JP2004526607A - 自動タイヤ製造方法およびプラント - Google Patents

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Abstract

互いに異なるタイヤのモデルを製造するためのシステムであって、各々が、製造されるタイヤの少なくとも1種類のモデルに、対応する少なくとも1個の構造用部品を組み立てるように設計された、複数の作業ステーション(5、6、7、8、9)を含む製造ユニット(2)と、組み立てられたタイヤのための加硫処理成形型(24、25、26、27、28、29)を有する加硫処理ユニット(3)と、複数の混合物を製造するためのユニットであって、少なくとも1個の前記作業ステーションに、前記少なくとも1個の構造用部品を製造するのに適する少なくとも1種類の混合物を連続的に供給する、少なくとも1個の押出機ユニットを含むユニットと、を含むシステム。
【選択図】図2

Description

【発明の開示】
【0001】
本発明は、異なるモデルのタイヤを同時に製造するための方法およびシステムに関する。本発明は、特に、タイヤを製造するための構造用部品を製造するのに必要な混合物を連続的に供給される、グリーンタイヤを製造するための複数の作動ユニット(operating unit)を備えるシステムに関する。
【0002】
特許EP922561号には、グリーンタイヤを製造するための製造ライン(building line)と、グリーンタイヤが加硫される複数の加硫処理成形型を装備された少なくとも1個の加硫処理ユニットを含む加硫処理ステーションと、を備えるタイヤ製造システムが記載されている。加硫処理成形型の数は、グリーンタイヤを製造する製造ラインの能力を満たすように選択される。このシステムは、交互に製造される、異なる特性を有するグリーンタイヤの保管を最小限にすることができる。
【0003】
本願の特許出願人は、異なるモデルのタイヤを同時に製造するためのシステムであって、複数の異なる混合物を単一の作業サイクル内で使用する必要があるシステムに、必要な混合物を供給する問題を考察した。特に、本願の特許出願人は、混合物の浪費を最小限にし、後続の作業サイクルでタイヤを製造するために混合物を使用する前に、システム内で混合物を保管しておく段階をなくすように、システムに供給する問題を考察した。
【0004】
この点に関して、本願の特許出願人は、異なるモデルのタイヤが単一の作業サイクル内で製造されるこうしたシステムでは、少量の各種の混合物を各々の時間単位内で製造する必要があることに気づいた。それにも関わらず、製造される各種混合物の全体量は、一般に多量であり、特に、大量生産(たとえば、1日当たり何千個もの製品を製造する)ことを意図された自動システムの場合は多量である。
【0005】
本願の特許出願人は、このような混合物を供給するための要件は、ゴム業界で従来用いられていたプロセスでは、別言すれば「バッチ」プロセスとして周知されている不連続プロセスでは、満たすことができないことを発見した。この従来プロセスでは、混合物の各種成分は、インターナル混合機、一般にバンバリー(Banbury)混合機内でエラストマー材料中に混和および分散させられる。この混合機は、効率的に作動させるには、各々の充填について特定の装填係数と、成分を混和および混合する複数の作業を含む複雑な作動サイクルとを必要とする。従来プロセスでは、その後、冷却および保管段階が続く。
【0006】
本願の特許出願人は、異なるタイプのタイヤを製造する自動システムであって、製造される各々のタイヤが複数の作動ユニット内で作られる自動システムの場合、各作動ユニットに必要な各種混合物は、少なくとも1個の押出機ユニットにより効率的かつ有利に連続して供給することができることに気づいた。各作動ユニットは、所定の種類および量の混合物から製造された構造用部品を、タイヤの内部形状を再現するトロイダル状支持具上に配置する。各構造用部品は、所定の仕様により作動ユニットにおいて形成される。これらの仕様は、構造用部品を製造するのに適する混合物のタイプの製法を含み、その構造用部品は、他の構造用部品とは異なる、たとえば機械的強度および/または可撓性の所定の特性を有する。
【0007】
タイヤは、前記の複数の構造用部品を重畳して製造され、したがって、互いに異なる所定の複数の混合物を供給する必要がある。さらに、要求に応じて、製造するタイヤのモデルを迅速に変更する必要があるため、混合物製造ユニットは、高度の融通性がなければならない。これは、モデルが異なるタイヤは、一般に、様々な構成部品について異なる混合物を使用して製造されるか、またはタイヤの新しい構造用部品を導入する必要があるためである。
【0008】
つまり、こうしたシステムでタイヤを製造する場合、複数の所定の製法に基づいて複数の異なる混合物を1個の混合物製造ユニットで製造する必要がある。さらに、所定の1種類の混合物から異なる特性を有する別の混合物に製造を変更する場合、迅速に、かつ基本的に混合物を浪費しないように行わなければならない。
【0009】
本発明によると、1つの作業サイクル内で、混合物製造ユニットは、当該作業サイクルで必要な混合物の量にほぼ等しい量の混合物をタイヤ製造システムに連続的に供給する。したがって、製造される混合物を保管する必要はなく、浪費は最小限になる。
【0010】
一方、混合物を不連続的に供給する場合、各々の種類の混合物について、タイヤ製造システムの製造要件に関係なく、バンバリー混合機の寸法に依存して決まる量の製造が要求される。つまり、製造される混合物と、システムが不連続混合物供給システム内に必要とする混合物との間に必要な一致を達成するのは不可能である。
【0011】
しかし、この一致は、連続混合物製造プロセスにより達成することができる。このプロセスは、押出機ユニットを使用する必要がある。この押出機ユニットは、混合物の成分および/または混合物の割合を自動的に変更することにより、異なる混合物の形成を可能にし、その結果、製造される混合物の保管段階がなくなり、材料の浪費が最小限になる。つまり、連続製造プロセスを使用することにより、異なる混合物を、プロセス全体の製造要件により調整することができる出力で、製造することができる。特に、出力は、特定のプロセスパラメーター、たとえば押出機のシリンダの充填係数、スクリューの回転速度などを変更することにより、調整することができる。
【0012】
さらに、混合物の変更は、最低限の材料浪費で、前記作動ユニットに対する連続的な供給を遮断することなく行われる。これは、本願の特許出願人が発見した以下の理由による。すなわち、出て行く材料によってシリンダ内にまだ存在する材料に加わる引張作用に起因して、処理される材料の粘弾性(viscoelastic properties)が押出機を迅速に空にできるからである。
【0013】
押出しによる連続的な混合物製造プロセスは、押出機の低出力により、プロセスパラメーター、特に温度の精密な制御も可能にする。こうした低出力は、不利にはならならい。つまり、本発明によるシステムは、複数種類の混合物を各単位時間内で少量製造するものであるため、システム全体の出力に対しては制限がないからである。
【0014】
本発明は、第1の態様では、各々が、製造されるタイヤに少なくとも1個の対応する構造用部品を組み立てるように設計された複数の作業ステーションを含む自動システムにおいてタイヤを製造するプロセスであって、
− 各々が少なくとも1種類のエラストマー材料を含む複数種類の混合物を連続的に製造する段階と、
− 少なくとも1種類の前記混合物を前記作業ステーションの各々に供給する段階と、
− 前記複数の構造用部品を少なくとも1種類の混合物から製造する段階と、
− 前記構造用部品をトロイダル状支持具上に配置することにより、グリーンタイヤを製造する段階と、
− 前記グリーンタイヤを加硫処理する段階と、
を含むプロセスに関する。
【0015】
好ましくは、前記複数種類の混合物は、少なくとも1個の押出機ユニットにより製造される。
【0016】
特に、前記構造用部品は、少なくとも1本の連続する長形要素か、または少なくとも1本の補強ストリップ要素を含む。
【0017】
グリーンタイヤを製造する前記段階は、前記連続長形要素を前記トロイダル状支持具上の周方向に配置する段階を含む。
【0018】
グリーンタイヤを製造する前記段階は、前記補強ストリップ要素の複数本を、タイヤの回転軸に垂直な方向に、前記トロイダル状支持具上に配置する段階を含む。
【0019】
本発明のさらに他の態様は、互いに異なるモデルのタイヤを製造するためのシステムであって、
− 複数の混合物を製造するためのユニットと、
− 各々が、少なくとも1種類の対応する構造用部品を、製造されるタイヤの少なくとも1種類のモデルに組み立てるように設計された複数の作業ステーションを含む製造ユニット(building unit)と、
− 組み立てられたタイヤのための加硫処理成形型を有する加硫処理ユニットと、を含み、複数の混合物を製造するための前記ユニットが少なくとも1個の押出機ユニットを含み、該押出機ユニットは、少なくとも1個の前記作業ステーションに、前記少なくとも1個の構造用部品を製造するのに適する少なくとも1種類の混合物を連続的に供給することを特徴とするシステムに関する。
【0020】
好ましくは、前記少なくとも1個の押出機ユニットは、順に配列された一対の押出機を含む。
【0021】
前記構造用部品は、少なくとも1本の連続長形要素、または少なくとも1本の補強ストリップ要素を含む。
【0022】
このシステムは、前記作業ステーション間で動作し、製造されるタイヤを搬送および移動させる装置であって、各モデルのタイヤを1個の作業ステーション内で選択的に移動させることができる装置をさらに含む。
【0023】
本発明のさらなる態様は、複数の作動ユニットを含む自動システムで、異なるモデルのタイヤを製造する方法であって、各作動ユニットが、少なくとも1個の対応する構造用部品を、製造されるタイヤの少なくとも1種類のモデルに組み立てるように設計されており:
− 中央処理ユニットにより、製造されるタイヤのモデルの所定の1つ以上の順序に従って、前記作動ユニットにおける複数の作業工程を順次実施させる段階と;
− 前記各作動ユニットに供給されるトロイダル状支持具に対応するタイヤのモデルを識別する段階と;
− 前記各作動ユニットのための作動ルーチンの所定の集合から、使用されるトロイダル状支持具に対応するタイヤのモデルのための前記構造用部品を配置するための特定のルーチンを選択する段階と;
− 前記各作動ユニットのための混合物配合の所定の集合から、使用されるトロイダル状支持具に対応するタイヤのモデルのための前記構造用部品を製造するのに用いる混合物の特定の配合を選択する段階と、を含む方法に関する。
【0024】
本発明のさらなる特性および利点は、添付の図面に関して以下にさらに詳細に説明する。各図面は、単に例示的に説明するためのものであり、本発明を制限するためのものではない。
【0025】
図1は、本発明により製造された車輪用タイヤのあるモデルの一般的な構造の断面を示す。
【0026】
一般に、前記タイヤのモデルは、タイヤの組立段階において、好ましくは互いの上に配置される構造用部品を含む。
【0027】
さらに詳細には、様々な構造用部品は、好ましくは、プロファイルが、製造されるタイヤの内部構成を本質的に再現するトロイダル状支持具またはドラムから構成される支持部材上に有利に係合される。このトロイダル状支持具は、プロセスの完了時にタイヤから容易に取り外すことができるように製造される。
【0028】
これらの構造用部品は、本質的に2種類ある:
− 第1のタイプの構成部品は、連続長形要素の形態であり、軸の周囲で回転するトロイダル状支持具の表面に、好ましくは周方向配置方式で付与される。好ましくは、前記連続長形要素はエラストマー材料のみからなり、好ましくは、前記長形要素は配置された後に切断される。
【0029】
− 第2のタイプの構造用部品は、補強ストリップ要素の形態であり、好ましくは半径方向配置方式で、トロイダル状支持具の回転軸方向に向けてトロイダル状支持具に付与される。好ましくは、このストリップ要素は補強構造を含んで構成される。補強構造は、例えば、エラストマー材料のストリップ中に含まれた、少なくとも1本の織布または金属コード要素を含み、かかるエラストマー材料が、これらのコードを被覆して互いに保持する。
【0030】
特に、図1に示すモデルのタイヤは、一般にカーカスとして公知の内部が中空のトロイダル構造を含む。トロイダル構造は、互いに組み立てられた複数の構造要素を含み、各々が内周縁部の一方に沿って形成された2つのビードを有する。これらのビードは、タイヤを対応する取付リムに固定する。前記カーカスは、先ず、少なくとも1つのカーカスプライと、ビードワイヤと呼ばれる少なくとも一対の環状補強コアを含む。補強コアは、周方向に伸張不能で、少なくとも1本のビードワイヤが各ビード内に挿入されるように、前記ビード内に挿入される。
【0031】
カーカスプライは、織布または金属コードを含む支持構造であって、縁部の各々が、対応するビードワイヤに結合され、1本のビードから他方のビードに軸方向に延在して、前記トロイダル構造を形成する支持構造を備える。
【0032】
いわゆるラジアルタイプのタイヤの場合、前記のコードは、本質的に、タイヤの回転軸を含む平面、または回転軸から短距離にある平面に位置する。
【0033】
このカーカスのクラウン上には、ベルト構造として公知の環状上部構造であって、一般に、ゴム引き布帛の1本以上のストリップからなり、半径方向に互いに重畳されて、いわゆる「ベルトパッケージ」を形成する環状上部構造と、エラストマー材料から製造され、ベルトパッケージ周囲に巻かれ、タイヤと道路との間の転動接触のための浮出しパターンを型押しされたトレッドとが配置される。対応するビードの外側縁部から半径方向外側に各々が延在するエラストマー材料の2個の側壁も、カーカス上の軸方向に対向する側方位置に設けられる。
【0034】
「チューブレス」として公知のタイプのタイヤ、つまり、使用時に内側にチューブを必要としないタイヤの場合、カーカスの内面は、一般に、いわゆる「ライナー」、つまり空気に対して不浸透性のエラストマー材料の少なくとも1枚の層で被覆される。最後に、カーカスは、その他の公知の要素、つまり補強ストリップおよび充填物を含むことができ、こうした要素の数およびタイプは、製造されるタイヤの特定のモデルによって決まる。
【0035】
本発明を説明する目的上、「エラストマー材料」という用語は、全体的にゴム混合物、つまり、強化充填剤および/または各種の処理添加剤と適切に混合された少なくとも1種類のポリマーベースにより形成された組成物(assembly)を意味する。
【0036】
特に、図1の断面は、上記構造要素の内側から外側に至る半径方向シーケンスにおける、いくつかの上述した構造要素、つまり、第1ライナー層31と、第2ライナー層32と、カーカスプライ40のバンド41の端部の第1集合と、前記カーカスプライのバンド42の端部の第2集合とを示す。
【0037】
この図は、タイヤのビード領域では、9巻回のコード61を含む第1ビードワイヤ、および5巻回のコード62を含む第2ビードワイヤも示す。タイヤのクラウン領域には、互いに重なって存在する第1ベルトストリップ81および第2ベルトストリップ82と、0°に方向付けられて、ベルトの層を完全に被覆するナイロンコードの第1層91と、0°に方向付けられて、ベルトストリップの縁部のみを被覆するナイロンコードの一対の層92と、を含むベルトパッケージが存在する。
【0038】
基部層93を設けられたトレッド94は、前の層の上部に配置される。
【0039】
ビード領域には、耐磨耗性混合物の第1充填物95、非常に硬い混合物の一対の充填物96が存在し、一方が、バンド41の第1の端部と、バンド42の第2の端部との間で、他方が、バンド42の第2の端部と、耐磨耗性充填物95との間で、ビード領域に位置する。ビード領域からタイヤの肩状部に向かって半径方向に延在する一対の側壁97は、カーカスを被覆し、トレッド94の側方縁部と接触する。
【0040】
タイヤ構造の断面の画定は、タイヤは回転立体であるから、タイヤ全体を画定する。
【0041】
図1の実施例では、側壁、トレッド、耐磨耗性要素、アンダーベルトストリップ、ライナーおよび各種エラストマー充填物が第1タイプの構造用部品、つまり連続長形要素を構成し、カーカスプライおよびベルトストリップが、第2タイプの構造用部品、つまり補強ストリップ要素を構成する。
【0042】
各モデルのタイヤは、本質的に、物理化学、構造、寸法および視覚特性の集合、および特定の性能特性、たとえば操作性、快適性、湿潤状態における付着性、雑音などにより、互いに区別される。物理化学特性は、本質的に、材料の種類および組成、特に、エラストマー材料の形成に使用する各種混合物の配合に関連する。構造特性は、本質的に、タイヤ中に存在する構造用部品の数およびタイプ、並びにタイヤ構造内における互いに対する位置決めを画定する。
【0043】
寸法特性は、タイヤの幾何学的測定値および断面プロファイル(外経、最大弦または幅、側壁の高さおよび側壁/弦比、つまり断面比)に関連し、以下の本文では単に、単数または複数の「測定値」と記載する。視覚特性は、一般に、タイヤの転動表面の溝状態、装飾的パターン、タイヤ上、たとえば側壁上に再現される種々の文字または独特な記号を含み、本明細書の他の部分全体で、不明確ではあるが、「トレッド構造(tread design)」と記載する。
【0044】
本発明の目的上、タイヤのモデルは、所定のグレード、断面における所定の構造用部品、および所定のトレッド構造を有するタイヤとして把握される。
【0045】
好ましい実施態様では、半径方向に配置される構造用部品は、事前に特定サイズの長さに切断され、周方向に配置される構成部品は、トロイダル状支持具上に巻かれた後に切断される。
【0046】
図2は、グリーンタイヤを製造するための製造ユニット2であって、そこで、製造される各タイヤが、タイヤの構造用部品を所定のシーケンスで組み立てることにより製造される製造ユニット2と、製造ユニット2から到達する各タイヤが、対応する加硫処理成形型34、35、36、37、38、39内で加硫処理される加硫処理ユニット3と、前記構造用部品を製造するための複数の所定の混合物を製造ユニットに供給することができる混合物製造ユニットと、を備えるタイヤ製造システムの一例を示す。
【0047】
製造ユニット2は、製造経路に沿って、好ましくは、添付の図2に矢印11で指針として示す閉ループ状に順に配置された、複数の作業ステーション(図2の実施例の5、6、7、8、9)を備える。このシステムは、少なくとも1個の供給ステーション、少なくとも1個の温度安定装置、および図2には示されていない複数の待機ステーションも備える。
【0048】
作業ステーション5、6、7、8、9は、同時に動作可能であり、製造される少なくとも1個のタイヤに対して、タイヤの構造用部品の少なくとも1個を取り付けることができる。
【0049】
製造ユニット2および加硫処理ユニット3の両方において、異なるモデルのタイヤを同時に処理することができる。
【0050】
本発明の目的上、「異なるモデルのタイヤ」とは、前記モデルが、寸法および/または構造および/または物理化学および/または視覚特性の点で互いに異なる可能性があることを意味する。
【0051】
製造されるタイヤは、異なるモデルが所定のシーケンスで互いに後に続くように、製造ユニット2に沿って分配される。製造ユニット2内では、たとえば、各シーケンスが異なるモデルのタイヤからなり、互いに循環的に後に有利に続く複数のシーケンス、または各シーケンスが、第2モデルの2個のタイヤ間に挿置された第1モデルのタイヤから有利に構成されるシーケンス、また各シーケンスが、すべて同一モデルのタイヤからなるシーケンスを提供することができる。
【0052】
タイヤ搬送/移動装置は、システム内で動作して、製造される各タイヤを連続的に、製造ユニット2の作業ステーション5、6、7、8、9の1個から次の作業ステーション、および加硫処理ユニット3に搬送する。前記装置は、少なくとも1個の構造用部品を配置するあいだは、トロイダル状支持具も移動させる。
【0053】
好ましくは、こうした装置は、1個以上のロボットアーム(図1の実施例のR1、R2、R3、R4、R5)を備え、各ロボットアームは、製造ユニット2の作業ステーション5、6、7、8、9、および加硫処理ユニット3の少なくとも1個に関係づけられる。これらのロボットアームは、各ロボットアームが好ましくは一つのトロイダル状支持具上で動作して、製造される各タイヤを連続的に搬送することができるようなロボットアームである。
【0054】
タイヤの製造は、空間内でトロイダル状支持具を移動させて方向付けて、周方向配置および軸方向配置の両方のために押し出された構造用部品をトロイダル状支持具に付与することにより行われる。
【0055】
前記ロボットアームは、前記トロイダル状支持具が突出するように、つまり回転軸位置の一方の端部のみでトロイダル状支持具を把持することにより、トロイダル状支持具を有利に支持するため、2つの屈曲を含む曲率を有する支持具の軸方向延在部分全体に沿って種々の構成部品を配置することが可能である。
【0056】
中央処理ユニットは、前記のループ経路11に沿って搬送を制御し、所望の臨界期間内に、タイヤの前記シーケンスの数および組成を決定する。このユニットは、製造ユニット2および加硫処理ユニット3における各モデルのタイヤに関する製造段階を調製するように、前記搬送および移動装置を制御することができる。
【0057】
詳細には、図示の実施態様では、適切なトロイダル状支持具を供給ステーションから取って温度安定装置(どちらも図2に示さない)内に挿入する第1回転ロボットアームR1が存在する。
【0058】
この装置は、後続の作業が可能なように、特に、第1エラストマー材料層が支持具の金属に付着することを促進するように、トロイダル状支持具を適切な温度にする。この温度は、好ましくは80℃〜90℃である。
【0059】
好ましくは、前記第1ロボットアームR1は、トロイダル状支持具を温度安定装置から第1作業ステーション5に搬送し、そこで、タイヤの第1の構造用部品が組み立てられる。組立作業は、たとえば、トロイダル状支持具の外面を、通常「ライナー」と呼ばれる空気不浸透性エラストマー材料の薄い層で被覆する作業であって、ライナー製造ユニット51で行われる作業、タイヤのビードに対応する領域に必要なエラストマーストリップを塗布する作業であって、ストリップ製造ユニット52により行われる作業、および/またはライナー上に重畳されたエラストマー材料から製造された追加の被覆層を形成する作業であって、サブライナー製造ユニット53により行われる作業を含む。
【0060】
好ましくは、タイヤの各構造用部品の形成は、第1作業ステーション5において、他の作業ステーション6、7、8、9のように、前記の組立段階と連動して、少なくとも1個の基本的な半完成品であって、好ましくはタイヤの各モデルについて同一であり、製造されるタイヤのモデルに対応する所定の量で供給される半完成品を処理する。
【0061】
特に、第1作業ステーション5では、ライナー、エラストマーストリップおよび/または追加の被覆層は、使用するトロイダル状支持具の周囲に、連続して隣接する巻回状に少なくとも部分的に重複するように、たとえば0.5〜3cmの範囲の幅を有するエラストマー材料の少なくとも1本の長形要素であって、対応する押出機ヘッド、リール、または第1作業ステーション5に関連づけられたその他の適切な供給装置から直接得られた要素を巻き付けることにより、有利に製造することができる。
【0062】
巻回の巻付けは、適切な把持および作業部材によりトロイダル状支持具を保持する役割を果たす第1ロボットアームR1を作製し、長形ストリップがトロイダル状支持具の外面に沿って正確に分配されるように、供給装置に関連づけられた圧力ローラまたは等価な塗布装置(説明しない)を横断して第1ロボットアームR1を移動させて、第1ロボットアームR1を軸の周囲で回転させることにより、有利に単純化することができる。ロボットアームを使用して構造用部品をトロイダル状支持具に付与する方法の詳細については、国際特許出願WO0035666号を参照するべきである。
【0063】
第1作業ステーション5における構成部品の組立てが完了すると、第1ロボットアームR1は、製造された対応するタイヤとともにトロイダル状支持具を、待機ステーションに降ろす。第2ロボットアームR2は、前記待機ステーションからトロイダル状支持具を取り上げて、次の作業ステーション(図2の実施例では第2ステーション7)に搬送し、そこで、タイヤのカーカス構造を形成するための構造用部品が組み立てられる。
【0064】
詳細には、図2の実施例では、第2作業ステーション6では、タイヤのビードに対応する領域で、一対の環状補強構造と共に1つ以上のカーカスプライが形成され、組み立てられる。これらの構造用部品の各々は、製造されるタイヤのモデルに応じて所定の量の連続ストリップ状要素を生成する供給ユニットにより、組立段階のあいだに直接製造される。
【0065】
たとえば、1つまたは複数のカーカスプライは、トロイダル状支持具上に、互いに平行なゴム引きコードのバンドから形成された前記連続ストリップ要素から個々に切断されたストリップの複数本を順に配置することにより、形成することができる。また、各環状補強構造は、周方向に伸張不能な挿入物を含むことができ、かかる伸張不能挿入物は、たとえば、半径方向に重畳された複数の巻回の状態で巻かれた少なくとも1個の金属コード要素を、エラストマー材料の充填挿入物と一緒に含む。かかる充填挿入物は、軸方向に隣接した、および/または半径方向に重畳された複数の巻回の状態で巻かれた長形エラストマー要素を付与することにより製造することができる。
【0066】
カーカス構造を製造する方法のさらに詳細な説明については、本願の特許出願人名義の欧州特許出願EP928680号を参照できる。
【0067】
様々な構造用部品を特定の順序で連続的に組み立てるのを促進するため、第2作業ステーション6に少なくとも3種類の作動ユニットを設け、そのうちの1個はストリップの複数本を配置するために用い、1個は金属コード要素を配置するために用い、1個はエラストマー長形要素を配置するために用いる。各々は、それぞれに対応する製造されるタイヤに対して、同時に動作できる。したがって、3個のタイヤ、必要であればモデルが異なる3個のタイヤをこの作業ステーションで同時に処理することができ、各タイヤは、カーカス構造が完了するまで、1個の作動ユニットから次の作動ユニットに順に搬送される。タイヤを異なる作動ユニットに順に搬送する作業は、好ましくは第2ロボットアームR2により行うことができ、必要に応じて、他のロボットアームにより、および/または必要な補助搬送装置により、並びに複数のトロイダル状支持具が同時に存在することが可能な複数の待機ステーション(図2に示さない)により支援される。このシステムは、異なるモデルのタイヤをこの作業ステーションで製造する場合、待機時間を最小限にすることができる。
【0068】
カーカス構造が完成すると、第3ロボットアームR3が支持具を取り上げて、第3作業ステーション7に搬送し、そこで、タイヤのいわゆるベルト構造を形成する構造用部品が形成されて組み立てられる。特に、作業ステーションは、前に形成されたカーカス構造上に直接、タイヤの肩状部に周方向に延在する2本のアンダーベルトストリップを配置する。これらのアンダーベルトストリップは、押出機ヘッドにより直接押し出して、圧力ローラまたは等価な圧着装置を使って、付与することができる。第2作動ユニットは、カーカス構造上に第1および第2ベルトストリップを形成し、各々のベルトストリップは、周方向に隣接する複数本のストリップを順に配置して形成される。これらのストリップの各々は、互いに平行かつ隣接して位置するコードであって、エラストマー層に組み込まれる複数のコードを含む連続ストリップ要素を、寸法で切断することにより形成される。さらに他の作動ユニットは、軸方向に互いに隣接する巻回であって、下にあるベルト層上に半径方向に重畳される巻回の状態で連続コードを巻くことにより、さらに他のベルトストリップを形成する。ベルト構造を製造するのに可能な方法のその他の詳細は、本願の特許出願人名義の国際特許出願00WO−EP/11598号に記載されている。
【0069】
ベルト構造が完成すると、第4ロボットアームR4が、製造されるタイヤを第4作業ステーション8に搬送する。この作業ステーションでは、トレッドがトロイダル状支持具に付与される。このトレッドは、所望の形状および厚さのトレッドが製造されるまで、少なくとも1つのさらなる他のエラストマーストリップ要素を、連続的に隣接して重複する巻回の状態に巻くことにより製造される。このステーションでは、耐磨耗性要素が、ビードに対応する領域に同様に付与される。また、側壁が付与される。側壁は、少なくとも1本のエラストマーストリップを隣接および/または重複する巻回の状態に巻くことにより製造される。
【0070】
この作業が完了すると、第4ロボットアームR4が、製造されたタイヤを末端の待機ステーション上に配置し、タイヤは、そこから加硫処理ユニット3に搬送される。
【0071】
加硫処理ユニット3は、加硫処理成形型34、35、36、37、38、39の少なくとも1セットを有利に含み、これらの成形型の数は、製造ユニット2で製造されるタイヤの前記シーケンスに含まれるタイヤの数量に等しい。図示の実施例では、6個の加硫処理成形型34、35、36、37、38、39が存在し、各々が、製造ユニット2で製造されるタイヤのモデルの1つの寸法に対応する。
【0072】
好ましくは、成形型34、35、36、37、38、39は、加硫処理ユニット3内の経路であって、成形型を順に連続的に、製造されるタイヤの装填−排出ステーション40に送る経路をたどるように、段階的動作で回転させることが可能な回転プラットフォーム30上に取り付けられる。この回転は、第1回転方向の第1回転、次に第1方向と反対側の方向の回転の形態を取ることが好ましい。あるいは、この回転は、閉ループの形態で良い。
【0073】
成形型34、35、36、37、38、39の各々には、対応する接続ダクト(図示しない)から加圧蒸気を供給する。かかる接続ダクトは、たとえばボイラーからなる蒸気供給装置が組み込まれているか、さもなければ接続されている中心コラムから、半径方向に延在する。全体の回転プラットフォーム30は、外部に対する熱の過度な散逸を防止するように、少なくとも1個のアクセスアパーチャが装填−排出ステーション40に位置する少なくとも1つの絶縁構造で有利に囲むことができる。
【0074】
有利には、個々の製造されるタイヤを対応する成形型34、35、36、37、38、39内に搬送する作業は、製造ユニット2を通る経路上に分散する作業ステーションで製造されるグリーンタイヤの完成速度に等しい速度で、ロボットアームR5により行われる。
【0075】
詳細には、図示の実施態様では、第1ロボットアームR1が存在し、このロボットアームは、いずれの場合にも案内構造19に沿って移動可能であり、製造ユニット2と加硫処理ユニット3との間で動作して、完成タイヤを加硫処理ユニット3から取り上げて第5作業ステーション9に搬送し、タイヤは、ここで対応するトロイダル状支持具から取り出される。
【0076】
タイヤから取り出されたトロイダル状支持具Aは、次に、第1ロボットアームR5により、第5作業ステーション5から温度安定装置に搬送される。
【0077】
製造ユニット2を通る経路上で個々のタイヤを処理する方法は、別の構成部品が、直前の製造されるタイヤ上で完成したかどうかに関わらず、構造用部品を有利に配置できる方法である。このシステムは、タイヤの構造用部品が、配置される時点で本質的に用意されるため、事前に保管された半完成品が存在しない状態で動作でき、製造されるタイヤのモデルに各ユニットを直ちに適応させることができ、その結果、材料の浪費を防止することができることを特徴とする。
【0078】
作業ステーション5、6、7、8、9の各々は、1個以上の作動ユニットを設けられ、対応する構造用部品を製造するのに必要な混合物を供給する供給装置であって、前記ユニット内に存在する付与装置と連動して動作するための供給装置も備える。かかる付与装置は、混合物および/または結果として得られる構造用部品を、製造されるタイヤに付与する。このタイヤ製造システムの詳細は、本願の特許出願人名義の係属中の特許出願第99EP−123860.1に記載されている。
【0079】
これらの混合物は、少なくとも1個の押出機ユニット、好ましくは複数の押出機ユニット(図2の91、92、93および94)を備える混合物製造ユニット9で製造される。押出機ユニットは、エラストマー材料と、混合物のその他の成分(強化充填剤、可塑剤、加硫処理剤、促進剤など)とを混合することができる。各押出機ユニットは、特定種類の混合物または異なる種類の混合物群の製造を目的とする。
【0080】
複数の押出機群(91、92、93および94)を使用すると、システムの複雑さは増すが、混合物の製造の融通性は高まる。なぜなら、各押出機ユニットは、限られた数の異なる混合物の製造を目的としているからである。また、このようにして個々の押出機ユニットの構成を、各種混合物を特徴付ける特定の混合要件に適応させることができ、その結果、製造される混合物の品質を改善することができる。
【0081】
図2の実施例では、各々の押出機ユニット91、92、93および94は、第1押出機で製造されるエラストマー材料を第2押出機の投入部に供給するように順に配列された、一対の押出機を好適に備えている。
【0082】
あるいは、各押出機ユニットは、完全な混合物が製造される単一の押出機から構成することができる。
【0083】
各押出機は、シリンダ内に取り付けられた一対のスクリューを好適に有している。前記シリンダには、少なくとも1個の供給ホッパと、製造された混合物を排出するためのアパーチャとが設けられている。この一対のスクリューは、好ましくは、ねじ山が相互に貫通してシリンダ内で同時に回転するように配置されており、素練り作用(masticating action)をエラストマー材料に与え、混合物の他の成分を材料中で混合して均質化し、所定の特性を有するエラストマー材料を製造する。
【0084】
好ましくは、前記の第1押出機は、化合物、つまり感熱成分、特に加硫処理剤および促進剤を含まない混合物を調製するために使用する。したがって、混合条件(特に温度)は、強化充填剤をエラストマー材料中で最適に分散させるように調節することができる。化合物は、次に第2押出機に送られて、感熱剤、特に加硫処理剤および促進剤を添加して、混合し、均質化することにより、混合物を完成させる。
【0085】
周知のとおり、タイヤを製造するためのエラストマー混合物は、少なくとも1種類のジエンエラストマーポリマーと、少なくとも1種類の強化充填剤(通常、カーボンブラック、シリカ、またはこれらの混合物)と、一連のいわゆる「マイナー成分」とを含むベースエラストマー材料を含む。マイナー成分は、混合物に対して少量添加され、その重さは、一般に、混合物のトータルの重さに対して5%を越えない。マイナー成分の例としては、加硫処理剤(特に、硫黄または硫黄供与体)、加硫処理促進剤、加硫処理遅延剤、劣化防止剤、耐オゾン剤、酸化防止剤、架橋変性剤、付着促進剤、シリカ結合剤、安定剤、樹脂、抑止剤、触媒などが挙げられる。脂肪族および/または芳香族オイル、蝋などの可塑剤も、一般に、エラストマー材料の加工性を改善するために、混合物に添加される。
【0086】
好ましくは、第1押出機には、好ましくは細分された形態の(in subdivided form)少なくとも1種類のエラストマーポリマー、強化充填剤、場合によっては少なくとも1種類の可塑剤を供給する。一般に、固体または液体状の非感熱マイナー成分も添加される。
【0087】
次に、第1押出機内で製造された化合物を濾過して粒状にしてから、第2押出機に供給され、そこで混合物が完成する。
【0088】
各種成分は、バッチ供給機、特に重力バッチ供給機(gravimetric batch feeders)により供給することができる。
【0089】
押出機ユニットにより製造される1種類の混合物は、たとえば製造ユニットの特定の作動ユニットにより使用され、別の押出機ユニットで製造される別の種類の混合物は、製造ユニットの他の作動ユニットにより使用される。各構造用部品は、所定の動作仕様に従って作動ユニットで形成される。かかる動作仕様は、成分のその他の特性のほかに、製造されて当該構成部品に使用される混合物の配合を決定する。
【0090】
各押出機ユニットは、少なくとも1種類の所定の混合物を有利に製造することができる。これは、図2の実施例で説明したようなシステムの場合、異なるモデルのタイヤを同一作業サイクルで製造することができるためである。タイヤのモデルは、異なる構造用部品を含むという点で互いに異なるだけではなく、異なる混合物から形成された等価な構造用部品を有するという点でも異なる。
【0091】
したがって、たとえば、同じ構造用部品に異なる混合物が必要な異なるモデルを含むタイヤ製造シーケンスの場合、少なくとも1個の押出機ユニットで製造する混合物を少なくとも1回変更する必要がある。製造する混合物を変更するには、混合物の割合を変える必要がある。連続製造プロセスを用いるため、混合物の変更は、最低限の材料浪費で行われ、前記作動ユニットに対する連続的な供給が遮断されることはない。本願の特許出願人は、押出機の充填容量は限られており、製造される材料の粘弾性が、押出機を迅速に空にすることを可能にすることを発見した。なぜなら、出て行く材料によって、押出機内にまだ存在する材料に対して引張作用が加わるからである。
【0092】
上記のとおり、異なる構造用部品は、一般に異なる混合物を必要とする。一般に、カーカスプライおよびベルトストリップなどの補強ストリップ要素からなる構造用部品は、トレッドストリップおよび側壁などの連続長形要素からなる構造用部品に使用する混合物の種類の特性とは異なる特性を有する種類の混合物を使用する必要がある。さらに、連続長形要素または補強ストリップ要素の同一カテゴリ内でも、構造用部品によっては、特定の混合物を使用する必要がある。たとえば、トレッドに使用する混合物は、側壁に使用する混合物とは異なる。
【0093】
たとえば、以下の表は、並列に動作して、各々が直列の2個の押出機を備える異なる押出機ユニットにより製造できる、側壁、トレッドおよびカーカスプライを製造するのに適する混合物の組成を示す。組成は、「phr」、つまりエラストマーベース材料100重量部当たりの重量部で示される。
【0094】
【表1】
Figure 2004526607
【0095】
【表2】
Figure 2004526607
【0096】
【表3】
Figure 2004526607
カーカスプライおよびベルトストリップなどの補強ストリップ要素からなる各々の構造用部品は、互いに平行で、エラストマー混合物中に埋め込まれたバンド状のコードを含む。このバンドは、コードを被覆して前記バンドを形成するのに必要な混合物を供給する供給ユニットで形成される。
【0097】
製造される各種混合物は、各作業ステーションの作動ユニットに直接供給される。特に、連続長形要素からなる構造用部品を配置する作動ユニットには、押出機ユニットにより製造される混合物が直接供給される。作動ユニットの付与装置は、この混合物から、トロイダル状支持具に周方向に配置して付与される連続長形要素を生成する。
【0098】
補強ストリップ要素からなる構造用部品を配置する各作動ユニットは、製造されるタイヤのモデルに応じて所定の量の前記連続ストリップ要素を生成する供給ユニットも備える。この供給ユニットには、押出機ユニットにより製造される混合物が直接供給される。
【0099】
さらに、個々の作業ステーション5、6、7、8、9、10に設けられる各作動ユニットの動作、および各ロボットアームの動作は、構造用部品の製造仕様が好ましくは記憶されるプログラム可能なローカル処理ユニットにより制御される。このユニットは、供給されるベース半完成品の量、およびトロイダル状支持具に与えられる運動を適切に制御して、製造されるタイヤの個々の構造用部品が正確に形成されるようにする。特に、このローカル処理ユニットは、ロボットアームの作動ユニットの動作が、個々の作業ステーションで随時処理されるタイヤのモデルに適応するようにプログラムすることができる。
【0100】
さらに、タイヤの異なるモデルのシーケンスが所定のものに制限されないように、システムの操作上の融通性を高めるには、好ましくは、各作業ステーション5、6、7、8、9は、製造されるタイヤのモデルを識別する装置であって、当該作業ステーションで各々の構造用部品を形成するために使用される混合物の配合および量を決定するための選択装置と相互作用する装置と、関連づけられる。たとえば、これらの識別装置は、有利には、タイヤのトロイダル状支持具に対応するバーコードまたは他の種類のコードの読取機を含む。タイヤのトロイダル状支持具は、適切な読取装置を使用して、ローカル処理ユニットにより識別され、たとえば数値の所定のテーブルを使用して、半完成品の量の選択が決定される。
【0101】
タイヤを作業ステーション5、6、7、8、9、10のどれかに搬送する場合、こうしたバーコード読取機は、タイヤが属するモデルを識別して、ローカル処理ユニットが、中央ユニットから受信するインストラクションのほかに、あるいはこうしたインストラクションの代わりに、前記作業ステーションに適する動作プログラムを設定することを可能にする。
【0102】
一般に、製造される各構造用部品の仕様は、製造される特定の混合物の配合を含み、好ましくは、ローカル処理ユニットにおいて、製造されるタイヤのモデルの番号および各モデルについて製造されるタイヤの番号を含む製造要求に基づいて選択される。このロー仮処理ユニットのその他の詳細は、本願の特許出願人名義の係属特許出願第00EP−830385.1に記載されている。
【0103】
したがって、全体のシステムには、原料のみが供給されるため、事前に製造されてどこかに保管されていた混合物などの半完成品を搬送する必要がないため、搬送費の著しい節約になり、製造プロセス全体のロジスティックスが著しく単純化される。
【0104】
製造されるタイヤの移動は、製造ユニット2が加硫処理ユニット3に直接接続される連続する流れの形態で、好適に制御される。これにより、個々のタイヤは、複合製造ユニット2でタイヤが完成する速度に等しい速度で連続的に搬送されるため、有利なことに、複合製造ユニットと複合加硫処理ユニットとの間に設けられる保管バッファ内にグリーンタイヤを蓄積する必要がなくなる。
【0105】
種々の構造用部品の組立シーケンスは、製造されるグリーンタイヤのモデルに応じて変更することができるため、平均的な製造時間は、加硫処理時間に一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0106】
【図1】本発明によるシステムにより製造されたタイヤの一例を示す。
【図2】参照符号1で一般的に示された本発明によるシステムの配置図の一例を示す。

Claims (12)

  1. 各々が、製造されるタイヤに少なくとも1個の対応する構造用部品を組み立てるように設計された、複数の作業ステーション(5、6、7、8、9)を含む自動システムにおいて、タイヤを製造する方法であって、
    − 各々が少なくとも1種類のエラストマー材料を含む複数の異なる混合物を連続的に製造する段階と、
    − 少なくとも1種類の前記混合物を前記各作業ステーションに供給する段階と、
    − 少なくとも1種類の前記混合物から複数の前記構造用部品を製造する段階と、
    − 前記構造用部品をトロイダル状支持具上に配置してグリーンタイヤを製造する段階と、
    − 前記グリーンタイヤを加硫処理する段階と、
    を含むプロセス。
  2. 前記複数の異なる混合物が少なくとも1個の押出機ユニットにより製造される、請求項1に記載のプロセス。
  3. 前記構造用部品が少なくとも1本の連続長形要素を含む、請求項1に記載のプロセス。
  4. 前記構造用部品が少なくとも1本の補強ストリップ要素を含む、請求項1に記載のプロセス。
  5. 前記グリーンタイヤ製造段階が、前記連続長形要素を前記トロイダル状支持具上に周方向に配置する段階を含む、請求項3に記載のプロセス。
  6. 前記グリーンタイヤ製造段階が、前記補強ストリップ要素の複数本をタイヤ回転軸に垂直な方向に前記トロイダル状支持具上に配置する段階を含む、請求項4に記載のプロセス。
  7. 互いに異なるモデルのタイヤを製造するためのシステムであって:
    − 複数の混合物を製造するユニットと、
    − 各々が、少なくとも1個の対応する構造用部品を、製造されるタイヤの少なくとも1種類のモデルに組み立てるように設計された、複数の作業ステーション(5、6、7、8、9)を含む製造ユニット(2)と、
    − 組み立てられたタイヤのための加硫処理成形型(24、25、26、27、28、29)を有する加硫処理ユニット(3)と、
    を含み、複数の混合物を製造するための前記ユニットが、少なくとも1個の前記作業ステーションに、前記少なくとも1個の構造用部品を製造するのに適する少なくとも1種類の混合物を連続的に供給する、少なくとも1個の押出機ユニットを含むことを特徴とするシステム。
  8. 前記少なくとも1個の押出機ユニットが、順に配列された一対の押出機を含む、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記構造用部品が、少なくとも1本の連続長形要素を含む、請求項7に記載のシステム。
  10. 前記構造用部品が少なくとも1本の補強ストリップ要素を含む、請求項7に記載のシステム。
  11. 製造されるタイヤを前記作業ステーション(5、6、7、8、9)間で搬送および移動させるための装置をさらに含み、該装置が、1個の作業ステーション内で各モデルのタイヤを選択的に移動させることができる、請求項7に記載のシステム。
  12. 複数の作動ユニットを含む自動システム内で、異なるモデルのタイヤを製造する方法であって、
    各作動ユニットが、少なくとも1個の対応する構造用部品を、製造されるタイヤの少なくとも1種類のモデルに組み立てるように設計されており、
    − 中央処理ユニットにより、製造されるタイヤのモデルの所定の1つ以上の順序に従って、前記作動ユニットにおける複数の作業工程を順次実施させる段階と、
    − 前記各作動ユニットに供給されるトロイダル状支持具に対応するタイヤのモデルを識別する段階と、
    − 前記各作動ユニットのための作動ルーチンの所定の集合から、使用されるトロイダル状支持具に対応するタイヤのモデルのための前記構造用部品を配置するための特定のルーチンを選択する段階と、
    − 前記各作動ユニットのための混合物配合の所定の集合から、使用されるトロイダル状支持具に対応するタイヤのモデルのための前記構造用部品を製造するのに用いる混合物の特定の配合を選択する段階と、
    を含む方法。
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