JP2009523475A - 吻合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消化管の管で吻合行うための方法に用いられる装置を提供する。
【解決手段】吻合装置10は、吻合を形成するよう意図された第1の組織部分12および第2の組織部分14を近づけ、互いに近接された状態に保つのに適している。吻合装置10は、第1の組織部分12の表面に対して隣接するのに適した隣接部分18と、第1および第2の組織部分12、14に対して隣接部分18に向かい合って置かれるのに適したロック部分20と、を含む。ロック部分20および隣接部分18は、近づけられる第1および第2の組織部分を通って互いに接続可能であり、それら組織部分を接続された状態に保つ。吻合装置10は、少なくとも1つのガイドワイヤA,Bを含むガイド手段に接続されるのに適している。
【選択図】図30

Description

開示の内容
本発明は、概して、消化管の管吻合(anastomoses in tracts of the digestive tube)を行うための方法に用いるための装置に関する。特に、これらの装置は、たとえ部分的にもしくは全面的に腹腔鏡的な技術で、または従来の外科技術で使用されることができても、腔内で吻合を行うのに適している。
第1の態様によると、本発明の目的は、吻合を形成するよう意図される第1の組織部分および第2の組織部分を近づけ、場合によってはそれらを互いに近接した状態に保つのに適した、吻合装置である。前述の吻合装置は、部分的にもしくは全面的に腹腔鏡的な技術で、または従来の外科技術でその使用が可能であっても、腔内で適用されるのに特に適している。
さらなる態様によると、本発明は、吻合を形成するよう意図される第1の組織部分および第2の組織部分を近づけ、互いに近接した状態に保つのに適した吻合装置の少なくとも1つの部分を配備するために位置付け装置をさらに含む、キットに関する。この装置もまた、部分的にもしくは全面的に腹腔鏡的な技術で、または従来の外科技術でその使用が可能であっても、腔内で使用されるのに特に適している。
既知の装置は、きわめて侵襲的であり、非常に複雑で扱いにくい位置付け装置の使用を必要とする。さらに、既知の装置では、腔内のアプローチ、または少なくとも部分的に腔内のアプローチができない。
既知のように、腔内アプローチは、従来の外科方法または腹腔鏡的方法の欠点をかなり最小化する。特に、腔内アプローチは、処置の侵襲性を最小限に抑えることを可能にし、ゆえに、患者へのリスクを軽減し、術後の治療クールを短くする。
消化管の管吻合を行うために腔内アプローチを用いることは、特にこの目的に適した器具が不足しているために、現在は極めて困難である。したがって、例えば胃‐腸バイパス術を行うための、消化管の管吻合は、依然として従来の外科技術もしくは腹腔鏡的技術により行われている。
本発明の中心にある課題は、消化管の管吻合を行うための方法に用いるための装置であって、先行技術に関して言及した欠点を解決することができる、装置を提案することである。
本発明の中心にあるさらなる課題は、消化管の管吻合を行うための方法に使用可能な装置であって、腔内での使用に特に適しており、ゆえに、この技術の利用分野を広げる、増大するニーズに応えることを可能にすると共に、部分的にもしくは全面的に腹腔鏡的な技術で、または従来の外科技術で用いることにも適した、装置を提案することである。
この課題は、請求項1または請求項42に記載の吻合装置により解決される。
本発明による装置のさらなる特徴および利点は、添付された図面を参照して、本明細書で以下に記載される、非限定的な例示として与えられる好適かつ例証となる実施形態の説明から理解されるであろう。
図30を参照すると、吻合装置は概して符号10により示されている。図18〜図28、図33、および図34は、吻合装置10またはその異なる実施形態の可能な適用を例示している。
第1の実施形態によると、本発明による吻合装置は、吻合16を形成するよう意図された第1の組織部分12および第2の組織部分14を近づけ、それら組織部分を互いに近接した状態に保つのに適している。さらに詳細には、吻合装置10は、消化器官の管で吻合を行うための、好ましくは腔内での、方法に用いられるのに適している。しかしながら、部分的にもしくは全面的に腹腔鏡的な技術または従来の外科技術でその吻合装置を使用することが、オプションとして可能である。
図30は、吻合装置10の好適な実施形態の分解組立図を示しており、隣接部分(abutment portion)が符号18で示されており、ロック部分が符号20で示されている。特に胃‐空腸吻合(G−J)を行うための方法、または同様の方法における吻合装置10の適用に関して、隣接部分18は、腸部分(intestinal portion)として定められてもよく、一方ロック部分20は、胃部分(gastric portion)として定められてもよい。
隣接部分18は、第1の組織部分12の表面に対して隣接するのに適しており、一方ロック部分20は、第1の組織部分12に対して、かつ第2の組織部分14に対して隣接部分18に向かい合って配列されるように構成される。
本発明の一般的実施形態によると、ロック部分20および隣接部分18は、引き合わせられる第1および第2の組織部分を互いに結合された状態に保つために、これら第1および第2の組織部分によって互いに接続可能または連結可能である。より詳細には、ロック部分20および隣接部分18は、第1および第2の組織部分の異なる圧縮度に対応する少なくとも2つのロック位置で、互いにロックされるのに適している。
好適な実施形態によると、隣接部分18は、第1の組織部分12および第2の組織部分14を通過するのに適した、少なくとも1つのピン22であって、ロック部分20に嵌め込まれるようロック部分20のハウジング24に嵌め込まれるための、少なくとも1つのピン22を含む。好ましくは、このピンは、ロック部分20のハウジング24にスナップ式に嵌め込まれ、このハウジング24内でロックするように構成されている。スナップ式の嵌合は、例えば、ロック部分20のそれぞれのハウジング24に結合した弾性タブ28とのスナップ式接続部を定めるのに適した少なくとも1つの成形部分26を備えた、ピン22により行われる。好ましくは、弾性タブ28は、ハウジング24を延ばすために、隣接部分18から離れて各ピン22の方向に延びている。
図30に示されるような好適な実施形態では、成形部分26は、一連の環状リブ30により設けられる。さらに、ピン22の自由端は、スナップ式嵌合を促進するように成形され、例えば外側に向かってテーパ状になるか、または切頭円錐型(frusto-conical)の端部32を提供する。さらに、弾性タブ28は、それぞれのハウジング24の周縁部に沿って分配されており、ピン22の挿入の方向および向きに延びる。
好適な実施形態によると、ピン22は、隣接部分18に可動式に据えられ、好ましくはネジで取り付けられている。
好適な実施形態によると、ピン22は、本明細書で以下に説明するように、ガイドワイヤを受容するように構成されることが好ましい、両側で開口したチャネル34を内部に定める。この実施形態によると、それぞれのハウジング24も、チャネル34を通過するガイドワイヤを受容するように構成されている。
本発明の好適な実施形態を例示している添付の図面、特に図30を参照すると、吻合装置10は、前述のとおり、2つのピン22を含む。このピン22は、隣接部分18から延びており、ロック部分のそれぞれのハウジング24に嵌め込まれるように構成されている。好ましくは、ピンは、隣接部分18の対向する領域または側部に位置し、同様に、ピンを受容するように構成されたハウジングは、ロック部分20の対向する領域または側部に位置する。図面に示されるように、2つのピンが設けられる場合、各ピンが、対応するガイドワイヤを受容するように構成されたチャネル34を内部に定めることが特に有利である。
オプションとして、前述のように、2つ以上のピンが設けられてもよい。ピンの数がガイドワイヤの数に対応する場合、各ピンは、対応するガイドワイヤを内部に受容するためにチャネル34を定める。
可能な実施形態によると、ロック部分20は、吻合を形成するよう意図された領域にアクセスするための開口部36を提供する。2つのハウジング24が設けられる場合、これらのハウジングは、開口部36の対向する部分または側部に位置する。好ましくは、ロック部分20は、本質的に環状である。
同様に、隣接部分18は、吻合を形成するよう意図された領域にアクセスするための開口部38であって、ロック部分の開口部36に対応する、開口部38を提供する。2つのピン22が設けられる場合、これらのピンは、開口部38の対向する部分または側部に位置するのが好ましい。隣接部分18も本質的には環状であるのが好ましい。
近くに引っ張られるべき第2の組織部分14の表面に対して隣接するのに適したロック部分20の接触面は、符号40により示されている。この接触面は、弾性タブ28を有する場合、この弾性タブ28の配備部の反対側の表面である。好適な実施形態によると、接触面40は粗い(rough)か、または接触面40は、先が尖った部材42を提供する(図33および図34)。オプションとして、環状溝部43aが設けられてもよく(図37)、あるいは、例えば粒状の形態で公表されている材料で作られた層43bにより、粗さが与えられうる(図38)。
可能な実施形態によると、近くに引っ張られるべき第1の組織部分12の表面に対して隣接するのに適した隣接部分18の接触面は、符号44により示されている。少なくとも1つのピンが設けられる場合、この接触面は、少なくとも1つのピン22と同じ側に位置する表面である。好適な実施形態によると、接触面44は粗いか、または接触面44は、先が尖った部材46を提供する(図34)。オプションとして、環状溝部43aが設けられてもよく(図37)、あるいは、例えば粒状の形態で公表されている材料で作られた層43bにより、粗さが与えられうる(図38)。
一般的に言えば、また本発明の第1の態様によると、吻合装置10は、吻合を形成するよう意図された第1の組織部分および第2の組織部分を近づけ、かつ互いに近接した状態に保つのに適した装置であり、この装置は、以下に説明するように、ガイド手段、例えばガイドワイヤ、または好ましくは少なくとも2つのガイドワイヤに接続されて、組織部分に到達することができる。
特に、隣接部分18およびロック部分20のうち少なくとも一方は、第1または第2の組織部分に到達するために、少なくとも1つのガイドワイヤを含むガイド手段に接続されるのに適している。
特に添付の図面を参照すると、隣接部分18は、ガイド手段、例えば吻合装置の対向する2つの側部に位置するのが好ましいガイドワイヤAおよびBの上で、ある方向にロックされるのに適しており、このガイドワイヤにより、隣接部分18は、第1の組織部分12に到達するまで引かれる。言い換えれば、隣接部分18とガイドワイヤとの間の拘束(constraint)により、隣接部分18を第1の組織部分まで引っ張ること、および2つの組織部分を引き合わせるために隣接部分18を使用することが可能になり、ゆえに、ガイドワイヤは反対の方向に引っ込められることができる。
可能な実施形態によると、隣接部分18は、例えばガイドワイヤにそれぞれ一体にされたロック部材61であって、隣接部分18がガイドワイヤ上である方向にスライド運動することに対する障害物を定めるのに適している、ロック部材61によって、ガイドワイヤA,Bの上でロックされるのに適している(図17)。
有利な実施形態によると、隣接部分18は、ガイドワイヤを受容するように構成された少なくとも1つのチャネルを含む。2つのガイドワイヤが設けられる場合、有利には、吻合装置の対向する側部に位置する2つのチャネルが設けられる。さらに、有利には、そのチャネルが隣接部分18を通過するようになされる。
可能な実施形態によると、ガイド手段は、隣接部分18とロック部分20との間の接続部材において、隣接部分18およびロック部分20を通過する。ロック部分20に接続するために吻合装置10が少なくとも1つのピンを含む、前述の好適な実施形態によると、有利には、このピン22が、ガイドワイヤを受容するように構成されたチャネル34を定めるようになされる。特に、吻合装置10がロック部分に接続されるべき少なくとも2つのピン22を含む、さらに好適な実施形態によると、2つのピン22が、それぞれガイドワイヤを受容するように構成されたチャネル34を定めるように、有利になされる。
好適な実施形態によると、ロック部分20は、ガイド手段に沿ってスライドするように構成されており、位置付け装置48との相互作用部分を提供する。この位置付け装置48は、ガイド手段に沿ってこのロック部分20を付勢する。有利なことに、位置付け装置48も、ガイド手段(1つ以上のガイドワイヤ)に沿ってスライドするように構成されており、細長い構造体50を含む。例示された例では、細長い構造体50は、例えば胃鏡の類の、可視化装置の中にある。
可視化装置の場合に特に有利である、可能な実施形態によると、位置付け装置48は、細長い構造体50(可視化装置)の遠位端部に締まりばめするのに適したヘッド52を含む。可能な実施形態によると、ヘッド52は、その同じヘッドの近位端部から延びる弾性タブ54を含む。
ある実施形態によると、ヘッド52は、ガイドワイヤを受容するのに適した少なくとも1つのチャネル56を含む。ガイド手段が2つ以上のガイドワイヤを含む場合、ヘッド52は、それぞれガイドワイヤを受容するのに適した、少なくとも2つのチャネル56を含む。
さらに、ヘッド52は、ロック部分20ための推力面(thrust surface)58を定める遠位端部を含む。ロック部分20が、ガイドワイヤを受容するためのハウジング24、および隣接部分18にスナップ式にロックするための弾性タブ28を含む場合、ヘッド52の遠位端部は、少なくとも1つの開口部60を含み、ロック部分の弾性タブを受容する。図面に例示された例では、ロック部分の2つのハウジング、およびヘッド52の2つの相対的な開口部(two relative openings)60が設けられている。
前記に例示されたものに対する可能な変形体によると、ヘッド52は、あらゆる種類の細長い構造体に適用されうる。
前記に説明され例示されたものに対する変形および/または追加が行われうることは明らかである。
例えば、ピン22は、隣接部分18と共に1つの部品として作られうる。あるいは、これらのピンは、ロック部分20から延びて、隣接部分18のハウジングに嵌め込まれることができる。
吻合装置10は、外科的応用に適した任意の種類の材料で作られてよい。前述したことに加えて、組織部分を近づけること、およびこれらの組織部分を互いに近接した状態に保つことの双方に適した吻合装置10の場合は特に、隣接部分およびロック部分双方は、非生体吸収性材料、例えばプラスチックまたは金属材料で作られてよい。この場合、吻合装置は、この吻合装置が取り付けられた組織が壊死すると、外れて自然に離れる。異なる実施形態によると、吻合装置は、固定された位置(steady position)にとどまるようにされることもできる。
あるいは、材料の選択は、生体吸収性材料または生体分解性材料(biofragmentable material)に向けられてもよく、ゆえに、一定期間の後に、吻合装置は完全に吸収される。
最後に、吻合装置10は、部分的に生体吸収性材料または生体分解性材料で作られてもよい。特に、一定期間の後に、吻合装置が適用された部位から吻合装置が外れて、自然に離れることを可能にするために、生体吸収性材料または生体分解性材料で隣接部分とロック部分との間の接続部材を実現することは有利である。添付の図面に例示される事例では、有利には、ピン22および/またはハウジング24および/または弾性タブ28が生体吸収性材料または生体分解性材料で作られるようになされる。
吻合16を形成するよう意図された第1の組織部分12および第2の組織部分14を近づけ、これらを互いに近接した状態に保つのに適している、本発明による吻合装置10は一般的に、近づけられた第1および第2の組織部分を互いに結合された状態に保つために、隣接部分およびロック部分が、これらの組織部分を通って互いに接続可能であるように作られてよい。特に、1つのピン22が設けられてもよく、オプションとしてガイドワイヤのハウジングチャネルとは異なっていてもよい。さらに、この吻合装置は、1つのガイドワイヤ上、または3つ以上のガイドワイヤの上にも嵌まることができ、かつロック可能であるようになされてよい。
オプションとして、隣接部分18は、少なくとも1つのガイドワイヤと共に予め組み立てられるか、または少なくとも1つのガイドワイヤと一体であってよい。少なくとも1つのガイドワイヤと隣接部分18との間の接続は、処置の終了時にガイドワイヤが取り除かれるように、行われうる。
さらなる態様によると、本発明は、吻合を形成するよう意図された第1の組織部分12および第2の組織部分14を近づけるのに適した吻合装置10に関する。このような態様によると、吻合装置は、第1の組織部分に到達するために、少なくとも2つのガイドワイヤに接続されるのに適した、近づけられるべき第1の組織部分12の表面に対して隣接するのに適した、隣接部分18を含む。好ましくは、隣接部分18は、ガイドワイヤ上で、ある方向にロックされるのに適しており、このガイドワイヤによって、隣接部分18は、第1の組織部分に到達するまで引っ張られる。
隣接部分に関して前述してきたことは、このさらなる態様による吻合装置にも適用可能である。特に、隣接部分は、装置の対向する2つの側部に位置する少なくとも2つのガイドワイヤ上で、ある方向にロックされるのに適しており、前述のように、近くに引き寄せられるべき第1の組織部分12の表面に対して隣接するのに適した、接触面44を有することができる。
有利には、隣接部分18は、ガイドワイヤをそれぞれ受容するのに適している少なくとも2つのチャネル34であって、吻合装置の対向する側部に位置するのが好ましい、少なくとも2つのチャネル34を含む。可能な実施形態によると、チャネル34は、隣接部分18を通り抜ける。
有利には、隣接部分は、その同じ隣接部分から延びる、少なくとも1つのピン、好ましくは2つのピン22を含む。少なくとも1つのピン22は、ガイドワイヤを受容するのに適したチャネル34を内部に定めるのが好ましい。特に、これらのピン22は、隣接部分に可動式に据えられ、好ましくはネジで取り付けられている。
可能な実施形態によると、ピン22は、第1の組織部分12および第2の組織部分14を通過するのに適している。
本発明の後者のさらなる態様による装置は、やはり、前述のような吻合装置を実行するのに適している、すなわち、吻合16を形成するよう意図された第1の組織部分12および第2の組織部分14を近づけるだけでなく、互いに近接した状態に保つのに適している。例えば、これらのピン22(または少なくとも1つのピン)は、前述したように、ロック部分20と連結するのに適していてもよい。この場合でも、ロック部分20を位置させるために、前述のような位置付け装置48を使用することが可能である。
例示された好適な実施形態に従った、かつ本発明の前述の2つの態様に従った、吻合装置の使用方式を以下に説明する。この適用例は、消化管の管吻合を行う方法、特に、例えば図18〜図28に例示されたように、腔内で胃‐空腸吻合を行う方法に関連する。空腸‐空腸吻合、一般的には腸‐腸吻合または他の種類の吻合などの、他の適用も可能である。
図18では、空腸管に相当する腸管および胃を含む、消化器官の一部が例示されている。例えば2つのガイドワイヤを含むガイド手段が、食道など自然のオリフィスを起点として位置しており、第1の組織部分12および第2の組織部分14を通過する開放環またはループを形成している。2つのガイドワイヤAおよびBは、近位端部A’およびB’と遠位端部A”およびB”との間に延在している。吻合装置10の隣接部分18は、ガイドワイヤの近位端部に嵌まって、例えばロック部材61により、ある方向にロックされる。このロック部材61は、それぞれガイドワイヤに一体にされており、ガイドワイヤ上で隣接部分18が、ある方向へスライドすることに対する障害物を定めるのに適している(図17)。その代わりに、他のロック手段が設けられてもよく、例えば、吻合装置構造体と一体にされてもよい。オプションとして、隣接部分18は、ガイドワイヤの遠位端部が引っ張られると、接続されるべき組織部分に対して隣接部分が引っ張られ、かつ近づけられるように、ガイドワイヤに予め接続されるか、または一体である。
隣接部分18は、その後、ピン22が第1の組織部分12に嵌め込まれ、その第1の組織部分12を通過するまで(図20)、ガイドワイヤの遠位端部を引っ張ることにより(図19)、第1の組織部分12に近づけられる。
接触面44は、第1の組織部分12に対して内部で隣接し、したがって、ガイドワイヤの遠位端部に対してさらに牽引が行われることにより、隣接部分18によって引っ張られる第1の組織部分12が、第2の組織部分14と引き合わせられる(図21)。言い換えれば、図18〜図21は、本発明の態様のうちの1つによる吻合装置10、すなわち、吻合を形成するよう意図された第1の組織部分および第2の組織部分を近づけるのに適した吻合装置の適用を例示している。
吻合装置10の有利な構造により、2つの組織部分を近づけるためだけでなく、2つの組織部分を互いに近接した状態に保つための装置として使用されることが可能となる。この適用は、図22〜図28にさらに例示されており、これらの図面では、好ましくは位置付け装置48によりガイドワイヤに沿って所定の位置に付勢されている、ロック部分20の適用が示されている。ロック部分20は、ハウジング24によってガイドワイヤの遠位端部A”およびB”に嵌まる。その後、ヘッド52も、チャネル56によってガイドワイヤの遠位端部に嵌まる。最後に、ヘッド52は、細長い構造体50もしくは胃鏡の遠位端部に嵌まる(図22)。位置付け装置48は、推力面58によりロック部分20と相互に作用し、弾性タブ28は、対応する開口部60に嵌め込まれる。
ヘッド52は、隣接部分18の反対側、すなわち胃の側で第2の組織部分14に近づくまでガイドワイヤ上をスライドすることにより所定の位置にロック部分20を付勢する(図23および図24)。
ガイドワイヤに沿って細長い構造体50を付勢し続けることにより、ピン22は、ロック部分のハウジング24に嵌め込まれ、切頭円錐型端部32は、弾性タブ28を広げ、弾性タブ28は、環状リブ30とその隣の環状リブとの間に接し、したがって、スナップ式嵌合(snap fit)を実行する(図25および図26)。ヘッド52および細長い構造体50によりロック部分20に及ぼされた付勢により、隣接部分18およびロック部分20の可能な相互位置(mutual possible positions)のうちの1つを選択することができる。言い換えれば、組織の大体の虚血性の傾向(ischemic coloration)の相関的要素として判断されうる組織の最適な圧縮度を設定するために、環状リブ30の存在により、隣接部分18とロック部分20との間の少なくとも2つの相対位置を定めることができる。
位置付け装置48を引っ込めることにより、ロック部分20は、依然として隣接部分18に取り付けられたままであり、2つの組織部分を互いに結合された状態に保つことができる(図27および図28)。その後、以下に説明するように、吻合を完了することができる。
前述した態様による吻合装置を有利に設けることにより、有効でかつ容易に使用可能なツールを提供することができ、さらには、他の技術、例えば部分的にもしくは全面的に腹腔鏡的な技術または従来の外科技術においても使用が可能であったとしても、消化管の管の腔内での吻合を行うのに適した、ツールを提供することができる。
この装置の第1の目的は、吻合により接続されるべき2つの組織部分が近づけられることを可能にする、隣接部分を提供することである。この態様によると、少なくとも2つのガイドワイヤ上で接続されることができるか、またはロックさえされることができる有利な設備(provision)により、2つの組織部分を近づけ、かつ接続するために、器官(apparatus)内の通路全体にわたって吻合装置を制御し、かつ管理することができる。
2つのガイドワイヤの対向する2つの側部で接続する環状構造を設けることによって、組織を引き合わせるために使用される吻合装置内で吻合を行うことができる。吻合の可能な完了ステップは、以下に説明される。
2つの組織部分を近づけるため、および2つの組織部分を近づけられた状態に保つために同じ装置が使用されうるように、互いに接続されるか、または連結されるのに適した2つの部分の存在により、さらなる利点が得られる。ロックはスナップ式に行われるので、容易かつ有効であり、その上、組織の異なる圧縮度を決定する可能性を備えている。
特にガイドワイヤが、ピン、および2つの部分の間の接続用ハウジングを通過する場合に、2つの態様の組み合わせによりロックステップも正確に制御しかつ管理することが可能になるとしても、後者の態様は、1つ以上のガイドワイヤが存在することとは無関係であってよい。その結果、非常に小型の吻合装置がさらに得られる。
さらなる態様によると、本発明は、吻合装置に加えて、吻合を形成するよう意図された第1の組織部分12および第2の組織部分14を近づけ、オプションとしてそれら組織部分を近づけられた状態に保つのに適した吻合装置10の少なくとも1つの部分を配備するための、位置付け装置48も含む、キットに関する。
可能な実施形態によると、位置付け装置は、例えば前述したように吻合装置10のロック部分20を配備するのに適している。さらに、位置付け装置は、ロック部分20を第1および第2の組織部分に対して反対側に位置する吻合装置10の隣接部分18にスナップ式に嵌めるように、ロック部分20に付勢を及ぼすのに適している。
少なくとも1つのガイドワイヤを含むガイド手段に沿ってスライドするのに適しているのが好ましい、本発明による位置付け装置は、前述されている。特に、位置付け装置は、細長い構造体50を含む。本明細書に例示されたような例では、細長い構造体50は、例えば胃鏡タイプの、可視化装置から成る。
可視化装置の場合に特に有利である、可能な実施形態によると、位置付け装置は、可視化装置50の遠位端部に締まりばめするのに適したヘッド52を含む。ヘッド52は、吻合装置の1つの部分に対して隣接するのに適している。有利には、ヘッドは、この同じヘッドの近位端部から延びる弾性タブ54を含む。さらに、ヘッド52は、少なくとも1つのチャネル、好ましくは、それぞれガイドワイヤを受容するのに適した2つのチャネル56を含み、前述の位置付け装置は、有利にはこのガイド手段に沿ってスライドするのに適するようになっている。
有利には、ヘッド52は、吻合装置部分のための推力面(thrust surface)を定める遠位端部を含む。吻合装置部分が、ガイドワイヤを受容するのに適したハウジングを含む場合、ヘッド52の遠位端部は、これらのハウジングを受容するために開口部60を含む。
例示されてきたものに対する可能な変形体によると、位置付け装置は、例えばヘッド52のチャネル56を設けることにより、1つのガイドワイヤ上でもスライド可能であってもよい。
本明細書において例示されてきたものに対する、可能な変形体によると、ヘッド52は、あらゆるタイプの細長い構造体にも適用されうる。
位置付け装置は、消化管の管吻合を行うために内視鏡技術を実行することを特に目的として、可視化装置(胃鏡)などの既存の構造体を適応させることを可能にする。
しかしながら、細長い構造体は、吻合装置に対してより高い付勢を及ぼすために可撓性構造体によって、および剛性構造体によって実現されることができ、また、「硬化(stiffening)」構造体、すなわち剛性になるのに適した可撓性構造体によって、実現されることができる。
位置付け装置48の適用および操作例は、図22〜図28を参照して前述されている。
本発明による位置付け装置は、容易かつ有効であり、ガイドワイヤ上をスライドすることができることにより、位置付け装置は、吻合装置の2つの部分の正確な位置付けを可能とする。
消化管の管吻合を行うための方法であって、吻合装置10が前述の態様のうちの1つに従って使用される、方法を、以下に説明する。添付の図面を参照すると、胃‐空腸吻合を行うための方法であって、吻合装置10が前述の態様のうちの1つに従って使用される、方法が例示されている。もちろん、例えば一般的には腸‐腸吻合、または、より詳細には空腸‐空腸吻合もしくは回腸‐空腸吻合を行うための方法において、さらなる使用および異なる使用が可能である。
前述の方法の第1のステップは、自然のオリフィスまたは他の管腔構造体を通して、互いに並んで、例えば本質的には平行に配された少なくとも2つのガイドワイヤAおよびBの導入をもたらす。ガイドワイヤは、近位端部A’およびB’と遠位端部A”およびB”との間に延在し、吻合が行われるべき第1の組織部分12および第2の組織部分14を通過する。
例示されてきたことによると、ガイドワイヤは、導入ステップ、および吻合により接続されるべき第1の組織部分の通過ステップの双方において、互いから離間している。代替的実施形態によると、導入ステップ、および第1の組織部分の通過ステップにおいても、ガイドワイヤは、近づけられて、互いに並んで配される。後者の場合、ガイドワイヤは、遠位端部において接続され、その後、挿入が完了したら分離されてもよい。
前述の方法は、第1の組織部分および第2の組織部分を引き合わせ、吻合を行うことにより、吻合装置をある方向にロックし吻合部位まで引っ張ることによって、2つのガイドワイヤに沿った吻合装置の挿入を行う。吻合装置は、ガイドワイヤ上で予め組み立てられてもよく、あるいは、既にループに成形されたガイドワイヤ上でロックされてもよい。
特に、2つのガイドワイヤは、自然のオリフィスまたは他のオリフィスにおいて端部によりループを形成するように位置し、このループは、接続されるべき第1の組織部分12および第2の組織部分14を通過する。吻合装置は、ループ型の2つのワイヤに沿って挿入されて、腔内で吻合を行う。
ループを形成するために、2つのガイドワイヤの遠位端部は、まず第1の組織部分12に挿入され、第1の組織部分12を通過して反対側に突出するまで、その中を通して導入される。好ましくは、2つのガイドワイヤは、第1の組織部分12に到達して通過するまでは少なくとも、挿入装置62を通して挿入される。
図31を参照すると、挿入装置62は、ガイドワイヤのうち1つを受容し挿入するのに適した第1の作動チャネル66を備えた、可視化装置、例えば胃鏡64によって得られることが好ましい、細長い構造体を含む。有利には、細長い構造体(可視化装置64)の遠位端部に据えられるのに適した接続ヘッド68が、さらに設けられてもよい。接続ヘッド68は、ガイドワイヤのうちもう1つのガイドワイヤを受容し挿入するのに適した、少なくとも1つの第2の作動チャネル70と一体である。作動チャネル70は、本質的には細長い構造体の長さ全体にわたって延びて、挿入の間、2つのガイドワイヤを別個に保つ。有利には、第2の作動チャネル70は、細長い構造体の外部に位置しており、接続ヘッド68により、細長い構造体と一体とされている。
特に、第1および第2の作動チャネルは、消化管の管吻合を行うための方法において、ガイドワイヤをそれぞれ配備するのに適している。
有利には、作動チャネルは、挿入、および第1の組織部分の通過の間、ガイドワイヤを離間した状態に保つために、互いから、決められた距離を置いて位置している。好ましくは、第2の作動チャネル70は、第1の作動チャネル66に対して可視化装置64の反対側に位置する。
可能な実施形態によると、挿入装置62の接続ヘッド68は、細長い構造体(可視化装置64)の遠位端部に締まりばめするのに適している。例えば、接続ヘッド68は、この接続ヘッドの近位端部から延びる弾性タブ72を含む。
代替的実施形態によると、挿入装置は、ガイドワイヤを同時に挿入し、かつ互いに並べて配するために、1つの作動チャネルを有する。この場合、ガイドワイヤは、同じ開口部を通って第1の組織部分を通過する。オプションとして、2つのガイドワイヤは、最初は遠位端部において互いに接続されてよく、その後、ガイドワイヤの挿入が終了するときに分離されてよい。
挿入装置62は、細長い構造体(可視化装置64 −図31)の遠位端部上に接続ヘッド68を挿入して、患者の体外で組み立てられる。その後、挿入装置62は、食道内、そして胃の中に導入され(図2)、空腸、そして第1の組織部分12(図3)へと導入される。
ガイドワイヤAは、ガイドワイヤの遠位端部が挿入装置62の遠位端部から突出し(図4)第1の組織部分の壁部を通過するまで、第1の作動チャネル66を通して挿入される。ガイドワイヤの遠位端部A”は、第1の組織部分の壁部を越えて延びる。さらに、第2のガイドワイヤが、このガイドワイヤの遠位端部が挿入装置62の遠位端部から突出し(図5)第1の組織部分の壁部を通過するまで、第2の作動チャネル70を通して挿入される。第2のガイドワイヤの遠位端部B”は、第1の組織部分の壁部を越えて延びる(図6)。挿入装置は、次に引き戻される(図7)。
ガイドワイヤを導入する前に、第1の組織部分の壁部は、例えば高周波によって、または他の装置により穿孔され、こうした装置はオプションとして同じ挿入装置62により導入される。例えば、高周波針を収容しているシース63が、第1の作動チャネル66に沿って第1の組織部分の壁部まで挿入される。高周波針は、壁部を穿孔し、次に、ガイドワイヤAが、高周波針により穿孔された孔において、第1の組織部分の壁部を通過するまで、シースに沿って挿入される。同じ手順が、第2の作動チャネル70を通して位置付けるガイドワイヤBにおいて続けられうる。この場合、各ガイドワイヤには、第1の組織部分を貫通する開口部が対応し、これらのガイドワイヤは、少なくとも部分的に互いから離れている。図面に例示された事例では、空腸造瘻を行うとすれば、第1の組織部分は、本質的には空腸管に相当し、ガイドワイヤは、この空腸管を通過する。
異なる実施形態および適用例によると、ガイドワイヤは、例えば挿入装置または可視化装置の、1つの作動チャネルを通って、近づけられて挿入され、かつ互いに並んで配される。ガイドワイヤを導入する前に、第1の組織部分の壁部は、例えば高周波により、または他の装置によって、1つの点において穿孔され、こうした装置はオプションとして同じ挿入装置により導入される。ガイドワイヤの遠位端部は、導入ステップの間は少なくとも、接続されてよい。
オプションとして、好ましくは第2の組織部分を通過する前に、管腔構造体から出てくるガイドワイヤの近位端部A’およびB’の分離および識別ステップがもたらされる。管腔構造体から出てくるガイドワイヤの近位端部の、この分離および識別ステップは、2つのガイドワイヤ上に、その同じガイドワイヤの近位端部を起点として第1のシース74を導入して行われるのが好ましい。第1のシースは、特色をなす要素を有し、例えば予め決められた色(prefixed colour)で作られる(図8)。
ループを完全にするため、有利には、2つのガイドワイヤの遠位端部A”およびB”を把持するように、接続されるべき第2の組織部分14を通した把持装置76の挿入がもたらされる。把持装置を第2の組織部分に通すために、例えば高周波針または他のものにより、第2の組織部分14に孔78を作ること(図面を参照すると胃造瘻)が、有利になされる。孔78は、オプションとして、把持装置の作動チャネルを通して導入されることが好ましいバルーンカテーテル80により拡大される(図10および図11)。
可能な実施形態によると、把持装置は、例えば胃鏡の類の、可視化装置であって、作動チャネルが、バルーンカテーテル80、ならびに、その後ガイドワイヤの遠位端部A”およびB”を把持するためのスネア82を挿入するのに用いられる、可視化装置を含む。把持装置76は、孔78を通過し、ガイドワイヤの遠位端部に到達する(図12)。スネアがガイドワイヤの遠位端部上で閉じる場合(図13)、このスネアは、把持装置と共に、このスネアが導入されたオリフィスまで、孔78を通して後退させられる(図14)。ガイドワイヤは次に、同じオリフィスに戻されることが好ましい遠位端部および近位端部でループを形成するように位置させられる(図15)。
把持装置は、完全に腔内で、または腹腔鏡の管理により、作動させられることができる。この不図示の代替案によると、孔78(胃造瘻部)は拡大されず、ループのみが孔78を通過するようにされる。その後、外科医は、腹腔鏡下で遠位端部A”およびB”を個別化し、腹腔鏡制御下でそれらをループの中に挿入する。最後に、ループは再び閉じられ、図15に示されるようにループを形成するように引き戻される。
オプションとして、分離および識別ステップは、第1および第2の組織部分を通過した後で管腔構造体から出てくるガイドワイヤの遠位端部に対して行われる。有利には、ガイドワイヤの遠位端部に対する、この分離および識別ステップは、2つのガイドワイヤ上に、これらの同じガイドワイヤの遠位端部を起点として第2のシース84を導入することにより行われる。第2のシースは、特色をなす特徴部、例えば第1のシース74の色とは異なる色を呈する(図16)。
いったんループが形成されると、吻合装置は、前述のように、第1の組織部分および第2の組織部分を近づけ、オプションとしてそれら組織部分を共に保持するように、2つのガイドワイヤ上に挿入される。オプションとして、隣接部分18は、ガイドワイヤの遠位端部が引っ張られたときに、隣接部分が引っ張られて、接続されるべき組織部分に近づけられるように、ガイドワイヤに予め結合されているか、一体化されている。
ガイドワイヤの遠位端部が接続されている場合、ループを形成した後で、またはループの形成に続いて、それら遠位端部を分割することができる。
第1のシース74が設けられる場合、吻合装置10の隣接部分18は、第1のシース74を取り除いた後でガイドワイヤの近位端部の上に挿入される。第1のシース74は、吻合装置の隣接部分が、接続されるべき2つの組織部分を近づけると、ガイドワイヤの近位端部上に再び位置付けられることが好ましい。
第2のシース84が設けられる場合、吻合装置10のロック部分20は、次に、第2のシース84を取り除いた後で、ガイドワイヤの遠位端部A”およびB”上に挿入される。
この方法の最終ステップは、吻合の完了をもたらす。前述のような吻合装置を用いて、吻合は、吻合装置の2つの環状構造体の開口部において行なわれる。
添付の図面に記載された適用を参照すると、好適な実施形態に従って、吻合は、例えば壁部を穿孔するのに適した高周波針を導入して、空腸側で行われる。オプションとして、その後、バルーンカテーテルが、穿孔部(punching)を拡大するために導入され、かつ/または、さらなるツールが組織の一部を除去するために導入される。代替的実施形態によると、吻合は、胃側で行われてもよい。この場合、吻合が行われなければならない壁部とは反対側の空腸壁にも穿孔部が影響を及ぼすことを避けるために、空腸に遮へい装置を導入することが可能である。
最後に、ガイド手段(ガイドワイヤ)は、ロック部材61が設けられている場合のように、例えば近位端部A’およびB’を引っ張ることにより、取り除かれる。言い換えれば、ガイドワイヤは、これらガイドワイヤが吻合装置に対してスライドすることができる方向に引っ張られる。オプションとして、メチレンブルーに基づいた吻合の密閉テストが実行されてよい。
添付の図面を参照すると、前述の方法は、有利には腔内で、例えば胃‐空腸吻合(G−J)を行うステップに使用されうる。事実、図1は、食道と、胃と、空腸(jejune)に相当する腸管とを含む、消化器官の一部を例示している。2つのガイドワイヤAおよびBが、胃および空腸管に到達するまで、自然のオリフィスを示す食道、または別のオリフィス、また人工のオリフィスを通して導入される(図7)。その後、2つのガイドワイヤAおよびBは、前述のオリフィスを通って出る遠位端部A”,B”および近位端部A’,B’でループ状にされる(図15)。このループは、接続されるべき部分である、それぞれ空腸造瘻部および胃造瘻部を、通過する。
特に、2つのガイドワイヤAおよびBは、食道、胃、および空腸管を通して導入され、それらの1つの遠位端部は、例えば前述のように接続されるべき第1の組織部分に相当する空腸壁を高周波針により穿孔した後で、この空腸壁を通過するようにされる(図6)。このステップは、好ましくは、前述のように、図2〜図6に示されるような挿入装置62により行われる。異なる実施形態および適用例によると、ガイドワイヤは、例えば挿入装置または可視化装置の、1つの作動チャネルを通して近接して挿入されて、互いに並んで配される。ガイドワイヤを導入する前に、第1の組織部分の壁部は、例えば高周波により、または他の装置により、1つの点において穿孔され、こうした装置は、オプションとして、同じ挿入装置により導入される。
前述の方法が胃‐腸バイパス術の一部である場合、オプションとして先に述べたステップを繰り返すことにより、さらなる腸‐腸吻合(例えば空腸‐空腸吻合もしくは回腸‐空腸吻合)をその後に続けて行うことが可能である。
この方法は、目的に適した吻合装置を用いる場合、オプションとして、1つのガイドワイヤを用いて行われてもよい。
最も広い実施形態、もしくは胃‐空腸吻合(G−J)を行うための特定の適用で説明されるように、前述の方法により、ガイドワイヤの位置付けステップ、および組織部分を近づけ接続するステップの双方で、連続的な制御が可能である。与えられたステップにより、腹腔鏡的な技術もしくは部分的に腹腔鏡的な技術が除外されないとしても、今まで従来の手術または腹腔鏡下で適用されている処置について腔内アプローチがさらに可能になる。
前述の方法は、特に胃‐腸バイパス、もしくは経肛門的アクセスによる結腸‐結腸吻合を達成するために、異なる種類の吻合、例えば空腸‐空腸吻合を行うのにさらに用いられうる。
可能な実施形態によると、消化管の管吻合を行うための前述の方法は、特に胃‐腸バイパスを達成するために、図35および図36に例示されるような場合に適用されることができる。この方法は、吻合(胃‐空腸吻合および空腸‐空腸吻合の双方)がそれぞれ形成された後で、腸管の完全性および連続性を維持するか、または再建する(reintegrate)ように構成された吻合88、94を形成するために、組織12、14の引き合わせステップおよび接続ステップを含む。さらに、胃‐空腸吻合および空腸‐空腸吻合は、至近距離(closed-up distance)で行われ、したがって、腹部の上方領域にのみとどまると共に広い術野および視野を可能にする。
この場合でも、組織を近づけるステップ、ならびに、胃‐空腸吻合および/または空腸‐空腸吻合を作るステップは、接続されるべき組織部分を通過するループを形成するように位置し、互いに並んで配された、少なくとも2つのガイドワイヤを含むのが好ましい、ガイド手段を用いて行われうる。このガイド手段は、本発明による吻合装置、または他の吻合装置もしくは位置付け装置に結合されてよい。前述の方法は、腔内で、または部分的もしくは全面的に腹腔鏡的な方法で、行われうる。
前述したすべての場合において、空腸の第1の部分が接続されるポケット100を胃の中に部分的に作ることが、予防的にもたらされてよい。
図35および図36を参照すると、続いて、第1のループが、胃ポケットの開口部分を通り、かつ、接続されるべき空腸の部分および胃の部分を通る、ガイドワイヤで作られている。吻合装置は、ガイド手段上で挿入されロックされ、接続されるべき第1の部分に対して隣接し、かつその第1の部分を、接続されるべき第2の部分と共に引っ張るまで、同じガイド手段によって引っ張られる。この第1の連続したステップは、胃‐空腸吻合88を行い、腸の第1のループ86を形成することで終了する。
続いて、ガイドワイヤの第2のループが、胃ポケットの開口部分を通って、かつ、接続されるべき空腸の2つの部分を通って、作られる。第2のループの経路は、食道を通って、胃および腸管に沿って、接続されるべき組織部分のうち一方まで、外面的には、接続されるべきもう一方の組織部分まで、さらにそこから腸に沿って、胃‐空腸吻合および食道を通って展開することができる。あるいは、ループの双方の支流(branches)は、先に行われた胃‐空腸吻合を通過することもできる。
この場合も、吻合装置はガイド手段上で挿入され、ある方向にロックされて、吻合装置が、接続されるべき第1の部分に対して隣接し、かつ接続されるべき第2の部分と第1の部分を引き合わせるまで、同じガイド手段によって引っ張られる。この第2の連続したステップは、腸‐腸吻合94を行うこと、腸の第2のリング96を完成すること、および、胃ポケット100を完全にすることで終了する。この方法の完了時の2つの吻合間の腸の切断線は、符号98により示されている。
ガイド手段が、接続されるべき組織壁部を通過することは、吻合形成後に腸管の連続性が再建されるように、吻合を形成するよう意図される領域で壁部を(例えば高周波針で)穿孔して行われうる。
この目的に適した吻合装置は、本願に記載された吻合装置、または吻合を行うために吻合リングを解放するのに適した吻合装置もしくは位置付け装置、またはガイド手段上にあり、ガイド手段上をスライド可能なアンビルと協働する、スライド可能な円形ステープラであってよい。
可能な実施形態によると、ガイド手段および吻合装置(特に隣接部分18)は、互いに離間していて、使用時に互いに結合されるのに適していてよい。あるいは、吻合装置(特に隣接部分18)が、ある方向に引っ張られ、かつ反対方向に引き抜かれることができるように、ガイド手段上で予め組み立てられるか、または一体化されている、ガイド手段が設けられてもよい。
さらに、少なくとも2つのガイドワイヤが設けられている場合は、挿入の間、ガイドワイヤは、少なくとも部分的に互いからある距離を置いて並んで配されてもよく、あるいは並んで配され近づけられてもよい。この場合、挿入装置を設けることにより、ガイドワイヤは、共通の開口部において第1の組織部分を通過するように、同じ作動チャネルにより導入され、並んで配され、かつ近づけられることができる。オプションとして、このステップの間、ガイドワイヤの遠位端部は、互いに接続されていてよい。これら遠位端部は、ループが作られると、オプションとして分離させられる。
先の場合のように、この方法により、胃‐腸バイパスの場合の死亡のリスクが低減され、かつ、介入時間(intervention times)を大幅に最小化することができる。2つの吻合が完了するまで腸の連続性を維持することにより、2つの吻合を同時に評価することが可能になる。さらに、2つの吻合を近づけて配列することにより、手術野が腹部の上方領域に限定される。
前述した装置および方法の好適な実施形態に対して、当業者は、偶然的かつ特定のニーズ(contingent and specific needs)を満たす目的で、しかしながら特許請求の範囲から逸脱することなく、機能的に等価な他の要素による、要素の多くの変更、改造および置換を導くことができるであろう。
〔実施の態様〕
(1) 吻合を形成するよう意図された第1の組織部分(12)および第2の組織部分(14)を近づけ、近接した状態に保つのに適した、吻合装置(10)において、
前記第1の組織部分(12)の表面に対して隣接するのに適した、隣接部分(18)と、
前記第1の組織部分(12)および前記第2の組織部分(14)に対して前記隣接部分(18)の反対側に置かれるのに適した、ロック部分(20)と、
を含み、
前記ロック部分(20)および前記隣接部分(18)は、近づけられた前記第1の組織部分(12)および前記第2の組織部分(14)を互いに近接した状態に保つように、前記第1の組織部分(12)および前記第2の組織部分(14)を通して互いに接続可能であり、
前記隣接部分(18)および前記ロック部分(20)のうち少なくとも一方は、前記第1の組織部分(12)または前記第2の組織部分(14)に到達するように、少なくとも1つのガイドワイヤ(A,B)を含むガイド手段に接続されるのに適している、吻合装置。
(2) 実施態様1に記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)上で、ある方向にロックされるのに適しており、前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)により、前記隣接部分(18)は、前記第1の組織部分(12)に到達するまで引っ張られ、
前記ガイドワイヤは、反対の方向に引っ込められることができる、吻合装置。
(3) 実施態様2に記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、同じ前記吻合装置の対向する2つの側部に位置する少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)上で、ある方向にロックされるのに適している、吻合装置。
(4) 実施態様2または3に記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、ロック部材(61)により前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)上で、ある方向にロックされるのに適しており、
前記ロック部材(61)は、ガイドワイヤにそれぞれ一体にされており、前記ガイドワイヤ上での前記隣接部分(18)の前記方向に沿ったスライドに対する障害物を定めるのに適している、吻合装置。
(5) 実施態様2〜4のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、それぞれガイドワイヤ(A,B)を受容するのに適した少なくとも2つのチャネル(34)を含む、吻合装置。
(6) 実施態様5に記載の吻合装置(10)において、
前記チャネル(34)は、前記吻合装置(10)の対向する側部に位置する、吻合装置。
(7) 実施態様5または6に記載の吻合装置(10)において、
前記チャネル(34)は、前記隣接部分(18)を通る、吻合装置。
(8) 実施態様2〜7のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記ロック部分(20)は、前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)に沿ってスライドするのに適しており、前記ガイドワイヤ(A,B)に沿って前記ロック部分(20)を付勢する位置付け装置(48)との相互作用部分を有する、吻合装置。
(9) 実施態様1に記載の吻合装置(10)において、
前記少なくとも1つのガイドワイヤ(A,B)は、前記隣接部分(18)と前記ロック部分(20)との間の接続部材において、前記隣接部分(18)および前記ロック部分(20)を通過する、吻合装置。
(10) 実施態様1〜9のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
少なくとも1つのピン(22)が、前記隣接部分(18)から延び、
前記少なくとも1つのピン(22)は、前記ロック部分のそれぞれのハウジング(24)に挿入されることにより前記ロック部分(20)に連結するように、前記第1の組織部分(12)および前記第2の組織部分(14)を通過するのに適している、吻合装置。
(11) 実施態様10に記載の吻合装置(10)において、
前記少なくとも1つのピン(22)は、前記隣接部分(18)に可動式に据えられる、吻合装置。
(12) 実施態様11に記載の吻合装置(10)において、
前記少なくとも1つのピン(22)は、前記隣接部分(18)にネジで取り付けられる、吻合装置。
(13) 実施態様10〜12のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記少なくとも1つのピン(22)は、その中にチャネル(34)を定め、前記チャネル(34)は、ガイドワイヤ(A,B)を受容するのに適しており、
前記ロック部分(20)の前記それぞれのハウジング(24)は、前記ガイドワイヤ(A,B)を収容するのに適している、吻合装置。
(14) 実施態様10〜13のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記ロック部分(20)のそれぞれのハウジング(24)に挿入されることにより、前記ロック部分(20)と連結するように、前記隣接部分(18)から延びる、少なくとも2つのピン(22)、
を含み、
前記少なくとも2つのピン(22)のそれぞれは、その中にそれぞれのチャネル(34)を定め、前記チャネル(34)は、ガイドワイヤ(A,B)を受容するのに適している、吻合装置。
(15) 実施態様10〜14のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
ピン(22)は、前記ロック部分(20)の前記それぞれのハウジング(24)に結合された弾性タブ(28)とのスナップ式嵌合部を定めるのに適した、少なくとも1つの成形部分(26)を呈し、
前記弾性タブは、前記ハウジング(24)を延ばすために、前記隣接部分(18)から離れて前記ピン(22)の方向に延びる、吻合装置。
(16) 実施態様15に記載の吻合装置(10)において、
前記弾性タブ(28)は、前記それぞれのハウジング(24)の周縁部に沿って分配されており、前記ピン(22)の挿入の方向および向きに延びる、吻合装置。
(17) 実施態様1〜16のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記ロック部分(20)は、前記吻合を形成するよう意図された領域にアクセスするための開口部(36)を有する、吻合装置。
(18) 実施態様17に記載の吻合装置(10)において、
前記ロック部分(20)は、本質的に環状である、吻合装置。
(19) 実施態様17または18に記載の吻合装置(10)において、
前記ロック部分(20)は、前記隣接部分(18)のそれぞれのピン(22)を収容するために2つのハウジング(24)を含み、
前記ハウジングは、前記開口部(36)の向かい側に位置する、吻合装置。
(20) 実施態様17〜19のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、前記吻合を形成するよう意図された前記領域にアクセスするための開口部(38)であって、前記ロック部分(20)の前記開口部(36)に対応する、開口部(38)を有する、吻合装置。
(21) 実施態様20に記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、本質的に環状である、吻合装置。
(22) 実施態様20または21に記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、前記ロック部分(20)のそれぞれのハウジング(24)に挿入されるのに適した、2つのピン(22)を含み、
前記ピンは、前記開口部(38)の向かい側に位置する、吻合装置。
(23) 実施態様1〜22のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記ロック部分(20)は、近づけられるべき前記第2の組織部分(14)の表面に対して隣接するのに適した、粗い接触面(40)を有する、吻合装置。
(24) 実施態様1〜23のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記ロック部分(20)は、近づけられるべき前記第2の組織部分(14)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(40)を有し、
前記接触面(40)は、先の尖った部材(42)を含む、吻合装置。
(25) 実施態様1〜24のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記ロック部分(20)は、近づけられるべき前記第2の組織部分(14)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(40)を有し、
前記接触面(40)は、環状溝部(43a)を含む、吻合装置。
(26) 実施態様1〜25のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記ロック部分(20)は、近づけられるべき前記第2の組織部分(14)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(40)を有し、
前記接触面(40)は、例えば粒状で公表されている材料で作られた層(43b)を含む、吻合装置。
(27) 実施態様1〜26のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、近づけられるべき前記第1の組織部分(12)の表面に対して隣接するのに適した、粗い接触面(44)を有する、吻合装置。
(28) 実施態様1〜27のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、近づけられるべき前記第1の組織部分(12)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(44)を有し、
前記接触面は、先の尖った部材(46)を含む、吻合装置。
(29) 実施態様1〜28のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、近づけられるべき前記第1の組織部分(12)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(44)を有し、
前記接触面は、環状溝部(43a)を含む、吻合装置。
(30) 実施態様1〜29のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、近づけられるべき前記第1の組織部分(12)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(44)を呈し、
前記接触面は、例えば粒状で公表されている材料で作られた層(43b)を含む、吻合装置。
(31) 実施態様1〜30のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
非生体吸収性材料で一体的に作られている、吻合装置。
(32) 実施態様1〜30のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
生体分解性材料または生体適合性材料で一体的に作られている、吻合装置。
(33) 実施態様1〜30のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分と前記ロック部分との間の接続部材において、部分的に生体分解性材料または生体適合性材料で作られている、吻合装置。
(34) 吻合を形成するよう意図された第1の組織部分(12)および第2の組織部分(14)を近づけて、互いに近接した状態に保つためのキットにおいて、
実施態様1〜33のいずれかに記載の吻合装置(10)と、
前記吻合装置(10)の少なくとも1つの部分を配備するための位置付け装置(48)と、
を含み、
前記位置付け装置(48)は、少なくとも1つのガイドワイヤ(A,B)を含むガイド手段に沿ってスライドするのに適しており、細長い構造体(50)を含む、キット。
(35) 実施態様34に記載のキットにおいて、
前記位置付け装置(48)は、前記細長い構造体の遠位端部に衝突して挿入されるのに適した(suitable for interference inserting)ヘッド(52)を含み、
前記ヘッド(52)は、前記吻合装置(10)の前記少なくとも1つの部分に対して隣接するのに適している、キット。
(36) 実施態様35に記載のキットにおいて、
前記ヘッド(52)は、前記ヘッド(52)の近位端部から延びる、弾性タブ(54)を含む、キット。
(37) 実施態様35または36に記載のキットにおいて、
前記位置付け装置(48)は、少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)を含むガイド手段に沿ってスライドするのに適しており、
前記ヘッド(52)は、それぞれガイドワイヤ(A,B)を受容するのに適した、少なくとも2つのチャネル(56)を含む、キット。
(38) 実施態様35〜37のいずれかに記載のキットにおいて、
前記ヘッド(52)は、前記吻合装置(10)の前記少なくとも1つの部分のための推力面(58)を定める遠位端部を含む、キット。
(39) 実施態様38に記載のキットにおいて、
前記位置付け装置(48)は、前記吻合装置(10)のロック部分(20)を配備するのに適しており、かつ、前記ロック部分(20)を前記第1の組織部分および前記第2の組織部分(14)の反対側に位置する前記吻合装置(10)の隣接部分(18)に対してスナップ式に嵌めるように、前記ロック部分(20)に付勢を及ぼすのに適している、キット。
(40) 実施態様38または39に記載のキットにおいて、
前記遠位端部は、前記ロック部分(20)のそれぞれのハウジング(24)に結合された弾性タブ(28)を受容するための少なくとも1つの開口部(60)を含み、
前記弾性タブは、前記ハウジング(24)を延ばすために、前記隣接部分(18)から離れて前記隣接部分(18)のピン(22)の方向に延び、
前記ハウジング(24)は、ガイドワイヤ(A,B)を受容するのに適している、キット。
(41) 実施態様34〜39のいずれかに記載のキットにおいて、
前記細長い構造体(50)は、例えば胃鏡の類の、可視化装置である、キット。
(42) 吻合(16)を形成するよう意図された第1の組織部分(12)および第2の組織部分(14)を近づけるのに適した吻合装置(10)において、
近づけられるべき前記第1の組織部分(12)の表面に対して隣接するのに適した、隣接部分(18)、
を含み、
前記隣接部分(18)は、前記第1の組織部分(12)に到達するように、少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)を含むガイド手段に接続されるのに適している、吻合装置。
(43) 実施態様42に記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)上で、ある方向にロックされるのに適しており、前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)により、前記隣接部分(18)は、前記第1の組織部分(12)に到達するまで引っ張られ、
前記ガイドワイヤは、反対の方向に引っ込められることができる、吻合装置。
(44) 実施態様43に記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、同じ前記吻合装置の対向する2つの側部に位置する前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)上で、ある方向にロックされるのに適している、吻合装置。
(45) 実施態様43または44に記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、ロック部材(61)により、前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)上で、ある方向にロックされるのに適しており、
前記ロック部材(61)は、前記ガイドワイヤとそれぞれ一体にされており、前記ガイドワイヤ上で前記隣接部分(18)が前記方向に沿ってスライド運動することに対する障害物を定めるのに適している、吻合装置。
(46) 実施態様42〜45のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、近づけられるべき前記第1の組織部分(12)の表面に対して隣接するのに適した、粗い接触面(44)を有する、吻合装置。
(47) 実施態様42〜46のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、近づけられるべき前記第1の組織部分(12)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(44)を有し、
前記接触面(44)は、先の尖った部材(46)を含む、吻合装置。
(48) 実施態様42〜46のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、近づけられるべき前記第1の組織部分(12)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(44)を有し、
前記接触面(44)は、環状溝部(43a)を含む、吻合装置。
(49) 実施態様42〜46のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、近づけられるべき前記第1の組織部分(12)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(44)を有し、
前記接触面(44)は、例えば粒状で公表されている材料で作られた層(43b)を含む、吻合装置。
(50) 実施態様42〜49のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、それぞれガイドワイヤ(A,B)を受容するのに適した、少なくとも2つのチャネル(34)を含む、吻合装置。
(51) 実施態様50に記載の吻合装置(10)において、
前記チャネル(34)は、前記吻合装置(10)の対向する側部に位置する、吻合装置。
(52) 実施態様50または51に記載の吻合装置(10)において、
前記チャネル(34)は、前記隣接部分(18)を通る、吻合装置。
(53) 実施態様42〜52のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)の間に位置する開口部(38)を有する、吻合装置。
(54) 実施態様52に記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、本質的に環状である、吻合装置。
(55) 実施態様42〜54のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、前記吻合装置(10)のロック部分(20)と連結するのに適しており、
前記ロック部分(20)は、近づけられる2つの前記組織部分を互いに接続された状態に保つために、前記第1の組織部分(12)および前記第2の組織部分(14)に対して、前記隣接部分(18)の反対側に置かれるのに適している、吻合装置。
(56) 実施態様55に記載の吻合装置(10)において、
前記ロック部分(20)は、前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)に沿ってスライドするのに適しており、前記ガイドワイヤ(A,B)に沿って前記ロック部分(20)を付勢する位置付け装置(48)との相互作用部分を有する、吻合装置。
(57) 実施態様56に記載の吻合装置(10)において、
前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)は、前記隣接部分(18)と前記ロック部分(20)との間の接続部材において、前記隣接部分(18)および前記ロック部分(20)を通過する、吻合装置。
(58) 実施態様56または57に記載の吻合装置(10)において、
少なくとも1つのピン(22)が、前記隣接部分(18)から延び、
前記少なくとも1つのピン(22)は、前記ロック部分(20)のそれぞれのハウジング(24)に挿入されることにより前記ロック部分(20)に連結するように、前記第1の組織部分(12)および前記第2の組織部分(14)を通過するのに適している、吻合装置。
(59) 実施態様58に記載の吻合装置(10)において、
前記少なくとも1つのピン(22)は、前記隣接部分(18)に可動式に据えられる、吻合装置。
(60) 実施態様59に記載の吻合装置(10)において、
前記少なくとも1つのピン(22)は、前記隣接部分(18)にネジで取り付けられる、吻合装置。
(61) 実施態様58〜60のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記少なくとも1つのピン(22)は、ガイドワイヤ(A,B)を受容するのに適したチャネル(34)をその中に定め、
前記ロック部分(20)の前記それぞれのハウジング(24)は、前記ガイドワイヤ(A,B)を収容するのに適している、吻合装置。
(62) 実施態様61に記載の吻合装置(10)において、
少なくとも2つのピン(22)が、前記ロック部分(20)の前記それぞれのハウジング(24)に挿入されることにより、前記ロック部分(20)と連結するように、前記隣接部分(18)から延び、
前記少なくとも2つのピン(22)のそれぞれは、その中にチャネル(34)を定め、前記チャネル(34)は、前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)のうち1つを受容するのに適している、吻合装置。
(63) 実施態様51〜58のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記少なくとも1つのピン(22)は、前記ロック部分(20)の前記それぞれのハウジング(24)に結合された弾性タブ(28)とのスナップ式嵌合部を定めるのに適した、少なくとも1つの成形部分(26)を有し、
前記弾性タブは、前記ハウジング(24)を延ばすために、前記隣接部分(18)から離れて前記ピン(22)の方向に延びる、吻合装置。
(64) 実施態様55〜63のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記ロック部分(20)は、吻合を形成するよう意図された領域にアクセスするための開口部(36)を有する、吻合装置。
(65) 実施態様64に記載の吻合装置(10)において、
前記ロック部分(20)は、本質的に環状である、吻合装置。
(66) 実施態様64または65に記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、前記吻合を形成するよう意図された前記領域にアクセスするために前記2つのガイドワイヤ(A,B)間に位置する開口部(38)であって、前記ロック部分(20)の前記開口部(36)に対応する、開口部(38)を有する、吻合装置。
(67) 実施態様66に記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)は、本質的に環状である、吻合装置。
(68) 実施態様55〜67のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記ロック部分(20)は、近づけられるべき前記第2の組織部分(14)の表面に対して隣接するのに適した、粗い接触面(40)を有する、吻合装置。
(69) 実施態様55〜67のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記ロック部分(20)は、近づけられるべき前記第2の組織部分(14)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(40)を有し、
前記接触面(40)は、先の尖った部材(42)を含む、吻合装置。
(70) 実施態様55〜67のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記ロック部分(20)は、近づけられるべき前記第2の組織部分(14)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(40)を有し、
前記接触面(40)は、環状溝部(43a)を含む、吻合装置。
(71) 実施態様55〜67のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記ロック部分(20)は、近づけられるべき前記第2の組織部分(14)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(40)を有し、
前記接触面(40)は、例えば粒状で公表されている材料で作られた層(43b)を含む、吻合装置。
(72) 実施態様42〜71のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
非生体吸収性材料で一体的に作られている、吻合装置。
(73) 実施態様42〜71のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
生体分解性材料または生体適合性材料で一体的に作られている、吻合装置。
(74) 実施態様42〜71のいずれかに記載の吻合装置(10)において、
前記隣接部分(18)と前記ロック部分(20)との間の接続部材において、部分的に生体分解性材料または生体適合性材料で作られている、吻合装置。
(75) 消化管の管吻合を行うための方法において、
近位端部(A’、B’)と遠位端部(A”,B”)との間に延在し、前記吻合が行われなければならない第1の組織部分(12)および第2の組織部分(14)を通過する少なくとも1つのガイドワイヤ(A,B)を含むガイド手段を、自然のオリフィスまたは他の管腔構造体を通して導入するステップと、
前記第1の組織部分(12)および前記第2の組織部分(14)を引き合わせることにより、前記2つのガイドワイヤ(A,B)に沿って吻合装置(実施態様1〜33のいずれかに記載の吻合装置(10))を挿入して吻合部位まで引っ張り、吻合を行うステップと、
を含む、方法。
(76) 実施態様75に記載の方法において、
前記吻合装置(10)の第1の部分(18)は、ループを定める少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)上で挿入され、かつ、ある方向にロックされ、前記ループの自由端のうち1つを引っ張ることで引かれる、方法。
(77) 実施態様76に記載の方法において、
前記吻合装置(10)の前記第1の部分(18)は、前記第1の部分(18)が、接続されるべき前記第1の組織部分(12)に隣接して部分的に挿入されるまで、引っ張られる、方法。
(78) 実施態様77に記載の方法において、
前記吻合装置(10)の前記第1の部分(18)は、接続されるべき前記第1の組織部分(12)が、接続されるべき前記第2の組織部分(14)に近づけられるまで、前記第1の組織部分(12)と共にさらに引っ張られる、方法。
(79) 実施態様78に記載の方法において、
前記吻合装置(10)の第2の部分(20)は、前記ガイドワイヤ(A,B)の遠位端部(A”,B”)上に挿入され、前記吻合装置(10)の前記第1の部分(18)に向かって付勢される、方法。
(80) 実施態様79に記載の方法において、
前記吻合装置(10)の前記第2の部分(20)は、前記吻合装置(10)の前記第1の部分(18)にスナップ式に嵌まる、方法。
(81) 実施態様79または80に記載の方法において、
前記吻合装置(10)の前記第2の部分(20)は、実施態様34〜41のいずれかに記載のキットの位置付け装置(48)により付勢される、方法。
(82) 消化管の管吻合を行うための方法において、
自然のオリフィスまたは他の管腔構造体を通して、互いに並んで配された少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)を導入するステップであって、前記ガイドワイヤ(A,B)は、近位端部(A’、B’)と遠位端部(A”,B”)との間に延在しており、前記吻合を行う第1の組織部分(12)および第2の組織部分(14)を通過する、ステップと、
前記2つのガイドワイヤ(A,B)に沿って、実施態様42〜74のいずれかに記載の吻合装置(10)を挿入し、前記吻合装置(10)を吻合部位まで引っ張り、前記第1の組織部分(12)および前記第2の組織部分(14)を引き合わせて、吻合を行うステップと、
を含む、方法。
胃および腸の一部の斜視図を部分的に断面で示している。 図1の部分に対して行われる、消化管の管吻合を行うための方法のステップを示している。 方法のさらなるステップに対応する、図1からの細部の拡大斜視図を示している。 方法のさらなるステップに対応する、図1からの細部の拡大斜視図を示している。 方法のさらなるステップに対応する、図1からの細部の拡大斜視図を示している。 方法のさらなるステップに対応する、図1からの細部の拡大斜視図を示している。 第1の連続したステップの終了時における、図1の部分的に断面の斜視図を示している。 方法の可能な変形体に従った、図7の部分的に断面の斜視図を示している。 図7の部分に行われた方法のさらなるステップを示している。 方法のさらなるステップに対応する、図7からの細部の拡大斜視図を示している。 方法のさらなるステップに対応する、図7からの細部の拡大斜視図を示している。 図7の部分に行われた、方法のさらなるステップを示している。 方法のさらなるステップに対応する、図12からの細部の拡大斜視図を示している。 図7の部分に行われた方法のさらなるステップを示している。 方法の第2の連続したステップの終了時における、図7の部分的に断面の斜視図を示している。 方法の可能な変形体に従った、図8の部分的に断面の斜視図を示している。 方法のさらなるステップで適用される本発明による吻合装置の1つの部分の斜視図を示している。 図16の部分に行われた方法のさらなるステップを示している。 方法のさらなるステップに対応する、図18からの細部の拡大斜視図を示している。 方法のさらなるステップに対応する、図18からの細部の拡大斜視図を示している。 図15の部分に行われた方法のさらなるステップを示している。 方法のさらなるステップで適用される本発明による吻合装置の一部および位置付け装置の一部の斜視図を示している。 方法のさらなるステップの胃の内側からの斜視図を示している。 異なる視点による、図23からの図を示している。 方法のさらなるステップの胃の内側からの斜視図を示している。 異なる視点による、図25からの図を示している。 方法のさらなるステップの胃の内側からの斜視図を示している。 方法の第3の連続したステップの終了時における、図1の部分の細部の、部分的に透明な拡大斜視図を示している。 方法の第3の連続したステップの終了時における、図1の部分の斜視図を示している。 方法のいくつかのステップに用いられるのに適した、本発明による吻合装置の分解組立斜視図を示している。 方法のいくつかのステップに用いられるのに適した挿入装置の細部の拡大斜視図を示している。 方法のいくつかのステップに用いられるのに適した、本発明による位置付け装置の斜視図を示している。 図30の吻合装置の1つの部分の異なる実施形態に関連した、異なる視点による図32の位置付け装置の斜視図を示している。 図30に示された吻合装置の異なる実施形態により実行される方法のステップの斜視図を示している。 消化管の管吻合を行うための方法の可能な実施形態のステップを示している。 消化管の管吻合を行うための方法の可能な実施形態の、図35のステップに関連するステップを示している。 装置の可能な、別の実施形態を示している。 吻合装置の可能な、さらに別の実施形態を示している。

Claims (75)

  1. 吻合を形成するよう意図された第1の組織部分(12)および第2の組織部分(14)を近づけ、近接した状態に保つのに適した、吻合装置(10)において、
    前記第1の組織部分(12)の表面に対して隣接するのに適した、隣接部分(18)と、
    前記第1の組織部分(12)および前記第2の組織部分(14)に対して前記隣接部分(18)の反対側に置かれるのに適した、ロック部分(20)と、
    を含み、
    前記ロック部分(20)および前記隣接部分(18)は、近づけられた前記第1の組織部分(12)および前記第2の組織部分(14)を互いに近接した状態に保つように、前記第1の組織部分(12)および前記第2の組織部分(14)を通して互いに接続可能であり、
    前記隣接部分(18)および前記ロック部分(20)のうち少なくとも一方は、前記第1の組織部分(12)または前記第2の組織部分(14)に到達するように、少なくとも1つのガイドワイヤ(A,B)を含むガイド手段に接続されるのに適している、吻合装置。
  2. 請求項1に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)上で、ある方向にロックされるのに適しており、前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)により、前記隣接部分(18)は、前記第1の組織部分(12)に到達するまで引っ張られ、
    前記ガイドワイヤは、反対の方向に引っ込められることができる、吻合装置。
  3. 請求項2に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、同じ前記吻合装置の対向する2つの側部に位置する少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)上で、ある方向にロックされるのに適している、吻合装置。
  4. 請求項2または3に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、ロック部材(61)により前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)上で、ある方向にロックされるのに適しており、
    前記ロック部材(61)は、ガイドワイヤにそれぞれ一体にされており、前記ガイドワイヤ上での前記隣接部分(18)の前記方向に沿ったスライドに対する障害物を定めるのに適している、吻合装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、それぞれガイドワイヤ(A,B)を受容するのに適した少なくとも2つのチャネル(34)を含む、吻合装置。
  6. 請求項5に記載の吻合装置(10)において、
    前記チャネル(34)は、前記吻合装置(10)の対向する側部に位置する、吻合装置。
  7. 請求項5または6に記載の吻合装置(10)において、
    前記チャネル(34)は、前記隣接部分(18)を通る、吻合装置。
  8. 請求項2〜7のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記ロック部分(20)は、前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)に沿ってスライドするのに適しており、前記ガイドワイヤ(A,B)に沿って前記ロック部分(20)を付勢する位置付け装置(48)との相互作用部分を有する、吻合装置。
  9. 請求項1に記載の吻合装置(10)において、
    前記少なくとも1つのガイドワイヤ(A,B)は、前記隣接部分(18)と前記ロック部分(20)との間の接続部材において、前記隣接部分(18)および前記ロック部分(20)を通過する、吻合装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    少なくとも1つのピン(22)が、前記隣接部分(18)から延び、
    前記少なくとも1つのピン(22)は、前記ロック部分のそれぞれのハウジング(24)に挿入されることにより前記ロック部分(20)に連結するように、前記第1の組織部分(12)および前記第2の組織部分(14)を通過するのに適している、吻合装置。
  11. 請求項10に記載の吻合装置(10)において、
    前記少なくとも1つのピン(22)は、前記隣接部分(18)に可動式に据えられる、吻合装置。
  12. 請求項11に記載の吻合装置(10)において、
    前記少なくとも1つのピン(22)は、前記隣接部分(18)にネジで取り付けられる、吻合装置。
  13. 請求項10〜12のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記少なくとも1つのピン(22)は、その中にチャネル(34)を定め、前記チャネル(34)は、ガイドワイヤ(A,B)を受容するのに適しており、
    前記ロック部分(20)の前記それぞれのハウジング(24)は、前記ガイドワイヤ(A,B)を収容するのに適している、吻合装置。
  14. 請求項10〜13のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記ロック部分(20)のそれぞれのハウジング(24)に挿入されることにより、前記ロック部分(20)と連結するように、前記隣接部分(18)から延びる、少なくとも2つのピン(22)、
    を含み、
    前記少なくとも2つのピン(22)のそれぞれは、その中にそれぞれのチャネル(34)を定め、前記チャネル(34)は、ガイドワイヤ(A,B)を受容するのに適している、吻合装置。
  15. 請求項10〜14のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    ピン(22)は、前記ロック部分(20)の前記それぞれのハウジング(24)に結合された弾性タブ(28)とのスナップ式嵌合部を定めるのに適した、少なくとも1つの成形部分(26)を呈し、
    前記弾性タブは、前記ハウジング(24)を延ばすために、前記隣接部分(18)から離れて前記ピン(22)の方向に延びる、吻合装置。
  16. 請求項15に記載の吻合装置(10)において、
    前記弾性タブ(28)は、前記それぞれのハウジング(24)の周縁部に沿って分配されており、前記ピン(22)の挿入の方向および向きに延びる、吻合装置。
  17. 請求項1〜16のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記ロック部分(20)は、前記吻合を形成するよう意図された領域にアクセスするための開口部(36)を有する、吻合装置。
  18. 請求項17に記載の吻合装置(10)において、
    前記ロック部分(20)は、本質的に環状である、吻合装置。
  19. 請求項17または18に記載の吻合装置(10)において、
    前記ロック部分(20)は、前記隣接部分(18)のそれぞれのピン(22)を収容するために2つのハウジング(24)を含み、
    前記ハウジングは、前記開口部(36)の向かい側に位置する、吻合装置。
  20. 請求項17〜19のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、前記吻合を形成するよう意図された前記領域にアクセスするための開口部(38)であって、前記ロック部分(20)の前記開口部(36)に対応する、開口部(38)を有する、吻合装置。
  21. 請求項20に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、本質的に環状である、吻合装置。
  22. 請求項20または21に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、前記ロック部分(20)のそれぞれのハウジング(24)に挿入されるのに適した、2つのピン(22)を含み、
    前記ピンは、前記開口部(38)の向かい側に位置する、吻合装置。
  23. 請求項1〜22のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記ロック部分(20)は、近づけられるべき前記第2の組織部分(14)の表面に対して隣接するのに適した、粗い接触面(40)を有する、吻合装置。
  24. 請求項1〜23のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記ロック部分(20)は、近づけられるべき前記第2の組織部分(14)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(40)を有し、
    前記接触面(40)は、先の尖った部材(42)を含む、吻合装置。
  25. 請求項1〜24のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記ロック部分(20)は、近づけられるべき前記第2の組織部分(14)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(40)を有し、
    前記接触面(40)は、環状溝部(43a)を含む、吻合装置。
  26. 請求項1〜25のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記ロック部分(20)は、近づけられるべき前記第2の組織部分(14)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(40)を有し、
    前記接触面(40)は、例えば粒状で公表されている材料で作られた層(43b)を含む、吻合装置。
  27. 請求項1〜26のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、近づけられるべき前記第1の組織部分(12)の表面に対して隣接するのに適した、粗い接触面(44)を有する、吻合装置。
  28. 請求項1〜27のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、近づけられるべき前記第1の組織部分(12)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(44)を有し、
    前記接触面は、先の尖った部材(46)を含む、吻合装置。
  29. 請求項1〜28のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、近づけられるべき前記第1の組織部分(12)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(44)を有し、
    前記接触面は、環状溝部(43a)を含む、吻合装置。
  30. 請求項1〜29のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、近づけられるべき前記第1の組織部分(12)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(44)を呈し、
    前記接触面は、例えば粒状で公表されている材料で作られた層(43b)を含む、吻合装置。
  31. 請求項1〜30のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    非生体吸収性材料で一体的に作られている、吻合装置。
  32. 請求項1〜30のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    生体分解性材料または生体適合性材料で一体的に作られている、吻合装置。
  33. 請求項1〜30のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分と前記ロック部分との間の接続部材において、部分的に生体分解性材料または生体適合性材料で作られている、吻合装置。
  34. 吻合を形成するよう意図された第1の組織部分(12)および第2の組織部分(14)を近づけて、互いに近接した状態に保つためのキットにおいて、
    請求項1〜33のいずれか1項に記載の吻合装置(10)と、
    前記吻合装置(10)の少なくとも1つの部分を配備するための位置付け装置(48)と、
    を含み、
    前記位置付け装置(48)は、少なくとも1つのガイドワイヤ(A,B)を含むガイド手段に沿ってスライドするのに適しており、細長い構造体(50)を含む、キット。
  35. 請求項34に記載のキットにおいて、
    前記位置付け装置(48)は、前記細長い構造体の遠位端部に衝突して挿入されるのに適したヘッド(52)を含み、
    前記ヘッド(52)は、前記吻合装置(10)の前記少なくとも1つの部分に対して隣接するのに適している、キット。
  36. 請求項35に記載のキットにおいて、
    前記ヘッド(52)は、前記ヘッド(52)の近位端部から延びる、弾性タブ(54)を含む、キット。
  37. 請求項35または36に記載のキットにおいて、
    前記位置付け装置(48)は、少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)を含むガイド手段に沿ってスライドするのに適しており、
    前記ヘッド(52)は、それぞれガイドワイヤ(A,B)を受容するのに適した、少なくとも2つのチャネル(56)を含む、キット。
  38. 請求項35〜37のいずれか1項に記載のキットにおいて、
    前記ヘッド(52)は、前記吻合装置(10)の前記少なくとも1つの部分のための推力面(58)を定める遠位端部を含む、キット。
  39. 請求項38に記載のキットにおいて、
    前記位置付け装置(48)は、前記吻合装置(10)のロック部分(20)を配備するのに適しており、かつ、前記ロック部分(20)を前記第1の組織部分および前記第2の組織部分(14)の反対側に位置する前記吻合装置(10)の隣接部分(18)に対してスナップ式に嵌めるように、前記ロック部分(20)に付勢を及ぼすのに適している、キット。
  40. 請求項38または39に記載のキットにおいて、
    前記遠位端部は、前記ロック部分(20)のそれぞれのハウジング(24)に結合された弾性タブ(28)を受容するための少なくとも1つの開口部(60)を含み、
    前記弾性タブは、前記ハウジング(24)を延ばすために、前記隣接部分(18)から離れて前記隣接部分(18)のピン(22)の方向に延び、
    前記ハウジング(24)は、ガイドワイヤ(A,B)を受容するのに適している、キット。
  41. 請求項34〜39のいずれか1項に記載のキットにおいて、
    前記細長い構造体(50)は、例えば胃鏡の類の、可視化装置である、キット。
  42. 吻合(16)を形成するよう意図された第1の組織部分(12)および第2の組織部分(14)を近づけるのに適した吻合装置(10)において、
    近づけられるべき前記第1の組織部分(12)の表面に対して隣接するのに適した、隣接部分(18)、
    を含み、
    前記隣接部分(18)は、前記第1の組織部分(12)に到達するように、少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)を含むガイド手段に接続されるのに適している、吻合装置。
  43. 請求項42に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)上で、ある方向にロックされるのに適しており、前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)により、前記隣接部分(18)は、前記第1の組織部分(12)に到達するまで引っ張られ、
    前記ガイドワイヤは、反対の方向に引っ込められることができる、吻合装置。
  44. 請求項43に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、同じ前記吻合装置の対向する2つの側部に位置する前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)上で、ある方向にロックされるのに適している、吻合装置。
  45. 請求項43または44に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、ロック部材(61)により、前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)上で、ある方向にロックされるのに適しており、
    前記ロック部材(61)は、前記ガイドワイヤとそれぞれ一体にされており、前記ガイドワイヤ上で前記隣接部分(18)が前記方向に沿ってスライド運動することに対する障害物を定めるのに適している、吻合装置。
  46. 請求項42〜45のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、近づけられるべき前記第1の組織部分(12)の表面に対して隣接するのに適した、粗い接触面(44)を有する、吻合装置。
  47. 請求項42〜46のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、近づけられるべき前記第1の組織部分(12)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(44)を有し、
    前記接触面(44)は、先の尖った部材(46)を含む、吻合装置。
  48. 請求項42〜46のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、近づけられるべき前記第1の組織部分(12)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(44)を有し、
    前記接触面(44)は、環状溝部(43a)を含む、吻合装置。
  49. 請求項42〜46のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、近づけられるべき前記第1の組織部分(12)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(44)を有し、
    前記接触面(44)は、例えば粒状で公表されている材料で作られた層(43b)を含む、吻合装置。
  50. 請求項42〜49のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、それぞれガイドワイヤ(A,B)を受容するのに適した、少なくとも2つのチャネル(34)を含む、吻合装置。
  51. 請求項50に記載の吻合装置(10)において、
    前記チャネル(34)は、前記吻合装置(10)の対向する側部に位置する、吻合装置。
  52. 請求項50または51に記載の吻合装置(10)において、
    前記チャネル(34)は、前記隣接部分(18)を通る、吻合装置。
  53. 請求項42〜52のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)の間に位置する開口部(38)を有する、吻合装置。
  54. 請求項52に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、本質的に環状である、吻合装置。
  55. 請求項42〜54のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、前記吻合装置(10)のロック部分(20)と連結するのに適しており、
    前記ロック部分(20)は、近づけられる2つの前記組織部分を互いに接続された状態に保つために、前記第1の組織部分(12)および前記第2の組織部分(14)に対して、前記隣接部分(18)の反対側に置かれるのに適している、吻合装置。
  56. 請求項55に記載の吻合装置(10)において、
    前記ロック部分(20)は、前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)に沿ってスライドするのに適しており、前記ガイドワイヤ(A,B)に沿って前記ロック部分(20)を付勢する位置付け装置(48)との相互作用部分を有する、吻合装置。
  57. 請求項56に記載の吻合装置(10)において、
    前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)は、前記隣接部分(18)と前記ロック部分(20)との間の接続部材において、前記隣接部分(18)および前記ロック部分(20)を通過する、吻合装置。
  58. 請求項56または57に記載の吻合装置(10)において、
    少なくとも1つのピン(22)が、前記隣接部分(18)から延び、
    前記少なくとも1つのピン(22)は、前記ロック部分(20)のそれぞれのハウジング(24)に挿入されることにより前記ロック部分(20)に連結するように、前記第1の組織部分(12)および前記第2の組織部分(14)を通過するのに適している、吻合装置。
  59. 請求項58に記載の吻合装置(10)において、
    前記少なくとも1つのピン(22)は、前記隣接部分(18)に可動式に据えられる、吻合装置。
  60. 請求項59に記載の吻合装置(10)において、
    前記少なくとも1つのピン(22)は、前記隣接部分(18)にネジで取り付けられる、吻合装置。
  61. 請求項58〜60のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記少なくとも1つのピン(22)は、ガイドワイヤ(A,B)を受容するのに適したチャネル(34)をその中に定め、
    前記ロック部分(20)の前記それぞれのハウジング(24)は、前記ガイドワイヤ(A,B)を収容するのに適している、吻合装置。
  62. 請求項61に記載の吻合装置(10)において、
    少なくとも2つのピン(22)が、前記ロック部分(20)の前記それぞれのハウジング(24)に挿入されることにより、前記ロック部分(20)と連結するように、前記隣接部分(18)から延び、
    前記少なくとも2つのピン(22)のそれぞれは、その中にチャネル(34)を定め、前記チャネル(34)は、前記少なくとも2つのガイドワイヤ(A,B)のうち1つを受容するのに適している、吻合装置。
  63. 請求項51〜58のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記少なくとも1つのピン(22)は、前記ロック部分(20)の前記それぞれのハウジング(24)に結合された弾性タブ(28)とのスナップ式嵌合部を定めるのに適した、少なくとも1つの成形部分(26)を有し、
    前記弾性タブは、前記ハウジング(24)を延ばすために、前記隣接部分(18)から離れて前記ピン(22)の方向に延びる、吻合装置。
  64. 請求項55〜63のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記ロック部分(20)は、吻合を形成するよう意図された領域にアクセスするための開口部(36)を有する、吻合装置。
  65. 請求項64に記載の吻合装置(10)において、
    前記ロック部分(20)は、本質的に環状である、吻合装置。
  66. 請求項64または65に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、前記吻合を形成するよう意図された前記領域にアクセスするために前記2つのガイドワイヤ(A,B)間に位置する開口部(38)であって、前記ロック部分(20)の前記開口部(36)に対応する、開口部(38)を有する、吻合装置。
  67. 請求項66に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)は、本質的に環状である、吻合装置。
  68. 請求項55〜67のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記ロック部分(20)は、近づけられるべき前記第2の組織部分(14)の表面に対して隣接するのに適した、粗い接触面(40)を有する、吻合装置。
  69. 請求項55〜67のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記ロック部分(20)は、近づけられるべき前記第2の組織部分(14)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(40)を有し、
    前記接触面(40)は、先の尖った部材(42)を含む、吻合装置。
  70. 請求項55〜67のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記ロック部分(20)は、近づけられるべき前記第2の組織部分(14)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(40)を有し、
    前記接触面(40)は、環状溝部(43a)を含む、吻合装置。
  71. 請求項55〜67のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記ロック部分(20)は、近づけられるべき前記第2の組織部分(14)の表面に対して隣接するのに適した、接触面(40)を有し、
    前記接触面(40)は、例えば粒状で公表されている材料で作られた層(43b)を含む、吻合装置。
  72. 請求項42〜71のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    非生体吸収性材料で一体的に作られている、吻合装置。
  73. 請求項42〜71のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    生体分解性材料または生体適合性材料で一体的に作られている、吻合装置。
  74. 請求項42〜71のいずれか1項に記載の吻合装置(10)において、
    前記隣接部分(18)と前記ロック部分(20)との間の接続部材において、部分的に生体分解性材料または生体適合性材料で作られている、吻合装置。
  75. 消化管の管吻合を行うための方法において、
    近位端部(A’、B’)と遠位端部(A”,B”)との間に延在し、前記吻合が行われなければならない第1の組織部分(12)および第2の組織部分(14)を通過する少なくとも1つのガイドワイヤ(A,B)を含むガイド手段を、自然のオリフィスまたは他の管腔構造体を通して導入するステップと、
    前記第1の組織部分(12)および前記第2の組織部分(14)を引き合わせることにより、前記2つのガイドワイヤ(A,B)に沿って吻合装置(請求項1〜33のいずれか1項に記載の吻合装置(10))を挿入して吻合部位まで引っ張り、吻合を行うステップと、
    を含む、方法。
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