き付ける工程について説明する。
【0023】
図4に示すようにローラー11aは、フィルムロール7を回転させてガイド板にフィルム8を送り出す。フィルム8は、ガイド板に沿って送り出されてパンチシリンダー2とダイシリンダー3との間にセットされる。セットされたフィルム8は、回転するパンチシリンダー2に巻き付けられ、ローラー11aがパンチシリンダー2の径一周長のフィルム8を送りだしてパンチシリンダー2に巻き付いたことをロータリーエンコーダ(図示せず。)により測定して切断機構13で切断する。
【0024】
次に、パンチシリンダー2に巻き付いた用紙4を剥がす工程について説明する。
【0025】
用紙4は、図5に示すようにパンチシリンダー2にあらかじめ巻き付けられたフィルム8の上に巻き付いている。
【0026】
また、パンチシリンダー2に用紙4が巻き付いて停止した場合は、ダイシリンダー3のギアが駆動ギアからはずれるため、パンチシリンダー2を手動で回転することができる。更に、図6に示すようにパンチシリンダー2に巻き付いた用紙4は、あらかじめパンチシリンダー2に巻きつけたフィルム8と一緒に人手により引っ張ることによって、パンチシリンダー2に巻き付いた用紙4と一緒にパンチシリンダー2から剥がすことができる。
【0027】
なお、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であることはいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、パンチシリンダーに巻き付いた用紙にフィルムを巻き付けて剥がすことによって、容易に、かつ、迅速に巻き付いた用紙をパンチシリンダーから剥がすことが可能であり、印刷機の停止時間を短縮することができるために作業効率を向上させることができる。
【0029】
また、フィルム供給装置を使用してパンチシリンダーにフィルムをセットするため、パンチシリンダーに植設されたピンパンチによる裂傷、巻き込み等を防止することができるために作業員に対する安全性も確保することができる。
【0030】
更に、巻き付いた用紙をフィルムと同時に剥がすことによって、剥がした用紙が散乱することがなく、剥がした用紙の復元及び用紙の管理が容易である。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるフィルム供給装置を備えたロータリー型穿孔装置の全体図である。
【図2】本実施例におけるフィルム供給装置のフィルム着脱機構を示す展開図である。
【図3】本実施例におけるフィルム供給装置の斜視図である。
【図4】本実施例においてフィルムをパンチシリンダーに巻き付ける側面図である。
【図5】本実施例においてパンチシリンダーに用紙が巻き付いたときの側面図である。
【図6】本実施例においてパンチシリンダーから用紙を剥がす斜視図である。
【符号の説明】
1 ロータリー型穿孔装置
2 パンチシリンダー
3 ダイシリンダー
4 用紙
5 ハンドル
6 フィルム供給装置
7 フィルムロール
8 フィルム
9 開閉扉
10 着脱機構
11 フィルム送り出し機構
11a ローラー
11b モーター
11c ベルト
12 ガイド板
13 切断機構
13a カッター
13b カッター台
13c シリンダー
F フレーム
【発明の属する技術分野】
本発明は、切手や証紙などの印刷を行った後に所定の位置に目打ちを入れる穿孔装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
切手や証紙、ラベル等の各券片を容易に切断して使用することができるように目打ちを連続して形成する穿孔装置には、くし型穿孔装置とロータリー型穿孔装置がある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【0003】
特にロータリー型穿孔装置は、パンチシリンダー表面に多数のピンパンチを植設したパンチシリンダーとピンパンチ位置に対応したダイホールを多数穿設したダイシリンダーからなる一対のシリンダーにより形成されている。ロータリー型穿孔装置は、これら一対のシリンダーを駆動源によって回転させ、パンチシリンダーとダイシリンダーとの間に印刷された用紙を挿入し、パンチシリンダー表面に存在する多数のピンパンチにより印刷された用紙に穿孔を行うため、高速印刷に対応することができる(例えば、特許文献3参照)。
【0004】
【特許文献1】
特公昭46−019913号公報(第1−3頁、第1図)
【特許文献2】
特開平06−099398号公報(第1−3頁、第1−3図)
【特許文献3】
実開平05−056395号公報(第1−2頁、第3−4図、第9−10図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ロータリー型穿孔装置は、パンチシリンダーとダイシリンダーとによる回転で穿孔を行うために多数の穿孔列が用紙に設けられ、穿孔作業中の用紙に破れ又はしわ,若しくは用紙の搬送に蛇行が生じた場合において、用紙の穿孔が設けられた部分が切断され、切断された用紙がパンチシリンダーに巻き付くことがある。
【0006】
この場合において、パンチシリンダーに巻き付いた用紙を取り除くためには、印刷機を停止してパンチシリンダーに巻き付いた用紙にカッター等で切れ目を入れ、印刷機を低速で運転し、パンチシリンダーに巻き付いた用紙を人手により切れ目から巻き取りながら剥がすため非常に煩わしいという問題を有していた。
【0007】
また、パンチシリンダーに巻き付いた用紙を剥がす作業は、人手で行うため穿孔装置による巻き込み、裂傷等の事故を起こすおそれがある。更に、人手による作業は時間を要し、剥がした用紙の穿孔が設けられた部分が破れて散乱するため,用紙の管理が煩わしくなるという問題も有していた。
【0008】
本発明の課題は、あらかじめパンチシリンダーにフィルムを巻き付けておくことによりロータリー型穿孔装置のパンチシリンダーに巻き付いた用紙を迅速、かつ、容易に剥がし、剥がした用紙が破れて散乱することなく,用紙の管理を容易にすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明は、シリンダー表面に多数のピンパンチを植設したパンチシリンダーと、ピンパンチ位置に対応したダイホールを多数穿設したダイシリンダーからなる一対のシリンダーにより構成されたロータリー型穿孔装置において、フィルムロールを左右から支持する着脱機構と、フィルムロールからフィルムを送り出すフィルム送り出し機構と、フィルム送り出し機構により送り出されたフィルムをパンチシリンダーとダイシリンダーとの間に挿入するフィルム挿入機構と、フィルム挿入機構により挿入されたフィルムがパンチシリンダーに巻き付いた後にパンチシリンダーの径一周分の長さに達した時点でフィルムを切断するフィルム切断機構とを有するフィルム供給装置を備えたことを特徴とするロータリー型穿孔装置を提供するものである。
【0010】
また、フィルム挿入機構が、ガイド板によりフィルムをパンチシリンダーとダイシリンダーとの間に挿入することを特徴とするロータリー型穿孔装置を提供するものである。
【0011】
また、フィルム切断機構が、ロータリーエンコーダによりフィルムを任意の長さで切断する断裁刃を備えたことを特徴とするロータリー型穿孔装置を提供するものである。
【0012】
また、フィルム供給装置が、パンチシリンダー上部に位置し、用紙流れ方向の上流側に隣接して設けていることを特徴とするロータリー型穿孔装置を提供するものである。
【0013】
【発明の実施形態】
以下、本発明にかかるフィルム供給装置を備えたロータリー型穿孔装置について実施例により詳細に説明する。
【0014】
(実施例)
図1はフィルム供給装置を備えたロータリー型穿孔装置の全体図、図2はフィルム供給装置のフィルム着脱機構を示す展開図、図3はフィルム供給装置の斜視図、図4はあらかじめフィルムをパンチシリンダーに巻き付ける側面図、図5はパンチシリンダーに用紙が巻き付いたときの側面図、図6はパンチシリンダーから用紙を剥がす斜視図である。
【0015】
図1に示すようにパンチシリンダー2とダイシリンダー3により構成されたロータリー型穿孔装置1は、パンチシリンダー2上側の用紙流れ方向の上流側に隣接するフレームFにフィルム供給装置6を備えている。
【0016】
フィルム供給装置6は,図2に示すようにフィルムロール7の取り付け及び取り外しを行う開閉扉9と、ハンドル5を締め付けることによってフィルムロール7を左右より支持するフィルム着脱機構10を有している。
【0017】
なお、本実施例に使用されるフィルムロール7は、厚さ0.02〜0.05mm・幅310mm程度のポリエチレンフィルムである。なお、使用するフィルムは、厚さ0.02〜0.05mm・幅310mm程度であれば特に限定されず、例えばポリエステル、ポリカーボネート等の樹脂フィルムを使用することができる。
【0018】
また、フィルム供給装置6は、図3に示すようにフィルムロール7からフィルム8を送り出すフィルム送り出し機構11と、フィルム送り出し機構11により送り出されたフィルム8をパンチシリンダー2に挿入するフィルム挿入機構であるガイド板12と、ガイド板12によってパンチシリンダー2に挿入されたフィルム8を切断する切断機構13を有している。
【0019】
フィルム送り出し機構11は、ローラー11aとモーター11bとベルト11cを有している。フィルム送り出し機構11のローラー11aは、モーター11bとベルト11cにより回転し、フィルムロール7と圧接することによってフィルムロール7を回転させてフィルム8をフィルム挿入機構であるガイド板12に送り出す。
【0020】
フィルム挿入機構であるガイド板12は、フィルム送り出し機構11により送られたフィルム8をガイド板に沿ってパンチシリンダー2とダイシリンダー3との間にセットする。
【0021】
切断機構13は、カッター13aとカッター台13bとシリンダー13cを有している。切断機構13のカッター13aは、シリンダー13cにより上下に稼動してカッター台13bにおいてフィルム8を切断する。
【0022】
次に、用紙に穿孔を施す前にパンチシリンダー2へあらかじめフィルム8を巻き付ける工程について説明する。
【0023】
図4に示すようにローラー11aは、フィルムロール7を回転させてガイド板にフィルム8を送り出す。フィルム8は、ガイド板に沿って送り出されてパンチシリンダー2とダイシリンダー3との間にセットされる。セットされたフィルム8は、回転するパンチシリンダー2に巻き付けられ、ローラー11aがパンチシリンダー2の径一周長のフィルム8を送りだしてパンチシリンダー2に巻き付いたことをロータリーエンコーダ(図示せず。)により測定して切断機構13で切断する。
【0024】
次に、パンチシリンダー2に巻き付いた用紙4を剥がす工程について説明する。
【0025】
用紙4は、図5に示すようにパンチシリンダー2にあらかじめ巻き付けられたフィルム8の上に巻き付いている。
【0026】
また、パンチシリンダー2に用紙4が巻き付いて停止した場合は、ダイシリンダー3のギアが駆動ギアからはずれるため、パンチシリンダー2を手動で回転することができる。更に、図6に示すようにパンチシリンダー2に巻き付いた用紙4は、あらかじめパンチシリンダー2に巻きつけたフィルム8と一緒に人手により引っ張ることによって、パンチシリンダー2に巻き付いた用紙4と一緒にパンチシリンダー2から剥がすことができる。
【0027】
なお、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であることはいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、パンチシリンダーに巻き付いた用紙にフィルムを巻き付けて剥がすことによって、容易に、かつ、迅速に巻き付いた用紙をパンチシリンダーから剥がすことが可能であり、印刷機の停止時間を短縮することができるために作業効率を向上させることができる。
【0029】
また、フィルム供給装置を使用してパンチシリンダーにフィルムをセットするため、パンチシリンダーに植設されたピンパンチによる裂傷、巻き込み等を防止することができるために作業員に対する安全性も確保することができる。
【0030】
更に、巻き付いた用紙をフィルムと同時に剥がすことによって、剥がした用紙が散乱することがなく、剥がした用紙の復元及び用紙の管理が容易である。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるフィルム供給装置を備えたロータリー型穿孔装置の全体図である。
【図2】本実施例におけるフィルム供給装置のフィルム着脱機構を示す展開図である。
【図3】本実施例におけるフィルム供給装置の斜視図である。
【図4】本実施例においてフィルムをパンチシリンダーに巻き付ける側面図である。
【図5】本実施例においてパンチシリンダーに用紙が巻き付いたときの側面図である。
【図6】本実施例においてパンチシリンダーから用紙を剥がす斜視図である。
【符号の説明】
1 ロータリー型穿孔装置
2 パンチシリンダー
3 ダイシリンダー
4 用紙
5 ハンドル
6 フィルム供給装置
7 フィルムロール
8 フィルム
9 開閉扉
10 着脱機構
11 フィルム送り出し機構
11a ローラー
11b モーター
11c ベルト
12 ガイド板
13 切断機構
13a カッター
13b カッター台
13c シリンダー
F フレーム
Claims (4)
- シリンダー表面に多数のピンパンチを植設したパンチシリンダーと、ピンパンチ位置に対応したダイホールを多数穿設したダイシリンダーからなる一対のシリンダーにより構成されたロータリー型穿孔装置において、フィルムロールを左右から支持する着脱機構と、前記フィルムロールからフィルムを送り出すフィルム送り出し機構と、前記フィルム送り出し機構により送り出された前記フィルムを前記パンチシリンダーと前記ダイシリンダーとの間に挿入するフィルム挿入機構と、前記フィルム挿入機構により挿入された前記フィルムが前記パンチシリンダーに巻き付いた後に前記パンチシリンダーの径一周分の長さに達した時点で前記フィルムを切断するフィルム切断機構とを有するフィルム供給装置を備えたことを特徴とするロータリー型穿孔装置。
- 前記フィルム挿入機構は、前記フィルムを前記パンチシリンダーと前記ダイシリンダーとの間に挿入するためのガイド板を備えたことを特徴とする請求項1記載のロータリー型穿孔装置。
- 前記フィルム切断機構は、ロータリーエンコーダにより前記フィルムを任意の長さで切断する断裁刃を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のロータリー型穿孔装置。
- 前記フィルム供給装置が、前記パンチシリンダー上部に位置し、用紙流れ方向の上流側に隣接して設けていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のロータリー型穿孔装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003171743A JP2005007492A (ja) | 2003-06-17 | 2003-06-17 | フィルム供給装置を備えたロータリー型穿孔装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003171743A JP2005007492A (ja) | 2003-06-17 | 2003-06-17 | フィルム供給装置を備えたロータリー型穿孔装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005007492A true JP2005007492A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=34096100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003171743A Pending JP2005007492A (ja) | 2003-06-17 | 2003-06-17 | フィルム供給装置を備えたロータリー型穿孔装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005007492A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102140759A (zh) * | 2011-03-15 | 2011-08-03 | 杭州唯可机械制造有限公司 | 一次性卫生材料三维立体打孔设备及打孔方法 |
CN109129662A (zh) * | 2018-08-15 | 2019-01-04 | 嘉兴大力螺丝有限公司 | 一种石墨散热膜的辊压装置 |
CN109940697A (zh) * | 2019-04-10 | 2019-06-28 | 云南科地塑胶有限公司 | 一种连续制备打孔地膜设备 |
-
2003
- 2003-06-17 JP JP2003171743A patent/JP2005007492A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102140759A (zh) * | 2011-03-15 | 2011-08-03 | 杭州唯可机械制造有限公司 | 一次性卫生材料三维立体打孔设备及打孔方法 |
CN109129662A (zh) * | 2018-08-15 | 2019-01-04 | 嘉兴大力螺丝有限公司 | 一种石墨散热膜的辊压装置 |
CN109940697A (zh) * | 2019-04-10 | 2019-06-28 | 云南科地塑胶有限公司 | 一种连续制备打孔地膜设备 |
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