JP2776298B2 - 容量性負荷の駆動回路及び駆動方法 - Google Patents

容量性負荷の駆動回路及び駆動方法

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JP2776298B2
JP2776298B2 JP12763995A JP12763995A JP2776298B2 JP 2776298 B2 JP2776298 B2 JP 2776298B2 JP 12763995 A JP12763995 A JP 12763995A JP 12763995 A JP12763995 A JP 12763995A JP 2776298 B2 JP2776298 B2 JP 2776298B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容量性負荷の駆動回路
及び駆動方法に関し、特に、従来よりも少ない部品点数
で製作できる、電荷回収型の容量性負荷の駆動回路及び
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】正負の両極性パルスを必要とする容量性
負荷としては、情報端末機器やパーソナルコンピュー
タ、あるいはテレビジョン等の画像表示装置として用い
られる、プラズマディスプレイパネルやエレクトロルミ
ネセントパネル、液晶パネル等のフラットパネルなどが
ある。従来の容量性負荷の駆動回路として、ここでは、
プラズマディスプレイパネル(PDP)の駆動回路につ
いて述べる。
【0003】図9は、PDPの1つの表示セルの列電極
に沿う断面図である。同図において、PDPは、ガラス
製の前面の第1絶縁基板11及び背面の第2絶縁基板1
2を備える。第1絶縁基板11上には、行電極を構成す
る透明な走査電極17及び維持電極18、これら各行電
極上に形成されるバス電極19、電極全体を覆う第1絶
縁層20、及び、表示セルを区画するグリッド状の第1
隔壁21が順次に形成され、更に、第1絶縁層20を覆
ってMgO等からなる保護層22が形成されている。
【0004】第2絶縁基板12上には、行電極と直交す
る透明な列電極(データ電極)13、列電極を覆う第2
絶縁層14、及び、第1隔壁15と共同して表示セルを
区画するグリッド状又はストライプ状の第2隔壁15が
順次に形成され、これら全体を覆って蛍光体16が塗布
されている。第1及び第2隔壁21、15により各表示
セルを構成する放電ガス空間23が格子状に形成され、
放電ガス空間23には希ガス等の放電ガスが充填され
る。
【0005】図10は、上記PDPの全体をその電極構
成に着目して示す平面模式図である。PDP25は、前
面の第1絶縁基板11と背面の第2絶縁基板12とが張
合わされた構造を有し、シール部26により内部空間が
気密にシールされている。図面上で、各走査電極17は
符号S1 、S2 、・・・、Smで、各維持電極18は符
号C1 、C2 、・・・、Cmで、各列電極13は符号D1
、D2 、・・・、Dn-1 、Dnで示されている。なお、
以下の記述においては、例えばi番目の行電極とj番目
の列電極との交点の表示セル24をaijで示す。
【0006】図11は、上記PDPの駆動で用いられる
駆動電圧の波形を示す。同図において、波形(A)は維
持電極C1 、C2 、・・・、Cm に印加される電圧波形
を、波形(B)は走査電極S1 に印加される電圧波形
を、波形(C)は走査電極S2に印加される電圧波形
を、波形(D)は走査電極Smに印加される電圧波形
を、波形(E)は列電極D1 に印加される電圧波形を、
波形(F)は列電極D2に印加される電圧波形を、波形
(G)は表示セルa11の発光波形を、夫々示している。
なお、波形(E)や波形(F)で示したデータパルス3
4の内の斜線パルスは、書き込むべきデータに従ってパ
ルスの有無が決定されることを示す。
【0007】以下、上記型式の従来のPDPの動作を簡
単に説明する。なお、本明細書中において、パルスの前
縁とはパルス電圧の印加が始まってから、略最終電圧に
到達するまでのパルス部分、またパルスの後縁とは、パ
ルス電圧の除去が始まってから、パルス電圧がほぼ完全
に取り去られるまでのパルス部分を指す。たとえば、正
極性パルスにおいては立上がり部分がパルスの前縁であ
り、立下がり部分がその後縁である。また、負極性パル
スにおいては、パルスの立下がり部分が前縁であり、パ
ルスの立上り部分が後縁である。
【0008】まず、各走査電極S1 、S2 、・・・、S
m に一斉に負極性の消去パルス35を印加することによ
り、それまでの維持放電を一旦消去する。つぎに、振幅
の大きな負極性のプライミングパルス36を全ての維持
電極C1、C2、・・・Cmに印加し、書込み放電の際に
放電の種となるプライミング粒子を生成するプライミン
グ放電をパネル全面で行う。次いで、プライミング放電
が維持放電にそのままつながらないように、振幅の小さ
なプライミング消去パルス37を各走査電極S1 、S
2 、・・・、Sm に一斉に印加する。
【0009】引き続き、書込み放電期間に入り、各走査
電極S1 、S2 、・・・、Smに線順次に走査パルス3
3を印加すると同時に、このパルスに同期して各列電極
1、D2 、・・・、Dn-1 、Dn にデータパルス34
を印加する。これら走査パルス33及びデータパルス3
4により、所望の表示セルに書込み放電を発生させる。
図11の例では、データ電圧波形(E)及び(F)によ
り、表示セルa11及びa22にはデータを書き込み、表示
セルa12、a21にはデータを書き込まず、これら以外の
表示セルについては、データに従う書き込みが行われる
旨が示されている。
【0010】書込み放電期間が終了すると、各走査電極
及び維持電極に夫々負極性の維持パルス31、32が交
互に印加される。これら維持パルス31、32により、
走査電極と維持電極との間には、交互に極性が変化する
交番維持パルスが印加される。この交番維持パルスによ
り、以前に書込み放電があった表示セル24では、走査
電極17と維持電極18との間で維持放電が発生し、デ
ータに従う表示が行なわれる。これら維持パルス31、
32を印加する回数により表示輝度が制御される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のPDPの駆
動回路及び方法では、走査電極及び維持電極に夫々維持
パルスが印加されるたびに、主として表示セル部の走査
電極と維持電極との間に形成される静電容量の充・放電
が行なわれる。このため、表示に本来必要な発光電力以
外に、この静電容量の充・放電のための電力、いわゆる
無効電力の消費が大きいという欠点があった。
【0012】上記欠点を除くために、各維持パルス印加
の際の静電容量の放電電荷を回収する電荷回収回路を有
する電荷回収型駆動回路が提案されている(例えば、特
許公開平成5年第265397号、特許公開昭和63年
第101897号)。ここで、図11に示した駆動波形
を用いる場合を想定し、図11、図12及び図13を併
せて参照して従来の電荷回収型駆動回路について説明す
る。図12はこの型式の従来のPDPの駆動回路をブロ
ック図として示し、図13は図12の各ブロックを基本
的な回路図として示している。図13では、図12の要
素に対応する要素を同じ参照符号で示した。
【0013】図12において、PDP駆動回路は、走査
電極17及び維持電極18を有する表示セル群41を含
むPDP25の駆動のために設けられている。PDP駆
動回路は、プライミングパルス36を維持電極18に印
加するプライミングパルス発生回路42、電荷回収回路
を含み、維持パルス31を維持電極18に印加する維持
電極側維持パルス発生回路43、消去パルス35やプラ
イミング消去パルス37を生成する消去パルス発生回路
44、走査パルス33を生成する走査パルス発生回路4
5、電荷回収回路を含み、走査電極側の維持パルス32
を生成する走査電極側維持パルス発生回路46、及び、
走査電極側の維持パルス32、走査パルス33、消去パ
ルス35等をその機能に対応して各走査電極17に一括
又は個別に印加する混合回路47を有する。
【0014】図13において、維持電極側維持パルス発
生回路43は、クランプ回路43aと電荷回収回路43
bとから構成され、また、走査電極側維持パルス発生回
路46も、同様に、クランプ回路46aと電荷回収回路
46bとから構成される。各クランプ回路43a、46
aは、対応する電極を周期的に電源電位−VS又は接地
(グランド)電位に固定(クランプ)するスイッチング
回路として構成され、また、各電荷回収回路43b、4
6bは、LC共振回路を構成するコイル101、10
2、103及び電荷回収コンデンサ111、112から
構成される。各電荷回収回路43b、46bは、対応す
る走査電極17又は維持電極18に蓄積された電荷をこ
れらから回収し、また、その電荷をこれらに戻す機能を
有し、この機能によって無効電力の消費を抑える。
【0015】上記のように、電荷回収回路43b、46
bは、一般に、維持電極18側および走査電極17側の
それぞれに設けられ、これら電極に蓄積される電荷を一
旦回収し、また、この電荷を対応する電極に再び戻す。
ところで、これら電荷回収回路は、スイッチング回路及
びLC共振回路から成り、回路構成が複雑でその製作費
用もかさみ、駆動回路全体のコストを大きく上昇させる
という欠点がある。
【0016】特に、維持電極側では電圧振幅が高いプラ
イミングパルス36を扱う。このため、維持電極側維持
パルス発生回路43内に含まれる電荷回収回路43bに
も高耐電圧素子を用いる必要がある。このような高耐電
圧素子は高価であり、駆動回路の更なるコスト上昇を引
き起こす。
【0017】本発明の目的は、電荷回収回路を有する従
来の容量性負荷の駆動回路を改良し、もって、簡素な構
成を採用することで、低価格で製作可能な、電荷回収回
路を有する容量性負荷の駆動回路を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の容量性負荷の駆動回路は第1及び第2の電
極を有する容量性負荷に正負両極性のパルスを交互に印
加する、容量性負荷の駆動回路において、前記第1の電
極との間で周期的に電荷の授受を行なう電荷回収回路
と、前記電荷の授受の期間以外の少なくとも一部の期間
において前記第1の電極を第1又は第2の所定電位にク
ランプする第1クランプ回路と、前記第2の電極を第3
又は第4の所定電位にクランプすると共に一部の前記電
荷の授受の期間に対応して前記第2の電極をフローティ
ングさせる第2クランプ回路とを備えることを特徴とす
る。
【0019】また、本発明の容量性負荷の駆動方法は、
第1及び第2の電極を有する容量性負荷に正負両極性の
パルスを交互に印加する、容量性負荷の駆動方法におい
て、第2の電極を一方の所定電位に維持しつつ、第1の
電極から電荷を回収し次いで第1の電極を第1電位に維
持するステップ、第2の電極を前記所定電位に維持しつ
つ、第1の電極に電荷を戻し次いで第1の電極を第2電
位に維持するステップ、第2の電極をフローティングさ
せつつ、第1の電極から電荷を回収するステップ、第2
の電極を他方の所定電位に維持しつつ、第1の電極に電
荷を戻し次いで第1の電極を第2電位に維持するステッ
プ、第2の電極を前記他方の所定電位に維持しつつ、第
1の電極から電荷を回収するステップ、及び、第2の電
極をフローティングさせつつ、第1の電極に電荷を戻し
次いで第1の電極を第2の電位に維持するステップを順
次に且つ周期的に有することを特徴とする。
【0020】上記に代えて、本発明のプラズマディスプ
レイパネルの駆動方法は、第1及び第2の電極を有する
容量性負荷に正負両極性のパルスを交互に印加する、容
量性負荷の駆動方法において、第2の電極を一方の所定
電位に維持しつつ、第1の電極に電荷を与え次いで第1
の電極を第1電位に維持するステップ、第2の電極を前
記所定電位に維持しつつ、第1の電極から電荷を回収し
次いで第1の電極を第2電位に維持するステップ、第2
の電極をフローティングさせつつ、第1の電極に電荷を
与えるステップ、第2の電極を他方の所定電位に維持し
つつ、第1の電極から電荷を回収し次いで第1の電極を
第2電位に維持するステップ、第2の電極を前記他方の
所定電位に維持しつつ、第1の電極に電荷を与えるステ
ップ、及び、第2の電極をフローティングさせつつ、第
1の電極から電荷を回収し次いで第1の電極を第2の電
位に維持するステップを順次に且つ周期的に有すること
を特徴とするように構成することも出来る。
【0021】ここで、本発明の容量性負荷の駆動回路及
び駆動方法で駆動される容量性負荷に特に制限はなく、
正負極性の各パルスが交互に現れる交番パルスで駆動さ
れる容量性負荷であればよい。例えば、プラズマディス
プレイパネル、エレクトロルミネッセンスパネル(EL
パネル)、液晶パネル等の平面パネルが挙げられる。
【0022】
【作用】本発明の容量性負荷の駆動回路及び駆動方法で
は、第1の電極の電荷を回収して第1の電極の電位を引
き下げる際に第2の電極をフローティングさせ、第1の
電極及び第2の電極間の容量結合を利用して第2の電極
を第1の電極の電位変動に追従させ、同様に、第1の電
極に電荷を戻して第1の電極の電位を立ち上げる際に第
2の電極をフローティングさせ、第2の電極を第1の電
極の電位変動に追従させることが出来る。ここで、第2
の電極の電位の固定及びフローティングによる電位変動
の追従を所望により組み合せることにより、第2の電極
側に電荷回収回路を設けないで、所望の電位変動を第2
の電極に与えることが出来る。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照し、本発明の好適な実施例
に基づいて本発明を更に詳細に説明する。ここで、本発
明の容量性負荷の駆動回路で駆動される容量性負荷とし
ては、従来例と同様に、プラズマディスプレイパネル
(PDP)を例として説明する。図1は、本発明の1実
施例の容量性負荷の駆動回路のブロック図である。ま
た、図2は図1の各ブロックを基本回路図として示して
いる。本実施例の容量性負荷の駆動回路では、維持電極
側維持パルス発生回路が、電荷回収回路を含まず、単に
クランプ回路のみで構成されている。その他のブロック
構成は従来の駆動回路のブロック構成と同様である。
【0024】図1において、本実施例の駆動回路は、維
持電極18のための維持パルスを発生させる維持電極ク
ランプ回路1と、維持電極18のためのプライミングパ
ルスを発生させるプライミングパルス発生回路42と、
走査パルスを発生させる走査パルス発生回路45と、走
査電極のための維持パルスを発生させる走査電極維持パ
ルス発生回路46と、走査電極のための消去パルスやプ
ライミング消去パルスを発生させる消去パルス発生回路
44と、走査パルス、維持パルス及び消去パルス等を各
走査電極17に一括又は個別に与える混合回路47とか
ら構成される。
【0025】図2において、維持電極クランプ回路1の
出力は、共通に接続された維持電極18に接続され、維
持電極を周期的に、−VS電位若しくはグランド電位に
固定し、或いは、フローティング状態にするためのスイ
ッチ159、158を有する。プライミングパルス発生
回路42は、維持電極18に波高値が−VPのプライミ
ングパルスを与える。
【0026】混合回路47は、各走査電極17毎に配設
され相互に直列に接続される1対のダイオード例えば1
21、123及び122、124を備え、各1対のダイ
オードを相互に接続する接続ノードが夫々各走査電極1
7に接続されている。この構成により、混合回路47
は、走査パルス、消去パルス、プライミング消去パルス
及び走査電極側の維持パルスを、その種類毎に、各走査
電極17に個別に又は一括に与えるように機能する。
【0027】走査パルス発生回路45は、各走査電極1
7毎に配設される1対のスイッチ例えば151、153
及び152、154を有し、各1対のスイッチの接続ノ
ードは、混合回路47を経由して対応する各走査電極1
7に夫々接続される。消去パルス発生回路44は、波高
値が−VPEのプライミング消去パルス又は波高値が−V
Eの消去パルスを生成し、これらを、混合回路47を経
由して走査電極17に一括に与える。走査電極維持パル
ス発生回路46は、走査電極クランプ回路46a及び電
荷回収回路46bから構成され、混合回路47を経由し
て走査電極17に維持パルスを供給すると共に、その維
持パルス供給時に走査電極17の電荷を回収する機能を
有する。
【0028】図3は、図1及び図2のPDPにおける維
持パルス印加期間内の1つの周期の動作を示すタイミン
グ図である。同図において、波形51は走査電極17に
印加される維持パルス列を、波形52は維持電極18に
印加される維持パルス列を、夫々示す。また、波形53
は、走査電極17と維持電極18の電圧差であって、各
表示セルの放電空間に印加されて電荷維持のために有効
に機能する交番維持パルス列を示す。図3には、更に各
スイッチのオン及びオフのタイミングが示されており、
維持放電期間中の1つの周期内の各作動期間を参照符号
60〜72で示している。
【0029】維持放電期間中は、走査パルス発生回路4
5、プライミングパルス発生回路42、及び、消去パル
ス発生回路44内の各スイッチ151〜157は、この
維持パルスの発生及び印加には直接関係がないので、何
れもオフの状態に保たれる。
【0030】まず、期間60では、維持電極クランプ回
路1のスイッチ158がオン、走査電極クランプ回路4
6aのスイッチ160がオンとしてあり、従って、走査
電極17及び維持電極18は、何れもグランド電位にク
ランプされている。また、このとき、電荷回収回路46
b内の電荷回収コンデンサ111の電位は、略−VS
位にある。
【0031】期間61では、維持電極クランプ回路1の
スイッチ158をオンとしたたまま、走査電極クランプ
回路46aのスイッチ160をオフ、電荷回収回路46
bのスイッチ163をオンとする。これにより、電荷回
収回路46b内のコイル102、ダイオード126、及
び、混合回路47の各1対のダイオードの内の一方のダ
イオード例えば123、124を経由して、走査電極1
7の電荷を電荷回収コンデンサ111に回収し、LC共
振により走査電極の電位を−VS附近に迄引き下げる。
このとき、電荷回収コンデンサ111の端子電圧はグラ
ンド電位に近くまで立ち上がる。
【0032】期間62では、電荷回収回路46b内のス
イッチ163を再びオフ、走査電極クランプ回路46a
内のスイッチ161をオンとし、走査電極17の電位を
−VSの電位にクランプする。期間63では、スイッチ
161をオフ、電荷回収回路46b内のスイッチ162
をオンとして、電荷回収回路46b内のコイル101、
ダイオード125及び混合回路47内の各一対のダイオ
ードの内の他方のダイオード例えば121、122を経
由して、電荷回収コンデンサ111の電荷を走査電極1
7側に戻し、走査電極17の電位を再びグランド電位附
近まで立ち上げる。このとき、電荷回収コンデンサ11
1の電位は、ほぼ−VS附近に迄低下する。
【0033】期間64では、スイッチ162をオフ、走
査電極クランプ回路46aのスイッチ160をオンとし
て、走査電極17の電位をグランド電位にクランプす
る。上記の期間60から期間64までの動作は、従来の
容量性負荷の電荷回収型駆動回路における動作と同様で
ある。ここで、期間61から63迄の間において、走査
電極17には、期間61及び63に夫々前縁及び後縁を
有する負極性の維持パルス54が印加される。
【0034】引き続き、期間65では、走査電極クラン
プ回路46a内のスイッチ160をオフ、電荷回収回路
46bのスイッチ163をオン、維持電極クランプ回路
1内のスイッチ158をオフとする。スイッチ163の
オンによって、走査電極17の電荷が電荷回収コンデン
サ111に回収され、走査電極17の電位はほぼ−VS
附近に迄低下する。このとき維持電極18につながって
いるスイッチ157、158、159が全てオフである
ので、維持電極はフローティング状態にあり、維持電極
18と走査電極17との容量結合により、維持電極18
の電位は走査電極17の電位に追従する。
【0035】期間66では、スイッチ163をオフ、維
持電極クランプ回路1のスイッチ159をオンとして、
維持電極18の電位を−VSにクランプする。次いで、
期間67では、電荷回収回路46bのスイッチ162を
オンとし、電荷回収コンデンサ111から電荷を戻すこ
とにより、走査電極17の電位をほぼグランド電位附近
にまで立ち上げる。以上の期間65から期間67の間に
おいて、波形51中に示されるように、走査電極17に
は期間65及び67に前縁及び後縁を有する負極性の維
持パルス57が印加される。次いで、期間68で、スイ
ッチ162をオフにする共に、走査電極クランプ回路4
6aのスイッチ160をオンとして、走査電極17をグ
ランド電位にクランプする。
【0036】期間69では、走査電極クランプ回路46
aのスイッチ160をオフ、電荷回収回路46bのスイ
ッチ163をオンとし、電荷回収コンデンサ111に電
荷を回収して、走査電極17の電位を再び−VS附近に
迄引き下げる。このとき維持電極クランプ回路1のスイ
ッチ159は前記の如くオンとしてあるので、維持電極
18の電位は−VSに固定されたままである。
【0037】次いで、期間70でスイッチ163をオフ
とする。この状態で更に期間71において、維持電極ク
ランプ回路1のスイッチ159をオフとする。同時に、
電荷回収回路46bのスイッチ162をオンとし、電荷
回収コンデンサ111から走査電極17側に電荷を戻し
て、走査電極17の電圧をほぼグランド電位に迄立ち上
げる。このとき、維持電極18につながるスイッチは全
てオフ状態であるため、維持電極18はフローティング
状態にあり、維持電極18と走査電極17との容量結合
により、維持電極18の電位は走査電極17の電位に追
従しこれにと並行して立ち上がる。以上の期間69から
期間71の間において、波形51中に示されるように、
走査電極17には期間69及び71に夫々前縁及び後縁
を有する負極性の維持パルス58が印加される。
【0038】次いで、期間72では、走査電極クランプ
回路46aのスイッチ160及び維持電極クランプ回路
のスイッチ158を夫々オンとして、走査電極17及び
維持電極18を夫々グランド電位にクランプする。以上
の期間65から期間72までの間において、維持電極1
8には、波形52中に示されるように、期間65及び7
2に夫々前縁及び後縁を有する負極性の維持パルス56
が印加される。
【0039】上記の期間60から72迄において、走査
電極17と維持電極18との間には、波形53にみられ
るように、走査電極17に印加される負極性の維持パル
ス54と維持電極18のグランド電位とにより得られる
負極性のパルス55と、走査電極17の維持パルス57
及び58の間のグランド電位と維持電極18の負極性の
維持パルス56印加期間中の負電位レベルとによる正極
性のパルス59とが印加される。即ち、表示セル群41
内の走査電極17と維持電極18との間の放電空間に
は、維持放電に寄与する交番維持パルスが印加される。
【0040】以上の期間60から期間72までを1周期
とする駆動動作を周期的に繰り返すことにより、表示セ
ル群41に交番維持パルスを繰り返し印加することが出
来る。従って、上記実施例の駆動回路を用いることによ
り、維持電極側に電荷回収回路を設けることなく、容量
性負荷を、電荷回収型駆動によって駆動することができ
る。これにより、回路の簡素化によるコストダウンと、
要素数の減少に伴う信頼性の向上とを実現することがで
きる。
【0041】なお、上記実施例の構成において、走査電
極からの電荷回収及び走査電極への電荷の戻しに代えて
夫々、走査電極への電荷の付与及びこれらからの回収を
行なう構成も採用できる。この場合、1周期の最初の期
間60においては、走査電極及び維持電極を夫々−VS
に維持し、且つ、電荷回収コンデンサの電位を略グラン
ドレベルとしておく。以下、前記電荷の回収に代えて電
荷の付与を、電荷の戻しに代えて電荷の回収を行なう。
この場合にも上記実施例と同様な効果が得られる。
【0042】また、上記実施例の記述では、図2の基本
回路を参照して説明したが、現在のエレクトロニクス技
術を用いて上記回路は容易に実現できる。上記スイッチ
を電界効果トランジスタ(以下FETと略記する)で実
現した場合を図4に例示する。同図においては、図2の
スイッチ151から158、160から163にそれぞ
れ対応するFETを、参照符号151Fから158F及
び160Fから163Fで夫々示している。
【0043】図4の回路は図2の回路と実質的にほぼ同
じ回路構成を有するが、図4では、PチャネルFET
(159FP)及びNチャネルFET(159FN)か
ら成る双方向スイッチとして機能するFET群159F
を図2のスイッチ159に対応して設けている。これに
より、期間69において維持電極18が波高値−VS
りさらにマイナス方向に大きく振れることを防止する。
【0044】一般に、FETでは、スイッチとして機能
する部分に寄生ダイオードが並列に形成されることが知
られている。例えば図5に示すように、PチャネルFE
T91では寄生ダイオード92が、NチャネルFET9
3では寄生ダイオード94が並列に入る。これら寄生ダ
イオード92、94に起因する短絡電流を防止するた
め、図4では、ダイオード129〜134を設けてあ
る。
【0045】例として、図11に示したような、維持電
極に印加されるプライミングパルス36の波高値−VP
が、維持パルス31の波高値−VSより負方向に大きい
一般的な場合を考える。維持電極クランプ回路1内にダ
イオード132を設けないと、プライミングパルス36
を発生させるためにプライミングパルス発生回路42の
FET(157F)をオンとしたときに、−VS電源ラ
イン →FET(159FN)→ダイオード131→F
ET(157F)→−VP電源ラインへと短絡電流が流
れてしまう。図2には示されていない他のダイオードも
同様な目的で設けられている。
【0046】なお、上記実施例では、走査電極17及び
維持電極18に負極性の維持パルスを印加する場合を例
として述べた。しかし、本発明の駆動回路は、これに限
らず、走査電極17及び及び維持電極18に夫々正極性
の維持パルスを印加する場合にも適用できる。図6は、
この場合を示す第2の実施例の駆動回路の基本回路図で
ある。図2におけるコイル101、102、電荷回収コ
ンデンサ111、ダイオード121〜126、及び、ス
イッチ151〜153のそれぞれに対応して、コイル2
01、202、電荷回収コンデンサ211、ダイオード
221〜226、及び、スイッチ251〜263を配置
している。動作の基本については、図2の場合と同様で
あるので、詳細な説明は略する。
【0047】なお、上記各実施例において、電荷回収コ
ンデンサ111、211の静電容量は、負荷を構成する
PDPの表示セル部41の静電容量の合計以上に設定す
ることが好ましい。また、コイルのリアクタンスは、P
DPの動作速度及び回路のLC共振周波数を勘案して決
定される。
【0048】図7は、本発明の第3の実施例の構成を図
2と同様に示す図である。この実施例では、電荷回収回
路46cの構成が図2の電荷回収回路46bの構成と異
なり、その他の構成は図2と同様である。なお、図7に
示した電荷回収回路に類似の例は、特許公告平5−81
912号公報にみられる。図8は、図7における各スイ
ッチの動作及び駆動電圧波形を図3と同様に示すタイミ
ング図である。
【0049】図8には示されていないが、第1の実施例
と同様に、維持パルスを印加している期間中は、スイッ
チ151〜157は、維持パルスの発生及び印加には直
接関係がないので、何れもオフ状態に保ったままであ
る。
【0050】期間60では、維持電極クランプ回路1の
スイッチ158はオン、走査電極クランプ回路46aの
スイッチ160もオンであり、走査電極17及び維持電
極18は何れもグランド電位にクランプされる。
【0051】期間61では、維持電極クランプ回路1の
スイッチ158をオンとしたまま、走査電極クランプ回
路46aのスイッチ160をオフとする。また、電荷回
収回路46cのスイッチ167を一旦オンとし、電荷回
収回路46cのコイル105、混合回路47の各ダイオ
ード123及び124を経由して、走査電極17を−V
S電源ラインに導通させ走査電極17の電位を引き下げ
る。走査電極17の電位が−VS/2以下(−VS/2〜
−VSの間、以下同様)になった時点でスイッチ167
をオフにする。このとき、コイル105に発生する逆起
電力の作用により、走査電極17→混合回路47の各ダ
イオード123及び124→コイル105→ダイオード
138→グランドと、走査電極17からの電流は継続し
て流れる。このようにして、回路の電力損失を低減しな
がら走査電極17が−VSの電位となる迄電流を流す。
ダイオード137は、ダイオード137のカソード側の
電圧が−VS以下になることを防ぐとともに、ダイオー
ド138と協同して、コイル105の余った電力を−V
S電源ラインに戻す機能を有する。
【0052】期間62では、走査電極クランプ回路46
a内のスイッチ161をオンとし、走査電極17の電圧
を−VSにクランプする。次いで、期間63では、スイ
ッチ161をオフ、電荷回収回路46cのスイッチ16
6を一旦オンとし、走査電極17をグランドに導通させ
て走査電極の電位を立ち上げる。走査電極17の電位が
−VS/2以上となった時点でスイッチ166をオフに
する。コイル104に発生する逆起電力の作用により、
−VS電源→ダイオード136→コイル104→混合回
路47の各ダイオード121及び122→走査電極17
と、走査電極の電流は継続して流れる。このようにし
て、回路の電力損失を低減しつつ走査電極17をグラン
ド電位まで立ち上げる。ダイオード135は、ダイオー
ド135のアノード側の電位がグランド電位以上になる
ことを防ぐとともに、ダイオード136と協同して、コ
イル104の余った電力を−VS電源に戻す機能を有す
る。
【0053】期間64では、走査電極クランプ回路46
a内のスイッチ160をオンとして、走査電極17の電
位をグランド電位にクランプする。期間61から期間6
3の間で走査電極17には維持パルス84が印加され
る。期間60から期間64までの動作の基本は、特許公
告平5−81912に示されている回路動作と同様であ
る。次に、本発明に基づいて、電荷回収回路46cによ
り維持電極18に維持パルスを印加する部分について説
明する。
【0054】まず、期間65では、スイッチ160をオ
フ、維持電極クランプ回路1のスイッチ158をオフと
し、また、電荷回収回路46cのスイッチ167を一旦
オンとして、走査電極17の電位を負方向に引き下げ
る。このときの電荷回収回路46cの動作自体は期間6
1での動作と同じであり、期間65の終了時までにスイ
ッチ167をオフとする。しかし、期間65では、維持
電極18につながるスイッチ157、158、159は
全てオフ状態にしてあるので、維持電極はフローティン
グ状態にあり、波形82に示すように、維持電極18の
電位も、走査電極17の電位に追従して引き下げられ
る。
【0055】期間66では、維持電極クランプ回路1の
スイッチ159をオンとして維持電極18の電位を−V
Sにクランプする。次いで、期間67では、電荷回収回
路46cのスイッチ166を一旦オンとし、走査電極1
7の電圧をグランドレベル方向に立ち上げ、期間67の
終了前にスイッチ166をオフとする。コイルの逆起電
力の作用により期間67内で走査電極17はグランド電
位に立ち上がる。以上の期間65から期間67の間にお
いて、波形81に示すように、走査電極17に維持パル
ス87が印加される。引き続き、期間68では、走査電
極クランプ回路46aのスイッチ160をオンとして、
走査電極17の電位をグランド電位にクランプする。
【0056】期間69では、走査電極クランプ回路46
aのスイッチ160をオフ、電荷回収回路46cのスイ
ッチ167を一旦オンとして、走査電極17の電位を再
び負方向に引き下げる。このとき維持電極クランプ回路
1のスイッチ159はオンとしてあるので、維持電極の
電位は−VSにクランプされている。走査電極17の電
位が−VS/2以下に達した時点で、期間61の場合と
同様に、スイッチ167をオフにする。
【0057】期間70では、維持電極クランプ回路1の
スイッチ159はまだオンのままである。次の期間71
でスイッチ159をオフとし、維持電極18につながる
スイッチを全てオフ状態にする。これとともに、電荷回
収回路46cのスイッチ166を一旦オンとして走査電
極17の電位をグランドレベル方向に立ち上げる。この
とき、維持電極18はフローティング状態にあるので、
維持電極18の電位も走査電極17の電位に追従して立
ち上げられる。走査電極17の電位が−VS/2以上に
達した時点で、期間63と同様に、スイッチ166をオ
フとする。以上の期間69から期間71の間において、
波形81に示すように走査電極17に維持パルス88が
印加される。
【0058】期間72では、走査電極クランプ回路46
aのスイッチ160及び維持電極クランプ回路1のスイ
ッチ158を夫々オンとして、走査電極17及び維持電
極18を夫々グランド電位にクランプする。以上の期間
65から期間72までの動作により、維持電極18には
維持パルス86が印加される。
【0059】上記の作動により、走査電極と維持電極の
相互間に印加される電圧パルスは、期間61から63迄
の負極性のパルス85、及び、期間67から69迄の正
極性のパルス89となり、第1の実施例と同様に、走査
電極と維持電極との間に交番パルス83が印加される。
【0060】維持放電期間において、期間60から期間
72までを1周期とする動作を周期的に繰り返すことに
より、表示セル群41に交番維持パルス83を繰り返し
印加することが出来る。従って、第3の実施例において
も、維持電極側に電荷回収回路を設けることなく、容量
性負荷の電荷回収型駆動が可能となる。
【0061】上記各実施例では、図9及び図10を参照
して説明した型式のPDPを駆動する場合を例として、
本発明の容量性負荷の駆動回路及び駆動方法を記述し
た。しかし、本発明は、この型式のPDPの駆動に限ら
ず、他の型式のAC型PDPの駆動にも適用できる。ま
た、PDPに限らず、その他の容量性の表示パネル、例
えばエレクトロルミネセントパネルや液晶パネル等の平
面パネルにも好適に採用できる。更に、本発明は、一般
的に、正負両極性のパルスの印加が必要な容量性負荷で
あれば、いかなる容量性負荷の駆動にも適用できる。
【0062】上記各実施例の構成においては、本発明の
好適な態様に基づいて説明したが、上記実施例の構成か
ら種々の修正及び変更が可能である。例えば、図4の実
用回路では、スイッチとしてFETを採用した例を示し
たが、FETに代えてバイポーラトランジスタ等を採用
することが出来る。また、走査電極側に代えて維持電極
側に電荷回収回路を設けるように構成することも出来
る。なお、この場合、PDPでは、維持電極側の動作電
圧が高いことに起因して、実施例の場合に比して回路部
品のコストが上昇することがある。更に、上記各実施例
では、維持パルスの前縁及び後縁の期間の全てに電荷回
収回路を用いる場合について述べたが、これに代えて、
維持パルスの前縁及び/又は後縁の一部に、本発明にお
ける電荷回収回路を用いるようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の容量性負
荷の駆動回路及び駆動方法によると、容量性負荷に印加
する交番パルスの発生回路を簡素な回路構成で実現でき
るので、本発明は、容量性負荷の電荷回収型駆動回路の
コストを低く抑え、また、回路の信頼性を向上させた顕
著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の容量性負荷の駆動回路
のブロック図。
【図2】図1の容量性負荷の駆動回路の基本回路図。
【図3】第1の実施例の駆動回路における駆動電圧波形
及びスイッチング動作を示すタイミング図。
【図4】図2の基本回路を実現する実用回路図。
【図5】(a)及び(b)は、FETの寄生ダイオード
を示す説明用の回路図。
【図6】本発明の第2の実施例の容量性負荷の駆動回路
の基本回路図。
【図7】本発明の第3の実施例の容量性負荷の駆動回路
の基本回路図。
【図8】図7の回路における駆動電圧波形及びスイッチ
ング動作を示すタイミング図。
【図9】一般的な交流面放電型PDPの構造を示す断面
図。
【図10】図9の交流面放電型PDPの電極配置を示す
平面図。
【図11】図9の交流面放電型PDPの駆動波形を示す
タイミング図。
【図12】従来の容量性負荷の電荷回収型駆動回路のブ
ロック図。
【図13】図12の容量性負荷の電荷回収型駆動回路の
基本回路図。
【符号の説明】
1 維持電極クランプ回路 11 第1絶縁基板 12 第2絶縁基板 13、D1、D2、・・・、Dn-1、Dn 列電極 14、20 絶縁層 15、21 隔壁 16 蛍光体 17、S1、S2、・・・、Sm 走査電極 18、C1、C2、・・・、Cm 維持電極 19 バス電極 22 保護層 23 放電ガス空間 24 表示セル 25 プラズマディスプレイパネル 26 シール部 31、32、54、55、84、85 維持パルス 33 走査パルス 34 データパルス 35 消去パルス 36 プライミングパルス 37 プライミング消去パルス 41 表示セル群 42 プライミングパルス発生回路 43 維持電極側維持パルス発生回路 43a、46a クランプ回路 43b、46b、46c 電荷回収回路 44 消去パルスなどの発生回路 45 走査パルス発生回路 46 走査電極側維持パルス発生回路 47 混合回路 51、81 走査電極の維持パルス列 52、82 維持電極の維持パルス列 53、83 交番維持パルス 56、86 維持電極の維持パルス 54、57、84、87 走査電極の維持パルス 55、59、85、89 交番パルスの各パルス 58、88 走査電極の維持パルス 60〜72 期間 91、93 FET 92、94 寄生ダイオード 101〜105、201、202 コイル 111、112、211 電荷回収コンデンサ 121〜138、221〜226 ダイオード 151〜167、251〜263 スイッチ 151F〜158F、160F〜163F、159F
N、159FP FET 159F FET群

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の電極を有する容量性負荷
    に正負両極性のパルスを交互に印加する、容量性負荷の
    駆動回路において、 前記第1の電極との間で周期的に電荷の授受を行なう電
    荷回収回路と、前記電荷の授受の期間以外の少なくとも
    一部の期間において前記第1の電極を第1又は第2の所
    定電位にクランプする第1クランプ回路と、前記第2の
    電極を第3又は第4の所定電位にクランプすると共に一
    部の前記電荷の授受の期間に対応して前記第2の電極を
    フローティングさせる第2クランプ回路とを備えること
    を特徴とする容量性負荷の駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記第1の所定電位と第3の所定電位と
    が実質的に等しく、前記第2の所定電位と第4の所定電
    位とが実質的に等しい、請求項1に記載の容量性負荷の
    駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記電荷回収回路が電荷回収用コンデン
    サ及びリアクトルを含む、請求項1又は2に記載の容量
    性負荷の駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記電荷回収回路がリアクトルの逆起電
    力を利用する回路として構成される、請求項1又は2に
    記載の容量性負荷の駆動回路。
  5. 【請求項5】 第1及び第2の電極を有する容量性負荷
    に正負両極性のパルスを交互に印加する、容量性負荷の
    駆動方法において、 第2の電極を一方の所定電位に維持しつつ、第1の電極
    から電荷を回収し次いで第1の電極を第1電位に維持す
    るステップ、 第2の電極を前記一方の所定電位に維持しつつ、第1の
    電極に電荷を戻し次いで第1の電極を第2電位に維持す
    るステップ、 第2の電極をフローティングさせつつ、第1の電極から
    電荷を回収するステップ、 第2の電極を他方の所定電位に維持しつつ、第1の電極
    に電荷を戻し次いで第1の電極を第2電位に維持するス
    テップ、 第2の電極を前記他方の所定電位に維持しつつ、第1の
    電極から電荷を回収するステップ、及び、 第2の電極をフローティングさせつつ、第1の電極に電
    荷を戻し次いで第1の電極を第2の電位に維持するステ
    ップを順次に且つ周期的に有することを特徴とする容量
    性負荷の駆動方法。
  6. 【請求項6】 第1及び第2の電極を有する容量性負荷
    に正負両極性のパルスを交互に印加する、容量性負荷の
    駆動方法において、 第2の電極を一方の所定電位に維持しつつ、第1の電極
    に電荷を与え次いで第1の電極を第1電位に維持するス
    テップ、 第2の電極を前記所定電位に維持しつつ、第1の電極か
    ら電荷を回収し次いで第1の電極を第2電位に維持する
    ステップ、 第2の電極をフローティングさせつつ、第1の電極に電
    荷を与えるステップ、 第2の電極を他方の所定電位に維持しつつ、第1の電極
    から電荷を回収し次いで第1の電極を第2電位に維持す
    るステップ、 第2の電極を前記他方の所定電位に維持しつつ、第1の
    電極に電荷を与えるステップ、及び、 第2の電極をフローティングさせつつ、第1の電極から
    電荷を回収し次いで第1の電極を第2の電位に維持する
    ステップを順次に且つ周期的に有することを特徴とする
    容量性負荷の駆動方法。
  7. 【請求項7】 前記容量性負荷がフラットディスプレイ
    パネルであることを特徴とする請求項5又は6に記載の
    容量性負荷の駆動方法。
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