JP2004528124A - 吻合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、吻合装置を提供する。
【解決手段】本発明による吻合装置は、管状器官及び血管、特に、現存の装置では吻合することができない、異なった直径の血管の端部−端部吻合に使用することができる。吻合装置は、内視鏡手術が可能な、小さな切開部を通すだけで手術部位に挿入することができ、それによって手術時間が著しく短縮され、患者の苦痛も軽減される。更に、治癒時間が短縮され、そして意図的な心臓発作が心臓手術に対して必要とされない。更に、血管の殆ど閉塞した、又は、詰まった領域を切開又は切除することなしに、その正常な領域だけを互いに連結することが可能である。
【選択図】図3A

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、血管又は瘻管のような管状器官の吻合用小装置に関し、更に詳しくは、異なった直径又は厚さ及び同じ直径の血管を容易に吻合することができ、そして別の実施態様においては、ドーナツ型のように血管の閉塞又は詰まった領域を除去し、代わりに正常領域を吻合することのできる、吻合装置に関する。
【背景技術】
【0002】
運動不足及び食生活の西洋化は、年々血管疾患の罹患率を増加させる因子である。特に、血管疾患の大部分は、心臓へ栄養及び酸素を供給する血管が詰まる虚血に起因する心筋梗塞及び狭心症である。
【0003】
詰まった(閉塞した)血管又は殆ど詰まった血管を治療するために、血管の筋肉を拡張するため筋肉弛緩剤又は抗カルシウム薬を用いた薬物療法及び手術療法が実施されている。薬物療法は、初期症状の治療には有用であるが、しかし、凝固段階が相当程度進行した場合はそうではなく、従って、薬物療法は実質的な治療ではなく、手術療法が一般的に、詰まった血管の直接的治療として実施されている。
【0004】
手術療法は、内部手術及び外科手術に分類される。内部手術は、大腿血管のような血管を通して詰まった領域(閉塞領域)にステントを挿入し、そしてステントを拡張させる。拡張可能ステント及びそれに対する器具の使用方法は、特許文献1に開示されている。しかしながら、そのような方法による内部手術後にある時間が経過すると、ステントの網の間に障害した組織が隆起し、新しい顆粒組織がステントの内部表面に増殖し、そのため閉塞現象が再発する。
【0005】
従って、この問題に対する更なる本質的な解決として、心臓を切開し、患者の別の臓器(主に、脚の血管)から血管を採って、バイパスによって閉塞血管を連結する外科手術が行われてきた。この外科手術では、血管の一端が、端部−側部又は端部−端部法によってIMA(内乳房動脈:栄養及び酸素を胸及び腹部の器官及び筋肉に供給する動脈)に連結され、そして別の端は、端部−端部法又は端部−側部法によって閉塞領域を越えて血管に連結される。
【0006】
一方、血管は、内膜、中膜及び外膜を含み、二つの血管の吻合においては、内膜は血管を反転させて内膜に連結されなければならない。重症の血管の吻合、及び皮膚皮弁移植による再建、並びに上記のような心臓疾患の治療に対して、マイクロサージェリーの専門医は、顕微鏡又は強力な拡大鏡で拡大した手術視野を確保し、そして縫合糸(縫合する糸)で一つ一つ血管又は組織を縫合している。縫合は、マイクロサージェリーの専門医によってのみ実施することができ、それ故、非常に時間が掛かり、重労働である。特に、周期的に拍動している心臓のような部分にある血管を一つ一つ縫合するのは非常に困難である。従って、手術において意図的に心臓発作を起こすことによって、長時間(少なくとも3時間以上)に亘る心臓の拍動を止める必要がある。
【0007】
手によって縫合糸で一つ一つ血管を縫合する手順を避けるために、複数の血管吻合装置が作られた。血管の端部−端部吻合装置の例は、特許文献2、特許文献3及び特許文献4に開示されており、市販の例としては、3M社製の微小血管吻合結合器がある。これらの装置は、一般に固定枠のリング及び固定ピンを含み、同じ直径を有する二つの血管にのみ使用することができる。言い換えれば、これらの装置は、異なった直径又は厚さを有する血管の吻合には使用することができない。
【0008】
図1は、二つの方法によって吻合した、異なる直径の血管における血流を示している。上記したように、相対的に小さな直径を有する血管100と大きな直径を有する血管200を結合した場合は、小直径の血管100の内膜は、大直径の血管200の内膜に接触しなければならず、そして又、連結部分は、血行動態を考慮して図1(a)のように連続でなければならない。もし吻合が図1(b)のように非連続連結であると、渦が生じ、血栓の原因となり、連結部分に蓄積し、結果として血管を閉塞する。血栓は、微小血管(代表的には、脳血管系)を詰まらせることによって眼動脈又は静脈の閉塞を起こし、その結果、弱視、失明、不全麻痺、その他といった新しい病気の原因となる。
【0009】
端部−端部タイプの血管吻合は、同じ直径を有する二つの血管の吻合、及び異なった直径を有する二つの血管の吻合に分類することができ、そして殆どの血管吻合は後者に関係する。それ故、上記したように複数の装置が開発されたが、血管吻合手術の大部分は、縫合糸で直接血管を縫合する顕微外科専門医によって、現在実施されている。
【0010】
これまで、血管吻合に関する先行技術及びそれらの問題点のみを記載してきたが、しかし、これらの問題又は殆ど類似の問題は、又、管状器官の吻合の場合においても生じる。
【0011】
【特許文献1】
米国特許第3,416,531号
【特許文献2】
米国特許第3,774,615号
【特許文献3】
米国特許第4,214,586号
【特許文献4】
米国特許第4,917,087号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の目的は、上記した問題を一度にすべて解決することである。
【0013】
即ち、本発明の一つの目的は、異なった直径又は同じ直径を有する血管又は管状器官を、端部−端部法によって吻合することができる吻合装置を提供することである。
【0014】
本発明の更なる目的は、充分な手術実行可能性を確保するための手術部位を全面的にとはすることなく、皮膚上の約0.5〜1.0cmの小さな切開部を通して、内視鏡手術を実施することができる吻合装置を提供することである。
【0015】
本発明の他の目的は、血管又は管状器官の閉塞した、又は、殆ど詰まった領域を除去し、代わりに容易にその正常領域を吻合することができる吻合装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
これらの目的を達成するため、端部−端部法による本発明の吻合装置は、引っ張り力を適用することによってある長さに伸張することができるとともに、分解や組み立てができる一対の半円筒部材を含む吻合装置であって、
各半円筒部材は、頂部及び/又は底部の組立て部品がその垂直平面において対応する半円筒部材の組立て部品に接合される垂直継手を有する複数の組立て部品を含み、かつ、
各組立て部品は、それ自体を隣接する組立て部品に連結するが引っ張り力を適用することによって伸張する伸張可能な連結した部品を有し、しかもその側面に、対応する吻合装置の組立て部品に接合される側面継手を有することを特徴とする。
【0017】
本発明の吻合装置は、一対の半円筒部材が互いに連結されるとリングに変換される。連結した半円筒部材(即ち、一つのリング)は、又、別の連結された半円筒部材(別のリング)と側面で接合することができる。
【0018】
本明細書において使用される用語「側面」は、図3Aに見られるように、連結された半円筒部材の円形の断面の方を向いている方向(空間座標のxz平面)を意味し、そして「垂直」は垂直平面を向いている方向(空間座標のyz平面)を意味する。
【0019】
一対の半円筒部材を連結するのに使われる垂直継手は、二つの連結した吻合装置を接合するのに使われる側面継手と同じ構造を有するか、又はそうでなくてもよい。好ましくは、これらの継手は、吻合が血管手術のようなデリケートな手術で行われることを考慮して、複雑な取り扱いをすることなく、一度小さな力を適用することによって接合することができる構造を有している。従って、継手は、好ましくは、一対の雄及び雌部品を含み、雄部品は、例えば、錨型として突出しており(錨の両腕はバネ効果を示す)、雌部品は雄部品を挿入するために陥没している。雄部品が挿入されるべき対応する部分がいくらか柔らかい材料でできている場合、雄部品を柔らかい材料に容易に挿入することができるので、その部分は陥没している必要はない。
【0020】
別の実施態様において、両半円筒部材の頂部は、連結部材によって結合されており、その各底部の組立て部品は、分解及び組立てができるように垂直継手を有している。そのような構造は、手錠のそれに似ている。それ故、両半円筒部材は、上部の連結部材の軸を中心として回転することができ、それによって両半円筒部材を血管上に容易に設置でき、固定することができる。
【0021】
隣接する組立て部品を互いに連結するために作用する伸張し得る連結部品は、小さな引っ張り力によって伸張することができる。結果として、連結される半円筒部材によって形成されるリングの直径は、小さな力によって、より大きくすることができる。上記したように小さな引っ張り力によって伸張することができる、組立て部品及び伸張し得る連結部品の好ましい構造は、組立て部品が中空であり、隣接する組立て部品に向かう両端に、伸張し得る連結部品の動きのための開口部を有しており、そして伸張し得る連結部品は、開口部を通って動く部材及び開口部の直径よりも大きな寸法を有する突起を含む。そのようにして、どんな引っ張り力も適用されない場合は、二つの隣接した組立て部品はそれらの端で互いに相接しており、開口部を通っている伸張し得る連結部品によって連結されている。反対に、引っ張り力が適用された場合は、隣接する組立て部品の端同士はより遠く離れる。離れる最大の距離は、突起が組立て部品の開口部に到達できる距離で決定される。
【0022】
本発明の吻合装置は、人体に挿入されるべき製品であるため、生体適合性材料で作られていなければならない。例えば、組立て部品及び連結部品は、シリコーン、チタン、又はインビボである時間の経過後分解されるPGLA(ポリグリコール酸とポリ乳酸の混合物)で作られ、継手は人体に無害なチタン製である。
【0023】
本発明の吻合装置は、管状器官及び血管の端部−端部吻合に使用される。管状器官は管状構造を有し、例えば、卵管、胆管、腸管、耳下腺管、尿道、尿管、精索、膵管、総肝管及びリンパ管等である。
【0024】
以下に示すように、本発明をより詳細に説明するために、図面を参照して記載するが、しかしながら、本発明の範囲が、それらにより限定されると解釈されるべきではない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
図2〜4は、一対の吻合装置並びにその連結及び伸張した形状の斜視図及び断面図である。図2Aを参照して、一対の吻合装置は分解することができ、そして、同じ構造の左/右吻合装置302、304から構成されている。左/右吻合装置302、304は、複数の組立て部品310を含む。各組立て部品310は、側面に側面継手400を有し、側面継手400は雄部品402及び雌部品404から成る。左吻合装置302の頂部組立て部品312には、右吻合装置304の対応する組立て部品に接合するための雄継手402が、その垂直面に取り付けられている。これと反対に、底部組立て部品314には、右吻合装置304の対応する組立て部品に接合するための雌継手404が、その垂直面に取り付けられている。右吻合装置304は同じである。錨の形状を有する雄継手402は、バネ効果によって雌継手404に容易に接合するための両腕を有している。
【0026】
図2Bを参照して、別の吻合装置300’は、その頂部が連結されているが、その底部は分離している状態が図示されている。別の実施態様において、吻合装置300’を血管又は管状器官のような手術部位に容易に運ぶために、別の補助装置(図示していない)に吊り下げられる突起部品340が底部組立て部品314に取り付けられている。突起部品340の構造は図2Bに描かれたものに限定されない。
【0027】
図3A及び3Bは、一対の吻合装置が互いに連結されている状態における、連結された吻合装置300の斜視図及び水平断面図を示す。連結された吻合装置300はリングを形成する。各組立て部品310は中空であり、その両端に開口部320を有する。各組立て部品310は、伸張し得る連結部品500によって隣接する組立て部品に連結され、一つの伸張し得る連結部品500は、開口部320を通して二つの組立て部品310に連結されている。伸張し得る連結部品500は、ある長さで、両端に二つの突起を有する連結体510から成り、突起の寸法は、組立て部品310の開口部320の直径よりも大きい。
【0028】
図4A及び4Bは、連結された吻合装置300が、適用された引っ張り力によって伸張された状態における、連結された吻合装置300の斜視図及び断面図を示す。組立て部品310は、互いに分離されており、分離の最大距離は連結体510の長さに相当する。最大伸張において、伸張し得る連結部品500の突起520は組立て部品310の開口部320に達する。
【0029】
以下に、血管の吻合に本発明の装置を使う手順を、図5A〜5Dを参照しつつ説明する。本明細書では、本発明の吻合装置300は、異なった直径を有する血管の吻合に使用されている。
【0030】
図5Aを参照して、一対の連結された吻合装置300が、比較的小さな直径の血管100と大きな直径の血管200に固定されている。好ましくは、吻合装置300の内径は、小直径血管100の直径よりも小さい。従って、吻合装置300によって結びつけられる血管100、200は、それらの固定部分でより狭くなる。
【0031】
上記したように、血管の吻合には、血管の各末端を反転して、血管の内膜が対応する血管の内膜に接合されなければならない。そのため、図5Bで見られるように、内膜を露出するように血管を反転する必要がある。吻合装置300の内径は血管100、200の直径よりも小さいので、その末端を反転するのは容易である。血管100、200が反転されると、組立て部品上の側方雄継手410の先端が血管100、200を貫通する。
【0032】
次の段階では、血管100、200で包まれた連結した装置300が、図5Cにおいて見られるように接合される。図には見ることができないが、組立て部品の側方雄継手(図示していない)は、対応する組立て部品内に挿入されて、血管100、200を貫通する。組立て部品が、いくぶん柔らかいシリコーン製の場合、雄継手は、雌継手が形成されていない対応する組立て部品に挿入することができる。
【0033】
血液が二つの連結された吻合装置300の接合の後に供給されると、これら連結された装置300の直径は、血圧によってより大きくなる。このとき、血管100の上に固定された、連結した吻合装置300は、血管200の上に固定された、連結した吻合装置300が拡大するのと同じ大きさに拡大される。
【0034】
血管の吻合時の出血による血液の喪失を少なくし手術を容易にするために、吻合中血液の流れを遮断するため、装置300を固定した位置の後ろ側に血流を止める遮断装置を位置させることが好ましい。そのような装置の例として、図6は血管を保持するはさみ具600を示す。図には見られないが、はさみ具600(tongs)は、又、大直径血管200をも保持している。はさみ具600は、吻合処置の完了後、即ち図5Cのステップの後に除去される。
【0035】
図7A〜7Dは、本発明の吻合装置300を使用することによる、血管の殆ど詰まった領域を除去する手順を示す。これらの図面において、血管の殆ど詰まった領域は完全に除去される。しかしながら、殆ど詰まった領域の除去なしに、正常領域を吻合することも可能である。
【0036】
図7Aを参照して、特定の血管に閉塞が起こると、血管110の詰まった領域112を除去し、次いで正常領域114、116を互いに連結することが必要である。この場合、本発明の二つの連結した吻合装置300が、正常領域114、116のそれぞれに固定され、正常領域114、116及び詰まった領域112が、カテーテルを使って(図示していない)充分に拡張される。このとき、連結された吻合装置300の内径は、拡張前の血管の直径よりも小さくなければならない。従って、図7Bに見られるように、血流の内圧が、連結された吻合装置300によって狭められた領域112、114、116に影響し、それによってこれらの領域が拡張される。特に、詰まった領域112は、吻合装置300で固定された正常領域と比較して、小さい内径の故に更に拡張される。このとき、両連結吻合装置300は、図7Cにおけるように、互いに接合される。これら対の吻合装置300が接合すると、詰まった領域112ははみ出す。図7Dを参照して、吻合装置300の接合後、これら吻合装置300は、血流の圧によって拡張され、正常領域114、116が互いに連結される。詰まった領域112は、除かれ、或いは必要により残される。
【0037】
本発明はこのように記載されているが、本発明が多くの方法に変形し得ることは明らかである。そのような変形は、本発明の精神及び範囲から逸脱するものと考えるべきではなく、そのような変形の全ては当業者に自明である。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明による吻合装置は、管状器官及び血管、特に、現存の装置では吻合することができない、異なった直径の血管の端部−端部吻合に使用することができる。吻合装置は、内視鏡手術が可能な、小さな切開部を通すだけで手術部位に挿入することができ、それによって手術時間を著しく短縮でき、患者の苦痛も軽減される。更に、治癒時間が短縮され、そして意図的な心臓発作が心臓手術に対して必要とされない。更に、血管の殆ど閉塞した又は詰まった領域を切開又は切除することなしに、その正常な領域だけを互いに連結することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】図1は、異なった吻合方法で吻合される、異なった直径を有する血管の血流を示す横断面図である。
【図2A】図2Aは、本発明による一対の吻合装置の斜視図である。
【図2B】図2Bは、吻合装置の頂部が連結部材によって連結されている、本発明による別の吻合装置の斜視図である。
【図3A】図3Aは、図2Aの連結された吻合装置の斜視図である。
【図3B】図3Bは、図3Aの横断面図である。
【図4A】図4Aは、引っ張り力により拡張された図3Aの吻合装置の斜視図である。
【図4B】図4Bは、図4Aの横断面図である。
【図5A】図5Aは、図2Aの吻合装置を使用する、異なった直径の血管を吻合する手順を示す図である。
【図5B】図5Bは、図2Aの吻合装置を使用する、異なった直径の血管を吻合する手順を示す図である。
【図5C】図5Cは、図2Aの吻合装置を使用する、異なった直径の血管を吻合する手順を示す図である。
【図5D】図5Dは、図2Aの吻合装置を使用する、異なった直径の血管を吻合する手順を示す図である。
【図6】図6は、図5Aの工程図に対応する、はさみ具を使用する場合の工程図である。
【図7A】図7Aは、図2Aの吻合装置を使用して、ある血管のドーナツ型のように殆ど詰まった領域を除去し、代わりに正常領域を互いに連結する手順図である。
【図7B】図7Bは、図2Aの吻合装置を使用して、ある血管のドーナツ型のように殆ど詰まった領域を除去し、代わりに正常領域を互いに連結する手順図である。
【図7C】図7Cは、図2Aの吻合装置を使用して、ある血管のドーナツ型のように殆ど詰まった領域を除去し、代わりに正常領域を互いに連結する手順図である。
【図7D】図7Dは、図2Aの吻合装置を使用して、ある血管のドーナツ型のように殆ど詰まった領域を除去し、代わりに正常領域を互いに連結する手順図である。

Claims (5)

  1. 引っ張り力を適用することによってある長さに伸張することができるとともに、分解や組み立てができる一対の半円筒部材を含む吻合装置であって、
    各半円筒部材は、頂部及び/又は底部の組立て部品がその垂直平面において対応する半円筒部材の組立て部品に接合される垂直継手を有する複数の組立て部品を含み、かつ、
    各組立て部品は、それ自体を隣接する組立て部品に連結するが引っ張り力を適用することによって伸張する伸張可能な連結した部品を有し、しかもその側面に、対応する吻合装置の組立て部品に接合される側面継手を有することを特徴とする吻合装置。
  2. 垂直継手及び側面継手は、同じか又は異なった構造を有し、かつ、錨型に突出した雄部品及び雄部品の挿入用の陥没した雌部品である、一対の雄及び雌部品を含むことを特徴とする、請求項1記載の吻合装置。
  3. 両半円筒部材の頂部は、連結部材によって連結され、一方、底部組立て部品は、分解及び組立て可能な垂直継手を有することを特徴とする、請求項1又は2記載の吻合装置。
  4. 組立て部品は、中空であり、かつ隣接する組立て部品に向かう両端に伸張し得る連結部品の動きのための開口部を有し、一方、伸張性連結部品は、開口部を通して動く部材及び開口部の直径よりも大きな寸法を有する突起を含むことを特徴とする、請求項1又は2記載の吻合装置。
  5. 該装置は血管の吻合に使用されることを特徴とする、請求項1又は2記載の吻合装置。
JP2002592817A 2001-05-31 2002-05-31 吻合装置 Pending JP2004528124A (ja)

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