JP2005001596A - 警笛装置および警笛音発生方法 - Google Patents

警笛装置および警笛音発生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両周辺の状況により警笛の音量や音質を自動的に制御することができるような警笛装置を提供する。
【解決手段】車両等に用いて好適な警笛装置であって、周囲を撮影して映像情報を取得する映像情報取得手段12と、形状テンプレートおよび警笛音テーブルが格納されたメモリ13と、前記映像情報取得手段12により取得された映像情報と前記メモリ13に格納された形状テンプレートとを比較し比較結果に基づいて前記メモリ13に格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力する警笛音制御手段14と、前記警笛音制御手段14からの制御信号に応じて警笛音を発生させる警笛音発生手段15と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等に用いて好適な警笛装置および警笛音発生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、警笛装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この従来の警笛装置は、図9に示すように、走行速度検知装置101、警笛装置102、コントローラー部103、警笛動作スイッチ104、動作選択スイッチ105で構成されており、走行車両自身の走行速度により、使用時の状況を判断して警告範囲に似合った音質や音量に自動的に可変するようにしている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−347516号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の警笛装置においては、走行車両自身の走行速度により警笛の音量や音質を定めるため、車両周辺の状況は考慮されていない。そのため、高速走行時には高感度音質で法律内の最大音量で警笛が鳴らされ、車両付近の歩行者や住宅地の住人に不快感を与えるという問題があった。また、低速走行時にはソフトな優しい音質の警笛が法律内の最小音量で鳴らされ、繁華街等車両周辺の雑音が激しい状況下では、警笛対象に適切な警笛音を与えられないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、車両周辺の状況により警笛の音量や音質を自動的に制御することができるような警笛装置および警笛音発生方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の警笛装置は、周囲を撮影して映像情報を取得する映像情報取得手段と、形状テンプレートおよび警笛音テーブルが格納されたメモリと、前記映像情報取得手段により取得された映像情報と前記メモリに格納された形状テンプレートとを比較し比較結果に基づいて前記メモリに格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力する警笛音制御手段と、前記警笛音制御手段からの制御信号に応じて警笛音を発生させる警笛音発生手段とを備えている。
【0007】
この構成によれば、取得された映像情報と形状テンプレートとを比較し、比較結果に基づいて警笛音テーブルから警笛の音量情報や音質情報を含んだ警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力し、当該制御信号に応じて警笛音を発生させるようにしたので、車両周辺の状況を示す取得された映像情報により、車両付近の歩行者に不快感を与えないように警笛の音量や音質を自動的に制御することができる。
【0008】
また、本発明の警笛装置は、周囲の音を収録して音声情報を取得する音声情報取得手段と、音声レベルテーブルおよび警笛音テーブルが格納されたメモリと、前記音声情報取得手段により取得された音声情報と前記メモリに格納された音声レベルテーブルとを比較し比較結果に基づいて前記メモリに格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力する警笛音制御手段と、前記警笛音制御手段からの制御信号に応じて警笛音を発生させる警笛音発生手段とを備えている。
【0009】
この構成によれば、取得された音声情報と音声レベルテーブルとを比較し、比較結果に基づいて警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力し、当該制御信号に応じて警笛音を発生させるようにしたので、車両周辺の状況を示す取得された音声情報により、車両付近の歩行者や住宅地の住人に不快感を与えないように、また、警笛対象に適切な警笛音を与えられるように警笛の音量や音質を自動的に制御することができる。
【0010】
更に、本発明の警笛装置は、移動体の位置情報を取得する位置情報取得手段と、地域属性テーブルおよび警笛音テーブルが格納されたメモリと、前記位置情報取得手段により取得された移動体の位置情報と前記メモリに格納された地域属性テーブルとを比較し比較結果に基づいて前記メモリに格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力する警笛音制御手段と、前記警笛音制御手段からの制御信号に応じて警笛音を発生させる警笛音発生手段とを備えている。
【0011】
この構成によれば、取得された移動体の位置情報と地域属性テーブルとを比較し、比較結果に基づいて警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力し、当該制御信号に応じて警笛音を発生させるようにしたので、車両周辺の状況を示す取得された移動体の位置情報により、車両付近の歩行者や住宅地の住人に不快感を与えないように、また、警笛対象に適切な警笛音を与えられるように警笛の音量や音質を自動的に制御することができる。
【0012】
更にまた、本発明の警笛装置は、周囲を撮影しての映像情報、周囲の音を収録しての音声情報および移動体の位置情報のうち少なくとも2つの情報を取得する情報取得手段と、形状テンプレート、音声レベルテーブルおよび地域属性テーブルのうち少なくとも2つおよび警笛音テーブルが格納されたメモリと、前記情報取得手段により取得された情報と前記メモリに格納された対応するテンプレートまたはテーブルとを比較し比較結果に基づいて前記メモリに格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力する警笛音制御手段と、前記警笛音制御手段からの制御信号に応じて警笛音を発生させる警笛音発生手段とを備えている。
【0013】
この構成によれば、取得された情報と対応するテンプレートまたはテーブルとを比較し、比較結果に基づいて警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力し、当該制御信号に応じて警笛音を発生させるようにしたので、車両周辺の状況を示す取得された情報により、車両付近の歩行者や住宅地の住人に不快感を与えないように、また、警笛対象に適切な警笛音を与えられるように警笛の音量や音質を自動的に制御することができる。
【0014】
本発明の警笛音発生方法は、周囲を撮影して映像情報を取得するステップと、形状テンプレートおよび警笛音テーブルが格納されたメモリを設けるステップと、前記取得された映像情報と前記メモリに格納された形状テンプレートとを比較するステップと、比較結果に基づいて前記メモリに格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力するステップと、前記制御信号に応じて警笛音を発生させるステップとを備えている。
【0015】
この方法によれば、取得された映像情報と形状テンプレートとを比較し、比較結果に基づいて警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力し、当該制御信号に応じて警笛音を発生させるようにしたので、車両周辺の状況を示す取得された映像情報により、車両付近の歩行者に不快感を与えないように警笛の音量や音質を自動的に制御することができる。
【0016】
また、本発明の警笛音発生方法は、周囲の音を収録して音声情報を取得するステップと、音声レベルテーブルおよび警笛音テーブルが格納されたメモリを設けるステップと、前記取得された音声情報と前記メモリに格納された音声レベルテーブルとを比較するステップと、比較結果に基づいて前記メモリに格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力するステップと、前記制御信号に応じて警笛音を発生させるステップとを備えている。
【0017】
この方法によれば、取得された音声情報と音声レベルテーブルとを比較し、比較結果に基づいて警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力し、当該制御信号に応じて警笛音を発生させるようにしたので、車両周辺の状況を示す取得された音声情報により、車両付近の歩行者や住宅地の住人に不快感を与えないように、また、警笛対象に適切な警笛音を与えられるように警笛の音量や音質を自動的に制御することができる。
【0018】
更に、本発明の警笛音発生方法は、移動体の位置情報を取得するステップと、地域属性テーブルおよび警笛音テーブルが格納されたメモリを設けるステップと、前記取得された移動体の位置情報と前記メモリに格納された地域属性テーブルとを比較するステップと、比較結果に基づいて前記メモリに格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力するステップと、前記制御信号に応じて警笛音を発生させるステップと備えている。
【0019】
この方法によれば、取得された移動体の位置情報と地域属性テーブルとを比較し、比較結果に基づいて警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力し、当該制御信号に応じて警笛音を発生させるようにしたので、車両周辺の状況を示す取得された移動体の位置情報により、車両付近の歩行者や住宅地の住人に不快感を与えないように、また、警笛対象に適切な警笛音を与えられるように警笛の音量や音質を自動的に制御することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0021】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る警笛装置の構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態に係る警笛装置は、警笛発生要求を出力する警笛スイッチ11と、周囲(車両外部)を撮影して映像情報を取得する外部映像検出装置12と、車両付近の歩行者を検出するための形状テンプレートおよび警笛音テーブルが格納されたメモリ13と、警笛スイッチ11からの警笛発生要求に応じて、外部映像検出装置12により取得された映像情報とメモリ13に格納された形状テンプレートとを比較し比較結果に基づいてメモリ13に格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力する警笛音制御装置14と、警笛音制御装置14からの制御信号に応じて警笛音を発生させる警笛音発生装置15と、を備えている。ここで、メモリ13に格納された警笛音テーブルは、車両付近の歩行者に不快感を与えない警笛音情報を提供するように設定されている。この警笛音情報は、警笛の音量や音質に関する情報である。
【0022】
次に、以上のように構成された本実施の形態に係る警笛装置の動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。まず、警笛音制御装置14は、警笛スイッチ11からの警笛発生要求の有無を判定する(ステップS11)。このステップS11において、警笛発生要求が無い場合には警笛音は発生されないが(ステップS16)、警笛発生要求が有る場合には、警笛音制御装置14は、外部映像検出装置12により取得された映像情報とメモリ13に格納された形状テンプレートとを比較して車両付近の歩行者の有無を判定する(ステップS12)。次に、警笛音制御装置14は、この判定結果に基づいてメモリ13に格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得する(ステップS13)。次に、警笛音制御装置14は、取得した警笛音情報に対応する制御信号を出力する(ステップS14)。そして、警笛音発生装置15は、当該制御信号に応じて警笛音を発生させる(ステップS15)。なお、ステップS12以降において、例えば、身長が所定値以下であれば子供と、腰が曲がっていればお年寄りと、移動速度が遅ければお年寄りや体の不自由な人と判定して、その判定結果に応じて警笛音を発生させるようにしてもよい。子供やお年寄りであると判定した場合は、突然大音量で警笛を鳴らすと、びっくりしてしまうので、はじめは小さい音から徐々に大きくしたり、小さい音で長く鳴らしたり、メロディなどを鳴らすことなどが好適である。
【0023】
このような本実施の形態に係る警笛装置によれば、外部映像検出装置12により取得された映像情報と車両付近の歩行者を検出するための形状テンプレートとを比較し、比較結果に基づいて警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力し、当該制御信号に応じて警笛音を発生させるようにしたので、車両周辺の状況を示す外部映像検出装置12により取得された映像情報により、車両付近の歩行者に不快感を与えないように警笛の音量や音質を自動的に制御することができる。
【0024】
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る警笛装置の構成を示すブロック図である。図3において、本実施の形態に係る警笛装置は、警笛発生要求を出力する警笛スイッチ11と、周囲(車両外部)の雑音を収録して雑音情報を取得する外部雑音検出装置22と、車両付近の雑音レベルを検出するための雑音レベルテーブルおよび警笛音テーブルが格納されたメモリ23と、警笛スイッチ11からの警笛発生要求に応じて、外部雑音検出装置22により取得された雑音情報とメモリ23に格納された雑音レベルテーブルとを比較し比較結果に基づいてメモリ23に格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力する警笛音制御装置14と、警笛音制御装置14からの制御信号に応じて警笛音を発生させる警笛音発生装置15と、を備えている。ここで、メモリ23に格納された警笛音テーブルは、車両付近の歩行者や住宅地の住人に不快感を与えず、また、警笛対象に適切な警笛音を与えられる警笛音情報を提供するように設定されている。
【0025】
次に、以上のように構成された本実施の形態に係る警笛装置の動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。まず、警笛音制御装置14は、警笛スイッチ11からの警笛発生要求の有無を判定する(ステップS21)。このステップS21において、警笛発生要求が無い場合には警笛音は発生されないが(ステップS26)、警笛発生要求が有る場合には、警笛音制御装置14は、外部雑音検出装置22により取得された雑音情報とメモリ23に格納された雑音レベルテーブルとを比較して車両付近の雑音レベルを判定する(ステップS22)。次に、警笛音制御装置14は、この判定結果に基づいてメモリ23に格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得する(ステップS23)。次に、警笛音制御装置14は、取得した警笛音情報に対応する制御信号を出力する(ステップS24)。そして、警笛音発生装置15は、当該制御信号に応じて警笛音を発生させる(ステップS25)。
【0026】
このような本実施の形態に係る警笛装置によれば、外部雑音検出装置22により取得された雑音情報と車両付近の雑音レベルを検出するための雑音レベルテーブルとを比較し、比較結果に基づいて警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力し、当該制御信号に応じて警笛音を発生させるようにしたので、車両周辺の状況を示す外部雑音検出装置22により取得された雑音情報により、車両付近の歩行者や住宅地の住人に不快感を与えないように、また、警笛対象に適切な警笛音を与えられるように警笛の音量や音質を自動的に制御することができる。このような場合も、子供やお年寄りと判定した場合のような警笛を鳴らすとよい。
【0027】
(第3の実施の形態)
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る警笛装置の構成を示すブロック図である。図5において、本実施の形態に係る警笛装置は、警笛発生要求を出力する警笛スイッチ11と、移動体(車両)の位置情報を取得するナビゲーションシステム装置32と、車両付近地域が住宅地や繁華街などのどのような地域であるか検出するための地域属性テーブルおよび警笛音テーブルが格納されたメモリ33と、警笛スイッチ11からの警笛発生要求に応じて、ナビゲーションシステム装置32により取得された移動体の位置情報とメモリ33に格納された地域属性テーブルとを比較し比較結果に基づいてメモリ33に格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力する警笛音制御装置14と、警笛音制御装置14からの制御信号に応じて警笛音を発生させる警笛音発生装置15と、を備えている。ここで、メモリ33に格納された警笛音テーブルは、車両付近の歩行者や住宅地の住人に不快感を与えず、また、警笛対象に適切な警笛音を与えられる警笛音情報を提供するように設定されている。
【0028】
次に、以上のように構成された本実施の形態に係る警笛装置の動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。まず、警笛音制御装置14は、警笛スイッチ11からの警笛発生要求の有無を判定する(ステップS31)。このステップS31において、警笛発生要求が無い場合には警笛音は発生されないが(ステップS36)、警笛発生要求が有る場合には、警笛音制御装置14は、ナビゲーションシステム装置32により取得された移動体の位置情報とメモリ33に格納された地域属性テーブルとを比較して車両付近の住宅地や繁華街の有無を判定する(ステップS32)。次に、警笛音制御装置14は、この判定結果に基づいてメモリ33に格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得する(ステップS33)。次に、警笛音制御装置14は、取得した警笛音情報に対応する制御信号を出力する(ステップS34)。そして、警笛音発生装置15は、当該制御信号に応じて警笛音を発生させる(ステップS35)。
【0029】
このような本実施の形態に係る警笛装置によれば、ナビゲーションシステム装置32により取得された移動体の位置情報と車両付近の住宅地や繁華街を検出するための地域属性テーブルとを比較し、比較結果に基づいて警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力し、当該制御信号に応じて警笛音を発生させるようにしたので、車両周辺の状況を示すナビゲーションシステム装置32により取得された移動体の位置情報により、車両付近の歩行者や住宅地の住人に不快感を与えないように、また、警笛対象に適切な警笛音を与えられるように警笛の音量や音質を自動的に制御することができる。例えば、住宅地であれば音量を小さく、繁華街であれば音量を大きくするなどが考えられる。
【0030】
(第4の実施の形態)
図7は、本発明の第4の実施の形態に係る警笛装置の構成を示すブロック図である。図7において、本実施の形態に係る警笛装置は、警笛発生要求を出力する警笛スイッチ11と、周囲(車両外部)を撮影しての映像情報、周囲(車両外部)の雑音を収録しての雑音情報および移動体(車両)の位置情報のすべてを取得する情報取得装置42と、車両付近の歩行者を検出するための形状テンプレート、車両付近の雑音レベルを検出するための雑音レベルテーブルおよび車両付近の住宅地や繁華街を検出するための地域属性テーブルのすべておよび警笛音テーブルが格納されたメモリ43と、情報取得装置42により取得された情報とメモリ43に格納されたテンプレートおよびテーブルとを比較し比較結果に基づいてメモリ43に格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力する警笛音制御装置14と、警笛音制御装置14からの制御信号に応じて警笛音を発生させる警笛音発生装置15と、を備えている。ここで、メモリ43に格納された警笛音テーブルは、車両付近の歩行者や住宅地の住人に不快感を与えず、また、警笛対象に適切な警笛音を与えられる警笛音情報を提供するように設定されている。
【0031】
次に、以上のように構成された本実施の形態に係る警笛装置の動作について、図8のフローチャートを用いて説明する。まず、警笛音制御装置14は、警笛スイッチ11からの警笛発生要求の有無を判定する(ステップS41)。このステップS41において、警笛発生要求が無い場合には警笛音は発生されないが(ステップS46)、警笛発生要求が有る場合には、警笛音制御装置14は、情報取得装置42により取得された情報とメモリ43に格納されたテンプレートおよびテーブルとを比較して車両付近の歩行者の有無、車両付近の雑音レベルおよび車両付近の住宅地や繁華街の有無を判定する(ステップS42)。次に、警笛音制御装置14は、これらの判定結果に基づいてメモリ43に格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得する(ステップS43)。次に、警笛音制御装置14は、取得した警笛音情報に対応する制御信号を出力する(ステップS44)。そして、警笛音発生装置15は、当該制御信号に応じて警笛音を発生させる(ステップS45)。
【0032】
このような本実施の形態に係る警笛装置によれば、情報取得装置42により取得された情報とメモリ43に格納されたテンプレートおよびテーブルとを比較し、比較結果に基づいて警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力し、当該制御信号に応じて警笛音を発生させるようにしたので、車両周辺の状況を示す情報取得装置42により取得された情報により、車両付近の歩行者や住宅地の住人に不快感を与えないように、また、警笛対象に適切な警笛音を与えられるように警笛の音量や音質を自動的に制御することができる。
【0033】
なお、本実施の形態においては、情報取得装置42は、周囲(車両外部)を撮影しての映像情報、周囲(車両外部)の雑音を収録しての雑音情報および移動体(車両)の位置情報のすべてを取得するものであったが、これらの情報のうち少なくとも2つの情報を取得するものであってもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明の警笛装置によれば、取得された映像情報と形状テンプレートとを比較し、比較結果に基づいて警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力し、当該制御信号に応じて警笛音を発生させるようにしたので、車両周辺の状況を示す取得された映像情報により、車両付近の歩行者に不快感を与えないように警笛の音量や音質を自動的に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る警笛装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る警笛装置の動作を説明するためのフローチャート
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る警笛装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る警笛装置の動作を説明するためのフローチャート
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る警笛装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る警笛装置の動作を説明するためのフローチャート
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る警笛装置の構成を示すブロック図
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る警笛装置の動作を説明するためのフローチャート
【図9】従来の警笛装置の一例を示すブロック図
【符号の説明】
11 警笛スイッチ
12 外部映像検出装置(映像情報取得手段)
13、23、33、43 メモリ
14 警笛音制御装置(警笛音制御手段)
15 警笛音発生装置(警笛音発生手段)
22 外部雑音検出装置(音声情報取得手段)
32 ナビゲーションシステム装置(位置情報取得手段)
42 情報取得装置(情報取得手段)

Claims (7)

  1. 周囲を撮影して映像情報を取得する映像情報取得手段と、
    形状テンプレートおよび警笛音テーブルが格納されたメモリと、
    前記映像情報取得手段により取得された映像情報と前記メモリに格納された形状テンプレートとを比較し比較結果に基づいて前記メモリに格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力する警笛音制御手段と、
    前記警笛音制御手段からの制御信号に応じて警笛音を発生させる警笛音発生手段と、
    を備えた警笛装置。
  2. 周囲の音を収録して音声情報を取得する音声情報取得手段と、
    音声レベルテーブルおよび警笛音テーブルが格納されたメモリと、
    前記音声情報取得手段により取得された音声情報と前記メモリに格納された音声レベルテーブルとを比較し比較結果に基づいて前記メモリに格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力する警笛音制御手段と、
    前記警笛音制御手段からの制御信号に応じて警笛音を発生させる警笛音発生手段と、
    を備えた警笛装置。
  3. 移動体の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    地域属性テーブルおよび警笛音テーブルが格納されたメモリと、
    前記位置情報取得手段により取得された移動体の位置情報と前記メモリに格納された地域属性テーブルとを比較し比較結果に基づいて前記メモリに格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力する警笛音制御手段と、
    前記警笛音制御手段からの制御信号に応じて警笛音を発生させる警笛音発生手段と、
    を備えた警笛装置。
  4. 周囲を撮影しての映像情報、周囲の音を収録しての音声情報および移動体の位置情報のうち少なくとも2つの情報を取得する情報取得手段と、
    形状テンプレート、音声レベルテーブルおよび地域属性テーブルのうち少なくとも2つおよび警笛音テーブルが格納されたメモリと、
    前記情報取得手段により取得された情報と前記メモリに格納された対応するテンプレートまたはテーブルとを比較し比較結果に基づいて前記メモリに格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力する警笛音制御手段と、
    前記警笛音制御手段からの制御信号に応じて警笛音を発生させる警笛音発生手段と、
    を備えた警笛装置。
  5. 周囲を撮影して映像情報を取得するステップと、
    形状テンプレートおよび警笛音テーブルが格納されたメモリを設けるステップと、
    前記取得された映像情報と前記メモリに格納された形状テンプレートとを比較するステップと、
    比較結果に基づいて前記メモリに格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力するステップと、
    前記制御信号に応じて警笛音を発生させるステップと、
    を備えた警笛音発生方法。
  6. 周囲の音を収録して音声情報を取得するステップと、
    音声レベルテーブルおよび警笛音テーブルが格納されたメモリを設けるステップと、
    前記取得された音声情報と前記メモリに格納された音声レベルテーブルとを比較するステップと、
    比較結果に基づいて前記メモリに格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力するステップと、
    前記制御信号に応じて警笛音を発生させるステップと、
    を備えた警笛音発生方法。
  7. 移動体の位置情報を取得するステップと、
    地域属性テーブルおよび警笛音テーブルが格納されたメモリを設けるステップと、
    前記取得された移動体の位置情報と前記メモリに格納された地域属性テーブルとを比較するステップと、
    比較結果に基づいて前記メモリに格納された警笛音テーブルから警笛音情報を取得して対応する制御信号を出力するステップと、
    前記制御信号に応じて警笛音を発生させるステップと、
    を備えた警笛音発生方法。
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