JP2005003931A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストにて、抵抗成分による損失を補正する電圧クランプ部を電力回収回路に設け、飛躍(エッジ)を無くし、不要な電磁波輻射を低減する。
【解決手段】電力回収回路の構成をパネルセル電極容量9から、回収コイル、回収コンデンサ経て、この回収コンデンサの低圧側端子をダイオード、スイッチ素子を経て負電源電圧に接続すると共に、この低圧側端子より、ダイオード、スイッチ素子を経て正電源電圧にも接続し、電荷回収時は、正電源電圧側スイッチ素子を開き、負電源電圧側のスイッチを閉じ、電荷放出時は、負電源電圧側のスイッチを開き、正電源電圧側のスイッチを閉じる
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示装置に用いられる電力回収回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
AC型プラズマディスプレイパネル(以下PDPと省略する)を構成する共通電極(維持電極ともいう),走査電極,アドレス電極(これらの電極は電気的には容量性負荷と見なされる)を駆動する駆動回路である共通電極駆動回路,走査電極駆動回路,アドレス電極駆動回路等には、一般に、駆動電力を有効に利用するため、電力回収回路が備えられており、この電力回収回路としては、例えば下記特許文献1の図5で開示されている。
【0003】
その図5において、駆動回路に備えられた電力回収回路は回収コイルLと、回収コイルLに接続されたダイオードD1,D2と、ダイオードD1の回収コイルL側とは逆側に接続されたスイッチS1およびダイオードD2の回収コイルL側とは逆側に接続されたスイッチS2と、スイッチS1のもう一方の端子とS2のもう一方の端子を結んだ交点とグラウンド(以下GNDと省略する)間に接続された回収コンデンサCssとからなる。
【0004】
そして、駆動回路に備えられた電力回収回路では、パネルキャパシタンスを示すコンデンサCpの充電と放電に回収コイルLを用い、回収コイルLとコンデンサCpとの共振により、コンデンサCpで失われるエネルギーの大部分を回収コイルLを介して回収コンデンサCssに回収している。
【0005】
回収コンデンサCssの電圧Vssは電源電圧Vccの1/2であり、コンデンサCpにかかる電圧Vpは、スイッチの開閉動作によって、下記特許文献1の図6に示されるように、理論的にはLC共振により電源電圧VccとGND電位の間で周期的に変化する。
【0006】
しかし、下記特許文献1の図6の▲1▼の区間で、電力回収回路内の抵抗成分により、特に回収コイルL,ダイオードD1,スイッチS1の抵抗成分により損失が生じ、電圧VpはVccまで上がりきらずに、▲1▼と▲2▼の区間の境界で飛躍(立ち上りエッジ)が生じる。また、同様の理由で、▲3▼の区間でGND電位まで下がりきれずに、▲3▼と▲4▼の区間の境界で飛躍(立ち下がりエッジ)が生じる。これにともない、コンデンサCpに高調波を含んだ電流が流れ、不要な電磁波を輻射することが、下記特許文献2の段落番号〔0009〕乃至段落番号〔0011〕で指摘されている。
【0007】
そこで、下記特許文献2では、その図3,図5,図7等で開示されているように、上記した飛躍(エッジ)をなくすために、電力回収回路に、抵抗成分で生じる損失を補正する1/2Vsus(Vsusは下記特許文献1の電源電圧Vccに対応する電源電圧)より高い電位に回収コンデンサの電圧を保持する電圧クランプ部CL1または1/2Vsusより低い電位に回収コンデンサの電圧を保持する電圧クランプ部CL2もしくは両方の電圧クランプ部CL1,CL2を電力回収回路に備えるようにしている。
【0008】
このようにして、下記特許文献2では、上記した飛躍(エッジ)を無くし、不要な電磁波輻射を低減している。
【0009】
【特許文献1】
特公平7−109542号公報
【特許文献2】
特開2001−27888号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献2では、上記したように、抵抗成分による損失を補正する電圧クランプ部を電力回収回路に備えて、上記した飛躍(エッジ)を無くし、不要な電磁波輻射を低減している。
【0011】
しかし、このために、新たに、1/2Vsusより数十V(ボルト)低い電圧V3(70〜90V)を有する電源や1/2Vsusより数十V高いV2(110〜130V)を有する電源が必要となり、電源回路の規模増大やコストの増大等の問題があった。
【0012】
本発明は、上記した課題を鑑みて成されたもので、その目的は、電源回路の規模増大やコストの増大を低減できるプラズマディスプレイパネルの電力回収回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、パネルセルに接続されたインダクタンス部と、前記インダクタンス部に接続されたコンデンサ部と、を備え、前記コンデンサ部の低圧側は、負電源電圧および正電源電圧のいずれかに接続可能であり、前記パネルセル電極からの電荷回収期間では、前記コンデンサ部を前記負電源電圧に接続し、前記パネルセル電極における電荷放出期間では、前記正電源電圧に接続する構成とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、AC型プラズマディスプレイパネルを駆動する駆動回路である共通電極駆動回路,走査電極駆動回路,アドレス電極駆動回路等に用いられる電力回収回路に関するの実施形態について図を参照しながら詳細に説明する。なお、全図において、共通な機能を有する部分には同一符号を付して示し、一度説明したものについては、煩雑さを避けるために繰り返した説明を省略する。
【0015】
図1は本発明の第1の実施形態である共通電極駆動回路を示す図、図4は図1の共通電極駆動回路の放電維持期間の動作を説明するタイミング図である。
【0016】
まず、図1を用いて共通電極駆動回路の構成を述べる。図1において、コンデンサ9は共通電極とGND間の容量であるパネルセル容量を示し、符号bで共通電極を示す。共通電極bには電力回収回路100が接続されており、また、電圧Vsを有する電源(以下電源Vsと称する)とGNDとの間にスイッチ7とスイッチ8が接続されている。
【0017】
電力回収回路100は、共通電極bに接続された回収コイル(インダクタンス)1と、回収コイルに直列に接続された回収コンデンサ2と、回収コンデンサ2に接続されたスイッチ3および5と、スイッチ3のもう一方の端子側に接続された一方向導通素子であるダイオード4と、ダイオード4の他方の端子に接続された+電源である電圧V2を有する電源(以下電源V2と称する)と、スイッチ5のもう一方の端子側に接続されたダイオード4とは逆特性の一方向導通素子であるダイオード6と、ダイオード6の他方の端子に接続された−電源である電圧−V1を有する電源(以下電源−V1と称する)とからなる。
【0018】
ここで、回収コンデンサ2のスイッチ3,5側が接地(GNDに接続)されている場合は、共通電極駆動回路の構成は上記特許文献1の図5と同じである。この時、電力回収回路の抵抗成分による損失がなければ、コンデンサ9の共通電極bの電圧(以下b電圧と称する)は、充電時および放電時、回収コイル1とコンデンサ9のLC共振により、電源Vsまで立ち上り、そしてGNDまで立ち下がるが、損失がある場合には従来技術の項で述べたようにそこまで到らず、飛躍が生じる。そこで、損失によるその飛躍値ΔVの約1/2に相当する電圧値(回収コンデンサ側に換算する場合はLC共振作用によりほぼΔVの1/2となる)を有する少なくとも正電圧または負電圧の電源(電源V2または電源−V1)を、コンデンサ9の充電期間または放電期間に合わせて(即ち、回収コンデンサの電力放出または電力回収に合わせて)回収コンデンサ2に直列に接続して、電源電圧を重畳させ、飛躍が生じないようにしたことに本発明の特徴がある。
【0019】
もし、極性などにより充電時と放電時の飛躍値が異なる場合には、回収コンデンサ2に重畳する電源の電圧値(絶対値)を変えるようにすることはいうまでもない。
【0020】
次に、図4を参照しながら、共通電極駆動回路の動作を説明する。図4において、まず、区間T1では、始めにスイッチ8が開放されて、スイッチ3が閉じ、スイッチ5,7は継続して開放のままである。この時、回収コンデンサ2には略1/2Vsの電圧が保持されている。従って、回収コイル1とコンデンサ9の直列LC共振回路には(1/2Vs+V2)の電圧が印加される。なお、回収コンデンサ2に略1/2Vsの電圧が保持されていることに関しては、上記特許文献1の10頁右欄40行目から11頁左欄5行目にかけて詳述されている。
【0021】
図5にコンデンサ9の充電時の等価回路を示す。図5において、101は上記した飛躍値ΔVに対応した電力回収回路の等価損失抵抗を示し、VLは回収コイル1の出力電圧を示す。
【0022】
電力回収回路の抵抗成分による電圧降下の損失分(上記した飛躍値ΔVに等しい)は重畳電圧V2(=約ΔV/2)で補正されるので、区間T1の充電期間の最後には、LC共振作用によりVLは数1の通りとなる。
VL=(1/2Vs+V2)×2=Vs+2V2=Vs+ΔV…(数1)
従って、b電圧即ちコンデンサ9にかかる電圧Vbはほぼ電源Vsまで立ち上がる。
【0023】
区間T2では、スイッチ3が開放され、スイッチ7が閉じて、b電圧は電源Vsにプルアップされが、区間T1とT2の境界でb電圧に飛躍がないので、不要な電磁波輻射を生じない。
【0024】
区間T3では、スイッチ7が開放され、スイッチ5が閉じて、コンデンサ9は回収コイル1,回収コンデンサ2,スイッチ5,ダイオード6,電源−V1のルートで放電を始める。この時、回収コンデンサ2には電源−V1が接続されるので、充電時と同様に、電力回収回路の抵抗成分による電圧降下の損失は重畳電圧−V1で補正されて、区間T3の放電期間の最後には、b電圧はほぼ電GND電位まで立ち下がる。この時GND電位との間に飛躍がないので、不要な電磁波輻射を生じない。そして、回収コンデンサ2は回収コイル1を介したコンデンサ9との間の電力(エネルギー)の授受により電源Vsの1/2である約1/2Vsまで充電され、コンデンサ9に蓄えられていたエネルギーの大部分が回収コンデンサ2に回収される。
【0025】
区間T4では、スイッチ5が開放され、スイッチ8が閉じて、他のスイッチは継続して開放のままとなり、共通電極は接地されて、接地電位に固定され、コンデンサ9の電荷は放電されるが、区間T3とT4の境界でb電圧に飛躍がないので、不要な電磁波輻射を生じない。
【0026】
以上のT1〜T3の区間が共通電極bの駆動区間である。そして、この期間に続くT4の区間は図示しない走査電極の駆動期間である。走査電極(図示せず)にも同じ構成の電力回収回路(図示せず)が接続されており、この期間で走査電極とGND間で形成されるコンデンサ(図示せず)の充放電で走査電極電圧(図示せず。以下d電圧と称する)に飛躍が生じないようにしていることはいうまでもない。走査電極(図示せず)の駆動期間の動作は共通電極bの動作に同じであり、説明を省略する。
【0027】
区間T4が終了すると、再び、区間T1〜T3の間の動作が繰り返えされる。このようにして、共通電極と走査電極(図示せず)との間に交番性維持電圧が印加されて、連続的に放電が維持される。この時、立ち上がりや立ち下がりで飛躍のない周期的な共通電極駆動パルスを共通電極に印加できるとともに、区間T1で回収コンデンサ2に蓄積された電力を放出し、区間T3において電力を回収することができる。即ち、不要な電磁波輻射を抑えるながら、電力を回収することができる。
【0028】
電源Vsが約200V程度の場合、上記特許文献2にも記述されているように、その図3のクランプ電圧Vbは110〜130V、その図5のクランプ電圧Vaは70〜90V程度で、飛躍を補正する電圧(上記した飛躍値ΔVに対応)は10〜30V程度となり、上記した本実施形態の電力回収回路の電源V2と電源−V1の絶対値は、10〜30V程度となる。
【0029】
従って、電源V2と電源−V1に、PDP回路内で使用されている低電源電圧を用いることが可能となり、従来に比べて、コストアップを抑えることができる。また、所望の電圧値を有する電源がPDP回路内になくても、所望の電圧値に近い低電圧電源を用いることにより、飛躍値を小さくできるので、不要な電磁波輻射を抑えながら、コストアップも抑えることができる。
【0030】
また、所望の電圧値を有する電源がPDP回路内になく、新たに設ける場合でも、従来の約100V前後の高電圧電源を使用しないので、電源の消費電力や耐電圧を小さくでき、電源回路の規模増大やコストを抑えることができる。
【0031】
図2は第2の実施形態である共通電極駆動回路に用いられる電力回収回路200を示す図である。図2は図1において、電源V2を電源V2’に変え、ダイオード6のカソード側を電源−V1ではなく、GNDに接続したものである。従って、本実施形態では加算重畳する電源−V1がないので、図1と異なり、図4の区間T3と区間T4の境界で飛躍が生じる。
【0032】
図6は図2の共通電極駆動回路の放電維持期間の動作を説明するタイミング図である。図6において、まず、区間T1では、始めにスイッチ8が開放されて、スイッチ3が閉じ、スイッチ5,7は継続して開放のままである。この時、回収コンデンサには1/2Vsの電圧より幾分低い電圧であるほぼ(1/2Vs−1/2ΔV)が保持されている(詳細は後述)。従って、回収コイル1とコンデンサ9の直列LC共振回路には(1/2Vs−1/2ΔV+V2’)の電圧が印加される。
【0033】
ここで、電源V2’は電力回収回路200の抵抗成分による損失分ΔVを補正する重畳電源であるが、本実施形態では、数2の通り
V2’=1/2ΔV+1/2ΔV … (数2)
抵抗成分による損失分ΔVを補正する電圧1/2ΔVに加えて、回収コンデンサ2の電圧が1/2Vsより低下している分(ほぼ1/2ΔVに等しい)も補正するようにしている。従って、直列LC共振回路には(1/2Vs+1/2ΔV)が印加されるので、区間T1の充電期間の最後には、LC共振作用によりb電圧即ちコンデンサ9にかかる電圧Vbはほぼ電源Vsまで立ち上がる。
【0034】
区間T2では、スイッチ3が開放され、スイッチ7が閉じて、b電圧は電源Vsにプルアップされが、区間T1とT2の境界でb電圧に飛躍がないので、不要な電磁波輻射を生じない。
【0035】
区間T3では、スイッチ7が開放され、スイッチ5が閉じて、コンデンサ9は回収コイル1,回収コンデンサ2,スイッチ5,ダイオード6,GNDのルートで放電を始める。しかし、図4の場合とは異なり、放電時、電力回収回路200の抵抗成分による損失を補正しないので、区間T3の放電期間の最後には、b電圧はGND電位まで立ち下がらない。また、回収コンデンサ2にはコンデンサ9に蓄えられていたエネルギーの大部分が回収されるが、電力回収回路内の抵抗成分による損失ΔVにより1/2Vsより幾分低い電圧であるほぼ(Vs−ΔV)/2までしか充電されない。
【0036】
区間T4では、スイッチ5が開放され、スイッチ8が閉じて、他のスイッチは継続して開放のままとなり、共通電極は接地されて、接地電位に固定され、コンデンサ9の電荷は放電されるが、区間T3とT4の境界でb電圧に飛躍ΔVが生じるので、不要な電磁波輻射を生じる。しかし、区間T1と区間T2の境界では飛躍がないので、全体として不要な電磁波輻射は低減される。
【0037】
以上述べたように、本実施形態では、図1と異なり、コンデンサ9の放電時飛躍が生じるが、充電時は飛躍がないので、不要な電磁波輻射を幾分抑える効果を有する。また、重畳電源V2’は第1の実施形態と同様に低電圧電源でよいので、コストアップも抑えることができる。
【0038】
図3は第3の実施形態である共通電極駆動回路に用いられる電力回収回路300を示す図である。図3は図1において、ダイオード4のアノード側を電源V2ではなく、GNDに接続したものである。従って、本実施形態では加算重畳する電源V2がないので、図1と異なり、図4の区間T1と区間T2の境界で飛躍が生じるが、区間T3と区間T4の境界では重畳電源−V1があるので、飛躍は生じなく、全体として不要な電磁波輻射は低減される。なお、回収コンデンサ2での電力回収時回収コンデンサ2の両端間電圧は略1/2Vsとなる。また、その他の動作は図1に同じであり、詳細な説明を省略する。
【0039】
以上述べたように、本実施形態では、図1と異なり、コンデンサ9の充電時飛躍が生じるが、放電時は飛躍がないので、不要な電磁波輻射を幾分抑える効果を有する。また、重畳電源−V1は第1の実施形態と同じであり、低電圧電源でよいので、コストアップも抑えることができる。
【0040】
以上述べたように、本発明によれば、共通電極駆動や走査電極駆動やアドレス電極駆動時に生じる電力回収回路内の回収コンデンサの電力放出時または電力回収時の抵抗成分による損失を、回収コンデンサに、回収コンデンサの電力放出または電力回収に合わせて、少なくとも該損失を補正する電圧を有する正電圧または負電圧の電源を直列に接続して重畳し、補正するので、不要な電磁波輻射を抑えることができ、かつ、該電源を低電圧とすることができるので、電源回路の規模増大やコストの増大を低減できるプラズマディスプレイパネルの電力回収回路を提供することができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、信頼性の高い表示装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である共通電極駆動回路を示す図。
【図2】第2の実施形態である共通電極駆動回路に用いられる電力回収回路を示す図。
【図3】第3の実施形態である共通電極駆動回路に用いられる電力回収回路を示す図。
【図4】図1の共通電極駆動回路の放電維持期間の動作を説明するタイミング図。
【図5】コンデンサ9の充電時の等価回路。
【図6】図2の共通電極駆動回路の放電維持期間の動作を説明するタイミング図。
【符号の説明】
1…回収コイル、2…回収コンデンサ、3…スイッチ、4…ダイオード、
5…スイッチ、6…ダイオード、7…スイッチ、8…スイッチ、
9…コンデンサ、
100,200,300…電力回収回路、101…損失抵抗

Claims (11)

  1. 電圧が印加され放電が行なわれる電極と、
    前記電極に接続されたインダクタンス部と、
    前記インダクタンス部に接続されたコンデンサ部と、
    前記電極からの電荷回収期間において、前記コンデンサ部と接続される負電源電圧部と、
    前記電極における電荷放出期間において、前記コンデンサ部と接続される正電源電圧部と、
    を備えてなることを特徴とする表示装置。
  2. 電圧が印加され放電が行なわれるパネルセル電極と、
    前記電極に接続されたインダクタンス部と、
    前記インダクタンス部に接続されたコンデンサ部と、
    前記電極からの電荷回収期間において、前記コンデンサ部と接続される基準電位部と、
    前記電極における電荷放出期間において、前記コンデンサ部と接続される正電源電圧部と、
    を備えてなることを特徴とする表示装置。
  3. 電圧が印加され放電が行なわれるパネルセル電極と、
    前記電極に接続されたインダクタンス部と、
    前記インダクタンス部に接続されたコンデンサ部と、
    前記電極からの電荷回収期間において、前記コンデンサ部と接続される負電源電圧部と、
    前記電極における電荷放出期間において、前記コンデンサ部と接続される基準電位部と、
    を備えてなることを特徴とする表示装置。
  4. 前記コンデンサ部と前記負電源電圧部は、第1のスイッチおよび第1のダイオードを介して接続され、前記コンデンサ部と前記正電源電圧部は、第2のスイッチおよび第2のダイオードを介して接続され、
    前記電極からの電荷回収期間では、前記第1のスイッチを閉じることにより、電荷が前記コンデンサ部の低電圧側から前記第1のダイオードを介して、前記負電源電圧部に導通し、
    前記電極における電荷放出期間では、前記第2のスイッチを閉じることにより、電荷が前記正電源電圧部から前記第2のダイオードを介して、前記コンデンサ部の低電圧側に導通することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記コンデンサ部と前記基準電位部は、第1のスイッチおよび第1のダイオードを介して接続され、前記コンデンサ部と前記正電源電圧部は、第2のスイッチおよび第2のダイオードを介して接続され、
    前記電極からの電荷回収期間では、前記第1のスイッチを閉じることにより、電荷が前記コンデンサ部の低電圧側から前記第1のダイオードを介して、前記基準電位部に導通し、
    前記電極における電荷放出期間では、前記第2のスイッチを閉じることにより、電荷が前記正電源電圧部から前記第2のダイオードを介して、前記コンデンサ部の低電圧側に導通することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  6. 前記コンデンサ部と前記負電源電圧部は、第1のスイッチおよび第1のダイオードを介して接続され、前記コンデンサ部と前記基準電位部は、第2のスイッチおよび第2のダイオードを介して接続され、
    前記電極からの電荷回収期間では、前記第1のスイッチを閉じることにより、電荷が前記コンデンサ部の低電圧側から前記第1のダイオードを介して、前記負電源電圧部に導通し、
    前記電極における電荷放出期間では、前記第2のスイッチを閉じることにより、電荷が前記基準電位部から前記第2のダイオードを介して、前記コンデンサ部の低電圧側に導通することを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  7. 電圧が印加され放電が行なわれる複数の電極を有するパネルと、
    インダクタンス部とコンデンサ部とを有し、前記パネルの電荷を回収する電力回収回路と、
    を備えてなる表示装置であって、
    前記電力回収回路は、前記パネルからの電荷回収期間において前記コンデンサ部と接続される負電源電圧部と、前記電極における電荷放出期間において前記コンデンサ部と接続される正電源電圧部と、
    を備えてなることを特徴とする表示装置。
  8. 前記電源電圧部は、他の回路の電源電圧部を用いることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の表示装置。
  9. 前記電源電圧部は、電力回収回路内の抵抗成分による損失の約1/2倍から1倍の絶対値を持つ電圧であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の表示装置。
  10. 前記パネルセル電極を駆動するための電圧が約200Vであるとき、前記電源電圧部の絶対値は10から30Vであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の表示装置。
  11. 前記表示装置は、AC型のプラズマディスプレイであることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の表示装置。
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