JP2005003534A - 整流器 - Google Patents

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Minoru Seto
実 瀬戸
Masatomo Kobayashi
賢知 小林
Kazuhiro Ushijima
一博 牛嶋
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Tokyo Gas Co Ltd
Yazaki Corp
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Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

【課題】小型でありながら、計測精度が高くかつ流量測定に関する処理を軽減させる整流器を提供する。
【解決手段】流量センサが設置された流量測定装置内の流路53の途中に装着され、流れ方向に沿って流量センサ前後の整流板14の長さが同一になるようにしている。また、流量センサが配置される流路53の途中に、第1メッシュ15A及び第2メッシュ15Bが整流板14を挟むように配置され、更に第1メッシュ15Aの上流側及び第2メッシュ15Bの下流側にそれぞれ所定の間隔をおいて第3メッシュ15C及び第4メッシュ15Dを備え、第1メッシュ15Aと第2メッシュ15Bとは同等の構成を有し、流れ方向に沿って流量センサを挟んで対称的に配置され、第3メッシュ15Cと第4メッシュ15Dとは同等の構成を有し、流れ方向に沿って流量センサを挟んで対称的に配置されている。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばガスメータの流路途中の所定箇所に装着される整流器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、マイクロコンピュータを利用して流量センサによる検出流量を積算してガス使用量を算出したり、異常時には保安のために流路を遮断する遮断弁装置等を備えたガスメータが普及している。ところが、ガスメータの小型化が進むと流量センサ前後の流路直線部を十分確保しきれなくなり、流量センサはその上流側のガス供給圧力や下流側のガス使用状況の影響を受けやすくなるという問題が発生する。また、ガス消費設備としての給湯器やガスエンジンヒートポンプ等はガスの流れが間歇的であることが多く、このため圧力変動が発生して逆流が発生することがある。そこで、この逆流を検出してより正確な流量検出する必要があるが、遮断弁装置等の内部装置によって流路が非対称にならざるを得ず、このため正流時と逆流時のセンサ出力特性が不均一になって、計量上の誤差が大きくなるという問題も発生する。これらについて図面を用いて以下に説明を加える。
【0003】
図11は、流量検出部前後に十分な直線距離を有する測定管の一例を示す破砕断面図である。この図11に示す例は、円筒状の測定管7の軸に所定角度だけ軸傾斜して形成された一対の円筒状のソケット71にそれぞれ配設される一対の超音波振動子(不図示)間の上り下りの信号伝搬時間に基づいて、流路72を通過する流体の流速を検出するものである。なお、この測定管7の外側面の一部には圧力計用ボス73及び温度計用ボス74、更に出入口部には複数のネジ孔75aを有するフランジ75がそれぞれ形成されている。図中、矢印は、ここを通過する流体の正流方向を示す。
【0004】
ところで、この測定管7は、流れ方向に沿って流量検出部(ここでは超音波振動子により流量検出される箇所を示す)の前後に十分な直線距離L3及びL4が設けられている。この直線距離L3及びL4はそれぞれ、測定管7の直径Dの5倍以上に設定されている。すなわち、上記距離L3及びL4を直径Dの5倍以上に設定することによって、この測定管7では、流量検出部に対する上流側及び下流側からの影響を軽減して、検出精度を高めるようにしている。
【0005】
なお、以下に本明細書中で引用する文献を示しておく。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−183208号公報
【特許文献2】
特開2001−241979号公報
【特許文献3】
特開2002−5707号公報
【特許文献4】
特開2002−243520号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
一方、ガスメータは近年小型化が進んでいるが、小型化が進むと上述のような十分な直線距離L3及びL4を筐体内に確保しきれず、流量検出部は上流側のガス供給圧力や下流側のガス使用状況の影響を受けやすくなる。この結果、流量検出精度も不安定になるという問題が発生しがちである。また、保安のために流路遮断弁装置等の内部装置を流路途中に介設する必要もあり、流路形状が流量検出部を挟んで非対称にならざるを得ない。この結果、正流時及び逆流時のセンサ出力特性が不均一になり、計量上の誤差を低減するためのパラメータ設定が複雑になって、マイクロコンピュータの処理負担が大きくなったり、RAM領域がいたずらに増大するという問題も発生する。また、ガスメータは近年小型化にともない、従来想定されてなかった50ヘルツ〜150ヘルツ程度の脈動の影響も顕在化してきた。
【0008】
よって本発明は、上述した現状に鑑み、小型でありながら、計測精度が高くかつ流量測定に関する処理を軽減させると同時に、50ヘルツ〜150ヘルツ程度の脈動の影響も軽減させることができる整流器を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の整流器は、流量センサが設置された流量測定装置内の流路の途中に装着される整流器であって、前記流路の断面を所定の比率で分割するように流路の途中に配置された整流板を備え、流れ方向に沿って前記流量センサ前後の整流板の長さが同一になるようにし、前記整流板を上流側及び下流側からそれぞれ挟むように前記流路の途中に配置された第1メッシュ15A及び第2メッシュ15Bを備え、前記第1メッシュ15Aの上流側及び前記第2メッシュ15Bの下流側にそれぞれ所定の間隔をおいて前記流路の途中に配置された第3メッシュ15C及び第4メッシュ15Dを備え、前記第1メッシュ15Aと前記第2メッシュ15Bとは同等の構成を有し、流れ方向に沿って前記流量センサ10を挟んで対称的に配置され、前記第3メッシュ15Cと前記第4メッシュ15Dとは同等の構成を有し、流れ方向に沿って前記流量センサ10を挟んで対称的に配置されていることを特徴とする。
【0010】
また、上記課題を解決するためになされた請求項2記載の整流器は、請求項1記載の整流器において、前記第1メッシュ15Aと前記第2メッシュ15Bとは同等の粗さを有し、前記第3メッシュ15Cと前記第4メッシュ15Dとは同等の粗さを有することを特徴とする。
【0011】
また、上記課題を解決するためになされた請求項3記載の整流器は、請求項1又は請求項2記載の整流器において、前記第1メッシュ15A及び前記第2メッシュ15Bは、前記整流板を上流側及び下流側からそれぞれ密着して挟むように配置されていることを特徴とする。
【0012】
また、上記課題を解決するためになされた請求項4記載の整流器は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の整流器において、異常時に前記流路を遮断する遮断弁装置の配置に伴って前記流量センサを挟んで上流側と下流側とで非対称形になる前記流路に装着されていることを特徴とする。
【0013】
また、上記課題を解決するためになされた請求項5記載の整流器は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の整流器において、前記流量測定装置は、前記流量センサの流量検出値に基づいて前記流路を通過したガス流量を積算することによりガス使用量を算出するマイクロコンピュータを含む電子式ガスメータであり、この電子式ガスメータに装着されていることを特徴とする。
【0014】
請求項1記載の発明によれば、本整流器1は流量センサ10が設置された流量測定装置内の流路53の途中に装着され、流れ方向に沿って流量センサ10前後の整流板14の長さが同一になるようにしている。したがって、正流時及び逆流時の流量センサ10の出力特性が均一化される。また、流量センサ10が配置される流路53の途中に、第1メッシュ15A及び第2メッシュ15Bが整流板14を挟むように配置され、更に第1メッシュ15Aの上流側及び第2メッシュ15Bの下流側にそれぞれ所定の間隔をおいて第3メッシュ15C及び第4メッシュ15Dを備え、第1メッシュ15Aと第2メッシュ15Bとは同等の構成を有し、流れ方向に沿って流量センサ10を挟んで対称的に配置され、第3メッシュ15Cと第4メッシュ15Dとは同等の構成を有し、流れ方向に沿って流量センサ10を挟んで対称的に配置されているので、従来のように、流量センサ10前後の整流板14の長さが十分になくても、上流側及び下流側の影響を大きく軽減することができると同時に、50ヘルツ〜150ヘルツ程度の脈動の影響を大きく軽減させることができる。
【0015】
また、請求項2記載の発明によれば、第1メッシュ15Aと第2メッシュ15Bとは同等の構成すなわち同等の粗さを有し、流れ方向に沿って流量センサ10を挟んで対称的に配置され、第3メッシュ15Cと第4メッシュ15Dとは同等の構成すなわち同等の粗さを有し、流れ方向に沿って流量センサ10を挟んで対称的に配置されている。このような構成により、50ヘルツ〜150ヘルツ程度の脈動の影響をより軽減させることができる。
【0016】
また、請求項3記載の発明によれば、第1メッシュ15A及び第2メッシュ15Bは、整流板14を上流側及び下流側からそれぞれ密着して挟むように配置されているので、整流効果が上がって測定精度がより向上する。
【0017】
また、請求項4記載の発明によれば、本整流器1は、遮断弁装置55Aの配置に伴い流量センサ10を挟んで上流側と下流側とで非対称形になる流路53に装着される。すなわち、遮断弁装置55Aにより保安性を高めると、一方で正流時及び逆流時のセンサ出力特性が不均一になるという問題が発生するが、本発明によるとこのセンサ出力特性の不均一性の問題も解決される。
【0018】
また、請求項5記載の発明によれば、本整流器1は、マイクロコンピュータを利用してガス使用量を算出する電子式ガスメータに装着される。本発明は、上述したように、正流時及び逆流時のセンサ出力特性を均一にして流量計算処理を簡素化するので、このような電子式ガスメータに装着されると、マイクロコンピュータに対する負担を小さくすることができて非常に有効である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1を用いて本発明の基本となる構成について説明する。図1は本発明の整流器に係る基本構成を示す概略断面図であり、特に、図1(A)及び図1(B)はそれぞれ正流方向及び逆流方向に対応したものである。
【0020】
図1(A)及び図1(B)に示すように、本整流器は、複数の整流板14、第1メッシュ15A、第2メッシュ15B及び第3メッシュ15Cを含み、流量センサ10が設置された流量測定装置内の流路53の途中に装着される。流量測定装置は、例えば、ガスメータであるがこの他の流量計にも適用可能である。ガスメータへの適用例は図2以降で後述する。
【0021】
複数の整流板14は共に同型状をしており、流路53の断面を均等に分割するようにそれぞれ等間隔かつ平行になるように配置されている。複数の整流板14は流量センサ10の設置箇所に基づいて配置されており、詳細には、流れ方向に沿って流量センサ10前後の整流板14の長さL1及びL2が同一になるように配置されている。なお、この流量センサ10前後とは、流量センサ10により流量検出される箇所の前後を示す。
【0022】
第1メッシュ15A及び第2メッシュ15Bは、上記複数の整流板14を上流側及び下流側からそれぞれ密着して挟むように流路53の途中に配置されている。また、第3メッシュ15Cは、第1メッシュ15Aの上流側に所定の間隔をおいて流路53の途中に配置されている。そして、これら第1メッシュ15A、第2メッシュ15B及び第3メッシュ15Cの目の細かさ、すなわち、1平方インチ当たりの格子数はそれぞれ、例えば、80個、40個及び80個である。すなわち、上流側から順に各メッシュの格子数は、80個(密)、80個(密)及び40個(粗)となっている。
【0023】
このような構成にすることにより、従来のように、流量センサ10前後の整流板14の長さが十分になくても、上流側及び下流側の影響を大きく軽減することができる。すなわち、図1(A)に矢印で示すような正流時には、第3メッシュ15C及び第1メッシュ15A、並びに整流板14を通過して整流されるので、流量センサ10から乱れの少ない出力が得られる。また、正流時には、第2メッシュ15B15Cによりこれより下流側からの影響が排除される。また、図1(B)に矢印で示すような逆流時には、正流時と流れの向きが逆になるだけで、各メッシュ及び整流板は同等の作用をする。これらの結果、整流板14の長さが十分になくてもそれと同等の整流作用が得られるため、本整流器1が装着されるガスメータ等の流量測定装置の小型化を促進することができる。また、上記第1メッシュ15A及び第2メッシュ15Bは、複数の整流板14を上流側及び下流側からそれぞれ密着して挟むように配置されているので、整流板とメッシュとの間にすき間が発生することがなくなり、整流効果が上がって測定精度がより向上する。
【0024】
また、流れ方向に沿って流量センサ10前後の整流板14の長さL1及びL2が同一になるようにしている。したがって、図1(A)に示す正流時、及び図1(B)に示す逆流時の流量センサ10の出力特性が均一化される。この出力特性は、図7においても示される。この結果、正流時及び逆流時に同等のパラメータ及び処理手順が適用できるため、流量計算処理が簡素化される。
【0025】
次に、上述のような基本構成を適用した整流器について、図2〜図6を用いて説明する。図2及び図3はそれぞれ、図1の基本構成を適用した整流器の一例を示す斜視図及び分解斜視図である。図4、図5及び図6はそれぞれ、図2及び図3で示す整流器が装着されるガスメータの平面図、背面図及び図4におけるXX線断面図である。
【0026】
図2及び図3に示すように、本整流器1は、第1及び第2メッシュユニット11及び12、並びに整流板ユニット13から構成される。これらユニット11、12及び13はそれぞれ別途に形成されて、これらが一体化されて一つの整流器1が形成される。このような整流器1は、例えば、ガスメータの流量センサ10が設置される流路53の途中に装着される。
【0027】
第1メッシュ15Aユニット11は、所定長の四角形筒状の外枠部、及びこの外枠部により形成される両開口面をそれぞれ覆い、本整流器1が装着される流路のガス流方向に対して垂直になるようにこの外枠部に図1で示したような第1メッシュ15A、第3メッシュ15Cがそれぞれ固着されている。詳細には、第3メッシュ15C及び第1メッシュ15Aはそれぞれ、この外枠部の上流側開口面及び下流側開口面をそれぞれ覆うように固着されている。この固着には例えば超音波振動溶着が利用される。これら外枠部及びメッシュはそれぞれ、例えば、耐熱性プラスティック製及び金属製である。この第1メッシュ15Aユニット11の両側面縁部からは可撓性のある腕状の係止片111、113が突設されている。そして、これら係止片111、113のそれぞれの先端付近には内向する係止突起111a、113aが形成されている。
【0028】
また、第2メッシュユニット12は第1メッシュ15Aユニット11と類似の構成を有しており、所定長の四角形筒状の外枠部、及びこの外枠部により形成される上流開口面を覆い、本整流器1が装着される流路のガス流方向に対して垂直になりこの外枠の下流側開口面を覆うように図1で示したような第2メッシュ15Bが固着されている。この固着にも例えば超音波振動溶着が利用される。これら外枠部及びメッシュはそれぞれ、例えば、耐熱性プラスティック製及び金属製である。この第2メッシュユニット12における上流側両側面縁部からも可撓性のある腕状の係止片122、124が突設されている。そして、これら係止片122、124のそれぞれの先端付近には内向する係止突起122a、124aが形成されている。なお、ここでいう上流側又は下流側とは、正流時における上流側又は下流側を示すものとする。
【0029】
一方、整流板ユニット13は、所定長で断面凹状をした外枠部、及びこの外枠部の内壁に流路の断面を均等に分割するように、図1で示したような複数の薄い板状の整流板14がそれぞれ等間隔で平行に配設されている。これら外枠部及び整流板14は共に、例えば、耐熱性プラスティック製である。この整流板ユニット13には、対向する側面外壁がくりぬかれるようにして4つの係止溝131、132等(係止片113、124に対応する係止溝は不図示)が形成されている。詳細には、係止溝131は、上記係止片111の係止突起111aがスライド可能なスライド溝131b及び係止突起111aに対応した形状の係止凹部131aから構成される。また、整流板ユニット13の外枠部の対向する内壁には、薄板状の上記複数の整流板14がそれぞれスライド挿入される複数の溝135が形成されている。これらの溝135を利用して、複数の整流板14が取り付けられる。他の係止溝132等も同様であるのでここでは説明を省略する。
【0030】
そして、上記整流板ユニット13を両側から挟むように、上記第1メッシュ15Aユニット11及び第2メッシュユニット12が組み付けられて整流器1が形成される。すなわち、整流器1の組み立て時には、まず、複数の整流板14がそれぞれ、整流板ユニット13の複数の溝135にスライド挿入される。次に、上記係止片111、113の係止突起111a、113aを、係止溝131、133のスライド溝131b等上をスライドさせながら、係止凹部131a等まで誘導して、係止突起111a、113aを係止凹部131a等に係合させる。これによって、第1メッシュ15Aユニット11を整流板ユニット13に固定する。
【0031】
同様にして、第2メッシュユニット12の整流板ユニット13への固定時には、上記係止片122、124の係止突起122a、124aを、係止溝132等のスライド溝132b等上をスライドさせながら、係止凹部132a等まで誘導して、係止突起122a、124aを係止凹部132a等に係合させる。なお、この第2メッシュユニット12の整流板ユニット13への固定を、上記第1メッシュ15Aユニット11の整流板ユニット13への固定より先に行ってもよいし、組み立て時間節約のために、第1メッシュ15Aユニット11及び第2メッシュユニット12を同時に整流板ユニット13に固定するようにしてもよい。このようにして組み立てられた整流器1は、図4〜図6に示すガスメータ本体5の流路53の所定位置に固定される。
【0032】
このように、メッシュ及び整流板をユニット化して組み込むことにより、整流部が簡易でコンパクトな構成となるため、上述したような整流作用による計測装置の小型化に加えて更なる小型化が可能になる。また、コンパクトな構成でユニット化することにより、量産性も向上する。更に、上記のような構成により、第1メッシュ15A及び第2メッシュ15Bが複数の整流板14を上流側及び下流側から密着して挟むように配置することが可能になり、整流効果が上がって測定精度がより向上する。説明を加えると、せっかくメッシュにより整流しても、メッシュと整流板との間にすき間があると、このすき間に渦が発生してしまい整流効果が半減するが、上述のような密着構成にすることにより、この渦の発生を防止し、良好な測定精度を得ることができるようになる。
【0033】
ところで、上述した整流器1が装着されるガスメータは、図4、図5及び図6に示すガスメータ本体5と、ガスメータ本体5の正面側に覆設される図示しないガスメータカバーから構成される。なお、ここでは、ガスメータはマイクロコンピュータを装備して流量計算処理やガス使用量積算処理をしたり、ガス流異常を検出してガス流路遮断等の異常処理を行う電子式ガスメータを想定している。
【0034】
図4、図5及び図6に示すように、ガスメータ本体5は箱型状の外形をしており、例えば、アルミダイキャスト製である。このガスメータ本体5の上面には、ガス供給源側及びガス消費源側に至るそれぞれのガス配管に連接される円筒状の流入口51及び流出口52が設けられている。流入口51から流入したガスは、正面からみてU字型のガスメータ本体5に形成された流路53を経て、流出口52側に流出していく。この流路53の途中には、上記整流器1の形状に対応した整流器ユニット収容部54が形成されている。
【0035】
この整流器ユニット収容部54は、詳細には、上述した整流器1を構成する第1メッシュ15Aユニット11、第2メッシュユニット12及び整流板ユニット13にそれぞれ対応する第1メッシュ15Aユニット収容部541、第2メッシュユニット収容部542及び整流板ユニット収容部543から構成されている。特に、整流板ユニット収容部543には、流路53を通過するガス流量を検出するための流量センサ、例えば、マイクロフローセンサ(不図示)の測定面に対応した円形状のセンサ孔544が設けれらている。詳細には、このセンサ孔544の位置は整流板ユニット収容部543の中央部に設けられており、ここに整流器1が装着された際に、図1で示したように、流れ方向に沿って流量センサ10前後の整流板14の長さL1及びL2が同一になる。
【0036】
また、このガスメータ本体5には、遮断弁装置55A、圧力検出器55Bや感震器55C等の関連部品が所定位置に配置される。また、上記遮断弁装置55A等の関連部品や流量検出等の各種処理を行うマイクロコンピュータに電源を供給する複数個の電池56が、ガスメータ本体5の中央部に配置される。更に、ガスメータ本体5には、上記関連部品や、図示しない表面カバー、裏面カバーをネジ止め固定するための複数のネジ止部57A、57B、57C、57Dが設けられている。なお、図4及び図5に示すように、ガスメータ本体5内の流路53の途中には保安のための遮断弁装置55Aが設けられるので、これに伴い流路53は流量センサ10の設置箇所を挟んで上流側と下流側とで非対称形になっている。
【0037】
このような形状のガスメータ本体5に前述した整流器1が装着される。すなわち、整流器1は、ガスメータ本体5に形成された流路53の途中にある整流器ユニット収容部54に装着される。詳細には、図2に示す整流器1の一番上に配置される整流板141が、図5に示すガスメータ本体5の整流器ユニット収容部54のセンサ孔544に対向し、整流器1を構成する第1メッシュ15Aユニット11、第2メッシュユニット12及び整流板ユニット13が、整流器ユニット収容部54を構成する第1メッシュ15Aユニット収容部541、第2メッシュユニット収容部542及び整流板ユニット収容部543にそれぞれ対応するようにして、整流器1がガスメータ本体5の背面から装着される。このように装着されると、上述したように、流れ方向に沿って流量センサ10前後の整流板14の長さL1及びL2が同一になる。
【0038】
そして、このようにして整流器1が装着されたガスメータ本体5の背面側には、ここでは図示しない裏面カバーが覆設されて、複数のネジ止め部57Bを利用してネジ止めされる。また、ガスメータ本体5の正面側にも同様に、ここでは図示しない積算流量を表示する表示器や上記マイクロコンピュータ等を搭載した電子基板を挟んで、表示窓部やリセットスイッチ等が配設された表面カバーが覆設されて、複数のネジ止め部57Dを利用してネジ止めされる。このようにして、本整流器1が装着されたガスメータが組み立て完了する。
【0039】
なお、このようなガスメータでは、流量センサ10により検出された流路53を通過するガス流量が、ここでは図示しないマイクロコンピュータにより積算されて、その値が表示器上に表示される。また、流量等の異常時にはマイクロコンピュータにより指令されて、流路53が遮断弁装置により遮断される。
【0040】
このように、図2及び図3で示した構成の整流器1をガスメータに適用することにより、遮断弁装置55Aにより保安性が高められることは勿論、流量センサ10前後の整流板14の長さが十分になくても上流側及び下流側からの影響が大きく軽減されるため、小型化が達成されたガスメータが得られる。また、流れ方向に沿って流量センサ10前後の整流板14の長さが同一になるようにしているので、正流時及び逆流時の流量センサ10の出力特性も均一化される。したがって、正流時及び逆流時に同等のパラメータ及び処理手順が適用できるため、流量計算処理が簡素化されてマイクロコンピュータの負担が軽減される。
【0041】
次に、上述のような構成の整流器1の出力特性を図7に示す。図7は、上述の整流器を用いた場合の流量センサの出力特性を示すグラフである。流量センサと整流板との位置関係は上述した通りとする。
【0042】
図7において、横軸はガス流量、すなわち、時間当たりのガス流量(リットル)を示す。その範囲は0〜1000(L/h)である。また、縦軸はこの測定範囲における上記流量センサ10による逆流/正流比を示す。この逆流/正流比とは、図1(A)で示すような正流時におけるセンサ出力値と、図1(B)で示すような逆流時におけるセンサ出力値との比率である。図7中、S1、S2、S3はサンプリング番号を示す。
【0043】
この図7に示すように、いずれのサンプリング番号においても、上記流量範囲にわたって逆流/正流比は、流量変化とは無関係に常に略1.00となることがわかる。説明を加えると、逆流を正しくとらえる必要があるのは1000(L/h)の範囲であるが、この領域ではメッシュ配置ではなく、センサに対するメッシュまでの距離によって特性が決定されことが知られており、このため流量センサ前後の整流板の長さを同一にすると、図7に示すように、逆流/正流比が一定になる。この現象を上例では積極的に利用している。すなわち、1000(L/h)を超える正流に対しては2枚のメッシュでより整流効果を高め、ほとんどが1000(L/h)以下である逆流に対しては1枚のメッシュですませることにより、すぐれた正逆整流効果を得ながらも構成をできる限りシンプルにしている。したがって、実用上、正流時及び逆流時に同等のパラメータ及び処理手順を適用することができるようになる。
【0044】
なお、逆流時のバラツキを更に改善したい場合には、特に、消費源としての給湯器を起因とする50〜150ヘルツ程度の脈動の影響を軽減させたい場合には、上記第2メッシュ15Bの下流側に他のメッシュを追加設置すればよい。これに関する実施形態を以下に示す。図8(A)及び図8(B)は共に、本発明の整流器の一実施形態の基本構成を示す概略断面図であり、特に、図8(A)及び図8(B)はそれぞれ正流方向及び逆流方向に対応したものである。なお、図8(A)及び図8(B)において、図1(A)及び図1(B)と共通する部分には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0045】
図8(A)及び図8(B)に示すように、この実施形態においては、上記図2及び図3の整流器において、第2メッシュ15Bの下流側に第4メッシュ15Dを追加設置する。詳細には、この第4メッシュ15Dは、流れ方向に沿って流量センサ10を挟んで第3メッシュ15Cと対称的に配置される。すなわち、流量センサ10から第3メッシュ15Cまでの距離と、流量センサ10から第4メッシュ15Dまでの距離とは共に、図中、A+Bで示すように等しくなっている。また、この第4メッシュ15Dは、第3メッシュ15Cと同等の構成を有する。例えば、第3メッシュ15C及び第4メッシュ15Dの粗さ、すなわち、番手#(1平方インチ当たりのメッシュ本数)は共に40である。
【0046】
これと共に、この実施形態においては、この第1メッシュ15Aもまた、流れ方向に沿って流量センサ10を挟んで第2メッシュ15Bと対称的に配置される。すなわち、流量センサ10から第1メッシュ15Aまでの距離と、流量センサ10から第2メッシュ15Bまでの距離とは共に、図中、Aで示すように等しくなっている。また、この第1メッシュ15Aは、第2メッシュ15Bと同等の構成を有する。例えば、第1メッシュ15A及び第2メッシュ15Bの番手#は共に80である。但し、第1メッシュ15A(又は第2メッシュ15B)と、第3メッシュ15C(又は第4メッシュ15D)とは、異なっていてもよい。
【0047】
このような基本構成において、図8(B)に示すように、逆流方向からの脈動により圧力変動が加わった場合、この流速分布Rはまず第4メッシュ15Dで均一化された流速分布R′となり、第2メッシュ15Bを通過して、流速センサ10方向に向かう。第2メッシュ15Bの通過後は、流速分布R′から流速分布は発達しにくい。定常時にも、第2メッシュ15Bを通過した後の流速分布は、R′で示す分布と略同等になるので、脈動時及び定常時の流速分布が近似することになる。なお、図8(A)の流速分布N、N′で示すように、正流方向からガス流がある場合にも同様である。
【0048】
このような基本構成を有する整流器は、図2及び図3で示す例と類似した形状に具現化することができる。すなわち、この実施形態では、図2及び図3における第1メッシュ15Aユニット11と第2メッシュユニット12とが同等になるように変更したうえで、第2メッシュユニット12における第2メッシュ15Bの装着面とは他面に、上記第4メッシュ15Dを装着するようにすればよい。この場合、この変更された整流器の形状に応じて、ガスメータ側の整流板ユニット収容部54の形状も若干変更する必要がある。
【0049】
このような構成の整流器の脈動に対する特性を以下に示す。図9及び図10はそれぞれ、図8の整流器を用いた場合の50ヘルツ及び150ヘルツの脈動に対する圧力変動幅と平均流量との関係を示すグラフである。なお、図9及び図10において、改善後の特性を実線で示し、改善前の特性を実線で示している。改善後の特性は、図8(A)及び図8(B)において、距離Aを4.5mm、距離Bを10mm、整流板数を11層、第1メッシュ15A及び第2メッシュ15Bの粗さを共に#80、第3メッシュ15C及び第4メッシュ15Dの粗さを共に#40とし、ベース流量を100(L/h)として取得されたものである。改善前の特性は、図1(A)及び図1(B)において、第4メッシュ15Dを除いて、上記と同等の条件で取得されたものである。
【0050】
図9及び図10で示すように、整流器を図8(A)及び図8(B)で示すような構成にすることにより、脈動による平均流量への影響が大幅に軽減されていることがわかる。すなわち、この実施形態により、脈動時における流量センサ周りの流れを定常時のそれに近づけることができる。図示しないが、50ヘルツ〜150ヘルツにおける上記以外の脈動周波数に対しても同様な改善効果あることが確かめられている。したがって、この実施形態で示す整流器により、50ヘルツ〜150ヘルツの脈動の発生源となるガス給湯器を消費源として持つ流量測定装置に対して、脈動の影響を軽減させて計測精度を安定させることができる。
【0051】
なお、各メッシュの粗さは細かくするほど脈動の影響を軽減することができるが、あまり細かくしすぎると圧力損失が大きくなる。このため、適度に各メッシュの粗さを調整することが必要となる。例えば、上記例示したように各メッシュの粗さを設定することが好ましいことが確かめられている。
【0052】
また、ガスメータの流路途中にメッシュ構造を挿入するというアイディア自体は、例えば、上記特許文献1〜4等で周知であるが、これらの文献が、流量センサ10が配置される流路53の途中に、第1メッシュ15A及び第2メッシュ15Bが整流板14を挟むように配置し、更に第1メッシュ15Aの上流側及び第2メッシュ15Bの下流側にそれぞれ所定の間隔をおいて第3メッシュ15C及び第4メッシュ15Dを配置するという本発明の特徴を示唆するものではないことは明らかである。
【0053】
以上のように、本実施形態によれば、コンパクトで整流効果の高い整流器が得られる。また、本整流器を利用することにより、安全性が高くかつ小型化が達成されたガスメータ等の流量測定装置が得られる。更に、正流時及び逆流時のセンサ出力特性が均一化されて、測定装置に内蔵されるマイクロコンピュータの負担を軽減させることもできる。そのうえ、ガス給湯器を起因とする50ヘルツ〜150ヘルツ程度の脈動の影響も軽減することもできる。
【0054】
なお、上記実施形態においては、遮断弁装置が整流器の下流側にある場合を例示したが、遮断弁装置は整流器の上流側に配置されていてもよい。この場合にも、上述したような遮断弁装置が整流器の下流側にある場合と同様の効果が得られる。また、本発明は、上述した電子式ガスメータの以外の流量測定装置にも適用可能である。更に、整流器を構成するユニット数や係止片等の形状も、本発明の主旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、本整流器1は流量センサ10が設置された流量測定装置内の流路53の途中に装着され、流れ方向に沿って流量センサ10前後の整流板14の長さが同一になるようにしている。したがって、正流時及び逆流時の流量センサ10の出力特性が均一化される。この結果、正流時及び逆流時に同等のパラメータ及び処理手順が適用できるため、流量計算処理が簡素化される。また、流量センサ10が配置される流路53の途中に、第1メッシュ15A及び第2メッシュ15Bが整流板14を挟むように配置され、更に第1メッシュ15Aの上流側及び第2メッシュ15Bの下流側にそれぞれ所定の間隔をおいて第3メッシュ15C及び第4メッシュ15Dを備え、第1メッシュ15Aと第2メッシュ15Bとは同等の構成を有し、流れ方向に沿って流量センサ10を挟んで対称的に配置され、第3メッシュ15Cと第4メッシュ15Dとは同等の構成を有し、流れ方向に沿って流量センサ10を挟んで対称的に配置されているので、従来のように、流量センサ10前後の整流板14の長さが十分になくても、上流側及び下流側の影響を大きく軽減することができると同時に、50ヘルツ〜150ヘルツ程度の脈動の影響を大きく軽減させることができる。
【0056】
また、請求項2記載の発明によれば、第1メッシュ15Aと第2メッシュ15Bとは同等の構成すなわち同等の粗さを有し、流れ方向に沿って流量センサ10を挟んで対称的に配置され、第3メッシュ15Cと第4メッシュ15Dとは同等の構成すなわち同等の粗さを有し、流れ方向に沿って流量センサ10を挟んで対称的に配置されている。このような構成により、50ヘルツ〜150ヘルツ程度の脈動の影響をより軽減させることができる。したがって、このような脈動の発生源となるガス給湯器を消費源として持つ流量測定装置の計測精度を向上させるのに大きく貢献することができる。
【0057】
また、請求項3記載の発明によれば、第1メッシュ15A及び第2メッシュ15Bは、整流板14を上流側及び下流側からそれぞれ密着して挟むように配置されているので、整流効果が上がって測定精度がより向上する。
【0058】
また、請求項4記載の発明によれば、本整流器1は、遮断弁装置55Aの配置に伴い流量センサ10を挟んで上流側と下流側とで非対称形になる流路53に装着される。すなわち、遮断弁装置55Aにより保安性を高めると、一方で正流時及び逆流時のセンサ出力特性が不均一になるという問題が発生するが、本発明によるとこのセンサ出力特性の不均一性が解決されるため、保安性が向上し、かつ正流時及び逆流時のセンサ出力特性が均一化された整流器が得られる。なお、遮断弁装置55Aは、流量センサ10を挟んで上流側又は下流側のいずれに配置されていてもよく、いずれの場合にも同様に上記効果が得られる。
【0059】
また、請求項5記載の発明によれば、本整流器1は、マイクロコンピュータを利用してガス使用量を算出する電子式ガスメータに装着される。本発明は、上述したように、正流時及び逆流時のセンサ出力特性を均一にして流量計算処理を簡素化するので、このような電子式ガスメータに装着されると、マイクロコンピュータに対する負担を小さくすることができて非常に有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)及び図1(B)は共に、本発明の整流器に係る基本構成を示す概略断面図である。
【図2】図1の基本構成を適用した整流器の一例を示す斜視図である。
【図3】図2の整流器の分解斜視図である。
【図4】図2及び図3で示す整流器が装着されるガスメータを例示する平面図である。
【図5】図4のガスメータの背面図である。
【図6】図4におけるXX線断面図である。
【図7】図2の整流器を用いた場合の流量センサの出力特性を示すグラフである。
【図8】図8(A)及び図8(B)は共に、本発明の整流器の一実施形態の基本構成を示す概略断面図である。
【図9】図8の整流器を用いた場合の50ヘルツの脈動に対する圧力変動幅と平均流量との関係を示すグラフである。
【図10】図8の整流器を用いた場合の150ヘルツの脈動に対する圧力変動幅と平均流量との関係を示すグラフである。
【図11】流量検出部前後に十分な直線距離を有する測定管の一例を示す破砕断面図である。
【符号の説明】
1 整流器
10 流量センサ
11 第1メッシュ15Aユニット
12 第2メッシュユニット
13 整流板ユニット
14 整流板
15A 第1メッシュ
15B 第2メッシュ
15C 第3メッシュ
15D 第4メッシュ
53 流路
54 整流器ユニット収容部
55A 遮断弁装置
111 係止片
111a 係止突起
131 係止溝
131b スライド溝部
131a 係止凹部
135 溝

Claims (5)

  1. 流量センサが設置された流量測定装置内の流路の途中に装着される整流器であって、
    前記流路の断面を所定の比率で分割するように流路の途中に配置された整流板を備え、
    流れ方向に沿って前記流量センサ前後の整流板の長さが同一になるようにし、前記整流板を上流側及び下流側からそれぞれ挟むように前記流路の途中に配置された第1メッシュ及び第2メッシュを備え、
    前記第1メッシュの上流側及び前記第2メッシュの下流側にそれぞれ所定の間隔をおいて前記流路の途中に配置された第3メッシュ及び第4メッシュを備え、前記第1メッシュと前記第2メッシュとは同等の構成を有し、流れ方向に沿って前記流量センサを挟んで対称的に配置され、
    前記第3メッシュと前記第4メッシュとは同等の構成を有し、流れ方向に沿って前記流量センサを挟んで対称的に配置されている
    ことを特徴とする整流器。
  2. 請求項1記載の整流器において、
    前記第1メッシュと前記第2メッシュとは同等の粗さを有し、
    前記第3メッシュと前記第4メッシュとは同等の粗さを有する
    ことを特徴とする整流器。
  3. 請求項1又は2記載の整流器において、
    前記第1メッシュ及び前記第2メッシュは、前記整流板を上流側及び下流側からそれぞれ密着して挟むように配置されている
    ことを特徴とする整流器。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の整流器において、
    異常時に前記流路を遮断する遮断弁装置の配置に伴って前記流量センサを挟んで上流側と下流側とで非対称形になる前記流路に装着されている
    ことを特徴とする整流器。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の整流器において、
    前記流量測定装置は、前記流量センサの流量検出値に基づいて前記流路を通過したガス流量を積算することによりガス使用量を算出するマイクロコンピュータを含む電子式ガスメータであり、この電子式ガスメータに装着されている
    ことを特徴とする整流器。
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