JP2004536688A - 粉体スプレーブース自動清浄化装置およびその方法 - Google Patents
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Abstract
自動式空気圧駆動清浄化装置(100)および粉体スプレーブース(10)の内部表面を清浄する方法を提供する。清浄化装置(100)は、オーバヘッドコンベヤ(122)によってブース内へ移送され得るフレーム(102)を有する。このフレームは、内部表面から粉体を吹き飛ばす複数の空気噴射部(114)を有する。フレームを空気圧式に回転させるように推進空気噴射部もフレームに設けられる。フレームの回転を安定させるために下部安定化ハブ(151)が用いられ得る。フレームは、複合材のような軽量の材料から作製される。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉体スプレーブースの内部表面における過剰に噴霧された粉体の清浄に関する。本発明は、特には、スプレーブースの内側に空気圧で自己推進式で回転可能なフレームを用いて、スプレーブースの内部表面上の粉体を吹き飛ばす粉体スプレーブース清浄化処理に関する。
【0002】
本願は、「自動空気圧式ブース清浄化システム」という名称で2001年1月31日に出願された米国仮特許出願第60/265,836号の利点を主張するものであり、この開示全体を参照することにより本明細書に完全に援用される。
【背景技術】
【0003】
粉体噴霧システムはよく知られた技術である。典型的な粉体噴霧システムは、粉体を貯蔵する流動化ホッパーのような粉体源を有している。すべての粉体スプレーシステムが流動化粉体供給源を用いるというわけではないが、流動化ホッパー内の粉体は加圧空気を用いて流動化される。噴霧システムは、スプレーブース内に延在するスプレーガンのような粉体噴霧装置も有している。スプレーガンは、スプレーブースの内の噴霧対象物に粉体を噴霧するのに使用される。スプレーブースは、粉体の封じ込めおよび回収のために使用される。コロナ帯電スプレーガンや摩擦帯電ガンのような静電ガンを含め、多くのタイプのスプレーガンが長年にわたり開発されてきている。ほとんどの粉体噴霧システムは、過剰に噴霧された粉体を回収するための粉体回収システムを有している。粉体噴霧システムによっては、非静電スプレーガンを使用しているものもある。
【0004】
過剰に噴霧された粉体は、スプレーブースの種々の内部表面上に集まる傾向にある。この傾向は静電スプレーガンを使用する噴霧システムにおいて特に起こりやすい。噴霧する粉体の色を替えのために、過剰に噴霧された粉体は除去されなければならない。これまで、スプレーブース清浄は、手作業労力と時間がかかる傾向にあった。通常、ブースの内部表面から粉体を吹き飛ばすには、作業者がスプレーブースの中に物理的に手を入って手棒または他の装置使用する必要がある。スプレーブースから過剰に噴霧された粉体を拭浄するのにかかる時間量を減らすことによって、色替えサイクルを短縮することができ、噴霧システムの「オフライン」時間を短くすることができる 。
【0005】
最近、新しいスプレーブースのコンセプトが開発されている。スプレーブースは略円形であり、回転可能なブース床を有する。このようなブースの詳細は、「簡易変更型粉体コーティング噴霧システム」という名称で2001年6月25日に出願された米国特許出願第09/888,679号に十分に記載されており、この開示全体は参照により本明細書に完全に援用される。このブースは、噴霧作業中に回転床から過剰に噴霧された粉体を拭浄するために、回転床の付近に負圧空気ダクトの形態をした粉体抽出システムを有する。しかしながら、色替え作業の一部として、スプレーブース内の残留粉体がごくわずかしかないとしても、場合によってはブースの内部表面から粉体を吹き飛ばすために作業者がブースの中に入れることになる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、作業者がスプレーブースに入る必要性をなくすことで、色替え作業のためにスプレーブースを清浄するのに要される時間を最小限にとどめることができるスプレーブース清浄化装置を目的とする。本発明はさらに、自動式空気圧作動スプレーブース清浄システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一の目的によれば、スプレーブースの内部に複数の吹出し空気噴射部をもちこめることを意図した自動式空気圧作動スプレーブース清浄化処理を提供することである。これらの空気噴射部は、天井と鉛直方向に延在するブース壁とを有するスプレーブースの内部表面から粉体を吹き飛ばす。一実施形態において、この空気噴射部は空気ノズルによる形態により実現される。
【0008】
本発明の別の態様によれば、空気噴射部をある軸まわりに回転させて内部表面を吹き飛ばすように吹出し空気噴射部を内部に持ち込まれている。一実施形態では、吹出し空気噴射部は、貫通空気通路を有するフレームすなわち空気マニホールドの一部である。空気噴射部は、フレームの空気通路と流体連通している。フレームは、スプレーブース内で回転するように取り付けられ、粉体を効果的に吹き飛ばすために鉛直方向に延在するスプレーブース鉛直壁構造体の内部表面から適当な距離のところに配置された鉛直方向に延出する脚を有している。そのため、一般に清浄フレームは、また清浄フレームが回転する際には特に、スプレーブースの内壁構造に一致する。この実施形態では、フレームは、オーバヘッドコンベヤから移送され、また吊り下げられて保持されている。たとえば、噴霧が行われるべき部品をスプレーブースの内部に移送するのに用いられるのと同じコンベヤを使用するなどによって、オーバヘッドコンベヤによってスプレーブース内へ移送される。加圧空気は、コンベヤと連結するのに適した回転結合部によりフレームに連結することができる。フレームは、ブースの壁構造のアクセス口を介してスプレーブース中に入ることができる。
【0009】
本発明の別の態様によれば、フレームと連動するように吹出し空気噴射部の回転は、フレームにもたらされる加圧空気に応答して自動的に行われる。一実施形態では、複数の推進空気噴射部がフレームに設けられる。これらの推進空気噴射部は、フレームに回転運動を与えるように適当な角度で方向付けされる。
【0010】
本発明はさらに、かかる装置において実現される方法はもちろん、ならびに複数の吹出し空気噴流をスプレーブース内へに導入する工程と、スプレーブースの内部表面から粉体を吹き飛ばすように空気噴射部を回転させる工程とを含む粉体スプレーブースを清浄するための方法をも意図している。この方法の他の実施形態では、加圧空気を用いて自動的な推進力としてフレームに回転を与えるために、吹出し空気噴射部をスプレーブース内で回転可能なフレームと連動させている。一実施形態では、加圧空気は複数の推進空気噴射部から噴射される。
【0011】
本発明のこれらのおよび他の態様および利点は、添付図面を踏まえて好適な実施形態の以下の説明から当業者には明らかであろう。
【0012】
本発明は、特定部品および部品構成の物理的形態をとり得り、好適な実施形態およびその方法は、本明細書において詳細に説明され、本明細書の一部をなす添付図面において図示される。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、作業者がブースの内部に手を入れる必要性がほとんどないか、または全くない、粉体スプレーブースの内部表面を清浄するための装置および方法を目的とする。スプレーブースの内部へ自動的に移送され、内部表面から粉体を吹き飛ばすことができる清浄化装置が提供される。本発明は、本明細書において特に円形のスプレーブース構成を参照して説明されるが、いわゆる当業者が容易に理解するように、本発明は円形スプレーブースまたは必ずしも円形でないスプレーブースのいずれを含めた多くの各種スプレーブース設計で用いられ得る。また、本発明はある特定の噴霧技術に限定するものではなく、静電および非静電噴霧技術で同じくらい効果的に作用する。さらに、本発明は複数の利用可能な代替の実施形態および変形形態とともに本明細書で説明されているが、ここに記載された例が考えられる代替形態および変形形態の全てであると解釈されるべきではない。当業者は、付加的な変形形態または代替的な実施形態は、添付の特許請求の範囲に記載の本発明の精神および範囲内で実施可能であることを容易に理解するであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1を参照すると、本発明が粉体スプレーブース10内の所定位置に例示的に示されている。この例でのスプレーブース10は、上記にしめした出願係属中の米国特許出願において記載されているような円形スプレーブースであるが、任意の適したスプレーブース構成を用いてもよい。しかしながら、本発明では円形ブースが特によく適している。
【0015】
スプレーブース10は、鉛直方向に延在する鉛直壁構造12および天井構造14を有する天蓋構造10を有している。この天蓋構造10がほぼ直立円筒形の形状をなすようになっている。この例示的な実施形態では、天蓋構造10とは別個の床構造16が設けられる(床およびブース天蓋支持構造の説明および例示は本発明の理解の上で不要なため詳細は簡略化のため省略する)。床16は、床16の上に吊り下げられて保持されているスプレーブース天蓋壁構造12および天井14とともに回転可能な床とすることができる。その代わりに、床構造16を天蓋構造と接合また一体化してもよく、あるいは天蓋構造10に接合しないで回転不能としてもよい。鉛直方向に延在する鉛直壁構造12および天井14は内部表面を有していて、清掃または色替え作業の一部として吹き飛ばすべきある程度の量の過剰に噴霧された粉体を集まる傾向にある。粉体抽出ダクト18は回転可能な床16と連動されるが、本発明では内部に粉体抽出ダクトを有していないスプレーブースに使用してもよい。本発明はまた、スプレーブースで使用される特定の床清浄設計に応じて、床16から粉体を吹き飛ばすのに用いることができる。
【0016】
本発明は特に、回転可能な清浄フレームを用いて、天井14、天蓋壁面12、および床16の各種内部表面のようなスプレーブース10の内部表面を空気圧式に清浄するための方法および装置を目的とする。本発明のこの態様によれば、一連の吹出し空気噴射部がスプレーブース10の内部に移送されるか、あるいは配置されるようになっている。空気噴射部は、清浄すべき内部表面に空気流を向けるように加圧空気源に結合される。本発明のこの態様は、空気マニホールドまたはフレーム102を有する清浄化装置100として具現化され、図面に示されている。フレーム102は、任意の個数で形成することができ、例示的な実施形態では比較的幅の狭い逆U字形の形態をしている。フレーム102は、たとえば、在庫のある矩形の管から形成することができるが、この管は、矩形以外の他の断面形状を有していてもよい。フレーム102を形成するのに用いられる材料は軽量であることが好ましい。適した材料は軽金属であり、より好ましくは複合材である。複合材は、静電導電性をあまり示さない傾向にあるため金属よりも好ましい。繊維ガラス引抜成形材のような、任意の適した軽量であるが剛性の非導電材料を用いることもできる。管として好ましい断面は略正方形であるが、この形が必須なわけではない。
【0017】
この場合におけるフレーム102は、上部に配置された横梁部104と、横梁部104の端部110,112に吊り下げられて支持されている鉛直方向に延在する2つの脚部106とを有する。ここで説明する特定のフレーム102の形状は本発明の重要な態様ではないため、フレーム102の形状および断面を、スプレーブース10の内部形状に基づいた特定の清浄のニーズに合うように変更することができる。したがって、フレーム102の断面および形状は清浄すべきスプレーブースの内部表面の形状に一致することが好ましい。そのため、たとえば、略円筒形の断面を有する例として示したスプレーブース10の場合、フレーム102をスプレーブース10の中心軸を中心として回転した場合に、フレーム102は円筒形の内部壁構造から粉体を吹き飛ばすのに適当な距離だけ離間した、略円筒形の拭浄吹出し空気パターンをもたらす。
【0018】
代替的な実施形態として、フレーム102は、内部空気通路を通過する空気ではなく加圧空気源を保持または支持として使用しうる。
【0019】
フレーム102の3つの部分(横梁部104と2つの脚部106)のそれぞれは、内部領域が空気通路108(図1A)を形成するように中空の正方形管から形成される。横梁部104の端部110および端部112にて、脚部106はそれぞれを斜めに切り落として継ぎ合わせた角度切り接合または他の適した接続によりそれらの外端に接合されることが好ましい。横梁部104および横梁部106は、接着剤結合のような任意の便宜的な方法で接合され得る。脚部106が横梁部104に接合されていることで、空気通路108が横梁104から両脚部106にかけて下側連続している。
【0020】
管状の横梁部104および横梁部106は、吹出し空気噴射部114(図1A)を形成する一連のボアを有する。図1および図1Aの例では、空気噴射部114は、管状の横梁部104および横梁部106の壁構造の中に形成されたボアである。ボアたる空気噴射部114を単独で吹出し空気噴射部として用いてもよいが、効果をあげるために清浄空気パターンをノズルが収容されているボアたる各空気噴射部114内に取り付けた空気増幅式ノズルで実現し生成することもできる。適した空気ノズルは、一例を挙げると、The Spraying Systems Co.から入手可能なWINDJETモデル番号727−11である。任意の適した空気ノズルまたは空気流増大装置を用いることもできる。ボアたる空気噴射部114は、清浄すべきスプレーブースの内部表面(IS)に面する外壁116に対し直角に形成されることが好ましい。しかしながら、吹出し空気噴射部114のそれぞれは、特にたとえばコーナ110、112から粉体を吹き飛ばすように所望される場合、任意の角度で形成されることもできる。管状の横梁部104および横梁部106にて形成される各種吹出し空気噴射部114は、異なった角度を有し得る。図中の矢印118は、空気噴射部114を介して内部表面(IS)に向けられている吹出し空気流を表す。しかしながら、図1における方向矢印118は、例示にすぎないことを意図しており、必ずしも特定の空気噴射部114の位置に対応して示したものではなく、また管状の横梁部104および横梁部106に形成されている空気噴射部114のすべてを表しているというわけでもない。
【0021】
当業者は、フレーム102からスプレーブースの内部表面へ向けて清浄用空気流を供給する代替方法があることを理解するであろう。したがって、「空気噴射部」は、回転フレーム102から内部表面ISに吹出し空気(図1で矢印118によって表されている)を向ける任意の機構または技法を含むよう広く解釈されるべきである。
【0022】
横梁部104は、実質的にスプレーブース10の直径すなわち幅にわたって架かることが好ましい。フレーム102は、内部表面(IS)から粉体を有効に吹き飛ばすことができるようにフレームの脚部106および横梁部104が内部表面ISに十分に密接した間隔に置かれるようなサイズにされている。管状の横梁部104および横梁部106の典型的なサイズは、たとえば76.2ミリメートル(3インチ)×76.2ミリメートル(3インチ)×3.175ミリメートル(1/8インチ)または50.8ミリメートル(2インチ)×50.8ミリメートル(2インチ)×3.175ミリメートル(1/8インチ)とすることができるが、所要に応じて他のサイズの管を使用してもよい。したがって、フレーム102はほぼ平面状であり、スプレーブース内において約2インチまたは3インチほどの狭い断面を有している。これにより、フレーム102を、たとえばスプレーブース10を通って噴霧される対象物を移送するのに一般によく用いられるコンベヤのような従来のコンベヤ122(図中では概念的に示す)から懸垂保持し、噴霧作業のためにスプレーブース内へまたはスプレーブースを通して運ばれる部品と同様にしてスプレーブース内のスロットまたは他の開口を介してスプレーブース内へ移送することが可能になる。
【0023】
横梁部104は、横梁部104の略中間地点でフレーム102に接合される中空管状ストックの別の部材とすることができるコネクタ伸張部120を有する。したがって、伸張部120は空気通路108と流体連通するとともに、空気通路108の一部をなす中心部分を有する。そのため、伸張部120は、さらに十分に後述するように、フレーム102についての回転軸を画定することになるフレーム102の中心長手方向軸X上にあることが好ましい。伸張部120は、上部ハブとして機能を果たすように、かつフレーム102をオーバヘッドコンベヤ122から懸垂保持するとともにコンベヤ122によって移送することが可能になるように、コンベヤ122と回転可能に適切に接続されている。このコンベヤはまた、空気通路108を加圧空気源126に接続するために適した空気圧式コネクタすなわち取付具124を保持し得る。フレーム102への空気流は、所要に応じて適した制御弁または他の機構(図示せず)によって制御され得る。
【0024】
本発明の別の態様によれば、スプレーブースの内部表面の吹き飛ばし最大到達範囲を実現するために、吹出し空気噴射部114は、スプレーブース10の内部で回転することが好ましい。清浄化装置は、駆動機構のいずれの必要性もなくすように自己推進式または自動的に回転することがさらに意図されている。このことは、例示的な実施形態では、たとえば複数の推進空気噴射部130(3つの例示的な位置、130a、130b、130cが示されている図1Aを参照)を設けることによって達成され得る。位置130cは、より高速な回転速度を出す。推進空気噴射部130は、管状壁116中のボアのような吹出し空気噴射部114と同様にして形成することができる。推進空気噴射部130は適当な角度をもって配置されていて、推進空気噴射部130から噴射される加圧空気がフレーム102を自己推進下で回転させる。推進空気噴射部130はまた、内部表面ISから粉体を吹き飛ばす機能を果たし得る。図1Aの例では、推進空気噴射部(130aまたは130b)は約45度の角度をもって配置されているが、所要に応じて他の角度を用いることもできる。さらに、清浄される特定表面および所要の回転に応じて、吹出し空気噴射部114は、フレーム102の自己推進式回転も与えるように適当に傾斜され得る。したがって、推進空気噴射部および吹出し空気噴射部は、管状部にて形成される空気噴射部と分離されたものであってもよく、あるいは、いくらかの空気噴射部がその両方の機能を果たす、あるいは空気噴射部のいくつかの組合せにより使用されてもよい。他の構成として、空気通路108の空気圧力に応答してフレーム102に回転運動を与えるようにしてもよい。なお図1Aは、推進空気噴射部130が必要に応じて時計回りまたは反時計回りの回転を行うように傾斜され得ることを示すために、例示的に二つの推進空気噴射部位置130aおよび130bを示したものである(つまり、位置130aまたは130bのうち一方のみが所与のフレーム102に用いられる)。推進空気噴射部130は、空気増幅型ノズルまたは他の適したノズルを含み得る。
【0025】
フレーム102の自己推進式回転は、フレーム102に軽量の材料を使用することにより容易となる。フレームの質量を減らすことで、フレーム102は、回転を停止するのに時間がかかる「フライホイール」効果を呈することも回避し、また、回転している間に物体が偶発的にフレーム102と接触した場合にフレーム102を容易に停止することを可能にする。フレーム102は、高速で回転する必要はなく、たとえば、2〜5rpmほどの速度が好適であり得るが、必要に応じて他の速度を実現することもできる。
【0026】
伸張部120とコンベヤ122との間にある空気圧連通部124は、回転軸Xに沿って空気駆動ハブとして機能する。空気圧連通部124は、回転結合を与えるよう任意の適した方法で実現され得る。しかしながら、フレーム102の全体のサイズにより、フレーム102は振動するか、あるいは真の回転スピンと異なるスピンを起こす可能性がある。したがって、安定化装置140がフレーム102の下部に設けられ得る。下部安定化装置140は、脚部106の下部に端部が接続されているブレース142を有する。これらの接合部を強化するために補強ガセット144が用いられ得る。一実施形態では、ブレース142はまた、同様な中空管状ストックから形成され、加圧空気がブレース142へも通過するように脚部106に接合される。ブレース142の中央には、後退可能な下部安定化ハブ146が配置される。この下部ハブ146は、たとえば、ブレース142内の加圧空気通路と流体連通している空気圧作動式ピストンまたは他の装置を有するようにすることもできる。この空気圧力は、その端部に回転可能なキャップすなわちブロック150を有するロッド148を拡張する。キャップ150は、ダクト18の頂部に係合し、ロッド148によりフレーム102に対し安定なアンカー、すなわち下部ハブ装置151を提供するようにダクトの形状に一致している。図1において、キャップ150は後退位置に示されている。フレーム102の下にダクト18を有していないブースの場合、キャップ150は単に床16まで下に延び得る。いずれの場合においても、下部ハブ装置151はその回転中、フレーム102を安定させるように上部ハブ120と実質的に同軸である。下部安定化ハブを伸縮させるために、非空気圧機構を有する他の機構を用いることができる。清浄作業はフレーム102の複数の回転を利用することが意図されるが、一回の回転または部分回転により内部表面の清浄を可能にし得ることも意図される。したがって、「回転」という用語は、部分的な回転、完全な回転、および複数の回転を含む。たとえば、フレーム102は2つ以上の横梁部104および2つの脚部106を設けられ得る。
【0027】
図2は、フレーム102の側面すなわち断面図を示しており、下部ハブ151が伸張位置にある。典型的なスプレーブース10は、コンベヤと整列したアクセスドアすなわち他の鉛直方向の開口Dを有しており、この開口を通って、幾分狭いフレーム102がスプレーブース10の内部へ容易に通過することができる。図3は、空気噴射部114、130が必要に応じて空気ノズル160を有し得ることを示している。図3はまた、フレーム102から見た破断図のオーバーヘッドコンベヤ122、およびフレーム伸張部120を示している。図3において、スプレーブースは、床にダクトを有さずに示されており、したがって、床面から粉体を吹き飛ばすために付加的な空気噴射部すなわちノズル114、160が用いられ得ることに留意されたい。
【0028】
回転中、フレーム102をさらに安定させるために、必要に応じて補強ガセット170(図1)を設けることができ、この補強ガセット170は、フレーム102を強化するような任意の適した形状およびサイズを有し得る。所要に応じて下部ガセット172(図3)も用いることができる。
【0029】
図4は、下部安定化ハブ146をさらに詳細に示している。ピストンシリンダ180は、下部ブレース142内の空気圧力と流体的に連通している。ピストンロッド148は、後退位置(図1)にばね付勢されており、その自由端にキャップ150を保持している。ブレース142内の空気圧力は、ばね付勢に抗するのに十分であり、ピストンロッド148を、図4に示した位置まで外側に延出させて、キャップ150がダクト18に、またはスプレーブース10内の他の好適な安定した非回転構造に係合するようになっている。
【0030】
図5は、フレーム102とオーバヘッドコンベヤ122との例示的な連結機構を示している。フレーム管状伸張部120は、フレーム102の空気通路108と流体連通している中央内部通路を有する。伸張部120は、回転または旋回空気コネクタ190に接合され、スラスト方向支持ベアリング組立体194および保持板196を介してブラケット192まわりに回転可能に支持される。ブラケット192は、コンベヤ122の取付具(図示せず)に配置されている穴と対応するように、整列して配置された位置合わせピン198を有している。ブラケット192がたとえばクランプ199によってコンベヤ122に連結されると、コネクタ190は加圧空気供給源126に接続されるフィッティング124(図1)を受容する。したがって、フレーム102は、加圧空気供給源126から加圧空気を受け取る間の回転のためにコンベヤ122から吊り下げられて保持されている。
【0031】
本発明について、好適かつ例示的な実施形態を参照して説明を行った。本明細書を読み、理解すれば、他者には改変および代替が想起されるであろう。添付の特許請求の範囲内またはその均等物内にある限りそのような改変および代替のすべてが含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明による、自動式スプレーブース清浄化装置を有するスプレーブースの垂直断面の簡略図である。
【図1A】図1の線1A−1Aに沿った拡大断面図である。
【図2】図1のフレームを断面で示した本発明の断面図である。
【図3】本発明の別の実施形態を示す図である。
【図4】下部安定化ハブを示す図である。
【図5】フレームとオーバヘッドコンベヤとの間の結合機構を示す図である。
【0001】
本発明は、粉体スプレーブースの内部表面における過剰に噴霧された粉体の清浄に関する。本発明は、特には、スプレーブースの内側に空気圧で自己推進式で回転可能なフレームを用いて、スプレーブースの内部表面上の粉体を吹き飛ばす粉体スプレーブース清浄化処理に関する。
【0002】
本願は、「自動空気圧式ブース清浄化システム」という名称で2001年1月31日に出願された米国仮特許出願第60/265,836号の利点を主張するものであり、この開示全体を参照することにより本明細書に完全に援用される。
【背景技術】
【0003】
粉体噴霧システムはよく知られた技術である。典型的な粉体噴霧システムは、粉体を貯蔵する流動化ホッパーのような粉体源を有している。すべての粉体スプレーシステムが流動化粉体供給源を用いるというわけではないが、流動化ホッパー内の粉体は加圧空気を用いて流動化される。噴霧システムは、スプレーブース内に延在するスプレーガンのような粉体噴霧装置も有している。スプレーガンは、スプレーブースの内の噴霧対象物に粉体を噴霧するのに使用される。スプレーブースは、粉体の封じ込めおよび回収のために使用される。コロナ帯電スプレーガンや摩擦帯電ガンのような静電ガンを含め、多くのタイプのスプレーガンが長年にわたり開発されてきている。ほとんどの粉体噴霧システムは、過剰に噴霧された粉体を回収するための粉体回収システムを有している。粉体噴霧システムによっては、非静電スプレーガンを使用しているものもある。
【0004】
過剰に噴霧された粉体は、スプレーブースの種々の内部表面上に集まる傾向にある。この傾向は静電スプレーガンを使用する噴霧システムにおいて特に起こりやすい。噴霧する粉体の色を替えのために、過剰に噴霧された粉体は除去されなければならない。これまで、スプレーブース清浄は、手作業労力と時間がかかる傾向にあった。通常、ブースの内部表面から粉体を吹き飛ばすには、作業者がスプレーブースの中に物理的に手を入って手棒または他の装置使用する必要がある。スプレーブースから過剰に噴霧された粉体を拭浄するのにかかる時間量を減らすことによって、色替えサイクルを短縮することができ、噴霧システムの「オフライン」時間を短くすることができる 。
【0005】
最近、新しいスプレーブースのコンセプトが開発されている。スプレーブースは略円形であり、回転可能なブース床を有する。このようなブースの詳細は、「簡易変更型粉体コーティング噴霧システム」という名称で2001年6月25日に出願された米国特許出願第09/888,679号に十分に記載されており、この開示全体は参照により本明細書に完全に援用される。このブースは、噴霧作業中に回転床から過剰に噴霧された粉体を拭浄するために、回転床の付近に負圧空気ダクトの形態をした粉体抽出システムを有する。しかしながら、色替え作業の一部として、スプレーブース内の残留粉体がごくわずかしかないとしても、場合によってはブースの内部表面から粉体を吹き飛ばすために作業者がブースの中に入れることになる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、作業者がスプレーブースに入る必要性をなくすことで、色替え作業のためにスプレーブースを清浄するのに要される時間を最小限にとどめることができるスプレーブース清浄化装置を目的とする。本発明はさらに、自動式空気圧作動スプレーブース清浄システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一の目的によれば、スプレーブースの内部に複数の吹出し空気噴射部をもちこめることを意図した自動式空気圧作動スプレーブース清浄化処理を提供することである。これらの空気噴射部は、天井と鉛直方向に延在するブース壁とを有するスプレーブースの内部表面から粉体を吹き飛ばす。一実施形態において、この空気噴射部は空気ノズルによる形態により実現される。
【0008】
本発明の別の態様によれば、空気噴射部をある軸まわりに回転させて内部表面を吹き飛ばすように吹出し空気噴射部を内部に持ち込まれている。一実施形態では、吹出し空気噴射部は、貫通空気通路を有するフレームすなわち空気マニホールドの一部である。空気噴射部は、フレームの空気通路と流体連通している。フレームは、スプレーブース内で回転するように取り付けられ、粉体を効果的に吹き飛ばすために鉛直方向に延在するスプレーブース鉛直壁構造体の内部表面から適当な距離のところに配置された鉛直方向に延出する脚を有している。そのため、一般に清浄フレームは、また清浄フレームが回転する際には特に、スプレーブースの内壁構造に一致する。この実施形態では、フレームは、オーバヘッドコンベヤから移送され、また吊り下げられて保持されている。たとえば、噴霧が行われるべき部品をスプレーブースの内部に移送するのに用いられるのと同じコンベヤを使用するなどによって、オーバヘッドコンベヤによってスプレーブース内へ移送される。加圧空気は、コンベヤと連結するのに適した回転結合部によりフレームに連結することができる。フレームは、ブースの壁構造のアクセス口を介してスプレーブース中に入ることができる。
【0009】
本発明の別の態様によれば、フレームと連動するように吹出し空気噴射部の回転は、フレームにもたらされる加圧空気に応答して自動的に行われる。一実施形態では、複数の推進空気噴射部がフレームに設けられる。これらの推進空気噴射部は、フレームに回転運動を与えるように適当な角度で方向付けされる。
【0010】
本発明はさらに、かかる装置において実現される方法はもちろん、ならびに複数の吹出し空気噴流をスプレーブース内へに導入する工程と、スプレーブースの内部表面から粉体を吹き飛ばすように空気噴射部を回転させる工程とを含む粉体スプレーブースを清浄するための方法をも意図している。この方法の他の実施形態では、加圧空気を用いて自動的な推進力としてフレームに回転を与えるために、吹出し空気噴射部をスプレーブース内で回転可能なフレームと連動させている。一実施形態では、加圧空気は複数の推進空気噴射部から噴射される。
【0011】
本発明のこれらのおよび他の態様および利点は、添付図面を踏まえて好適な実施形態の以下の説明から当業者には明らかであろう。
【0012】
本発明は、特定部品および部品構成の物理的形態をとり得り、好適な実施形態およびその方法は、本明細書において詳細に説明され、本明細書の一部をなす添付図面において図示される。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、作業者がブースの内部に手を入れる必要性がほとんどないか、または全くない、粉体スプレーブースの内部表面を清浄するための装置および方法を目的とする。スプレーブースの内部へ自動的に移送され、内部表面から粉体を吹き飛ばすことができる清浄化装置が提供される。本発明は、本明細書において特に円形のスプレーブース構成を参照して説明されるが、いわゆる当業者が容易に理解するように、本発明は円形スプレーブースまたは必ずしも円形でないスプレーブースのいずれを含めた多くの各種スプレーブース設計で用いられ得る。また、本発明はある特定の噴霧技術に限定するものではなく、静電および非静電噴霧技術で同じくらい効果的に作用する。さらに、本発明は複数の利用可能な代替の実施形態および変形形態とともに本明細書で説明されているが、ここに記載された例が考えられる代替形態および変形形態の全てであると解釈されるべきではない。当業者は、付加的な変形形態または代替的な実施形態は、添付の特許請求の範囲に記載の本発明の精神および範囲内で実施可能であることを容易に理解するであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1を参照すると、本発明が粉体スプレーブース10内の所定位置に例示的に示されている。この例でのスプレーブース10は、上記にしめした出願係属中の米国特許出願において記載されているような円形スプレーブースであるが、任意の適したスプレーブース構成を用いてもよい。しかしながら、本発明では円形ブースが特によく適している。
【0015】
スプレーブース10は、鉛直方向に延在する鉛直壁構造12および天井構造14を有する天蓋構造10を有している。この天蓋構造10がほぼ直立円筒形の形状をなすようになっている。この例示的な実施形態では、天蓋構造10とは別個の床構造16が設けられる(床およびブース天蓋支持構造の説明および例示は本発明の理解の上で不要なため詳細は簡略化のため省略する)。床16は、床16の上に吊り下げられて保持されているスプレーブース天蓋壁構造12および天井14とともに回転可能な床とすることができる。その代わりに、床構造16を天蓋構造と接合また一体化してもよく、あるいは天蓋構造10に接合しないで回転不能としてもよい。鉛直方向に延在する鉛直壁構造12および天井14は内部表面を有していて、清掃または色替え作業の一部として吹き飛ばすべきある程度の量の過剰に噴霧された粉体を集まる傾向にある。粉体抽出ダクト18は回転可能な床16と連動されるが、本発明では内部に粉体抽出ダクトを有していないスプレーブースに使用してもよい。本発明はまた、スプレーブースで使用される特定の床清浄設計に応じて、床16から粉体を吹き飛ばすのに用いることができる。
【0016】
本発明は特に、回転可能な清浄フレームを用いて、天井14、天蓋壁面12、および床16の各種内部表面のようなスプレーブース10の内部表面を空気圧式に清浄するための方法および装置を目的とする。本発明のこの態様によれば、一連の吹出し空気噴射部がスプレーブース10の内部に移送されるか、あるいは配置されるようになっている。空気噴射部は、清浄すべき内部表面に空気流を向けるように加圧空気源に結合される。本発明のこの態様は、空気マニホールドまたはフレーム102を有する清浄化装置100として具現化され、図面に示されている。フレーム102は、任意の個数で形成することができ、例示的な実施形態では比較的幅の狭い逆U字形の形態をしている。フレーム102は、たとえば、在庫のある矩形の管から形成することができるが、この管は、矩形以外の他の断面形状を有していてもよい。フレーム102を形成するのに用いられる材料は軽量であることが好ましい。適した材料は軽金属であり、より好ましくは複合材である。複合材は、静電導電性をあまり示さない傾向にあるため金属よりも好ましい。繊維ガラス引抜成形材のような、任意の適した軽量であるが剛性の非導電材料を用いることもできる。管として好ましい断面は略正方形であるが、この形が必須なわけではない。
【0017】
この場合におけるフレーム102は、上部に配置された横梁部104と、横梁部104の端部110,112に吊り下げられて支持されている鉛直方向に延在する2つの脚部106とを有する。ここで説明する特定のフレーム102の形状は本発明の重要な態様ではないため、フレーム102の形状および断面を、スプレーブース10の内部形状に基づいた特定の清浄のニーズに合うように変更することができる。したがって、フレーム102の断面および形状は清浄すべきスプレーブースの内部表面の形状に一致することが好ましい。そのため、たとえば、略円筒形の断面を有する例として示したスプレーブース10の場合、フレーム102をスプレーブース10の中心軸を中心として回転した場合に、フレーム102は円筒形の内部壁構造から粉体を吹き飛ばすのに適当な距離だけ離間した、略円筒形の拭浄吹出し空気パターンをもたらす。
【0018】
代替的な実施形態として、フレーム102は、内部空気通路を通過する空気ではなく加圧空気源を保持または支持として使用しうる。
【0019】
フレーム102の3つの部分(横梁部104と2つの脚部106)のそれぞれは、内部領域が空気通路108(図1A)を形成するように中空の正方形管から形成される。横梁部104の端部110および端部112にて、脚部106はそれぞれを斜めに切り落として継ぎ合わせた角度切り接合または他の適した接続によりそれらの外端に接合されることが好ましい。横梁部104および横梁部106は、接着剤結合のような任意の便宜的な方法で接合され得る。脚部106が横梁部104に接合されていることで、空気通路108が横梁104から両脚部106にかけて下側連続している。
【0020】
管状の横梁部104および横梁部106は、吹出し空気噴射部114(図1A)を形成する一連のボアを有する。図1および図1Aの例では、空気噴射部114は、管状の横梁部104および横梁部106の壁構造の中に形成されたボアである。ボアたる空気噴射部114を単独で吹出し空気噴射部として用いてもよいが、効果をあげるために清浄空気パターンをノズルが収容されているボアたる各空気噴射部114内に取り付けた空気増幅式ノズルで実現し生成することもできる。適した空気ノズルは、一例を挙げると、The Spraying Systems Co.から入手可能なWINDJETモデル番号727−11である。任意の適した空気ノズルまたは空気流増大装置を用いることもできる。ボアたる空気噴射部114は、清浄すべきスプレーブースの内部表面(IS)に面する外壁116に対し直角に形成されることが好ましい。しかしながら、吹出し空気噴射部114のそれぞれは、特にたとえばコーナ110、112から粉体を吹き飛ばすように所望される場合、任意の角度で形成されることもできる。管状の横梁部104および横梁部106にて形成される各種吹出し空気噴射部114は、異なった角度を有し得る。図中の矢印118は、空気噴射部114を介して内部表面(IS)に向けられている吹出し空気流を表す。しかしながら、図1における方向矢印118は、例示にすぎないことを意図しており、必ずしも特定の空気噴射部114の位置に対応して示したものではなく、また管状の横梁部104および横梁部106に形成されている空気噴射部114のすべてを表しているというわけでもない。
【0021】
当業者は、フレーム102からスプレーブースの内部表面へ向けて清浄用空気流を供給する代替方法があることを理解するであろう。したがって、「空気噴射部」は、回転フレーム102から内部表面ISに吹出し空気(図1で矢印118によって表されている)を向ける任意の機構または技法を含むよう広く解釈されるべきである。
【0022】
横梁部104は、実質的にスプレーブース10の直径すなわち幅にわたって架かることが好ましい。フレーム102は、内部表面(IS)から粉体を有効に吹き飛ばすことができるようにフレームの脚部106および横梁部104が内部表面ISに十分に密接した間隔に置かれるようなサイズにされている。管状の横梁部104および横梁部106の典型的なサイズは、たとえば76.2ミリメートル(3インチ)×76.2ミリメートル(3インチ)×3.175ミリメートル(1/8インチ)または50.8ミリメートル(2インチ)×50.8ミリメートル(2インチ)×3.175ミリメートル(1/8インチ)とすることができるが、所要に応じて他のサイズの管を使用してもよい。したがって、フレーム102はほぼ平面状であり、スプレーブース内において約2インチまたは3インチほどの狭い断面を有している。これにより、フレーム102を、たとえばスプレーブース10を通って噴霧される対象物を移送するのに一般によく用いられるコンベヤのような従来のコンベヤ122(図中では概念的に示す)から懸垂保持し、噴霧作業のためにスプレーブース内へまたはスプレーブースを通して運ばれる部品と同様にしてスプレーブース内のスロットまたは他の開口を介してスプレーブース内へ移送することが可能になる。
【0023】
横梁部104は、横梁部104の略中間地点でフレーム102に接合される中空管状ストックの別の部材とすることができるコネクタ伸張部120を有する。したがって、伸張部120は空気通路108と流体連通するとともに、空気通路108の一部をなす中心部分を有する。そのため、伸張部120は、さらに十分に後述するように、フレーム102についての回転軸を画定することになるフレーム102の中心長手方向軸X上にあることが好ましい。伸張部120は、上部ハブとして機能を果たすように、かつフレーム102をオーバヘッドコンベヤ122から懸垂保持するとともにコンベヤ122によって移送することが可能になるように、コンベヤ122と回転可能に適切に接続されている。このコンベヤはまた、空気通路108を加圧空気源126に接続するために適した空気圧式コネクタすなわち取付具124を保持し得る。フレーム102への空気流は、所要に応じて適した制御弁または他の機構(図示せず)によって制御され得る。
【0024】
本発明の別の態様によれば、スプレーブースの内部表面の吹き飛ばし最大到達範囲を実現するために、吹出し空気噴射部114は、スプレーブース10の内部で回転することが好ましい。清浄化装置は、駆動機構のいずれの必要性もなくすように自己推進式または自動的に回転することがさらに意図されている。このことは、例示的な実施形態では、たとえば複数の推進空気噴射部130(3つの例示的な位置、130a、130b、130cが示されている図1Aを参照)を設けることによって達成され得る。位置130cは、より高速な回転速度を出す。推進空気噴射部130は、管状壁116中のボアのような吹出し空気噴射部114と同様にして形成することができる。推進空気噴射部130は適当な角度をもって配置されていて、推進空気噴射部130から噴射される加圧空気がフレーム102を自己推進下で回転させる。推進空気噴射部130はまた、内部表面ISから粉体を吹き飛ばす機能を果たし得る。図1Aの例では、推進空気噴射部(130aまたは130b)は約45度の角度をもって配置されているが、所要に応じて他の角度を用いることもできる。さらに、清浄される特定表面および所要の回転に応じて、吹出し空気噴射部114は、フレーム102の自己推進式回転も与えるように適当に傾斜され得る。したがって、推進空気噴射部および吹出し空気噴射部は、管状部にて形成される空気噴射部と分離されたものであってもよく、あるいは、いくらかの空気噴射部がその両方の機能を果たす、あるいは空気噴射部のいくつかの組合せにより使用されてもよい。他の構成として、空気通路108の空気圧力に応答してフレーム102に回転運動を与えるようにしてもよい。なお図1Aは、推進空気噴射部130が必要に応じて時計回りまたは反時計回りの回転を行うように傾斜され得ることを示すために、例示的に二つの推進空気噴射部位置130aおよび130bを示したものである(つまり、位置130aまたは130bのうち一方のみが所与のフレーム102に用いられる)。推進空気噴射部130は、空気増幅型ノズルまたは他の適したノズルを含み得る。
【0025】
フレーム102の自己推進式回転は、フレーム102に軽量の材料を使用することにより容易となる。フレームの質量を減らすことで、フレーム102は、回転を停止するのに時間がかかる「フライホイール」効果を呈することも回避し、また、回転している間に物体が偶発的にフレーム102と接触した場合にフレーム102を容易に停止することを可能にする。フレーム102は、高速で回転する必要はなく、たとえば、2〜5rpmほどの速度が好適であり得るが、必要に応じて他の速度を実現することもできる。
【0026】
伸張部120とコンベヤ122との間にある空気圧連通部124は、回転軸Xに沿って空気駆動ハブとして機能する。空気圧連通部124は、回転結合を与えるよう任意の適した方法で実現され得る。しかしながら、フレーム102の全体のサイズにより、フレーム102は振動するか、あるいは真の回転スピンと異なるスピンを起こす可能性がある。したがって、安定化装置140がフレーム102の下部に設けられ得る。下部安定化装置140は、脚部106の下部に端部が接続されているブレース142を有する。これらの接合部を強化するために補強ガセット144が用いられ得る。一実施形態では、ブレース142はまた、同様な中空管状ストックから形成され、加圧空気がブレース142へも通過するように脚部106に接合される。ブレース142の中央には、後退可能な下部安定化ハブ146が配置される。この下部ハブ146は、たとえば、ブレース142内の加圧空気通路と流体連通している空気圧作動式ピストンまたは他の装置を有するようにすることもできる。この空気圧力は、その端部に回転可能なキャップすなわちブロック150を有するロッド148を拡張する。キャップ150は、ダクト18の頂部に係合し、ロッド148によりフレーム102に対し安定なアンカー、すなわち下部ハブ装置151を提供するようにダクトの形状に一致している。図1において、キャップ150は後退位置に示されている。フレーム102の下にダクト18を有していないブースの場合、キャップ150は単に床16まで下に延び得る。いずれの場合においても、下部ハブ装置151はその回転中、フレーム102を安定させるように上部ハブ120と実質的に同軸である。下部安定化ハブを伸縮させるために、非空気圧機構を有する他の機構を用いることができる。清浄作業はフレーム102の複数の回転を利用することが意図されるが、一回の回転または部分回転により内部表面の清浄を可能にし得ることも意図される。したがって、「回転」という用語は、部分的な回転、完全な回転、および複数の回転を含む。たとえば、フレーム102は2つ以上の横梁部104および2つの脚部106を設けられ得る。
【0027】
図2は、フレーム102の側面すなわち断面図を示しており、下部ハブ151が伸張位置にある。典型的なスプレーブース10は、コンベヤと整列したアクセスドアすなわち他の鉛直方向の開口Dを有しており、この開口を通って、幾分狭いフレーム102がスプレーブース10の内部へ容易に通過することができる。図3は、空気噴射部114、130が必要に応じて空気ノズル160を有し得ることを示している。図3はまた、フレーム102から見た破断図のオーバーヘッドコンベヤ122、およびフレーム伸張部120を示している。図3において、スプレーブースは、床にダクトを有さずに示されており、したがって、床面から粉体を吹き飛ばすために付加的な空気噴射部すなわちノズル114、160が用いられ得ることに留意されたい。
【0028】
回転中、フレーム102をさらに安定させるために、必要に応じて補強ガセット170(図1)を設けることができ、この補強ガセット170は、フレーム102を強化するような任意の適した形状およびサイズを有し得る。所要に応じて下部ガセット172(図3)も用いることができる。
【0029】
図4は、下部安定化ハブ146をさらに詳細に示している。ピストンシリンダ180は、下部ブレース142内の空気圧力と流体的に連通している。ピストンロッド148は、後退位置(図1)にばね付勢されており、その自由端にキャップ150を保持している。ブレース142内の空気圧力は、ばね付勢に抗するのに十分であり、ピストンロッド148を、図4に示した位置まで外側に延出させて、キャップ150がダクト18に、またはスプレーブース10内の他の好適な安定した非回転構造に係合するようになっている。
【0030】
図5は、フレーム102とオーバヘッドコンベヤ122との例示的な連結機構を示している。フレーム管状伸張部120は、フレーム102の空気通路108と流体連通している中央内部通路を有する。伸張部120は、回転または旋回空気コネクタ190に接合され、スラスト方向支持ベアリング組立体194および保持板196を介してブラケット192まわりに回転可能に支持される。ブラケット192は、コンベヤ122の取付具(図示せず)に配置されている穴と対応するように、整列して配置された位置合わせピン198を有している。ブラケット192がたとえばクランプ199によってコンベヤ122に連結されると、コネクタ190は加圧空気供給源126に接続されるフィッティング124(図1)を受容する。したがって、フレーム102は、加圧空気供給源126から加圧空気を受け取る間の回転のためにコンベヤ122から吊り下げられて保持されている。
【0031】
本発明について、好適かつ例示的な実施形態を参照して説明を行った。本明細書を読み、理解すれば、他者には改変および代替が想起されるであろう。添付の特許請求の範囲内またはその均等物内にある限りそのような改変および代替のすべてが含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明による、自動式スプレーブース清浄化装置を有するスプレーブースの垂直断面の簡略図である。
【図1A】図1の線1A−1Aに沿った拡大断面図である。
【図2】図1のフレームを断面で示した本発明の断面図である。
【図3】本発明の別の実施形態を示す図である。
【図4】下部安定化ハブを示す図である。
【図5】フレームとオーバヘッドコンベヤとの間の結合機構を示す図である。
Claims (37)
- 空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置であって、
貫通空気通路を有する回転可能なフレームを備え、前記空気通路は加圧空気源に接続可能であり、前記フレームはスプレーブースの外側の第1の位置とスプレーブースの内側の第2の位置との間を前記フレームが移動できるような高さと幅を有し、
前記フレームは、前記空気通路と流体連通し、前記フレームが回転する際に空気流をスプレーブースの内部表面に導入して前記内部表面から粉体を吹き飛ばすための複数の空気噴射部を有することを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。 - 請求項1に記載の装置であって、前記フレームは前記フレームが前記スプレーブースの内側にあるときに前記空気流を前記スプレーブースの鉛直壁の領域および天井領域に向くように複数の方向に前記空気流を向けることを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項1に記載の装置であって、前記複数の空気噴射部は前記フレームを軸を中心に回転させるための推進空気噴射部を備えることを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項1に記載の装置であって、前記フレームはオーバヘッドコンベヤと整列するスプレーブース壁構造の開口を通して、前記第1の位置と前記第2の位置との間で移送するように、前記コンベヤに取り付け可能であることを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項4に記載の装置であって、前記コンベヤと連結する加圧空気源を備え、前記フレームは前記フレームが前記第2の位置にあるときに前記加圧空気源に連結される入口ポートを有することを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項5に記載の装置であって、前記フレームの入口ポートは前記フレームが前記第2の位置以外の位置にあるときに前記加圧空気源からの連結が解除されることを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項5に記載の装置であって、前記加圧空気源は、前記フレームが該加圧空気源に連結されているときにのみ作動されることを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項4に記載の装置であって、前記フレームは、前記加圧空気が前記空気通路に供給されているときに前記フレームが回転する際に中心とする上部ハブを画定する回転可能な空気結合部によって前記コンベヤから吊り下げられて保持されることを特徴とする装置。
- 請求項8に記載の装置であって、前記上部ハブと同軸である前記フレームの底部に下部安定化ハブを備え、該下部安定化ハブは、前記フレームが前記スプレーブース内で回転している際に前記スプレーブースの非回転部材に連結されていることを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項1に記載の装置であって、前記空気噴射部は、前記フレームに取り付けられ、前記空気通路と流体連通している空気ノズルを備えることを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項1に記載の装置であって、前記フレームは非金属材料からなることを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項1に記載の装置であって、前記フレームは、複合材からなることを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項3に記載の装置であって、前記フレームは前記フレームが前記第2の位置にあるときに逆U字形構成でともに接合される中空部材を含むことを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項13に記載の装置であって、前記推進空気噴射部は矩形部材の壁部を貫通し、加圧空気が前記推進空気噴射部から噴射されるときに前記フレームを所定方向に回転させるようにする角度で形成されるボアを備えることを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項13に記載の装置であって、前記空気噴射部は矩形部材の壁を貫通し、加圧空気が前記空気噴射部から噴射されるときに前記スプレーブースの内部表面に衝突するような加圧空気が生じる角度で形成される空気ボアを備えることを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 粉体スプレーブースを清浄する方法であって、
a. 加圧空気を前記スプレーブースの内部表面に向ける複数の吹出し空気噴射部を前記スプレーブース内に移送させる工程と、
b. 前記吹出し空気噴射部に加圧空気供給源を連結する工程と、
c. 前記内部表面から粉体を吹き飛ばすように軸を中心に前記吹出し空気噴射部を回転させる工程と
を含む、粉体スプレーブースを清浄する方法。 - 請求項16に記載の方法であって、複数の推進空気噴射部を介して加圧空気を用いる工程であって、それによって前記吹出し空気噴射部を少なくとも部分的に回転させるようにする加圧空気を用いる工程を含むことを特徴とする方法。
- 請求項16に記載の方法であって、前記スプレーブースの内外に前記空気噴射部を移送させるようにするオーバーヘッドコンベヤを用いる工程を含むことを特徴とする方法。
- 空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置であって、
鉛直方向に延在した壁と天井と床とを有する粉体スプレーブースと、
貫通空気通路を有する回転可能なフレームとを備え、
前記空気通路は加圧空気源に接続可能であり、前記フレームは該フレームが前記スプレーブースの外側の第1の位置と前記スプレーブースの内側の第2の位置との間を移動できるような高さと幅を有し、
前記フレームは前記空気通路と流体的に連通し、前記鉛直方向に延在した壁および天井の内部表面に空気流を向ける複数の吹出し空気噴射部を有して、前記フレームが回転する間に前記内部表面から粉体を吹き飛ばすことを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。 - 請求項19に記載の装置であって、前記フレームは前記スプレーブースの中心長手方軸を中心に回転することを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項19に記載の装置であって、前記フレームは噴霧作業のために前記ブースの内側で噴霧されるべき対象物を移送させるのにも用いられるオーバーヘッドコンベヤによって前記スプレーブース内に移送されることを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項19に記載の装置であって、前記軸を中心に前記フレームを回転させる複数の推進空気噴射部を備えることを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項19に記載の装置であって、前記フレームを加圧空気供給源に結合するための上部回転可能な空気結合部を備えることを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項23に記載の装置であって、前記上部回転可能な空気結合部と実質的に同軸である下部安定化ハブを備えることを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項19に記載の装置であって、前記粉体ブースの床付近に配置されるダクトを備え、該ダクトは前記フレームによって前記内部表面に吹き飛ばしを行った前記スプレーブースから粉体を吐き出すための負圧空気が通ることを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項25に記載の装置であって、前記ダクトは粉体回収装置に結合されることを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項19に記載の装置であって、前記フレームはコンベヤから支持部に回転可能に吊り下げて保持することを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項19に記載の装置であって、前記スプレーブースは略円筒形であることを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項19に記載の装置であって、前記フレームは前記ブースの吐き出しダクトを接触させる安定化ハブによって下端に回転可能に支持されることを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項19に記載の装置であって、前記フレームの回転は自己推進式であることを特徴とする空気圧式粉体スプレーブース清浄化装置。
- 請求項30に記載の装置であって、前記自己推進式フレームは前記フレーム内の空気流に応答して回転することを特徴とする装置。
- 清浄化システムであって、
ほぼ鉛直の円筒形である粉体スプレーブースと、
オーバーヘッドコンベヤと、
前記スプレーブースは前記スプレーブースの内外に前記コンベヤによって運ばれる部品のための開口と、
前記コンベヤから吊り下げられて保持されており、前記粉体スプレーブース内に配置するために前記開口を通って移動可能なフレームと、
前記粉体スプレーブースの円筒形の内部表面に隣接して配置された垂直に延びた脚を有する清浄フレームとを備え、
前記清浄フレームは前記内部表面から過剰に噴霧された粉体を除去するように回転する清浄化システム。 - 請求項32に記載の装置であって、圧縮空気噴射部は前記清浄フレームによって支持され、前記内部表面に圧縮空気を噴霧して前記内部表面から過剰噴霧された粉体を除去することを特徴とする装置。
- 請求項32に記載の装置であって、前記フレームの回転前記フレームによって支持される圧縮空気噴射部により自己推進されることを特徴とする装置。
- 請求項34に記載の装置であって、前記フレームはベアリング装置により支持されることを特徴とする装置。
- 粉体ブース清浄化装置であって、
粉体スプレーブースと、
前記スプレーブースの内部表面と一致する清浄フレームとを備え、
前記清浄フレームは前記清浄フレームを回転させる連動する空気噴射部を有する装置。 - 請求項36に記載の装置であって、前記フレームは、回転のためにベアリング支持部に支持されることを特徴とする装置。
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