JP2005002481A - 銀付き調皮革様シートおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】弾性繊維を主体とした不織布(A)と非弾性繊維を主体とした不織布(B)が質量比(A)/(B)=5/95〜60/40の比率で該不織布(A)が表面となるように積層されている繊維質基材、および該繊維質基材を構成する少なくとも不織布(B)の内部に高分子弾性体が充填され、さらに表面の弾性繊維が主に溶融し銀面層を形成していることを特徴とする銀付き調皮革様シート。
【選択図】なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、天然皮革のような自然な折れシワや一体感のある自然な風合を有し、ドレープ性にも優れた銀付き調皮革様シートを提供するものであり、衣料をはじめ、インテリア、靴など幅広い分野で応用可能な銀付き調皮革様シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から銀付き調の人工皮革は、極細繊維不織布とその中に含有された高分子弾性体からなる基体シート上に、ポリウレタンを主に用い、湿式法、乾式法といった公知の方法から銀面層を形成して製造されており、広い分野で使用されている。それらの特徴として、湿式法は発泡スポンジ構造を取るため銀面層が厚くなる傾向があり、ボール用途など表面の柔らかさを追求する用途には適しているが、天然皮革のような自然な折れシワや風合いを有するものを得ることは難しい。一方、乾式法は銀面層の厚みを調整することが可能であるため、天然皮革ライクな風合いを得るためには比較的良好な手段であった。しかしながら、充分な剥離強力を得るためには接着剤を基体シートに染み込ませる必要があり、結果として表面層と接着層の合計厚さが厚くなるために銀面層自体が硬くなるため、銀面層と基布の一体感が低下して不自然な風合となる傾向があった。
2種類以上の異なる繊維ウェブ、シート類を積層して絡合させた交絡体、およびこれらの交絡体に高分子弾性体を含浸、凝固して皮革様シートを製造する方法については、従来からいくつかの提案があるが、それらは織編物と短繊維ウェブを積層し絡合させるもの(例えば、特許文献1を参照。)や、繊維径の異なる短繊維ウェブを積層し絡合させるもの(例えば、特許文献2を参照。)であった。しかしながら、上記提案で天然皮革のような自然な折れシワや一体感のある自然な風合を有し、ドレープ性に優れ、さらに高剥離強力の銀付き調皮革様シートとするには十分ではなかった。また、ポリウレタン繊維からなるウェブを積層するものや、該ポリウレタン層をそのまま銀面層へ加工する発想は見られなかった。
【0003】
【特許文献1】
特開昭54−27065号公報(第2頁)
【特許文献2】
特開昭53−31866号公報(第3−6頁)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、湿式法、乾式法といった従来の造面方法では満足し切れなかった天然皮革のような自然な折れシワ、一体感のある自然な風合、優れたドレープ性を有し、さらに高剥離強力を両立する銀付き調皮革様シートを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討の結果、弾性繊維と非弾性繊維を層状に積層し絡合一体化した不織布を用いることによって上記問題を解決するに至った。すなわち本発明は、弾性繊維を主体とした不織布(A)と非弾性繊維を主体とした不織布(B)が質量比(A)/(B)=5/95〜60/40の比率で該不織布(A)が表面となるように積層されている繊維質基材、および該繊維質基材を構成する少なくとも不織布(B)の内部に高分子弾性体が充填され、さらに表面の弾性繊維が主に溶融し銀面層を形成していることを特徴とする銀付き調皮革様シートにより目的が達成されることを見出し、本発明に至った。そして、銀面層の直下の層において弾性繊維と非弾性繊維が混在していることが好ましい。
また、本発明は、銀付き調皮革様シートを製造するに際し、下記IからIIIの工程、
I.少なくとも弾性ポリマーからなる繊維のウェブ(a)と、少なくとも非弾性ポリマーからなる繊維のウェブ(b)を、質量比(A)/(B)=5/95〜60/40の比率で該ウェブ(a)が表面となるように積層し絡合一体化させ繊維質基材とする工程、
II.少なくとも非弾性ポリマーからなる繊維から形成されている繊維質基材の内部に高分子弾性体を充填する工程、
III.弾性ポリマーからなる繊維を熱または溶剤によって溶融し、銀面層を形成する工程、
を順次行うことを特徴とする銀付き調皮革様シートの製造方法に関するものである。そして、好ましくは該高分子弾性体が、水系エマルジョンである銀付き調皮革様シートの製造方法に関するものである。
【0006】
以下本発明を詳細に説明する。
まず、始めに本発明における弾性ポリマーとは、該ポリマーから繊維を作製し、この繊維を室温にて50%伸長した場合の1分後の伸長弾性回復率が50%以上であるポリマーを意味し、弾性繊維とは、該弾性ポリマーから主としてなる繊維を意味する。また非弾性ポリマーとは、同様にして測定した伸長弾性回復率が50%以下または室温(25℃)において、限界伸長率が50%に達しないポリマーを意味し、非弾性繊維とは、該非弾性ポリマーから主としてなる繊維を意味する。
【0007】
弾性ポリマーとしては、ポリウレタン類、ポリイソプレン、ポリブタジエンなどの共役ジエン重合体あるいは共役ジエン重合体ブロックを分子中に有するポリマー類、その他紡糸可能な上記したゴム弾性挙動を示すポリマー類が挙げられるが、中でもポリウレタンが好ましく用いられる。ポリウレタンとしては、紡糸可能な溶融粘度範囲を有するものであれば、特に限定されるものではないが、いわゆるポリエステル系ポリウレタン、ポリエーテル系ポリウレタン、ポリカーボネート系ポリウレタン等といった公知のポリウレタンが、銀面層および繊維質基材を構成する繊維、特に銀面層が必要とする目的物性によりそれぞれ選択され用いられる。例えば、染色により銀面層の高発色を期待する場合には、ポリエーテル系特にポリエチレングリコールジオールを1成分としたポリウレタンが好んで用いられ、表面の耐傷付き性を期待する場合には、ポリカーボネート系のポリウレタンが好ましく用いられる
【0008】
弾性繊維(以下、弾性ポリマーを主成分とする繊維と称することもある)は、弾性ポリマー単独の繊維であっても良い。そして、紡糸性、あるいは銀面層を形成後の表面物性、例えば耐磨耗性、伸縮性および外観を損なわない範囲で他種ポリマー、添加剤等がブレンドされていても良い。例えば、得られる銀付き調皮革様シートの濃色感や白度といった色に関する目的でカーボンブラックや酸化チタンが予めポリウレタン樹脂に混合される場合もあれば、触感に変化をもたらす目的でシリコーン樹脂等が予めポリウレタン樹脂にブレンドされる場合もある。
【0009】
弾性繊維は、直接紡糸により得られる場合と、他種ポリマーと弾性ポリマーからなる複合繊維から他種ポリマーを除去して得られる場合がある。
他種ポリマーと弾性ポリマーからなる複合繊維の場合、繊維形状は、特に限定しないが、海島型、サイドバイサイド型、花弁型等が好ましく選択される。さらにそれらの中空繊維でも良い。また、他種ポリマーとしては、ポリエチレン、熱可塑性ポリビニルアルコールのように抽出、除去が可能で極細弾性繊維を発生させるものが好ましく用いられる。これらの場合の弾性ポリマーと他種ポリマーの質量比率は95/5〜30/70の範囲で用いられる場合が多い。
また、弾性繊維の引張り強度等で代表される機械的物性を向上させる目的でナイロン、ポリエステル等の非弾性ポリマー、各種添加剤等を本発明の目的効果を損なわない限り添加しても良い。
【0010】
本発明の弾性繊維の単繊維繊度はその繊度に限定はなく、1デシテックスを越えたいわゆるレギュラー繊維でも良いし、1デシテックス以下の極細繊維でも良い。そして1デシテックス以下、よし好ましくは0.1デシテックス以上、1デシテックス以下が好ましい。1デシテックス以下極細繊維を用いた方が、交絡繊維間の隙間が小さくなるため、銀面層を形成する際のポリウレタン繊維の溶融度合いを調整して、外観に優れかつ緻密な微細孔を残し、優れた外観と高通気透湿性を兼ね備えることが可能である。また上限としては、通常5デシテックス以下の単繊維繊度を有する繊維を用いることが好ましい。
【0011】
弾性繊維の紡糸については、直接紡糸や、複合紡糸、混合紡糸等で代表される公知の方法により行うことが可能である。得られた繊維は、従来公知の方法にて、延伸、捲縮、熱固定、カット、解繊などの処理工程を経る。
【0012】
本発明の非弾性繊維(以下、非弾性ポリマーを主成分とする繊維と称することもある。)について説明する。本発明の非弾性繊維とは、化学的または物理的性質の異なる少なくとも2種類の可紡性ポリマーからなる多成分系繊維に対し、高分子弾性体を含浸させる前または後の適当な段階で少なくとも1種類のポリマーを抽出除去して繊維形態を変え極細化するか、繊維を構成する2成分の界面で分割して極細化した繊維のことである。この極細繊維を発生させる多成分系繊維が極細繊維発生型繊維であり、その代表例としては海島型繊維が挙げられる。
【0013】
海島型繊維の場合、極細繊維発生型繊維の島成分を構成する非弾性ポリマーは、例えば、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン12で代表されるナイロン類、その他の可紡性のポリアミド類、ポリエチレンテレフタレートまたはそれを主体とする共重合体、ポリプロピレンテレフタレートまたはそれを主体とする共重合体、ポリブチレンテレフタレートまたはそれを主体とする共重合体、その他の脂肪族ポリエステルまたはその共重合体等の可紡性のポリエステル類、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレンで代表されるポリオレフィン類等の溶融紡糸可能なポリマー類から選ばれた、少なくとも1種類のポリマ―である。また海成分を構成するポリマ―は、島成分と溶剤または分解剤に対する溶解性または分解性を異にし、島成分との親和性の小さいポリマ―であって、かつ紡糸条件下で島成分の溶融粘度より小さい溶融粘度であるか、あるいは表面張力の小さいポリマ―であり、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、エチレンプロピレン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、スチレンエチレン共重合体、スチレンアクリル共重合体、エチレンビニルアルコール共重合体などのポリマ―から選ばれた少なくとも1種類のポリマ―である。エチレンビニルアルコール共重合体のように、熱水溶解性を有するポリマーを用いた場合には、有機溶剤を用いることがなく、環境負荷の小さい皮革様シートを得ることができる。
【0014】
海島型繊維中に占める海成分比率は、40〜80質量%が紡糸安定性や経済性の点で好ましい。極細繊維発生型繊維は、従来公知の方法にて、延伸、捲縮、熱固定、カット、解繊などの処理工程を経て繊度2〜20デニールの繊維とする。
【0015】
次に、得られた弾性繊維と非弾性繊維は、それぞれカードで解繊し、ウェバーを通してランダムウェブまたはクロスラップウェブとし、それぞれ少なくとも弾性ポリマーからなる繊維のウェブ(Wa)、少なくとも非弾性ポリマーからなる繊維のウェブ(Wb)を形成し、所望の重さ、厚さに積層する。ウェブの積層方法は公知の方法により積層される。そして、表面がウェブ(Wa)から構成されるように積層する必要があるが、本発明の目的効果を損なわない限りウェブ(Wa)の一部が銀面層の形成を伴わない繊維質基材層の中層部または下層部になるように複数層積層してもよい。その場合には、弾性繊維が繊維質基材層中に存在することによってドレープ性や柔軟性に優れる傾向がある。但し、本発明では、ウェブ(Wa)が仕上げ後の製品の表面となるようにウェブ(Wb)とそれぞれ1層づつ積層することが、得られる製品の機械的物性等で代表される品質の安定化、工程通過性の点で好ましい。
積層する際のウェブ(Wa)とウェブ(Wb)の比率は、最終製品における弾性繊維からなる不織布(A)と非弾性繊維からなる不織布(B)の質量比が(A)/(B)=5/95〜60/40となるように選ぶことが必要であり、より好ましくは(A)/(B)=7/93〜40/60の範囲である。不織布(A)の質量比率が5未満の場合には、銀面層を形成するには少なすぎるため、一部銀面層が形成できない部分ができ、虫食い穴のような外観となるため好ましくない。一方、60を超えると、銀面層を形成する際に弾性繊維層を溶融しすぎ、銀面層が厚くなり風合が硬くゴムライクとなる傾向があるのと同時に銀付き調皮革様シート自体の機械的物性も低下する傾向があるため好ましくない。
【0016】
ここで、少なくとも非弾性ポリマーからなる繊維のウェブ(Wb)は、得られる極細繊維の繊度が異なる2種以上の極細繊維発生型繊維からなるウェブをそれぞれ積層した物であってもよい。2種の繊度の異なる極細繊維を発生させる繊維をそれぞれ積層することは、基材自体に特徴を持たせるためには有効な手段である。例えば、繊度0.0001〜0.01デシテックスの範囲で、より繊度の小さい繊維を弾性繊維不織布からなるウェブ(Wa)の直下に配置すると、銀付き表面に近いほど緻密な繊維絡合を有する天然皮革のような構造が再現され、自然な折れシワが再現されるし、逆に、例えば、繊度0.01〜1デシテックスの範囲で、繊度の大きい繊維をウェブ(Wa)の直下に配置すると、剥離力の高い皮革様シートが得られる。但し、1デシテックススを越えた場合には、表面の外観や折れシワ感が低下する傾向がある。このように該ウェブ(Wb)自体を繊度の異なる2種類のウェブによってそれぞれ積層する場合には、その積層比率は5/95〜95/5の範囲で行うことが好ましい。この範囲を越えた場合、積層の効果は得られにくくなる。
【0017】
また本発明においては、繊維質基材を厚み方向に対し垂直にスライスして2枚で使用することも可能である。この場合のウェブの積層はウェブ(Wa)/ウェブ(Wb)/ウェブ(Wa)またはウェブ(Wb)/ウェブ(Wa)/ウェブ(Wb)となるように積層し、スライス分割後にウェブ(Wa)を表面となるように仕上げれば良く、スライス後のウェブの積層比率が一枚で使用する場合の積層比率と同様にすれば良い。
【0018】
続いて、積層したウェブをニードルパンチにより絡合させる。絡合時のニードリング条件、特に突き刺し深さは限定されるものではないが、突き刺し深さを深くすると、ウェブ(Wa)の表面に、ウェブ(Wb)を構成する非弾性繊維が突き出てしまう傾向がある。突き出てしまう場合でも、本発明の銀付き調人工皮革様シートの表面仕上げ処理によって、例えば、エンボス平滑処置や型押し処理、染色、グラビア印刷、スプレー仕上げ等の方法で色付けすることにより目立たなくさせることが可能である。しかしながら、淡色に仕上げる場合など、突き出た非弾性繊維が染色処理時等で外観上問題となる場合には、ウェブ(Wa)面上にはニードルのバーブが突き出ないようにニードルパンチすることによって解決できる。すなわち、銀面層を構成しうる面と逆の面((Wb)面側)からニードルパンチする場合は、使用するニードルの第一バーブが(Wa)面側には突き出ないように、言い換えるとウェブ(Wa)の内部で第一バーブが止まるように突き刺し深さを調整する方法が好ましく用いられる。また造面する前にスライスして同時に2枚の基体を得るために(Wa)/(Wb)/(Wa)と積層する場合においても同様に両面が(Wa)面であるため、使用するニードルの第一バーブが反対面の(Wa)面側へは突き出ないように、言い換えるとウェブ(Wa)の内部で止まるように突き刺し深さを調整することが好ましい。
【0019】
ニードルパンチのパンチ数は、使用針の形状やウェブの厚みで異なるが、一般的に200〜2500パンチ/cm2の範囲で好ましく設定される。上記範囲よりもニードルパンチ条件が強すぎる場合には、繊維の絡合効果よりもむしろ繊維の切断が増加することになり、得られる銀付き調皮革様シートの引裂強力等物性の低下を招くことになる。また、ニードルパンチ条件が弱すぎる場合には、剥離強力等物性低下と、絡合不足による充実感のある風合いが得られにくい傾向がある。
【0020】
ついで、必要性に応じて、絡合不織布を厚さ方向にプレスして不織布の平滑性を向上させる。該ウェブ(Wa)とウェブ(Wb)がともに海島型繊維である場合には、特に有効であるが、ウェブ(Wa)がポリウレタンのレギュラー繊維である場合には、ポリウレタン繊維不織布層が溶融して銀面を形成しない温度にて処理することが好ましい。この段階でポリウレタン層が銀面化すると、高分子弾性体が充分に含浸されにくい傾向がある。
【0021】
プレスの方法は、2本の加熱ロール間を通す方法、予熱状態にした不織布を冷却ロール間に通す方法等の従来公知の方法が利用できる。この場合、絡合不織布を構成する繊維のヤング率が低い層が圧縮されやすいので、非弾性ポリマーを主成分とする極細繊維発生型繊維からなるウェブ(Wb)層が繊度の異なるウェブを積層してなる場合には、不織布における見掛け比重、即ち繊維質基材としたときの極細繊維比重を高くしたい層について、構成する極細繊維発生型繊維のヤング率を他の層より低くする方法も適宜用いられる。
【0022】
繊維質基材、あるいはこれを厚さ方向にプレスして得られる繊維質基材の厚みは、得られる皮革様シートの用途等によって任意に選択でき、特に制限されるものではないが、1枚ものの場合にその厚みは0.2〜3.0mm程度であることが好ましく、0.4〜2.5mm程度であることがより好ましい。
【0023】
次に、繊維質基材に高分子弾性体を含浸するが、高分子弾性体としては、従来から皮革様シートの製造に使用されている樹脂であり、ポリウレタン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、ポリアクリル酸系樹脂、ポリアミノ酸系樹脂、シリコーン系樹脂およびこれらの樹脂の混合物が挙げられ、これらの樹脂はもちろん共重合体であってもよいが、得られる皮革様シートの風合いや物性のバランスに優れる点で、ポリウレタン樹脂を主体とする高分子弾性体が最も好ましく使用される。これらの高分子弾性体は、水系エマルジョン、または有機溶剤溶液として前記繊維質基材に含浸した後、凝固されて繊維質基材と高分子弾性体とからなる基体を構成するが、好ましくは水系エマルジョンを用いる。一方有機溶剤溶液の場合、製造工程の環境負荷が大きいことはもちろん、ポリウレタンの溶剤として好ましく用いられるN,N’−ジメチルホルムアミドによって、該ウェブ(Wa)を形成するポリウレタン繊維が一部溶解し、銀面層形成に悪影響を及ぼすため好ましくない。
【0024】
本発明においては、上記の通り高分子弾性体は、水系エマルジョンの形態をとるものを好ましく用いる。通常は、ポリウレタン単独のエマルジョンが用いられるが、コスト、物性の観点でエマルジョン粒子の最外層がポリウレタンであって、内部が比較的安価な例えば(メタ)アクリル樹脂であるコアシェルタイプのエマルジョンを用いることも有効である。
【0025】
高分子弾性体の水系エマルジョンを用いることの利点は、有機溶剤を持ちないことから、環境負荷が小さいことはもちろん、溶剤溶液含浸して湿式凝固する場合と異なり、高分子弾性体がスポンジ構造をとりにくいため、得られる銀付き調皮革様シートの反発性が少なく、ドレープ性が発現しやすいことが上げられる。
【0026】
繊維質に含浸するポリウレタンとしては、従来公知のものはすべて適用することができる。たとえば、平均分子量500〜3000のポリエステルジオ―ル、ポリエ―テルジオ―ル、ポリカ―ボネ―トジオ―ルなどから選ばれた少なくとも1種類のポリマ―ジオ―ルと、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ―ト、イソホロンジイソシアネ―ト、ヘキサメチレンジイソシアネ―トなどの、芳香族系、脂環族系、脂肪族系のジイソシアネ―トなどから選ばれた少なくとも1種のジイソシアネ―トと、2個以上の活性水素原子を有する、少なくとも1種の低分子化合物で分子量300以下の化合物、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール等のジオール類、エチレンジアミン、イソホロンジアミン、ピペラジン、フェニレンジアミン等のジアミン類、アジピン酸ヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド等のヒドラジド類から選ばれた少なくとも1種類とを、所定のモル比で反応させて得たポリウレタンである。ポリウレタンは必要に応じて、合成ゴム、ポリエステルエラストマ―などの重合体を添加した重合体組成物としてもよい。
【0027】
ポリウレタンからなる水系エマルジョンは公知の方法により得ることができる。例えば、ポリウレタンの溶剤溶液と水を乳化剤の存在下で機械的に強制攪拌した後に溶剤を除去して得る方法、いわゆる強制乳化方法や、ポリウレタンの共重合成分の一部に親水基を導入し、乳化剤なしで乳化させる自己乳化方法がある。
【0028】
これらの水系エマルジョンには感熱凝固剤、柔軟剤、難燃剤、染料や顔料などの着色剤等が添加されていてもよい。樹脂を繊維質基材に含浸させる方法としては、水系エマルジョンを繊維質基材に浸漬法、塗布法、押込法等により、含浸させた後に乾燥させ、凝固させる方法が挙げられる。
そして、含浸させる方法としては、繊維質基材を構成する少なくとも不織布(B)の内部に高分子弾性体が充填される必要がある。そして、得られる銀付き調皮革様シートの目的効果によって選択することが好ましい。例えば、不織布(B)の内部にのみ高分子弾性体を含浸させる場合には、通気性の高い銀付き調皮革様シートが得られ、また、不織布(A)および(B)共に高分子弾性体を含浸させる場合には、光沢のある銀面層および充実感のある銀付き調皮革様シートが得られる傾向がある。
【0029】
得られた繊維質基材中の弾性繊維、非弾性繊維および高分子弾性体に対して非溶剤であり、かつ極細繊維発生型繊維の海成分の溶剤または分解剤で処理することにより極細繊維を発生させ、皮革様シート基体を得る。もちろん、高分子弾性体を含浸させる前に極細繊維発生型繊維を極細繊維に変換させる方法を用いても良い。
【0030】
皮革様シート基体の厚みは、用途に応じて任意に選択でき、特に限定されるものではないが、好ましくは0.3〜4mm、特に好ましくは0.5〜3.0mmの範囲である。また皮革様シート基体の目付は、風合いおよび充実感の点で好ましくは120〜1600g/m2、特に好ましくは200〜1200g/m2の範囲である。また、該基体を構成する弾性繊維および非弾性繊維と高分子弾性体との比率としては、質量比で90:10〜50:50であり、好ましくは85:15〜35:65である。この範囲を外れると、繊維と弾性重合体とのバランスが悪いため、得られる皮革様シートの腰がなくなる傾向があり、ふくらみ感が得られにくくなる。
【0031】
次に該皮革様シート基体の弾性繊維を主体とした不織布(A)層側に銀面層を形成する。銀面層を形成する方法としては、熱による溶融や、弾性繊維を溶解または膨潤させる溶剤の組み合わせによる溶融等、弾性繊維を溶融し薄膜化させる方法があるが、熱による溶融方法が好ましく用いられる。熱溶融は、エンボスロールや平板エンボスなどにより行うことができるが、エンボス温度とプレス圧力の調整によって、弾性繊維の溶融具合を調整することができる。完全に溶融させると表面強度の高い、外観の良好な銀面が得られるが、通気性が低下する場合がある。また、溶融程度を半溶融状態にするとポリウレタン繊維間の隙間が完全には塞がらず、通気性を有する銀付き調皮革様シートが得られる。そして、弾性繊維の密度やエンボス条件によっては、通気性に優れた銀付き調皮革様シートを得ることが可能である。
本発明の銀面層の厚みとしては、0.01〜0.2mmの範囲が摩耗強度、折れシワ、風合いの点から好ましい。なお、ここでいう銀面層の厚みとは弾性繊維が溶融一体化された層の厚みをいう。
【0032】
銀面層を染色するにあたっては、酸性染料、酸性媒染染料、金属錯塩染料、分散染料、硫化染料、建染染料、塩基性染料、反応染料、酸性染料等の公知の染料が使用され、中でも金属錯塩染料、酸性染料が好ましく用いられるが、先にも説明した通り、弾性繊維に好ましく用いられるポリウレタン樹脂は染色性の高い物を選択しておくことが好ましい。
【0033】
また、本発明の銀付き調皮革様シートは、グラビア印刷法、スプレー法により着色することができる。特に耐候性を要求される用途にはバインダーに分散させた顔料を上記方法により塗布し、色調整を行うこともできる。特に、通気性を目的に銀面層に微細孔を残した場合には、グラビア印刷法やスプレー法によって塗布する樹脂の量を調整し、微細孔を塞がないようにすることが好ましい。
【0034】
本発明により得られる銀付き調皮革様シートは、銀面層と基体層の一体感が良好で、自然な風合いを有するものであり、衣料用、インテリア用、鞄用、靴用、手袋用、雑貨小物用、ベルト用、ランドセル用、野球グローブ、ボール用等の一般的に皮革様シートが用いられているあらゆる用途分野に使用することができる。
【0035】
【実施例】
次に本発明を具体的に実施例で説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、実施例中の部及び%は断わりのない限り質量に関するものである。
また、極細繊維のデシテックスの測定は下記の方法で算出した。
繊維デシテックス=D×(R/2)2×π×106
但しRは、極細繊維束中の極細繊維の平均直径(cm)(基体断面を走査型電子顕微鏡で撮影し、無作為に10本の極細繊維束を選び出し、各極細繊維束断面中の極細繊維から任意の極細繊維を万遍なく繊維束断面から20本選び出し、その直径を測定し、得られる平均値)であり、Dは、極細繊維を構成するポリマーの比重である。
各種評価は以下の方法により行った。
[銀面層と基体層の一体感]
本発明者らが、銀付き調皮革様シートを触った感覚から、銀面層の硬さと基体層の硬さのバランスを判断し、バランスの良好なものを○、どちらか一方が硬く感じるものを×、その中間を△として評価した。
[銀面感]
本発明者らが、銀面層の表面を観察し、不自然な凹凸の有無、肉眼で観察できるピンホールの有無を評価した。上記問題点のないものを○、凹凸、ピンホールの認められるものを×として評価した。
[物性]
JIS L1096に準ずる方法にて測定を行い評価した。
【0036】
紡糸例1
島数が25島のニードルパイプ方式複合紡糸ノズルを用い、島成分にポリウレタン樹脂(株式会社クラレ製クラミロンU3185)、海成分にポリエチレン(三井化学株式会社製ミラソンFL60)を質量比で50/50の比率で溶融紡糸し、繊度10デシテックスの海島型繊維を得た。この原糸を2.5倍に延伸し、捲縮を付与した後、繊維長51mmに切断し、原綿1とした。
【0037】
紡糸例2
混合紡糸ノズルを用い、6−ナイロン(宇部興産株式会社製1015)とポリエチレン(三井化学株式会社製ミラソンFL60)を質量比で50/50となるようにチップブレンドした後溶融紡糸し、繊度10デシテックスの極細発生型繊維を得た。この原糸を2.5倍に延伸し、捲縮を付与した後、繊維長51mmに切断し、原綿2とした。
【0038】
実施例1
紡糸例1、2で得られた原綿1と原綿2をそれぞれ別にカードで解繊し、ウェブを形成した後クロスラッパーウェバーで積層した。原綿の質量比は10/90としたため、最終的に得られる銀付き調皮革様シートを構成するポリウレタン繊維からなる層とナイロン極細繊維からなる層の質量比も10/90となる。積層したウェブは原綿1からなるウェブの表面にバーブが突き出ないような条件にてニードルパンチにより、計1200/cm2のパンチ処理をした。続いて、この不織布を120℃の乾燥機内で加熱し、ポリエチレンが軟化した状態で2本のロールでプレスして、厚さが1.5mmになるように調整し繊維質基材を得た。この繊維質基材の目付は720g/m2であり、見かけ比重は0.48g/cm3であった。
【0039】
この繊維質基材に、ポリウレタンの水系エマルジョン(大日本インキ化学工業株式会社製ボンディック1310NSA)を、繊維質基材とエマルジョン樹脂の比率が75/25となるように含浸し乾燥した。その後、極細繊維発生型繊維のポリエチレンを抽出除去して、繊維質基材の表面部分にポリウレタン繊維が存在するポリウレタン繊維とナイロン極細繊維からなる繊維質基材の内部に水系エマルジョンからなるポリウレタン樹脂が含有された皮革様シート基体が得られた。
【0040】
皮革様シート基体は、155℃、プレス圧力3kg/cm2に設定されたエンボスロールによりポリウレタン繊維層が溶融薄膜化され厚さ0.1mmの銀面層と基体層を有する銀付き調皮革様シートが得られた。得られた銀付き調皮革様シートは厚さ1.4mm、目付け490g/m2であった。物性は表1に示す。その後下記する染色条件にて染色した。
【0041】
染色条件
染料含金属錯塩染料 イルガラン レッド 2GL
染色助剤 レベランーNKD 2g/l
浴比 1:100
染色温度 90℃ 60分
【0042】
赤色に染色された銀付き調皮革様シートは、乾燥した後、下記組成のスプレーインキでスプレー処理を行いカレンダー処理し、タンブラー乾燥機で60℃×60分の揉み処理を実施し、赤色の銀付き調皮革様シートが得られた。
【0043】
スプレー条件
トップコート
(大日本インキ工業株式会社製)
C−34(シリコン変性ポリカーボネート・エーテルウレタン) 50部
M−54(マット剤) 40部
X−3050(赤顔料) 18部
H−1(架橋剤) 3部
シンナー 350部
付着量 95g/m2
ミドルコート
(大日本インキ工業株式会社製)
C−34(シリコン変性ポリカーボネート・エーテルウレタン)120部
M−54(マット剤) 80部
X−3050(赤顔料) 100部
シンナー 350部
付着量 190g/m2
ベースコート
(大日本インキ工業株式会社製)
C−3(ポリカーボネートウレタン) 100部
H−1(架橋剤) 3部
シンナー 400部
付着量 95g/m2
【0044】
得られた銀付き調皮革様シートは、銀面層と基体層の一体感に優れ、自然な外観、折れシワを有し、天然皮革に極めて近い風合いをもつ皮革様シートであった。さらに断面を電子顕微鏡で観察すると、銀面層の直下の層においてポリウレタン繊維とナイロン極細繊維が混在していた。
【0045】
比較例1
実施例1において、原綿1と原綿2の質量比を70/30としたこと以外は同様にして厚さ0.35mmの銀面層を有する銀付き調皮革様シートを得た。得られた銀付き調皮革様シートは、厚さ1.3mm、目付け505g/m2であった。その後は実施例1と同様の染色、スプレー仕上げを行い赤色の銀付き調皮革様シートを得たが、外観は良好であったが、銀面層が硬く感じられて基体層とのバランスが悪く、折れシワも大きく深いものであった。
【0046】
比較例2
実施例1において、原綿1と原綿2の質量比を1/99としたこと以外は同様にして銀付き調皮革様シートを得たが、表面は銀面を形成している部分と繊維が剥き出しの部分が混在しており、銀付き調と呼べるものではなかった。エンボスロールの温度を上げても状態は変わらず、温度が180℃を超えると皮革様シート自体が硬くなり、銀付き調皮革様シートとしては適さない状態となることが確認できた。実施例1と同様155℃のエンボスで得られた皮革様シートは、厚さ1.4mm、目付け485g/m2であった。物性は表1に示す。その後は実施例1と同様の染色、スプレー仕上げを行い赤色の銀付き調皮革様シートを得たが、表面外観は前記のとおり虫食い状であった。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】
銀面層と基体層の一体感のある自然な風合と折れシワを有し、ドレープ性に優れた銀付き調皮革様シートを提供するものであり、衣料をはじめ、インテリア、靴など幅広い分野で応用可能な銀付き調皮革様シート。
Claims (4)
- 弾性繊維を主体とした不織布(A)と非弾性繊維を主体とした不織布(B)が質量比(A)/(B)=5/95〜60/40の比率で該不織布(A)が表面となるように積層されている繊維質基材、および該繊維質基材を構成する少なくとも不織布(B)の内部に高分子弾性体が充填され、さらに表面の弾性繊維が主に溶融し銀面層を形成していることを特徴とする銀付き調皮革様シート。
- 銀面層の直下の層において弾性繊維と非弾性繊維が混在している請求項1に記載の銀付き調皮革様シート。
- 銀付き調皮革様シートを製造するに際し、下記IからIIIの工程、
I.少なくとも弾性ポリマーからなる繊維のウェブ(a)と、少なくとも非弾性ポリマーからなる繊維のウェブ(b)を、質量比(A)/(B)=5/95〜60/40の比率で該ウェブ(a)が表面となるように積層し絡合一体化させ繊維質基材とする工程、
II.少なくとも非弾性ポリマーからなる繊維から形成されている繊維質基材の内部に高分子弾性体を充填する工程、
III.弾性ポリマーからなる繊維を熱または溶剤によって溶融し、銀面層を形成する工程、
を順次行うことを特徴とする銀付き調皮革様シートの製造方法。 - 高分子弾性体が水系エマルジョンである請求項3に記載の銀付き調皮革様シートの製造方法。
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WO2020044911A1 (ja) * | 2018-08-27 | 2020-03-05 | 株式会社クラレ | 人工皮革基材、その製造方法及び立毛人工皮革 |
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2003
- 2003-06-10 JP JP2003164578A patent/JP2005002481A/ja active Pending
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WO2020044911A1 (ja) * | 2018-08-27 | 2020-03-05 | 株式会社クラレ | 人工皮革基材、その製造方法及び立毛人工皮革 |
JPWO2020044911A1 (ja) * | 2018-08-27 | 2021-08-12 | 株式会社クラレ | 人工皮革基材、その製造方法及び立毛人工皮革 |
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