JP2004538631A - 平面誘導性部品および平面変成器 - Google Patents

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Abstract

【課題】渦電流によるオーム損失の低い平面誘導性部品および平面変成器を提供すること。
【解決手段】本発明は、第1および第2のスパイラルパターン(12A, 12B)を、それぞれ、含有する、少なくとも第1および第2の同心インダクタを有する平面誘導性部品(11)に関するものである。両スパイラルパターンは、第1の終端点(13A, 13B)および第2の終端点(14A, 14B)を持ち、電気的に互いに接続し合い、飛び越し配置され、そして、その外側において分断されて、その空隙(15A, 15B)の一方の側に2つのコンタクト(16A, 16B)を、空隙(15A, 15B)の他方の側に2つのコンタクト(17A, 17B)を設けられている。それぞれ、第1の2つのコンタクト(16A, 16B)、第2の2つのコンタクト(17A, 17B)を互いに接続し合うことによって、両スパイラルパターンが、並列に接続される。スパイラルパターン(12A, 12B)は、磁気的に結合し、同一の電気的・磁気的性質を持つ。これは、高周波において、渦電流損失の減少に導く。これは、高い最大品質係数Qを持つ、高周波動作に適した平面誘導性部品(11)に帰着する。
本発明は、また、本発明による2つの平面誘導性部品を有する平面変成器に関するものである。第1の平面誘導性部品は、その平面変成器の第1の巻き線として利用される。第2の平面誘導性部品は、その平面変成器の第2の巻き線として利用される。高周波における渦電流損失の上述の減少の結果として、その平面変成器は、高周波動作に用いるのに好適である。
【選択図】図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1の導電スパイラルパターンおよび第2の導電スパイラルパターンを、それぞれ、含有する、少なくとも第1および第2の同心平面インダクタを有する平面誘導性部品であって、前記第1の導電スパイラルパターンが、第1の終端点および第2の終端点を持ち、前記第2の導電スパイラルパターンが、第1の終端点および第2の終端点を持つ平面誘導性部品に関するものである。
【0002】
本発明は、また、第1のそのような平面誘導性部品および第2のそのような平面誘導性部品を有する平面変成器に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
時のたつとともに、エレクトロニクスの集積化が、絶えず縮小する体積の中にますます多くの機能を集積化することを可能にしながら、大いに拡大してきている。この集積化は、例えばアセンブリ技法およびIC技術のような分野でなされる進展によっても可能となっている。例えば移動電話の分野におけるような、通信分野における電子製品に対する要請と結んでIC技術分野でなされている進展は、インダクタや変成器のような平面誘導性部品を用いる集積RF回路(無線周波数回路)にまで至っている。900 MHz帯および1800 MHz帯のような、例えば、移動電話通信に用いられている周波数帯は、それらの平面誘導性部品を、現存する技術内で、単一の集積回路に他の部品とともに、容易に、かつ、再現性良く製造することを可能にする。
【0004】
そのような平面誘導性部品に伴う問題は、オーム損失を最小まで減少させることである。高周波において、オーム損失は、急速に増大し、一方、(自己)インダクタンスは、ほとんど変化しない。このことは、例えば、RF応用のための良好な平面インダクタをつくるのは困難であるということを意味する。一般的に、良好なインダクタは、10以上の品質係数を持つインダクタとして定義される。これは、インピーダンスの虚数部とインピーダンスの実数部との比が、10以上であるということを意味する。通例、平面インダクタは、スパイラルパターンにしたがって延在する導電体を有している。
【0005】
現存する文献から、1〜2 GHzの範囲の周波数においては、平面磁気インダクタ内の不均質な電流分布が、オーム損失に大きく寄与するということが知られている(例えば、W.B. Kuhn, N.M. Ibrahim, “Analysis of current crowding effects in multiturn spiral inductors”, IEEE Trans. MTT, Vol. 49, No. 1, pp. 31−38, 2001が、参照される)。そのようなインダクタの電気的挙動は、根本的には、自己インダクタンスLと抵抗Rとの直列配置を用いて表わすことができる。この直列配置において、Lは、スパイラルパターンのインダクタンスを表わしており、Rは、スパイラルパターンに発生するオーム損失を表わしている。上述の周波数範囲に関しては、オーム損失は、表皮効果による渦電流損失によって大きく決定され、渦電流損失は、スパイラルパターンの平行旋回の相互影響に起因する。
【0006】
米国特許明細書US−A−5,966,063に、平面誘導性部品の渦電流損失を制限するための解決法が、提案されている。提案されている解決法の基本実施例は、スパイラルパターンにしたがって延在する導電体を持つ平面誘導性部品を有しており、その導電体は、長さ方向に少なくとも2つの部分に分割されている。その結果、US−A−5,966,063に開示されている平面誘導性部品は、少なくとも2つの互い違いに差し込み状態になったスパイラルパターンを有している。最も内側のスパイラルパターンは、最も外側のスパイラルパターンよりも短い長さ、小さい面積しか持っていない。その結果、両方のスパイラルパターンの電気的・磁気的挙動は、互いに異なる。したがって、US−A−5,966,063に記載の解決法は、渦電流によるオーム損失の問題を部分的にしか解決しない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの目的は、渦電流によるオーム損失の低い平面誘導性部品を提供することである。この目的は、
前記第1の同心インダクタに属する前記第1の導電スパイラルパターンと、前記第2の同心インダクタに属する前記第2の導電スパイラルパターンとが、飛び越し配置されており、
前記第1の導電スパイラルパターンの前記第1の終端点と前記第2の終端点とが、導電的に互いに接続し合い、前記第1の導電スパイラルパターンが、その外側において分断されて、その分断のいずれか一方の側に第1の導電コンタクトを、他方の側に第2の導電コンタクトを形成しており、
前記第2の導電スパイラルパターンの前記第1の終端点と前記第2の終端点とが、導電的に互いに接続し合い、前記第2の導電スパイラルパターンが、その外側において分断されて、その分断のいずれか一方の側に第1の導電コンタクトを、他方の側に第2の導電コンタクトを形成していることを特徴とする本発明による平面誘導性部品を用いて達成される。
【0008】
第1および第2の平板インダクタは、ともに、スパイラルパターンを有し、同心となっている。これは、それらが、共通の仮想中心を持つことを意味する。
【0009】
前記第1の同心インダクタに属する前記第1の導電スパイラルパターンと、前記第2の同心平面インダクタに属する前記第2の導電スパイラルパターンとは、飛び越し配置されている。このことは、仮想中心から外縁部に向かって一直線に進むと、第1の導電体と第2の導電体とが、常に、互い違いになるということを意味する。
【0010】
前記第1の導電スパイラルパターンおよび第2の導電スパイラルパターンは、各々、第1の終端点および第2の終端点を持っている。第1の終端点は、仮想中心に最も近い終端点であり、第2終端点は、仮想中心から最も遠くにある終端点である。
【0011】
第1および第2の同心平面インダクタのスパイラルパターンは、その外側において分断されている。「その外側において分断されている」とは、スパイラルパターンの外部で、かつ、スパイラルパターンの位置している面内に位置する点から、仮想中心に向かって一直線に進むと、その分断に近づくことができるということを意味している。
【0012】
第1および第2の同心平面インダクタのスパイラルパターンは、その分断の一方の側に第1の導電コンタクトを、分断の他方の側に第2の導電コンタクトを備えられている。したがって、第1の導電コンタクトと第2の導電コンタクトとの間の電流パスは、第1の同心平面インダクタまたは第2の同心平面インダクタのいずれにおいてもスパイラルパターンの全長を有する。
【0013】
上述のように設計されたスパイラルパターンの利点は、それらのスパイラルパターンが、同一の磁気的・電気的性質を持つという点にある。
【0014】
その結果として、電流分布は、均質となる。これは、低オーム損失に帰着する。
【0015】
このスパイラルパターンを用いるさらなる利点は、それが、最大可能な(自己)インダクタンスを、最小可能な表面積に実現することを可能にするという点にある。
【0016】
本発明による平面誘導性部品は、例えばシリコン基板上の、RF回路のような高周波で動作する集積回路に用いるのに極めて適しているけれども、その応用は、それに限定されない。他の可能な応用は、例えば、スイッチモード電源の分野にある。それらのスイッチモード電源に関係する周波数範囲では、例えば、薄膜技術あるいは厚膜技術を用いてセラミック基板上に、そのような平面誘導性部品を実現するのが望ましい。そうでなければ、そのような平面誘導性部品は、PCB(プリント回路板)上の回路の一部として実現することができ、その場合には、スパイラルパターンは、例えば銅トラックによって形成される。
【0017】
用いている技術と両立できるということを条件としてであるが、磁気的性質をさらに改善するために、平面誘導性部品に磁性材料から成る容器部を設けるということも望ましいことである。
【0018】
さらに、ある技術に採用されているデザインルールが、設計者に対して、例えば互いに45?あるいは90?の、角度を含むパターンだけを使用するように制限することも起こり得る。そのような場合には、スパイラルパターンは、外見的に長方形あるいは八角形であってもよい。
【0019】
本発明による平面誘導性部品のさらなる利点は、それを、平面誘導性部品のアセンブリにおいて基本的な素子として用いることができるということにある。そのようなアセンブリは、平らな平面に配置された、複数の本発明による平面誘導性部品を有する。当該平面誘導性部品を導電的に互いに接続し合うことによって、単一の平面磁性部品の電気的・磁気的性質によって、その電気的・磁気的性質を厳密に決定できる、新規の、複合的な平面誘導性部品が得られる。
【0020】
本発明による平面誘導性部品の一実施例は、前記平面インダクタの各々が、電気絶縁層によって互いに分離された、少なくとも第1の導電スパイラルパターンと第2の導電スパイラルパターンとを有することを特徴とする。複数の導電スパイラルパターンを用いることによって、平面誘導性部品11に必要な表面積に限定を置くことが達成される。
【0021】
本発明による平面誘導性部品のさらなる一実施例は、少なくとも前記第1の導電スパイラルパターンと前記第2の導電スパイラルパターンとが、バイアによって、導電的に互いに接続し合っていることを特徴とする。複数の導電スパイラルパターンを導電的に互いに接続し合うことによって、スパイラルパターンの実効的な区域の増大が、達成される。このことは、(自己)インダクタンスを変化させることなく、直列抵抗の減少化を達成できるという利点を持つ。
【0022】
本発明による平面誘導性部品のさらなる一実施例は、前記第1の導電スパイラルパターンの前記第1の導電コンタクトが、前記第2の導電スパイラルパターンの前記第1の導電コンタクトに導電的に接続し、前記第1の導電スパイラルパターンの前記第2の導電コンタクトが、前記第2の導電スパイラルパターンの前記第2の導電コンタクトに導電的に接続して、同一の電気的・磁気的性質を持つ、電気的に互いに接続し合うインダクタのシステムを形成していることを特徴とする。このようにして、電気的・磁気的性質から見て同一な、いくつかの並列電流パスに分割されたインダクタが、得られる。その結果として、高周波においても、電流が、電流パス全体に渡って均一に分布する。このことは、インダクタが、良好な高周波性質を持つという利点を持つ。これは、このようにして実現されるインダクタが、10以上の品質係数を持つことができるということを意味する。
【0023】
上述においては、主に、平面インダクタに、検討が集中した。平面変成器は、平面インダクタと同じ問題を持っている。既知の平面変成器において、巻き線内の渦電流によるオーム損失は、周波数が増加するにつれて、相当に増加する。それらのオーム損失は、また、高周波における既知の平面変成器の実際の使用を制限する。
【0024】
本発明は、また、低オーム損失を持つ平面変成器を提供するように意図されている。本発明による平面変成器は、本発明による第1の平面誘導性部品および本発明による第2の平面誘導性部品を有し、前記第1の平面誘導性部品とさらなる平面誘導性部品とが、電気絶縁層を用いて分離されており、前記第1の平面誘導性部品が、前記変成器の第1の巻き線を形成しており、前記第2の平面誘導性部品が、前記変成器の第2の巻き線を形成している。このようにして実現された平面変成器は、第1の巻き線および第2の巻き線において、電流が、第1の平面誘導性部品の同心平面インダクタのスパイラルパターン全体に渡っても均一に分布し、また、第2の平面誘導性部品の同心インダクタのスパイラルパターン全体に渡っても均一に分布するという利点を持つ。これは、高周波において、低オーム損失に帰着する。その結果として、高周波動作に適した、良好な平面変成器が、このようにして達成される。
【0025】
本発明による平面変成器は、高周波動作用の集積回路に用いることができるだけではない。それは、例えば、スイッチモード電源の分野でも用いることができる。当該スイッチモード電源に関係する周波数範囲では、例えば、薄膜技術あるいは厚膜技術を使用して、セラミック基板上にそのような平面変成器を実現するのが望ましい。そうでなければ、そのような平面変成器は、PCB上の回路の一部として実現することができ、その場合には、スパイラルパターンは、例えば銅トラックなどによって形成される。
【0026】
用いている技術と両立できるということを条件としてであるが、磁気的性質を改善するために、平面変成器に磁性材料から成る容器部を設けるということも望ましいことである。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明のこれらの、そして、他の観点が、以下に記載の実施例から明白になり、また、それらに関連して解明される。
【0028】
図において、同等の部分には、同等の参照番号が付される。
【0029】
図1Aは、現在到達し得る最先端の技術水準による平面インダクタの1具体例を、概略的に示している。この具体例において、平面インダクタ1は、ベース材料または基板の電気絶縁層上に設けられた導電体材料から成るスパイラルパターン2を有している。スパイラルパターン2は、スパイラルパターン2の仮想中心に最も近い第1の終端点3、および、スパイラルパターン2の仮想中心から最も遠くにある第2の終端点4を持っている。第1の終端点3および第2の終端点4の位置において、平面インダクタ1は、平面インダクタ1を有している回路のさらなる部品と導電的にコンタクトしている。
【0030】
図1Bは、図1Aに示されている平面インダクタ1の実施例の電気的等価回路図5を示している。当該電気的等価回路図5は、抵抗Rと直列に配置された自己インダクタンスLを有する1ゲート素子である。Lは、スパイラルパターンの自己インダクタンスを表わしており、Rは、スパイラルパターンに発生するオーム損失を表わしている。Rの抵抗特性は、周波数依存性を持っている。現存する文献から、1〜2 GHzの範囲の周波数において、平面磁気インダクタ内の不均質な電流分布が、オーム損失に大きく寄与するということが知られている(例えば、W.B. Kuhn, N.M. Ibrahim, “Analysis of current crowding effects in multiturn spiral inductors”, IEEE Trans. MTT, Vol. 49, No. 1, pp. 31−38, 2001が、参照される)。この周波数範囲では、オーム損失は、主に、表皮効果による渦電流損失によって決定され、渦電流損失は、スパイラルパターンの平行旋回の相互影響に起因する。
【0031】
図2Aは、現在到達し得る最先端の技術水準による、平面インダクタ6の別の具体例を概略的に示している。この具体例は、渦電流損失によるオーム損失を減少させるために、米国特許明細書US−A−5,966,063で提案された解決法に関するものである。この具体例における平面インダクタ6は、電気絶縁基板上に設けられた導電材料から成るスパイラルパターン7を含有している。スパイラルパターン7は、第1の外側部分7Aと第2の内側部分7Bとに、長さ方向に分割されている。スパイラルパターン7の両部分7Aと 7Bとは、同心となっており、スパイラルパターン7の仮想中心の最も近くに位置する第1の共通終端点8、および、スパイラルパターン7の仮想中心から最も遠くにある第2の共通終端点9を持っている。スパイラルパターン7の内側部分7Bは、外側部分7Aよりも短い長さ、小さい表面積しか持っていない。用語「同心」は、両スパイラルパターン7A, 7Bが共通仮想中心を持っているということを意味していると取られるべきである。
【0032】
図2Bは、図2Aに示されている平面インダクタの具体例の電気的等価回路図10を示している。当該電気的等価回路図10は、2つの並列枝を有する1ゲート素子である。第1の並列枝は、抵抗RS1と直列に配置された第1の自己インダクタンスLS1を有している。第2の並列枝は、抵抗RS2と直列に配置された第2の自己インダクタンスLS2を有している。第1の並列枝は、図2Aに示されているスパイラルパターン7の外側部分7Aの電気的・磁気的挙動を表わしている。第2の並列枝は、図2Aに示されているスパイラルパターン7の内側部分7Bの電気的・磁気的挙動を表わしている。スパイラルパターン7の両部分7A, 7Bの間隔は、密であるから、それらは、互いに影響し合う。この磁気結合は、電気的等価回路図10で、LS1とLS2との間の結合cを用いて表わされている。
【0033】
低周波においては、両枝の電流の比は、抵抗RS1と RS2との比によって決定される。2つのインダクタ間に何らの結合cもないのであれば、そのときには、高周波において、両インダクタを流れる電流の比は、自己インダクタンスLS1とLS2との比によって決定されるであろう。平面インダクタ6では、図2Aに示すように、LS1とLS2との間に、大きな結合cが存在する、即ち、c » 1である。RS1とRS2とが等しければ、高周波において、かつ、LS1とLS2との差があまり大きくない場合には、全インピーダンスZの実数部は、次の関係式によってほぼ与え得ることを導出することができる。
Figure 2004538631
【0034】
S1とLS2との差が、もっと大きく、次の関係式を満たすときには、
Figure 2004538631
磁気結合が、高周波において、最も大きな自己インダクタンスを持つスパイラルパターンに電流反転を起こさせる。
【0035】
上述の挙動は、スパイラルパターン7A, 7Bの幅が、平面インダクタ6において、インダクタ6の端から端までの直径の2〜10 %に達すると、重要なふるまいを演じる。計算は、スパイラルパターン7Bの電流の方が、スパイラルパターン7Aの電流よりも、自己インダクタンスの影響を受けにくいということを示している。また、スパイラルパターン7A, 7Bの端における電流の方が、導電体の中心およびその近傍における電流よりも、自己インダクタンスの影響を受けにくいということも、証明することができる。
【0036】
これらの場合において、強い結合が、電流パス間に存在する。スパイラルパターン7A, 7Bの幅に応じて、平面インダクタ6のインピーダンスの実数部に相当な増加が、発生することがある。スパイラルパターン7A, 7Bの幅を減少させることによって、それらのスパイラルパターン間の自己インダクタンスの差を減少させることは、しかしながら、低周波における抵抗の増加に導き、したがって、それは、品質係数Qの減少に導くから、満足できる解決法ではない。
【0037】
図3Aは、本発明による平面誘導性部品の一実施例を概略的に示している。図2Aを参照して前述した公知の平面インダクタ6と同様に、本発明による平面誘導性部品11の本実施例は、2つの同心導電体を有している。両同心導電体は、スパイラルパターン、即ち、第1の同心導電体に属する第1のスパイラルパターン12A、および、第2の同心導電体に属する第2のスパイラルパターン12Bを有している。スパイラルパターン12Aおよび 12Bは、導電材料から成り、それらは、それぞれ、第1の終端点13Aおよび 13B、および、第2の終端点14Aおよび 14Bを有しており、そして、それらは、電気絶縁基板上に設けられている。公知の平面インダクタ6と誘導性部品11との重大な違いは、スパイラルパターン12Aと12Bとが飛び越し配置になっているということにある。このことは、仮想中心から外縁部に向かって一直線に進むと、第1のスパイラルパターン12Aと第2のスパイラルパターン12Bとが、常に、互い違いになるということを意味する。さらに、スパイラルパターン12A, 12Bのそれぞれにおいて、第1の終端点13A, 13Bは、第2の終端点14A, 14Bに導電的に接続している。また、スパイラルパターン12A, 12Bのそれぞれは、その外側において分断されている。この分断は、分断15A, 15Bのそれぞれの一方の側に、第1の導電コンタクト16A, 16Bをそれぞれ形成し、分断15A, 15Bのそれぞれの他方の側に、第2の導電コンタクト17A, 17Bをそれぞれ形成することに利用される。図3Aにおいて、スパイラルパターン12Aの第1の導電コンタクト16Aおよび第2の導電コンタクト17Aは、スパイラルパターン12Bの第1の導電コンタクト16Bおよび第2の導電コンタクト17Bの下に位置している。したがって、それぞれ、第1の導電コンタクト16A, 16Bと第2の導電コンタクト17A, 17Bとの間の電流パスは、第1または第2の同心平面インダクタそれぞれのスパイラルパターン12Aまたは12Bの全長を有している。その結果、本発明による誘導性部品11の両同心インダクタの電気的・磁気的性質は、同一になる。
【0038】
図3Bは、図3Aに示されている平面誘導性部品の実施例の電気的等価回路図18を示している。図3Aに示されている実施例では、スパイラルパターン12Aの第1の導電コンタクト16Aが、スパイラルパターン12Bの第1の導電コンタクト16Bに導電的に接続されている。さらに、スパイラルパターン12Aの第2の導電コンタクト17Aが、スパイラルパターン12Bの第2の導電コンタクト17Bに導電的に接続されている。このようにして、誘導性部品の両同心インダクタは、並列接続されている。
【0039】
電気的等価回路図18は、2つの同一の並列枝を有する1ゲート素子である。上に検討したように、図3Aに示されている両スパイラルパターン12A, 12Bは、それらの電気的・磁気的挙動に関して同一である。電気的等価回路図18の両並列枝は、抵抗RS3と直列に配置された自己インダクタンスLS3を有している。並列枝のそれぞれは、図3Aに示されているスパイラルパターン12A, 12Bの1つの電気的・磁気的挙動を表わしている。両スパイラルパターン12A, 12Bの間隔は、密であるから、それらは、互いに影響し合う。この磁気結合は、電気的等価回路図18で、2つの自己インダクタンスLS3間の結合cを用いて示されている。
【0040】
図4は、本発明による平面誘導性部品(この場合は、平面インダクタ)の一実施例に対して計算された品質係数Qの改善を、グラフ上で示している。当該平面インダクタは、4 nHの自己インダクタンスおよび300 μmの直径を持っている。片対数目盛りで、横軸に沿ってnがプロットされ、縦軸に沿って最大到達可能な品質係数Qmaxがプロットされている。nは、平面誘導性部品が作り上げられる、並列配置され、また、飛び越し配置された同心インダクタの個数である。グラフは、n、即ち、スパイラルパターン12の個数が増加すると、Qmaxの相当の改善が得られるということを示している。n = 1で、Qmaxは11.6であり、n = 32では、Qmaxは、19.4まで増加している。図4のグラフは、また、n = 1からn = 2の段階において最大の改善が達成されるということを示しており、これは、本発明の有益な効果の明白な一実例である。
【0041】
図5Aは、本発明による平面誘導性部品11の一実施例の概略的な断面図である。本実施例は、第1および第2の同心で、飛び越し配置された平面インダクタを有している。第1の同心平面インダクタは、第1のスパイラルパターン19Aおよび第2のスパイラルパターン19Bを有している。第2の平面インダクタは、第1のスパイラルパターン20Aおよび第2のスパイラルパターン20Bを有している。スパイラルパターン19A, 19B, 20A, 20Bは、導電材料から成っている。第1のスパイラルパターン19A, 20Aは、基板21の上に設けられている。第1のスパイラルパターン19A, 20Aと第2のスパイラルパターン19B, 20Bとは、第1の電気絶縁層22Aによって、互いに分離されている。さらに、第2のスパイラルパターン19B, 20Bの上に設けられた第2の電気絶縁層22Bが、示されている。円23, 24は、電流方向を指示している。電流方向は、断面に直交している。中心に小点を持つ円23は、電流が読者に向かって流れ入るということを指示している。中心に×印を持つ円24は、電流が読者から流れ出るということを指示している。第1のスパイラルパターン19A, 20Aおよび第2のスパイラルパターン19B, 20Bを用いることによって、平面誘導性部品11に必要な表面積に限定を置くことが達成される。本実施例は、特に、集積回路での使用に適している。
【0042】
図5Bは、本発明による平面誘導性部品11のさらなる一実施例の概略的な断面図である。本実施例は、図5Aに示される実施例と同様である。図5Aに示される実施例のように、同心で、飛び越し配置された平面インダクタが、第1のスパイラルパターン19A, 20Aおよび第2のスパイラルパターン19B, 20Bを有している。本実施例は、例えば両面に導電性の薄膜材料あるいは厚膜材料が設けられているセラミック基板を用いた、薄膜技術あるいは厚膜技術における使用に非常に適している。本実施例は、また、両面に、例えば銅のような、導電層が設けられているプリント回路板への使用にも極めて適している。図5Aに示される実施例に対する相違は、基板21が、支持体としてだけではなく、電気絶縁層としても利用されているという点にある。
【0043】
図6Aは、本発明による平面誘導性部品11のさらなる一実施例の概略的な断面図である。本実施例は、図5Aに示される実施例と同様である。図5Aに示される実施例のように、同心で、飛び越し配置された平面インダクタが、第1のスパイラルパターン19A, 20Aおよび第2のスパイラルパターン19B, 20Bを有している。
【0044】
図5Aに示される実施例に対する際立った相違は、第1のスパイラルパターン19A, 20Aが、バイア25を用いて、第2のスパイラルパターン19B, 20Bに導電的に接続されているという点にある。第1のスパイラルパターン19A, 20Aを、第2のスパイラルパターン19B, 20Bに導電的に接続することによって、2つの同心で、飛び越し配置された平面インダクタの実効的な断面の増加が、達成される。これは、自己インダクタンスを変化させることなく、同時に、直列抵抗の減少を達成できるという利点を持つ。本発明による平面誘導性部品を実現するために用いることのできる標準的な技術において、導電層の厚さは、あらかじめ定められており、一方、それらの技術は、一般的に、複数の導電層を、それらが互いに電気的に絶縁するように積層することを可能にするから、このようにして直列抵抗の減少を達成することは、価値のあることである。そうであれば、それらの導電層は、バイア25によって電気的に導通するように互いに接続し合うことができる。
【0045】
図6Bは、本発明による平面誘導性部品11のさらなる一実施例の概略的な断面図である。本実施例は、図6Aに示される実施例と同様である。図6Aに示される実施例のように、同心で、飛び越し配置された平面インダクタが、第1のスパイラルパターン19A, 20Aおよび第2のスパイラルパターン19B, 20Bを有している。本実施例は、例えば両面に導電性の薄膜材料あるいは厚膜材料が設けられているセラミック基板を用いた、薄膜技術あるいは厚膜技術における使用に特に適している。本実施例は、また、両面に、例えば銅のような、導電層が設けられているプリント回路板への使用にも極めて適している。図6Aに示される実施例に対する相違は、基板21が、支持体としてだけではなく、電気絶縁層としても利用されているという点にある。
【0046】
図6Cは、本発明による平面誘導性部品11のさらなる一実施例の概略的な断面図である。本実施例は、図6Bに示される実施例と同様である。際立った相違は、平面誘導性部品に、磁性材料から成る容器部26が設けられているということにある。容器部26は、第1の部分26Aおよび第2の部分26Bを有している。用いている技術が、磁性材料の容器部の利用を可能にしている場合には、当該容器部は、平面誘導性部品11が改良された磁気特性を持つという利点を持つ。実際、これは、より高い品質係数Qに導く。実利的な理由のために、例えば、大量生産における再現性を増大させるために、第1の部分26Aと第2の部分26Bとの間に、わずかの、明確な空隙27を設けることは、有用なことである。
【0047】
図7は、本発明による平面誘導性部品の2つの実施例を含む、平面インダクタの3つの具体例を有する集積回路のデザイン28の一部を示している。デザイン28は、現在到達し得る最先端の技術水準による平面インダクタの1具体例29と、2つの同心で、飛び越し配置されたスパイラルパターンを持つ、本発明による平面誘導性部品の一実施例30と、4つの同心で、飛び越し配置されたスパイラルパターンを持つ、本発明による平面誘導性部品の一実施例31と、を有している。他の点に関しては、そのデザイン中の3つの実施例29, 30, 31は、できるだけ同一になるように設計されている。デザイン28は、本発明による平面誘導性部品30, 31の高周波における改善された挙動と、現在到達し得る最先端の技術水準による平面インダクタ29の高周波における挙動とを比較する態様を提示している。
【0048】
図8は、図7に示されている平面インダクタの周波数の関数として測定された品質係数を示している。曲線29Aは、現在到達し得る最先端の技術水準による平面インダクタの実施例29の周波数の関数として測定された品質係数Qを示している。曲線29Aの最大値は、11.3である。曲線30Aは、本発明による平面誘導性部品の実施例30の周波数の関数として測定されたQを示している。曲線30Aの最大値は、12.8である。曲線31Aは、本発明による平面誘導性部品の実施例31の周波数の関数として測定されたQを示している。曲線31Aの最大値は、15.8である。
【0049】
maxの測定された改善量は、わずかに、Qmaxの計算された改善量以下である。デザイン28において、1つのスパイラルパターンあるいは2つの飛び越し配置されたスパイラルパターンの導電材料間の間隔は、実施例29, 30, 31で同じではない。現在到達し得る最先端の技術水準による平面インダクタの具体例29においては、この間隔は、2つの同心で、飛び越し配置されたスパイラルパターンを有する、本発明による平面誘導性部品の実施例30におけるよりも大きく、一方、当該実施例30においては、この間隔は、4つの同心で、飛び越し配置されたスパイラルパターンを有する、本発明による平面誘導性部品の実施例31におけるよりも大きい。当該間隔が小さくなればなるほど、旋回間の寄生容量は、より大きくなる。当該寄生容量の増加が、Qmaxの測定された改善量を、わずかに、Qmaxの計算された改善量以下とする。
【0050】
図9Aは、本発明による平面変成器32の一実施例の概略的な断面図である。本実施例は、本発明による第1の平面誘導性部品33、および、本発明による第2の平面誘導性部品34を有している。第1の平面誘導性部品33および第2の平面誘導性部品34の主面は、互いに平行に延在している。第1の平面誘導性部品33および第2の平面誘導性部品34の仮想中心は、両主面に直交する軸35上に位置する。第1の平面誘導性部品33は、基板21上に設けられている。第1の平面誘導性部品33と第2の平面誘導性部品34とは、絶縁層22Bの1つによって、互いに分離し合っている。上述の構成上の違いは別として、両平面誘導性部品は、図6Aに示されている誘導性部品を同じようにして作り上げられている。第1の平面誘導性部品33は、変成器32の第1の巻き線を形成している。第2の平面誘導性部品34は、変成器32の第2の巻き線を形成している。
【0051】
第1の平面誘導性部品33と第2の平面誘導性部品34とを、互いに対して相関的に置くことによって、相互磁気結合の最大化が達成される。このようにして実現された平面変成器の利点は、第1の巻き線においても第2の巻き線においても、電流が、第1の平面誘導性部品33のスパイラルパターン上でも均一に分布し、また、第2の平面誘導性部品34のスパイラルパターン上でも均一に分布するということである。上に説明したように、この均質な電流分布は、高周波において低オーム損失に帰着する。したがって、平面変成器32は、高周波動作に極めて適している。
【0052】
図9Bは、本発明による平面変成器32のさらなる一実施例の概略的な断面図である。本実施例は、図9Aに示される実施例と同様である。それは、第1の平面誘導性部品33および第2の平面誘導性部品34の主面に平行に延在する基板21が、その第1の平面誘導性部品と第2の平面誘導性部品との間に位置し、したがって、支持体としてだけではなく、電気絶縁層としても利用されているという点で、図9Aに示される実施例と異なる。図9Aに示される実施例は、特に、集積回路での利用に適しており、一方、図9Bに示される実施例は、特に、例えばスイッチモード電源の分野での利用に適している。スイッチモード電源に関係する周波数範囲では、例えば両面に導電性の薄膜材料あるいは厚膜材料が設けられているセラミック基板21を用いた、薄膜技術あるいは厚膜技術を使用して、そのような平面変成器を実現するのが望ましい。本実施例は、また、両面に、例えば銅などの、導電層が設けられているプリント回路板への使用にも極めて適している。
【0053】
図9Cは、本発明による平面変成器32のさらなる一実施例の概略的な断面図である。本実施例は、図9Bに示される実施例と同様である。図9Bの実施例に対して際立った相違は、平面変成器に、磁性材料から成る容器部26が設けられているという点にある。その容器部は、第1の部分26Aおよび第2の部分26Bを有している。その利用が、用いている技術と両立する利用であれば、磁性材料から成る容器部を使用することは、第1の平面誘導性部品33によって形成される第1の巻き線と、誘導性部品34によって形成される第2の巻き線との間の磁気結合が改善されるという利点を持つ。実利的な理由のために、例えば、大量生産における再現性を増大させるために、第1の部分26Aと第2の部分26Bとの間に、わずかの、明確な空隙27を設けることは、有用なことである。
【図面の簡単な説明】
【図1A】従来技術による平面インダクタを示す。
【図1B】その電気的等価回路図を示す。
【図2A】現在到達し得る最先端の技術水準による平面インダクタを示す。
【図2B】その電気的等価回路図を示す
【図3A】本発明による平面誘導性部品の一実施例を示す。
【図3B】その電気的等価回路図を示す。
【図4】図3の平面誘導性部品に対して計算された品質係数の改善量を示しているグラフを示す。
【図5A】本発明による平面誘導性部品の一実施例の概略的な断面図である。
【図5B】さらなる一実施例の概略的な断面図である。
【図6A】本発明による平面誘導性部品の別のさらなる実施例の概略的な断面図である。
【図6B】本発明による平面誘導性部品の別のさらなる実施例の概略的な断面図である。
【図6C】本発明による平面誘導性部品の別のさらなる実施例の概略的な断面図である。
【図7】本発明による平面誘導性部品の2つの実施例を含む、3つの平面インダクタを有する集積回路デザインの一部を示す。
【図8】図7の平面インダクタの周波数の関数として測定された品質係数を示す。
【図9A】本発明による平面変成器の一実施例の概略的な断面図である。
【図9B】さらなる一実施例の概略的な断面図である。
【図9C】別のさらなる一実施例の概略的な断面図である。
【符号の説明】
11 平面誘導性部品
12A, 19A, 19B 第1のスパイラルパターン
12B, 20A, 20B 第2のスパイラルパターン
13A, 13B 第1の終端点
14A, 14B 第2の終端点
15A, 15B 空隙
16A, 16B 第1のコンタクト
17A, 17B 第2のコンタクト
21 基板
22A 第1の電気絶縁層
22B 第2の電気絶縁層
25 バイア
26 容器部
32 平面変成器
33 第1の平面誘導性部品
34 第2の平面誘導性部品

Claims (5)

  1. 第1の導電スパイラルパターンおよび第2の導電スパイラルパターンを、それぞれ、含有する、少なくとも第1および第2の同心平面インダクタを有する平面誘導性部品であって、前記第1の導電スパイラルパターンが、第1の終端点および第2の終端点を持ち、前記第2の導電スパイラルパターンが、第1の終端点および第2の終端点を持つ平面誘導性部品において、
    前記第1の同心インダクタに属する前記第1の導電スパイラルパターンと、前記第2の同心インダクタに属する前記第2の導電スパイラルパターンとが、飛び越し配置されており、
    前記第1の導電スパイラルパターンの前記第1の終端点と前記第2の終端点とが、導電的に互いに接続し合い、前記第1の導電スパイラルパターンが、その外側において分断されて、その分断のいずれか一方の側に第1の導電コンタクトを、他方の側に第2の導電コンタクトを形成しており、
    前記第2の導電スパイラルパターンの前記第1の終端点と前記第2の終端点とが、導電的に互いに接続し合い、前記第2の導電スパイラルパターンが、その外側において分断されて、その分断のいずれか一方の側に第1の導電コンタクトを、他方の側に第2の導電コンタクトを形成していることを特徴とする平面誘導性部品。
  2. 前記平面インダクタの各々が、電気絶縁層によって互いに分離された、少なくとも第1の導電スパイラルパターンと第2の導電スパイラルパターンとを有することを特徴とする請求項1に記載の平面誘導性部品。
  3. 少なくとも前記第1の導電スパイラルパターンと前記第2の導電スパイラルパターンとが、バイアによって、導電的に互いに接続し合っていることを特徴とする請求項2に記載の平面誘導性部品。
  4. 前記第1の導電スパイラルパターンの前記第1の導電コンタクトが、前記第2の導電スパイラルパターンの前記第1の導電コンタクトに導電的に接続し、前記第1の導電スパイラルパターンの前記第2の導電コンタクトが、前記第2の導電スパイラルパターンの前記第2の導電コンタクトに導電的に接続して、同一の電気的・磁気的性質を持つ、電気的に互いに接続し合うインダクタのシステムを形成していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の平面誘導性部品。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の第1の平面誘導性部品および第2の平面誘導性部品を有する平面変成器であって、前記第1の平面誘導性部品と第2の平面誘導性部品とが、電気絶縁層を用いて互いに分離されており、前記第1の平面誘導性部品が、前記平面変成器の第1の巻き線を形成しており、前記第2の平面誘導性部品が、前記平面変成器の第2の巻き線を形成している平面変成器。
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