JP2004532359A - 機械編み用装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は最低一本の連続する糸を用いる機械編み用装置に関し、ここで前記糸は、新しいステッチを形成する編み針あるいは編成針のフックにより、既にある輪の形状をしたステッチの中を通される。ここで編み針あるいは編成針は、編み針フックの下方にあるスロットより成り、垂直方向に移動可能な下向きの移動フックが及び得る。移動フックは同時に制御される横運動によりスロット中に及び、あるいは移動フックは可動てこ棒の一端を形成し、その他端は制御末端の形状である。その支持部はてこ棒の溝をかみ合う回し金の形状であり、フラットスプリングにより制御末端を制御トラック中に圧迫する。上記は、その他全ての従来用いられてきた技術と比べて、編物におけるより細かい編物サイズの簡単で確実な方法を可能とする。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、最低一本の連続する糸を用いる機械編み用装置に関し、ここで前記糸は、編み針のフック部により、あらかじめ形成されていた輪の中を通され、新しい輪を形成し、ここで前記編み針は、編み針フックの下方で、垂直方向に移動可能な下向きの移動フックを導入することができるスロットを持つ。
【背景技術】
【0002】
従来用いられていた輪形成のための全方法においては、最後に形成された輪は、編み針の頭部であるフックにより保持され、編み針が前進するとともに分岐点に運ばれる。そこから、編み針に新しく引っ掛けられた糸により、分岐点への再配置による編み針の引っ込みに基づいて、縫合フックに引き渡され、新しい輪が古い輪の中を通して引き込まれた後、後者の上で糸が放される。したがって、編み針は二つの仕事を持つ:一つは、最後の輪、したがってその時点までに形成された編物を保持することであり、また別の一つは新しい糸を引っ掛け、輪に変形させることである。
【0003】
輪形成用装置の使用は、移動フックが編み針側面のスロットに突入する際の確実性を保証できることに、決定的に左右される。編み針および移動フックが同一の軸部厚を持ち、それが、比較的粗いピッチに対して、移動フックがその後進運動において編み針側面に突入する適当な確実性を提供することはすでに一つの利点である。非常に細かいピッチでは、編み針溝の横動と輪形成要素の横の直線からの逸脱により、移動フックがスロットに入り込まずに編み針スロットの側壁に衝突し得る。縦編機においてこの危険性はさらに大きく、輪形成が棒状部の上縁上でより大きく距離を隔てて行われるため、横の直線からの逸脱はより大きな影響を与え得る。
【0004】
ドイツで公開、審査された特許出願DE−AS2647185から、最低一本の連続する糸を用いる機械編み用装置が示される。ここで前記糸は、あらかじめ形成されていた輪の中を通され、新しい輪を形成し、前記新しい輪はあらかじめ形成されていた輪と略同じ面に、次の糸が引っ掛けられるまで、強固に保持され、輪形成の開始時に輪形成の領域まで伸びる。
【0005】
ドイツ特許公開DE2950147A1から、べらを持たない編み針を持つ編機もまた示され、ここで、編み針シリンダ軸と垂直に、比較的長い軸部が放射状スロット中に選択要素として配置され、制御装置により、編み針に対して横に、また回転可能に動くことができる。
【0006】
ドイツ特許DE2909963C2から、機械編み用の方法および装置が示され、ここで編み針は、編み針軸部の正面にそれぞれ補助部を持ち、前記補助部は編み針と同様に動き、縦方向で制御され、放されるように輪を広げ、新しい輪が引き込まれるまで前記輪を保持する。
【0007】
従来の全ての編機において、広げる処理は必要であり、首部から側面への上昇による編み針の前進に基づいて行われる。編み針側面は、同時にべらを支持する働きをし、あるいは複合針において、縫合要素を受け、誘導する働きをする。
【0008】
既知のべら針において、糸は複数の滑り抵抗に耐えなければならない。まず一つは、編み針側面の上昇によるものであり、次に後方で開くべらに沿ったものであり、最後は編み針の引っ込みに基づくフックへの到達およびべらスプーンを介した広がりである。複合針においては、縫合要素は編み針側面でみえなくならなければならず、さらに縫合位置においてフックを覆わなければならないことが問題である。これは精密な実施例に制限を加える。
【発明の開示】
【0009】
(発明の簡単な要約)
請求項1および8に明示された発明の目的は、現在に至るまでに用いられてきた全ての方法よりもより小さい輪の高さを簡単にかつ正確に作ることが可能な、編み用あるいは輪形成用装置を開示することより成る。
【0010】
本発明は二つの異なる実施例の方式を示す。それとともに、目的が実現された結果生じる利点に加えて、編み針のストロークが非常に短く、編み針の縦の動きにおいて滑り抵抗が生じないことが得られる。ニット製品およびそれに結合するループパターンは、実質的により一層の均一性を伴って製造され得る。さらに、小型の構成部品を用いることが可能である。その結果、非常に精密な実施例が可能である。回転する場合に効果的である移動フックの外側への回転は、輪の解き放しおよび編み針フックへの給糸を促進する。構成部品がより単純であるため、耐用年数はより長い。これは大幅な節約を可能とし、製造原価を低く保つ。
【0011】
本発明のさらなる有利な特徴は、従属請求項2から7、9および10に開示される。
【0012】
請求項3にしたがった実施例は、輪形成要素のデザイン特性、および編み針カムに取り付けられたスライドレールによる移動フックの制御された内側への動きに関する。
【0013】
請求項4にしたがった実施例は、設計目的および移動フックの中心への誘導に役立つものである。
【0014】
請求項5から6のさらなる特徴は、編み針側面から移動フックへの輪の把持における安定性を提供する。さらに、編機の編み針ガイド中に存在する公差(tolerance)は未然に防がれるようになっている。これらの公差は、例えば、丸編機における編み針底面からシリンダカム部の内面へのラジアル方向においてだけでなく、編み針溝における側面に沿って避けることができず、また編み針がより細くなると、さらなる不利な影響を与える。したがって、横方向およびそれに対する横軸の両方における、編み針ガイダンスの公差を均一にすることについての要求は満たされる。縦編機における編み針に対する移動フックの相対的な動きはまた簡素化される。
【0015】
請求項5の実施例もまた、輪形成要素の横方向における公差に対する補強を可能とする[原文通り]。それはまた移動フックの中心ガイダンスに代わるものを提供する。
【0016】
請求項7にしたがったさらなる特徴は、棒状部における新しい、未使用の輪形成要素の使用を、簡素化する。
【0017】
請求項9の実施例は、移動フックのフック制御の点での種々の改良型に関する[原文通り]。
【0018】
請求項10の実施例は、編み針ガイダンスの形式での編み針シリンダの機能および解き放しがドロップワイヤにより受け継がれ得るために、縦編機に適している[原文通り]。
【0019】
(発明の詳細な説明)
図1から4には、輪形成要素の前方部位の動作の過程が示される。10倍に拡大したために見えない後方部の実施例は、図5および8の後方部と同様である。二つの輪形成要素の弾力的な圧迫のために、編み針カムに備えられる特別な制御部を必要とせずに、およそ支持面以下の突起の大きさ程度の移動フックの横運動が可能である。したがって、編み針2の高さを越えて拡がる側面の上昇部3および支持面に向けた移動フックの突起は除かれる。輪の高さは、その量により、より小さくすることが可能である。
【0020】
図1は基本位置を示す。鎖線で示されるノックオーバー端面7よりも上側で、編み針フック2は新しい糸を受けるためのタック位置に置かれる。移動フック軸部9の前方支持面43は、編み針側面3aの後方の凹部41に置かれ、それにより移動フック10は編み針スロット4中に位置し、最後に形成された輪を取り除く。編み針フック1は側面3aの高さと合わせられ、支持面以下に移動フック部9の突起はない。これは、移動フック部の製造において重要な利点である。
【0021】
図2において、編み針フック2は、新しい輪を古い輪を通して引き下ろす位置に後進する。移動フック10の前方支持面43の上縁により、移動フックは編み針フックから離れ、スライド面40により編み針フックを超えて移動する。
【0022】
図3において、移動フックの次の前進運動において、その外へ向かった位置は維持されることが示され、またこの図において、押し型押し付け溝様凹面46が移動フック10の背後部45に備えられることが示され、この凹面は新しい輪を古い輪を通して引き下ろす領域の幅の広いシリンダ溝において、移動フック10を中心に導く目的に役立つ。さらに、凹部41(図1)まで続く編み針1のスロット4の代わりに、上端で開く溝あるいは押し型押し付け溝様凹面4aを備えることもできる。
【0023】
図4において、編み針フックは、移動フックの外へ向かった位置に再び前進する。
【0024】
(スプリング部を伴わない)移動フック10の軸部9に対しても、完全に実施することが可能である。移動フック10の外側への運動は、スライド面40により達成され、一方、内側への運動は、編み針カムの適切な位置に備えられ、軸部9に、その後部で作用する、小スライドレール42により達成される[原文通り](図1)。
【0025】
図5は、移動フック10の横運動を伴わない丸編機についての実施例における装置を示す。編み針1、2、3の完全な軸部厚が与えられた移動フック10の軸部9は、編み針溝に誘導される。移動フック10の二つの平支持面43は、編み針の上縁に備えられ、それらの間で、小凹部(シーソー)は、移動フック10が配置され、編み針側面3a中に侵入する深度付近まで下向きに移動する拡大における規定された基部を確保する。移動フック10の軸部9は、その制御太端部12上に、スプリング部6を持ち、それにより、編み針カムが取り付けられた後に、カムの内側面8は編み針軸部1に対して移動フック10の軸部9を押し付け、編み針軸部1を編み針溝の底面に対して押し付ける。軸部支持体より下の移動フック10の小突起は、編み針側面3aのスロット4中の移動フックが、編み針側面3aより上に位置する輪をかみ合わせることを十分に確実にする。制御太端部は、編み針軸部1の後部に備えられ、不図示の第二のカムトラックに誘導される。
【0026】
べら24は、移動フック10、特に支持面43上に備えられる。べら24は、編み針側面3aのスロット4中をスライドし、編み針2に対する移動フック10の中心ガイダンスを確保する。
【0027】
図6において、移動フック10の軸部9のべら24が拡大して示される。べら24は、軸部9の前方支持面の両サイドに配置される一直線に調整されたパンチ25(図7)を備えることにより形成され、圧迫下で、そら豆形状扇形の円(べら24)は支持体の内面の中央に押し出される。べら24は側面3aの編み針溝4中をスライドし、編み針2に対して移動フック10の中心ガイダンスを確保する。
【0028】
図8は、図5の縦編機用装置の有利な使用法を示す。これらの編機において、複合針は確立されたものとなった。編み針と縫合要素は個別に動かず、正しくは列をなして、棒と呼ばれる状態で動く。編み針および縫合要素はそれぞれ、一つの特に制御された棒を必要とする。編み針1、2、3および移動フック10の軸部9の両方は、一つの棒のみに受容され得る。幅出しパッド15は、後部域において、溝底面33に対して、編み針1、2、3を圧迫する。溝は編み針軸部1の高さに対して中心をずらして置かれ、その前方部において、スライド面16が備えられ、その下方において移動フック10の軸部9のスプリング部11は、編み針フック2に対する移動フック10の不可欠な小さい相対的な運動を可能にする。スプリング部11は溝22を備えた外側方向伸長部21に切り替わり、伸長部21は、移動フック10に対する編み針2の相対的な運動のために制御ルーラー23によりかみ合わせられる。スプリング部11を伴わない種類、すなわち移動フック10の軸部9の中空でない後方部を備えた種類もまた可能である。編み針1に対する移動フック軸部9の的確な接触は、スライド面16上に形成され、幅出しパッド15の上端を超えて伸長するスプリング伸長部(図示せず)により、達成することができる。
【0029】
図5および8に示される、編み針フック2の下方の背面上の凹部はまた、図1から4の種類の装置においても適用できる。
【0030】
スライド面16は、併せて窒化チタンコーティングを施した、硬化し、研磨したスチール帯鋼より成り得る。セラミックあるいは陶性合金を用いた実施例もまた、耐摩耗性を有する可塑性面であるため、可能である。
【0031】
図9および10に示されるように、それぞれ編み針1、2、3および移動フック9、10より成る3つの要素は、本方法においては一つの棒中で並んで、3つの要素を同時に使用することを可能とする一組を形成する。前記要素は、棒中の作動位置に対応する間隔で、打出し形状のホイル44中に支持される。前記要素が挿入された後、ホイル44は除去され、処分される。必要のある場合には、3つ以上の要素もまた一組中に組み込むことが可能である。
【0032】
図11から19のさらなる実施例において、移動フック10の横運動は起こらない。移動フック10は、解き放し端7の上で、編み針側面3aに位置する最後の輪を捕らえ、新しい糸は編み針フック2に引き込まれる。
【0033】
図12は、新しい輪を形成する糸を伴う、古い輪の中を通して新しい輪を引き込むための編み針フック2の位置および移動フック10がその下方位置に維持されることを示す。
【0034】
図13において、移動フック10は上方に移動する。古い輪は処理過程にある編み針頭部上で解き放たれ、それにより新しい輪が編み針フック2で作成される。
【0035】
図14において、編み針1、2、3は再び外側および上方に移動し、それにより新しい輪は、編み針側面3aに至る。この図はまた編み針フック2、編み針側面3aおよび移動フック10の相互の構造上の関連性を明確にする。すなわち、編み針フック2は、下方に、すなわち移動フック10の左側まで、移動フック10が編み針側面3a中を通るのと同じ程度まで移動する。
【0036】
図15は、移動フック10の軸部9が編み針軸部1の中間部5に受容される様式を示す。この目的のために、編み針1の軸部は分割され、下部(側面図の左側)は編み針側面3aおよび編み針フック2と結合し、上部(側面図の右側)はスプリング部6となっている。スプリング部6は、移動フック10の軸部9を編み針軸部1の上縁に向けて、公差を伴わずに圧迫し、それにより、軸部支持体より下の移動フック10のわずかな突起は、編み針側面3aの溝4中の移動フックがその上に位置する輪をつかむことを確実にする。
【0037】
図16の型は、特に有益なものである。ここで移動フック10の軸部9は、編み針1、2、3の十分な軸部厚を持つ編み針溝中に誘導される。その制御太端部12より下方で、移動フック10は編み針と同様のスプリング部11を持ち、それにより、編み針カムが取り付けられた後に、カムの内側面8は、移動フック10の軸部9を編み針軸部1に対して圧迫し、編み針軸部1を編み針溝底面に対して圧迫する。第二カムトラック中に誘導される、編み針1の後部域に備えられた制御多端部は、示されていない。
【0038】
図17は、縦編機用の図16の装置の有益な使用法を示す。これらの装置において、複合針は確立されたものとなっている。編み針と縫合要素は個別に動かず、正しくは列をなして、棒と呼ばれる状態で動く。編み針および縫合要素はそれぞれ、一つの特に制御された棒を必要とする。編み針1、2、3および移動フック部、軸部9の両方は、一つの棒14のみに受容され得る。幅出しパッド15は、後部域において溝底面に対して編み針1、2、3を圧迫し、一方その前方部においてスライド面16が備えられ、その下方において移動フック部9のスプリング部11は、編み針フック2に対する移動フック10の不可欠な小さい相対的な運動を可能にする。この目的は制御太端部17により果たされ、例えば不図示の溝ルーラーを備えた制御太端部は、移動フック末端を取り囲み、制御する。スプリング部11を持たない種類、すなわち移動フック10の軸部9の中空でない後方部を備えたものもまた可能である。
【0039】
図18および19は、編み針溝4(図15)中に誘導するための横のオフセットを備えた移動フック10の高拡大図である。薄くされた部分は、移動フック10のさらなる下向きの運動により輪をつかむ働きのみを行い、示されたノックオーバー端面a−a(図11における7)に至るまでに編み針フック2と若干斜めに一体となり、完全な軸部厚まで上昇スライドレール18を介して外側に広がり、糸に対する主要な伸張性圧力を緩和することができる。
【0040】
図20において、編み針シリンダ1aの上部の編み針溝中で、編み針1は、この拡大図では不図示の後部制御太端部(図29の31)を伴って、そこに備えられたカムトラックを用いた既知の方法で垂直方向に運動する。溝壁面に縦方向に固定された不図示の支持部は、編み針の上縁に位置し、その上面でフラットスプリング部26の方へ通じ、ここで、支持点27として突起29があり、移動フック10を備えたてこ棒13の溝28によりかみ合わせられる。フラットスプリング26は外側方向の初荷重を持ち、移動フック10を放射状に、また垂直に回転可能に動かすために、制御ノブ12をカム19の上面に位置する制御トラック20、20a、20b(図20および22)中に圧迫する。
【0041】
編み針フック2の下方に位置する編み針1の平面部5はスロット4(図20から22)を持ち、基本位置に示される移動フック10は進入することができる。移動フック10は、平面部5のスロット4から、前進する(すなわち上方に移動する)編み針1の最後の輪を取り出す。図21は、スロット4を持つ編み針1の該当部分の平面図である。
【0042】
この型では、移動フック10は平面部5とかみ合う部位において十分な軸部厚を持ち得ない。したがって細針の場合、スロット4の部位で若干広げられることは編み針1にとって有益であり、それにより最も安定させることが可能な移動フック10を用いることができる。
【0043】
図22は、移動フック10の編み針スロット4中への進入運動を示す。平面部5は、機能不良により、移動フック10のスロット4中への回転が妨げられ、あるいは遅れる場合に回避できるように、編み針底面から若干斜めに置かれる。フラットスプリング26の初応力のために、てこ棒13の制御ノブ12は、垂直制御トラック20aに対して圧迫される;すなわち、編み針1のスロット4内および外への移動フック10の回転は、制御トラック20aおよび20bにより達成される。
【0044】
図23から28は、輪の形成を示す。古い輪は、編み針のつまみ位置において、移動フック10によりつかまれる。
【0045】
図29は、移動フック10を制御するためのさらなる実施例を示す。ここで移動フックはロッカー要素30上に位置し、編み針1の軸部の上方に差し込まれ、縦方向の動きのために末端31を持ち、横の動きのために両端に隆起部32を持ち、それらは(図示しない)編み針カムの隆起切り出し部により交互に突出し、また交互に動く。輪の形成は、移動フック10の円運動に代わって縦運動が行われることを除いて、図23から28に開示されたものと同様である。
【0046】
図30は、移動フック10の運動のための特に有益な実施例を示す。それにより、移動フック10の縦運動および横運動の両方が単一制御点で可能となる。この目的は、ヘアピン形状に曲がった縫合要素34により果たされる。縫合要素34はスプリング作用に基づいて、編み針スロット4(図20および22)中に進入し、また移動フック10の後方部に配置された歯状部35を持つ。歯状部35は、カムトラック(図示せず)中で制御される。移動フック10の横運動の実行を可能とするために、背後から歯状部35とかみ合う制御トラック(図示せず)を持たなければならない。
【0047】
図31はまた、輪形成部の有益な型を示す。ここで編み針軸部を介して移動可能な中空でない部分から、縫合要素37は弾性部と上方で結合し、その先端で、制御カム36は移動フック10と反対方向に向く。縦運動および横運動は、小制御カム36を介して、同一点で行うことができる。
【0048】
開示された実施例は、高性能の丸編機についても適用できる。開示された輪形成もまた、両面仕上げの編物を製造するための、カムシリンダ1aに垂直に配置されたダイヤル(図示せず)においても行うことができる。基本的に、さらに他の輪形成もまた、本発明、例えば横編機あるいはリンクス−リンクス編機において行うことができる。開示された方法はまた、縦編機および横編機に対しても有益に用いることができる。それらにおいて、複合針は確立されたが、細かいピッチの場合には、開示された不利益点を持つ。それらにおいて、輪形成要素、すなわち編み針および移動フックは、編物の細かさに依存したピッチ間隔で、いわゆる棒に固定される。したがって輪形成要素は、個別にではなく列をなして動く。編み針棒は、機械制御下で短振幅で動くことができる棒担体に固定される。図11から14にしたがった輪形成はまた、これらの装置にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
本発明の実施例は、図1から31と併せて開示される。
【図1】輪の高さを最小限にする編み針フックおよび横に移動可能な移動フック相互の連続した動きを示した基本図。
【図2】図1と同じ。
【図3】図1と同じ。
【図4】図1と同じ。
【図5】移動フックの横運動を伴わない、丸編機を説明する図。
【図6】ガイドべらの拡大側面図。
【図7】ガイドべらの拡大正面図。
【図8】移動フックの横運動を伴わない、縦編機の実施形態を示す図。
【図9】一組の輪形成要素を示す図。
【図10】一組の輪形成要素を示す図。
【図11】図5および8、また図15から17の型についての、編み針シリンダの上部の編み針溝を通した部分的断面図の形式で示される一つの輪の形成過程を示す図。
【図12】図11と同じ。
【図13】図11と同じ。
【図14】図11と同じ。
【図15】編み針軸部の中央内側の移動フック軸部の支持部材を示す図。
【図16】軸部の後部に配置された編み針様スプリング部を備えた移動フック部を示す図。
【図17】縦編機用の、図16に基づく応用例を示す図。
【図18】編み針の厚さに対して輪の横の広がりを伴う移動フックを大きく拡大した図。
【図19】編み針の厚さに対して輪の横の広がりを伴う移動フックを大きく拡大した図。
【図20】さらなる型の移動フックを用いた輪形成を示す図。
【図21】図20と同じ。
【図22】図20と同じ。
【図23】図20と同じ。
【図24】図20と同じ。
【図25】図20と同じ。
【図26】図20と同じ。
【図27】図20と同じ。
【図28】図20と同じ。
【図29】さらなる型の移動フック部を示す図
【図30】図29と同じ。
【図31】図29と同じ。

Claims (10)

  1. 最低一本の連続する糸を用いる一つの機械編み用装置であって、ここで前記糸が、編み針のフック部により、あらかじめ形成されていた輪の中を通され、新しい輪を形成し、ここで編み針(1、2)は、編み針フック(2)より下方で、垂直方向に移動可能な下向きに方向合わせされた移動フックを進入させることができるスロット(4)を持ち、移動フック(10)が同時に制御可能な横運動によりスロット(4)中に進入することができることを特徴とする機械編み用装置。
  2. 請求項1記載の機械編み用装置であって、移動フック(10)の前方支持面(43)が、編み針フック(2)に対する移動フックの上昇において、編み針(1)に備えられた凹部(側面3a)により、スロット(4、4a)とかみ合う移動フック(10)の領域の深さまで、編み針フック(2)と垂直に離れることができ、また移動フック(10)の内側への動きが、幅出しパッド(15)を越えて突出するスプリング部により、スプリング作用(6、11)あるいは軸部(9)の後方部の中空でない部分を介してもたらされることを特徴とする機械編み用装置。
  3. 請求項1あるいは2記載の機械編み用装置であって、スロット(4)を含む側面(3a)の長さが、移動フック(10)とその支持面(43)の上縁との間隔よりも短く、また移動フック(10)の内側への動きが、編み針カムに備えられたスライドレール(42)によりもたらされることを特徴とする機械編み用装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一つに記載の機械編み用装置であって、スロット(4)中に導入される移動フック(10)が、上昇スライドレール(18)の形状で移動フック部(9)の完全な軸部厚に至る横の偏りを持ち、またあるいは移動フック(10)の軸部(9)が、編み針(1、2)の細長いスロット(4)に誘導することができ、外側に傾斜し加えて両面仕立ての移動フック(10)の軸部(9)の一部が薄くなることにより形成されるべら(24)を持つことを特徴とする機械編み用装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一つに記載の機械編み用装置であって、移動フック(10)の背後部(45)に、およびまたは編み針(1)のスロット(4)に代わって、押し型押し付け溝様凹面(46、4a)が、押し型押し付け溝の縁部を、軸部厚を越えて側面に沿って広げることを特徴とする機械編み用装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一つに記載の機械編み用装置であって、移動フック(10)の軸部(9)あるいは編み針(1)の軸部が、分割スプリング部(6、11)を持ち、それにより移動フック(10)の軸部(9)が編み針軸部(1)に対して圧迫され得ることおよび、スプリング部(6)の分割部の下方に、制御太端部(12)が配置され、あるいはスプリング部(11)が分割部の上方で溝(22)を包含する伸長部(21)に変化することを特徴とする機械編み用装置。
  7. 請求項1ないし5のいずれか一つに記載の機械編み用装置であって、複数の輪形成要素(各編み針1、2および3、そして移動フック9、10)を持ち、それらを作動位置に対応する位置に固定する保持ホイル(44)により特徴付けられることを特徴とする機械編み用装置。
  8. 一つの機械編み用装置であって、移動フック(10)が可動てこ棒(13)の一端を形成し、その他端は制御太端部(12)として統合され、その支持点(27)がてこ棒(13)の溝(28)を受容する突起(29)より成り、フラットスプリング(26)により制御トラック(20a、20b)中に制御太端部(12)を圧迫することを特徴とする機械編み用装置。
  9. 請求項8記載の機械編み用装置であって、移動フック(10)が、編み針溝中で縦に移動可能であり、編み針(1)上の編み針領域(5)中に挿入することが可能なロッカー要素(31、32)の上端に配置され、ロッカー要素の傾斜運動が、末端制御カム(32)および、中間に取り付けられ、傾斜を可能とする(図29)制御太端部(31)によるその縦運動によりもたらされ、あるいは編み針(1)の軸部の中間領域(5)において、ヘアピン形状スプリング縫合要素(34)がその上に配置され、前記縫合要素は移動フック(10)から離れて下方向に向いた制御歯状部(35)を持ち(図30)、あるいは縦方向に移動可能な縫合要素(37)の上端に配置され、編み針(1)の軸部上に挿入することが可能であり、前記縫合要素が移動フック(10)から離れた制御カム(36)を持つ(図31)ことを特徴とする機械編み用装置。
  10. 請求項8あるいは9に記載の機械編み用装置であって、輪形成要素(編み針(1))および対応する移動フック(10)がそれぞれ棒に固定され、また棒担体が列をなして移動可能であることを特徴とする機械編み用装置。
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