JP2005004437A - データ処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体上のデータの配置を容易に管理可能とする。
【解決手段】本発明によれば、予め領域を確保する領域確保ファイルを用いてディスク媒体上に記録する一部のファイルを特定の領域に集中配置する方法であって、前記領域確保ファイル内に、前記確保された領域に対するデータの記録状態を示すビットマップテーブルを格納する構成とした。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明によれば、予め領域を確保する領域確保ファイルを用いてディスク媒体上に記録する一部のファイルを特定の領域に集中配置する方法であって、前記領域確保ファイル内に、前記確保された領域に対するデータの記録状態を示すビットマップテーブルを格納する構成とした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデータ処理方法に関し、特に、記録媒体上に記録するファイルの管理に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アクセス速度向上等のために、ディスク媒体上に記録する一部のファイル(管理用ファイルやサムネイルファイル等)を集中配置する場合は、図5に示すように、予め領域を確保する領域確保ファイル9が用いられる。領域確保ファイル9は、図2に示すように領域確保ファイル9自身を管理する管理情報部11と、他ファイルを保存するための確保領域部12で構成されていた。
【0003】
他ファイル保存用確保領域部12に他ファイルを記録する場合には、領域確保ファイル9の記録位置情報から必要なサイズの空き領域を探し出し、他ファイルを記録したら領域確保ファイル9の記録位置情報から新たに記録した部分の領域を削除する作業が必要となる。また、確保領域部12から他ファイルを削除する場合も、領域確保ファイル9の記録位置情報に削除した部分の領域を追加する作業が必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、記録位置情報から必要なサイズの空き領域を探し出すのは、ファイル削除等で空き領域が多数に分割されると時間がかかり、毎回行うのは効率が悪いという問題があった。さらに、他ファイルの追加削除等で記録位置情報を更新するのは煩雑であり、記録位置情報自身のサイズも変化するので管理が大変になるという問題があった。
【0005】
本発明はこの様な問題を解決し、記録媒体上のデータの配置を容易に管理可能とすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明においては、予め領域を確保する領域確保ファイルを用いてディスク媒体上に記録する一部のファイルを特定の領域に集中配置する方法であって、前記領域確保ファイル内に、前記確保された領域に対するデータの記録状態を示すビットマップテーブルを格納する構成とした。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0008】
図4は本発明が適用される記録再生装置の構成概略図である。
【0009】
1がアプリケーションプログラムで、ディスク媒体上へのファイルの記録再生や編集等を2のファイルシステムドライバに指示する。ファイルシステムドライバ2は、ディスク上の空き領域やファイルの記録位置を調べて、ディスクコントローラ3にディスク5に対するデータ読み書きの指示を与える。このとき、アプリケーションプログラム1はデータのディスク上の位置は気にする必要はなく、ファイルシステムドライバ2がディスク上の空き領域を探して記録したり、データのディスク上の位置を検索して読み出したりする。ディスクコントローラ3はディスク5上へ実際にデータを書き込んだり読み込んだりする。6はディスク5上に書き込まれた実際のデータであり、4の記録再生ヘッドにより読み書きが行われる。一つのファイルは連続した領域に記録されていても、異なる領域に記録された複数のデータであってもよく、ファイルの一部を成す連続領域に記録された一塊のデータをエクステントと呼ぶ。
【0010】
図5は、ディスク5上に管理用ファイルやサムネイルファイル等を集中配置してアクセスを高速化するための、保存用領域を確保した状態を示す図である。
【0011】
確保領域8は通常領域7と区別され、ディスク5上の一部に連続配置されており、領域確保ファイル9により管理される。
【0012】
図2は従来の領域確保ファイルの構造を示しており、管理情報部11と他ファイル保存用確保領域部12とから構成され、集中配置されるファイルは予め確保していた他ファイル保存用確保領域12内に記録される。管理情報部11には、管理情報サイズ、確保領域サイズ、未使用領域サイズ等の情報が記録されている。
【0013】
図1は本形態における領域確保ファイル9の構造を示しており、図2の構成に比べ、ファイル先頭に他ファイル保存用確保領域12を管理する領域ビットマップテーブル10が追加されている。領域ビットマップテーブル10はディスク5の最小記録単位(論理ブロック)を1ビットで表現し、領域確保ファイル9全体に対し、使用済領域(記録済領域)を1、未使用領域(空き領域)を0で表す。
【0014】
図3に本形態における領域確保ファイル9の例を示す。領域確保ファイル9全体のサイズは32MBで、ビットマップ部10のサイズが2KB(2048バイト)、管理情報部11のサイズが2KB(2048バイト)、確保領域部12のサイズが32MB−4KB(33,550,336バイト)になっている。論理ブロック(セクタ)サイズが2KBのとき、32MB中には16K個の論理ブロックが存在し、16Kビット(2Kバイト)で管理できるので、ビットマップ部10は2KB(2048バイト)のサイズでよい。
【0015】
なお、本形態では、管理情報部11は2KBであるが、必要な管理情報が多ければ2KBの整数倍でサイズを大きくしても構わない。また、実際の管理情報が2KBの整数倍に一致しなくても、余り部分をNullで埋めて全体を2KBの整数倍にする。
【0016】
残りが他ファイル保存用確保領域12で、領域確保ファイル全体からビットマップサイズと管理情報サイズを引いたサイズになる。確保領域部12は他ファイルが記録された使用済領域と、空き領域である未使用領域とに分かれており、ビットマップ部10で管理される。すなわち、論理ブロック(セクタ)単位で、他ファイルが記録されている領域は1、空き領域は0で表される。
【0017】
次に、他ファイル保存用確保領域12を管理する方法を詳細に説明する。
【0018】
図6に従来の領域確保ファイル9の記録位置情報の構造を示す。
【0019】
これは領域確保ファイル9のディスク上の配置を示したもので、開始アドレス(Start Address)とデータサイズ(Data Size)と属性で表される。各行が連続した領域(エクステント)を示しており、n個のエクステントから構成されている。開始アドレスは論理ブロック番号で本形態では2048バイト単位、データサイズは各エクステントのバイト数である。属性はRecordedとUnrecordedに別れており、Recordedは領域確保ファイル9自身のデータ(すなわち管理情報部11)を示し、Unrecordedは空き領域を示す。図6では行間となる各エクステントの間の領域には他ファイルが記録されており、その領域は記録されている各ファイルの記録位置情報で管理される。
【0020】
図7に従来の領域確保ファイル9の記録位置情報の例を示す。
【0021】
まず論理ブロックアドレス101に自分自身のデータである管理情報部が1ブロック分(2048バイト)記録されている。その後、空き領域情報がUnrecordedとして示され、論理ブロックアドレス104から2ブロック分(4096バイト)と論理ブロックアドレス109から16,375ブロック分(33,536,000バイト)が空いていることがわかる。領域確保ファイル9の記録位置情報に示されていない領域には他のファイルが記録されており、各ファイルの記録位置情報の例を図8と図9に示す。
【0022】
即ち、ファイル1は論理ブロックアドレス102から2ブロック分(4096バイト)記録されており、ファイル2は論理ブロックアドレス106から3ブロック分(6144バイト)記録されている。この三つのファイル(領域確保ファイル、ファイル1、ファイル2)の記録位置情報をすべて足すと、確保領域8全体と一致する。
【0023】
図10に本形態における領域確保ファイル9の記録位置情報の構造を示す。
【0024】
図10は、図7と同様に領域確保ファイル9のディスク上の配置を示した図であり、開始アドレス(Start Address)とデータサイズ(DataSize)と属性で表される。ただしエクステントが二つしかなく、最初のエクステントがRecorded属性で自分自身のデータ(すなわちビットマップ部10と管理情報部11)を示し、次のエクステントがUnrecorded属性で他ファイルの集中配置用に確保している領域を示す。
【0025】
図11に本実施例における領域確保ファイル9の記録位置情報の例を示す。
【0026】
まず論理ブロックアドレス100に自分自身のデータであるビットマップ情報部と管理情報部が2ブロック分(合計4096バイト)記録されている。その後、確保領域がUnrecordedとして示され、論理ブロックアドレス102から16,382ブロック分(33,550,336バイト)確保されていることがわかる。このとき、確保領域12内には図8と図9に示す二つのファイルが記録されており、実際の空き領域は、図12に示すように確保領域のビットマップテーブル10で管理される。
【0027】
即ち、論理ブロック100と101にはビットマップテーブル10と管理情報11が記録され、論理ブロック102から2ブロック分と、論理ブロック106から3ブロック分には、それぞれファイル1とファイル2が記録されている(ビット1)。その他の領域は空いているのでビット0である。
【0028】
続いて、確保領域12にファイルを追加する場合と、削除する場合の処理を説明する。
【0029】
元の状態は図12に示した状態であり、ファイル1とファイル2が図8及び図9に示した領域に記録されている。また、領域確保ファイル9の記録位置情報は図11で不変である。
【0030】
まず、確保領域12にファイルを追加する場合の例を示す。
【0031】
図13は追加するファイルの記録位置情報を示しており、1ブロック分(2048バイト)のファイルを、確保領域12内の空き領域である論理ブロック104に記録する。本形態においては、確保領域12にファイルを追加する場合、図14に示すようにビットマップテーブル10を書き換えるだけでよい。即ち、元の状態(図12)のビットマップテーブルの論理ブロック番号104に相当するビットを0から1に変更するだけである。
【0032】
一方、従来は、図15に示すように、記録位置情報を書き換える必要がある。即ち、元の状態(図7)の空き領域情報一覧から、追加ファイル分の領域(論理ブロック104から1ブロック分)を引いたものに書き換えている。
【0033】
次に、確保領域12からファイルを削除する場合の例を示す。
【0034】
図16は削除するファイルの記録位置情報を示しており、確保領域12内の論理ブロック102から2ブロック分(4096バイト)のファイルを削除する。
【0035】
本形態においては、確保領域12からファイルを削除する場合、図17に示すように、追加する場合と同様にビットマップテーブル10を書き換えるだけでよい。即ち、元の状態(図14)のビットマップテーブルの論理ブロック番号102と103に相当するビットを1から0に変更するだけである。
【0036】
一方、従来は、図17に示すように、追加する場合と同様に記録位置情報を書き換える必要がある。即ち、元の状態(図15)の空き領域情報一覧に、削除ファイル分の領域(論理ブロック102から2ブロック分)を足したものに書き換えている。このとき空き領域を示すエクステントが一つ増加している。
【0037】
この様に、本形態によれば、領域確保ファイルにファイル内の各セクタの状態を示すビットマップテーブルを用意し、確保領域12をこのビットマップテーブルによって管理するため、新たにデータを記録したときや削除したときでも、このビットマップテーブルの該当部分のビットを書き換えるだけでよいため、簡便で管理が容易であるとともに空き領域の検索も短時間で行うことができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明にしたように、本発明によれば、記録媒体上のデータの配置を容易に管理可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】領域確保ファイルの構成を示す図である。
【図2】従来の領域確保ファイルの構造を示す図である。
【図3】領域確保ファイルの例を示す図である。
【図4】本発明が適用される記録再生装置の構成を示す図である。
【図5】ディスク上のデータの配置を示す図である。
【図6】従来の領域確保ファイルの記録位置情報の構造を示す図である。
【図7】従来の領域確保ファイルの記録位置情報の例を示す図である。
【図8】ファイルの記録位置情報の例を示す図である。
【図9】ファイルの記録位置情報の例を示す図である。
【図10】領域確保ファイルの記録位置情報の構造を示す図である。
【図11】領域確保ファイルの記録位置情報の例を示す図である。
【図12】確保領域ビットマップの例を示す図である。
【図13】追加ファイルの記録位置情報を示す図である。
【図14】確保領域にファイルを追加した場合のビットマップを示す図である。
【図15】確保領域にファイルを追加した場合の従来の記録位置情報の様子を示す図である。
【図16】削除ファイルの記録位置情報を示す図である。
【図17】確保領域からファイルを削除した場合のビットマップを示す図である。
【図18】確保領域からファイルを削除した場合の従来の記録位置情報の様子を示す図である。
【発明の属する技術分野】
本発明はデータ処理方法に関し、特に、記録媒体上に記録するファイルの管理に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アクセス速度向上等のために、ディスク媒体上に記録する一部のファイル(管理用ファイルやサムネイルファイル等)を集中配置する場合は、図5に示すように、予め領域を確保する領域確保ファイル9が用いられる。領域確保ファイル9は、図2に示すように領域確保ファイル9自身を管理する管理情報部11と、他ファイルを保存するための確保領域部12で構成されていた。
【0003】
他ファイル保存用確保領域部12に他ファイルを記録する場合には、領域確保ファイル9の記録位置情報から必要なサイズの空き領域を探し出し、他ファイルを記録したら領域確保ファイル9の記録位置情報から新たに記録した部分の領域を削除する作業が必要となる。また、確保領域部12から他ファイルを削除する場合も、領域確保ファイル9の記録位置情報に削除した部分の領域を追加する作業が必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、記録位置情報から必要なサイズの空き領域を探し出すのは、ファイル削除等で空き領域が多数に分割されると時間がかかり、毎回行うのは効率が悪いという問題があった。さらに、他ファイルの追加削除等で記録位置情報を更新するのは煩雑であり、記録位置情報自身のサイズも変化するので管理が大変になるという問題があった。
【0005】
本発明はこの様な問題を解決し、記録媒体上のデータの配置を容易に管理可能とすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明においては、予め領域を確保する領域確保ファイルを用いてディスク媒体上に記録する一部のファイルを特定の領域に集中配置する方法であって、前記領域確保ファイル内に、前記確保された領域に対するデータの記録状態を示すビットマップテーブルを格納する構成とした。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0008】
図4は本発明が適用される記録再生装置の構成概略図である。
【0009】
1がアプリケーションプログラムで、ディスク媒体上へのファイルの記録再生や編集等を2のファイルシステムドライバに指示する。ファイルシステムドライバ2は、ディスク上の空き領域やファイルの記録位置を調べて、ディスクコントローラ3にディスク5に対するデータ読み書きの指示を与える。このとき、アプリケーションプログラム1はデータのディスク上の位置は気にする必要はなく、ファイルシステムドライバ2がディスク上の空き領域を探して記録したり、データのディスク上の位置を検索して読み出したりする。ディスクコントローラ3はディスク5上へ実際にデータを書き込んだり読み込んだりする。6はディスク5上に書き込まれた実際のデータであり、4の記録再生ヘッドにより読み書きが行われる。一つのファイルは連続した領域に記録されていても、異なる領域に記録された複数のデータであってもよく、ファイルの一部を成す連続領域に記録された一塊のデータをエクステントと呼ぶ。
【0010】
図5は、ディスク5上に管理用ファイルやサムネイルファイル等を集中配置してアクセスを高速化するための、保存用領域を確保した状態を示す図である。
【0011】
確保領域8は通常領域7と区別され、ディスク5上の一部に連続配置されており、領域確保ファイル9により管理される。
【0012】
図2は従来の領域確保ファイルの構造を示しており、管理情報部11と他ファイル保存用確保領域部12とから構成され、集中配置されるファイルは予め確保していた他ファイル保存用確保領域12内に記録される。管理情報部11には、管理情報サイズ、確保領域サイズ、未使用領域サイズ等の情報が記録されている。
【0013】
図1は本形態における領域確保ファイル9の構造を示しており、図2の構成に比べ、ファイル先頭に他ファイル保存用確保領域12を管理する領域ビットマップテーブル10が追加されている。領域ビットマップテーブル10はディスク5の最小記録単位(論理ブロック)を1ビットで表現し、領域確保ファイル9全体に対し、使用済領域(記録済領域)を1、未使用領域(空き領域)を0で表す。
【0014】
図3に本形態における領域確保ファイル9の例を示す。領域確保ファイル9全体のサイズは32MBで、ビットマップ部10のサイズが2KB(2048バイト)、管理情報部11のサイズが2KB(2048バイト)、確保領域部12のサイズが32MB−4KB(33,550,336バイト)になっている。論理ブロック(セクタ)サイズが2KBのとき、32MB中には16K個の論理ブロックが存在し、16Kビット(2Kバイト)で管理できるので、ビットマップ部10は2KB(2048バイト)のサイズでよい。
【0015】
なお、本形態では、管理情報部11は2KBであるが、必要な管理情報が多ければ2KBの整数倍でサイズを大きくしても構わない。また、実際の管理情報が2KBの整数倍に一致しなくても、余り部分をNullで埋めて全体を2KBの整数倍にする。
【0016】
残りが他ファイル保存用確保領域12で、領域確保ファイル全体からビットマップサイズと管理情報サイズを引いたサイズになる。確保領域部12は他ファイルが記録された使用済領域と、空き領域である未使用領域とに分かれており、ビットマップ部10で管理される。すなわち、論理ブロック(セクタ)単位で、他ファイルが記録されている領域は1、空き領域は0で表される。
【0017】
次に、他ファイル保存用確保領域12を管理する方法を詳細に説明する。
【0018】
図6に従来の領域確保ファイル9の記録位置情報の構造を示す。
【0019】
これは領域確保ファイル9のディスク上の配置を示したもので、開始アドレス(Start Address)とデータサイズ(Data Size)と属性で表される。各行が連続した領域(エクステント)を示しており、n個のエクステントから構成されている。開始アドレスは論理ブロック番号で本形態では2048バイト単位、データサイズは各エクステントのバイト数である。属性はRecordedとUnrecordedに別れており、Recordedは領域確保ファイル9自身のデータ(すなわち管理情報部11)を示し、Unrecordedは空き領域を示す。図6では行間となる各エクステントの間の領域には他ファイルが記録されており、その領域は記録されている各ファイルの記録位置情報で管理される。
【0020】
図7に従来の領域確保ファイル9の記録位置情報の例を示す。
【0021】
まず論理ブロックアドレス101に自分自身のデータである管理情報部が1ブロック分(2048バイト)記録されている。その後、空き領域情報がUnrecordedとして示され、論理ブロックアドレス104から2ブロック分(4096バイト)と論理ブロックアドレス109から16,375ブロック分(33,536,000バイト)が空いていることがわかる。領域確保ファイル9の記録位置情報に示されていない領域には他のファイルが記録されており、各ファイルの記録位置情報の例を図8と図9に示す。
【0022】
即ち、ファイル1は論理ブロックアドレス102から2ブロック分(4096バイト)記録されており、ファイル2は論理ブロックアドレス106から3ブロック分(6144バイト)記録されている。この三つのファイル(領域確保ファイル、ファイル1、ファイル2)の記録位置情報をすべて足すと、確保領域8全体と一致する。
【0023】
図10に本形態における領域確保ファイル9の記録位置情報の構造を示す。
【0024】
図10は、図7と同様に領域確保ファイル9のディスク上の配置を示した図であり、開始アドレス(Start Address)とデータサイズ(DataSize)と属性で表される。ただしエクステントが二つしかなく、最初のエクステントがRecorded属性で自分自身のデータ(すなわちビットマップ部10と管理情報部11)を示し、次のエクステントがUnrecorded属性で他ファイルの集中配置用に確保している領域を示す。
【0025】
図11に本実施例における領域確保ファイル9の記録位置情報の例を示す。
【0026】
まず論理ブロックアドレス100に自分自身のデータであるビットマップ情報部と管理情報部が2ブロック分(合計4096バイト)記録されている。その後、確保領域がUnrecordedとして示され、論理ブロックアドレス102から16,382ブロック分(33,550,336バイト)確保されていることがわかる。このとき、確保領域12内には図8と図9に示す二つのファイルが記録されており、実際の空き領域は、図12に示すように確保領域のビットマップテーブル10で管理される。
【0027】
即ち、論理ブロック100と101にはビットマップテーブル10と管理情報11が記録され、論理ブロック102から2ブロック分と、論理ブロック106から3ブロック分には、それぞれファイル1とファイル2が記録されている(ビット1)。その他の領域は空いているのでビット0である。
【0028】
続いて、確保領域12にファイルを追加する場合と、削除する場合の処理を説明する。
【0029】
元の状態は図12に示した状態であり、ファイル1とファイル2が図8及び図9に示した領域に記録されている。また、領域確保ファイル9の記録位置情報は図11で不変である。
【0030】
まず、確保領域12にファイルを追加する場合の例を示す。
【0031】
図13は追加するファイルの記録位置情報を示しており、1ブロック分(2048バイト)のファイルを、確保領域12内の空き領域である論理ブロック104に記録する。本形態においては、確保領域12にファイルを追加する場合、図14に示すようにビットマップテーブル10を書き換えるだけでよい。即ち、元の状態(図12)のビットマップテーブルの論理ブロック番号104に相当するビットを0から1に変更するだけである。
【0032】
一方、従来は、図15に示すように、記録位置情報を書き換える必要がある。即ち、元の状態(図7)の空き領域情報一覧から、追加ファイル分の領域(論理ブロック104から1ブロック分)を引いたものに書き換えている。
【0033】
次に、確保領域12からファイルを削除する場合の例を示す。
【0034】
図16は削除するファイルの記録位置情報を示しており、確保領域12内の論理ブロック102から2ブロック分(4096バイト)のファイルを削除する。
【0035】
本形態においては、確保領域12からファイルを削除する場合、図17に示すように、追加する場合と同様にビットマップテーブル10を書き換えるだけでよい。即ち、元の状態(図14)のビットマップテーブルの論理ブロック番号102と103に相当するビットを1から0に変更するだけである。
【0036】
一方、従来は、図17に示すように、追加する場合と同様に記録位置情報を書き換える必要がある。即ち、元の状態(図15)の空き領域情報一覧に、削除ファイル分の領域(論理ブロック102から2ブロック分)を足したものに書き換えている。このとき空き領域を示すエクステントが一つ増加している。
【0037】
この様に、本形態によれば、領域確保ファイルにファイル内の各セクタの状態を示すビットマップテーブルを用意し、確保領域12をこのビットマップテーブルによって管理するため、新たにデータを記録したときや削除したときでも、このビットマップテーブルの該当部分のビットを書き換えるだけでよいため、簡便で管理が容易であるとともに空き領域の検索も短時間で行うことができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明にしたように、本発明によれば、記録媒体上のデータの配置を容易に管理可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】領域確保ファイルの構成を示す図である。
【図2】従来の領域確保ファイルの構造を示す図である。
【図3】領域確保ファイルの例を示す図である。
【図4】本発明が適用される記録再生装置の構成を示す図である。
【図5】ディスク上のデータの配置を示す図である。
【図6】従来の領域確保ファイルの記録位置情報の構造を示す図である。
【図7】従来の領域確保ファイルの記録位置情報の例を示す図である。
【図8】ファイルの記録位置情報の例を示す図である。
【図9】ファイルの記録位置情報の例を示す図である。
【図10】領域確保ファイルの記録位置情報の構造を示す図である。
【図11】領域確保ファイルの記録位置情報の例を示す図である。
【図12】確保領域ビットマップの例を示す図である。
【図13】追加ファイルの記録位置情報を示す図である。
【図14】確保領域にファイルを追加した場合のビットマップを示す図である。
【図15】確保領域にファイルを追加した場合の従来の記録位置情報の様子を示す図である。
【図16】削除ファイルの記録位置情報を示す図である。
【図17】確保領域からファイルを削除した場合のビットマップを示す図である。
【図18】確保領域からファイルを削除した場合の従来の記録位置情報の様子を示す図である。
Claims (8)
- 予め領域を確保する領域確保ファイルを用いてディスク媒体上に記録する一部のファイルを特定の領域に集中配置する方法であって、前記領域確保ファイル内に、前記確保された領域に対するデータの記録状態を示すビットマップテーブルを格納することを特徴とするデータ処理方法。
- 前記領域確保ファイルは、前記ビットマップテーブル用の記録領域、管理情報領域及び他ファイル保存用確保領域とを持つことを特徴とする請求項1記載のデータ処理方法。
- 前記管理情報は、管理情報サイズ、確保領域サイズ、未使用領域サイズを示すことを特徴とする請求項2記載のデータ処理方法。
- 前記ビットマップテーブル用の記録領域及び管理情報は、最小記録単位の整数倍のサイズを持つことを特徴とする請求項2記載のデータ処理方法。
- 前記他ファイル保存用確保領域の一部に他ファイルが追加または削除された場合であっても、前記領域確保ファイルの記録位置情報は変更しないことを特徴とする請求項2記載のデータ処理方法。
- 前記ビットマップテーブルは最小記録単位毎にそれぞれその記録状態を1ビットで表すことを特徴とする請求項1記載のデータ処理方法。
- 記録媒体上の特定領域に記録した管理情報を用いて前記記録媒体上に記録されている情報ファイルを処理する方法であって、
前記管理情報用の特定領域内のデータの記録状態を示すテーブル情報を前記管理情報に格納して前記記録媒体に記録することを特徴とするデータ処理方法。 - 前記テーブル情報は前記記録媒体の最小記録単位毎にそれぞれその記録状態を1ビットで表すことを特徴とする請求項7記載のデータ処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003166520A JP2005004437A (ja) | 2003-06-11 | 2003-06-11 | データ処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003166520A JP2005004437A (ja) | 2003-06-11 | 2003-06-11 | データ処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005004437A true JP2005004437A (ja) | 2005-01-06 |
Family
ID=34092660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003166520A Withdrawn JP2005004437A (ja) | 2003-06-11 | 2003-06-11 | データ処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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2003
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060905 |