JP2004534121A - 混合型染料 - Google Patents

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JP2004534121A JP2002592409A JP2002592409A JP2004534121A JP 2004534121 A JP2004534121 A JP 2004534121A JP 2002592409 A JP2002592409 A JP 2002592409A JP 2002592409 A JP2002592409 A JP 2002592409A JP 2004534121 A JP2004534121 A JP 2004534121A
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    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0033Blends of pigments; Mixtured crystals; Solid solutions
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    • C09B67/0046Mixtures of two or more azo dyes

Abstract

本発明は、式(4)の染料一つおよび式(5)の染料一つから本質的に成る染料混合物に関する。この黒色染料混合物は、インクジェット印刷に有利に用いられ、且つ、耐光性が高い、無彩黒色インク塗料を提供する。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、着色剤の分野に関するものであり、詳細には、例えば、インクジェット印刷法のための、筆記および記録装置用記録液に使用するための着色剤の分野に関する。
【背景技術】
【0002】
インクジェット法は、記録液の液体粒子を一つ以上のノズルから印刷すべき基板上に誘導する非接触型印刷法である。鮮明度および解像度が高い印刷物を得るために、そこに存在する記録液および着色剤は、特に、純度、微塵が無いこと、溶解性、保管安定性、粘度、表面張力および伝導性に関して、きびしい要求を満たすことが求められる。特に、色の強度、色調、明度および堅牢性(耐光堅牢度、耐水堅牢度および耐摩擦堅牢度など)に関して、非常にきびしい要求が課せられる。特に、高い耐光堅牢度は、外面インクジェット塗装、および写真品質を有するインクジェット印刷物の製造に非常に重要である。
【0003】
最も重要な役割は、インクに用いられる染料にある。非常に多数の染料が開発されているが、今日のインクジェット印刷法が課す要求を満たすものは、ほんのわずかである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
まず第一に、食品、織物および紙の区分から、伝統的染料を用いて、インクジェット塗布のために特別に改良した。例として、構造的に類似する化合物に沿って、インク中の黒色染料として用いられた(特開昭第59−93766号)、下記式(1):
【0005】
【化1】
Figure 2004534121
の食用色素C.I.Food Black 2を考察する。
【0006】
しかし、得られた印刷物は、漆黒ではなく、どちらかと言えば青みを帯びた黒色に見える。さらに、耐光堅牢度が、不十分である。それらの不利点を最小にするために、C.I.Food Black 2の置換基を変化させて、下記式(2):
【0007】
【化2】
Figure 2004534121
の黒色染料が得られた。これは、より無彩の黒色色調を示し、向上した耐水堅牢度を有した(米国特許公開第5,053,495号)。
【0008】
カルボキシル基の導入によって、耐水堅牢度の向上は達成されたが、同時に、耐摩耗堅牢度が低下した。これは、集合体の形成により、染料分子が、もはや記録媒体に浸透することができなくなった(または、ほとんどできなくなった)せいであった。
【0009】
耐光堅牢度の向上を達成するために、例えば、下記式(3):
【0010】
【化3】
Figure 2004534121
のC.I.Direct Black 62などのジアゾ染料およびテトラアゾ染料の金属錯体が用いられた(ドイツ特許公開第19831095号)。
【0011】
堅牢性は改善されたが、染料(3)は、前記要求のすべてを満たしていない。例えば、保管安定性が低いばかりでなく、塗布媒体への溶解性も不適切である。
【0012】
従って、特に、色調および耐光堅牢度において既存の黒色インクより優れており、同時に、インクジェット部門に求められる他の特性を有する、改善された記録液が必要とされている。
【0013】
本発明のもう一つの目的は、光安定性が高い、無彩黒色インク塗料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
驚くべきことに、以下に定義する染料混合物を用いることによって、課せられている前記の要求を満たし得ることがわかった。
【0015】
本発明は、下記式(4)の染料一つ以上および下記式(5)の染料一つ以上:
【0016】
【化4】
Figure 2004534121
Figure 2004534121
(式中、
Yは、H、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシまたはハロゲンであり;
は、OM、CH=CH、CHCHOR、CHCHNR、CHCHSRまたはCHCHCRであり;
は、H、SOM、(C〜C)−アルキル;OH、NH、COOMおよびSOMから成る群からのラジカル一つ以上、例えば、1つ、2つもしくは3つによって置換されている分枝状もしくは非分枝状(C〜C)−アルキル;(C〜C)−アシル、(C〜C10)−アリール;ハロゲン、OH、NH、COOMおよびSOMから成る群からのラジカル一つ以上、例えば、1つ、2つもしくは3つによって置換されている(C〜C10)−アリール;またはO、NおよびSから成る群からのへテロ原子1個から4個を含有する5〜10員複素環であり;
およびRは、互いに独立して、H、(C〜C)−アルキル;OH、NH、COOMおよびSOMから成る群からのラジカル一つ以上、例えば、1つ、2つまたは3つによって置換されている(C〜C)−アルキル;(C〜C)−アシル、(C〜C10)−アリール;OH、ハロゲン、NH、COOMおよびSOMから成る群からのラジカル一つ以上、例えば、1つ、2つまたは3つによって置換されている(C〜C10)−アリールであるか;NRは、複素環を形成しており;
は、(C〜C)−アルキル;OH、NH、COOMおよびSOMから成る群からのラジカル一つ以上、例えば、1つ、2つまたは3つによって置換されている分枝状または非分枝状(C〜C)−アルキル;(C〜C)−アシル、(C〜C10)−アリール;OH、ハロゲン、NH、COOMおよびSOMから成る群からのラジカル一つ以上、例えば、1つ、2つまたは3つによって置換されている(C〜C10)−アリールであるか;SRは、複素環を形成しており;
、R、およびRは、互いに独立して、H、(C〜C)−アルキル;またはハロゲン、OM、NH、COOCH、COOMおよびSOMから成る群からのラジカル一つ以上、例えば、1つ、2つまたは3つによって置換されている(C〜C)−アルキルであるか;ラジカルR、RおよびRのうちの一つまたは二つは、COOMであり;
は、OM、O(C〜C)−アルキル、O(C〜C)−アルキル−COOM、O(C〜C)−アルキル−SOM、O(ヒドロキシ(C〜C)−アルキル)、(C〜C)−アルキル、COOM、SOM、SONH、SON(ヒドロキシ(C〜C)−アルキル)、SONH(C〜C)−アルキル、SON((C〜C)−アルキル)、NH、NH(C〜C)−アルキル、NH(C〜C)−アシル、NH(C〜C10)−アリール、N(ヒドロキシ(C〜C)−アルキル)、N((C〜C)−アルキル)および/またはハロゲンによって一回以上、例えば、2、3、4または5回置換されている(C〜C14)−アリールラジカルであり;
10は、OM、O(C〜C)−アルキル、COOM、SOM、COO(C〜C−アルキル)またはSO(C〜C−アルキル)であり;
11、R12、およびR13は、同一であり、または異なり、ならびにH、OM、O(C〜C)−アルキル、O(C〜C)−アルキル−COOM、O(C〜C)−アルキル−SOM、O(ヒドロキシ(C〜C)−アルキル)、(C〜C)−アルキル、COOM、SOM、SONH、SON(ヒドロキシ(C〜C)−アルキル)、SONH(C〜C)−アルキル、SON((C〜C)−アルキル)、NH、NH(C〜C)−アルキル、NHアシル、NH(C〜C14)−アリール、N(ヒドロキシ(C〜C)−アルキル)、N((C〜C)−アルキル)、またはハロゲンであり;
14は、非置換である、またはOM、(C〜C)−アルキル、O(C〜C)−アルキル−COOM、O(C〜C)−アルキル−SOM、O(ヒドロキシ(C〜C)−アルキル)、(C〜C)−アルキル、COOM、SOM、SONH、CONH−フェニル、SONH−フェニル、SON(ヒドロキシ(C〜C)−アルキル)、SONH(C〜C)−アルキル、SON((C〜C)−アルキル)、NH、NH(C〜C)−アルキル、NH(C〜C)−アシル、NH(C〜C10)−アリール、N(ヒドロキシ(C〜C)−アルキル)、N((C〜C)−アルキル)、ハロゲンおよび/またはフェニルスルホによって一回以上、例えば、2、3、4、または5回置換されている、且つ、環内に1、2または3個のヘテロ原子N、Oおよび/またはSを含有することができる、単環式または二環式、炭素環式または複素環式、芳香族または脂肪族環であり;
M1は、Cu、Co、Ni、Fe、Crまたは2/3Alなどの一価または多価の金属原子を表し;ならびに
Mは、水素、一価金属カチオン、多価金属イオンに相当するもの、または非置換であるか、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ−(C〜C)−アルキル、ヒドロキシ−(C〜C)−アルキル、ベンジルもしくは(C〜C10)−アリールによって置換されているアンモニウムイオンである)
から本質的に成る染料混合物を提供する。
【0017】
M1は、好ましくは、Cuである。
【0018】
Mは、好ましくは、水素、ナトリウム、リチウムまたはカリウムである。
【0019】
Yは、好ましくは、水素、メチル、エチル、メトキシまたはエトキシである。
【0020】
ハロゲンは、好ましくは、塩素または臭素である。
【0021】
は、好ましくは、OH、CH=CH、CHCHORまたはCHCHNRである。
【0022】
は、好ましくは、水素、SOM、メチル、エチル、アセチル、フェニル、クロロフェニル、フェニルスルホン酸、モルホリニルまたはピリジニルである。
【0023】
およびRは、好ましくは、水素、メチル、エチル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシプロピル、アセチル、フェニル、クロロフェニル、フェニルスルホン酸、CHCHOM、CHCHSOM、CHCOOH、CHCHCOOMまたはCHCHCOOMである。
【0024】
は、好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、フェニル、CHCHCHSOMまたはCHCHCOOMである。
【0025】
、R、およびRは、好ましくは、水素、メチル、エチル、CHCHOH、CHCHNHであり、またはRおよび/またはRは、COOMである。
【0026】
は、好ましくは、OH、O(C〜C)−アルキル、COOM、SOMおよび/またはNHによって1、2または3回置換されているフェニルまたはナフチルラジカルである。
【0027】
11は、好ましくは、H、メチルまたはO(C〜C)−アルキルである。
【0028】
12およびR13は、好ましくは、H、COOMまたはSOMである。
【0029】
14は、好ましくは、OH、O(C〜C)−アルキル、COOM、SOM、NH、NH(C〜C10)−アリール、NH(C〜C)−アシルおよび/またはフェニルスルホによって1、2または3回置換されているフェニル、ナフチル、ピリジル、ピリドニルまたはピラゾリルラジカルである。
【0030】
Mは、好ましくは、H、Na、K、Li、Ca/2またはアンモニウムである。
【0031】
式(5)の染料において、金属原子は、好ましくは、下記式(5a):
【0032】
【化5】
Figure 2004534121
(式中、
M2は、好ましくは、2/3Al、Cr、Fe、Co、NiまたはCu、特にCuであり、
15は、C〜C−アルキルであり、
nは、0または1であり、および
Xは、化学結合、−CO−または−SO−であり、ならびに
、R11、R12、R13、R14、およびMは、上述の好ましい定義を有する)
に示すように結合している。
【0033】
式(5)の特に好ましい染料は、下記式:
【0034】
【化6】
Figure 2004534121
Figure 2004534121
Figure 2004534121
の、ドイツ特許公開第10015004号に記載されている染料である。
【0035】
式(4)および(5b)から(5k)の染料において、Mは、pHに依存して、好ましくは、ナトリウムおよび/または水素である。
【0036】
本混合物において、式(4)の化合物と式(5)の化合物の間の好ましい比率は、乾燥重量を基準にして、100:1と1:100の間、好ましくは50:1と1:50の間、特に、10:1と1:10の間である。
【0037】
SOがアゾブリッジに対してメタ位にあり、YがHであり、およびまた、Rが、β−スルファトエチルであり、M1がCuである式(4)の化合物は、C.I.Reactive Red 23の名で知られている。
【0038】
用いられる染料に依存して、本発明の染料混合物は、好ましくはC.I.dyes Acid Yellow 17および23;C.I.Direct Yellow 86、98および132;C.I.Reactive Yellow 37;C.I.Pigment Yellow 17、74、83、97、120、139、151、155および180;C.I.Direct Red 1、11、37、62、75、81、87、89、95、227;C.I.Acid Red 1、8、80、81、82、87、94、115、131、144、152、154、186、245、249および289;C.I.Reactive Red 21、22、23、35、63、106、107、112、113、114、126、127、128、129、130、131、137、160、161、174、180;C.I.Pigment Red 122、176、184、185および269;C.I.Direct Blue 199;C.I.Acid Blue 9;ならびにC.I.Pigment Blue 15:1〜15:4から成る群からの色調変調用染料をさらに含むことができる。前記色調変調用染料は、全染料混合物の乾燥重量を基準にして、好ましくは0.001重量%から5重量%、特に、0.01重量%から1重量%で存在する。
【0039】
本発明の染料混合物は、式(4)の染料と、式(5)の染料と、用いられる場合には色調変調用染料とを、互いに、ドライパウダー、それらの溶液、水湿もしくは溶媒湿潤プレスケーキおよび/またはマスターバッチの形態で、上述の比率で混合することによって、製造することができる。
【0040】
さらに、本発明は、天然および合成繊維材料(例えば、ポリエステル、シルク、ウール、ブレンド)を染色および印刷するための、特に、異なる記録媒体上に文書および画像を記録するための、ならびにまた、紙またはパルプを全体として染色するための、前記混合物の使用に備えるものである。
【0041】
記録液に使用するために、記載の染料は、上述の要求に従って製造する。本染料は、塩析および濾過、またはスプレー乾燥、適切な場合には、その後の薄膜濾過による部分もしくは完全脱塩によって、最初の反応混合物、好ましくは、水性反応混合物から単離されてもよい。あるいは、前記染料含有反応混合物は、有機および/または無機塩基、場合によっては湿潤剤、保存薬を添加し、適切な場合にはその後、薄膜濾過により部分または完全脱塩することによって、単離せずに直接濃縮染料溶液に転化されてもよい。もう一つの代替法として、本染料は、プレスケーキの形態で(適切な場合には、フラッシュ法で)、または粉末として用いられてもよい。有利には、本発明の染料混合物は、できるかぎり、染料合成中に生成される塩がない、すなわち、NaClまたは他の一般的な無機塩がない形態で用いられる。
【0042】
濃縮染料溶液に適する無機塩基の例には、水酸化リチウム、炭酸リチウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウムおよびアンモニアが挙げられる。適する有機塩基の例には、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノプロパノール、3−アミノプロパノール、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、N−メチルアミノエタノール、N,N−ジメチルアミノエタノール、N−フェニルアミノプロパノール、エチレンジアミン、テトラメチルエチレンジアミン、テトラメチルプロピレンジアミン、テトラメチルへキシレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンおよびポリエチレンイミンが挙げられる。
【0043】
濃縮染料溶液に適する湿潤剤の例は、ホルムアミド、尿素、テトラメチル尿素、ε−カプロラクタム、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ブチルグリコール、メチルセロソルブ、グリセロール、N−メチルピロリドン、1,3−ジエチル−2−イミダゾリジノン、キシロールスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウムおよびブチルモノグリコール硫酸ナトリウムである。
【0044】
特に、本発明の染料混合物は、記録溶液、特に、インクジェット印刷法用の水性インクおよび非水系インクの製造に適しており、およびまた、ホットメルト法に従って操作する、またはマイクロエマルジョンをベースにしたインクにも適しているが、他の印刷法、複写法、マーキング法、筆記法、製図法、スタンピング法または記録法にも適している。
【0045】
さらに、本発明は、本発明の染料混合物および適切な場合には上に記載したような色調変調用の他の着色剤を含む記録液を提供する。この種の色調変調用着色剤は、記録液の全重量を基準にして、適切には0重量%から20重量%、好ましくは0.01重量%から10重量%、特に、0.1重量%から5重量%の量で存在する。
【0046】
記録液の組成は、個々の最終用途に合わせなければならない。
【0047】
本発明の記録液は、乾燥重量で計算して0.1重量%から50重量%の前記染料(4)と染料(5)と適切な場合には色調変調用着色剤との混合物、0重量%から99重量%の水および0.5重量%から99.5重量%の有機溶媒および/または湿潤剤を一般には有する。一つの好ましい実施形態において、本記録液は、乾燥重量で計算して0.5重量%から15重量%の前記染料混合物、35重量%から75重量%の水および10重量%から50重量%の有機溶媒および/または湿潤剤を含有し、もう一つの好ましい実施形態においては、乾燥重量で計算して0.5重量%から15重量%の前記染料混合物、0重量%から20重量%の水および70重量%から99.5重量%の有機溶媒および/または湿潤剤を含有する。
【0048】
本記録液を製造するために用いられる水は、好ましくは蒸留水または脱イオン水の形態で使用される。本記録液中に存在する溶媒および/または湿潤剤は、有機溶媒またはそうした溶媒の混合物を含むことができ、水混和性溶媒が好ましい。適する溶媒の例には、一価アルコールまたは多価アルコール、それらのエーテルおよびエステル、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール;二価または三価アルコール、特に、炭素数2〜6のアルコール、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、グリセロール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルまたはエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテルまたはトリエチレングリコールモノエチルエーテルなどの多価アルコールの低級アルキルエーテル;アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルペンチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、ジアセトンアルコールなどのケトンおよびケトンアルコール;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドンなどのアミド;ならびに尿素、テトラメチル尿素、チオジグリコールまたはε−カプロラクタムが挙げられる。
【0049】
さらに、本発明の記録液は、慣用の添加剤をさらに含むことができ、こうした添加剤の例は、保存薬、カチオン性、アニオン性または非イオン性界面活性物質(界面活性剤および湿潤剤)、ならびにまた、粘土調整剤、例えば、ポリビニルアルコール、セルロース誘導体、または付着強度および耐摩耗性を増大させるためのフィルム形成剤または結合剤としての水溶性天然または合成樹脂である。光安定剤が存在することも可能である。
【0050】
さらに、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミンおよびジイソプロピルアミンなどのアミンが、記録液のpHを上昇させるために、記録液の全重量を基準にして、通常は0重量%から10重量%、好ましくは0.5重量%から5重量%で存在してもよい。
【0051】
例えば、連続ジェット法、間欠ジェット法、インパルスジェット法またはコンパウンドジェット法のようなインクジェット印刷法の実施形態によっては、例えば、pHを緩衝するために、または導電率、比熱、熱膨張率および伝導性を調整するために、さらなる添加剤を前記印刷法用の記録液に添加することができる。
【0052】
本発明の記録液の保管は、鮮明度が劣った印刷画像またはノズルの閉塞を導く沈殿物の堆積を一切伴わない。
【0053】
粘度および表面張力に関しては、本発明の記録液は、インクジェット法に適する範囲内にあり、卓越した耐光堅牢度および耐水堅牢度を有する高い光学濃度の印刷画像をもたらす。
【0054】
さらに、本発明の染料混合物は、マゼンタ、黄色および/またはシアンの色素と組み合わせて、インクセットとして用いることができる。マゼンタ、黄色およびシアンの色調のために必要な着色剤は、C.I.dyes Acid Yellow 17、C.I.Acid Yellow 23、C.I.Direct Yellow 86、C.I.Direct Yellow 98、C.I.Direct Yellow 132、C.I.Reactive Yellow 37、C.I.Reactive Red 23、C.I.Reactive Red 180、C.I.Acid Red 52、C.I.Acid Blue 9、C.I.Direct Blue 199などの染料と、C.I.Pigment Yellow 17、C.I.Pigment Yellow 74、C.I.Pigment Yellow 83、C.I.Pigment Yellow 97、C.I.Pigment Yellow 120、C.I.Pigment Yellow 139、C.I.Pigment Yellow 151、C.I.Pigment Yellow 155、C.I.Pigment Yellow 180、C.I.Pigment Red 122、C.I.Pigment Red 176、C.I.Pigment Red 184、C.I.Pigment Red 185およびC.I.Pigment Red 269、C.I.Pigment Violet 19、C.I.Pigment Blue 15、C.I.Pigment Blue 15:3およびC.I.Pigment Blue 15:4などの顔料の両方をを含む。
【0055】
本発明の染料混合物は、例えば、一および二成分粉末トナー、磁気トナー、液体トナー、重合トナーならびに他の特殊トナーなどの電子写真用トナーおよび現像液における着色剤としてさらに適する。
【0056】
典型的なトナー用結合剤は、個々に、または併用で、スチレン樹脂、スチレンアクリル酸樹脂、スチレンブタジエン樹脂、アクリル酸樹脂、ポリエステル樹脂およびフェノール・エポキシ樹脂、ポリスルホン類、ポリウレタン類、およびまた、ポリエチレンおよびポリプロピレンなどの付加重合樹脂、重付加樹脂および重縮合樹脂であり、これらは、電荷調整剤、蝋または流動性促進剤などのさらなる成分を含有していてもよいし、またはこれらの物質が後で添加されてもよい。
【0057】
本発明の染料混合物は、粉末および粉末塗料材料、特に、摩擦電気または静電気を用いて吹き付けられ、また、例えば、金属、木材、プラスチック、硝子、セラミック、コンクリート、繊維材料、紙またはゴムから製造された物品の表面を塗被するために用いられる粉末塗料材料における着色剤としてさらに適している。
【0058】
用いられる典型的な粉末塗料樹脂には、エポキシ樹脂、カルボキシル−およびヒドロキシル含有ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、およびアクリル酸樹脂とともに、慣用の硬化剤が挙げられる。混合型樹脂も用いられる。例えば、エポキシ樹脂は、カルボキシル−およびヒドロキシル含有ポリエステル樹脂と、多くの場合、併用される。
【0059】
さらに、本発明の染料混合物は、加法混色型および減法混色型、両方のためのカラーフィルタ用の着色剤として適しており(P.Gregory、「応用化学における主題:有機着色剤の先端技術適用(Topics in Applied Chemistry:High Technology Application of Organic Colorants)」、Plenum Press、New York 1991、15頁から25頁)、電子新聞として知られているもののための電子インクにおける着色剤としても適している。
【0060】
上記使用分野においても、本発明の染料混合物は、C.I.Acid Yellow 17および23;C.I.Direct Yellow 86,98および132;C.I.Reactive Yellow 37;C.I.Pigment Yellow 17、74、83、97、120、139、151、155および180;C.I.Direct Red 1、11、37、62、75、81、87、89、95、227;C.I.Acid Red 1、8、87、94、115、131、144、152、154、186、245、249および289;C.I.Reactive Red 21、22、23、35、63、106、107、112、113、114、126、127、128、129、130、131、137、160、161、174、180;C.I.Pigment Red 122、176、184、185および269;C.I.Acid Blue 9;C.I.Direct Blue 199;C.I.Pigment Violet 19;ならびにC.I.Pigment Blue 15、15:3、15:4などの他の染料および/または顔料でさらに色調変調することができる。
【0061】
記録液の製造に関する下記実施例において、耐光堅牢度は、DIN 54003(ブルー・ウール・スケール)に従って判定する。このスケールにおいて、1は、非常に低いことは意味し、2は、低いことを意味し、3は、並みであることを意味し、4は、まあまあ良好であることを意味し、5は、良好であることを意味し、6は、非常に良好であることを意味する。
【0062】
さらに、用いられる染料におけるMは、(pHに依存して)水素および/またはナトリウムと定義され、式(4)の染料では、M1は、Cuである。
【実施例1】
【0063】
式(4)(式中、R=CHCHNR、R=H、R=CHCOM、およびY=H;SOは、アゾブリッジに対してメタにある)および式(5k)の染料の、各場合、10重量%の無塩水溶液を調製する。
【0064】
次に、室温で、500mLの染料溶液(4)を4500mLの染料溶液(5k)と混合する。得られた染料溶液は、11gの(登録商標)Proxel GXLを用いて保存する。
【0065】
水中での吸収スペクトル:λmax=420/602nm;
耐光堅牢度:5(ブルー・ウール・スケール);
保管安定性試験;50℃で6週間後および−20℃で10日後(各場合、室温に冷却/解凍した後)、微粒子固体なし。
【0066】
表面張力:>50mN/m(4%水性インク)。
【実施例2】
【0067】
式(4)(式中、R=CHCHNR、R=H、R=CHCHSOM、およびY=H;SOは、アゾブリッジに対してメタにある)の染料の10重量%無塩溶液200mLを、(5k)の同様に脱塩した10重量%溶液1800mLと混合する。その着色剤溶液を保存するために、0.2容量%の(登録商標)Mergal K10 Nを添加する。
【0068】
水中での吸収スペクトル:λmax=428/606nm;
耐光堅牢度:5;
保管安定性;50℃で6週間後および−20℃で10日後(各場合、室温に冷却/解凍した後)、微粒子固体なし。
【0069】
表面張力:>50mN/m(4%水性インク)。
【実施例3】
【0070】
式(4)(式中、R=CHCHNR、R=H、R=CHCHOMおよびY=H;SOは、アゾブリッジに対してメタにある)の染料の10重量%無塩溶液100mLを、(5k)の同様に脱塩した10重量%溶液1000mLと混合する。その溶液のpHを6.5〜8.5にする。その染料溶液は、0.2容量%の(登録商標)Proxel GXLを用いて保存する。
【0071】
水中での吸収スペクトル:λmax=420/600nm;
耐光堅牢度:5;
保管安定性;50℃で4週間後および−20℃で10日後(各場合、室温に冷却/解凍した後)、微粒子固体なし。
【0072】
表面張力:>50mN/m(4%水性インク)。
【実施例4】
【0073】
式(4)(式中、R=CHCHNR、R=H、R=CHCOM、およびY=H;SOは、アゾブリッジに対してメタにある)および式(5f)の染料の、各場合、10重量%の無塩水溶液を調製する。
【0074】
次に、室温で、500mLの染料溶液(4)を4500mLの染料溶液(5f)と混合する。得られた染料溶液は、11gの(登録商標)Proxel GXLを用いて保存する。
【0075】
水中での吸収スペクトル:λmax=425/590nm;
耐光堅牢度:5(ブルー・ウール・スケール);
保管安定性試験;50℃で6週間後および−20℃で10日後(各場合、室温に冷却/解凍した後)、微粒子固体なし。
【0076】
表面張力:>50mN/m(4%水性インク)。
【実施例5】
【0077】
式(4)(式中、R=CHCHNR、R=H、R=CHCHSOM、およびY=H;SOは、アゾブリッジに対してメタにある)の染料の10重量%無塩溶液200mLを、(5f)の同様に脱塩した10重量%溶液1800mLと混合する。その着色剤溶液を保存するために、0.2容量%の(登録商標)Mergal K10 Nを添加する。
【0078】
水中での吸収スペクトル:λmax=422/586nm;
耐光堅牢度:5;
保管安定性;50℃で6週間後および−20℃で10日後(各場合、室温に冷却/解凍した後)、微粒子固体なし。
【0079】
表面張力:>50mN/m(4%水性インク)。
【実施例6】
【0080】
式(4)(式中、R=CHCHNR、R=H、R=CHCHOMおよびY=H;SOは、アゾブリッジに対してメタにある)の染料の10重量%無塩溶液100mLを、(5f)の同様に脱塩した10重量%溶液1000mLと混合する。その溶液のpHを6.5〜8.5にする。その染料溶液は、0.2容量%の(登録商標)Proxel GXLを用いて保存する。
【0081】
水中での吸収スペクトル:λmax=417/598nm;
耐光堅牢度:5;
保管安定性;50℃で4週間後および−20℃で10日後(各場合、室温に冷却/解凍した後)、微粒子固体なし。
【0082】
表面張力:>50mN/m(4%水性インク)。
【実施例7】
【0083】
式(4)(式中、R=CHCHNR、R=H、R=CHCHM、およびY=H;SOは、アゾブリッジに対してメタにある)の染料の10重量%無塩溶液200mLを、(5f)の同様に脱塩した10重量%溶液2000mLと混合する。その着色剤溶液を保存するために、0.2容量%の(登録商標)Mergal K10 Nを添加する。
【0084】
水中での吸収スペクトル:λmax=426/588nm;
耐光堅牢度:5;
保管安定性;50℃で6週間後および−20℃で10日後(各場合、室温に冷却/解凍した後)、微粒子固体なし。
【0085】
表面張力:>50mN/m(4%水性インク)。
【実施例8】
【0086】
式(4)(式中、R=CHCHNR、R=H、R=CHCHM、およびY=H;SOは、アゾブリッジに対してメタにある)の染料の10重量%無塩溶液200mLを、(5f)の同様に脱塩した10重量%溶液1800mLと混合する。加えて、10重量%の無塩C.I.Acid Red 52溶液20mLを添加する。その着色剤溶液を保存するために、0.2容量%の(登録商標)Mergal K10 Nを添加する。
【0087】
水中での吸収スペクトル:λmax=438/582nm;
耐光堅牢度:5;
保管安定性;50℃で6週間後および−20℃で10日後(各場合、室温に冷却/解凍した後)、微粒子固体なし。
【0088】
表面張力:>50mN/m(4%水性インク)。
【実施例9】
【0089】
式(4)(式中、R=CHCHOSOM、およびY=H;SOは、アゾブリッジに対してメタにある)の染料の10重量%無塩溶液200mLを、(5f)の同様に脱塩した10重量%溶液2000mLと混合する。その着色剤溶液を保存するために、0.2容量%の(登録商標)Proxel GLXを添加する。
【0090】
水中での吸収スペクトル:λmax=419/593nm;
耐光堅牢度:5;
保管安定性;50℃で6週間後および−20℃で10日後(各場合、室温に冷却/解凍した後)、微粒子固体なし。
【0091】
表面張力:>50mN/m(4%水性インク)。
【実施例10】
【0092】
式(4)(式中、R=CHCHNR、R=H、R=CHCHOM、およびY=H;SOは、アゾブリッジに対してメタにある)の染料の10重量%無塩溶液100mLを、(5e)の同様に脱塩した10重量%溶液1000mLと混合する。その溶液のpHを6.5〜8.5にする。その染料溶液は、0.15容量%の(登録商標)Proxel GXLを用いて保存する。
【0093】
水中での吸収スペクトル:λmax=410/592nm;
耐光堅牢度:5;
保管安定性;50℃で4週間後および−20℃で10日後(各場合、室温に冷却/解凍した後)、微粒子固体なし。
【0094】
表面張力:>50mN/m(4%水性インク)。

Claims (12)

  1. 下記式(4)の染料一つ以上および下記式(5)の染料一つ以上:
    Figure 2004534121
    (式中、
    Yは、H、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシまたはハロゲンであり;
    は、OM、CH=CH、CHCHOR、CHCHNR、CHCHSRまたはCHCHCRであり;
    は、H、SOM、(C〜C)−アルキル;OH、NH、COOMおよびSOMから成る群からのラジカル一つ以上によって置換されている(C〜C)−アルキル;(C〜C)−アシル、(C〜C10)−アリール;ハロゲン、OH、NH、COOMおよびSOMから成る群からのラジカル一つ以上によって置換されている(C〜C10)−アリール;またはO、NおよびSから成る群からのへテロ原子1個から4個を含有する5〜10員複素環であり;
    およびRは、互いに独立して、H、(C〜C)−アルキル;OH、NH、COOMおよびSOMから成る群からのラジカル一つ以上によって置換されている(C〜C)−アルキル;(C〜C)−アシル、(C〜C10)−アリール;OH、ハロゲン、NH、COOMおよびSOMから成る群からのラジカル一つ以上によって置換されている(C〜C10)−アリールであるか;NRは、複素環を形成しており;
    は、(C〜C)−アルキル;OH、NH、COOMおよびSOMから成る群からのラジカル一つ以上によって置換されている(C〜C)−アルキル;(C〜C)−アシル、(C〜C10)−アリール;OH、ハロゲン、NH、COOMおよびSOMから成る群からのラジカル一つ以上によって置換されている(C〜C10)−アリールであるか;SRは、複素環を形成しており;
    、R、およびRは、互いに独立して、H、(C〜C)−アルキル;またはハロゲン、OM、NH、COOCH、COOMおよびSOMから成る群からのラジカル一つ以上によって置換されている(C〜C)−アルキルであるか;ラジカルR、RおよびRのうちの一つまたは二つは、COOMであり;
    は、OM、O(C〜C)−アルキル、O(C〜C)−アルキル−COOM、O(C〜C)−アルキル−SOM、O(ヒドロキシ(C〜C)−アルキル)、(C〜C)−アルキル、COOM、SOM、SONH、SON(ヒドロキシ(C〜C)−アルキル)、SONH(C〜C)−アルキル、SON((C〜C)−アルキル)、NH、NH(C〜C)−アルキル、NH(C〜C)−アシル、NH(C〜C10)−アリール、N(ヒドロキシ(C〜C)−アルキル)、N((C〜C)−アルキル)および/またはハロゲンによって一回以上置換されている(C〜C14)−アリールラジカルであり;
    10は、OM、O(C〜C)−アルキル、COOM、SOM、COO(C〜C−アルキル)またはSO(C〜C−アルキル)であり;
    11、R12、およびR13は、同一であり、または異なり、ならびにH、OM、O(C〜C)−アルキル、O(C〜C)−アルキル−COOM、O(C〜C)−アルキル−SOM、O(ヒドロキシ(C〜C)−アルキル)、(C〜C)−アルキル、COOM、SOM、SONH、SON(ヒドロキシ(C〜C)−アルキル)、SONH(C〜C)−アルキル、SON((C〜C)−アルキル)、NH、NH(C〜C)−アルキル、NHアシル、NH(C〜C14)−アリール、N(ヒドロキシ(C〜C)−アルキル)、N((C〜C)−アルキル)、またはハロゲンであり;
    14は、非置換である、またはOM、(C〜C)−アルキル、O(C〜C)−アルキル−COOM、O(C〜C)−アルキル−SOM、O(ヒドロキシ(C〜C)−アルキル)、(C〜C)−アルキル、COOM、SOM、SONH、CONH−フェニル、SONH−フェニル、SON(ヒドロキシ(C〜C)−アルキル)、SONH(C〜C)−アルキル、SON((C〜C)−アルキル)、NH、NH(C〜C)−アルキル、NH(C〜C)−アシル、NH(C〜C10)−アリール、N(ヒドロキシ(C〜C)−アルキル)、N((C〜C)−アルキル)、ハロゲンおよび/またはフェニルスルホによって一回以上置換されている、且つ、環内に1、2または3個のヘテロ原子N、Oおよび/またはSを含有することができる、単環式または二環式、炭素環式または複素環式、芳香族または脂肪族環であり;
    M1は、一価または多価の金属原子を表し;ならびに
    Mは、水素、一価金属カチオン、多価金属イオンに相当するもの、または非置換であるか、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ−(C〜C)−アルキル、ヒドロキシ−(C〜C)−アルキル、ベンジルもしくは(C〜C10)−アリールによって置換されているアンモニウムイオンである)
    から本質的に成る染料混合物。
  2. が、水素、SOM、メチル、エチル、アセチル、フェニル、クロロフェニル、フェニルスルホン酸、モルホリニルまたはピリジニルである、請求項1に記載の染料混合物。
  3. およびRが、水素、メチル、エチル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシプロピル、アセチル、フェニル、クロロフェニル、フェニルスルホン酸、CHCHOM、CHCHSOM、CHCOOH、CHCHCOOMまたはCHCHCOOMである、請求項1に記載の染料混合物。
  4. 式(5)の染料が、下記式(5a):
    Figure 2004534121
    (式中、
    M2は、2/3Al、Cr、Fe、Co、NiまたはCuであり、
    15は、C〜C−アルキルであり、
    nは、0または1であり、
    Xは、化学結合、−CO−または−SO−であり、
    は、OH、O(C〜C)−アルキル、COOM、SOMおよび/またはNHによって1、2または3回置換されているフェニルまたはナフチルラジカルであり、
    11は、H、メチルまたはO(C〜C)−アルキルであり、
    12およびR13は、H、COOMまたはSOMであり、
    14は、OH、O(C〜C)−アルキル、COOM、SOM、NH、NH(C〜C10)−アリール、NH(C〜C)−アシルおよび/またはフェニルスルホによって1、2または3回置換されているフェニル、ナフチル、ピリジル、ピリドニルまたはピラゾリルラジカルであり、
    Mは、H、Na、K、Li、Ca/2またはアンモニウムである)
    の化合物である、請求項1から3の一項以上に記載の染料混合物。
  5. 式(4)の染料と式(5)の染料の間の比率が、乾燥重量を基準にして、100:1から1:100、好ましくは10:1から1:10である、請求項1から3の一項以上に記載の染料混合物。
  6. C.I.Acid Yellow 17、23;C.I.Direct Yellow 86、98、132;C.I.Reactive Yellow 37;C.I.Pigment Yellow 17、74、83、97、120、139、151、155および180;C.I.Direct Red 1、11、37、62、75、81、87、89、95、227;C.I.Acid Red 1、8、87、94、115、131、144、152、154、186、245、249、289;C.I.Reactive Red 21、22、23、35、63、106、107、112、113、114、126、127、128、129、130、131、137、160、161、174、180;C.I.Pigment Red 122、176、184、185、269;C.I.Acid Blue 9;C.I.Direct Blue 199;C.I.Pigment Violet 19;およびC.I.Pigment Blue 15、15:3、15:4から成る群からの色調変調用着色剤をさらに含む、請求項1から5の一項以上に記載の染料混合物。
  7. 式(4)の染料と、(5)の染料と、適切な場合には色調変調用着色剤とを、互いに、ドライパウダー、それらの溶液、水湿もしくは溶媒湿潤プレスケーキおよび/またはマスターバッチの形態で混合することを含む、請求項1から6のうちの少なくとも一項に記載の染料混合物の製造方法。
  8. 天然および合成繊維材料を染色および印刷するための、記録媒体上に文章および画像を記録するための、ならびに紙またはパルプを全体として染色するための、請求項1から6のうちの少なくとも一項に記載の染料混合物の使用。
  9. 請求項1から6のうちの一項以上に記載の染料混合物を含む記録液。
  10. 乾燥重量で計算して0.1重量%から50重量%の染料混合物、0重量%から99重量%の水、および0.5重量%から99.5重量%の有機溶媒および/または湿潤剤から本質的に成る、請求項9に記載の記録液。
  11. インクジェットインクとしての、請求項9または10に記載の記録液の使用。
  12. 各場合、少なくとも一つのマゼンタ色記録液、黄色記録液、シアン色記録液および請求項9または10に記載の黒色記録液から成るインクセット。
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