JP2004532565A - 送信器の効率を向上させるための方法及び装置 - Google Patents

送信器の効率を向上させるための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

本発明は概してRF送信器の分野に関し、より詳細には少なくとも2つの周波数帯域のそれぞれで異なるパワーレベルで送信することができる送信器の効率を向上させるための方法及び装置に関する。提示された本発明の方法並びに本発明の送信器は、少なくとも1つの電力増幅器を含み、電力増幅器の効率を高く保つために、出力パワーが変化したときに、伝送経路の負荷が変更される。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、概してRF技術の分野に関し、より詳細にはRF送信器の分野に関する。
【背景技術】
【0002】
RF送信器の多くのアプリケーションにおいて、RF送信器が様々なパワーレベルで送信できるようにするのが望ましい。これは例えば、移動無線通信において、移動局並びに基地局の無線出力パワーを、信号品質及び送信器と受信器の距離に応じて好適には可変とすべきであるような場合である。
【0003】
出力パワーレベルの変更がRF送信器の電力増幅器への入力を変更するだけで達成できる場合には、電力増幅器はいくつかのパワーレベルで、電源電圧及び入力パワーレベルの複数の組合わせで動作する必要があり、これは電力増幅器の効率を悪化させる。電源電圧は調整されてもよく、電力増幅器の効率は最も高いパワーレベルに合わせて最適化されるが、効率は電力増幅器への入力パワーレベルが低下するにつれて悪化する。移動局などにおけるようなRF送信器の多くのアプリケーションでは、電源として制限されたエネルギーを有する電池に依存しなければならないので、RF送信器の効率の悪化は深刻な問題である。
【0004】
この問題は以前は、電力増幅器への入力パワーレベルが低下するにつれて電源電圧を低下できるように、設定可能なスイッチング電源を電力増幅器に設け、電力増幅器の効率を高いレベルにとどめることで解決されてきた。知られている別の解決策は、電力増幅器の出力に複数の切り換えステップを有する変圧器を設け、その結果、異なった時間で変圧器の異なった部分が送信器の出力に接続されるので、電力増幅器への入力パワーレベルを変化させずに、出力信号のパワーを変える事ができる。しかしながら、これらの解決策それぞれにはある欠点がある。設定可能なスイッチング電源は、送信されるRF信号に干渉する妨害を発生する。更に、大きな周波数範囲をカバーする超高周波用の変圧器を設計するのは困難である。今日多くの送信器は、例えば移動無線電話のように、大きな周波数範囲用に設計されており、送信器が1つより多くの遠く離れた周波数帯域で動作するように設計されることが多いので、変圧器の解決策は最適ではない。従って、出力パワーが変化したときに効率が悪化することがなく、出力パワーが変化したときにRF信号への妨害をもたらさない、広い周波数範囲で様々なパワーレベルでRF信号を送信することができる送信器が所望されている。
【発明の開示】
【0005】
本発明の目的は、1つより多い周波数帯域での送信が可能であり、送信器の効率を大きく低下させず、かつ送信されるRF信号への妨害をもたらさずに、RF送信器の送信パワーレベルを変更することができる、方法及び装置を提供することである。
【0006】
この目的は、少なくとも2つの周波数帯域のそれぞれで、少なくとも2つのパワーレベルでRF信号を送信する送信器によって達成される。この送信器は、動作負荷(working load)と第1の電子回路とに接続された少なくとも1つの電力増幅器を備えている。第1の電子回路は、動作負荷と並列に、少なくとも1つの電力増幅器と該少なくとも1つの電力増幅器からの配線長(line length)で接続されている。第1の電子回路は、直列に接続されたリアクティブ・インピーダンス(reactive impedance)及びスイッチング・デバイスとを含んでおり、スイッチング・デバイスが閉じているとき、リアクティブ・インピーダンス及び配線長は、送信器が少なくとも2つのパワーレベルの一方で送信するとき、少なくとも1つの電力増幅器の効率に関して選択された負荷を提供するように選択されている。送信器が1つより多くの電力増幅器を含む場合、第1の電子回路が電力増幅器に接続される配線長は、それぞれの電力増幅器に対して異なっている。
【0007】
本発明の目的は、送信器が送信する出力パワーレベルを変更するのに応じて送信器の効率を改善する、本発明の方法によっても達成される。送信器は少なくとも2つの周波数帯域それぞれにおいて少なくとも2つのパワーレベルでの送信が可能であり、送信器は動作負荷に接続された電力増幅器を備えている。本発明の方法では、少なくとも1つの電子回路が、動作負荷と並列に、電力増幅器からの配線長で電力増幅器と接続されており、電子回路がスイッチング・デバイス及びリアクティブ・インピーダンスを含んでおり、配線長及びリアクティブ・インピーダンスは、少なくとも2つのパワーレベルの一方で少なくとも2つの周波数帯域の一方において送信器が送信するときに、効率に関して最適な負荷を形成するように選択されている。送信器が、配線長及びリアクティブ・インピーダンスが最適な負荷を形成するように選択されたパワーレベル及び周波数帯域で送信する場合、上記のスイッチング・デバイスは閉じている。送信器が、配線長及びリアクティブ・インピーダンスが最適な負荷を形成するように選択されていないパワーレベル及び/又は周波数帯域で送信する場合、上記のスイッチング・デバイスは開いている。
【0008】
本発明の方法及び送信器によって、送信器の電力増幅器の負荷が、単純な方法で、送信されるRF信号への妨害なしに、送信器が送信するパワーレベルに調整される。このように、電力増幅器、従って、送信器の効率は、送信器の出力パワーの変化によって低下されることはない。
【0009】
本発明の送信器の一実施形態では、少なくとも1つの電力増幅器は、それぞれが少なくとも2つの周波数帯域の一方におけるRF信号で動作可能な2つの独立した電力増幅器である。2つの電力増幅器は、この実施形態では異なった配線長で第1の電子回路に接続されている。第1の電子回路のリアクティブ・インピーダンスと2つの配線長は、送信器が少なくとも2つの周波数帯域の一方で送信するときに、スイッチング・デバイスが閉じているとき、上記の負荷を提供するように選択されている。この実施形態の1つの態様では、リアクティブ・インピーダンスは、送信器が少なくとも2つの周波数帯域のどちらで送信するかに関わらず、スイッチング・デバイスが閉じているときに、上記の負荷を提供するように選択される。送信器が送信する少なくとも2つのパワーレベルは、少なくとも2つの周波数帯域に対して、同じであっても異なっていてもよい。第1の電子回路のリアクティブ・インピーダンスは、この実施形態では、例えば、並列あるいは直列のキャパシタ及びインダクタから形成されてもよい。その上、2つの電力増幅器は、異なった変調モードのRF信号で動作可能であってもよい。
【0010】
本発明の送信器の第2の実施形態では、少なくとも1つの電力増幅器は、少なくとも2つの周波数帯域のRF信号で動作可能な単一の電力増幅器であり、それに第2の電子回路が接続されている。第2の電子回路は、動作負荷及び第1の電子回路と並列に、電力増幅器から第2の配線長で接続されている。第2の電子回路は、第2のリアクティブ・インピーダンスと第2のスイッチング・デバイスを含んでいる。第1の電子回路のリアクティブ・インピーダンス及び配線長は、デュアルモードの送信器が少なくとも2つの周波数帯域の第1の帯域において少なくとも2つのパワーレベルの一方で送信するときに、電力増幅器の効率に関して選択された上記の負荷を提供するように調整されている。第2のリアクティブ・インピーダンス及び第2の配線長は、デュアルモードの送信器が少なくとも2つの周波数帯域の第2の帯域において少なくとも2つのパワーレベルの一方で送信するときに、電力増幅器の効率に関して選択された負荷を提供するように選択されている。第1の電子回路のリアクティブ・インピーダンス及び配線長が関連して選択されたパワーレベルと、第2の電子回路のリアクティブ・インピーダンス及び配線長が関連して選択されたパワーレベルとは同じであっても、異なっていてもよい。
【0011】
本発明の送信器の第3の実施形態では、少なくとも1つの電力増幅器は、少なくとも2つの周波数帯域のRF信号で動作可能な単一の電力増幅器であり、送信器は電力増幅器の出力に接続されたフィルタ回路を含んでいる。フィルタ回路は、少なくとも2つの周波数帯域に対して異なった電気的長さ(electrical length)を提供する。これらの電気的長さ、第1の電子回路の配線長及びリアクティブ・インピーダンスは、スイッチング・デバイスが閉じており、送信器が少なくとも2つの周波数帯域の一方で送信するときに、上記の負荷を提供するように選択されている。電気的長さ、第1の電子回路の配線長及びリアクティブ・インピーダンスは、スイッチング・デバイスが閉じているときに、送信器が少なくとも2つの周波数帯域のどちらで送信するかに関わらず、上記の負荷を提供するように選択され得る。
【0012】
本発明の一態様では、第1の電子回路の配線長及びリアクティブ・インピーダンスは、スイッチング・デバイスが開いているときの負荷とスイッチング・デバイスが閉じているときの負荷の比率が、スイッチング・デバイスが閉じているときに送信器が送信するように設計されたパワーレベルと吸いチング・デバイスが開いているときに送信器が送信するように設計されたパワーレベルとの比率に等しい。
【0013】
本発明の方法の一態様では、少なくとも1つの電子回路は、単一の電子回路であり、デュアルモードのRF送信器は、該電子回路へ異なった配線長で接続された2つの独立した電力増幅器を含んでいる。各電力増幅器は、周波数帯域の一方で動作可能である。電子回路のリアクティブ・インピーダンス及び2つの配線長は、スイッチング・デバイスが閉じたときに、送信器が少なくとも2つの周波数帯域のどちらで送信するかに関わらず、上記の負荷を提供するように選択される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して、単に例として示す本発明の好適な実施形態を参照して本発明を詳細に説明する。
【0015】
RF送信器によって送信されるRF信号の出力パワーが変化するときに、電力増幅器の効率を向上するためには、動作負荷に加えて可変負荷を送信経路に用いることができる。送信されるRF信号のパワーレベルを変えるために、電力増幅器に供給されるRF信号のパワーレベルが変化するとき、送信経路の負荷は電力増幅器の効率が高い値に保たれる負荷に変更されてもよい。送信器の出力パワーレベルが変化するときに、電力増幅器の出力電圧は一定に保たれるのが好ましいが、電力増幅器にかかる負荷は変化する。従って、電力増幅器によって消費されるエネルギーは、負荷を調整せずに電力増幅器に供給されるRF信号が変更される場合と比べて小さくなるであろう。
【0016】
2つの異なった周波数帯域f1及びf2でRF信号を送信する、デュアルバンドRF送信器の例100、あるいは単に送信器100が、図1に概略的に示されており、この送信器100は、送信器100が送信しているパワーレベルに応じて負荷を変化させる原理に従って動作する。これらの周波数帯域は、例えば、GSM(汎欧州デジタル移動電話方式)及びDCS(デジタル通信方式)のアップリンク周波数帯域に対応する、890MHzから915MHzと1710MHzから1785MHzであってもよく、あるいは他のあらゆる周波数帯域でもよい。図1のデュアルバンドRF送信器100は、2つの電力増幅器105及び110を含んでいる。電力増幅器105は2つの周波数帯域の一方f1内のRF信号で動作し、電力増幅器110は他方の周波数帯域f2内のRF信号で動作する。2つの伝送経路115及び120は、電力増幅器105及び110をコンバイナ125にそれぞれ接続し、コンバイナ125は2つの電力増幅器105及び110を同じ出力ポートに接続する。伝送経路115および120の配線長l1及びl2は独立して調整され得る。コンバイナ125は、例えば、フィルタ・ダイプレクサ又はスイッチであってもよい。そしてコンバイナ125の出力は、電子回路130及び動作負荷135に接続され、電子回路130及び動作負荷135は並列に接続されている。動作負荷135は、例えば、別の増幅器やアンテナであってもよく、このアンテナは例えばアンテナ・アレイを含んでいてもよい。
【0017】
電子回路130は、リアクティブ・インピーダンスに直列に接続されたスイッチ140を含んでおり、リアクティブ・インピーダンスのリアクタンスは周波数に依存し、このためリアクティブ・インピーダンスは2つの周波数帯域で異なったリアクタンスを提供する。図1では、代表的リアクティブ・インピーダンスとして、キャパシタンスC145のキャパシタ145とインダクタンスL150のインダクタ150を並列に接続したものを使用する。電子回路130のリアクティブ・インピーダンスは、直列に接続されたキャパシタンス及びインダクタンスを代替的に含んでいたり、より複雑な回路網であってもよい。スイッチ140が開いているとき、電力増幅器105又は110の出力でRF信号にかかるインピーダンスは、動作負荷135のインピーダンスによって設定され、スイッチ140が閉じているとき、RF信号にかかるインピーダンスは、動作負荷135のインピーダンスと電子回路130のインピーダンスによって決定されるであろう。
【0018】
特性アドミタンスY0を有し、接続された負荷のアドミタンスがYLの、伝送経路の反射係数ρは、以下の式、
【数1】
Figure 2004532565
で定義され、ここで、yLは正規化負荷アドミタンスである。負荷が接続されている点からの電気的長さがφの地点でかかるインピーダンスZは、
【数2】
Figure 2004532565
であり、ここで、Z0=1/Y0であり、電気的長さφは角度項で表わされる伝送経路でのRF信号の波長で測定される。
【0019】
図1において、電子回路130と動作負荷135は共に接続点155で接続されている。動作負荷が単に抵抗性とみなせる場合、スイッチ140が閉じているときの全負荷のアドミタンスYL closedは、以下の式、
【数3】
Figure 2004532565
のように表わすことができ、ここで、GWLは動作負荷のコンダクタンス、B130は電子回路130のサセプタンス、ωはRF信号の角周波数である。スイッチ140が開いているとき、全負荷のアドミタンスYL openは、単純に以下の式、
L open=GWL (4)
で表わされる。動作負荷135のインピーダンスがリアクタンス成分を有している場合、式(3)及び(4)はそれに合わせて調整する必要がある。
【0020】
異なった出力パワーレベルで異なった負荷インピーダンスの送信器100を設計するとき、送信器の出力パワーレベルが変わっても電力増幅器105および110の出力電圧が同じとなるように、異なった負荷インピーダンスが選択されるのが好ましい。従って、ZclosedとZopenの比率は、スイッチング・デバイスが開いたときと閉じたときそれぞれに対応して設計されたパワーレベル、PopenとPclosedの比率に等しいのが好ましい。式(1)に式(3)及び(4)を代入することで、反射係数ρopenとρclosedそれぞれについての式が求まる。ρclosedを式(2)に代入することで、接続点155からの電気的長さφの地点でのZclosedの値が求められ、ρopenを同じ式に代入することで、Zopenの式が同様に得られる。動作負荷のアドミタンスGWLが特性アドミタンスY0と等しい場合、ρopen=0であり、スイッチ140が開いているときに電力増幅器105及び110にかかる負荷は、配線長l1及びl2に関わらず、Z0となる。従って、Popen/Pclosedの所望の値と等しく設定された、Zclosed/Zopenの式は、以下のように表わされる。
【0021】
【数4】
Figure 2004532565
【0022】
式(5)は、サセプタンスB130及び電気的長さφの値の異なる2つの組によって解かれる。電力増幅器105及び110はそれぞれ、接続点155への独立した電気的長さφ105及びφ110を有し、これら電気的長さは伝送経路115及び120が変化すると共に独立して調整可能である。その上、サセプタンスB130(ω)は周波数の関数である。2つの電力増幅器が異なる周波数帯域内のRF信号で動作するので、各電力増幅器複数の周波数帯域の一方のRFパワー信号で動作し、φ105及びB130(ω1)並びにφ110及びB130(ω2)は、送信器100が2つの周波数帯域のどちらで送信するかに関わらず、Zclosed/Zopenの値が同じとなるように選択され得る。電子回路130の共振周波数が2つの周波数帯域f1及びf2の間となるように、C145及びL150を選択することにより、サセプタンスB130は例えば、周波数帯域f1で1つの値となり、周波数帯域f2ではモジュールが同じで符号が反対の別の値となる。
【0023】
説明のため、900MHz及び1800MHzをそれぞれの中心とした2つの代表的周波数帯域で動作する、代表的デュアルバンドRF送信器100に基づいて、数字を以下で例示する。スイッチ140が閉じているときの本例の所望のパワーレベルは、スイッチが開いているときのパワーレベルの半分、すなわち、Popen/Pclosedの所望の値は2である。本例での特性アドミタンスY0は0.02Ω-1である。RF信号は代表的伝送ラインを0.6cの速度で移動し、ここでcは光速である。本例に適用可能な値を式(5)に代入すると、b=B130/Y0のときに、以下の式が得られる。
【0024】
【数5】
Figure 2004532565
【0025】
式(6)は、以下のb及びφの組で成り立つ。
【0026】
【数6】
Figure 2004532565
【0027】
数字の例示での計算において、2つの周波数帯域それぞれにおける1つの周波数が選択されて上記の式に代入されている。すなわち、第1の周波数帯域を表わすのに900MHzが使用され、第2の周波数帯域を表わすのに1800MHzが使用されている。2つの周波数900MHz及び1800MHzに対応した2つの角周波数ω1及びω2の値をbの式に代入すると、
【数7】
Figure 2004532565
となり、b1及びb2の平方根に等しい式を求めると、C145及びL150に好適な値が得られる。ここで検討した例では、C145は2.5pFに選択すべきであり、L150は6.3nHに選択すべきであることが分かる。
【0028】
同様な方法で、式(7)のφ1及びφ2の平方根と周波数f1及びf2の値を用いて、電力増幅器105及び110それぞれを分離すべき配線長l1及びl2の値と、接続点155を求めることができる。本例のRF信号は、cが光速のとき0.6cで伝送されるので、lについての式は、
【数8】
Figure 2004532565
となる。これから低い周波数帯域に対応するl1を3.0cmとし、高い周波数帯域に対応するl2を3.5cmとすべきであることが分かる。これらの長さにそれぞれのRF信号の半波長のいずれの倍数を加えてもよい。
【0029】
上記の数字の例示は単に説明のための例であり、図1の本発明の送信器はあらゆる2つの周波数帯域において、2つの出力パワーレベルの比率がどんな値でも、動作負荷のインピーダンスがどんな値でも使用できる。伝送ラインの特性アドミタンスY0はどんな値でもよい。その上、図1に示した本発明の送信器100は、デュアルモードの送信器、すなわち、電力増幅器105及び110は異なった周波数のRF信号だけでなく、異なった変調モードで動作可能であってもよい。例えば、電力増幅器105が周波数f1のAM変調された信号で動作可能であり、電力増幅器110が周波数f2のFM変調された信号で動作可能であってもよい。電子回路130のキャパシタ145及びインダクタ150は、図1に示したように並列接続される代わりに直列接続されてもよく、あるいは電子回路130のリアクティブ・インピーダンスとしてより複雑な回路網を使用してもよい。その場合には式(3)を合わせて調整する必要がある。
【0030】
送信器100によって送信される周波数帯域f1のRF信号は、周波数帯域f2のRF信号と同じパワーで送信されても、異なったパワーで送信されてもよい。周波数帯域f1のアドミタンスYL closedが周波数帯域f2のアドミタンスYL closedと同じとなるように、電子回路130のリアクティブ・インピーダンスと配線長l1及びl2が選択された場合、負荷を調整する2つのパワーレベル間の比率は同じとなる。2つの周波数帯域でアドミタンスYL closedが異なるように、電子回路130のリアクティブ・インピーダンスと配線長l1及びl2を選択してもよい。
【0031】
図2には、デュアルバンドRF送信器200、あるいは単に送信器200が概略的に示されているが、この送信器200は2つの異なった周波数帯域f1及びf2のRF信号を送信できる。送信器200は、動作負荷135に接続され、両方の周波数帯域f1及びf2のRF信号で動作可能な電力増幅器205を含んでいる。動作負荷135と並列に接続された2つの電子回路215及び220は、電力増幅器からそれぞれ配線長l1及びl2で接続点225及び230で接続されている。電子回路215は、インピーダンスX235(ω)のリアクティブ・インピーダンス235とスイッチ240を含んでおり、電子回路220は、インピーダンスX245(ω)のリアクティブ・インピーダンス245とスイッチ250を含んでいる。配線長l1及びl2は独立して選択され得るので、電力増幅器の出力と接続点225及び230との間の電気的長さφ225及びφ230は、独立して調整され得る。X235(ω)、X245(ω)、φ225及びφ230の値は、周波数帯域f1で送信するときにスイッチ240を閉じた場合と、周波数帯域f2で送信するときにスイッチ250を閉じた場合とで電力増幅器205にかかるインピーダンスが同じとなるように、式(1)及び(2)の原理に従って選択され得る。従って、電子回路215及び220のそれぞれは、周波数帯域の一方で動作するように調整され得、電子回路215及び220は、スイッチ240(f1の場合)又はスイッチ250(f2の場合)が閉じているときに、同じあるいは同様な負荷を提供するように調整され得る。このように、両方のスイッチを開放することによって、第1のパワーレベルでの送信に調整した一方の負荷が得られ、送信器が現在送信している周波数帯域に調整したスイッチを閉鎖することによって、第2のパワーレベルでの送信に調整した別の負荷が得られる。代替的に、電子回路215のリアクティブ・インピーダンス235が周波数帯域f1において提供するインピーダンスが、リアクティブ・インピーダンス245が周波数帯域f2において提供するインピーダンスと異なるようにして、2つの周波数帯域f1及びf2において異なるパワーレベルで送信する送信器200を設計してもよい。
【0032】
図3には、周波数帯域f1及びf2の両方においてRF信号で動作可能な1つの電力増幅器205を含む、デュアルバンドRF増幅器300が示されている。RFデュアルバンド送信器300は、2つの周波数帯域f1及びf2の信号に異なった配線長を提供するフィルタ回路305を含んでいる。フィルタ回路305は、電力増幅器205の出力と動作負荷135の間に直列に接続されている。フィルタ回路305の出力には、図1の電子回路130と同様の電子回路130が動作負荷135と並列に接続されている。図3に示されている代表的フィルタ回路305は、入力RF信号を分割するダイプレクサ310を含んでおり、その結果、RF信号の周波数帯域f1内にある部分が伝送経路315に伝送され、RF信号の周波数帯域f2内にある部分が伝送経路320に伝送される。伝送経路315及び320の配線長は、関連する周波数帯域f1又はf2の所望の電気的長さを満たすように独立に調整され得る。そして伝送経路315及び320はコンバイナ325に接続され、コンバイナ325は2つの伝送経路315および320を同じ出力ポートに接続する。フィルタ回路305を、例えば、2つの異なった周波数帯域の信号に異なった配線長を提供することが可能な、単一のフィルタで置換えてもよい。2つの周波数帯域内のRF信号に異なった電気的長さを提供するフィルタ回路305を導入することにより、両方の周波数帯域で動作可能な電力増幅器205が1つだけであるにもかかわらず、リアクティブ・インピーダンスと直列に接続された1つのスイッチング・デバイスを含む単一の電子回路130を用いることができる。図3に示された代表的電子回路130では、リアクティブ・インピーダンスはインダクタ335に直列に接続されたキャパシタ330として示されているが、電子回路130のリアクティブ・インピーダンスは、並列に接続されたインダクタンス及びキャパシタンス、あるいはより複雑な回路網で構成してもよい。
【0033】
図1のキャパシタ145及びインダクタ150を、適切な長さの配線、あるいは所望の周波数依存性を有する適切なインピーダンスを有するあらゆる別の回路で置換してもよい。図3のキャパシタ330及びインダクタ335についても同様なことが言える。図2のリアクティブ・インピーダンスX235(ω)及びX245(ω)は、適切な方法で接続されたキャパシタ及びインダクタ、適切な長さの配線、あるいは所望の値のリアクティブ・インピーダンスを与える他のあらゆる回路で構成してもよい。スイッチ140、240及び250は、ダイオード・スイッチ、リレー、あるいは他のあらゆるタイプのスイッチング回路であってもよい。電子回路130のインピーダンスと電気的長さφ105及びφ110の値はいずれも、閉じたスイッチ140が開いたスイッチ140よりも高いか低いかのいずれかの出力パワーレベルを与えるように選択され得る。同様に、X235(ω)及びX245(ω)とφ225及びφ230の値は、閉じたスイッチが開いたスイッチよりも高いか低いかのいずれかの出力パワーレベルを与えるように選択され得る。図1及び2において、スイッチ140,240及び250は、電力増幅器と電子回路のリアクティブ・インピーダンスとの間に接続されるように示されている。スイッチ140、240及び250は、リアクティブ・インピーダンスの反対側、すなわち関連する電子回路のリアクティブ・インピーダンスとグランドとの間に位置していても結構である。
【0034】
上記で検討した本発明は多くの様々なRF送信器のアプリケーションで有効であり、とりわけデュアルバンド移動局内のデュアルバンドRF送信器が重要なアプリケーションである。代表的送信器100、200及び図3に示した300は、いずれも別々の2つの周波数帯域においてRF信号を送信可能なデュアルバンドRF送信器である。しかしながら、本発明はデュアルバンドRF送信器に限定されず、2つより多い周波数帯域でRF信号を送信可能な送信器に適用可能であることを理解されたい。
【0035】
本発明は、負荷が調整されたパワーレベルとは別のパワーレベルでの送信に用いることができる。例えば、図1の送信器100が、負荷が調整されたパワーレベルのいずれでもないパワーレベルでの送信に使用される場合、スイッチ140は開放するか閉鎖するかのいずれかとできる。スイッチが開放するか閉鎖するかは、2つの負荷のどちらが特定のパワーレベルで2つの電力増幅器105及び110に最適な効率をもたらすかに依存してもよい。同様に、図2のスイッチ240及び250並びに図3のスイッチ140を、負荷が調整されたパワーレベルのいずれでもないパワーレベルで送信するときに、開放するか閉鎖するかのいずれかとできる。
【0036】
本発明が、説明のためのみに提示した添付図面及び上記の発明を実施するための最良の形態に開示した実施形態に限定されないことは、当業者にはわかるであろう。本発明は、多くの様々な方法で実施可能であり、特許請求の範囲によって定義されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】2つの電力増幅器を含み、2つの異なったパワーレベルで送信する、デュアルバンドRF送信器を示す図である。
【図2】単一の電力増幅器を含み、2つの異なったパワーレベルで送信する、デュアルバンドRF送信器を示す図である。
【図3】単一の電力増幅器を含み、2つの異なったパワーレベルで送信する、別のデュアルバンドRF送信器を示す図である。

Claims (17)

  1. 少なくとも2つの周波数帯域のそれぞれで少なくとも2つのパワーレベルでRF信号を送信し、動作負荷に接続された少なくとも1つの電力増幅器を備えた送信器であって、
    前記動作負荷と並列に前記少なくとも1つの電力増幅器に該電力増幅器からの配線長で接続されており、直列に接続されたリアクティブ・インピーダンスとスイッチング・デバイスとを含んでおり、前記送信器が前記2つのパワーレベルの一方で送信するとき、前記スイッチング・デバイスが閉じているときに前記少なくとも1つの電力増幅器の効率に関して選択された負荷を提供するように、前記リアクティブ・インピーダンスと前記配線長が選択されている、第1の電子回路を含み、前記少なくとも1つの電力増幅器が1つより多い電力増幅器である場合、
    前記第1の電子回路と複数の電力増幅器とを接続する配線長が、各電力増幅器で異なっていることを特徴とする送信器。
  2. 前記少なくとも1つの電力増幅器が、それぞれが前記少なくとも2つの周波数帯域の一方におけるRF信号で動作可能な2つの別個の電力増幅器であり、該2つの電力増幅器が異なる配線長で前記第1の電子回路と接続されており、
    前記送信器が前記2つの周波数帯域の一方で送信するとき、前記スイッチング・デバイスが閉じているときに前記負荷を提供するように、前記第1の電子回路の前記リアクティブ・インピーダンスと2つの配線長とが選択されていることを特徴とする請求項1に記載の送信器。
  3. 更に、前記送信器が前記少なくとも2つの周波数帯域のどちらで送信するかに関わらず、前記負荷を提供するように、前記第1の電子回路の前記リアクティブ・インピーダンスと前記2つの配線長とが選択されていることを特徴とする請求項2に記載の送信器。
  4. 更に、前記送信器が送信するように設計された前記少なくとも2つのパワーレベルが、前記少なくとも2つの周波数帯域について同じであることを特徴とする請求項3に記載の送信器。
  5. 更に、前記2つの電力増幅器が、異なった変調モードのRF信号で動作可能であることを特徴とする請求項2に記載の送信器。
  6. 前記少なくとも1つの電力増幅器が、前記少なくとも2つの周波数帯域の全てのRF信号で動作可能な単一の電力増幅器であり、
    前記動作負荷及び前記第1の電子回路と並列に、前記電力増幅器から第2の配線長で第2の電子回路が接続されており、該第2の電子回路が、第2のリアクティブ・インピーダンス及び第2のスイッチング・デバイスを含んでおり、
    前記第1の電子回路の前記リアクティブ・インピーダンス及び前記配線長が、前記送信器が前記少なくとも2つの周波数帯域の第1の帯域で送信するときに前記負荷を提供するように調整されており、
    前記第2のリアクティブ・インピーダンス及び前記第2の配線長が、前記送信器が前記少なくとも2つの周波数帯域の第2の帯域で送信するときに、前記電力増幅器の効率に関して選択された負荷を提供するように選択されていることを特徴とする請求項1に記載の送信器。
  7. 前記第1の電子回路の前記リアクティブ・インピーダンス及び前記配線長の選択に関するパワーレベルと、前記第2の電子回路の前記リアクティブ・インピーダンス及び前記配線長の選択に関するパワーレベルとが同じであることを特徴とする請求項6に記載の送信器。
  8. 前記少なくとも1つの電力増幅器が、少なくとも2つの周波数帯域の全てのRF信号で動作可能な単一の電力増幅器であり、
    前記電力増幅器の出力にフィルタ回路が接続されており、該フィルタ回路は、前記少なくとも2つの周波数帯域に対して異なる電気的長さを提供し、
    前記第1の電子回路の前記電気的長さ、前記配線長及び前記リアクティブ・インピーダンスが、前記送信器が前記少なくとも2つの周波数帯域の少なくとも一方で送信するとき、前記スイッチング・デバイスが閉じているときに前記負荷を提供するように選択されていることを特徴とする請求項1に記載の送信器。
  9. 前記第1の電子回路の前記電気的長さ、前記配線長及び前記リアクティブ・インピーダンスが、前記送信器が前記少なくとも2つの周波数帯域のどちらで送信するかに関わらず、前記スイッチング・デバイスが閉じているときに前記負荷を提供するように選択されていることを特徴とする請求項8に記載の送信器。
  10. 前記第1の電子回路のリアクティブ・インピーダンスが、キャパシタ及びインダクタによって形成されており、該キャパシタ及びインダクタが並列又は直列に接続されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の送信器。
  11. 前記第1の電子回路の前記配線長及び前記リアクティブ・インピーダンスが、前記スイッチング・デバイスが開いているときの負荷と前記スイッチング・デバイスが閉じているときの負荷との比率が、前記スイッチング・デバイスが閉じているときに前記送信器が送信するように設計されたパワーレベルと前記スイッチング・デバイスが開いているときに前記送信器が送信するように設計されたパワーレベルとの比率と等しくなるように選択されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の送信器。
  12. 前記動作負荷がアンテナであることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の送信器。
  13. 請求項1に記載の送信器を備えることを特徴とする移動局。
  14. 送信器が送信する出力パワーレベルを変更するのに応じて送信器の効率を向上させる方法であって、前記送信器が少なくとも2つの周波数帯域のそれぞれで少なくとも2つのパワーレベルでRF信号を送信し、該デュアルモードRF送信器が動作負荷に接続された電力増幅器を備えており、
    前記少なくとも1つの電力増幅器からの配線長を有し、スイッチング・デバイスとリアクティブ・インピーダンスとを含んでおり、前記配線長と前記リアクティブ・インピーダンスが、前記送信器が前記周波数帯域の一方において前記少なくとも2つのパワーレベルの一方で送信するときに、前記少なくとも1つの電力増幅器の効率に関して最適な負荷を形成するように選択されている、電子回路を前記動作負荷と並列に接続するステップと、
    前記配線長及び前記リアクティブ・インピーダンスが最適な負荷を形成するように選択された前記パワーレベル及び前記周波数帯域で前記送信器が送信する場合に、前記スイッチング・デバイスを閉鎖するステップと、
    前記配線長及び前記リアクティブ・インピーダンスが最適な負荷を形成するように選択されていないパワーレベル及び/又は周波数帯域で前記送信器が送信する場合に、前記スイッチング・デバイスを開放するステップと、を備えることを特徴とする方法。
  15. 前記送信器が、それぞれが前記少なくとも2つの周波数帯域の一方におけるRF信号で動作可能で、異なる配線長で前記電子回路と接続されている2つの電力増幅器を含み、
    前記送信器が前記2つの周波数帯域のどちらで送信するかに関わらず、前記スイッチング・デバイスが閉じているときに前記負荷を提供するように、前記電子回路の前記リアクティブ・インピーダンスと前記少なくとも2つの配線長とが選択されていることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記リアクティブ・インピーダンスが、並列又は直列に接続されたキャパシタ及びインダクタで形成されていることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  17. 前記少なくとも1つの電力増幅器が、前記少なくとも2つの周波数帯域の全てのRF信号で動作可能な単一の電力増幅器であり、前記方法が更に、
    前記電力増幅器から第2の配線長を有し、第2のスイッチング・デバイスと第2のリアクティブ・インピーダンスとを含んでおり、前記第2の配線長と前記第2のリアクティブ・インピーダンスが、前記送信器が前記周波数帯域の第2の帯域において前記少なくとも2つのパワーレベルの一方で送信するときに、前記電力増幅器の効率に関して最適な負荷を形成するように選択されている、第2の電子回路を前記動作負荷と並列に接続するステップと、
    前記第2の配線長及び前記第2のリアクティブ・インピーダンスが最適な負荷を形成するように選択された前記パワーレベル及び前記周波数帯域で前記送信器が送信する場合に、前記第2のスイッチング・デバイスを閉鎖するステップと、
    前記第2の配線長及び前記第2のリアクティブ・インピーダンスが最適な負荷を形成するように選択されていないパワーレベル及び/又は周波数帯域で前記送信器が送信する場合に、前記第2のスイッチング・デバイスを開放するステップと、を備えることを特徴とする方法。
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