JP2004527433A - エスカレータまたは動く歩道の運転装置 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明はエスカレータまたは動く歩道の構成要素の運転装置に関するものである。
【0002】
エスカレータまたは動く歩道が電気モータによって間接的または直接的に運転されることは、広く知られている。間接的な運転の場合、必要に応じて動力分割装置を備えた少なくとも1つの減速歯車が設けられ、その減速歯車の領域において、エスカレータまたは動く歩道の複数の移動構成要素が伴走するように運転可能である。こうした構成要素に該当するのはステップ帯またはパレット帯であり、必要に応じて設けられた手すりも、手すり用の別個の運転手段が設けられていない場合には構成要素となる。ステップ帯またはパレット帯は通常、板リンクチェーンによって移動し、板リンクチェーンの移動方向は、逆転領域において、これらの領域に設けられた鎖車によって、変更される。エスカレータおよび動く歩道に対して本質的に要求されることは、好ましくない多角形効果を生じることなくステップ帯またはパレット帯の逆転を可能にすることであり、さらに、ステップ帯またはパレット帯と手すりとが伴走するときに、それらを同期して走行させ、一方の構成要素が他方のものより高速または低速に走行して乗客に被害を及ぼすことがないようにすることである。
【0003】
運転コンセプトを最適化し、とりわけ逆転領域で生じる多角形効果を減少させるため、板リンクチェーンをステップ帯またはパレット帯として使用することが可能であり、さらにこれら板リンクチェーンは、ステップ幅またはパレット幅に応じた、例えば約200 mmまたは約400 mmもの大きなピッチも有する。必要に応じて、不定速度で回転する運転モータは、板リンクチェーンを駆動する関係としてよい。しかし、こうした望ましいはずの大きなチェーンピッチは、逆転中の多角形効果に対して問題を生じかねず、手すりとの同期運転にも悪影響を及ぼしかねない。
【0004】
そこで本発明は、エスカレータまたは動く歩道の構成要素の運転装置を改善し、ステップ帯またはパレット帯に与えられたチェーンピッチにも既存の運転モータにも依存することなく、あらゆる場合において多角形効果をほとんどすべてなくし、伴走する手すりとの同期走行も確保して共通の運転を行なうことを目的とする。
【0005】
一方で、本目的は、エスカレータまたは動く歩道の構成要素の運転装置によって実現する。運転装置は、少なくとも1つの運転モータと、ステップまたはパレットのチェーン駆動シャフトなどの上記構成要素を駆動する関係にある少なくとも1つの歯車とを含む。本運転装置では、鎖車シャフトの側において、少なくとも一組の歯車は、可変の基準円直径を有する。
【0006】
他方で、本目的は、エスカレータまたは動く歩道の構成要素の運転装置によって実現する。運転装置は、少なくとも1つの運転モータと、ステップまたはパレットの鎖車シャフトや手すりの運転シャフトなどの上記構成要素を駆動する関係にある少なくとも1つの歯車とを含む。本運転装置では、とりわけ、鎖車シャフトの側において、少なくとも一組の歯車が、可変の基準円直径を有する。
【0007】
本発明の独立した構成要件の有利な実施例は、従属請求項に記載している。
【0008】
ステップまたはパレットのチェーンのチェーンピッチが大きいことによる多角形効果と、鎖車および場合によっては手すりホイールにも悪影響を及ぼす、ともすれば不規則になりがちな運転モータの運転速度とは、本発明の構成要件によって除去される。すなわち、多角形効果はチェーンピッチが大きいにも拘わらず最小限となり、必要に応じて、手すりもステップ帯またはパレット帯に同期して運転可能となる。したがって、チェーンピッチが大きいことによる有利な効果は、運転コンセプトに有効に組み込むことが可能である。
【0009】
本発明による歯車のコンセプトは、好ましくは動力分割装置によって実現する。動力分割装置では、好ましくは、ステップまたはパレットの鎖車シャフトの側のみ、可変の基準円直径を有する一組の歯車によって、必要な不規則性が得られる一方、手すりの運転シャフトが存在する場合は、手すりの運転シャフトは一定速度で走行する。
【0010】
ここで基準円直径は、その円周において、ステップ帯またはパレット帯の運転チェーンとして用いられる、連携する鎖車が有する歯に対応した回数分、最小値と最大値との間を変化する。
【0011】
本発明を以下、実施例によって図面に示すとともに説明する。
【0012】
図1は、以下図示しないエスカレータ用の動力分割装置1を示す。動力分割装置1の上流には、必要な運転装置2だけが設けられていて、これはモータおよびオプションである減速歯車で構成されている。動力分割装置1の範疇には、歯車ホイール3、4、5、6が設けられ、歯車ホイール4はステップの鎖車シャフト7に作用する一方、歯車ホイール5は手すりの運転シャフト8に作用する。
【0013】
本発明によれば、ステップの鎖車の側にある一組の歯車3、4には可変の基準円直径9、10が設けられていて、可変の基準円直径9、10はその円周において、図示しない鎖車が有する歯に対応した回数だけ、最小値と最大値との間を変化する。一組の歯車3、4は、ステップの鎖車シャフト7の側でのみ、決められた不規則性を発生するが、その一方、手すりの運転シャフト8の速度は一定に保たれる。この運転コンセプトは、(ステップ幅に依存した)例えば200 mmまたは400 mmもの大きなチェーンピッチが用いられるがために、多角形効果に対して異質な補償が必要となる場合や、運転モータ2の運転速度が不規則であるにも拘らず、ステップまたは鎖車シャフト7と、手すりの運転シャフト8とを同一速度で走行させたい場合に好ましい。
【0014】
図2の概略図は、図示しない動く歩道に用いられる運転モータ2'に駆動される関係にある伝動装置1'を示す。伝動装置1'の内部には、歯車ホイール3'、4'が配設されていて、歯車ホイール4'は、パレットの鎖車シャフト7'の方向を軸とするメインドライブピニオンを形成する。本発明によれば、図1と同様に、パレットの鎖車の側における一組の歯車3'、4'は、可変の基準円直径9'、10'を有する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】結合可能なステップおよび手すりの運転部を含むエスカレータ運転装置の概略図である。
【図2】動く歩道のパレット帯用の運転装置の概略図である。
Claims (6)
- エスカレータまたは動く歩道の構成要素(7')の運転装置において、該装置は少なくとも1つの運転モータ(2')と、少なくとも1つの伝動装置(1')とを含み、該伝動装置はステップまたはパレットのチェーン駆動シャフトなどの前記構成要素(7')を駆動する関係にあり、鎖車シャフトの側における少なくとも一組の歯車(3'、4')は可変の基準円直径(9'、10')を有する運転装置。
- エスカレータまたは動く歩道の構成要素(7、8)の運転装置において、該装置は少なくとも1つの運転モータ(2)と、少なくとも1つの伝動装置(1)とを含み、該伝動装置はステップまたはパレットの鎖車シャフトおよび手すりの運転シャフトなどの前記構成要素(7、8)を駆動する関係にあり、前記鎖車シャフトの側における少なくとも一組の歯車(3、4)は可変の基準円直径(9、10)を有する運転装置。
- 請求項1または2に記載の運転装置において、前記伝動装置(1)は動力分割装置であることを特徴とする運転装置。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載の運転装置において、前記一組の歯車(3、4、3'、4')の基準円直径(9、10、9'、10')は、円周に沿った方向において最大値と最小値との間を変化することを特徴とする運転装置。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載の運転装置において、前記基準円直径(9、10、9'、10')の円周に沿った変化は、ステップ帯またはパレット帯用の鎖車の歯数を相似的に表すことを特徴とする運転装置。
- 請求項1ないし5のいずれかに記載の運転装置において、ステップまたはパレットの鎖車シャフトの側のみ、不規則性が得られる一方、手すりの運転シャフトが存在する場合は、該手すりの運転シャフトは一定速度で走行することを特徴とする運転装置。
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