JP2005004695A - スケジュール管理装置、コンピュータの制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】スケジュールに関連する情報表示を好適に行うことができるスケジュール管理装置を提供すること。
【解決手段】1又は複数のラインのいずれかに各スケジュールに関連する情報表示を行うためのスケジュール管理装置において、各スケジュールに関連する文字列に基づいて該スケジュールに関連する情報表示に必要な表示長を算出するとともに、各スケジュールの開始時刻に基づいて該スケジュールに関連する情報表示の前記ラインにおける開始位置を算出し、各スケジュールに関連する情報表示を行うラインを前記情報表示の重複を避けるよう決定する。
【選択図】 図1
【解決手段】1又は複数のラインのいずれかに各スケジュールに関連する情報表示を行うためのスケジュール管理装置において、各スケジュールに関連する文字列に基づいて該スケジュールに関連する情報表示に必要な表示長を算出するとともに、各スケジュールの開始時刻に基づいて該スケジュールに関連する情報表示の前記ラインにおける開始位置を算出し、各スケジュールに関連する情報表示を行うラインを前記情報表示の重複を避けるよう決定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスケジュール管理装置に関し、特に、1又は複数のラインのいずれかに各スケジュールに関連するスケジュール名等の情報表示を好適に行うための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
グループウェアやPDA等を利用したスケジュール管理が普及している。こうしたスケジュール管理を実現するソフトウェアでは、スケジュールに関連する情報表示、例えば開始及び終了時刻やスケジュール名等の表示は、できるだけ一覧性の高いものとすることが望ましい。この点、従来技術では、開始及び終了時刻を表すバーを表示させるとともに、スケジュール名を併せて表示させるものがあった(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−224238号公報(図3,図40)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術では、複数のスケジュールの時間帯が近接していたり、重なったりしている場合に、開始及び終了時刻を表す各バーに併せて、それらのスケジュール名等を表示するスペースが不足し、一覧性を維持することが困難であるという問題があった。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、複数のスケジュールの時間帯が近接していたり、重なったりしている場合に、それらの情報表示を好適に行うことができるスケジュール管理装置、プログラム及びコンピュータの制御方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るスケジュール管理装置は、1又は複数のラインのいずれかに各スケジュールに関連する情報表示を行うためのスケジュール管理装置であって、各スケジュールに関連する文字列に基づいて該スケジュールに関連する情報表示に必要な表示長を算出する表示長算出手段と、各スケジュールの開始時刻に基づいて該スケジュールに関連する情報表示の前記ラインにおける開始位置を算出する開始位置算出手段と、各スケジュールに関連する情報表示を行うラインを前記情報表示の重複を避けるよう決定する情報表示ライン決定手段と、前記情報表示ライン決定手段により決定されるラインに、前記開始位置算出手段により算出される開始位置を基準として、各スケジュールに関連する情報表示を行うスケジュール表示画面の表示データを生成する表示データ生成手段と、を含むことを特徴としている。
【0007】
また、本発明に係るコンピュータの制御方法は、1又は複数のラインのいずれかに各スケジュールに関連する情報表示を行うためのコンピュータの制御方法であって、各スケジュールに関連する文字列に基づいて該スケジュールに関連する情報表示に必要な表示長を算出する表示長算出ステップと、各スケジュールの開始時刻に基づいて該スケジュールに関連する情報表示の前記ラインにおける開始位置を算出する開始位置算出ステップと、各スケジュールに関連する情報表示を行うラインを前記情報表示の重複を避けるよう決定する情報表示ライン決定ステップと、前記情報表示ライン決定ステップで決定されるラインに、前記開始位置算出ステップで算出される開始位置を基準として、各スケジュールに関連する情報表示を行うスケジュール表示画面の表示データを生成する表示データ生成ステップと、を含むことを特徴としている。
【0008】
また、本発明に係るプログラムは、1又は複数のラインのいずれかに各スケジュールに関連する情報表示を行うためのスケジュール管理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、各スケジュールに関連する文字列に基づいて該スケジュールに関連する情報表示に必要な表示長を算出する表示長算出手段、各スケジュールの開始時刻に基づいて該スケジュールに関連する情報表示の前記ラインにおける開始位置を算出する開始位置算出手段、各スケジュールに関連する情報表示を行うラインを前記情報表示の重複を避けるよう決定する情報表示ライン決定手段、及び前記情報表示ライン決定手段により決定されるラインに、前記開始位置算出手段により算出される開始位置を基準として、各スケジュールに関連する情報表示を行うスケジュール表示画面の表示データを生成する表示データ生成手段としてコンピュータを機能させるための命令を含んでいる。
【0009】
本発明では、各スケジュールに関連する文字列に基づいて該スケジュールに関連する情報表示に必要な表示長が算出される。スケジュールに関連する文字列は、例えばスケジュール名、種別、開催場所、メモ(備考)等のうち全部又は一部であり、例えばこれら文字列の文字数等に基づいてスケジュールに関連する情報表示に必要な表示長が算出される。スケジュールに関連する文字列以外の情報、例えば種別、開催場所、スケジュールの対象者(参加メンバー)が他にいるか否か、スケジュールが定期的に開催されるものであるか否か、スケジュールの開催時間帯等にさらに基づいて表示長を算出するようにしてもよい。ここで、スケジュールに関連する情報表示は、例えばスケジュール名、種別、開催場所、スケジュールの対象者(参加メンバー)が他にいるか否か、スケジュールが定期的に開催されるものであるか否か、スケジュールの開催時間帯(例えばそれを表すバー)等のうち全部又は一部の表示である。スケジュールに関連する情報表示は、上記スケジュールに関連する文字列を含むようにすれば好適である。
【0010】
本発明では、さらに各スケジュールの開始時刻に基づいて該スケジュールの関連する情報表示の開始位置が算出される。すなわち、本発明では1又は複数のラインのいずれかにおいて各スケジュールに関連する情報表示が行われるようになっており、ここでは、これらラインにおける各情報表示の開始位置が算出されるようになっている。各スケジュールの開始時刻に基づいて情報表示の開始位置を算出することで、情報表示の開始位置をその情報表示に係るスケジュールの開始位置に対応させることができるようになる。なお、ラインはスケジュール表示画面における縦方向に延伸するものであってもよいし、横方向、或いは他の方向に延伸するものであってよい。また、各ラインは互いに平行するよう設けられると好適である。
【0011】
また、本発明では、各スケジュールに関連する情報表示を行うラインを前記情報表示の重複を避けるよう決定する。例えば各スケジュールに関連する情報表示に関して、前記開始位置算出手段により算出される前記開始位置や前記表示長算出手段により算出される表示長に基づいて、それら情報表示の重複を避けるように各情報表示を行うラインが決定してもよい。
【0012】
そして、本発明ではスケジュール表示画面の表示データが生成される。この表示データは、上述したようにして決定されるラインに、上述したようにして算出される開始位置を基準として、各スケジュールに関連する情報表示を行うものである。
【0013】
本発明によれば、複数のスケジュールの時間帯が近接していたり、重なったりしている場合に、それらの情報表示の重複を避けることができ、スケジュール表示を好適に行うことができる。こうして、スケジュールに関連する情報表示の一覧性を確保することができる。
【0014】
なお、本発明の一態様では、前記1又は複数のラインには優先順位が設定され、各スケジュールにはラインの割付順が設定され、前記情報表示ライン決定手段は、前記割付順に従ってスケジュールを順次選出する手段と、順次選出されるスケジュールについて、前記開始位置と前記優先順位に従って順次選出されるラインの割付済み範囲とに基づいて、該スケジュールに関連する情報表示を該ラインに割り付けるか否かを判断する手段と、を含むようにしてもよい。こうすれば、各スケジュールに関連する情報表示に対して、前記割付順により、優先順位のより高いラインを割り付けることができるようになる。
【0015】
また、本発明の一態様では、各スケジュールに関連する文字列及び該スケジュールの開始時刻を含むスケジュール情報を記憶するスケジュール情報記憶手段をさらに含むようにしてもよい。こうすれば、スケジュールに関連する文字列やスケジュールの開始時刻を該スケジュール情報記憶手段から読み出して、速やかに取得することができるようになる。
【0016】
また、本発明の一態様では、前記表示データ生成手段により生成される表示データを他の装置に送信する表示データ送信手段をさらに含むようにしてもよい。こうすれば、他の装置にて表示データを受信し、該表示データに基づいてスケジュール表示画面を表示させることができるようになる。
【0017】
また、本発明の一態様では、前記表示データ生成手段により生成される表示データに基づいて前記スケジュール表示画面を表示するスケジュール表示手段をさらに含むようにしてもよい。こうすれば、スケジュール管理装置においてスケジュール表示画面を表示させることができるようになる。
【0018】
また、本発明の一態様では、前記表示長算出手段は、さらに各スケジュールの長さに基づいて該スケジュールに関連する情報表示に必要な表示長を算出するようにしてもよい。こうすれば、例えば前記表示長を、必要に応じて各スケジュールの長さ(時間幅)に対応するものとしたり、或いは各スケジュールに関連する文字列等、各スケジュールの長さ以外の情報に対応するものとしたりできるようになる。
【0019】
以下、本発明の一実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態に係るスケジュール管理システムの全体構成を示す図である。同図に示すように、スケジュール管理システム10は、グループウェアサーバ(スケジュール管理装置)14と複数のクライアント16とを含んで構成されている。これらはLAN(Local Area Network)12に接続されており、各クライアント16はLAN12を介してグループウェアサーバ14にアクセスし、そこから各種データを受信できるようになっている。ここで、グループウェアサーバ14は、例えばCPU、ハードディスク記憶装置、ディスプレイ及び入力装置を備えた公知のサーバコンピュータシステムにより構成されている。また、クライアント16は、例えばCPU、ハードディスク記憶装置、ディスプレイ及び入力装置を備えた公知のパーソナルコンピュータにより構成されている。
【0021】
グループウェアサーバ14は、クライアント16からアクセスされるサーバコンピュータであり、各クライアント16に対してWeb版グループウェアサービスを提供するようになっている。Web版グループウェアは、HTTP(HyperText Transfer Protocol)に則り、スケジュール管理サービス、掲示板管理サービス、アドレス帳管理サービス、ToDoリスト管理サービス等を提供するソフトウェアである。
【0022】
Web版グループウェアは、具体的にはグループウェアサーバ14にインストールされるCGI(Common Gateway Interface)プログラムによって実現される。このプログラム(スケジュール管理プログラム)は、例えばCD−ROM、DVD−ROM等の情報記憶媒体を介してグループウェアサーバ14に供給され、或いはインターネット等の通信ネットワークを介してグループウェアサーバ14に供給される。なお、グループウェアサーバ14はハードディスク記憶装置等の記憶手段を備えており、ここではスケジュール管理のためのスケジュール情報記憶部が同記憶手段に構築される(図4参照)。そして、グループウェアサービスを提供するための上記CGIプログラムは、このスケジュール情報記憶部の内容を書き込み、或いは読み出して、ユーザにスケジュール管理サービスを提供するようになっている。
【0023】
グループウェアサーバ14には、さらにHTTPD(HTTP Daemon)がインストールされており、一方、クライアント16には公知のWebブラウザがインストールされている。そして、クライアント16においてWebブラウザを起動し、そこから上記CGIプログラムにアクセスすることにより、グループウェアサービスに係る各種画面をクライアント16に備えられたディスプレイに表示させることができるようになっている。
【0024】
図2は、クライアント16に備えられたディスプレイに表示されるスケジュール表示画面の一例を示す図である。同図に示すスケジュール表示画面は、クライアント16からグループウェアサーバ14にアクセスして、ユーザ認証を終えた後に表示されるものである。クライアント16からグループウェアサーバ14に最初にアクセスすると、ユーザID及びパスワードを要求する認証画面(図示せず)が表示されるようになっており、ここでユーザID及び真正なパスワードを入力すると、クライアント16にユーザ認証済みの旨を表すクッキー(認証データ)が格納されるようになっている。このクッキーは、以後、クライアント16からグループウェアサーバ14にアクセスする度に自動送信される。これにより、ユーザ認証を省略できるようになっている。なお、グループウェアサーバ14では、他の認証方式を採用してもよい。
【0025】
グループウェアサーバ14では、クライアント16から送信されるユーザID及びその日の年月日に対応づけてスケジュール情報記憶部(図4参照)に記憶されているレコードを読み出して、それらレコードに基づいてスケジュール表示画面の表示データ(HTMLデータ)を生成し、クライアント16に返信しているのである。こうして、各クライアント16では、ユーザに関係するスケジュールを確認できるようにしている。
【0026】
同図に示すスケジュール表示画面は、グループウェアサーバ14にインストールされたCGIプログラムによってユーザ毎に生成され、クライアント16に送信されるHTMLデータに基づき、該クライアント16にインストールされたWebブラウザがディスプレイに表示するものである。このスケジュール表示画面は、ユーザの1日のスケジュールをテーブル形式で表示するものである。テーブルの一行目は時刻を表す時刻ゲージ32として表示されており、複数に区画され、各区画には時間を表す数字が配置されるようになっている。また、その下の各行はスケジュールに関連する情報表示に用いられるようになっている。さらに、テーブルの一列目にはユーザの氏名が表示されるようになっている。
【0027】
このスケジュール表示画面では、文字列は横書きされるようになっており、テーブルは8時から19時の各時間の区切りを表す縦線が同テーブル内に表示されている。また、縦線の間隔は、全角文字で3文字分、つまり半角文字で6文字分に設定されており、半角1文字分が10分を表すようになっている。そして、n時を表す枠内において、左から半角m文字の位置から右方向にスケジュール時間バーやスケジュール名等の情報表示が開始されている場合、n時(m×10)分からスケジュールが開始されることを示している。また、スケジュール時間バーの右端がj時を表す枠内において、左から半角i文字の位置にある場合は、そのスケジュールがj時(i×10)分に終了することを示している。
【0028】
ここでは、第1のスケジュールが10時ちょうどから開始され、そのスケジュールは11時ちょうどに終了することがスケジュール時間バー22により示されている。また、このスケジュール時間バー22の内部及びその右側に続けて表された「営業実績報告の件」の文字列は、そのスケジュール時間バー22により表される時間帯に予定されているスケジュールの名称を表している。また、その後側に続く「●」は繰り返しアイコン画像26であり、同スケジュールが定期的に開催されるものであることを示している。さらに、その後側に続く「★」は共有アイコン画像28であり、同スケジュールには他のユーザも参加することを示している。
【0029】
同様に、第2のスケジュールが11時ちょうどから開始され、そのスケジュールは12時ちょうどに終了することがスケジュール時間バー24により示されている。また、このスケジュール時間バー24の内部及びその右側に続けて表された「打ち合わせ」の文字列は、そのスケジュール時間バー24により表される時間帯に予定されているスケジュールの名称を表している。
【0030】
また、第3のスケジュールが13時30分から開始され、そのスケジュールは15時ちょうどに終了することがスケジュール時間バー30により示されている。また、このスケジュール時間バー30の内部及びその右側に続けて表された「HP掲載の件」の文字列は、そのスケジュール時間バー30により表される時間帯に予定されているスケジュールの名称を表している。
【0031】
また、このスケジュール表示画面では、特に開催時間帯が設定されていない特別スケジュールがユーザの氏名の右側に列記されるようになっている。ここでは、特別スケジュールとして終日に亘って行われる終日スケジュール20及び複数の日に跨って行われるバナースケジュール18が表示されている。
【0032】
グループウェアにより提供される表示画面には、1月分又は1週間分のカレンダー(図示せず)も含まれる。これらのカレンダーにおいては、各日付に関連づけてスケジュール登録のためのアイコン画像が表示されており、これをユーザがマウス等のポインティングデバイスでクリックすると、スケジュールを登録するためのスケジュール登録画面が表示されるようになっている。すなわち、スケジュール登録のための各アイコン画像には、そのアイコンに対応する日付が関連づけられており、あるアイコン画像をクリックすると、そのアイコン画像に関連づけられた日付(年月日)がグループウェアサーバ14に送信されるようになっている。そして、グループウェアサーバ14では、その日付(年月日)のスケジュールを新規登録するためのスケジュール登録画面に係る表示データを返信するようにしている。
【0033】
図3は、スケジュール登録画面の一例を示す図である。同図に示すように、スケジュール登録画面では日付、開始時刻、終了時刻、件名、場所、メモ、公開又は非公開の別、さらにメンバーを設定入力できるようになっている。日付欄は、当該スケジュールの日付(年月日)を設定するためのものであり、デフォルトでは、クライアント16から受信した日付が設定される。開始時刻欄は、当該スケジュールの開始時刻を設定するためのものである。終了時刻欄は、当該スケジュールの終了時刻を設定するためのものである。また、件名欄は、当該スケジュールの件名を入力するためのものである。場所欄は、当該スケジュールが行われる場所を入力するためのものである。メモ欄は、当該スケジュールに関連するその他の事項を自由に入力するためのものである。公開又は非公開の別は、当該スケジュールを他ユーザに公開するか否かを設定するためのラジオボタンである。
【0034】
メンバー欄は、当該スケジュールの参加メンバーを同じグループウェアサーバ14により管理されるユーザの中から選ぶための欄であり、右枠(メンバー候補欄)に表示された同じグループウェアサーバ14の管理下にあるユーザ名を選択し、追加ボタンをクリックすると、そのユーザ名を左枠(メンバー欄)に移動させることができるようになっている。反対に、左枠に表示されたユーザ名を選択し、削除ボタンをクリックすることによって、そのユーザ名を右枠に移動させることができるようになっている。
【0035】
なお、スケジュール登録画面では、特別スケジュールの新規登録のためのボタン(図示せず)も設けられており、これをクリックすることにより、上述の終日スケジュール20やバナースケジュール18等の特別スケジュールを新規登録することができるようになっている。
【0036】
スケジュール登録画面をクライアント16のディスプレイに表示して、マウスやキーボード等の入力装置を用いて上記各項目を設定してから、ページ最下部に表された「登録する」のボタンをクリックすると、日付、開始時刻、終了時刻、件名、場所、メモ及び公開又は非公開の別(スケジュール内容)と、メンバー欄の左枠にリストアップされたユーザのユーザID(スケジュールメンバー)と、がグループウェアサーバ14に送信される。そして、グループウェアサーバ14は、クライアント16から受信したスケジュール内容及びスケジュールメンバーをスケジュール情報記憶部(図4参照)に新規登録するようになっている。
【0037】
スケジュール情報記憶部は、上述したようにハードディスク記憶装置等の記憶手段を含んで構成されており、図4に示すように、各スケジュールについて、スケジュールID、スケジュール名(文字列)、スケジュール開催年月日、スケジュール開始時刻、スケジュール終了時刻、繰り返しフラグ、スケジュール内容(ここでは、場所、メモ、公開又は非公開の別)、及びメンバーを対応づけて記憶するものである。ここで、スケジュールIDは、当該グループウェアサーバ14において各スケジュールを識別する情報である。また、繰り返しフラグは、当該スケジュールが定期的に行われるものであるか否かを表すフラグである。また、メンバーは、当該スケジュールに参加予定の各ユーザのユーザIDである。これらの情報は、当該グループウェアサーバ14によってユーザに提供されるスケジュール登録画面において設定されるものである。
【0038】
ここで、グループウェアサーバ14によるスケジュール表示データ生成処理について説明する。図5乃至図7は、グループウェアサーバ14によるスケジュール表示データ生成処理を示すフロー図である。これらの図に示される処理は、クライアント16からグループウェアサーバ14にスケジュール表示を要求するデータが送信された場合に実行されるものであり、グループウェアサーバ14にインストールされたCGIプログラムを実行することにより実現されるものである。グループウェアサーバ14では、これらの図に示されるスケジュール表示データ生成処理を実行することにより、図2に示すようなスケジュール表示画面を表示させるための表示データを生成し、クライアント16に返信するようになっている。
【0039】
図5に示すように、この処理では、クライアント16から受信されるユーザID及び年月日を検索キーとして、スケジュール情報(図4参照)から、対象ユーザ及び対象日のスケジュールレコードを抽出し、それを開始時刻で昇順に並べ替える(S101)。すなわち、クライアント16から受信されるユーザIDをメンバー欄に含み、且つクライアント16から受信される年月日と年月日欄に記録されたものが一致するレコードをスケジュール情報から抽出し、開始時刻欄に記録された開始時刻が早いものから順にスケジュールIDを並べる。
【0040】
次に、図8に示すスケジュール表示位置リストを生成し、その値を初期化する(S102)。スケジュール表示位置リストは、スケジュールIDと表示開始位置と表示行とを関連づけて記憶するものであり、スケジュールID欄には、S101の処理により得られたスケジュールIDがその順(開始時刻の昇順)で格納される。また、表示開始位置欄は、スケジュール表示画面(図2)において、8時00分のラインから半角何文字分の位置から情報表示を開始させるかを格納する欄である。また、表示行欄は、スケジュール表示画面において、時刻ゲージ32の下、何行目に当該スケジュールに関連する情報表示を行うかを格納する欄である。S102では、これらの欄の値を、全て内容が未決定であることを表す値(例えば「999」等)に設定しておく。
【0041】
次に、図9に示す表示終了位置リストを生成し、その値を初期化する(S103)。表示終了位置リストは、1行から所定行(後述する変数jmaxの初期値であり、ここでは5行とする)までの各行番号と、その行になされた情報表示の終了位置(表示終了位置)とを関連づけて記憶するものであり、S103では、表示終了位置欄の値を全て「0」に設定しておく。
【0042】
その後、グループウェアサーバ14では、特別スケジュールの表示行を決定し、その結果を表示終了位置リストに書き込む(S104)。終日スケジュール20やバナースケジュール18といった特別スケジュールは、ユーザの名前の右側に、1行目から順に必要な行数を用いて、箇条書きにしてスケジュール名等が表示されるようになっている。そして、S104では、各行に表示させる特別スケジュールの文字数を半角単位で計数し、さらに特別スケジュールの種類を表すアイコン等に必要な長さ(例えば半角2文字分)をその値に加え、得られた値を同行に対応づけて表示終了位置リストに書き込む。
【0043】
図6に進み、次にスケジュールを表す変数iに1を設定する(S105)。そして、表示位置リストのi番目(i行目)のスケジュールの表示開始位置を算出する(S106)。すなわち、ここでは開始時刻が早い順(割付順)にスケジュールの表示開始位置を決定する。表示開始位置は、スケジュール情報記憶部に記憶されているスケジュールの開始時刻に基づいて決定される。決定された表示開始位置は、スケジュール表示位置リストにおいてi行目のレコードの表示開始位置欄に格納される。
【0044】
さらに、行数を表す変数jに1を設定する(S107)。すなわち、ここでは1行目から下側に向かって順にスケジュール表示行に優先順位が設定されている。そして、j行の表示終了位置を表示終了位置リストから読み出し、その値とS106で算出されるi番目のスケジュールの表示開始位置とを比較することにより、i番目のスケジュールの表示開始位置がj行の表示終了位置より右側であるか否かを判断する(S108)。つまり、他のスケジュールに関連する情報表示が既に割り付けられている範囲と、i番目のスケジュールに関連する情報表示の範囲とが干渉するか否かを判断する。そして、右側であれば、スケジュール表示画面のスケジュール表示欄のj行に、i番目のスケジュールに関連する情報表示、すなわちスケジュール名の表示と、必要に応じて行われる繰り返しアイコン画像26並びに共有アイコン画像28の表示とを行わせるため、表示位置リストの表示行欄のi行目にjの値を格納する(S109)。こうして、i番目のスケジュールに関連する情報表示に対して、j行を割り付けるようにしている。さらに、スケジュール情報記憶部からi番目のスケジュールのスケジュール名(文字列)、開始及び終了時刻、繰り返しフラグ、メンバーを読み出し、それらの情報に基づいて情報表示の表示長(表示幅)を算出する(S110)。ここでは、各スケジュールに対して、スケジュール名と繰り返しアイコン画像と共有アイコン画像とを表示し、また、少なくともスケジュール時間バーは開始時刻に対応する位置から終了時刻に対応する位置まで表示するようにしている。このため、まずはスケジュール名の文字数を半角単位で計数し、さらに繰り返しフラグの値が(繰り返しスケジュールであることを表す)「1」であるか否か、及びメンバー欄に当該ユーザ以外のユーザのユーザIDが格納されているか否かに応じて、各アイコン画像の大きさを半角文字の単位で表した値である「2」を加算し、スケジュール名と各アイコン画像を表示するための表示長を算出する。また、スケジュール時間バーの長さをスケジュールの開始時刻及び終了時刻から算出する。そして、いずれか長い方を情報表示に必要な表示長(表示幅)として決定する。
【0045】
グループウェアサーバ14では、こうして決定される表示長を、表示終了位置リストにおいてj行に関連づけて記憶されている表示終了位置に加算し、得られた値により同表示終了位置を更新する(S111)。
【0046】
一方、S108において、i番目のスケジュールの表示開始位置がj行の表示終了位置より右側ではないと判断されると、次にjがjmaxより大きいか否かを判断する。変数jmaxは表示終了位置リストの現在のレコード数である。そして、jmax以下であれば変数jを1だけ増やして、再びS108の処理を行う。一方、jmaxより大きければ、i番目のスケジュールに関連する表示行としてスケジュール表示位置リストにj行を記憶させる(S116)。さらに、S110と同様にして、スケジュール情報記憶部からi番目のスケジュールのスケジュール名(文字列)、開始及び終了時刻、繰り返しフラグ、メンバーを読み出し、それらの情報に基づいて情報表示の表示長(表示幅)を算出する(S117)。そして、表示終了位置リストにj行に関するレコードを追加し、その表示終了位置としてS117で算出される表示長を格納する(S118)。その後、jmaxに1を足してjmaxを更新する(S119)。
【0047】
グループウェアサーバ14では、変数iがimaxに達するまで(S112)、変数iを1ずつ増加させながら(S113)、以上の処理を繰り返して実行する。ここで、imaxはS101で抽出されるスケジュールの数である。変数iがimaxに達すると、スケジュール表示位置リストの記憶内容に従って、スケジュール表示画面の表示データを生成し、それをクライアント16に返信する(S120)。この表示データは、図2に示すように、スケジュール表示画面において、スケジュール表示位置リストに記憶されている表示行に、スケジュール表示位置リストに記憶されている表示開始位置から右側に向かって、スケジュール名、及び必要に応じて繰り返しアイコン画像並びに共有アイコン画像が順に表示され、さらにスケジュール時間(開始時刻と終了時刻との差)に応じた長さのスケジュール時間バーが表示されるようにして生成される。
【0048】
以上説明した本スケジュール管理システム10によれば、スケジュール名が省略されずにスケジュール表示画面に表され、さらに時刻ゲージとともに各スケジュールに対応するスケジュール時間バーが表示されるので、1日のスケジュールの一覧性を大いに高めることができる。
【0049】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、以上の説明ではスケジュール表示データ生成処理においてスケジュールに関連する情報表示に必要な表示長を算出するようにしたが、スケジュール情報記憶部に表示長を格納する欄を設け、スケジュール登録時に算出し、そこに格納しておくようにしてもよい。また、以上の説明では、本発明をWeb版グループウェアに適用する例を取り上げ、スケジュール表示データをクライアント16に送信するようにしたが、同じ装置にて同スケジュール表示データに基づいてスケジュール表示画面を表示させるようにしてもよい。この場合、例えば1つのコンピュータにおいて、上記グループウェアサーバ14におけるスケジュール表示データ生成処理を行うためのプログラムを実行させるとともに、続けて該スケジュール表示データ生成処理により生成されたデータに基づいてスケジュール表示画面をディスプレイに表示させるプログラムを実行させるようにすればよい。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、スケジュールに関連する文字列に基づいて該スケジュールに関連する情報表示に必要な表示長を決定するとともに、各スケジュールに関連する情報表示を行うラインを前記情報表示の重複を避けるよう決定するようにしたので、スケジュールに関連する情報表示を好適に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスケジュール管理システムの全体構成を示す図である。
【図2】スケジュール表示画面の一例を示す図である。
【図3】スケジュール登録画面の一例を示す図である。
【図4】スケジュール情報記憶部の記憶内容を示す図である。
【図5】表示データ生成処理を示すフロー図である。
【図6】表示データ生成処理を示すフロー図である。
【図7】表示データ生成処理を示すフロー図である。
【図8】スケジュール表示位置リストを示す図である。
【図9】表示終了位置リストを示す図である。
【符号の説明】
10 スケジュール管理システム、12 LAN、14 グループウェアサーバ(スケジュール管理装置)、16 クライアント、18 バナースケジュール(特別スケジュール)、20 終日スケジュール(特別スケジュール)、22,24,30 スケジュール時間バー、26 繰り返しアイコン画像、28 共有アイコン画像、32 時刻ゲージ。
【発明の属する技術分野】
本発明はスケジュール管理装置に関し、特に、1又は複数のラインのいずれかに各スケジュールに関連するスケジュール名等の情報表示を好適に行うための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
グループウェアやPDA等を利用したスケジュール管理が普及している。こうしたスケジュール管理を実現するソフトウェアでは、スケジュールに関連する情報表示、例えば開始及び終了時刻やスケジュール名等の表示は、できるだけ一覧性の高いものとすることが望ましい。この点、従来技術では、開始及び終了時刻を表すバーを表示させるとともに、スケジュール名を併せて表示させるものがあった(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−224238号公報(図3,図40)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術では、複数のスケジュールの時間帯が近接していたり、重なったりしている場合に、開始及び終了時刻を表す各バーに併せて、それらのスケジュール名等を表示するスペースが不足し、一覧性を維持することが困難であるという問題があった。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、複数のスケジュールの時間帯が近接していたり、重なったりしている場合に、それらの情報表示を好適に行うことができるスケジュール管理装置、プログラム及びコンピュータの制御方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るスケジュール管理装置は、1又は複数のラインのいずれかに各スケジュールに関連する情報表示を行うためのスケジュール管理装置であって、各スケジュールに関連する文字列に基づいて該スケジュールに関連する情報表示に必要な表示長を算出する表示長算出手段と、各スケジュールの開始時刻に基づいて該スケジュールに関連する情報表示の前記ラインにおける開始位置を算出する開始位置算出手段と、各スケジュールに関連する情報表示を行うラインを前記情報表示の重複を避けるよう決定する情報表示ライン決定手段と、前記情報表示ライン決定手段により決定されるラインに、前記開始位置算出手段により算出される開始位置を基準として、各スケジュールに関連する情報表示を行うスケジュール表示画面の表示データを生成する表示データ生成手段と、を含むことを特徴としている。
【0007】
また、本発明に係るコンピュータの制御方法は、1又は複数のラインのいずれかに各スケジュールに関連する情報表示を行うためのコンピュータの制御方法であって、各スケジュールに関連する文字列に基づいて該スケジュールに関連する情報表示に必要な表示長を算出する表示長算出ステップと、各スケジュールの開始時刻に基づいて該スケジュールに関連する情報表示の前記ラインにおける開始位置を算出する開始位置算出ステップと、各スケジュールに関連する情報表示を行うラインを前記情報表示の重複を避けるよう決定する情報表示ライン決定ステップと、前記情報表示ライン決定ステップで決定されるラインに、前記開始位置算出ステップで算出される開始位置を基準として、各スケジュールに関連する情報表示を行うスケジュール表示画面の表示データを生成する表示データ生成ステップと、を含むことを特徴としている。
【0008】
また、本発明に係るプログラムは、1又は複数のラインのいずれかに各スケジュールに関連する情報表示を行うためのスケジュール管理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、各スケジュールに関連する文字列に基づいて該スケジュールに関連する情報表示に必要な表示長を算出する表示長算出手段、各スケジュールの開始時刻に基づいて該スケジュールに関連する情報表示の前記ラインにおける開始位置を算出する開始位置算出手段、各スケジュールに関連する情報表示を行うラインを前記情報表示の重複を避けるよう決定する情報表示ライン決定手段、及び前記情報表示ライン決定手段により決定されるラインに、前記開始位置算出手段により算出される開始位置を基準として、各スケジュールに関連する情報表示を行うスケジュール表示画面の表示データを生成する表示データ生成手段としてコンピュータを機能させるための命令を含んでいる。
【0009】
本発明では、各スケジュールに関連する文字列に基づいて該スケジュールに関連する情報表示に必要な表示長が算出される。スケジュールに関連する文字列は、例えばスケジュール名、種別、開催場所、メモ(備考)等のうち全部又は一部であり、例えばこれら文字列の文字数等に基づいてスケジュールに関連する情報表示に必要な表示長が算出される。スケジュールに関連する文字列以外の情報、例えば種別、開催場所、スケジュールの対象者(参加メンバー)が他にいるか否か、スケジュールが定期的に開催されるものであるか否か、スケジュールの開催時間帯等にさらに基づいて表示長を算出するようにしてもよい。ここで、スケジュールに関連する情報表示は、例えばスケジュール名、種別、開催場所、スケジュールの対象者(参加メンバー)が他にいるか否か、スケジュールが定期的に開催されるものであるか否か、スケジュールの開催時間帯(例えばそれを表すバー)等のうち全部又は一部の表示である。スケジュールに関連する情報表示は、上記スケジュールに関連する文字列を含むようにすれば好適である。
【0010】
本発明では、さらに各スケジュールの開始時刻に基づいて該スケジュールの関連する情報表示の開始位置が算出される。すなわち、本発明では1又は複数のラインのいずれかにおいて各スケジュールに関連する情報表示が行われるようになっており、ここでは、これらラインにおける各情報表示の開始位置が算出されるようになっている。各スケジュールの開始時刻に基づいて情報表示の開始位置を算出することで、情報表示の開始位置をその情報表示に係るスケジュールの開始位置に対応させることができるようになる。なお、ラインはスケジュール表示画面における縦方向に延伸するものであってもよいし、横方向、或いは他の方向に延伸するものであってよい。また、各ラインは互いに平行するよう設けられると好適である。
【0011】
また、本発明では、各スケジュールに関連する情報表示を行うラインを前記情報表示の重複を避けるよう決定する。例えば各スケジュールに関連する情報表示に関して、前記開始位置算出手段により算出される前記開始位置や前記表示長算出手段により算出される表示長に基づいて、それら情報表示の重複を避けるように各情報表示を行うラインが決定してもよい。
【0012】
そして、本発明ではスケジュール表示画面の表示データが生成される。この表示データは、上述したようにして決定されるラインに、上述したようにして算出される開始位置を基準として、各スケジュールに関連する情報表示を行うものである。
【0013】
本発明によれば、複数のスケジュールの時間帯が近接していたり、重なったりしている場合に、それらの情報表示の重複を避けることができ、スケジュール表示を好適に行うことができる。こうして、スケジュールに関連する情報表示の一覧性を確保することができる。
【0014】
なお、本発明の一態様では、前記1又は複数のラインには優先順位が設定され、各スケジュールにはラインの割付順が設定され、前記情報表示ライン決定手段は、前記割付順に従ってスケジュールを順次選出する手段と、順次選出されるスケジュールについて、前記開始位置と前記優先順位に従って順次選出されるラインの割付済み範囲とに基づいて、該スケジュールに関連する情報表示を該ラインに割り付けるか否かを判断する手段と、を含むようにしてもよい。こうすれば、各スケジュールに関連する情報表示に対して、前記割付順により、優先順位のより高いラインを割り付けることができるようになる。
【0015】
また、本発明の一態様では、各スケジュールに関連する文字列及び該スケジュールの開始時刻を含むスケジュール情報を記憶するスケジュール情報記憶手段をさらに含むようにしてもよい。こうすれば、スケジュールに関連する文字列やスケジュールの開始時刻を該スケジュール情報記憶手段から読み出して、速やかに取得することができるようになる。
【0016】
また、本発明の一態様では、前記表示データ生成手段により生成される表示データを他の装置に送信する表示データ送信手段をさらに含むようにしてもよい。こうすれば、他の装置にて表示データを受信し、該表示データに基づいてスケジュール表示画面を表示させることができるようになる。
【0017】
また、本発明の一態様では、前記表示データ生成手段により生成される表示データに基づいて前記スケジュール表示画面を表示するスケジュール表示手段をさらに含むようにしてもよい。こうすれば、スケジュール管理装置においてスケジュール表示画面を表示させることができるようになる。
【0018】
また、本発明の一態様では、前記表示長算出手段は、さらに各スケジュールの長さに基づいて該スケジュールに関連する情報表示に必要な表示長を算出するようにしてもよい。こうすれば、例えば前記表示長を、必要に応じて各スケジュールの長さ(時間幅)に対応するものとしたり、或いは各スケジュールに関連する文字列等、各スケジュールの長さ以外の情報に対応するものとしたりできるようになる。
【0019】
以下、本発明の一実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態に係るスケジュール管理システムの全体構成を示す図である。同図に示すように、スケジュール管理システム10は、グループウェアサーバ(スケジュール管理装置)14と複数のクライアント16とを含んで構成されている。これらはLAN(Local Area Network)12に接続されており、各クライアント16はLAN12を介してグループウェアサーバ14にアクセスし、そこから各種データを受信できるようになっている。ここで、グループウェアサーバ14は、例えばCPU、ハードディスク記憶装置、ディスプレイ及び入力装置を備えた公知のサーバコンピュータシステムにより構成されている。また、クライアント16は、例えばCPU、ハードディスク記憶装置、ディスプレイ及び入力装置を備えた公知のパーソナルコンピュータにより構成されている。
【0021】
グループウェアサーバ14は、クライアント16からアクセスされるサーバコンピュータであり、各クライアント16に対してWeb版グループウェアサービスを提供するようになっている。Web版グループウェアは、HTTP(HyperText Transfer Protocol)に則り、スケジュール管理サービス、掲示板管理サービス、アドレス帳管理サービス、ToDoリスト管理サービス等を提供するソフトウェアである。
【0022】
Web版グループウェアは、具体的にはグループウェアサーバ14にインストールされるCGI(Common Gateway Interface)プログラムによって実現される。このプログラム(スケジュール管理プログラム)は、例えばCD−ROM、DVD−ROM等の情報記憶媒体を介してグループウェアサーバ14に供給され、或いはインターネット等の通信ネットワークを介してグループウェアサーバ14に供給される。なお、グループウェアサーバ14はハードディスク記憶装置等の記憶手段を備えており、ここではスケジュール管理のためのスケジュール情報記憶部が同記憶手段に構築される(図4参照)。そして、グループウェアサービスを提供するための上記CGIプログラムは、このスケジュール情報記憶部の内容を書き込み、或いは読み出して、ユーザにスケジュール管理サービスを提供するようになっている。
【0023】
グループウェアサーバ14には、さらにHTTPD(HTTP Daemon)がインストールされており、一方、クライアント16には公知のWebブラウザがインストールされている。そして、クライアント16においてWebブラウザを起動し、そこから上記CGIプログラムにアクセスすることにより、グループウェアサービスに係る各種画面をクライアント16に備えられたディスプレイに表示させることができるようになっている。
【0024】
図2は、クライアント16に備えられたディスプレイに表示されるスケジュール表示画面の一例を示す図である。同図に示すスケジュール表示画面は、クライアント16からグループウェアサーバ14にアクセスして、ユーザ認証を終えた後に表示されるものである。クライアント16からグループウェアサーバ14に最初にアクセスすると、ユーザID及びパスワードを要求する認証画面(図示せず)が表示されるようになっており、ここでユーザID及び真正なパスワードを入力すると、クライアント16にユーザ認証済みの旨を表すクッキー(認証データ)が格納されるようになっている。このクッキーは、以後、クライアント16からグループウェアサーバ14にアクセスする度に自動送信される。これにより、ユーザ認証を省略できるようになっている。なお、グループウェアサーバ14では、他の認証方式を採用してもよい。
【0025】
グループウェアサーバ14では、クライアント16から送信されるユーザID及びその日の年月日に対応づけてスケジュール情報記憶部(図4参照)に記憶されているレコードを読み出して、それらレコードに基づいてスケジュール表示画面の表示データ(HTMLデータ)を生成し、クライアント16に返信しているのである。こうして、各クライアント16では、ユーザに関係するスケジュールを確認できるようにしている。
【0026】
同図に示すスケジュール表示画面は、グループウェアサーバ14にインストールされたCGIプログラムによってユーザ毎に生成され、クライアント16に送信されるHTMLデータに基づき、該クライアント16にインストールされたWebブラウザがディスプレイに表示するものである。このスケジュール表示画面は、ユーザの1日のスケジュールをテーブル形式で表示するものである。テーブルの一行目は時刻を表す時刻ゲージ32として表示されており、複数に区画され、各区画には時間を表す数字が配置されるようになっている。また、その下の各行はスケジュールに関連する情報表示に用いられるようになっている。さらに、テーブルの一列目にはユーザの氏名が表示されるようになっている。
【0027】
このスケジュール表示画面では、文字列は横書きされるようになっており、テーブルは8時から19時の各時間の区切りを表す縦線が同テーブル内に表示されている。また、縦線の間隔は、全角文字で3文字分、つまり半角文字で6文字分に設定されており、半角1文字分が10分を表すようになっている。そして、n時を表す枠内において、左から半角m文字の位置から右方向にスケジュール時間バーやスケジュール名等の情報表示が開始されている場合、n時(m×10)分からスケジュールが開始されることを示している。また、スケジュール時間バーの右端がj時を表す枠内において、左から半角i文字の位置にある場合は、そのスケジュールがj時(i×10)分に終了することを示している。
【0028】
ここでは、第1のスケジュールが10時ちょうどから開始され、そのスケジュールは11時ちょうどに終了することがスケジュール時間バー22により示されている。また、このスケジュール時間バー22の内部及びその右側に続けて表された「営業実績報告の件」の文字列は、そのスケジュール時間バー22により表される時間帯に予定されているスケジュールの名称を表している。また、その後側に続く「●」は繰り返しアイコン画像26であり、同スケジュールが定期的に開催されるものであることを示している。さらに、その後側に続く「★」は共有アイコン画像28であり、同スケジュールには他のユーザも参加することを示している。
【0029】
同様に、第2のスケジュールが11時ちょうどから開始され、そのスケジュールは12時ちょうどに終了することがスケジュール時間バー24により示されている。また、このスケジュール時間バー24の内部及びその右側に続けて表された「打ち合わせ」の文字列は、そのスケジュール時間バー24により表される時間帯に予定されているスケジュールの名称を表している。
【0030】
また、第3のスケジュールが13時30分から開始され、そのスケジュールは15時ちょうどに終了することがスケジュール時間バー30により示されている。また、このスケジュール時間バー30の内部及びその右側に続けて表された「HP掲載の件」の文字列は、そのスケジュール時間バー30により表される時間帯に予定されているスケジュールの名称を表している。
【0031】
また、このスケジュール表示画面では、特に開催時間帯が設定されていない特別スケジュールがユーザの氏名の右側に列記されるようになっている。ここでは、特別スケジュールとして終日に亘って行われる終日スケジュール20及び複数の日に跨って行われるバナースケジュール18が表示されている。
【0032】
グループウェアにより提供される表示画面には、1月分又は1週間分のカレンダー(図示せず)も含まれる。これらのカレンダーにおいては、各日付に関連づけてスケジュール登録のためのアイコン画像が表示されており、これをユーザがマウス等のポインティングデバイスでクリックすると、スケジュールを登録するためのスケジュール登録画面が表示されるようになっている。すなわち、スケジュール登録のための各アイコン画像には、そのアイコンに対応する日付が関連づけられており、あるアイコン画像をクリックすると、そのアイコン画像に関連づけられた日付(年月日)がグループウェアサーバ14に送信されるようになっている。そして、グループウェアサーバ14では、その日付(年月日)のスケジュールを新規登録するためのスケジュール登録画面に係る表示データを返信するようにしている。
【0033】
図3は、スケジュール登録画面の一例を示す図である。同図に示すように、スケジュール登録画面では日付、開始時刻、終了時刻、件名、場所、メモ、公開又は非公開の別、さらにメンバーを設定入力できるようになっている。日付欄は、当該スケジュールの日付(年月日)を設定するためのものであり、デフォルトでは、クライアント16から受信した日付が設定される。開始時刻欄は、当該スケジュールの開始時刻を設定するためのものである。終了時刻欄は、当該スケジュールの終了時刻を設定するためのものである。また、件名欄は、当該スケジュールの件名を入力するためのものである。場所欄は、当該スケジュールが行われる場所を入力するためのものである。メモ欄は、当該スケジュールに関連するその他の事項を自由に入力するためのものである。公開又は非公開の別は、当該スケジュールを他ユーザに公開するか否かを設定するためのラジオボタンである。
【0034】
メンバー欄は、当該スケジュールの参加メンバーを同じグループウェアサーバ14により管理されるユーザの中から選ぶための欄であり、右枠(メンバー候補欄)に表示された同じグループウェアサーバ14の管理下にあるユーザ名を選択し、追加ボタンをクリックすると、そのユーザ名を左枠(メンバー欄)に移動させることができるようになっている。反対に、左枠に表示されたユーザ名を選択し、削除ボタンをクリックすることによって、そのユーザ名を右枠に移動させることができるようになっている。
【0035】
なお、スケジュール登録画面では、特別スケジュールの新規登録のためのボタン(図示せず)も設けられており、これをクリックすることにより、上述の終日スケジュール20やバナースケジュール18等の特別スケジュールを新規登録することができるようになっている。
【0036】
スケジュール登録画面をクライアント16のディスプレイに表示して、マウスやキーボード等の入力装置を用いて上記各項目を設定してから、ページ最下部に表された「登録する」のボタンをクリックすると、日付、開始時刻、終了時刻、件名、場所、メモ及び公開又は非公開の別(スケジュール内容)と、メンバー欄の左枠にリストアップされたユーザのユーザID(スケジュールメンバー)と、がグループウェアサーバ14に送信される。そして、グループウェアサーバ14は、クライアント16から受信したスケジュール内容及びスケジュールメンバーをスケジュール情報記憶部(図4参照)に新規登録するようになっている。
【0037】
スケジュール情報記憶部は、上述したようにハードディスク記憶装置等の記憶手段を含んで構成されており、図4に示すように、各スケジュールについて、スケジュールID、スケジュール名(文字列)、スケジュール開催年月日、スケジュール開始時刻、スケジュール終了時刻、繰り返しフラグ、スケジュール内容(ここでは、場所、メモ、公開又は非公開の別)、及びメンバーを対応づけて記憶するものである。ここで、スケジュールIDは、当該グループウェアサーバ14において各スケジュールを識別する情報である。また、繰り返しフラグは、当該スケジュールが定期的に行われるものであるか否かを表すフラグである。また、メンバーは、当該スケジュールに参加予定の各ユーザのユーザIDである。これらの情報は、当該グループウェアサーバ14によってユーザに提供されるスケジュール登録画面において設定されるものである。
【0038】
ここで、グループウェアサーバ14によるスケジュール表示データ生成処理について説明する。図5乃至図7は、グループウェアサーバ14によるスケジュール表示データ生成処理を示すフロー図である。これらの図に示される処理は、クライアント16からグループウェアサーバ14にスケジュール表示を要求するデータが送信された場合に実行されるものであり、グループウェアサーバ14にインストールされたCGIプログラムを実行することにより実現されるものである。グループウェアサーバ14では、これらの図に示されるスケジュール表示データ生成処理を実行することにより、図2に示すようなスケジュール表示画面を表示させるための表示データを生成し、クライアント16に返信するようになっている。
【0039】
図5に示すように、この処理では、クライアント16から受信されるユーザID及び年月日を検索キーとして、スケジュール情報(図4参照)から、対象ユーザ及び対象日のスケジュールレコードを抽出し、それを開始時刻で昇順に並べ替える(S101)。すなわち、クライアント16から受信されるユーザIDをメンバー欄に含み、且つクライアント16から受信される年月日と年月日欄に記録されたものが一致するレコードをスケジュール情報から抽出し、開始時刻欄に記録された開始時刻が早いものから順にスケジュールIDを並べる。
【0040】
次に、図8に示すスケジュール表示位置リストを生成し、その値を初期化する(S102)。スケジュール表示位置リストは、スケジュールIDと表示開始位置と表示行とを関連づけて記憶するものであり、スケジュールID欄には、S101の処理により得られたスケジュールIDがその順(開始時刻の昇順)で格納される。また、表示開始位置欄は、スケジュール表示画面(図2)において、8時00分のラインから半角何文字分の位置から情報表示を開始させるかを格納する欄である。また、表示行欄は、スケジュール表示画面において、時刻ゲージ32の下、何行目に当該スケジュールに関連する情報表示を行うかを格納する欄である。S102では、これらの欄の値を、全て内容が未決定であることを表す値(例えば「999」等)に設定しておく。
【0041】
次に、図9に示す表示終了位置リストを生成し、その値を初期化する(S103)。表示終了位置リストは、1行から所定行(後述する変数jmaxの初期値であり、ここでは5行とする)までの各行番号と、その行になされた情報表示の終了位置(表示終了位置)とを関連づけて記憶するものであり、S103では、表示終了位置欄の値を全て「0」に設定しておく。
【0042】
その後、グループウェアサーバ14では、特別スケジュールの表示行を決定し、その結果を表示終了位置リストに書き込む(S104)。終日スケジュール20やバナースケジュール18といった特別スケジュールは、ユーザの名前の右側に、1行目から順に必要な行数を用いて、箇条書きにしてスケジュール名等が表示されるようになっている。そして、S104では、各行に表示させる特別スケジュールの文字数を半角単位で計数し、さらに特別スケジュールの種類を表すアイコン等に必要な長さ(例えば半角2文字分)をその値に加え、得られた値を同行に対応づけて表示終了位置リストに書き込む。
【0043】
図6に進み、次にスケジュールを表す変数iに1を設定する(S105)。そして、表示位置リストのi番目(i行目)のスケジュールの表示開始位置を算出する(S106)。すなわち、ここでは開始時刻が早い順(割付順)にスケジュールの表示開始位置を決定する。表示開始位置は、スケジュール情報記憶部に記憶されているスケジュールの開始時刻に基づいて決定される。決定された表示開始位置は、スケジュール表示位置リストにおいてi行目のレコードの表示開始位置欄に格納される。
【0044】
さらに、行数を表す変数jに1を設定する(S107)。すなわち、ここでは1行目から下側に向かって順にスケジュール表示行に優先順位が設定されている。そして、j行の表示終了位置を表示終了位置リストから読み出し、その値とS106で算出されるi番目のスケジュールの表示開始位置とを比較することにより、i番目のスケジュールの表示開始位置がj行の表示終了位置より右側であるか否かを判断する(S108)。つまり、他のスケジュールに関連する情報表示が既に割り付けられている範囲と、i番目のスケジュールに関連する情報表示の範囲とが干渉するか否かを判断する。そして、右側であれば、スケジュール表示画面のスケジュール表示欄のj行に、i番目のスケジュールに関連する情報表示、すなわちスケジュール名の表示と、必要に応じて行われる繰り返しアイコン画像26並びに共有アイコン画像28の表示とを行わせるため、表示位置リストの表示行欄のi行目にjの値を格納する(S109)。こうして、i番目のスケジュールに関連する情報表示に対して、j行を割り付けるようにしている。さらに、スケジュール情報記憶部からi番目のスケジュールのスケジュール名(文字列)、開始及び終了時刻、繰り返しフラグ、メンバーを読み出し、それらの情報に基づいて情報表示の表示長(表示幅)を算出する(S110)。ここでは、各スケジュールに対して、スケジュール名と繰り返しアイコン画像と共有アイコン画像とを表示し、また、少なくともスケジュール時間バーは開始時刻に対応する位置から終了時刻に対応する位置まで表示するようにしている。このため、まずはスケジュール名の文字数を半角単位で計数し、さらに繰り返しフラグの値が(繰り返しスケジュールであることを表す)「1」であるか否か、及びメンバー欄に当該ユーザ以外のユーザのユーザIDが格納されているか否かに応じて、各アイコン画像の大きさを半角文字の単位で表した値である「2」を加算し、スケジュール名と各アイコン画像を表示するための表示長を算出する。また、スケジュール時間バーの長さをスケジュールの開始時刻及び終了時刻から算出する。そして、いずれか長い方を情報表示に必要な表示長(表示幅)として決定する。
【0045】
グループウェアサーバ14では、こうして決定される表示長を、表示終了位置リストにおいてj行に関連づけて記憶されている表示終了位置に加算し、得られた値により同表示終了位置を更新する(S111)。
【0046】
一方、S108において、i番目のスケジュールの表示開始位置がj行の表示終了位置より右側ではないと判断されると、次にjがjmaxより大きいか否かを判断する。変数jmaxは表示終了位置リストの現在のレコード数である。そして、jmax以下であれば変数jを1だけ増やして、再びS108の処理を行う。一方、jmaxより大きければ、i番目のスケジュールに関連する表示行としてスケジュール表示位置リストにj行を記憶させる(S116)。さらに、S110と同様にして、スケジュール情報記憶部からi番目のスケジュールのスケジュール名(文字列)、開始及び終了時刻、繰り返しフラグ、メンバーを読み出し、それらの情報に基づいて情報表示の表示長(表示幅)を算出する(S117)。そして、表示終了位置リストにj行に関するレコードを追加し、その表示終了位置としてS117で算出される表示長を格納する(S118)。その後、jmaxに1を足してjmaxを更新する(S119)。
【0047】
グループウェアサーバ14では、変数iがimaxに達するまで(S112)、変数iを1ずつ増加させながら(S113)、以上の処理を繰り返して実行する。ここで、imaxはS101で抽出されるスケジュールの数である。変数iがimaxに達すると、スケジュール表示位置リストの記憶内容に従って、スケジュール表示画面の表示データを生成し、それをクライアント16に返信する(S120)。この表示データは、図2に示すように、スケジュール表示画面において、スケジュール表示位置リストに記憶されている表示行に、スケジュール表示位置リストに記憶されている表示開始位置から右側に向かって、スケジュール名、及び必要に応じて繰り返しアイコン画像並びに共有アイコン画像が順に表示され、さらにスケジュール時間(開始時刻と終了時刻との差)に応じた長さのスケジュール時間バーが表示されるようにして生成される。
【0048】
以上説明した本スケジュール管理システム10によれば、スケジュール名が省略されずにスケジュール表示画面に表され、さらに時刻ゲージとともに各スケジュールに対応するスケジュール時間バーが表示されるので、1日のスケジュールの一覧性を大いに高めることができる。
【0049】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、以上の説明ではスケジュール表示データ生成処理においてスケジュールに関連する情報表示に必要な表示長を算出するようにしたが、スケジュール情報記憶部に表示長を格納する欄を設け、スケジュール登録時に算出し、そこに格納しておくようにしてもよい。また、以上の説明では、本発明をWeb版グループウェアに適用する例を取り上げ、スケジュール表示データをクライアント16に送信するようにしたが、同じ装置にて同スケジュール表示データに基づいてスケジュール表示画面を表示させるようにしてもよい。この場合、例えば1つのコンピュータにおいて、上記グループウェアサーバ14におけるスケジュール表示データ生成処理を行うためのプログラムを実行させるとともに、続けて該スケジュール表示データ生成処理により生成されたデータに基づいてスケジュール表示画面をディスプレイに表示させるプログラムを実行させるようにすればよい。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、スケジュールに関連する文字列に基づいて該スケジュールに関連する情報表示に必要な表示長を決定するとともに、各スケジュールに関連する情報表示を行うラインを前記情報表示の重複を避けるよう決定するようにしたので、スケジュールに関連する情報表示を好適に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスケジュール管理システムの全体構成を示す図である。
【図2】スケジュール表示画面の一例を示す図である。
【図3】スケジュール登録画面の一例を示す図である。
【図4】スケジュール情報記憶部の記憶内容を示す図である。
【図5】表示データ生成処理を示すフロー図である。
【図6】表示データ生成処理を示すフロー図である。
【図7】表示データ生成処理を示すフロー図である。
【図8】スケジュール表示位置リストを示す図である。
【図9】表示終了位置リストを示す図である。
【符号の説明】
10 スケジュール管理システム、12 LAN、14 グループウェアサーバ(スケジュール管理装置)、16 クライアント、18 バナースケジュール(特別スケジュール)、20 終日スケジュール(特別スケジュール)、22,24,30 スケジュール時間バー、26 繰り返しアイコン画像、28 共有アイコン画像、32 時刻ゲージ。
Claims (8)
- 1又は複数のラインのいずれかに各スケジュールに関連する情報表示を行うためのスケジュール管理装置であって、
各スケジュールに関連する文字列に基づいて該スケジュールに関連する情報表示に必要な表示長を算出する表示長算出手段と、
各スケジュールの開始時刻に基づいて該スケジュールに関連する情報表示の前記ラインにおける開始位置を算出する開始位置算出手段と、
各スケジュールに関連する情報表示を行うラインを前記情報表示の重複を避けるよう決定する情報表示ライン決定手段と、
前記情報表示ライン決定手段により決定されるラインに、前記開始位置算出手段により算出される開始位置を基準として、各スケジュールに関連する情報表示を行うスケジュール表示画面の表示データを生成する表示データ生成手段と、
を含むことを特徴とするスケジュール管理装置。 - 請求項1に記載のスケジュール管理装置において、
前記1又は複数のラインには優先順位が設定され、
各スケジュールにはラインの割付順が設定され、
前記情報表示ライン決定手段は、
前記割付順に従ってスケジュールを順次選出する手段と、
順次選出されるスケジュールについて、前記開始位置と前記優先順位に従って順次選出されるラインの割付済み範囲とに基づいて、該スケジュールに関連する情報表示を該ラインに割り付けるか否かを判断する手段と、
を含むことを特徴とするスケジュール管理装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のスケジュール管理装置において、
各スケジュールに関連する文字列及び該スケジュールの開始時刻を含むスケジュール情報を記憶するスケジュール情報記憶手段をさらに含むことを特徴とするスケジュール管理装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスケジュール管理装置において、
前記表示データ生成手段により生成される表示データを他の装置に送信する表示データ送信手段をさらに含むことを特徴とするスケジュール管理装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスケジュール管理装置において、
前記表示データ生成手段により生成される表示データに基づいて前記スケジュール表示画面を表示するスケジュール表示手段をさらに含むことを特徴とするスケジュール管理装置。 - 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のスケジュール管理装置において、
前記表示長算出手段は、さらに各スケジュールの長さに基づいて該スケジュールに関連する情報表示に必要な表示長を算出することを特徴とするスケジュール管理装置。 - 1又は複数のラインのいずれかに各スケジュールに関連する情報表示を行うためのコンピュータの制御方法であって、
各スケジュールに関連する文字列に基づいて該スケジュールに関連する情報表示に必要な表示長を算出する表示長算出ステップと、
各スケジュールの開始時刻に基づいて該スケジュールに関連する情報表示の前記ラインにおける開始位置を算出する開始位置算出ステップと、
各スケジュールに関連する情報表示を行うラインを前記情報表示の重複を避けるよう決定する情報表示ライン決定ステップと、
前記情報表示ライン決定ステップで決定されるラインに、前記開始位置算出ステップで算出される開始位置を基準として、各スケジュールに関連する情報表示を行うスケジュール表示画面の表示データを生成する表示データ生成ステップと、
を含むことを特徴とするコンピュータの制御方法。 - 1又は複数のラインのいずれかに各スケジュールに関連する情報表示を行うためのスケジュール管理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
各スケジュールに関連する文字列に基づいて該スケジュールに関連する情報表示に必要な表示長を算出する表示長算出手段、
各スケジュールの開始時刻に基づいて該スケジュールに関連する情報表示の前記ラインにおける開始位置を算出する開始位置算出手段、
各スケジュールに関連する情報表示を行うラインを前記情報表示の重複を避けるよう決定する情報表示ライン決定手段、及び
前記情報表示ライン決定手段により決定されるラインに、前記開始位置算出手段により算出される開始位置を基準として、各スケジュールに関連する情報表示を行うスケジュール表示画面の表示データを生成する表示データ生成手段
としてコンピュータを機能させるための命令を含むプログラム。
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