JP2001093734A - 積層インダクタおよびその製造方法 - Google Patents

積層インダクタおよびその製造方法

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JP2001093734A
JP2001093734A JP27182499A JP27182499A JP2001093734A JP 2001093734 A JP2001093734 A JP 2001093734A JP 27182499 A JP27182499 A JP 27182499A JP 27182499 A JP27182499 A JP 27182499A JP 2001093734 A JP2001093734 A JP 2001093734A
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conductor
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multilayer inductor
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Yoshinari Noyori
佳成 野寄
Tatsuhiko Nawa
達彦 名和
Yasuo Suzuki
靖生 鈴木
Mikio Kitaoka
幹雄 北岡
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体通信機器などの高周波回路基板に使用
される開磁路タイプの積層インダクタにおいて、インダ
クタンス値を維持しつつQ値を高める。 【解決手段】 コイルの導体幅Wを30〜49μmと
し、かつ導体幅Wに対する導体厚みTの比を0.4〜3
とする。コイルの導体幅を狭くすることで、電流の流れ
の少ない部分が削除されて効率的にQ値が向上する。同
時に、コイルの導体厚みを厚くすることで、コイルの狭
幅化に起因する抵抗の上昇分が補われ、全体の抵抗値ひ
いてはインダクタンス値が一定になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信機器な
どの高周波回路基板に使用される開磁路タイプの積層イ
ンダクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、チップコイル部品は小型化が急速
に進められているが、積層インダクタにおいてはこの小
型化の流れはQ値の低下を招いている。こうしたQ値の
低下に対し、従来はコイルの幅を広げ、導体断面積を大
きくすることにより、直流抵抗を下げて、ある程度のQ
値を確保していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは次の
ような不都合があった。
【0004】すなわち、チップの横断面積をできる限り
利用してコイルを形成しても、導体幅が広いため、コイ
ルの断面積が小さくなる。そのため、所定のインダクタ
ンス値Lを確保するためにはコイルの巻数が増えてしま
い、直流抵抗の上昇やコスト高、歩留まり低下の原因に
なる。
【0005】また、サイズ的にコイルの巻数が限られる
ため、インダクタンス値を大きくするにも限界がある。
【0006】さらに、高周波領域においては、図6に示
すように、コイル3の導体幅を広げると、渦電流損失や
両方の外部電極5との距離が短くなることによる浮遊容
量の発生により、抵抗の上昇率が大きくなり、高いQ値
を得ることができない。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、小型チ
ップコイル部品であっても、インダクタンス値を維持し
つつQ値を高めることが可能な積層インダクタおよびそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、高周波領域
においては、図7に示すように、表皮効果および近接効
果によってコイルの導体の内側に電流が集中して流れる
という事実に着目し、コイルの導体幅と、この導体幅に
対する導体厚みの比とを特定する手段を採用している。
なお、特開平5−182832号公報には、導体の幅と
積層方向における間隔の間にQ値の変動の要因があると
し(第2頁右欄第5〜7行参照)、導体の幅と積層方向
の間隔を選択することによって積層インダクタのQ値を
向上させる手法が開示されているが(第2頁左欄第40
〜46行参照)、これは表皮効果および近接効果によっ
てコイルの導体の内側に電流が集中して流れるという事
実に着目したものではなく、この点で本発明とは基本的
な考え方が根本的に異なるものである。
【0009】すなわち、本発明のうち積層インダクタに
係る発明は、電気絶縁層と導体パターンが交互に積層さ
れ、各導体パターンの端部が順次接続されて電気絶縁層
体(2)中に積層方向に重畳したコイル(3)が形成さ
れるとともに、このコイルの両端が引出導体(4)を介
して外部電極(5)に接続された積層インダクタ(1)
において、前記コイルは、導体幅(W)が30〜49μ
mであり、かつ導体幅に対する導体厚み(T)の比(T
/W)が0.4〜3であるようにして構成される。
【0010】また、上記コイルは、導体幅(W)が20
〜30μmであり、かつ導体幅に対する導体厚み(T)
の比(T/W)が2〜3であるようにして構成される。
【0011】さらに、上記コイルは、導体幅(W)が3
0〜43μmであり、かつ導体幅に対する導体厚み
(T)の比(T/W)が0.3〜0.667であるよう
にして構成される。
【0012】これらの構成を採用することにより、コイ
ルの導体幅を狭くすることで、電流の流れの少ない部分
が削除されて効率的にQ値が向上すると同時に、コイル
の導体厚みを厚くすることで、コイルの狭幅化に起因す
る抵抗の上昇分が補われ、全体の抵抗値ひいてはインダ
クタンス値が一定になるように作用する。
【0013】また、上記コイル(3)全体が外部電極よ
りも内側に配置しているようにして構成される。
【0014】一方、本発明のうち積層インダクタの製造
方法に係る発明は、上記積層インダクタを印刷積層方式
で製造する際に、コイル(3)を形成するときに当該コ
イルの芯部分に電気絶縁層を形成するようにして構成さ
れる。かかる構成により、製造時にコイルの内側凹部が
電気絶縁層で充填され、コイル周辺の凹凸がなくなって
平坦になるように作用する。
【0015】また、上記積層インダクタを印刷積層方式
で製造する際に、コイル(3)を形成するときに、コイ
ルの段差部分の外側に滲み防止層を形成するようにして
構成される。かかる構成により、製造時にコイルの段差
部分が外部に滲むことが阻止され、コイルの滲みに起因
する短絡が未然に防止されるように作用する。
【0016】なお、括弧内の符号は図面において対応す
る要素を表す便宜的なものであり、したがって、本発明
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。このこ
とは「特許請求の範囲」の欄についても同様である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0018】図1は本発明に係る積層インダクタの一実
施形態を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)は
その縦断面図である。
【0019】この積層インダクタ1は、図1(a)に示
すように、縦1mm、横0.5mm、高さ0.5mmの
直方体状の電気絶縁層体2を有しており、電気絶縁層体
2の左右両側にはそれぞれ外部電極5が冠着されてい
る。一方、電気絶縁層体2中には螺旋状のコイル3が埋
設されており、このコイル3は複数個の導体パターンの
端部が順次接続されて積層方向に重畳したものである。
また、コイル3の両端にはそれぞれ引出導体4が連設さ
れて左右方向逆向きに延伸しており、各引出導体4は各
外部電極5に接続されて導通している。さらに、電気絶
縁層体2の上面には方向マーカ6が付設されている。
【0020】ところで、コイル3は、図1(b)に示す
ように、その導体幅Wが従来より狭くなっているととも
に、その導体厚みTが従来より厚くなっており、その結
果、インダクタンス値(L値)を低下させることなくQ
値を大きくすることができる。これは、高周波領域にお
ける表皮効果および近接効果によってコイル3の内側に
電流が集中して流れることを踏まえ、あまり電流が流れ
ない部分を削除すると同時に、この削除によって生じる
抵抗の上昇はコイル3の厚大化によって抑制されるから
である。
【0021】この効果を確認するため、コイル3の導体
幅Wを10〜58μmの範囲で変えるとともに、コイル
3の導体厚みTを5〜150μmの範囲で変えて各種の
積層インダクタ1を試作し、これらの積層インダクタ1
をそのインダクタンス値が15nHより小さいか否かに
よって2群に分け、1MHz〜1GHzの周波数帯域で
の特性をそれぞれ調べた。その結果を表1および表2に
まとめて示す。表1はインダクタンス値が15nH未満
の積層インダクタ1についての特性を示すものであり、
表2はインダクタンス値が15nH以上の積層インダク
タ1についての特性を示すものである。なお、表1、表
2において、T/Wはコイル3の導体幅Wに対する導体
厚みTの比を表し、LおよびRDCはそれぞれインダク
タンス値および直流抵抗値を表す。
【表1】
【表2】
【0022】表1から明らかなように、インダクタンス
値が15nH未満の積層インダクタ1については、コイ
ル3の導体幅Wや導体厚みTが変化すると、それに応じ
てQ値も変化するが、導体幅Wが30〜49μmであ
り、かつコイル3の導体幅Wに対する導体厚みTの比T
/Wが0.4〜3である場合は、Q値(100MHz)
が12以上でQ値(1GHz)が35以上という基準を
満たしており、導体幅Wが20〜30μmであり、かつ
コイル3の導体幅Wに対する導体厚みTの比T/Wが2
〜3である場合も、同基準を満足していることがわか
る。
【0023】他方、表2から明らかなように、インダク
タンス値が15nH以上の積層インダクタ1について
は、コイル3の導体幅Wや導体厚みTが変化すると、そ
れに応じてQ値も変化するが、導体幅Wが30〜43μ
mであり、かつコイル3の導体幅Wに対する導体厚みT
の比T/Wが0.3〜0.667である場合は、Q値
(100MHz)が12以上でQ値(1GHz)が33
以上という基準を満たしていることがわかる。
【0024】また、積層インダクタ1のL特性、Q特性
を従来品と比較しつつ求めるべく、導体幅40μm、導
体厚み30μmのコイル3を備えた2種類の積層インダ
クタ1を試作した。すなわち、図2(a)に示すよう
に、コイル3全体が2個の外部電極5よりも内側に配置
しているもの(本発明品1)と、図2(b)に示すよう
に、コイル3が2個の外部電極5に達する形で幅広く配
置しているもの(本発明品2)である。一方、従来品と
して、導体幅60μm、導体厚み15μmのコイル3を
備えた1種類の積層インダクタを試作した。そして、こ
れら本発明品1、2および従来品について、1〜約20
00MHzの周波数に対するL値およびQ値を測定した
ところ、図4に示すように、すべての周波数帯域(とり
わけ高周波数帯域)において、本発明品2(細い実線)
は従来品(波線)より優れたQ値が得られ、さらに本発
明品1(太い実線)は本発明品2よりも優れたQ値が得
られた。
【0025】ところで、このような導体厚みTの厚いコ
イル3を備えた積層インダクタ1を印刷積層方式で製造
しようとすると、コイル3のある部位とない部位とで大
きな凹凸が生じ、均一な厚みの積層インダクタ1が得ら
れなかったり、コイル3の段差部分が外部に露出して短
絡を惹起し、積層インダクタ1としての品質が損なわれ
たりする恐れがあるが、以下の手順で製造することによ
り、こうした事態を回避することが可能となる。
【0026】まず、図5(a)に示すように、誘電体ペ
ースト21を所定の厚みまで印刷する。この誘電体ペー
スト21としては、例えば、ホウケイ酸ガラスをアルミ
ナに体積で70:30の比率に混合して低温焼結化した
誘電体セラミックスに、ビヒクルとしてエチルセルロー
スとテレピネールと分散剤、可塑剤を混合したものを配
合したものを用いることができる。後述する誘電体ペー
スト23、24、25、27、28、30、31、3
2、34、35、37についても同様である。
【0027】次に、図5(b)に示すように、誘電体ペ
ースト21上に導体ペースト22をJ字形に印刷して一
方の引出導体4を形成した後、図5(c)に示すよう
に、この導体ペースト22の内側凹部(コイル3の芯部
分)に誘電体ペースト23を印刷して電気絶縁層を形成
するとともに、導体ペースト22の先端近傍に誘電体ペ
ースト24を印刷して滲み防止層を形成する。そして、
これら導体ペースト22、誘電体ペースト23、24が
所定の厚みに達するまで印刷を繰り返す。この導体ペー
スト22としては、例えば、銀または銀パラジウムにP
VBやメチルセルロース、アクリル樹脂などのバインダ
ーを加え、さらに印刷性の向上や生産時の取扱いを考慮
して分散剤や可塑剤を添加したものを用いることができ
る。後述する導体ペースト26、29、33、36につ
いても同様である。
【0028】その後、図5(d)に示すように、誘電体
ペースト21と導体ペースト22の一部を覆い隠すよう
に誘電体ペースト25を所定の厚みまで印刷する。
【0029】次に、図5(e)に示すように、誘電体ペ
ースト25上に、導体ペースト22に導通する形で導体
ペースト26をL字形に印刷してコイル3の一部を形成
した後、図5(f)に示すように、この導体ペースト2
6の内側凹部(コイル3の芯部分)に誘電体ペースト2
7を印刷して電気絶縁層を形成する。そして、これら導
体ペースト26、誘電体ペースト27が所定の厚みに達
するまで印刷を繰り返す。この際、導体ペースト22、
26間には段差があるが、この段差部分の外側には誘電
体ペースト24からなる滲み防止層が存在するので、コ
イルの段差部分が外部に露出して短絡を惹起するような
ことはなく、高周波回路基板などに装着されたときに高
い信頼性が確保される。
【0030】その後、図5(g)に示すように、導体ペ
ースト22と誘電体ペースト23を覆い隠すように誘電
体ペースト28を所定の厚みまで印刷する。この際、誘
電体ペースト23からなる電気絶縁層は導体ペースト2
2の内側凹部を埋める形で形成されており、導体ペース
ト22の内側凹部は導体ペースト22とほぼ同じ高さと
なっているので、誘電体ペースト28の印刷は円滑に行
われる。
【0031】次に、図5(h)に示すように、誘電体ペ
ースト28上に、導体ペースト26に導通する形で導体
ペースト29をJ字形に印刷してコイル3の一部を形成
した後、図5(i)に示すように、この導体ペースト2
9の内側凹部(コイル3の芯部分)に誘電体ペースト3
0を印刷して電気絶縁層を形成するとともに、導体ペー
スト29の先端近傍に誘電体ペースト31を印刷して滲
み防止層を形成する。そして、これら導体ペースト2
9、誘電体ペースト30、31が所定の厚みに達するま
で印刷を繰り返す。
【0032】その後、図5(j)に示すように、導体ペ
ースト26、29の一部を覆い隠すように誘電体ペース
ト32を所定の厚みまで印刷する。この際、誘電体ペー
スト27からなる電気絶縁層は導体ペースト26、29
の内側凹部を埋める形で形成されており、導体ペースト
26、29の内側凹部は導体ペースト26、29とほぼ
同じ高さとなっているので、誘電体ペースト32の印刷
は円滑に行われる。
【0033】次に、図5(k)に示すように、誘電体ペ
ースト32上に、導体ペースト29に導通する形で導体
ペースト33をL字形に印刷してコイル3の一部を形成
した後、図5(l)に示すように、この導体ペースト3
3の内側凹部(コイル3の芯部分)に誘電体ペースト3
4を印刷して電気絶縁層を形成する。そして、これら導
体ペースト33、誘電体ペースト34が所定の厚みに達
するまで印刷を繰り返す。
【0034】その後、図5(m)に示すように、導体ペ
ースト29と誘電体ペースト30を覆い隠すように誘電
体ペースト35を所定の厚みまで印刷する。この際、誘
電体ペースト30からなる電気絶縁層は導体ペースト2
9の内側凹部を埋める形で形成されており、導体ペース
ト29の内側凹部は導体ペースト29とほぼ同じ高さと
なっているので、誘電体ペースト35の印刷は円滑に行
われる。
【0035】次に、図5(n)に示すように、誘電体ペ
ースト35上に、導体ペースト33に導通する形で導体
ペースト36をI字形に印刷して他方の引出導体4を形
成する。
【0036】その後、図5(o)に示すように、導体ペ
ースト33、36、誘電体ペースト35を覆い隠すよう
に誘電体ペースト37を所定の厚みまで印刷する。
【0037】最後に、こうして出来上がったチップの左
右両側に外部電極5を冠着すれば、積層インダクタ1の
製造が完了する。こうして製造された積層インダクタ1
は、上述したとおり、コイル3の芯部分に電気絶縁層が
形成されているので、コイル3のある部位とない部位と
で大きな凹凸が生じることはなく、積層インダクタ1の
厚みは均一となる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち積層
インダクタに係る発明によれば、コイルの導体幅と、こ
の導体幅に対する導体厚みの比とを特定したので、コイ
ルの導体幅を狭くすることで、電流の流れの少ない部分
が削除されて効率的にQ値が向上すると同時に、コイル
の導体厚みを厚くすることで、コイルの狭幅化に起因す
る抵抗の上昇分が補われ、全体の抵抗値ひいてはインダ
クタンス値が一定になることから、小型チップコイル部
品であっても、インダクタンス値を維持しつつQ値を高
めることが可能な積層インダクタを提供することができ
る。
【0039】一方、本発明のうち積層インダクタの製造
方法に係る発明によれば、コイルを形成するときに当該
コイルの芯部分に電気絶縁層を形成するようにして構成
したので、製造時にコイルの内側凹部が電気絶縁層で充
填され、コイル周辺の凹凸がなくなって平坦になること
から、均一な厚みの積層インダクタを製造することがで
きる。
【0040】また、コイルの段差部分の外側に滲み防止
層を形成するようにして構成したので、製造時にコイル
の段差部分が外部に滲むことが阻止され、コイルの滲み
に起因する短絡が未然に防止されることから、高品質な
積層インダクタを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積層インダクタの一実施形態を示
す図であり、(a)はその斜視図、(b)はその縦断面
図である。
【図2】コイルの配置が異なる2種類の積層インダクタ
を示す平面図である。
【図3】積層インダクタのL特性を示すグラフである。
【図4】積層インダクタのQ特性を示すグラフである。
【図5】本発明に係る積層インダクタの製造方法の一実
施形態を示す工程図である。
【図6】従来の積層インダクタの一例を示す断面図であ
る。
【図7】積層インダクタのコイル断面における電流密度
の分布を示す模式図である。
【符号の説明】
1……積層インダクタ 2……電気絶縁層体 3……コイル 4……引出導体 5……外部電極 T……コイルの導体厚み W……コイルの導体幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 靖生 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 (72)発明者 北岡 幹雄 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 Fターム(参考) 5E043 AA02 AB09 BA01 5E044 AA09 5E070 AA01 AB04 AB06 CB04 CB13 CB17 CB20 EA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁層と導体パターンが交互に積層
    され、各導体パターンの端部が順次接続されて電気絶縁
    層体(2)中に積層方向に重畳したコイル(3)が形成
    されるとともに、このコイルの両端が引出導体(4)を
    介して外部電極(5)に接続された積層インダクタ
    (1)において、 前記コイルは、導体幅(W)が30〜49μmであり、
    かつ導体幅に対する導体厚み(T)の比(T/W)が
    0.4〜3であることを特徴とする積層インダクタ。
  2. 【請求項2】 電気絶縁層と導体パターンが交互に積層
    され、各導体パターンの端部が順次接続されて電気絶縁
    層体(2)中に積層方向に重畳したコイル(3)が形成
    されるとともに、このコイルの両端が引出導体(4)を
    介して外部電極(5)に接続された積層インダクタ
    (1)において、 前記コイルは、導体幅(W)が20〜30μmであり、
    かつ導体幅に対する導体厚み(T)の比(T/W)が2
    〜3であることを特徴とする積層インダクタ。
  3. 【請求項3】 電気絶縁層と導体パターンが交互に積層
    され、各導体パターンの端部が順次接続されて電気絶縁
    層体(2)中に積層方向に重畳したコイル(3)が形成
    されるとともに、このコイルの両端が引出導体(4)を
    介して外部電極(5)に接続された積層インダクタ
    (1)において、 前記コイルは、導体幅(W)が30〜43μmであり、
    かつ導体幅に対する導体厚み(T)の比(T/W)が
    0.3〜0.667であることを特徴とする積層インダ
    クタ。
  4. 【請求項4】 コイル(3)全体が外部電極よりも内側
    に配置していることを特徴とする請求項1から請求項3
    までのいずれかに記載の積層インダクタ。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれかに
    記載の積層インダクタを印刷積層方式で製造する際に、 コイル(3)を形成するときに当該コイルの芯部分に電
    気絶縁層を形成するようにしたことを特徴とする積層イ
    ンダクタの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項4までのいずれかに
    記載の積層インダクタを印刷積層方式で製造する際に、 コイル(3)を形成するときに、コイルの段差部分の外
    側に滲み防止層を形成するようにしたことを特徴とする
    積層インダクタの製造方法。
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