JP2005002812A - 4サイクルエンジンの正逆転切換装置 - Google Patents

4サイクルエンジンの正逆転切換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エンジンのクランク軸を正転方向と逆転方向とに切り換えることができる4サイクルエンジンの正逆転切換装置を提供する。
【解決手段】シリンダヘッド6には燃焼室7に開口して吸気ポートと排気ポートが形成され、吸気ポートは吸気弁により開閉され、排気ポートは排気弁により開閉される。シリンダヘッド6に回転自在に装着されたカムシャフト17には、吸気弁用の動弁カム21と排気弁用の動弁カム22とがカムシャフト17に対して正転位置と逆転位置とに切換移動自在に嵌合されている。カムシャフト17に形成された中空孔23内に軸方向に摺動自在にシフターロッド24が嵌合され、シフターロッド24には動弁カム21,22に固定された係合ピン31,32が係合するカム溝33,34が形成されており、動弁カム21,22の位相がクランク軸の正転時と逆転時とで切り換えられる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はクランク軸を正逆両方向に回転させるようにした4サイクルエンジンの正逆転切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
バギー車とも言われる全地形走行車つまりATV(All Terrain Vehicle)やスノーモビルなどの特殊な小形車両には、2サイクルエンジンが搭載されることが多い。2サイクルエンジンは4サイクルエンジンと相違して点火時期を調整することによってクランク軸の回転方向を正逆何れの方向にも回転させることができるので、前後進切換機構を車両に搭載することなく、車両を車庫から引き出したりトラックから降ろす際にも車両をエンジンにより後退移動させることができる(特許文献1参照)。
【0003】
これに対して、4サイクルエンジンは吸気ポートから燃焼室内への新気の供給タイミングと燃焼室からの排気ガスの排出タイミングとを調整するために吸気弁と排気弁とを有し、これらの弁は動弁機構により開閉されるようになっているので、点火時期を調整してもクランク軸を正逆両方向に回転させることは困難である。このため、4サイクルエンジンが搭載される車両をエンジンにより後退移動させるには、別途、歯車やチェーンを備えた前後進切換機構を設ける必要がある(特許文献2および3参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−223139号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平7−127707号公報
【0006】
【特許文献3】
特開平7−190152号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
4サイクルエンジンをレバー操作により正転方向と逆転方向とに切り換えることができれば、前後進切換機構を設けることなく、全地形走行車やスノーモビルなどの特殊な小形車両を安価な車両とすることができる。動弁機構はそれぞれ動弁カムにより揺動し吸気弁を開閉する吸気側のロッカアームと、排気弁を開閉する排気側のロッカアームとを有しており、4サイクルエンジンを正逆両方向に回転させるためには、動弁カムを正転用と逆転用との2種類設けることも考えられるが、これではエンジンの構造が複雑となる。そこで、本発明者は動弁カムの数を増加させることなく、一種類の動弁カムによりクランク軸の回転方向を正逆両方向に切り換えるように研究を行った。
【0008】
本発明の目的は、エンジンのクランク軸を正転方向と逆転方向とに切り換えることができる4サイクルエンジンの正逆転切換装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の4サイクルエンジンの正逆転切換装置は、ピストンの往復動により回転するクランク軸が装着されるエンジン本体に、燃焼室に開口して形成されたポートを開閉する弁が設けられた4サイクルエンジンの正逆転切換装置であって、前記弁を駆動する動弁カムが正転位置と逆転位置とに切換移動自在に嵌合され、前記クランク軸により回転駆動されるカムシャフトと、前記カムシャフトに形成された中空孔内に軸方向に摺動自在に嵌合され、前記動弁カムに固定された係合ピンが係合するカム溝が形成されたシフターロッドとを有し、前記シフターロッドを軸方向に移動することにより、前記動弁カムの前記カムシャフトに対する回転方向の位相をクランク軸の正転時と逆転時とで切り換えることを特徴とする。
【0010】
本発明の4サイクルエンジンの正逆転切換装置は、前記カムシャフトに吸気側の動弁カムと排気側の動弁カムとを装着し、前記弁をロッカアームを介して駆動することを特徴とする。
【0011】
本発明の4サイクルエンジンの正逆転切換装置は、前記シフターロッドを軸方向に駆動する切換レバーと、前記切換レバーを手動により切換操作する手動操作部材または前記切換レバーを自動的に切換操作するアクチュエータを有することを特徴とする。また、本発明の4サイクルエンジンの正逆転切換装置は、前記燃焼室内の混合気を点火させる点火プラグの点火時期を前記クランク軸の正転時と逆転時とで変化させる点火制御手段を有することを特徴とする。
【0012】
本発明にあっては、シフターロッドを移動させることによって、動弁カムのカムシャフトに対する位相を正転用と逆転用とに切り換えることができるので、4サイクルエンジンのクランク軸を正転方向と逆転方向とのいずれの方向にも回転させることができる。本発明にあっては、カムシャフトに吸気側の動弁カムと排気側の動弁カムとを装着し、吸気ポートを開閉する吸気弁を吸気側のロッカアームを介して駆動し、排気ポートを開閉する排気弁を排気側のロッカアームを介して駆動することができる。また、シフターロッドの切換操作は手動操作によって行うこともでき、アクチュエータによって自動的に行うこともできる。点火プラグの点火時期は、クランク軸の正転時と逆転時とで相違したタイミングに切り換えられる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1(A)は4サイクルエンジンの概略構造を示すスケルトン図であり、図1(B)は同図(A)における1B−1B線に沿う方向から見たシリンダヘッドを示す拡大断面図である。
【0014】
図1(A)に示すように、この4サイクルエンジンは単気筒エンジンであって、クランク軸1が回転自在に装着されるクランクケース2を有し、クランク軸1はシリンダ3内に往復動自在となったピストン4にコネクティングロッド5を介して連結されている。クランクケース2にはシリンダヘッド6が装着され、クランクケース2とシリンダヘッド6によりエンジン本体が形成され、シリンダヘッド6には、図1(B)に示すように、エンジン本体内に形成される燃焼室7に混合気を供給するための吸気ポート8と、燃焼室7内の燃焼排ガスを外部に排出するための排気ポート9とが形成されている。吸気ポート8は吸気弁11により開閉され、排気ポート9は排気弁12により開閉される。燃焼室7内の混合気を点火させるために、図1(A)に示されるように、シリンダヘッド6には点火プラグ10が設けられている。
【0015】
シリンダヘッド6には吸気弁11を開閉駆動するための吸気側のロッカアーム13がロッカシャフト14に揺動自在に装着されており、排気弁12を開閉駆動するための排気側のロッカアーム15がロッカシャフト16に揺動自在に装着されている。それぞれのロッカアーム13,15を揺動するために、シリンダヘッド6にはカムシャフト17が回転自在に装着されており、このカムシャフト17をクランク軸1により駆動するために、クランク軸1に固定されたスプロケット18と、カムシャフト17に固定されたスプロケット19との間にはチェーン20が掛け渡されている。カムシャフト17に固定されたスプロケット19はクランク軸1に固定されたスプロケット18の2倍の外径となっており、カムシャフト17はクランク軸1が2回転すると1回転することになる。
【0016】
図2は図1に示されたシリンダヘッドを示す拡大断面図であり、図3は図2に示されたカムシャフトを示す分解斜視図であり、図4(A)はクランク軸1を正転させるときの動弁カムの位相を示す断面図であり、図4(B)はクランク軸1を逆転させるときの動弁カムの位相を示す断面図である。
【0017】
図2に示すように、カムシャフト17はスプロケット19が固定された大径の一端部と、その反対側の小径の他端部とにおいてシリンダヘッド6に回転自在に支持されている。カムシャフト17の外側には吸気弁用の動弁カム21がカムシャフト17に対して所定の角度の範囲内に回動自在に嵌合され、さらに排気弁用の動弁カム22がカムシャフト17に対して所定の角度の範囲内に回動自在に嵌合されている。2つの動弁カム21,22はカムシャフト17の軸方向に離れており、両方の動弁カム21,22の間にはスペーサが組み付けられている。ロッカアーム13は吸気弁11に係合する弁作動部13aと、動弁カム21に接触するカム接触部13bとを有し、ロッカアーム15は排気弁12に係合する弁作動部15aと、動弁カム22に接触するカム接触部15bとを有している。
【0018】
このように、カムシャフト17および動弁カム21,22がシリンダヘッド6内に配置され、動弁カム21,22がロッカアーム13,15に直接接触して開閉駆動するようになっており、図示する動弁機構はOHC式となっている。ただし、両方のロッカアーム13,15を1本のロッカシャフトに装着するようにしても良い。
【0019】
図2および図3に示すように、カムシャフト17には他端部に開口部を有する中空孔23が形成されており、この中空孔23には軸方向に摺動自在にシフターロッド24が嵌合されている。このシフターロッド24にはカムシャフト17の内周面に軸方向に延びて形成されたキー溝25に摺動自在に係合する半月キー26が固定されており、シフターロッド24はカムシャフト17と一体となって回転してカムシャフト17に対しては回転することなく、カムシャフト17に対して図2において符号Sで示すストロークの範囲で軸方向に摺動する。なお、カムシャフト17の内周面にキーを取り付ける一方、シフターロッド24にキーが係合するキー溝を形成するようにしても良い。
【0020】
カムシャフト17には、図4に示されるように、円周方向に沿って所定の角度θ1の範囲に長孔27が形成され、さらに円周方向に沿って所定の角度θ2の回転に長孔28が形成され、両方の長孔27,28は相互に動弁カム21,22の距離に対応した距離だけ軸方向にずれている。一方の長孔27には吸気用の動弁カム21に固定された係合ピン31が貫通し、他方の長孔28には排気用の動弁カム22に固定された係合ピン32が貫通しており、それぞれの動弁カム21,22はそれぞれ長孔27,28の円周方向の角度θ1,θ2に対応する長さの範囲でカムシャフト17に対して回動するようになっている。
【0021】
図3に示すように、シフターロッド24の外周面には、係合ピン31が係合するカム溝33が円周方向と軸方向との合成方向に延びて円弧状に湾曲傾斜して形成され、係合ピン32が係合するカム溝34が、カム溝33と同様に、円周方向と軸方向との合成方向に延びて円弧状に湾曲傾斜して形成されている。それぞれのカム溝33,34の軸方向の長さはストロークSに対応し、円周方向の長さはそれぞれ前述した角度θ1,θ2に対応した長さとなっている。
【0022】
図2に示すように、シフターロッド24の先端部に設けられた大径の端部35とカムシャフト17の他端面との間には圧縮コイルばね36がばね部材として装着されており、この圧縮コイルばね36によりシフターロッド24にはカムシャフト17から突出する方向のばね力が加えられている。ばね部材としては、シフターロッド24に対して軸方向の推力を加えるのであれば、圧縮コイルばね36に限られず、どのようなタイプのばね部材を用いるようにしても良い。
【0023】
クランク軸1を正転させるときのシフターロッド24のカムシャフト17に対する軸方向の位置が図2に実線で示す位置であり、そのときの動弁カム21,22のカムシャフト17に対する回転方向の位相が図4(A)に示す位置であるとする。この状態のもとで、シフターロッド24を図2において二点鎖線で示す位置までストロークSだけ軸方向に移動させると、それぞれのカム溝33,34に沿って係合ピン31,32が摺動することから、図4(B)に示すように、円周方向の長孔27,28に沿って動弁カム21は角度θ1だけ回動し、動弁カム22は角度θ2だけ回動する。それぞれの動弁カム21,22は、カム溝33,34が図3に示すように相互に逆向きに傾斜しているので、相互に逆方向に回動する。
【0024】
シフターロッド24を図2に実線で示す正転位置と、二点鎖線で示す逆転位置との間で軸方向に移動するために、シリンダヘッド6にシフターロッド24の端部を覆うように取り付けられたシフターカバー37には駆動軸38が回動自在に装着され、この駆動軸38に固定された駆動アーム39がシフターロッド24の端面に当接している。駆動軸38には切換レバー40が固定され、この切換レバー40をばね力により実線で示す正転位置に設定すると、動弁カム21,22は図4(A)に示す正転位置となり、ばね力に抗して二点鎖線で示す逆転位置に設定すると、図4(B)に示す逆転位置となる。この切換レバー40の駆動は運転者が手動で操作するようにしても良く、アクチュエータなどにより自動的に作動するようにしても良い。
【0025】
図5は正逆転切換装置の制御回路を示すブロック図であり、コントローラ41にはエンジンを正転方向と逆転方向とに切り換えるための切換スイッチ42からの信号が送られるようになっている。図5に示す正逆転切換装置は、切換レバー40を自動的に作動するようにしており、コントローラ41からは切換レバー40を図2に示す正転位置と逆転位置とに作動するためのアクチュエータ43に駆動信号が送られる。さらに、コントローラ41からは点火制御手段としての点火制御部44に制御信号が送られて、所定のタイミングで点火プラグ10に高電圧が印加されるようになっている。シフターロッド24の軸方向移動をアクチュエータ43によって自動的に行うことなく、運転者の手動操作によって行う場合には、切換レバー40には図示しない手動操作部材が連結されることになる。
【0026】
図6(A)〜(D)はクランク軸1が車両を前進走行させるために正転方向に駆動されるときのピストン4と吸排弁11,12の開閉状態とを示す行程図であり、図6(E)は正転時のクランク軸1の回転と吸排弁11,12の開閉状態を示す作動線図である。正転時には2つの動弁カム21,22はカムシャフト17に対して図4(A)に示される位相となっており、吸気弁11は、排気行程の終期にクランク軸1がピストン4の上死点前αのときに開き、下死点後βのときに閉じ、圧縮、爆発及び排気の各行程においては閉じた状態を保持する。一方、排気弁12は、爆発行程の終期においてピストン4の下死点前γのときに開き、上死点後δのときに閉じ、吸入、圧縮および爆発の各行程においては閉じた状態を保持する。
【0027】
図7(A)〜(D)はクランク軸1が車両を後退させるために逆転方向に駆動されるときのピストン4と吸排弁11,12の開閉状態とを示す行程図であり、図7(E)は逆転時のクランク軸1の回転と吸排弁11,12の開閉状態を示す作動線図であり、正転時と逆転時とでは、吸排弁11,12の開閉タイミングは図6と図7に示されるように切り換えられる。
【0028】
図6および図7において角度α〜δにより示されるクランク軸1の角度と吸排弁11,12の開閉タイミングは、エンジンの種類によって相違するので、図4に示した動弁カム21,22の切換回動角度θ1,θ2はエンジンの種類に応じて相違することになる。燃焼室7内に供給された混合気は圧縮された状態のもとで、点火プラグ10により点火されることになり、点火時期はクランク軸1の回転数などに応じて変化させることができ、ピストン4が上死点に達する前に設定される。したがって、正転時と逆転時とでは点火時期がクランク軸1の角度が相違するので、点火プラグ10は点火制御部44からの制御信号によりいずれの方向に回転する場合でも最適な点火タイミングとなるように制御される。
【0029】
上述のように、吸気側の動弁カム21と排気側の動弁カム22のカムシャフト17に対する位相を正転時と逆転時とで切り換えることができるので、シフターロッド24を操作することによってクランク軸1を正転方向と逆転方向の任意の方向に回転させることができる。これにより、全地形走行車やスノーモビルなどの特殊な小形車両に前後進切換機構を設けることなく、4サイクルエンジンを搭載することができる。
【0030】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、図示する動弁機構は1本のカムシャフトに吸気用と排気用の2つの動弁カム21,22が設けられ、2つのロッカアーム13,15がそれぞれ別々のロッカシャフト14,16に揺動自在に装着されたタイプのOHC型であるが、1本のロッカシャフトに2つのロッカアームを装着するようにしたタイプのOHC型にも本発明を適用することができる。また、カムシャフトをクランクケースに設け、ロッカアームと動弁カムとの間にプッシュロッドを配置するようにしたOHV型の動弁機構や、カムシャフトを吸気用と排気用の2本設けるようにしたDOHC型の動弁機構にも本発明を適用することができ、DOHC型の場合にはロッカアームを用いるタイプでもロッカアームを用いることなく動弁カムにより吸排弁を直接駆動するタイプでも良い。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、シフターロッドによって動弁カムのカムシャフトに対する位相を正転用と逆転用とに切り換えることができるので、4サイクルエンジンのクランク軸を正転方向と逆転方向とのいずれの方向にも回転させることができる。4サイクルエンジンのクランク軸を正逆両方向に回転させることができるので、前後進切換機構を設けることなく、車両を後退移動させることができ、小形車両を低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は4サイクルエンジンの概略構造を示すスケルトン図であり、(B)は(A)における1B−1B線に沿う方向から見たシリンダヘッドを示す拡大断面図である。
【図2】図1に示されたシリンダヘッドを示す拡大断面図である。
【図3】図2に示されたカムシャフトを示す分解斜視図である。
【図4】(A)はクランク軸を正転させるときの動弁カムの位相を示す断面図であり、(B)はクランク軸を逆転させるときの動弁カムの位相を示す断面図である。
【図5】正逆転切換装置の制御回路を示すブロック図である。
【図6】(A)〜(D)はクランク軸が正転方向に駆動されるときのピストンと吸排弁の開閉状態とを示す行程図であり、(E)は正転時のクランク軸の回転と吸排弁の開閉状態を示す作動線図である。
【図7】(A)〜(D)はクランク軸が逆転方向に駆動されるときのピストンと吸排弁の開閉状態とを示す行程図であり、(E)は逆転時のクランク軸の回転と吸排弁の開閉状態を示す作動線図である。
【符号の説明】
1 クランク軸
2 クランクケース
6 シリンダヘッド
7 燃焼室
8 吸気ポート
9 排気ポート
10 点火プラグ
11 吸気弁
12 排気弁
13,15 ロッカアーム
17 カムシャフト
21,22 動弁カム
23 中空孔
24 シフターロッド
31,32 係合ピン
27,28 長孔
33,34 カム溝
40 切換レバー

Claims (4)

  1. ピストンの往復動により回転するクランク軸が装着されるエンジン本体に、燃焼室に開口して形成されたポートを開閉する弁が設けられた4サイクルエンジンの正逆転切換装置において、
    前記弁を駆動する動弁カムが正転位置と逆転位置とに切換移動自在に嵌合され、前記クランク軸により回転駆動されるカムシャフトと、
    前記カムシャフトに形成された中空孔内に軸方向に摺動自在に嵌合され、前記動弁カムに固定された係合ピンが係合するカム溝が形成されたシフターロッドとを有し、
    前記シフターロッドを軸方向に移動することにより、前記動弁カムの前記カムシャフトに対する回転方向の位相をクランク軸の正転時と逆転時とで切り換えることを特徴とする4サイクルエンジンの正逆転切換装置。
  2. 請求項1記載の4サイクルエンジンの正逆転切換装置において、前記カムシャフトに吸気側の動弁カムと排気側の動弁カムとを装着し、前記弁をロッカアームを介して駆動することを特徴とする4サイクルエンジンの正逆転切換装置。
  3. 請求項1または2記載の4サイクルエンジンの正逆転切換装置において、前記シフターロッドを軸方向に駆動する切換レバーと、前記切換レバーを手動により切換操作する手動操作部材または前記切換レバーを自動的に切換操作するアクチュエータを有することを特徴とする4サイクルエンジンの正逆転切換装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の4サイクルエンジンの正逆転切換装置において、前記燃焼室内の混合気を点火させる点火プラグの点火時期を前記クランク軸の正転時と逆転時とで変化させる点火制御手段を有することを特徴とする4サイクルエンジンの正逆転切換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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