JP2004537358A - 靴クリートコネクター - Google Patents

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Abstract

靴に設置されるレセプタクルを用いる使用のための靴クリートコネクター(11)は、基体(15)を含み、この基体は、この基体から伸長する複数の独立したポスト(13)を有し、保持部材(20)が各ポストの遠位端にあり各ポストから半径方向に伸長する。このレセプタクル(84)は、空洞の縁部近くに配置される片持ちフィンガーを備える空洞を含む。クリートコネクターの各保持部材(20)は、周りを縁取られた一連の隣接平面(45)を含み、この隣接平面は、保持部材(20)が挿入されてレセプタクル空洞(84)内で回転される場合に対応する片持ちフィンガー(74)を連続的に係合し、これは、クリートコネクター(11)がレセプタクル内に固定されることをもたらす。

Description

【技術分野】
【0001】
(関連出願の引用)
本願は、「Shoe Cleat Connector」という表題で2001年8月8日に出願された、米国仮特許出願番号60/310,760、および「Shoe Cleat Connector」という表題で2002年1月18日に出願された米国特許出願番号10/050,606号からの優先権を主張する。上記の仮特許出願および特許出願の開示は、本明細書中でその全体が参考として援用される。
【背景技術】
【0002】
(技術分野)
本発明は、一般的には、靴のためのトラクションクリートにおける改良に関し、より具体的には、クリート上の取り付け構造およびロック構造の改良に関し、それによってこのクリートは、靴底に取りつけられた特定の市販の保持部材に選択的に固定され、そしてその保持部材から取り外される。この特定の保持部材は、Q−LOK(登録商標)という商品名でMacNeill Engineering Co.,Inc.によって製造される設置システムの一部であり、米国特許第5,768,809号(Savoie‘809)、同第6,151,805号(Savoie‘805)、同第6,332,281号(Savoie‘281)に種々の形態で開示される。これらの特許における全ての開示は、本明細書中で参考として援用される。
【0003】
(関連分野の考察)
Savoie‘809号特許は、クリートまたはスパイクのコネクターを受容するための、レセプタクル底部壁に形成された開口部を有する、内部空洞を備えるレセプタクルを開示する。この開口部は、3つの同一でありかつ対照的に配置されたほぼ半円型のローブを有しており、そしてこの開口部は、クリートコネクターを受容するように適合されており、このクリートコネクターは、その遠位端に半径方向に伸長する3つの保持部材を有する中心ベースポストを有する。この3つの保持部材は、3つのレセプタクルローブに整合する3つに分かれた形状のパターンを規定するために湾曲される。このコネクターは、はじめに、保持部材ローブとレセプタクル開口部のそれぞれのローブを整列させ、次いで、その保持部材を開口部を通してレセプタクル空洞内に軸方向にスライドさせることによって、レセプタクル内に挿入される。その空洞内で、3つの片持ち弾性フィンガーまたはスプリングアームが、半径方向に内向きにバイアスされ、各組み込まれた保持部材を係合および保持するように設計されている。
【0004】
挿入された保持部材が、コネクター軸の周りを回転する場合、この保持部材は、レセプタクル開口部のローブから軸方向にずれる。このレセプタクル開口部のまわりのシェルフは、レセプタクル底部壁の内部表面によって規定され、そして保持部材を軸方向に圧縮して保持部材を空洞内に保持する。このシェルフは、それぞれの開口部ローブに隣接する3つのセクションの各々に傾斜を付けられ、それによって3つの位置における空洞の軸方向の深さを次第に制限する。挿入された保持部材の回転は、各保持部材の弓状端部の突出部分を、それぞれのフィンガーの湾曲した先端部と接触させ、保持部材がそのフィンガーの角度の位置を過ぎて回転されるのを可能にする。一旦保持部材の突出端部がフィンガーの位置を過ぎると、そのフィンガーバネは、ほぼそのもとの形状に戻り、その結果、フィンガーの先端部は、保持部材の隣接ローブの側面に隣接する。このことは、クリートが取り外されることを可能にするが、このフィンガーを保持部材の表面から離して曲げることを可能にするために、十分なトルクを及ぼすことによってのみであり、これは、保持部材が組みこまれる間に必要とされるトルクよりも明らかに大きいトルクを必要とする。このフィンガーを所定の位置にロックするのと同時に、保持部材の突出端部は、レセプタクルの外壁から空洞に突出するストップにより、さらなる移動から保護される。各保持部材の深さは、徐々に減少されるが、空洞の深さよりもより漸進的であり、その結果、保持部材の係合は、回転によって徐々に締められる。言い換えると、空洞レセプタクルの深さの漸進的な制限は、クリートが回転するにつれて各保持部材が軸方向にますます圧縮され、所定の位置にクリートを固定的に保持するように設計される。
【0005】
この設計が有する1つの問題は、保持部材上の弓状ローブ輪郭とレセプタクル空洞開口部を正確に整合する使用に関する。これらの整合輪郭は、保持部材の空洞への軸方向の挿入の間の正確な軸方向の整列および旋回性の整列を必要とする。さらに、このなめらかな弓状縁部は、弾性空洞フィンガーが、逆回転に対して保持部材のロック機能を確実に実施することを困難にする。実際、このことにより、Savoie‘809号特許、‘805号特許および‘281号特許に開示されるいくつかの実施形態において、Savoieは、保持部材縁部にノッチを提供するという結果に帰している。
【0006】
さらに、クリートコネクター上の中心ポストの使用は、保持部材の任意の弾性的な半径方向の収縮を防ぎ、この特徴は、保持部材のレセプタクル空洞への挿入と保持部材のレセプタクル空洞からの取り外しの両方を容易にするために望まれることである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
(本発明の目的および要旨)
本発明の目的は、Savoie‘809号特許、‘805号特許および‘281号特許に開示されるレセプタクル中の挿入および係合に適切なクリートのための改良されたコネクターを提供することである。
【0008】
本発明の別の目的は、本明細書中上記の欠点を伴わずに、トラクションクリートをQ−LOK(登録商標)システムに設置するための改良されたコネクターおよび方法を提供することである。
【0009】
本発明のさらなる目的は、交換用クリートを靴底に取りつけられたレセプタクル中に挿入することを単純化するための方法および装置を提供することである。
【0010】
前述の目的は、個々におよび組み合わせて達成され、そして本発明は、明細書に添付されている特許請求の範囲によって明白に要求されない限り、2つ以上の目的を組み合わせることを要求すると解釈されることを意図しない。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に従って、改良されたトラクションクリートがコネクターを備え、このコネクターは、前述のSavoie特許の設置システムのレセプタクルに適合し、そしてロック係合する。このコネクターは、3つの保持部材が半径方向に伸長する剛性中心ポストを有する代わりに、各保持部材につき1つの、複数の独立したポストを有している。このポストは、好ましくは、クリートの中心長手方向軸のまわりに対称的に配置されかつ半径方向にわずかに間隔をあけられて配置され、そしてコネクター空洞に対応するコネクターの挿入および取り外しの間に、中心に向かってわずかに曲げられ得る。この保持部材は、それぞれのポストから半径方向に外向きに突出し、そしてレセプタクル開口部のローブに整合するように湾曲を弓状に有するよりもむしろ一連の隣接平面表面として周辺を縁取られている。保持部材の隣接する外側切子面間かまたは表面間の交差点を規定する線形接合部は、レセプタクルの長手方向軸からレセプタクル開口部のローブの最も外側部分までの半径方向の距離よりもわずかに短い距離、クリートの長手方向軸から半径方向に間隔をあけられている。
【0012】
クリートコネクターをレセプタクル開口部に挿入する場合、小平面を刻まれた保持部材は、レセプタクルローブと(厳密な軸および旋回性整列に対して)ほぼ整列されることのみを必要とする。クリート保持部材の1つがレセプタクル開口部ローブのうちの1つに部分的に配置される場合、クリートの長手方向軸がレセプタクルの長手方向軸に対してねじれの位置である場合でさえ、このクリートは、側方に移動され得、部分的に挿入された保持部材をレセプタクルローブ縁部に向けさせる。この力は、保持部材を支持するポストを半径方向に内向きに弾性的に旋回させて3つのポストアセンブリの全体の半径を減少させる。同時に、ローブ縁部と接触する保持部材の線形縁部は、旋回軸のように作用して、クリートを自然に回転させて保持部材とローブの整列を容易にする。このことは、他の2つの保持部材とそれぞれの開口部ローブを同様に整列させるのに役立つ。この結果は、レセプタクル空洞へのクリートコネクターの滑らかな合致および挿入をもたらす。
【0013】
挿入された保持部材が回転される場合、各レセプタクルフィンガーは、特定の周囲の切子面または平面表面に最終的に隣接し、この切子面または平面表面は、クリートの取り外しの間に意図的に適用されるトルクに対する逆回転を可能にしながら、このレセプタクルにおけるクリートの不注意な逆回転およびゆるみを防ぐ角度で配向される。
【0014】
本発明の上記の目的およびなおさらなる目的、特徴ならびに利益は、以下の定義、その特定の実施形態の記載および記述的な図面を考慮する際に明らかとなり、ここで、種々の図面における類似の参照番号は、類似の構成要素を表すために利用される。これらの記載は、本発明の特定の詳細を説明するが、バリエーションは、存在し得、そして明らかに存在し、そして本明細書中の記載に基づいて当業者に明らかになることが理解されるべきである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
(好ましい実施形態の詳細な説明)
本発明は、トラクションエレメント(米国特許第6,023,860号(McMullin)に開示されるようなもの)を有するクリートを運動靴の底に迅速に設置しそして取り外すことを可能にするためのシステムを含む。この特許における開示は、その全体が参照として本明細書中に援用される。このトラクションエレメント自体は、本発明の発明の一部を形成しない。しかし、実質的に任意の型のトラクションエレメントが、本明細書中に記載され、図示されるコネクター構造と組み合わせて使用され得ることが理解される。図1〜4を参照すると、クリートコネクター11は、底部表面17および頂部表面16を有する、ベースまたは基体15を含む。用語「頂部表面」および「底部表面」は、本明細書中で使用される場合、それぞれ、クリートコネクターを固定するレセプタクルに面しているクリートコネクターの表面またはそのレセプタクルとは逆に面しているクリートコネクターの表面を指すが理解される。トラクションエレメント(示さず)は、典型的には、底部表面17から離れたほぼ反対方向に突出する。この頂部表面16は、レセプタクルおよびレセプタクルが取りつけられる靴底の輪郭に依存して、平面、凹面または凸面であり得る。
【0016】
3つのポストまたはベース部材13a、13bおよび13cは、基体の頂部表面と一体化して形成され、そして基体の頂部表面16からほぼテーパー付けされた構成で突出する。これらのポストは、クリートの中心長手方向軸29のまわりに、それぞれ120°の角度に間隔をあけられた半径A、BおよびCで配置され、これらは、その軸から表面16に沿って等しく半径方向に間隔をあけられている。各ポスト13は、多面構成を有しており、そしてポストの遠位端に配置される保持部材20a、20bおよび20cそれぞれについての支持体としてはたらく。各ポスト13の多面構成は、ほぼ平らで多辺である上面50を含み、この上面は、基体15に対して実質的に平行である。各ポスト13の底部前面ベース部分は、半円または弓状の表面41を含み、この表面41は、基体表面16から伸長し、そして基体表面16の外側縁部に面している。この弓状表面41は、全て中心長手方向軸29によって規定される中心および図6および図7に示されるSavoieレセプタクルの開口部40によって規定される最小直径よりわずかに小さい直径を有する円上に配置される。各弓上表面41の反対側の末端からわずかに内向きかつ長手方向軸29に向かった方向に伸長するのは、実質的に平らな表面42および45である。
【0017】
平面42および45は、両方基体15と実質的に垂直に向けられるが、互いに対して異なる幾何学構成を有している。平面42は、ほぼ矩形の底部セクション43を含み、この底部セクション43は、弓状底部表面41の対応する末端と線形接合部で交差する1つの末端および実質的に平らな第1の後部表面46と線形接合部で交差する反対の末端を有する、ポストベースの一部を鋭角で形成する。この第1の後部表面46は、基体15に実質的に垂直に向けられ、そして底部セクション43から基体15の中心長手方向軸29に向かって伸長する。平面42は、弓状表面41の上部に配置される上部セクション44をさらに含み、そして基体表面16の外側縁部に向かって半径方向に外向きに伸長する。この上部セクション44は、第1の線形接合部で頂部表面50の1つの辺と交差し、そして第2の線形接合部で対応する保持部材20の末端と交差する。これらの第1の線形接合部および第2の線形接合部は交差して各保持部材20に隣接する上部セクション44の上部前面コーナーを形成する。上部セクション44は、上部前面コーナーの反対側にある面取りされたかまたは短縮された上部リアコーナーを有するほぼ矩形の構成を有している。同様に、この第1の後部表面46は、上部セクション44の短縮された上部リアコーナーに近位の短縮された上部コーナーおよび頂部表面50の第1のリア辺と線形接合部で交差する上部末端を有するほぼ矩形の構成を有している。実質的に平らでありかつ三角形の表面48は、上部セクション44の短縮されたコーナーおよび第1の後部表面46ならびに頂部表面50のさらなる辺の間に配置されそして対応する線形接合部で交差する。この三角の表面48は、ポスト13および基体15の頂部表面50の各々に垂直ではない角度で配向される。
【0018】
平面45は、基体15の頂部表面16からポスト13の頂部表面50に伸長する前面末端を含む。この前面末端は、弓状底部表面41の対応する末端および対応する保持部材20の末端と、線形接合部でさらに交差する。平面45は、その前面末端の反対側を向く短縮された上部リアコーナーを有するほぼ矩形の構成をさらに有する。平面45のリア末端は、実質的に平らな第2の後部表面47の1つの末端と線形接合部で交差する。第2の後部表面47は、表面45から第1の後部表面46に向かって鋭角で伸長し、そして線形接合部で第1の後部表面46と交差してポスト13の後部部分で鈍角を形成する。この第2の後部表面47はまた、頂部表面50の第2のリア面および表面45の短縮された上部リアコーナーに近位の短縮された上部コーナーと線形接合部で交差する上部末端を有するほぼ矩形である。線形接合部間に配置されかつこれらの短縮されたコーナーおよびポスト頂部表面50の別の辺と線形接合部で交差する面は、実質的に平らでかつ三角形の表面49である。この三角形の表面49は、ポスト頂部表面50および基体15の各々に対して垂直ではない角度でさらに配向される。図1〜4から明らかなように、各ポスト13は、それぞれの角で間隔をあけられた半径A、BまたはCに沿って非対称性であり、各ポスト13の後部表面46および47を有し、このポストは、基体15の中心長手方向軸29および隣接するポストの平面45に近位である各ポストの平面42に向かって伸長する。これらのポストの各々に対するこの幾何学構成は、単なる例示であり、このような構成に対して、本発明を限定する目的はないことが記される。
【0019】
各保持部材20は、半径方向に突出するセグメントを含み、このセグメントは、弓状底部表面41の上でありかつ平面42と45との間で各ポスト13の遠位末端から伸長する。Savoie特許に開示される保持部材の弓上外表面または半円外表面と対照的に、各保持部材20の外表面は、周囲に延びる一連の実質的に平らな切子面24、25、26、27および28から作製されており、これらの切子面は、各線形接合部34、35、36および37で交差している。平面切子面は、基体15と実質的に垂直に伸長するそれぞれの平面に備えられる。同様に、線形接合部34、35、36および37は、基体と実質的に垂直である。これらの線形接合部は、鈍角のコーナーを形成し、これらは全て、図6および図7に図示されるSavoieレセプタクル中の開口部40中のローブの最も外側の縁部よりもわずかに少ない距離、クリート中心長手方向軸29から半径方向に間隔をあけられている。本明細書中に示されるクリートの実施形態において、各保持部材20の切子面24および28は、互いに対して、および保持部材のそれぞれの位置決定半径(A、BまたはC)に対して平行である。切子面24は、前に記載した各ポスト13の表面45の前面末端と線形接合部で交差するが、切子面28は、前に記載した各ポストの表面42の上部セクション44と第2の線形接合部で交差する。線形接合部34での切子面24と25との間の角度は、約130°であり;線形接合部35での切子面25と26との間の角度は、約145°であり;線形接合部36での切子面26と27との間の角度は、約155°であり;そして線形接合部37での切子面27と28との間の角度は、約110°である。この配置において、線形接合部36は、保持部材20の、半径方向に最も外側の部分を規定し、そしてSavoieレセプタクルのレセプタクル開口部中の受容ローブ中にちょうど適合するために軸29から半径方向に間隔をあけられる。前に記載された角度は、図1〜4の実施形態の単なる近似であり、そして本発明は、この実施形態の切子面の数および交差角度に限定されないことが理解される。言い換えると、各保持部材は、任意の種々の選択された角度で互いと交差する、任意の数の実質的に平面な切子面を含み得る。
【0020】
軸29からのポスト13a、13bおよび13cの半径方向の間隔は、クリートコネクターをレセプタクル中に挿入する間に、各ポストが弾性的にかつ独立してそのベースの周りを旋回することを可能にする。この特定の半径間隔は、ポスト間の間隔が所望の程度の弾性湾曲を可能にするのに十分である限り、それ自体が重要ではない。上記に記したように、個々のポストは、多面であり、基体の頂部表面16から離れてテーパー付けされている。このテーパーは、各ポスト13のベースで増強された強度を提供するが、旋回性湾曲の間のポストの移動のほとんどが、保持部材20の遠位で生じることを可能にする。
【0021】
各保持部材20の半径方向に外向きの伸長およびその他の寸法は、コネクターが図6および図7に図示されるレセプタクルと組み合わさって作動することを可能にするように選択される。さらに、各ポスト13の頂部表面50の一部は、テーパー付けされるかまたは傾斜を付けられたセクション51を含み、セクション51は、各保持部材20の上にある。この傾斜を付けられたセクション51は、ポスト13のベースで弓状表面41と実質的に整列される半円方向に頂部表面50を横切って伸長し、その結果傾斜を付けられたセクションの低い点(すなわち傾斜を付けられたセクションと頂部セクションの残りの部分との間で最も大きい分離が存在する点)は、ポスト13の表面42上にあり、傾斜を付けられたセクションの高い点は、頂部表面50の残りの部分と実質的に共平面であり、保持部材20の切子面24上にある。従って、レッジは、傾斜を付けられたセクション51と頂部表面の残りの部分との間で頂部表面50上に形成される。ポストの傾斜を付けられたセクションは、Savoie‘809号特許に開示されるように、空洞のテーパー付けされた深さと協働し、クリートが組み込まれる間に、レセプタクル中で回転されるにつれて、保持部材の深さ方向の圧縮を増加させ得る。
【0022】
図6および図7を参照すると、Savoie‘809号特許に示されるレセプタクルの再現図が存在する。このレセプタクルは、本発明の一部ではないが、本発明のクリートコネクターがこのレセプタクルと協働する様式の理解を容易にするためだけに本明細書中に表される。図6の図は、断面図であり、この中で、レセプタクル84の頂部層は取り外され、保持部材20を受容するための内側の空洞を示し、そして図7は、レセプタクルの斜視図を示す。壁部分78によって形成される3つの片持ちフィンガー74は、空洞内に含まれ、その各々は、それぞれの組みこまれた保持部材20を係合するように設計される。保持部材が挿入およびねじりまたは回転される場合、この回転動作により、保持部材の半径方向に外向きの切子表面は、フィンガー74を押して、外向きに撓ませ、連続した線形接合部37、36、35および34がフィンガーの位置を過ぎて回転することを可能にする。一旦線形接合部34が、フィンガー74の位置を過ぎると、このフィンガーは、ほぼその元の形状に跳ねもどり、その結果、その末端部分90は、切子面24と接触する。この位置において、フィンガーは、切子面24を部分的に指し、そしてクリートの不注意な逆回転および緩みを防ぐ。それによって保持部材の縁部にへこみを必要とせずにロック機能を提供する。ロック点(すなわち、各線形接合部34が各フィンガー74を通過する点)を越える、この同一方向での保持部材のさらなる回転は、線形接合部37近くの切子面28の外側部分と隣接するように配置されるそれぞれのバンプまたは突出部55bによってさらに限定される。
【0023】
レセプタクルからのクリートの意図的な取り外し(すなわち、クリート交換)の間に、(この目的のために設計された道具による従来の様式で)逆トルクがクリートに適用され、そしてフィンガー74の遠位端における丸みを帯びた輪郭は、曲げられ、線形接合部34を通過するまでに切子面24に沿って半径方向に進む。次いで、フィンガー先端部は、この連続する切子面に沿って進み、そして切子面28がフィンガーを通過するまで、このフィンガーを撓ませながら連続する線形接合部を通過する。このことは、保持部材が、レセプタクル開口部の各ローブとほぼ整列して配置されることを可能にし、その結果、このクリートは、レセプタクルから取り外され得る。取り外しのために必要とされるトルクは、挿入のために必要とされるトルクよりも大きいことが注目される。なぜなら、逆回転の間にフィンガー74に適用される力は、切子面24によってフィンガー74に長手方向軸に沿って向けられる比較的大きい成分およびフィンガーの湾曲を生じる小さい垂直成分のみを有しているからである。一方、挿入の間、より大きい力成分が、湾曲の向きにフィンガーに適用される。
【0024】
また、図6は、取り付けスロット80の使用によって履物の裏面にレセプタクル84を設置するための実施形態を示す。レセプタクル84の周辺100は、レセプタクル開口部40の周りに配置された3つのフランジを備える。周辺の各フランジ82内に、履物にレセプタクル84を取り付けるための2つのスロット80がある。レセプタクルの取り付けは、当該分野で公知の方法によってなされ、そしてスロットの周りの靴底材料を形成する工程、またはピンもしくは他の物体をスロットを通して挿入してレセプタクルを靴の内底に効果的に固定する工程、次いで、このように取り付けられたレセプタクルのまわりに外底材料を形成する工程を包含し得る。このスロット80は、特定の距離だけ分離され、そして好ましくは、スロット80がセットされるフランジ82の湾曲に適合するように曲げられる。3つの開口部88がレセプタクル84にレセプタクル84用のカバーを設置するのを可能にすることも示される。あるいは、このレセプタクルは、米国特許第6,248,278号(Kelly)(これは、その全体が本明細書中に参考として援用される)に開示される圧縮成形技術によって靴底に固定され得る。
【0025】
保持部材20の切子構造は、クリート11がレセプタクル84に挿入されるのを可能にし、ここで、保持部材は、レセプタクルローブと(厳密な軸および旋回性配置になることとは対照的に)ほぼ整列されるのみである。切子面間の線形接合部の1つがレセプタクル開口部ローブのうちの1つに部分的に配置される場合、クリートの長手方向軸29がレセプタクル長手方向軸に対して曲げられる場合でさえ、このクリートは、揺らされるかまたは横方向に移動され得、部分的に挿入された保持部材をレセプタクルローブ端部に向かせる。この力は、保持部材を支持するポストを弾性的に回転させ、その結果、保持部材を半径方向に内向きに移動させて3つのポストアセンブリの半径全体を一時的に減少させる。同時に、ローブ縁部と接触している線形接合部は、旋回点として作用し、クリートを自然に回転させてローブと整列するように保持部材を向ける。このことは、レセプタクルのそれぞれのローブと他の2つの保持部材とを同様に整列させるようにはたらく。これにより、レセプタクル空洞へのクリートコネクターの滑らかな整合および挿入が生じる。
【0026】
上記および図面に示される実施形態は、本発明に従う靴クリートコネクターを実現するための多くの方法のうちのいくつかのみを示していることが理解される。
【0027】
本発明のクリートコネクターは、任意の数(すなわち、少なくとも2つ)のポストおよび幾何学構成が変化するレセプタクルを用いる使用のために適切な保持部材を使用し得る。上記および図面に記載される実施形態は、3つのポストおよび対応する保持部材を使用し、Savoieの‘281号特許、‘805号特許および‘809号特許に記載される特定のレセプタクルに対応するために好ましいが、これらの実施形態は、例えば、3つより多いかまたは3つ未満のローブおよび対応する片持ちロックフィンガーを有するレセプタクルを収容するために容易に改変され得ることが注目される。
【0028】
このクリートおよびコネクターは、任意の適切な材料から作製され得、この材料としては、成形プラスチック、ゴムまたは金属が挙げられるが、これらに限定されない。基体およびコネクター用に使用される材料は、好ましくは、トラクションエレメントのための剛性支持体構造を提供し、そして靴にクリートのしっかりした設置を提供するために、トラクションエレメント用に使用される材料よりもより硬い。設置機能に関して、基体のより大きい剛性は、使用の間に力を受ける場合、基体がその形状を保持し、そしてほとんど取り外させないことを可能にする。トラクションエレメント用に使用されるより柔軟な材料は、これらのエレメントに対して弾性を与える。上記のような旋回可動性を可能にするためのポストの所望の弾性は、好ましくは、ポストが形成される材料からよりもむしろテーパー付けされたポスト構造から達成される。例えば、基体およびコネクターの材料は、70Dのオーダーのヂュロメータースケールの剛性を有しており、それにもかかわらず、このトラクションエレメントは、典型的には、82A〜88Aの範囲の剛性を有する。支持体パッドおよびトラクションエレメント用に好ましい材料は、ポリウレタンであるが、本明細書中に記載される特徴を有する他のプラスチックおよびゴムが使用され得る。この基体は、ポリウレタンまたは任意の所望の程度の剛性を有する任意の他の適切なプラスチックもしくはゴムであり得る。
【0029】
クリートコネクターのポストは、上記の実施形態に示されるように基体に別々に設置され得るか、あるいは、基体に接続するベース部分で組み合わせられる。基体に固定されたベースで一緒に接続される場合、このポストは、好ましくは、その遠位端で互いから分離しており、基体に対して、各ポストの独立した旋回可動性を容易にする。
【0030】
さらなる実施形態において、多面性保持部材は、基体に固定された単一のポストから半径方向に伸長し得、ここで、各保持部材は、ポストに対して独立した可動性をさらに提供される。例えば、各保持部材の遠位端は、挿入の間遠位端に横向きに及ぼされる力が、挿入部材末端を半径方向に内向きに曲げて挿入プロセスを容易にするような片持ち様式で、角をなして伸長され得る。
【0031】
切子面間の接合部34〜37は、外向きに伸長する線形コーナーよりもむしろ線形ノッチ(すなわち凹み)であり得る。このようなノッチは、任意の横断面構成(例えば、V状、U状など)を有し得る。このノッチ接合部は、この接合部が曲げられたフィンガー74を過ぎて回転される際に、コーナー接合部が提供するよりも、より大きい触覚フィードバックを、クリートを挿入する人に提供する傾向がある。
【0032】
保持部材は、任意の適切な角度で交差する隣接切子面を有する各保持部材の縁部を形成する、任意の数の切子面を含み得る。各保持部材に対する切子面の数および向きは、クリートコネクターが係合されるレセプタクルの幾何学に依存して、同一であるかまたは変化し得る。この切子面は、好ましくは、実質的に平面である。しかし、各切子面は、特定のレセプタクルを用いる使用のために適切な任意の幾何学構成(例えば、凹面、凸面など)を有し得る。さらに、各切子面は、基体に対して任意の適切な様式(例えば、垂直または非垂直)に向けられ得る。
【0033】
多くの公知のトラクションエレメント構成が、本発明のクリートコネクターと組み合わせて使用され得、その1つの例が図5に示される。他のいくつかの例は、以下の米国特許に見出され得、これらは、その全体が本明細書中に参考として援用される:
【0034】
【表1】
Figure 2004537358
本明細書中に記載される特定の材料および寸法は、例示のためのみを意図し、本発明を限定するものではない。
【0035】
本発明の1つの局面は、クリートを、空洞および複数の弓状開口部を有するタイプの靴取り付けレセプタクルに設置する方法であり、この方法はクリート保持部材のレセプタクル空洞への軸方向挿入およびそれに続く空洞内での挿入された保持部材の回転を可能にする。この方法は、保持部材が空洞開口部を通って挿入される間に保持部材の半径方向に内向きの弾性湾曲が保持部材の空洞への通過を容易にすることを可能にする工程を包含する。
【0036】
本発明の別の局面は、線形接合部で交差する複数の切子面を有する各保持部材の、外向きの係合表面を提供し、保持部材が空洞内に挿入される間にこれらの接合部が空洞開口部の縁部の弓状縁部に接触しそしてこの弓状縁部に沿って移動することを可能にし、全ての保持部材と各空洞開口部の整列を容易にする工程を包含する。
【0037】
より特定の観点において、本明細書中に記載される発明は、地面に面する面および靴底に面する面、および使用する場合にほぼ垂直に向けられる長手方向軸を有する、履物用の回転式設置可能クリートである。地面係合部材は、地面に面する面で配置され、そして設置構造は、靴底に面する面で配置される。設置構造は、少なくとも2つの間隔を開けられた半径方向に伸長する保持部材を有し、この保持部材は、クリートレセプタクル中の対応する開口部を通って軸方向に挿入され、レセプタクル内で保持部材の回転を可能にするように構成される。各保持部材は、クリート長手方向軸にほぼ平行して伸長するある角度に間隔をあけられた線形接合部で交差する複数の平面切子面を含む、半径方向に外向きの係合表面を備える。これに関して、この係合表面は、Savoie特許に記載される構造に特徴的なタイプの弓状表面よりも多角形の部分として見られ得る。各係合表面は、各係合表面の角の中心を通ってクリート長手方向軸から半径方向に伸長するそれぞれの横向き軸に対して、非対称的な角の中心を有する。この設置構造は、この保持部材がレセプタクル開口部を通って挿入される間に、保持部材の半径方向に内向きの弾性置換を可能にする弾性湾曲手段を含む。好ましい実施形態において、この設置構造は、クリートの靴底に面する面のクリート長手方向軸から半径方向に間隔をあけられたそれぞれの位置に配置される複数の独立したポストを含み、これらのポストは、その長手方向軸に実質的に平行な方向に伸長する。各ポストは、各ポストからほぼ半径方向に外向きに伸長するそれぞれ1つの保持部材を有する遠位端を有する。この実施形態における弾性湾曲特徴は、ポストの遠位端の半径方向および角方向の湾曲を可能にするポストの弾性材料によって提供される。
【0038】
新規かつ改良された靴クリートコネクターの好ましい実施形態を記載することで、他の改変、バリエーションおよび変化が、本明細書中に示される教示の見地から見て、当業者に示唆されると考えられる。従って、このようなバリエーション、改変および変化の全ては、添付の特許請求の範囲に規定されるような本発明の発明の範囲内であると考えられることが理解される。本明細書中で特定の用語が使用されるが、これらは、一般的かつ説明の意味においてのみ使用され、限定の目的ではない。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】図1は、本発明のクリートコネクターの上および一方からの斜視図である。
【図2】図2は、図1のクリートコネクターの下からの斜視図である。
【図3】図3は、図1のクリートコネクターの上平面図である。
【図4】図4は、図1のクリートコネクターの側面立面図である。
【図5】図5は、本発明のクリートトラクションエレメントおよびコネクターを示すクリートの側面立面図である。
【図6】図6は、本発明のクリートコネクターが設置されロックされるように設計されたレセプタクルの上断面図である。
【図7】図7は、図6のレセプタクルの斜視図である。

Claims (26)

  1. 靴底に取り付けられるレセプタクルへの設置のために適合されるコネクターを有するクリートであって、該クリートは、以下:
    ベースであって、該ベースは反対側に向く第1の表面および第2の表面を備え、該第1の表面は、該靴底に面するために適合されており、そして該第1の表面に配置される該コネクターを有しており、該第2の表面は、該第2の表面に固定される少なくとも1つのトラクションエレメントを有する、ベース;
    を備え、ここで、該コネクターは以下:
    複数のポストであって、該ポストは、ほぼ該靴底に向かって該第1の表面から軸方向に伸長し、該ポストは、該第1の表面から軸方向にかつ互いから横方向に間隔をあけられたそれぞれの遠位端で終端している、ポスト;および
    複数の保持部材であって、該保持部材は、それぞれのポストの該遠位端に配置されかつそれぞれのポストからほぼ半径方向に伸長しており、ここで、各保持部材は、周辺を縁取られた一連の隣接しかつ実質的に平面である保持表面を含み、該保持表面は、該レセプタクルの空洞の開口部内に受容され、かつ該レセプタクの空洞内に保持されるように構成される、保持部材、
    を備えるコネクターである、クリート。
  2. 前記複数のポストが、前記第1の表面にほぼ垂直に伸長する軸のまわりに120°の角度で間隔をあけられた位置で配置される3つのポストである、請求項1に記載のクリート。
  3. 前記ポストが、それぞれ弾性的にかつ独立して、該第1の表面に対して旋回可能である、請求項1に記載のクリート。
  4. 前記各保持表面の平面が、前記ベースに対して実質的に垂直である、請求項1に記載のクリート。
  5. 請求項1に記載のクリートであって、前記レセプタクルの空洞は、中心長手方向レセプタクル軸および該レセプタクル軸から半径方向に伸長する複数の湾曲したローブを備え、前記コネクターは、該コネクターが該レセプタクルに装着される場合、該レセプタクル軸と同軸になるように適合される長手方向コネクター軸を含み、そして該コネクター軸からの前記各保持表面の最大間隔は、該レセプタクル軸から各レセプタクルローブまでの最大距離以下である、クリート。
  6. 靴に配置されるレセプタクルに設置するためのクリートコネクターであって、以下:
    ベースであって、該ベースは、該レセプタクルに該ベースを設置するための第1の表面および該ベースにトラクションエレメントを設置するための第2の表面を含む、ベース;および
    保持部材であって、該保持部材は、該第1の表面から選択された距離で該ベースに連結されており、ここで、該保持部材は、周辺を縁取られた一連の隣接しかつ実質的に平面である保持表面を含み、該保持表面は、該レセプタクルの空洞内に受容され保持されるように、選択的に寸法が決められ、整列される、保持部材、
    を備える、クリートコネクター。
  7. 前記第1の表面にほぼ垂直に伸長する軸のまわりに120°の角度で間隔をあけられた位置に配置される3つの保持部材をさらに備える、請求項6に記載のクリートコネクター。
  8. 前記保持部材が、前記第1の表面に弾性的に旋回可能に固定される、請求項6に記載のクリートコネクター。
  9. 各保持表面が、前記ベースに対して実質的に垂直であるそれぞれの平面にある、請求項6に記載のクリートコネクター。
  10. 前記レセプタクルの空洞が、半径方向に伸長したローブを含み、そして前記コネクターの各保持表面が、前記第1の表面の中心軸から、該空洞の中心軸から該ローブの最も外側部分までの距離未満である距離、伸長する、請求項6に記載のクリートコネクター。
  11. 靴に設置されたレセプタクル中にクリートコネクターを組み込む方法であって、該クリートコネクターは、該レセプタクルにベースを設置するための第1の表面および該ベースにトラクションエレメントを設置するための第2の表面を有するベース、該第1の表面から横方向に伸長しかつ互いから離れた遠位端で終結する複数のポスト、ならびに各ポストの遠位端に配置されかつ各ポストから半径方向に伸長する保持部材を備え、該方法は、以下の工程:
    (a)各保持部材の、該レセプタクル中に形成された空洞内への挿入を容易にする工程;および
    (b)該空洞内のロック機構を係合するための該保持部材の回転を容易にして、その結果、該レセプタクルに該クリートコネクターを固定する工程、
    を包含する、方法。
  12. 請求項11に記載の方法であって、前記空洞は、前記保持部材に対応する複数のローブを含み、そして工程(a)が、以下:
    (a.1)前記クリートコネクターの長手方向軸が前記レセプタクルの長手方向軸に対してねじれの位置である場合に、該ベースに対する各ポストの旋回可動性を容易にして、対応するローブでの、該空洞内への保持部材の挿入を可能にする工程、
    を包含する、方法。
  13. 請求項11に記載の方法であって、前記ロック機構が、前記レセプタクル内に配置される複数の弾性フィンガーを含み、各保持部材が周辺を縁取られた一連の隣接しかつ実質的に平面である保持表面を備え、そして工程(b)は、以下:
    (b.1)前記空洞内での該保持部材の回転の間、各保持部材の保持表面と対応するフィンガーとの連続した係合を容易にし、該対応するフィンガーを該空洞の外側に向けさせる、工程;および
    (b.2)該対応するフィンガーと各保持部材の一連の隣接する保持表面内の末端保持表面との間のロック係合を容易にする工程、
    を包含する、方法。
  14. 靴に配置されたレセプタクルに設置するためのクリートコネクターであって、該レセプタクルは、空洞および複数のロック部材を備え、該ロック部材は、該空洞内に配置され、該クリートコネクターは、以下:
    クリートを支持するための手段;および
    該レセプタクルに該支持するための手段を固定するための複数の手段であって、固定するための各手段は、該空洞内で固定可能であり、そして、固定するための各手段が該空洞内に挿入される場合に、対応するロック部材を連続して係合するための一連の隣接する手段を備える、手段、
    を備える、クリートコネクター。
  15. 前記固定するための各手段が、前記支持するための手段に対して独立して旋回可能である、請求項14に記載のクリートコネクター。
  16. 第1の面および第2の面ならびに使用される場合、ほぼ縦方向に配向される長手方向軸を有する、履物のための回転可能に設置可能なクリートであって、該クリートは以下:
    該第1の面にあるグラウンド係合部材;および
    該第2の面にある設置構造であって、少なくとも2つの間隔をあけられた半径方向に伸長する保持部材を備え、該保持部材は、クリートレセプタクル中の対応する開口部を通して軸方向に挿入されて、該レセプタクル内で該保持部材の回転を可能にするように構築され、各保持部材は、半径方向に外向きに面する係合表面を有し、該係合表面は、該長手方向軸にほぼ平行に伸長する、ある角度で間隔を空けられた線形接合部で交差する複数の平面切子面を含む、設置構造、
    を備えるクリート。
  17. 前記各係合表面が、角の中心を有しており、そしてここで、各係合表面が、それぞれの係合表面の角の中心を通って該長手方向軸から半径方向に伸長するそれぞれの横軸に対して非対称性である、請求項16に記載のクリート。
  18. 前記設置構造が、前記レセプタクルの開口部を通って前記保持部材が挿入される間に、該保持部材の半径方向に内向きの弾性移動を可能にする、弾性湾曲手段を備える、請求項16に記載のクリート。
  19. 前記設置構造が、前記クリートの前記第2の面の前記長手方向軸から半径方向に間隔を空けられたそれぞれの位置に配置される複数の独立したポストを備え、該ポストは、該長手方向軸に実質的に平行な方向に伸長し、各ポストは、各ポストからほぼ半径方向に外向きに伸長する該保持部材のそれぞれの1つを有する遠位端を有し、そしてここで、前記弾性湾曲手段は、該ポストの該遠位端の放射状湾曲および角湾曲を可能にする弾性材料のポストを備える、請求項18に記載のクリート。
  20. 前記線形接合部が、半径方向に外向きに面しているコーナー接合部である、請求項16に記載のクリート。
  21. 前記線形接合部が、前記切子面の交差点の境界を定める、半径方向に内向きの溝である、請求項16に記載のクリート。
  22. 第1の面および第2の面ならびに使用される場合ほぼ縦方向に配向される長手方向軸を有する、履物のための回転可能に設置可能なクリートであって、該クリートは以下:
    該第1の面にあるグラウンド係合部材;
    該第2の面にある設置構造であって、該設置構造は、少なくとも2つの間隔を空けられた半径方向に伸長する保持部材を備え、該保持部材は、クリートレセプタクル中の対応する開口部を通して軸方向に挿入されるように構築されて、該レセプタクル内の該保持部材の回転を可能にし、各保持部材は、半径方向に外向きに面する係合表面を有し、該係合表面は、該長手方向軸にほぼ平行に伸長し、ある角度で間隔を空けられた線形接合部で交差する複数の平面切子面を含む、設置構造;および
    該保持部材がクリートレセプタクルの該開口部に挿入される間に、該保持部材が、該保持部材に適用される横力に対して少なくとも半径方向に内向きの方向に弾性的に配置されることを可能にするための湾曲手段
    を備えるクリート。
  23. 前記設置構造が、前記クリートの前記第2の面の前記長手方向軸から半径方向に間隔を空けられたそれぞれの位置に配置される複数の独立したポストを備え、該ポストは、該長手方向軸に対して実質的に平行の方向に伸長し、各ポストは、各ポストからほぼ半径方向に外向きに伸長する該保持部材のそれぞれの1つを有する遠位端を有し、そしてここで、前記湾曲手段は、該ポストの該遠位端の放射状内向きの湾曲を可能にする弾性材料のポストを備える、請求項22に記載のクリート。
  24. 靴取り付けレセプタクルにクリートを設置する方法であって、該靴取り付けレセプタクルは、空洞および複数の弓状開口部を有するタイプのレセプタクルであり、該弓状開口部は、クリート保持部材の該レセプタクルの空洞への軸方向挿入を可能にし、続いて該空洞内で、挿入された保持部材の回転を可能にする方法であり、該方法は、以下:
    該空洞への該保持部材の通過を容易にするための空洞開口部を通る該保持部材の挿入の間の該保持部材の半径方向に内向きの弾性湾曲および該空洞内での該保持部材の回転を可能にする工程、
    を包含する、方法。
  25. 請求項24に記載の方法であって、該方法は、以下:
    線形接合部で複数の切子面交差を有する各保持部材の外向き係合表面を提供し、該接合部が、該保持部材が空洞内に挿入される間に空洞開口部の末端弓状端に接触しそして該末端弓状端に沿って移動することを可能にし、それぞれの空洞開口部とのを有する保持部材の全ての整列を容易にする工程、
    をさらに包含する、方法。
  26. 靴取り付けレセプタクルにクリートを設置する方法であって、該靴取り付けレセプタクルは、空洞および複数の弓状開口部を有するタイプのレセプタクルであり、該弓状開口部は、クリート保持部材を該レセプタクルの空洞に軸方向挿入可能にし、続いて該空洞内で挿入された保持部材の回転を可能にする方法であり、該方法は、以下:
    線形接合部で複数の切子面交差を有する各保持部材の外向き係合表面を提供し、該接合部が、該保持部材が空洞内に挿入される間に空洞開口部の末端弓状端に接触しそして該末端弓状端に沿って移動することを可能にし、それぞれの空洞開口部との保持部材の全ての整列を容易にする工程、
    を包含する、方法。
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