JP2005006859A - 空気清浄装置 - Google Patents

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JP2005006859A
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Akira Moriyama
顕 森山
Kazunori Masuda
和典 増田
Tsuneroku Otani
常緑 大谷
Masumi Tsutsumi
増美 堤
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YASUKAWA CONTROL KK
Yaskawa Electric Corp
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Abstract

【課題】複数個の芳香剤を備えることができ、タイマー制御により放出タイミングを切り替えることができ、かつ送風路内に芳香臭が着臭するのを防ぐことにより複数の芳香臭が混在しない構造とし、また芳香剤の残量を容易に確認することができる空気清浄装置を提供する。
【解決手段】本体ケース2等で形成する筐体1の内部に空気浄化部と送風路10を有する空気清浄装置において、筐体1の内部に、放出と停止をタイマーにより自動制御する複数個の芳香剤11a,11bを備える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、従来の脱臭・集塵・殺菌あるいは制菌機能などを有する空気清浄装置において、芳香発生装置を内蔵した空気清浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の空気清浄装置は、送風路内に芳香発生装置を内蔵し室内空気を集塵・脱臭したのち芳香臭を発生させ室内に放出していた。また、臭いセンサなどを使用して室内空気の臭気レベルが一定値以下になった場合に、芳香装置より芳香臭を発生させ室内に放出していた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−259010号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の方法においては、次のような問題があった。
(1)空気清浄装置内の芳香発生装置が一つしか備えられておらず、複数の芳香 剤を使用する場合はその都度入れ替える必要があった。
(2)空気清浄装置内の芳香発生装置が一つしか備えられておらず、またタイマ ー機能が無かったために、芳香剤を放出したいタイミングで好みの芳香剤を 放出することが出来なかった。
(3)臭いセンサにて芳香臭の放出条件を決めているため、必要に応じて芳香臭 を放出することが出来なかった。
(4)送風路内で芳香臭を放出させていたために、流路内またはファンに着臭し 、芳香剤を入替えた時に臭いが混在していた。
(5)芳香発生装置が空気清浄装置内部に設置されているために、芳香剤の残量 を確認することが出来ず、その都度内部の確認を行う必要があり、利便性が 劣っていた。
本発明は、このような問題を解決するためになされてもので、複数個の芳香剤を備えることができ、タイマー制御により放出タイミングを切り替えることができ、かつ送風路内に芳香臭が着臭するのを防ぐことにより複数の芳香臭が混在しない構造とし、また芳香剤の残量を容易に確認することができる空気清浄装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成する。
請求項1に記載の発明は、本体ケース等で形成する筐体の内部に空気浄化部と送風路を有する空気清浄装置において、前記筐体内部に、放出と停止を自動制御する複数個の芳香剤を備えたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、前記芳香剤を放出するタイミングをタイマーにより制御する機能を有することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、一方の芳香剤の放出が停止され、他方の芳香剤が放出され始める時間までの間に空気清浄運転をタイマー制御により行うことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、本体ケース等で形成する筐体の内部に空気浄化部を有する空気清浄装置において、前記筐体内部に、放出と停止を自動制御する芳香剤を備えたことを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、前記送風路に配される芳香剤放出部より下流側に脱臭部を備え、前記脱臭部は光触媒と紫外線ランプで構成され、紫外線ランプのON/OFFにより脱臭機能を作用させることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、前記送風路に臭気物質を吸着し難い物質をコーティングし流路を形成することを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、前記送風路の最下流に芳香剤を配置したことを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、前記複数個の芳香剤が、それぞれ独立した流路中に配されることを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明は、前記筐体に、芳香剤残量確認部を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的実施例を図に基づいて説明する。
【0007】
[第1の実施例]
図1は本発明の第1の実施例における空気清浄装置の外観を示す斜視図であり、図2は図1における側断面図である。
図1および図2において、 1は空気清浄装置の筐体で、本体ケース2と、前記本体ケース2の前面下部に設けた吸気パネル3と、前記本体ケース2の前面上部に設けた芳香剤収納部パネル4などから構成されている。5は前記本体ケース2の上面部に設けた吹き出し口、6は前記芳香剤収納部パネル4の上部に設けた操作/表示部、7は前記吸気パネル3の後部に配置した集塵部、8は前記集塵部7の後部に配置した脱臭部である。前記集塵部7あるいは脱臭部8等で空気浄化部を構成している。9は前記脱臭部8の後部に配置したクロスフローファンなどの送風ファン、10は前記筐体1の内部に形成した送風路、11a,11bは前記筐体1の内部に収納した芳香剤、12は吸気側空気流、13は排気側空気流である。
図1および図2に示すように、前記送風ファン9により吸気側空気流12が吸気パネル3を通り筐体1内に吸引される。その後、集塵部7、脱臭部8を通過することにより清浄空気流となり、吹き出し口5より排気側空気流13が排出される。
空気清浄装置は、本体内の送風路10に面して複数個の芳香剤11a,11bが配され、芳香剤収納部パネル4を外すことにより芳香剤11a,11bの交換と補充ができるようになっている。放出される芳香剤11a,11bは複数個配されており、操作/表示部6により芳香剤を選択でき、選択された例えば芳香剤11aは、送風路10に放出されるとともに、排気側空気流13に乗り放出される。さらに、操作/表示部6では、空気清浄装置の運転モードの選択もできるようになっている。
なお、図1、2では送風ファン9をクロスフローファンとしているが、空気清浄装置用のファンとしてよく使用されるターボファンやシロッコファンであっても、送風路10の形状や集塵部7、脱臭部8の配置や大きさを見直すことで対応することが可能である。
【0008】
このような構成の空気清浄装置においては、複数の芳香剤11a,11bを放出するタイミングはタイマーにより自動で切り替えるようにしている。タイマー時間の設定は操作/表示部6において行う。
以下、2種類の芳香剤11a,11bを配し、さらに空気清浄機能運転モードとして3速備えている場合のタイマー時間設定と空気清浄機運転モード切り替え操作設定例について、図3のフローにより説明する。
本体電源スイッチを投入すると、芳香運転もしくは空気清浄運転が選択できる。芳香運転では、2モードタイマー運転と1モードタイマー運転、さらに芳香連続運転が選択できる。2モードタイマー運転の場合は、芳香剤11aの放出時間すなわち放出開始時間と放出停止時間を入力設定し、続いて芳香剤11bの放出時間である放出開始時間と放出停止時間を入力設定できるようになっている。
また、1モードタイマー運転の場合は、芳香剤11aもしくは芳香剤11bのいずれかを選択し放出開始時間と放出停止時間を入力設定できるようになっている。
このようにすることにより、任意の時間に好みの香りを楽しむことができ、さらに芳香剤を放出中に空気清浄運転をすることなくそれぞれの機能を活かした利用ができる。
本実施例においては、芳香剤11a,11bを本体内に収納するが、この場合、芳香剤11a,11bは、残量を目視で確認できるようなケースに収めるようにしている。また、それらを収納するカバーである芳香剤収納部パネル4の表面に芳香剤を収納したケースを覗くことができる窓、もしくはスリットなどの芳香剤残量確認部を設けるようにしている。
このようにすることにより、芳香剤収納部パネル4を外さなくても芳香剤11a,11bの残量を外部より確認することができ利便性を向上させることができる。
【0009】
[第2の実施例]
第2の実施例を図4を用いて説明する。本実施例は第1の実施例の図3において芳香剤の2モードタイマー時間設定で芳香剤11aの放出停止時間から芳香剤11bの開始時間までの時間、すなわち芳香剤の放出を停止している切り替え時間に自動で空気清浄運転を行うタイマー運転設定としている。
このようにすることにより、2モードタイマー運転時において、芳香剤11a放出後に芳香剤11bが放出開始されるまでの時間に空気清浄運転し、芳香剤11aの香りを脱臭するので、芳香剤11bと芳香剤11aとの香りを混在させずに心地よい香りを実現することができる。
【0010】
[第3の実施例]
第3の実施例を図5により説明する。図5は空気清浄装置本体を正面から見た内部構造図である。
本実施例では、送風ファン9により吸引された空気流が、送風路10を通り排気側空気流13となり排出される構造を示している。本実施例では送風路10内に複数個の芳香剤11a,11bを配し、その下流側に光触媒脱臭部8Aを設置してある。光触媒脱臭部8Aは、光酸化触媒とその表面に紫外線を照射し活性化させ酸化力を高めることによって、臭気物質を酸化分解し脱臭力を作用させる効果を持たせている。光触媒脱臭部8Aは、必要に応じて紫外線ランプをON(点灯)、OFF(消灯)し脱臭機能を作用させる構造となっているので、脱臭作用が必要ない芳香剤11aもしくは芳香剤11bのいずれかが放出される状態、すなわち芳香運転時には、光触媒脱臭部8Aは紫外線ランプが消灯し、光触媒は不活性のままで脱臭機能は作用しない。一方、空気清浄運転時には、紫外線ランプが点灯し、光触媒を活性化させ送風路10を通り排出される排気側空気流13に脱臭作用を働かせる。
このようにすることにより、送風路10の最下流に設置される光触媒脱臭部8Aを、必要に応じて脱臭効果を効果的に発揮させることができるので、同一流路内である送風路10に芳香剤11a,11bを配し、さらに下流側に光触媒脱臭部8Aを配しても芳香作用と脱臭作用をそれぞれ独立して使用することができる。
【0011】
[第4の実施例]
第4の実施例は、芳香剤11a,11bが配され放出される送風路10に、芳香臭または臭気物質が吸着し難い、例えば、フッ素等のコーティングを施し、送風路10に着臭しにくくしている。このようにすることにより、送風路10を通過する空気流に目的の芳香臭以外のノイズとなる臭気を混在させること無く使用することができる。
【0012】
[第5の実施例]
第5の実施例は空気清浄装置において、送風路10の最下流に芳香剤11a,11bを配した構造としている。芳香剤11a,11bよりも上流側に送風ファン9を配することで、送風ファン9に芳香臭が着臭することを防ぐことができる。よって複数個の芳香剤11a,11bを配し放出する場合に、排気側空気流13における送風ファン9等からの着臭による臭気の混在を少なくすることができ、さらに空気清浄運転中に清浄化された排気側空気流13に着臭を混在させることなく放出することができる。
【0013】
[第6の実施例]
第6の実施例を、図6により説明する。複数個の芳香剤11a,11bを有する空気清浄装置において、送風路10に配される複数の芳香剤11a,11bと脱臭部8が、それぞれ芳香送風壁14により仕切られている。送風路10から各々分流した芳香剤11a用の送風路15aには、芳香剤11a用のフタ17aにより排気側空気流13への放出を制御された芳香剤11aが、送風路10から独立した形で設置されている。また、芳香剤11b用の送風路15bには、芳香剤11b用のフタ17bにより排気側空気流13への放出を制御された芳香剤11bが、送風路10から独立した形で設置されている。さらに、脱臭部送風路16には、脱臭部フタ18により通過する空気流を制御される脱臭部8が送風路10から独立した形で設置されている。
芳香運転時に選択される芳香剤により、芳香剤11a用のフタ17a、芳香剤11b用のフタ17bのいずれかが開かれるように制御される。この場合、芳香剤11a用の送風路15a、もしくは芳香剤11b用の送風路15bのいずれかに空気流が通過することとなるので、いずれかの芳香剤が放出され、芳香剤11aおよび芳香剤11bは、香りがお互い同時に放出されることなく、しかもお互いの着臭による混在が発生することはない。また、脱臭部8が設置されている脱臭部送風路16においては、芳香剤放出中には脱臭部フタ18が閉じられて空気流の流入が遮断されるので、芳香剤放出中には脱臭を行わない制御が可能となる。
このようにすることにより、複数の芳香剤11a,11bの混在を防ぐことができ、芳香運転中には脱臭機能が作用しないように運転することができる。
【0014】
[第7の実施例]
第1の実施例ないし第6の実施例は、搭載される芳香剤が複数個の場合の実施例であるが、芳香剤が1個の場合でも、芳香剤の放出開始時間と放出停止時間をタイマーで設定するようにすることができる。
【0015】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の空気清浄装置によれば、以下のような効果がある。
(1)請求項1に記載の発明によれば、複数個の芳香剤を使用することができ、都度芳香剤を入れ替える必要がなくなる。
(2)請求項2、3、4に記載の発明によれば、芳香剤を放出するタイミングをタイマーで制御することにより好きな時に好きな芳香剤を放出することが出来る。
(3)請求項5に記載の発明によれば、芳香機能運転時には脱臭機能を働かせないように制御しているために空気清浄装置より放出した芳香臭を再び空気清浄装置で脱臭することを防ぐことが出来る。
(4)請求項6、7、8に記載の発明によれば、空気清浄装置内で放出した芳香剤が送風路に着臭しにくくなるために、複数個の芳香剤を使用しても芳香臭が混在するのを防ぐことが出来る。
(5)請求項9に記載の発明によれば、空気清浄装置内の芳香剤の残量を外部から確認できるため、交換時期を簡単に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における空気清浄装置の外観を示す斜視図である。
【図2】図1における側断面図である。
【図3】第1の実施例におけるタイマー時間設定と空気清浄機運転モード切り替え操作の設定例についてのフロー図である。
【図4】第2の実施例における図3相当図である。
【図5】第3の実施例における空気清浄装置本体を正面から見た内部構造図である。
【図6】第6の実施例における空気清浄装置本体を正面から見た内部構造図である。
【符号の説明】
1 筐体
2 本体ケース
3 吸気パネル
4 芳香剤収納部パネル
5 吹き出し口
6 操作/表示部
7 集塵部
8 脱臭部
8A 光触媒脱臭部
9 送風ファン
10 送風路
11a,11b 芳香剤
12 吸気側空気流
13 排気側空気流
14 芳香送風壁
15a 芳香剤11a用の送風路
15b 芳香剤11b用の送風路
16 脱臭部送風路
17a 芳香剤11a用のフタ
17b 芳香剤11b用のフタ
18 脱臭部フタ

Claims (9)

  1. 本体ケース等で形成する筐体の内部に空気浄化部と送風路を有する空気清浄装置において、
    前記筐体内部に、放出と停止を自動制御する複数個の芳香剤を備えたことを特徴とする空気清浄装置。
  2. 前記芳香剤を放出、停止するタイミングをタイマーにより制御する機能を有することを特徴とする請求項1に記載の空気清浄装置。
  3. 一方の芳香剤の放出が停止され、他方の芳香剤が放出され始める時間までの間に空気清浄運転をタイマー制御により行うことを特徴とする請求項2に記載の空気清浄装置。
  4. 本体ケース等で形成する筐体の内部に空気浄化部を有する空気清浄装置において、
    前記筐体内部に、放出と停止を自動制御する芳香剤を備えたことを特徴とする空気清浄装置。
  5. 前記送風路に配される芳香剤放出部より下流側に脱臭部を備え、前記脱臭部は光触媒と紫外線ランプで構成され、紫外線ランプのON/OFFにより脱臭機能を作用させることを特徴とする請求項1から4のいずれかの項に記載の空気清浄装置。
  6. 前記送風路に臭気物質を吸着し難い物質をコーティングし流路を形成することを特徴とする請求項1から5のいずれかの項に記載の空気清浄装置。
  7. 前記送風路の最下流に芳香剤を配置したことを特徴とする請求項1から4と6のいずれかの項に記載の空気清浄装置。
  8. 前記複数個の芳香剤が、それぞれ独立した流路中に配されることを特徴とする請求項1から3と6、7のいずれかの項に記載の空気清浄装置。
  9. 前記筐体に、芳香剤残量確認部を設けたことを特徴とする請求項1から8のいずれかの項に記載の空気清浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012524583A (ja) * 2009-04-24 2012-10-18 レキット アンド コールマン (オーヴァーシーズ) リミテッド 空気処理装置

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