JP2004532748A - 複合材料 - Google Patents
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Abstract
この発明は、少なくとも1つの支持層と、少なくとも1つの付着フィルムとを備える複合材料に関する。付着フィルムの付着性のない上側表面は、少なくとも部分的にプリント、そして/または少なくとも部分的にペイント、そして/または少なくとも部分的に書き込み、そして/または少なくとも部分的に色付け、そして/または少なくとも部分的に情報を供給される。付着フィルムの付着性のある下側表面は、支持層の上側表面に取り去り可能に配置される。
Description
【技術分野】
【0001】
この発明は、複合材料に関する。
【背景技術】
【0002】
各々の使用に依り、インフォメーションや広告媒体としても機能するこの複合材料が、例えば転写用の図案として、または同様にラベルとして、文房具や玩具市場にて販売されている。
【0003】
この場合、それらの転写用の図案やラベルの各裏側の少なくともある部分がそして/またはある範囲が、接着剤で被覆され、育児室や子供部屋のベッドや窓ガラスのような対象物に装飾的に用いられることが知られている。
【0004】
公知の転写用の図案やラベルに関し、それらが主に接着手段により適用されるものをベースとすることが注目されるべきである。かなりの時間の経過後に、この転写用の図案やラベルを育児室や子供部屋のベッドや窓ガラスのような対象物から再び除去する際、対象物に視覚的にだけではなく影響する、接着剤の見えない残留物が、しばしば跡に残る。
【0005】
接着剤を使用した転写用の図案やラベルの場合、不適当な不要物の結果として、また除去した転写用の図案やラベルの不十分な再利用性の結果として、同様に困難がしばしば持ち上がる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の不利益と欠点に鑑み、この発明の課題は、転写用の図案を、育児室や子供部屋のベッドや窓ガラス等の各対象物に、問題なく容易に固定するのに有効な複合材料を作成することにある。
【0007】
さらにこの発明の課題は、転写用の図案やラベルが各対象物から再度たやすく除去でき、いかなる残留接着物もそこから剥がれず、比較的高価でなく環境を害さずに除去後に再使用できる、有効な複合材料を作成することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上に挙げたタイプの複合材料に対し、この課題は、この発明の開示による、少なくとも1つのバッキングレイヤと、付着性のない上部側面に、少なくとも部分的にプリント、そして/またはペイント、そして/または書き込み、そして/または色付け、そして/または情報の供給をすることが可能であり、付着性を有する下部側面がバッキングレイヤの下側表面上に取り去り可能に配置される、少なくとも1つの圧力感応性フィルムとを有する複合材料により達成される。
【0009】
この発明で開示される複合材料が少なくとも1つの圧力感応性フィルムを有し、それゆえ圧力感応性フィルムの下側とバッキングレイヤの上側との間でいかなる付着も起こらないことが可能なので、驚くことに、圧力感応性フィルムは、どのような条件下でも破れずに完全にバッキングレイヤから取り外され、対象物の希望する位置に適用できる。
【0010】
この場合、従来技術で示されたそれらでは特に、相当な時間の経過後に育児室や子供部屋のベッドや窓ガラス等の対象物から圧力感応性フィルムを再び除去する時に、対象物に視覚的にだけでなく影響を及ぼす目にみえない接着物の残留物が後者上に残る。本複合材料の場合には圧力感応性フィルムの下側とバッキングレイヤの上側との間には何らの接着物もないということが、この発明の特徴である。
【0011】
さらに同様に、必要に応じて、上記の圧力感応性フィルムを、簡単にそして問題なく自動的に、そして/または機械的に分配できる圧力感応性フィルムとすることを特徴とする。そしてこのフィルムは、例えば平面視でほぼ方形に、この目的のために設計されたディスペンサにより各対象物上に構成される。
【0012】
この場合、この技術で示されたそれらでは特に、圧力感応性フィルム用の紙そして/または厚紙を含むバッキング材料が、例えばプラスチック(ポリアミド(PA)そして/またはポリエチレン(PE),ポリエチレンテレフタレート(PET),ポリプロピレン(PP),ポリスチレン(PS),ポリウレタン(PU)の群の例えば1つ)を含み、圧力感応性フィルムに面する側にシリコン処理または他の前処理を施す必要がない。そのため、この発明によれば、圧力感応性フィルムそれ自身だけでなくバッキング材料も比較的高価でなく、環境を害することもなく再使用でき、材料サイクルに戻すことができる。
【0013】
同様に、この発明の複合材料の発展的な実施例では、バッキングレイヤから圧力感応性フィルムをあとを残さずに脱着するプロセスをさらに容易にするために、少なくとも1つのラッカーおよび/またはシリコンを用いてバッキングレイヤの上側をコーティングすることが考えられる。
【0014】
さらにこの圧力感応性フィルムでは、好ましくは実際に、個々の図形および/またはモチーフ(例えば、漫画絵、パズルパーツ等)を、バッキングから外すことができ、特にあとを残さずに除去することができ、(エンドレスの)ほぼシート状の圧力感応性フィルムから、例えば、フラットパンチまたはロータリーパンチを用いて型抜きすることができる。それだけでなく、圧力感応性フィルムが、使用後に短い時間または長い時間が経過しても、問題なくそれぞれの対象物(例えば、託児所または子供部屋におけるベッドまたは窓ガラス)から(接着剤の)あとを残すことなく除去することができる。
【0015】
特にこの発明のさらなる発展では、圧力感応性フィルム、特に圧力感応性フィルムの上側は、少なくとも1つのエンボス加工を少なくとも部分的に施される。これらの手段によって、接着対象物での圧力感応性フィルムの接着の程度および/または強度を、調整・固定できる。これに代えてまたはそれに加えて、全体としての複合材料に、少なくとも1つの切り取り線、即ちパーフォレーションを少なくとも部分的に設けることができ、そして/または圧力感応性フィルムに、少なくとも1つの刻み目を設けることができる。
【0016】
この発明の好ましい実施例では、圧力感応性フィルムを、少なくとも2つの異なるプラスチックを有する熱可塑性プラスチック材料の1つの層として形成する。これにより材料の所定の特性を、複合材料が実際におかれる特定の使用に応じて、実際の様式において個々に調整でき、パラメーター化できる。例えば、圧力感応性フィルムに、押出方向において互いに平行に伸びる材料領域を設けてもよいし、あるいは、順に交互に第1のプラスチックおよび第2のプラスチックを設けてもよい。
【0017】
効果的な実施例では、圧力感応性フィルムを特に軸方向または二軸方向に伸長し、さらなる処理、特に各対象物上へ分配するために必要とされる堅さを複合材料に分け与える。
【0018】
複合材料の特に効果的な特性が、この発明の以下の適切なさらなる発展により達成できる。
・圧力感応性フィルムの上側が第1のプラスチックで形成され、
・圧力感応性フィルムの下側が第2のプラスチックで形成され、
・上側および下側を、同時に押出すか、またはカップリング剤等の少なくとも1つの相互接合剤により共に積層する。
【0019】
この場合、第1のプラスチックは、ポリアミド(PA)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)および/またはポリウレタン(PU)を含む群から選択してもよく、第2のプラスチックは、第1のプラスチックと無関係かまたは関連して、エチレンブチルアクリレート(EBA)、エチレンメチルアクリレート(EMA)、エチレンビニルアクリレート(EVA)、ポリイソブチル(PIB)、ポリイソメチル(PIM)、ポリイソビニル(PIV)および/またはサルリン(Surlyn)を含む群から選択できる。
【0020】
この場合、圧力感応性フィルムの接着性を効果的に生じさせる第2のプラスチックに、約20%のエチレンビニルアクリレート(EVA)〜約60%のエチレンビニルアクリレート(EVA)、例えば約56%のエチレンビニルアクリレート(EVA)を添加するか、または約4%のポリイソブチル(PIB)を添加してもよい(メルトインデックスMI、例えば1による)。
【0021】
上述の相互接合剤は、適宜に少なくとも1つの共重合体に基づいてもよい。特に、相互接合剤の材料は、エチレンブチルアクリレート(EBA)、エチレンメチルアクリレート(EMA)、エチレンビニルアクリレート(EVA)および/またはサルリン(Surlyn)を含む群から選択してもよい。
【0022】
第1のプラスチックと第2のプラスチックとの間の特定の固有の接続を確保するために、相互接合剤の好ましい実施例の溶融温度TV(例えば、約120℃)は、第1のプラスチックおよび第2のプラスチックの溶融温度TK(例えば、約220℃)よりも低い。
【0023】
それに代えてまたはそれに加えて、少なくとも1つの接着剤、例えば、
少なくとも1つの冷間硬化接着剤および/または
少なくとも1つの熱的に影響を受ける接着剤(いわゆるホットメルト接着剤)
が相互接合剤として提供されてもよい。最終的な分析において、適切な相互接合剤は、意図する使用と、複合材料に必要な材料特性に依存して選択される。
【0024】
すでに上で説明したように、少なくとも1つのさらなる特定のこの発明の発展では、圧力感応性フィルムに刻印する。この刻印により、一般的な情報だけではなく、特定の広告手段(懸賞、価格競争、特価提供、無料提供等)に関する選択的な情報を分け与えることができ;この場合、複合材料が少なくとも部分的に不透明であり、そして/または部分的に透明である場合、効果的であり得る。
【0025】
この発明で教示される圧力感応性フィルムの接着性のない上側が少なくとも部分的に、印刷され、そして/またはペイントされ、そして/または刻印され、そして/または着色され、そして/または情報を提供されるために、圧力感応性フィルムの上側を、液体を吸収する材料で少なくとも部分的にコーティングする、そして/または二酸化チタン(TiO2)を含む少なくとも1つの基質で少なくとも部分的にコーティングすることが望ましい。
【0026】
チョークを高い比率で含むこのような基質により、子供たちは圧力感応性フィルムの上側を、色鉛筆、クレヨンまたは水性絵の具で装飾でき、製造社により型抜きされた絵形(例えば、いわゆる「ポケモン」またはいわゆる「デジモン」)を窓ガラスまたは類似の基材上に付けることができる。そして型抜きされた圧力感応性フィルムのモチーフを後に剥がす場合、基材上に厄介なあとが残ることはない。
【0027】
この圧力感応性フィルムは「耐食品性」であるので、子供のためのみではなく、大人のためにも使用できる。
【0028】
可能な使用のさらなる例では、彼女自身のマーマレードを保存する主婦等は、マーマレードを保存するガラス容器に、圧力感応性フィルムから型抜きされた転写用の図案又はラベルを付けて使用することができる。そしてフェルトペンまたはボールペンを用いてこれらの転写用の図案またはラベル上にガラス容器の中身を記すことができる。
【0029】
ガラス瓶が空である場合、そして異なる内容物で満たされている場合、内容物に対して不適当となった古いラベルは、あとを残すことなくガラス容器から剥がすことができ、新しい内容物を記した別のラベルを、圧力感応性テープから型抜きし、バッキング層から剥がしてガラス容器に付けることができる。
【0030】
上述の可能な使用を理解するために、以下のことが製造者のために効果的であり得る。
・圧力感応性フィルムを好ましくは白色で少なくとも着色すること、そして/または
・圧力感応性フィルムを好ましくは白色に少なくとも部分的に印刷すること、そして/または
・圧力感応性フィルムを好ましくは白色塗料で少なくとも部分的にコーティングすることが、
圧力感応性フィルムの印刷可能な領域または圧力感応性フィルムの印刷可能な範囲をよりよく引き立てるために好ましい。
【0031】
この発明の適切なさらなる発展では、圧力感応性フィルムの印刷可能な領域または圧力感応性フィルムの印刷可能な範囲を、活版印刷および/またはフレキソ印刷および/または逆圧印刷および/またはオフセット印刷および/またはスクリーン印刷および/またはグラビア印刷を用いて印刷できる。
【0032】
それに代えるかまたはそれに加えて、圧力感応性フィルムの印刷可能な領域または印刷可能な範囲を、レーザー印刷および/または熱転写印刷および/またはインクジェット印刷を用いて印刷できる。
【0033】
この発明の好ましい実施例では、特に、複合材料が平面視においてほぼ方形に形成される場合、サムシネマ(Daumenkino)と構造的に比較して、本質的にブロック状の構成が効果的である。
【0034】
このようなブロック状の構成等では、望ましくは複合材料の個々に形成された要素または空間的に構成された要素を、いくつかの層において1つの上に他を配置し、少なくとも1つの側縁で互いに脱着可能に接続する。その結果、転写用の図案またはラベルをブロックから個々に脱着することができ、意図される目的に従って使用できる。
【0035】
この発明の特徴と効果を際だたせるさらなる実施例として、以下に図1〜図3を用いて、この複合材料の例を具体的に示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
図1〜3において、同等または同様である要素や区別している特徴は、同じ参照番号で示す。
【0037】
図1〜3に、この発明により作成される複合材料100を示す。
【0038】
複合材料100は、付着性のない上側10oと付着性のある下側10uを有する圧力感応性フィルム10を備えている(図1参照)。この場合、この圧力感応性フィルム10は、2つの異なるプラスチックを有する熱可塑性プラスチック材料から、1層に形成されている。特に、1軸性または2軸性に緊張された圧力感応性プラスチックは、押し出し方向において互いに平行に伸張される材料領域を有し、第1のプラスチックと第2のプラスチックを交互に有する。
【0039】
この場合、圧力感応性フィルム10の上側10oが第1のプラスチックから形成され、他方、圧力感応性フィルム10の下側10uが第2のプラスチックから形成される。上側10oは下側10uと、共押し出しにより組み合わせられる。
【0040】
この場合、付着性のない上側10oは、例えばレーザプリンタにより、あるいは熱転写プリンタにより、あるいはインクジェットプリンタによりプリントでき、また同様に色鉛筆や水性カラーで描くことができることにより、特徴づけられる。
【0041】
特によくうまく子供にも描けるように、圧力感応性フィルム10の上側10oを、液体を吸収する材料30、すなわち二酸化チタン(TiO2)を含む基質で被覆する(図1参照)。この基質は、比較的チョークの比率が高いことで特徴づけられ、そしてこのため、フェルトペンインクや水性カラーを特によく吸収する。そのため、圧力感応性フィルムの上側10o上でカラーがにじんだり汚れたりするのを、確実に防止できる。
【0042】
さらに図1に示すように、材料そのままで付着性のある圧力感応性フィルム10の下側10uを、バッキングレイヤ20の上側20o上に、取り去り可能に配置する。このバッキングレイヤ20を、部分的にプラスチック、すなわちポリスチレン(PS)により、そして同様に部分的に紙により構成し、その表面20oをシリコン40で被覆する。そして圧力感応性フィルム10が、特に容易に簡単にバッキングレイヤ20から取り去れるようにする。
【0043】
圧力感応性フィルム10がバッキングレイヤ20から特に簡単に容易に取り外せることが、圧力感応性フィルム10に部分的に切り取り線50、即ちパーフォレーション50(図1,図2参照)を設けたときに、特に効果的である。いくつかのケースでは、圧力感応性フィルム10を平面的にダイ−カットすることが技術的に意味があり、他方、他のケースでは、回転させながらダイ−カットすることが推奨されうる。この場合、圧力感応性フィルム10は、後を残さずにバッキングレイヤ20から引き剥がすことができるように、図形70とモチーフ70’(図2参照)の形に、そしておそらく所謂「ポケモン」グループの選ばれた要素の形にダイ−カットされる。
【0044】
それに加えて、圧力感応性フィルム10は浮き出させることができる。これらのことにより、圧力感応性フィルム10の希望する対象、例えば育児室や子供部屋のベッドや窓ガラス、への付着の度合いと強度を調節し固定することができる。
【0045】
後者の例の、圧力感応性フィルム10の窓ガラスへの適用する場合には、プリントまたは描画された圧力感応性フィルム10が窓ガラスに取り付けられている時に太陽光や光が通るように、複合材料100と、この場合、特に圧力感応性フィルム10を本質的に透明に構成する。この場合、特に効果的に効果を発揮するために、魅力的で装飾的な構成が示される。
【0046】
図2に示すように、複合材料100の個々の部分が次々と供給されるように、複合材料100に、一定の間隔で配置された継続した切り取り線60、即ちパーフォレーション60を設ける。
【0047】
最後に、図2と図3に示すように、複合材料100をほぼ方形状に構成してもよい。これは、特に正確に、本質的にブロック状の構成を明らかにしている。これは、複合材料100の個々の方形のエレメントが互いの上に数層配置され、側端80のところで相互に分離できることを意味する。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】この発明の複合材料の、第1例の断面図を示す。
【図2】図1の複合材料の平面図を示す。
【図3】この発明の複合材料の、数層のブロック状構造の側面図を示す。
【0001】
この発明は、複合材料に関する。
【背景技術】
【0002】
各々の使用に依り、インフォメーションや広告媒体としても機能するこの複合材料が、例えば転写用の図案として、または同様にラベルとして、文房具や玩具市場にて販売されている。
【0003】
この場合、それらの転写用の図案やラベルの各裏側の少なくともある部分がそして/またはある範囲が、接着剤で被覆され、育児室や子供部屋のベッドや窓ガラスのような対象物に装飾的に用いられることが知られている。
【0004】
公知の転写用の図案やラベルに関し、それらが主に接着手段により適用されるものをベースとすることが注目されるべきである。かなりの時間の経過後に、この転写用の図案やラベルを育児室や子供部屋のベッドや窓ガラスのような対象物から再び除去する際、対象物に視覚的にだけではなく影響する、接着剤の見えない残留物が、しばしば跡に残る。
【0005】
接着剤を使用した転写用の図案やラベルの場合、不適当な不要物の結果として、また除去した転写用の図案やラベルの不十分な再利用性の結果として、同様に困難がしばしば持ち上がる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の不利益と欠点に鑑み、この発明の課題は、転写用の図案を、育児室や子供部屋のベッドや窓ガラス等の各対象物に、問題なく容易に固定するのに有効な複合材料を作成することにある。
【0007】
さらにこの発明の課題は、転写用の図案やラベルが各対象物から再度たやすく除去でき、いかなる残留接着物もそこから剥がれず、比較的高価でなく環境を害さずに除去後に再使用できる、有効な複合材料を作成することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上に挙げたタイプの複合材料に対し、この課題は、この発明の開示による、少なくとも1つのバッキングレイヤと、付着性のない上部側面に、少なくとも部分的にプリント、そして/またはペイント、そして/または書き込み、そして/または色付け、そして/または情報の供給をすることが可能であり、付着性を有する下部側面がバッキングレイヤの下側表面上に取り去り可能に配置される、少なくとも1つの圧力感応性フィルムとを有する複合材料により達成される。
【0009】
この発明で開示される複合材料が少なくとも1つの圧力感応性フィルムを有し、それゆえ圧力感応性フィルムの下側とバッキングレイヤの上側との間でいかなる付着も起こらないことが可能なので、驚くことに、圧力感応性フィルムは、どのような条件下でも破れずに完全にバッキングレイヤから取り外され、対象物の希望する位置に適用できる。
【0010】
この場合、従来技術で示されたそれらでは特に、相当な時間の経過後に育児室や子供部屋のベッドや窓ガラス等の対象物から圧力感応性フィルムを再び除去する時に、対象物に視覚的にだけでなく影響を及ぼす目にみえない接着物の残留物が後者上に残る。本複合材料の場合には圧力感応性フィルムの下側とバッキングレイヤの上側との間には何らの接着物もないということが、この発明の特徴である。
【0011】
さらに同様に、必要に応じて、上記の圧力感応性フィルムを、簡単にそして問題なく自動的に、そして/または機械的に分配できる圧力感応性フィルムとすることを特徴とする。そしてこのフィルムは、例えば平面視でほぼ方形に、この目的のために設計されたディスペンサにより各対象物上に構成される。
【0012】
この場合、この技術で示されたそれらでは特に、圧力感応性フィルム用の紙そして/または厚紙を含むバッキング材料が、例えばプラスチック(ポリアミド(PA)そして/またはポリエチレン(PE),ポリエチレンテレフタレート(PET),ポリプロピレン(PP),ポリスチレン(PS),ポリウレタン(PU)の群の例えば1つ)を含み、圧力感応性フィルムに面する側にシリコン処理または他の前処理を施す必要がない。そのため、この発明によれば、圧力感応性フィルムそれ自身だけでなくバッキング材料も比較的高価でなく、環境を害することもなく再使用でき、材料サイクルに戻すことができる。
【0013】
同様に、この発明の複合材料の発展的な実施例では、バッキングレイヤから圧力感応性フィルムをあとを残さずに脱着するプロセスをさらに容易にするために、少なくとも1つのラッカーおよび/またはシリコンを用いてバッキングレイヤの上側をコーティングすることが考えられる。
【0014】
さらにこの圧力感応性フィルムでは、好ましくは実際に、個々の図形および/またはモチーフ(例えば、漫画絵、パズルパーツ等)を、バッキングから外すことができ、特にあとを残さずに除去することができ、(エンドレスの)ほぼシート状の圧力感応性フィルムから、例えば、フラットパンチまたはロータリーパンチを用いて型抜きすることができる。それだけでなく、圧力感応性フィルムが、使用後に短い時間または長い時間が経過しても、問題なくそれぞれの対象物(例えば、託児所または子供部屋におけるベッドまたは窓ガラス)から(接着剤の)あとを残すことなく除去することができる。
【0015】
特にこの発明のさらなる発展では、圧力感応性フィルム、特に圧力感応性フィルムの上側は、少なくとも1つのエンボス加工を少なくとも部分的に施される。これらの手段によって、接着対象物での圧力感応性フィルムの接着の程度および/または強度を、調整・固定できる。これに代えてまたはそれに加えて、全体としての複合材料に、少なくとも1つの切り取り線、即ちパーフォレーションを少なくとも部分的に設けることができ、そして/または圧力感応性フィルムに、少なくとも1つの刻み目を設けることができる。
【0016】
この発明の好ましい実施例では、圧力感応性フィルムを、少なくとも2つの異なるプラスチックを有する熱可塑性プラスチック材料の1つの層として形成する。これにより材料の所定の特性を、複合材料が実際におかれる特定の使用に応じて、実際の様式において個々に調整でき、パラメーター化できる。例えば、圧力感応性フィルムに、押出方向において互いに平行に伸びる材料領域を設けてもよいし、あるいは、順に交互に第1のプラスチックおよび第2のプラスチックを設けてもよい。
【0017】
効果的な実施例では、圧力感応性フィルムを特に軸方向または二軸方向に伸長し、さらなる処理、特に各対象物上へ分配するために必要とされる堅さを複合材料に分け与える。
【0018】
複合材料の特に効果的な特性が、この発明の以下の適切なさらなる発展により達成できる。
・圧力感応性フィルムの上側が第1のプラスチックで形成され、
・圧力感応性フィルムの下側が第2のプラスチックで形成され、
・上側および下側を、同時に押出すか、またはカップリング剤等の少なくとも1つの相互接合剤により共に積層する。
【0019】
この場合、第1のプラスチックは、ポリアミド(PA)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)および/またはポリウレタン(PU)を含む群から選択してもよく、第2のプラスチックは、第1のプラスチックと無関係かまたは関連して、エチレンブチルアクリレート(EBA)、エチレンメチルアクリレート(EMA)、エチレンビニルアクリレート(EVA)、ポリイソブチル(PIB)、ポリイソメチル(PIM)、ポリイソビニル(PIV)および/またはサルリン(Surlyn)を含む群から選択できる。
【0020】
この場合、圧力感応性フィルムの接着性を効果的に生じさせる第2のプラスチックに、約20%のエチレンビニルアクリレート(EVA)〜約60%のエチレンビニルアクリレート(EVA)、例えば約56%のエチレンビニルアクリレート(EVA)を添加するか、または約4%のポリイソブチル(PIB)を添加してもよい(メルトインデックスMI、例えば1による)。
【0021】
上述の相互接合剤は、適宜に少なくとも1つの共重合体に基づいてもよい。特に、相互接合剤の材料は、エチレンブチルアクリレート(EBA)、エチレンメチルアクリレート(EMA)、エチレンビニルアクリレート(EVA)および/またはサルリン(Surlyn)を含む群から選択してもよい。
【0022】
第1のプラスチックと第2のプラスチックとの間の特定の固有の接続を確保するために、相互接合剤の好ましい実施例の溶融温度TV(例えば、約120℃)は、第1のプラスチックおよび第2のプラスチックの溶融温度TK(例えば、約220℃)よりも低い。
【0023】
それに代えてまたはそれに加えて、少なくとも1つの接着剤、例えば、
少なくとも1つの冷間硬化接着剤および/または
少なくとも1つの熱的に影響を受ける接着剤(いわゆるホットメルト接着剤)
が相互接合剤として提供されてもよい。最終的な分析において、適切な相互接合剤は、意図する使用と、複合材料に必要な材料特性に依存して選択される。
【0024】
すでに上で説明したように、少なくとも1つのさらなる特定のこの発明の発展では、圧力感応性フィルムに刻印する。この刻印により、一般的な情報だけではなく、特定の広告手段(懸賞、価格競争、特価提供、無料提供等)に関する選択的な情報を分け与えることができ;この場合、複合材料が少なくとも部分的に不透明であり、そして/または部分的に透明である場合、効果的であり得る。
【0025】
この発明で教示される圧力感応性フィルムの接着性のない上側が少なくとも部分的に、印刷され、そして/またはペイントされ、そして/または刻印され、そして/または着色され、そして/または情報を提供されるために、圧力感応性フィルムの上側を、液体を吸収する材料で少なくとも部分的にコーティングする、そして/または二酸化チタン(TiO2)を含む少なくとも1つの基質で少なくとも部分的にコーティングすることが望ましい。
【0026】
チョークを高い比率で含むこのような基質により、子供たちは圧力感応性フィルムの上側を、色鉛筆、クレヨンまたは水性絵の具で装飾でき、製造社により型抜きされた絵形(例えば、いわゆる「ポケモン」またはいわゆる「デジモン」)を窓ガラスまたは類似の基材上に付けることができる。そして型抜きされた圧力感応性フィルムのモチーフを後に剥がす場合、基材上に厄介なあとが残ることはない。
【0027】
この圧力感応性フィルムは「耐食品性」であるので、子供のためのみではなく、大人のためにも使用できる。
【0028】
可能な使用のさらなる例では、彼女自身のマーマレードを保存する主婦等は、マーマレードを保存するガラス容器に、圧力感応性フィルムから型抜きされた転写用の図案又はラベルを付けて使用することができる。そしてフェルトペンまたはボールペンを用いてこれらの転写用の図案またはラベル上にガラス容器の中身を記すことができる。
【0029】
ガラス瓶が空である場合、そして異なる内容物で満たされている場合、内容物に対して不適当となった古いラベルは、あとを残すことなくガラス容器から剥がすことができ、新しい内容物を記した別のラベルを、圧力感応性テープから型抜きし、バッキング層から剥がしてガラス容器に付けることができる。
【0030】
上述の可能な使用を理解するために、以下のことが製造者のために効果的であり得る。
・圧力感応性フィルムを好ましくは白色で少なくとも着色すること、そして/または
・圧力感応性フィルムを好ましくは白色に少なくとも部分的に印刷すること、そして/または
・圧力感応性フィルムを好ましくは白色塗料で少なくとも部分的にコーティングすることが、
圧力感応性フィルムの印刷可能な領域または圧力感応性フィルムの印刷可能な範囲をよりよく引き立てるために好ましい。
【0031】
この発明の適切なさらなる発展では、圧力感応性フィルムの印刷可能な領域または圧力感応性フィルムの印刷可能な範囲を、活版印刷および/またはフレキソ印刷および/または逆圧印刷および/またはオフセット印刷および/またはスクリーン印刷および/またはグラビア印刷を用いて印刷できる。
【0032】
それに代えるかまたはそれに加えて、圧力感応性フィルムの印刷可能な領域または印刷可能な範囲を、レーザー印刷および/または熱転写印刷および/またはインクジェット印刷を用いて印刷できる。
【0033】
この発明の好ましい実施例では、特に、複合材料が平面視においてほぼ方形に形成される場合、サムシネマ(Daumenkino)と構造的に比較して、本質的にブロック状の構成が効果的である。
【0034】
このようなブロック状の構成等では、望ましくは複合材料の個々に形成された要素または空間的に構成された要素を、いくつかの層において1つの上に他を配置し、少なくとも1つの側縁で互いに脱着可能に接続する。その結果、転写用の図案またはラベルをブロックから個々に脱着することができ、意図される目的に従って使用できる。
【0035】
この発明の特徴と効果を際だたせるさらなる実施例として、以下に図1〜図3を用いて、この複合材料の例を具体的に示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
図1〜3において、同等または同様である要素や区別している特徴は、同じ参照番号で示す。
【0037】
図1〜3に、この発明により作成される複合材料100を示す。
【0038】
複合材料100は、付着性のない上側10oと付着性のある下側10uを有する圧力感応性フィルム10を備えている(図1参照)。この場合、この圧力感応性フィルム10は、2つの異なるプラスチックを有する熱可塑性プラスチック材料から、1層に形成されている。特に、1軸性または2軸性に緊張された圧力感応性プラスチックは、押し出し方向において互いに平行に伸張される材料領域を有し、第1のプラスチックと第2のプラスチックを交互に有する。
【0039】
この場合、圧力感応性フィルム10の上側10oが第1のプラスチックから形成され、他方、圧力感応性フィルム10の下側10uが第2のプラスチックから形成される。上側10oは下側10uと、共押し出しにより組み合わせられる。
【0040】
この場合、付着性のない上側10oは、例えばレーザプリンタにより、あるいは熱転写プリンタにより、あるいはインクジェットプリンタによりプリントでき、また同様に色鉛筆や水性カラーで描くことができることにより、特徴づけられる。
【0041】
特によくうまく子供にも描けるように、圧力感応性フィルム10の上側10oを、液体を吸収する材料30、すなわち二酸化チタン(TiO2)を含む基質で被覆する(図1参照)。この基質は、比較的チョークの比率が高いことで特徴づけられ、そしてこのため、フェルトペンインクや水性カラーを特によく吸収する。そのため、圧力感応性フィルムの上側10o上でカラーがにじんだり汚れたりするのを、確実に防止できる。
【0042】
さらに図1に示すように、材料そのままで付着性のある圧力感応性フィルム10の下側10uを、バッキングレイヤ20の上側20o上に、取り去り可能に配置する。このバッキングレイヤ20を、部分的にプラスチック、すなわちポリスチレン(PS)により、そして同様に部分的に紙により構成し、その表面20oをシリコン40で被覆する。そして圧力感応性フィルム10が、特に容易に簡単にバッキングレイヤ20から取り去れるようにする。
【0043】
圧力感応性フィルム10がバッキングレイヤ20から特に簡単に容易に取り外せることが、圧力感応性フィルム10に部分的に切り取り線50、即ちパーフォレーション50(図1,図2参照)を設けたときに、特に効果的である。いくつかのケースでは、圧力感応性フィルム10を平面的にダイ−カットすることが技術的に意味があり、他方、他のケースでは、回転させながらダイ−カットすることが推奨されうる。この場合、圧力感応性フィルム10は、後を残さずにバッキングレイヤ20から引き剥がすことができるように、図形70とモチーフ70’(図2参照)の形に、そしておそらく所謂「ポケモン」グループの選ばれた要素の形にダイ−カットされる。
【0044】
それに加えて、圧力感応性フィルム10は浮き出させることができる。これらのことにより、圧力感応性フィルム10の希望する対象、例えば育児室や子供部屋のベッドや窓ガラス、への付着の度合いと強度を調節し固定することができる。
【0045】
後者の例の、圧力感応性フィルム10の窓ガラスへの適用する場合には、プリントまたは描画された圧力感応性フィルム10が窓ガラスに取り付けられている時に太陽光や光が通るように、複合材料100と、この場合、特に圧力感応性フィルム10を本質的に透明に構成する。この場合、特に効果的に効果を発揮するために、魅力的で装飾的な構成が示される。
【0046】
図2に示すように、複合材料100の個々の部分が次々と供給されるように、複合材料100に、一定の間隔で配置された継続した切り取り線60、即ちパーフォレーション60を設ける。
【0047】
最後に、図2と図3に示すように、複合材料100をほぼ方形状に構成してもよい。これは、特に正確に、本質的にブロック状の構成を明らかにしている。これは、複合材料100の個々の方形のエレメントが互いの上に数層配置され、側端80のところで相互に分離できることを意味する。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】この発明の複合材料の、第1例の断面図を示す。
【図2】図1の複合材料の平面図を示す。
【図3】この発明の複合材料の、数層のブロック状構造の側面図を示す。
Claims (29)
- ・少なくとも1つのバッキングレイヤ(20)と、同様に
・少なくとも1つの圧力感応性フィルム(10)とを有し、
該圧力感応性フィルムの接着性のない上側(10o)が、少なくとも部分的に印刷され、そして/またはイラストされ、そして/または刻印され、そして/または着色され、そして/または情報を提供され、該圧力感応性フィルムの接着性のある下側(10u)が、該バッキングレイヤ(20)の上側(20o)上に脱着可能に配置される、複合材料(100)。 - 前記圧力感応性フィルム(10)および、特に前記圧力感応性フィルム(10)の上側(10o)が少なくとも部分的に、少なくとも1つのエンボス加工をされることを特徴とする、請求項1の複合材料(100)。
- 前記圧力感応性フィルム(10)に、少なくとも1つの切り取り線(50)を少なくとも部分的に設けることを特徴とする、請求項1または2の複合材料(100)。
- 前記圧力感応性フィルム(10)が、平面状または回転体状で切り取り線を入れられることを特徴とする、請求項3の複合材料(100)。
- 前記圧力感応性フィルム(10)が、前記バッキングレイヤ(10)から外すことができ、漫画絵またはパズルのパーツ等のような図形(70)および/またはモチーフ(70’)の形状に切り取り線を入れられることを特徴とする、請求項3または4の複合材料(100)。
- 前記複合材料(100)が、少なくとも1つの切り取り線(60)を有して少なくとも部分的に提供されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか少なくとも1項の複合材料(100)。
- 前記圧力感応性フィルム(10)が、少なくとも2つの異なるプラスチックを有する熱可塑性プラスチック材料から単一層として形成されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか少なくとも1項の複合材料(100)。
- 前記圧力感応性フィルム(10)に、押出方向において互いに平行に伸び、第1のプラスチックおよび第2のプラスチックを交互に有する材料領域を設けることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか少なくとも1項の複合材料(100)。
- 前記圧力感応性フィルム(10)が、特に軸方向または特に二軸方向に伸長されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか少なくとも1項の複合材料(100)。
- ・前記圧力感応性フィルム(10)の上側(10o)が、第1のプラスチックから形成され、
・前記圧力感応性フィルム(10)の下側(10u)が、第2のプラスチックから形成され、
・該上側(10o)および該下側(10u)が、同時押出しされるか、または少なくとも1つの相互接合剤を用いて互いに積層されることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか少なくとも1項の複合材料(100)。 - 前記第1のプラスチックが、ポリアミド(PA)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)および/またはポリウレタン(PU)を含む群から選択されることを特徴とする、請求項10の複合材料(100)。
- 前記第2のプラスチックが、エチレンブチルアクリレート(EBA)、エチレン−メチルアクリレート(EMA)、エチレンビニルアクリレート(EVA)、ポリイソブチル(PIB)、ポリイソメチル(PIM)、ポリイソビニル(PIV)、および/またはサルリン(Surlyn)を含む群から選択されることを特徴とする、請求項10または11の複合材料(100)。
- 前記相互接合剤が、少なくとも1つのカップリング剤であることを特徴とする、請求項10〜12のいずれか少なくとも1項の複合材料(100)。
- 前記相互接合剤が、少なくとも1つの共重合体をベースとすることを特徴とする、請求項10〜13のいずれか少なくとも1項の複合材料(100)。
- 前記相互接合剤の材料が、エチレンブチルアクリレート(EBA)、エチレン−メチルアクリレート(EMA)、エチレンビニルアクリレート(EVA)および/またはサルリン(Surlyn)を含む群から選択されることを特徴とする、請求項10〜14のいずれか少なくとも1項の複合材料(100)。
- 前記相互接合剤の溶融温度(TV)が、前記第1のプラスチックおよび前記第2のプラスチックの溶融温度(TK)よりも低いことを特徴とする、請求項10〜15のいずれか少なくとも1項の複合材料(100)。
- 前記相互接合剤の溶融温度(TV)が、約120℃であり、そして/または前記第1のプラスチックおよび/または前記第2のプラスチックの溶融温度(TK)が、約220℃であることを特徴とする、請求項16の複合材料(100)。
- 前記少なくとも1つの接着剤が、相互接合剤として提供されることを特徴とする、請求項10〜17のいずれか少なくとも1項の複合材料(100)。
- 前記接着剤が、少なくとも1つの冷間硬化接着剤および/または少なくとも1つの熱的に影響を受ける接着剤(いわゆるホットメルト接着剤)であることを特徴とする、請求項18に記載の複合材料(100)。
- 前記相互接合剤(10)が、少なくとも部分的に不透明に、そして/または部分的に透明に形成されることを特徴とする、請求項1〜19のいずれか少なくとも1項の複合材料(100)。
- 前記圧力感応性フィルム(10)の上側(10o)が、液体を吸収する材料(30)で少なくとも部分的にコーティングされ、そして/または二酸化チタン(TiO2)を含む少なくとも1つの基質(30’)で少なくとも部分的にコーティングされることを特徴とする、請求項1〜20のいずれか少なくとも1項の複合材料(100)。
- 前記圧力感応性フィルム(10)の印刷可能領域または前記圧力感応性フィルム(10)の印刷可能な範囲が、活版印刷および/またはフレキソ印刷および/または逆圧印刷および/またはオフセット印刷および/またはスクリーン印刷および/またはグラビア印刷を用いて印刷できることを特徴とする、請求項1〜21のいずれか少なくとも1項の複合材料(100)。
- 前記圧力感応性フィルム(10)の印刷可能領域または前記圧力感応性フィルム(10)の印刷可能な範囲が、レーザー印刷および/または熱転写印刷および/またはインクジェット印刷により印刷できることを特徴とする、請求項1〜22のいずれか少なくとも1項の複合材料(100)。
- 前記バッキング(20)が、少なくとも部分的にプラスチックで、そして/または少なくとも部分的に紙および/または厚紙で形成されることを特徴とする、請求項1〜23のいずれか少なくとも1項の複合材料(100)。
- 前記プラスチックが、ポリアミド(PA)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)および/またはポリウレタン(PU)を含む群から選択されることを特徴とする、請求項24に記載の複合材料(100)。
- 前記バッキング(20)の上側(20o)が、少なくとも1つのラッカーおよび/またはシリコン(40)でコーティングされることを特徴とする、請求項1〜25のいずれか少なくとも1項の複合材料(100)。
- 前記複合材料(100)が、平面視においてほぼ方形に形成されることを特徴とする、請求項1〜26のいずれか少なくとも1項の複合材料(100)。
- 本質的にブロック状に形成されることを特徴とする、請求項1〜27のいずれか少なくとも1項の複合材料(100)。
- 前記複合材料(100)の、個々に形成され、あるいは空間的に構成された要素が、他の層の上に次々と数層配置され、さらに少なくとも1つの側縁(80)で互いに脱着可能に接続されることを特徴とする、請求項28の複合材料(100)。
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