JP2004538086A - 眼内インプラント - Google Patents
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- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/02—Prostheses implantable into the body
- A61F2/14—Eye parts, e.g. lenses, corneal implants; Implanting instruments specially adapted therefor; Artificial eyes
- A61F2/16—Intraocular lenses
- A61F2/1613—Intraocular lenses having special lens configurations, e.g. multipart lenses; having particular optical properties, e.g. pseudo-accommodative lenses, lenses having aberration corrections, diffractive lenses, lenses for variably absorbing electromagnetic radiation, lenses having variable focus
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- A61F2/1624—Intraocular lenses having special lens configurations, e.g. multipart lenses; having particular optical properties, e.g. pseudo-accommodative lenses, lenses having aberration corrections, diffractive lenses, lenses for variably absorbing electromagnetic radiation, lenses having variable focus having adjustable focus; power activated variable focus means, e.g. mechanically or electrically by the ciliary muscle or from the outside
- A61F2/1629—Intraocular lenses having special lens configurations, e.g. multipart lenses; having particular optical properties, e.g. pseudo-accommodative lenses, lenses having aberration corrections, diffractive lenses, lenses for variably absorbing electromagnetic radiation, lenses having variable focus having adjustable focus; power activated variable focus means, e.g. mechanically or electrically by the ciliary muscle or from the outside for changing longitudinal position, i.e. along the visual axis when implanted
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- A61F2002/1681—Intraocular lenses having supporting structure for lens, e.g. haptics
Abstract
目の嚢に収容するための調整可能なインプラントが、
光学レンズ(2)と少なくとも二つのハプティクス(3)とを有し、レンズ(2)は、レンズ面(4)と、レンズ面(4)と垂直に且つレンズ(2)の中央を通って延びるレンズ軸(5)とを有し、それぞれのハプティクス(3)は、レンズ(2)から半径方向外側に延び、レンズ(2)と一体化して形成されており、
第一ジョイント(9)によってレンズ(2)に連結されたアーム(8)を有し、嚢の赤道領域での支持のために、アーム(8)の外端に結ばれた支持要素(15)を有する事を特徴とするインプラント。
【選択図】図1
光学レンズ(2)と少なくとも二つのハプティクス(3)とを有し、レンズ(2)は、レンズ面(4)と、レンズ面(4)と垂直に且つレンズ(2)の中央を通って延びるレンズ軸(5)とを有し、それぞれのハプティクス(3)は、レンズ(2)から半径方向外側に延び、レンズ(2)と一体化して形成されており、
第一ジョイント(9)によってレンズ(2)に連結されたアーム(8)を有し、嚢の赤道領域での支持のために、アーム(8)の外端に結ばれた支持要素(15)を有する事を特徴とするインプラント。
【選択図】図1
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、目の嚢に収容するための調整可能なインプラントに関する。
【背景技術】
【0002】
文献から多数の調整可能なレンズが公知であるが、欠点が存在するため、それらは普通は今まで実際には実行されていなかった。この技術の状態の詳細な解析は特許文献1で公知である。
【0003】
【特許文献1】
PCT/FR01/00407
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、製造するのが簡単で意図する機能を満たす、目の嚢に収容するための調整可能なインプラントを提供する事である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的は請求項1で特徴づけられる特徴によって達成される。
本発明の別の有利な実施形態は、従属請求項から明らかになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の別な特徴及び詳細を、以下の図を参照して、三つの例示の実施形態の記述から明らかにする。
さて、本発明の第一の実施形態は図1及び2を参照に記述する。目の嚢に収容するための調整可能なインプラント1は、中央の光学レンズ2と、半径方向外側に伸び且つレンズと一体化して形成されている四つのアーム形ハプティクス(haptics)を有する。ハプティクス3は互いに90°ずれている。他の数のハプティクスを備える事も可能である。ハプティクスはレンズ2の周りに沿って均等に分配されても好ましい。レンズ2及びハプティクス3は、フレキシブルアクリルやシリコーンエラストマーのような既知の原料から製造される。これらの物質は弾性があり変形可能なので、それらは一方では、インプラント1が患者の目の小さな切り口を通って嚢に挿入されるために変形し得る。他方でインプラント1は、それらが嚢内で再び元の形を取り戻せるように形状記憶を有する。他のレンズの形もまた用いられるが、レンズ2は両凸形を有する。レンズ2はその赤道を通って延びるレンズ面4と、レンズ面と垂直に且つレンズ2の中央を通って延びるレンズ軸5を有する。目の嚢にインプラント1を埋め込む際に、レンズ2は、レンズ軸5と平行に目の後方へ延びる後方向6と、後ろ方向と反対に目の前方へ延びる前方向7を有する。ハプティクス3は後方向6に傾斜し、レンズ面4と共に角度aを形成する:ここでaは2°≦a≦25°、好ましくはa≒5°。中央領域では、レンズは厚さDLを有する:ここでDLは0.4mm≦DL≦1.2mm。レンズ2の半径RL(すなわち直径の半分)は、2.25mm≦RL≦3.25mmである。
【0007】
ハプティクス3はそれらの中央部分としてアーム8を有する。このアームは、フィルム蝶番として形成されたジョイント9を介してレンズ2に回転可能に連結されている。ジョイント9は、面4に配された曲げ軸10を有する。曲げ軸10の領域において、ジョイント9は厚さDGを有する:ここでDG≒70μm〜90μm。アーム8は方向6へ突出したバルジ11を有し、バルジ11の領域ではアーム8が厚さDWを有する:ここでDW≒300μm。従ってアーム8はジョイント9よりもかなり硬い。面4では、アーム8はレンズ2の半径RLとおおよそ一致する幅LAを有する。ジョイント9では、アーム8に対してへこんでいる窪み12が、ジョイント9でのアーム8の回転を促進するために備えられている。窪み12はアーム8の幅LAの20%におおよそ一致する深さを有する。アーム8の外側の端には、フィルム蝶番として形成され曲げ軸14を有する別なジョイント13が備えられている。このジョイントは、ジョイント9のそれと似た構造を有する。支持要素として形成された支持ウェブ15が、ジョイント13を介してアーム8に回転可能に連結している。支持ウェブ15はジョイント13から方向7に突出する。支持ウェブ15は面4で湾曲しているので、それは目の嚢の赤道領域に接する。ジョイント13の領域では、ジョイント13の回転を促進するためにアーム8と支持ウェブ15に対してへこんでいる窪み16が備えられている。図2の断面図では、支持ウェブ15は方向7で先細になり、湾曲した外縁を有する。
【0008】
ジョイント9は曲げ強度BIを有し、ジョイント13は曲げ強度BAを有する。曲げ強度は通常の方法で定められる。曲げ強度は、弾性係数Eと、それぞれの曲げ軸周りの断面の慣性モーメントIとの積である。インプラント1を製造するのに用いられるポリマー物質の場合には、応力−ひずみ曲線の直線部分が非常に小さいので、弾性係数Eはドイツ工業規格DIN13316を適用する事によって決定される。それにより、弾性係数Eは0.05%〜0.25%ひずみの応力増加の比と、抑制されていない断面の変形の場合に0.2%のこのひずみ増加の比を表す。広範な測定とコンピュータシミュレーションにより、画定されたリミットが曲げ強度に関して観察されるならば、意図された機能を満たす調整可能なインプラント1だけが得られる事が示された。全ての4つのハプティクス3の曲げ強度BIとBAの和SZには以下が当てはまる:SZ≦30.0Nmm2、特にSZ≦20.0Nmm2、特に有利にはSZ≦11.2Nmm2。それぞれのジョイント9の曲げ強度BIには以下が当てはまる:BI≦3.0Nmm2、特に有利にはBI≦1.6Nmm2。それぞれのジョイント13の曲げ強度BAには以下が当てはまる:BA≦2.0Nmm2、特に有利にはBA≦1.2Nmm2。これら曲げ強度だけで、嚢の自然短縮性収縮の場合には、レンズ2の十分な調節がなされる事が保証される。インプラント1の組み込みの生理学的背景と、調整可能なレンズの一般的な機能に関しては、特許文献1が参照される。
【0009】
さて、インプラント1の機能を記述する。人間の目の天然の水晶体が濁った場合に、水晶体は小さな横の切り口を通って嚢から取り除かれる。この目的のために折り畳まれたインプラント1が嚢に挿入され、それで支持ウェブ15は嚢の赤道面でインプラントを支持する。レンズ2は、前方向7が目の前部分へ伸びるように組み込まれる。アーム8によって、前嚢膜と後嚢膜が互いに離れたままになる事が保証される。前嚢膜と後嚢膜が一緒にくっつくと、水晶体嚢の弾性は、僅かな調整だけが実現される程に減少させられる。目の調整装置が軸5へ向かう方向に外側から支持ウェブ15に力を及ぼす際に、支持ウェブ15はアーム8に対して回転し、アーム8はレンズ2に対して回転する。従ってレンズ2を前方向7にずらす事になる。レンズ面4の平行な変位のために、像は網膜でくっきりと焦点を結ぶ。目の調整装置が前方向7のレンズ2の適切な変位を実現するように、ジョイント9及び13の曲げ強度が調節される。支持ウェブ15にかかる力が減少する時は、レンズ2はジョイント9及び13の形状記憶のために初めの状態に自動的に戻る。ハプティクス3が回転した状態では、バルジ11は嚢の後嚢膜のストッパとして働く。
【0010】
さて、本発明の第二の実施形態を図3〜5を参照して記述する。ここでの記述に対して、同一の要素は第一の実施形態で用いられた同じ数字によって示される。構造が異なるが機能は似た要素は、引用符の付いた同じ参照数字で示される。第一の実施形態との主な違いは、外側のジョイント13は備えられず、支持ウェブ15’が直接アーム8’と接続されている点である。厚さDGを有するジョイント9’から始めて、アーム8’の厚さは厚さDWまで増加し、次いで支持ウェブ15’まで一定のままである。レンズ2との変わり目を形成する、長方形の断面を有する環状端17が、上側と下側に、軸5に面するジョイント9’の端に備えられる。端17は、水晶体嚢内部に残り続発性白内障を起こす水晶体上皮細胞の増殖に抗する障壁として働く。線維性の続発性白内障が進展すると調整に必要な水晶体嚢の弾性が減少させられ、それで調整機能がもはや保証されなくなる。ゆえに、環状端17は続発性白内障を避けるために極めて重要である。さらにインプラント1’は、互いに120°ずれたハプティクス3’が三つだけ備えられる点で第一の実施形態のインプラント1と異なる。ジョイント9’はジョイントごとに曲げ強度BEを有する。全てのジョイント9’の曲げ強度BEの和SEには以下が当てはまる:SE≦30.0Nmm2、特にSE≦20.0Nmm2、特に有利にはSE≦12.0Nmm2。それぞれの曲げ強度BEには以下が当てはまる:BE≦6.0Nmm2、特にBE≦4.0Nmm2。図3の平面図では、支持ウェブ15’はアーム8’の横の端と同一平面にある。
【0011】
第二の実施形態は第一の実施形態と本質的に同様に機能する。第一の実施形態と異なり、外側から支持ウェブ15’に発せられた力によってアーム8’だけがレンズ2に対して回転でき、従って前方向7にレンズ面4を変位させ、調整を可能にする。
【0012】
さて、本発明の第三の実施形態を図6と7を参照して記述する。ここでの記述に対して、同一の要素は第一の実施形態で用いられた同じ数字によって示される。構造が異なるが機能は似た要素は、二個の引用符の付いた同じ参照数字で示される。第一の例示の実施形態のように、互いに90°ずれた四つのハプティクス3”が備えられている。ジョイント9”は基本的に第一の実施形態と同じ厚さDGを有する。ジョイント13”は厚さDGよりも大きな厚さDAを有する。バルジ11”は基本的に第一の例示の実施形態と同じ厚さDWを有する。平面図(図6)で見られる窪み12”の割合は基本的に、第一の例示の実施形態の窪み12のそれと一致する。ジョイント13”の領域の窪み16”は、第一の例示の実施形態の対応する窪み16よりもへこんでいる。それらは深さが約二倍である。ジョイント13の厚さDGよりも大きいジョイント13”の厚さDAと共に、第一の実施形態と同じ曲げ強度BAが実現される。全体として、第一の実施形態と同じ構成が、曲げ強度BI、BAと曲げ強度の和SZに当てはまる。第一の実施形態との主な違いは支持ウェブ15”の形状に関する。支持ウェブ15”は、中心角bを有する、環状の扇形に似た弧として形成される。ここでbは、b≒77°。これは、インプラント1”の外縁の約85%が湾曲した支持ウェブ15”によって囲まれている事を意味する。さらに、支持ウェブ15”は方向7に突出する突起18と方向6に突出する突起19を有し、突起18は突起19よりも軸5に対して約5倍高い。突起18及び19は、水晶体嚢の前嚢膜及び後嚢膜と離れており、それで嚢膜どうしは接触しない。さらに突起18はハプティクス3”と水晶体嚢の内側との接触領域を拡大し、それで半径方向内向きの力が図7の面4の左に示されるハプティクス3”の面と、ジョイント9”の曲げ線の近くにも働く。第一の例示の実施形態のそれと同等なジョイント13”の曲げ強度BAを調節するために、ジョイント13”の幅LGはジョイント13の対応する幅よりも小さい。他方で、ジョイント13”の厚さDAはジョイント13の厚さDGよりも大きい。支持ウェブ15”の環状形は、大抵は水晶体嚢の赤道領域に存在する水晶体上皮細胞の増殖を防止するのに役立つ。隣接するハプティクス3”の支持ウェブ15”間のとぎれが強度を減少させる。従って、この実施形態は調整可能な眼内レンズとカプセルテンションリングの効果を結びつける。環状支持ウェブ15”は、水晶体嚢の赤道領域に存在する水晶体上皮細胞に抗するバリアーとして作用する。加えて、それにより二つの嚢膜の全方向性でしわのない広がりが可能になる。環状支持ウェブ15”の効果を高めるために、小さな接線の溝20が周囲の面に形成される。この溝20は後続性白内障抑制効果を高めるために、環状支持ウェブ15”の前端で閉じられる。水晶体上皮細胞はこの溝で囲まれ、従ってもはや増殖できない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】第一の例示の実施形態に従うインプラントの平面図である。
【図2】図1におけるラインII−IIに沿う断面図である。
【図3】第二の例示の実施形態に従うインプラントの平面図である。
【図4】図3におけるラインIV−IVに沿う断面図である。
【図5】図4に従う断面の部分拡大図である。
【図6】第三の例示の実施形態に従うインプラントの平面図である。
【図7】図6におけるラインVII−VIIに沿う断面図である。
【符号の説明】
【0014】
2 光学レンズ
3;3’;3” ハプティクス
4 レンズ面
5 レンズ軸
8;8’;8” アーム
9;9’;9” 第一ジョイント
15;15’;15” 支持要素
【0001】
本発明は、目の嚢に収容するための調整可能なインプラントに関する。
【背景技術】
【0002】
文献から多数の調整可能なレンズが公知であるが、欠点が存在するため、それらは普通は今まで実際には実行されていなかった。この技術の状態の詳細な解析は特許文献1で公知である。
【0003】
【特許文献1】
PCT/FR01/00407
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、製造するのが簡単で意図する機能を満たす、目の嚢に収容するための調整可能なインプラントを提供する事である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的は請求項1で特徴づけられる特徴によって達成される。
本発明の別の有利な実施形態は、従属請求項から明らかになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の別な特徴及び詳細を、以下の図を参照して、三つの例示の実施形態の記述から明らかにする。
さて、本発明の第一の実施形態は図1及び2を参照に記述する。目の嚢に収容するための調整可能なインプラント1は、中央の光学レンズ2と、半径方向外側に伸び且つレンズと一体化して形成されている四つのアーム形ハプティクス(haptics)を有する。ハプティクス3は互いに90°ずれている。他の数のハプティクスを備える事も可能である。ハプティクスはレンズ2の周りに沿って均等に分配されても好ましい。レンズ2及びハプティクス3は、フレキシブルアクリルやシリコーンエラストマーのような既知の原料から製造される。これらの物質は弾性があり変形可能なので、それらは一方では、インプラント1が患者の目の小さな切り口を通って嚢に挿入されるために変形し得る。他方でインプラント1は、それらが嚢内で再び元の形を取り戻せるように形状記憶を有する。他のレンズの形もまた用いられるが、レンズ2は両凸形を有する。レンズ2はその赤道を通って延びるレンズ面4と、レンズ面と垂直に且つレンズ2の中央を通って延びるレンズ軸5を有する。目の嚢にインプラント1を埋め込む際に、レンズ2は、レンズ軸5と平行に目の後方へ延びる後方向6と、後ろ方向と反対に目の前方へ延びる前方向7を有する。ハプティクス3は後方向6に傾斜し、レンズ面4と共に角度aを形成する:ここでaは2°≦a≦25°、好ましくはa≒5°。中央領域では、レンズは厚さDLを有する:ここでDLは0.4mm≦DL≦1.2mm。レンズ2の半径RL(すなわち直径の半分)は、2.25mm≦RL≦3.25mmである。
【0007】
ハプティクス3はそれらの中央部分としてアーム8を有する。このアームは、フィルム蝶番として形成されたジョイント9を介してレンズ2に回転可能に連結されている。ジョイント9は、面4に配された曲げ軸10を有する。曲げ軸10の領域において、ジョイント9は厚さDGを有する:ここでDG≒70μm〜90μm。アーム8は方向6へ突出したバルジ11を有し、バルジ11の領域ではアーム8が厚さDWを有する:ここでDW≒300μm。従ってアーム8はジョイント9よりもかなり硬い。面4では、アーム8はレンズ2の半径RLとおおよそ一致する幅LAを有する。ジョイント9では、アーム8に対してへこんでいる窪み12が、ジョイント9でのアーム8の回転を促進するために備えられている。窪み12はアーム8の幅LAの20%におおよそ一致する深さを有する。アーム8の外側の端には、フィルム蝶番として形成され曲げ軸14を有する別なジョイント13が備えられている。このジョイントは、ジョイント9のそれと似た構造を有する。支持要素として形成された支持ウェブ15が、ジョイント13を介してアーム8に回転可能に連結している。支持ウェブ15はジョイント13から方向7に突出する。支持ウェブ15は面4で湾曲しているので、それは目の嚢の赤道領域に接する。ジョイント13の領域では、ジョイント13の回転を促進するためにアーム8と支持ウェブ15に対してへこんでいる窪み16が備えられている。図2の断面図では、支持ウェブ15は方向7で先細になり、湾曲した外縁を有する。
【0008】
ジョイント9は曲げ強度BIを有し、ジョイント13は曲げ強度BAを有する。曲げ強度は通常の方法で定められる。曲げ強度は、弾性係数Eと、それぞれの曲げ軸周りの断面の慣性モーメントIとの積である。インプラント1を製造するのに用いられるポリマー物質の場合には、応力−ひずみ曲線の直線部分が非常に小さいので、弾性係数Eはドイツ工業規格DIN13316を適用する事によって決定される。それにより、弾性係数Eは0.05%〜0.25%ひずみの応力増加の比と、抑制されていない断面の変形の場合に0.2%のこのひずみ増加の比を表す。広範な測定とコンピュータシミュレーションにより、画定されたリミットが曲げ強度に関して観察されるならば、意図された機能を満たす調整可能なインプラント1だけが得られる事が示された。全ての4つのハプティクス3の曲げ強度BIとBAの和SZには以下が当てはまる:SZ≦30.0Nmm2、特にSZ≦20.0Nmm2、特に有利にはSZ≦11.2Nmm2。それぞれのジョイント9の曲げ強度BIには以下が当てはまる:BI≦3.0Nmm2、特に有利にはBI≦1.6Nmm2。それぞれのジョイント13の曲げ強度BAには以下が当てはまる:BA≦2.0Nmm2、特に有利にはBA≦1.2Nmm2。これら曲げ強度だけで、嚢の自然短縮性収縮の場合には、レンズ2の十分な調節がなされる事が保証される。インプラント1の組み込みの生理学的背景と、調整可能なレンズの一般的な機能に関しては、特許文献1が参照される。
【0009】
さて、インプラント1の機能を記述する。人間の目の天然の水晶体が濁った場合に、水晶体は小さな横の切り口を通って嚢から取り除かれる。この目的のために折り畳まれたインプラント1が嚢に挿入され、それで支持ウェブ15は嚢の赤道面でインプラントを支持する。レンズ2は、前方向7が目の前部分へ伸びるように組み込まれる。アーム8によって、前嚢膜と後嚢膜が互いに離れたままになる事が保証される。前嚢膜と後嚢膜が一緒にくっつくと、水晶体嚢の弾性は、僅かな調整だけが実現される程に減少させられる。目の調整装置が軸5へ向かう方向に外側から支持ウェブ15に力を及ぼす際に、支持ウェブ15はアーム8に対して回転し、アーム8はレンズ2に対して回転する。従ってレンズ2を前方向7にずらす事になる。レンズ面4の平行な変位のために、像は網膜でくっきりと焦点を結ぶ。目の調整装置が前方向7のレンズ2の適切な変位を実現するように、ジョイント9及び13の曲げ強度が調節される。支持ウェブ15にかかる力が減少する時は、レンズ2はジョイント9及び13の形状記憶のために初めの状態に自動的に戻る。ハプティクス3が回転した状態では、バルジ11は嚢の後嚢膜のストッパとして働く。
【0010】
さて、本発明の第二の実施形態を図3〜5を参照して記述する。ここでの記述に対して、同一の要素は第一の実施形態で用いられた同じ数字によって示される。構造が異なるが機能は似た要素は、引用符の付いた同じ参照数字で示される。第一の実施形態との主な違いは、外側のジョイント13は備えられず、支持ウェブ15’が直接アーム8’と接続されている点である。厚さDGを有するジョイント9’から始めて、アーム8’の厚さは厚さDWまで増加し、次いで支持ウェブ15’まで一定のままである。レンズ2との変わり目を形成する、長方形の断面を有する環状端17が、上側と下側に、軸5に面するジョイント9’の端に備えられる。端17は、水晶体嚢内部に残り続発性白内障を起こす水晶体上皮細胞の増殖に抗する障壁として働く。線維性の続発性白内障が進展すると調整に必要な水晶体嚢の弾性が減少させられ、それで調整機能がもはや保証されなくなる。ゆえに、環状端17は続発性白内障を避けるために極めて重要である。さらにインプラント1’は、互いに120°ずれたハプティクス3’が三つだけ備えられる点で第一の実施形態のインプラント1と異なる。ジョイント9’はジョイントごとに曲げ強度BEを有する。全てのジョイント9’の曲げ強度BEの和SEには以下が当てはまる:SE≦30.0Nmm2、特にSE≦20.0Nmm2、特に有利にはSE≦12.0Nmm2。それぞれの曲げ強度BEには以下が当てはまる:BE≦6.0Nmm2、特にBE≦4.0Nmm2。図3の平面図では、支持ウェブ15’はアーム8’の横の端と同一平面にある。
【0011】
第二の実施形態は第一の実施形態と本質的に同様に機能する。第一の実施形態と異なり、外側から支持ウェブ15’に発せられた力によってアーム8’だけがレンズ2に対して回転でき、従って前方向7にレンズ面4を変位させ、調整を可能にする。
【0012】
さて、本発明の第三の実施形態を図6と7を参照して記述する。ここでの記述に対して、同一の要素は第一の実施形態で用いられた同じ数字によって示される。構造が異なるが機能は似た要素は、二個の引用符の付いた同じ参照数字で示される。第一の例示の実施形態のように、互いに90°ずれた四つのハプティクス3”が備えられている。ジョイント9”は基本的に第一の実施形態と同じ厚さDGを有する。ジョイント13”は厚さDGよりも大きな厚さDAを有する。バルジ11”は基本的に第一の例示の実施形態と同じ厚さDWを有する。平面図(図6)で見られる窪み12”の割合は基本的に、第一の例示の実施形態の窪み12のそれと一致する。ジョイント13”の領域の窪み16”は、第一の例示の実施形態の対応する窪み16よりもへこんでいる。それらは深さが約二倍である。ジョイント13の厚さDGよりも大きいジョイント13”の厚さDAと共に、第一の実施形態と同じ曲げ強度BAが実現される。全体として、第一の実施形態と同じ構成が、曲げ強度BI、BAと曲げ強度の和SZに当てはまる。第一の実施形態との主な違いは支持ウェブ15”の形状に関する。支持ウェブ15”は、中心角bを有する、環状の扇形に似た弧として形成される。ここでbは、b≒77°。これは、インプラント1”の外縁の約85%が湾曲した支持ウェブ15”によって囲まれている事を意味する。さらに、支持ウェブ15”は方向7に突出する突起18と方向6に突出する突起19を有し、突起18は突起19よりも軸5に対して約5倍高い。突起18及び19は、水晶体嚢の前嚢膜及び後嚢膜と離れており、それで嚢膜どうしは接触しない。さらに突起18はハプティクス3”と水晶体嚢の内側との接触領域を拡大し、それで半径方向内向きの力が図7の面4の左に示されるハプティクス3”の面と、ジョイント9”の曲げ線の近くにも働く。第一の例示の実施形態のそれと同等なジョイント13”の曲げ強度BAを調節するために、ジョイント13”の幅LGはジョイント13の対応する幅よりも小さい。他方で、ジョイント13”の厚さDAはジョイント13の厚さDGよりも大きい。支持ウェブ15”の環状形は、大抵は水晶体嚢の赤道領域に存在する水晶体上皮細胞の増殖を防止するのに役立つ。隣接するハプティクス3”の支持ウェブ15”間のとぎれが強度を減少させる。従って、この実施形態は調整可能な眼内レンズとカプセルテンションリングの効果を結びつける。環状支持ウェブ15”は、水晶体嚢の赤道領域に存在する水晶体上皮細胞に抗するバリアーとして作用する。加えて、それにより二つの嚢膜の全方向性でしわのない広がりが可能になる。環状支持ウェブ15”の効果を高めるために、小さな接線の溝20が周囲の面に形成される。この溝20は後続性白内障抑制効果を高めるために、環状支持ウェブ15”の前端で閉じられる。水晶体上皮細胞はこの溝で囲まれ、従ってもはや増殖できない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】第一の例示の実施形態に従うインプラントの平面図である。
【図2】図1におけるラインII−IIに沿う断面図である。
【図3】第二の例示の実施形態に従うインプラントの平面図である。
【図4】図3におけるラインIV−IVに沿う断面図である。
【図5】図4に従う断面の部分拡大図である。
【図6】第三の例示の実施形態に従うインプラントの平面図である。
【図7】図6におけるラインVII−VIIに沿う断面図である。
【符号の説明】
【0014】
2 光学レンズ
3;3’;3” ハプティクス
4 レンズ面
5 レンズ軸
8;8’;8” アーム
9;9’;9” 第一ジョイント
15;15’;15” 支持要素
Claims (14)
- 目の嚢に収容するための調整可能なインプラントにおいて、
光学レンズ(2)と少なくとも二つのハプティクス(3;3’;3”)とを有し、
上記レンズ(2)が、レンズ面(4)と、該レンズ面(4)と垂直に且つ上記レンズ(2)の中央を通って延びるレンズ軸(5)とを有しており、
それぞれのハプティクス(3;3’;3”)が、上記レンズ(2)から半径方向外側に延び、上記レンズ(2)と一体化して形成され、第一ジョイント(9;9’;9”)によって上記レンズ(2)に連結されたアーム(8;8’;8”)を有し、上記嚢の赤道領域での支持のために、上記アーム(8;8’;8”)の外端に結ばれた支持要素(15;15’;15”)を有する事を特徴とするインプラント。 - 請求項1に記載のインプラントにおいて、上記支持要素(15;15”)が、第二ジョイント(13;13”)によって上記アーム(8;8”)に回転可能に連結される事を特徴とするインプラント。
- 請求項1又は2に記載のインプラントにおいて、上記第一ジョイント(9;9’;9”)及び/又は上記第二ジョイント(13;13”)がフィルム蝶番として形成される事を特徴とするインプラント。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載のインプラントにおいて、上記レンズ(2)が、上記レンズ軸(5)と平行に延びる前方向(7)と、それと反対に延びる後方向(6)とを有する事を特徴とするインプラント。
- 請求項4に記載のインプラントにおいて、上記アーム(8;8’;8”)が、上記後方向(6)に突出するバルジ(11;11’;11”)を有する事を特徴とするインプラント。
- 請求項4又は5に記載のインプラントにおいて、上記支持要素(15;15’;15”)が、上記アーム(8;8’;8”)に対して上記前方向(7)に突出する事を特徴とするインプラント。
- 請求項4〜6のいずれか一項に記載のインプラントにおいて、上記アーム(8;8’;8”)が、上記後方向(6)に上記レンズ面(4)に対して角度aだけ傾いている事を特徴とするインプラント。
- 請求項1に記載のインプラントにおいて、上記支持要素(15’)がそれぞれの上記アーム(8’)に連結していない場合に、上記第一ジョイント(9’)が曲げ強度BEを有する事を特徴とするインプラント。
- 請求項8に記載のインプラントにおいて、少なくとも二つの上記第一ジョイント(9’)の上記曲げ強度BEの和SEに対して、SE≦30.0Nmm2、特にSE≦20.0Nmm2、特に有利にはSE≦12.0Nmm2が当てはまる事を特徴とするインプラント。
- 請求項9に記載のインプラントにおいて、三つのハプティクス(3’)の場合に、それぞれの第一ジョイント(9’)の上記曲げ強度BEに対して、BE≦6.0Nmm2、特にBE≦4.0Nmm2が当てはまる事を特徴とするインプラント。
- 請求項2に記載のインプラントにおいて、それぞれの第一ジョイント(9;9”)の上記曲げ強度がBIであり、それぞれの第二ジョイント(13;13”)の上記曲げ強度がBAである事を特徴とするインプラント。
- 請求項11に記載のインプラントにおいて、全てのジョイント(9、13;9”、13”)の上記曲げ強度BI及びBAの和SZに対して、SZ≦30.0Nmm2、特にSZ≦20.0Nmm2、特に有利にはSZ≦11.2Nmm2が当てはまる事を特徴とするインプラント。
- 請求項11に記載のインプラントにおいて、四つのハプティクス(3;3”)の場合に、それぞれの第一ジョイント(9;9”)の上記曲げ強度BIに対して、BI≦3.0Nmm2、特にBI≦1.6Nmm2が当てはまる事を特徴とするインプラント。
- 請求項13に記載のインプラントにおいて、それぞれの第二ジョイント(13;13”)の上記曲げ強度BAに対して、BA≦2.4Nmm2、特にBA≦1.2Nmm2が当てはまる事を特徴とするインプラント。
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