JP2005003622A - 磁歪式トルクセンサにおける磁歪膜の形成方法 - Google Patents

磁歪式トルクセンサにおける磁歪膜の形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】磁歪式トルクセンサの磁歪膜の厚さを均一化してトルクの検出精度を高める。
【解決手段】磁歪式トルクセンサの回転軸11の外周面に円筒状のマスキング治具16,17を嵌合させて固定した状態で、その回転軸11をメッキ槽25に入れてメッキ処理することで、マスキング治具16,17に覆われていない部分に磁歪膜12を形成する。従来のマスキングテープを用いてマスキングを行うと、磁歪膜12の軸方向両端部の膜厚が局部的に増加して磁歪式トルクセンサの検出精度が低下するが、円筒状のマスキング治具16,17を用いてマスキングを行うと、磁歪膜12の膜厚が軸方向に均一化されて磁歪式トルクセンサの検出精度が向上する。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転軸の外周面に環状の磁歪膜を形成し、回転軸が捩じれ変形したときの磁歪膜の磁歪特性の変化を検出することで該回転軸のトルクを検出する磁歪式トルクセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
回転軸に入力されるトルクを検出する磁歪式トルクセンサにおいて、回転軸の表面にマスキング処理を施した後に無電解メッキを行うことで磁歪膜を形成するものが、下記特許文献により公知である。
【0003】
【特許文献】
特許第3268089号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、回転軸の表面の一部にマスキングテープを巻いてマスキングした状態でメッキを施して環状の磁歪膜を形成する場合、磁歪膜の軸方向両端部の膜厚が局部的に厚くなる現象が発生してしまい、後述する理由で磁歪式トルクセンサの検出精度が低下する問題があった。
【0005】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、磁歪式トルクセンサの磁歪膜の厚さを均一化してトルクの検出精度を高めることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、回転軸の外周面に環状の磁歪膜を形成し、回転軸が捩じれ変形したときの磁歪膜の磁歪特性の変化を検出することで該回転軸のトルクを検出する磁歪式トルクセンサにおいて、回転軸の外周面に円筒状のマスキング治具を嵌合させて固定する工程と、回転軸をメッキ槽に入れてメッキを施すことで磁歪膜を形成する工程と、回転軸からマスキング治具を取り外す工程とを含むことを特徴とする、磁歪式トルクセンサにおける磁歪膜の形成方法が提案される。
【0007】
上記構成によれば、磁歪式トルクセンサの回転軸の外周面に円筒状のマスキング治具を嵌合させて固定し、その回転軸をメッキ槽に入れてメッキを施すことで磁歪膜を形成した後に、回転軸からマスキング治具を取り外すので、回転軸のマスキング治具に覆われていない部分に形成される磁歪膜の膜厚を軸方向に均一化し、トルクの検出精度を高めることができる。
【0008】
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、回転軸の外周面に形成した環状溝にマスキング治具の内周面に形成した環状突起を係合させることで、マスキング治具を回転軸の軸方向に位置決めすることを特徴とする、磁歪式トルクセンサにおける磁歪膜の形成方法が提案される。
【0009】
上記構成によれば、回転軸の環状溝にマスキング治具の環状突起を係合させるので、マスキング治具を回転軸に対して軸方向に位置決めして磁歪膜の位置を精密に管理することができる。
【0010】
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記磁歪式トルクセンサは、電動パワーステアリング装置のアクチュエータを制御するための操舵トルクを検出することを特徴とする、磁歪式トルクセンサにおける磁歪膜の形成方法が提案される。
【0011】
上記構成によれば、均一な厚さの磁歪膜を有してトルク検出精度の高いトルクセンサを用いて電動パワーステアリング装置のアクチュエータを制御するので、電動パワーステアリング装置による操舵のフィーリングを高めることができる。
【0012】
尚、実施例のステアリングシャフト11は本発明の回転軸に対応し、実施例の操舵トルクセンサ13は本発明の磁歪式トルクセンサに対応し、実施例の第1、第2マスキング治具16,17は本発明のマスキング治具に対応する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0014】
図1〜図13は本発明の一実施例を示すもので、図1は磁歪膜が形成されたステアリングシャフトを示す図、図2は操舵トルクセンサの構造を示す図、図3は磁歪膜の均一性が透磁率に与える影響を示す図、図4はステアリングシャフトおよび操舵トルクセンサの位置関係がエアギャップに与える影響を示す図、図5は第1マスキング治具の形状を示す図、図6は第2マスキング治具の形状を示す図、図7はステアリングシャフトに第1、第2マスキング治具を取り付けた状態を示す図、図8は電気メッキで磁歪膜を形成する工程を示す図、図9は磁歪膜の厚さの軸線方向の分布を示すグラフ、図10はマスキング治具の厚さと磁歪膜の端部の盛り上がり率との関係を示すグラフ、図11は磁歪膜の端部とマスキング治具との隙間を説明する図、図12は磁歪膜の端部とマスキング治具との隙間が磁歪膜の端部の膜厚の変化率に与える影響を示すグラフ、図13は電流密度がメッキに含まれる鉄成分の割合に与える影響を示すグラフである。
【0015】
図1に示すように、電動パワーステアリング装置のステアリングシャフト11の外周面にはNi−Feメッキよりなる環状の磁歪膜12,12が形成される。二つの磁歪膜12,12は間隔を有して形成されており、各々の磁歪膜12,12の軸方向両端には環状溝11a,11a,11b,11bが形成される。実施例では、ステアリングシャフト11の直径Dは20mmであり、磁歪膜12,12の幅Wは14mmであり、磁歪膜12,12の間隔wは8mmであり、磁歪膜12,12の目標厚さtは数十μmである。
【0016】
図2に示すように、電動パワーステアリング装置のステアリングシャフト11に入力される操舵トルクを検出する操舵トルクセンサ13は、ステアリングシャフト11の各磁歪膜12に対向するヨーク14と、そのヨーク14に巻回されたコイル15とを備えており、ヨーク14および磁歪膜12で構成される磁路に沿う磁束密度の変化に基づいて操舵トルクを検出する。
【0017】
即ち、図3(A)に示すように、操舵トルクによりステアリングシャフト11が磁歪膜12と共に捩じれ変形すると、磁歪膜12の透磁率が変化することで磁束密度が変化し、その磁束密度の変化に基づいて操舵トルクを検出することができる。このとき、磁歪膜12の厚さが軸方向に均一であれば、図4(A)に示すように、ヨーク14およびコイル15に対する磁歪膜12の軸方向位置がαだけずれていても、操舵トルクの検出精度に影響はない。
【0018】
しかしながら、図3(B)に示すように、磁歪膜12の厚さが軸方向に不均一であると、磁歪膜12の透磁率が軸方向に不均一になって操舵トルクの検出精度が低下するだけでなく、図4(B)に示すように、ヨーク14およびコイル15に対する磁歪膜12の軸方向位置がずれると、ヨーク14および磁歪膜12間のエアギャップgが変化するために操舵トルクの検出精度が低下する問題がある。
【0019】
また後述するようにメッキ生成時の電流分布、即ち電流密度がメッキを施す面に対して不均一であると、図13に示すように、メッキに含まれる鉄成分の割合、即ちメッキの磁歪特性が変わってしまい、やはりヨーク14およびコイル15に対する磁歪膜12の軸方向位置のずれによって操舵トルクの検出精度が変化してしまう問題がある。従って、操舵トルクセンサ13の検出精度を確保するには、メッキを行う際の電流密度を均一化して磁歪膜12,12の軸方向厚さを均一化する必要がある。
【0020】
そこで本実施例では、ステアリングシャフト11に磁歪膜12,12を電気メッキで形成する際に、例えば絶縁体材料である樹脂製の2個の第1マスキング治具16,16と1個の第2マスキング治具17とを使用することで、磁歪膜12,12の膜厚の軸線方向分布の均一化を図っている。
【0021】
図5に示すように、第1マスキング治具16はステアリングシャフト11の外周面に隙間なく嵌合する円筒状の部材であって、ステアリングシャフト11に対して着脱できるように、その軸線を含む分割面で第1半体18および第2半体19に2分割される。第1、第2半体18,19の内周面の一端には、ステアリングシャフト11の環状溝11aに嵌合する環状突起18a,19aが形成される。第1半体18には2個の切欠18b,18bが形成されており、そこから分割面にボルト孔18c,18cが貫通する。また第2半体19には前記ボルト孔18c,18cに連通するボルト孔19b,19bが形成される。
【0022】
図6に示すように、第2マスキング治具17はステアリングシャフト11の外周面に隙間なく嵌合する円筒状の部材であって、ステアリングシャフト11に対して着脱できるように、その軸線を含む分割面で第1半体20および第2半体21に2分割される。第1、第2半体20,21の内周面の両端には、ステアリングシャフト11の環状溝11b,11bに嵌合する環状突起20a,20a;21a,21aが形成される。第1半体20には2個の切欠20b,20bが形成されており、そこから分割面にボルト孔20c,20cが貫通する。また第2半体21には前記ボルト孔20c,20cに連通するボルト孔21b,21bが形成される。
【0023】
図7に示すように、第1マスキング治具16の第1、第2半体18,19は、その環状突起18a,19aがステアリングシャフト11の環状溝11aに係合するように取り付けられ、2本のボルト22,22を第1半体18のボルト孔18c,18cに挿入し、第2半体19のボルト孔19b,19bにねじ込むことで固定される。環状溝11aおよび環状突起18a,19aの係合により、第1マスキング治具16はステアリングシャフト11の軸線方向に精密に位置決めされる。
【0024】
第2マスキング治具17の第1、第2半体20,21は、その環状突起20a,20a;21a,21aがステアリングシャフト11の環状溝11b,11bに係合するように取り付けられ、2本のボルト23,23を第1半体20のボルト孔20c,20cに挿入し、第2半体21のボルト孔21b,21bにねじ込むことで固定される。環状溝11b,11bおよび環状突起20a,20a;21a,21aの係合により、第2マスキング治具17はステアリングシャフト11の軸線方向に精密に位置決めされる。
【0025】
尚、2個の第1マスキング治具16,16の外側でステアリングシャフト11の外周面が露出する部分は、マスキングテープ24を貼ることでマスキングされる。
【0026】
図8に示すように、2個の第1マスキング治具16,16および1個の第2マスキング治具17を装着したステアリングシャフト11を、電解液を貯留したメッキ槽25の内部に浸漬して陰極26および陽極27に通電することで、ステアリングシャフト11の第1、第2マスキング治具16,16;17およびマスキングテープ24に覆われていない部分が、Ni−Feメッキされる。
【0027】
図9のグラフに実線で示すように、第1、第2マスキング治具16,16;17を用いて磁歪膜12,12を形成した場合には、磁歪膜12,12の膜厚の軸線方向の変化は僅かである、それに対して、破線で示すように、マスキングテープだけを用いて磁歪膜12,12を形成した場合には、マスキングテープに接する磁歪膜12,12の軸線方向の両端部の膜厚が急激に増加している。このように、第1、第2マスキング治具16,16;17を用いることで磁歪膜12,12の軸線方向の両端部の膜厚の増加を抑制できるのは、メッキ時に磁歪膜12,12の両端部に電流が集中するのが防止されるためと考えられる。
【0028】
図10のグラフに示すように、第1、第2マスキング治具16,16;17の厚さT(図7参照)を増加させると、磁歪膜12,12の両端部の膜厚の盛り上がり率が急激に減少する。第1、第2マスキング治具16,16;17の厚さTを10mm以上とすれば、膜厚の盛り上がり率は1.9%以下となり、ほぼ均一な膜厚が得られることが分かる。
【0029】
第1、第2マスキング治具16,16;17の端部は磁歪膜12,12の端部に一致させることが望ましい。なぜならば、第1、第2マスキング治具16,16;17の端部と磁歪膜12,12の端部との間に隙間があると、磁歪膜12,12の両端部の膜厚の盛り上がり率が増加してしまうからである。
【0030】
図11(B)に示すように、第1、第2マスキング治具16,16;17の高さH(図7参照)を低くすることで、形成すべき磁歪膜12,12の端部との間に隙間βを形成し、この隙間βをマスキングテープで覆った状態でメッキを施したとする。図12の横軸は前記隙間βを示し、縦軸は磁歪膜12,12の端部の膜厚の変化率を示している。このグラフの左端は本実施例(図11(A)に示す隙間β=0の場合)に相当するもので、磁歪膜12,12の端部の膜厚の変化率が最小になっている。また、このグラフの右端は従来例(図11(C)に示すマスキング治具16,16;17を使用しない場合)に相当するもので、磁歪膜12,12の端部の膜厚の変化率が最大になっている。
【0031】
このように、本実施例の如く第1、第2マスキング治具16,16;17の端部を磁歪膜12,12の端部に一致させることが、磁歪膜12,12の膜厚を均一化する上で最も有利であることが分かる。
【0032】
しかして、均一な厚さの磁歪膜12,12を有してトルク検出精度の高い操舵トルクセンサ13を用いて電動パワーステアリング装置のアクチュエータを制御するので、電動パワーステアリング装置による操舵フィーリングを高めることができる。
【0033】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0034】
例えば、本発明の磁歪式トルクセンサは、電動パワーステアリング装置用の操舵トルクセンサ13以外の任意の用途に適用することができる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、磁歪式トルクセンサの回転軸の外周面に円筒状のマスキング治具を嵌合させて固定し、その回転軸をメッキ槽に入れてメッキを施すことで磁歪膜を形成した後に、回転軸からマスキング治具を取り外すので、回転軸のマスキング治具に覆われていない部分に形成される磁歪膜の膜厚を軸方向に均一化し、トルクの検出精度を高めることができる。
【0036】
また請求項2に記載された発明によれば、回転軸の環状溝にマスキング治具の環状突起を係合させるので、マスキング治具を回転軸に対して軸方向に位置決めして磁歪膜の位置を精密に管理することができる。
【0037】
また請求項3に記載された発明によれば、均一な厚さの磁歪膜を有してトルク検出精度の高いトルクセンサを用いて電動パワーステアリング装置のアクチュエータを制御するので、電動パワーステアリング装置による操舵のフィーリングを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁歪膜が形成されたステアリングシャフトを示す図
【図2】操舵トルクセンサの構造を示す図
【図3】磁歪膜の均一性が透磁率に与える影響を示す図
【図4】ステアリングシャフトおよび操舵トルクセンサの位置関係がエアギャップに与える影響を示す図
【図5】第1マスキング治具の形状を示す図
【図6】第2マスキング治具の形状を示す図
【図7】ステアリングシャフトに第1、第2マスキング治具を取り付けた状態を示す図
【図8】電気メッキで磁歪膜を形成する工程を示す図
【図9】磁歪膜の厚さの軸線方向の分布を示すグラフ
【図10】マスキング治具の厚さと磁歪膜の端部の盛り上がり率との関係を示すグラフ
【図11】磁歪膜の端部とマスキング治具との隙間を説明する図
【図12】磁歪膜の端部とマスキング治具との隙間が磁歪膜の端部の膜厚の変化率に与える影響を示すグラフ
【図13】電流密度がメッキに含まれる鉄成分の割合に与える影響を示すグラフ
【符号の説明】
11 ステアリングシャフト(回転軸)
11a 環状溝
11b 環状溝
12 磁歪膜
13 操舵トルクセンサ(磁歪式トルクセンサ)
16 第1マスキング治具(マスキング治具)
17 第2マスキング治具(マスキング治具)
18a 環状突起
19a 環状突起
20a 環状突起
21a 環状突起
25 メッキ槽

Claims (3)

  1. 回転軸(11)の外周面に環状の磁歪膜(12)を形成し、回転軸(11)が捩じれ変形したときの磁歪膜(12)の磁歪特性の変化を検出することで該回転軸(11)のトルクを検出する磁歪式トルクセンサにおいて、
    回転軸(11)の外周面に円筒状のマスキング治具(16,17)を嵌合させて固定する工程と、
    回転軸(11)をメッキ槽(25)に入れてメッキを施すことで磁歪膜(12)を形成する工程と、
    回転軸(11)からマスキング治具(16,17)を取り外す工程と、
    を含むことを特徴とする、磁歪式トルクセンサにおける磁歪膜の形成方法。
  2. 回転軸(11)の外周面に形成した環状溝(11a,11b)にマスキング治具(16,17)の内周面に形成した環状突起(18a,19a,20a,21a)を係合させることで、マスキング治具(16,17)を回転軸(11)の軸方向に位置決めすることを特徴とする、請求項1に記載の磁歪式トルクセンサにおける磁歪膜の形成方法。
  3. 前記磁歪式トルクセンサ(13)は、電動パワーステアリング装置のアクチュエータを制御するための操舵トルクを検出することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の磁歪式トルクセンサにおける磁歪膜の形成方法。
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