JP2004525817A - 車両シートシステム - Google Patents
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Abstract
本発明は、車両シートシステムに関し、特に、リヤベンチシートに関する。このシステムは、本質的に水平方向の使用位置から本質的に鉛直方向の収容位置に旋回されることができる座部(1)と、本質的に鉛直方向の使用位置から本質的に水平方向の収容位置に旋回されることができる背もたれ部(2)とから構成されている。背もたれ部(2)が収容位置に配置されるとき、背もたれ部(2)の後側(2a)が積荷領域を形成し、背もたれ部(2)の上縁(2b)が、座部(1)の下側(1b)に隣接した位置に配置される。固定手段(4)が背もたれ部(2)の上縁(2b)に配置され、戻止め手段(5)が座部(1)の下側(1b)に配置されている。固定手段(4)および戻止め手段(5)は、シートが収容位置にあるときに、固定手段と戻止め手段(4,5)が互いに、解除可能で非確定的に、および/または確実に係合するように設計および配置されている。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両シートシステムに関し、特にはリヤベンチシートであって、本質的に水平方向の使用位置から本質的に鉛直方向の収容位置に旋回されることができる座部と、本質的に鉛直方向の使用位置から本質的に水平方向の収容位置に旋回されることができる背もたれ部と、を有し、後側、特には収容位置での背もたれ部の後側が積荷面を形成し、背もたれ部の上縁が、座部の下側に隣接した位置に配置される車両シートシステムに関する。
【0002】
このような車両シートシステムが知られており、これらのシステムの問題は、背もたれ部の後側により形成される積荷面を、画定された水平位置に保持することにある。
【0003】
本発明の目的は、この問題が解決されるように、一般的な車両シートシステムを簡単な設計手段により改良することにある。
【0004】
この目的は、一般的な車両シートシステムにより達成され、このシステムにおいて、固定手段が背もたれ部の上縁に配置され、戻止め(移動止め)手段が座部の下側に配置されている。固定手段および戻止め手段は、座部および背もたれ部が収容位置にあるときに、固定手段と戻止め手段が、解除可能で非確定的な連結、および/または確実な相互ロッキング連結により互いに係合するように設計および配置されている。
【0005】
本発明に従えば、畳み込んだ背もたれを、旋回されたシートクッションに対して容易に固定することができる。これは、背もたれ部上の固定手段(特にはラッチの形態の手段)を、座部上の戻止め手段(好ましくはフォーク状に設計される)に連結することにより行われる。
【0006】
この場合、固定手段は、旋回された背もたれ部の積荷面上に配置された積荷の力をクッション構造物に、または車両床面に直接に伝達する。これにより、背もたれ部の装飾張りに荷重をかけて押圧することが有利に回避される。背もたれ部の装飾張りの汚れまたは損傷が防止され、積荷面は、決められた傾斜角度に確実に調節されることができる。
【0007】
さらに、本発明に従って提示される固定手段は、多機能の固定要素として用いられることができるという点で、すなわち、背もたれ部と座部を互いに対して固定するためだけでなく他の目的にも用いられることができるという点で、固定手段自体が明確な重要性を有する。
【0008】
例えば、固定手段は、ショッピングバッグ、スポーツバッグのための固定フックとして、また、ジャケットなどの衣類を衣服ハンガーなどに吊り下げるために有利に用いられることができ、また、荷物スペースに固定されるべき多くの荷物を、事故を防止するように固定するために広く用いられることができ、しかも、この目的のために、固定手段を前方座席に配置することも可能である。
【0009】
さらに、固定手段が、特に、1以上の固定部に隣接した少なくとも1つのループ状領域を背もたれ部のために有する場合には、飲料ケース、テレビ、冷蔵庫、家具類などのようなより重い荷物のための固縛穴として有利に用いられ得る。そして、追加の要素を用いることにより、この固縛穴を車両内の他の固縛穴と共に用いることもできる。
【0010】
また、有利には、固定手段をToptether(トップテザー)固定具(より最近の法令条頃に従うFMVSS225に則った新しいサスペンション装置)として、または、堅固なラッチ固定具(いわゆるISOFIXラッチを用いる)として、使用位置の座部に置かれたチャイルドシートをさらにロックするために用いることも可能である。ラッチ固定の場合、例えば、3つのロック要素と嵌合したチャイルドシートを、間違えよう無く簡単にシートにロックすることを、前方から(乗員の目視方向と反対の方向に)容易に行うことができる。
【0011】
同様に、使用位置の座部に配置されたコンテナを、固定手段を用いて固定することができ、特に、1以上の堅固なコネクタ、例えばラッチを用いる場合、コネクタの一端をコンテナに、他端を固定手段に着脱可能に固定することが可能である。
【0012】
最後に、好ましくはヘッドレストが設けられる場合に、固定手段は、別の機能を、すなわち情報媒体としての機能をもたらす。例えば、傾向分析調査によれば、将来、サドルタイプのヘッドレストが、特にリヤシートシステムに益々取り付けられると考えられるが、サドルタイプのヘッドレストは、低めの使用位置よりも下に収容位置がある。ヘッドレストがこの収容位置に配置されたことを示す明確な表示が与えられなければならず、この目的のために固定手段を有利に用いることができる。例えば、固定手段に赤色を塗ることにより警告色を付けることができ、また、背もたれ部のショルダ上に延在するピクトグラム(絵文字)を設けてもよい。ピクトグラムは、背もたれ部に下げられ、または前方もしくは後方に折り畳まれたヘッドレストが収容位置にあることを示す。
【0013】
本発明のさらなる利益は、従属クレームおよび以下の詳細な説明に包含されている。
【0014】
本発明を、添付図面に示された実施形態の例を参照しつつ、より詳細に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
複数の図面の全体を通じて、同一の部品には同一の参照番号を付してあり、これらの部品についての説明は、概して1度のみとする。
【0016】
最初に図1に示されているように(図5〜8,9a,10にも示す)、本発明に従う車両シートシステム、特にはリヤベンチシートが、本質的に水平方向の使用位置から本質的に鉛直方向の収容位置へ旋回されることができる座部1と、旋回軸Xを中心に、本質的に鉛直方向の使用位置から本質的に水平方向の収容位置に旋回されることができる背もたれ部2と、を有する。図1および5は、それぞれ、座部1および背もたれ部2の収容位置を示し、座部および背もたれ部の使用位置が、図6〜8、9aおよび10に示されている。
【0017】
収容位置において、座部1の上側の座面1aが前方に、すなわち、乗員が真直ぐ前方を向いているときに乗員が見ている方向(矢印Bにより示される)に向いている。この目視方向Bは、多くの場合に車両の移動方向と同一であるが、そうでない場合の自動車にも、本発明に従う車両シートシステムを配置することが可能である。
【0018】
収容位置において、上向きにされた背もたれ部2の後側2aが、物品3を車両に載せて運ぶための積荷面をもたらしている。この場合、背もたれ部2の上縁2bが、後方(方向Bと反対)に向いた座部1の下側1bに隣接した位置に配置される。
【0019】
固定手段4が背もたれ部2の上縁2bに配置されており、戻止め(移動止め)手段5が座部1の下側1bに配置されている。固定手段4および戻止め手段5は、座部1および背もたれ部2が収容位置にあるときに(図1および5)、固定手段4と戻止め手段5とが互いに、解除可能で非確定的な連結、および/または、確実に相互ロックする連結により係合するように設計および配置されており、この様子は図2の拡大図において特に明確に見られる。これにより、畳み込まれた背もたれ(背もたれ部2)が固定されて上記の利点をもたらす。
【0020】
他の図はそれぞれ固定手段4の好ましい実施形態の側面図のみを示しているが、図3はこの実施形態の斜視図を示し、図4は別の可能な実施形態の斜視図を示している。これらの図から理解されるように、固定手段4は、好ましくは、ラッチ(掛け金)状に設計され得る。詳細には、固定手段4は、背もたれ部2のための2つの固定アーム4a,4b、および、固定アーム4aと4bの間のループ状の連結領域4cを有し得る。
【0021】
したがって、必要に応じて追加の手段を用いることにより、固定手段4を、図5に示されているように、より大きく、またはより重い荷物3のための固縛穴(ひもで縛るための小穴)として用いることができる。図5の参照番号6は、固縛手段、例えばストラップを示し、参照番号7は、さらなる固縛穴を示す。
【0022】
固定手段は、最も簡単な形態において、図4に示されているようにU字状の構造であり得る。しかし、固定手段4が果たし得る他の機能も考慮すると、図3に示されている湾曲した設計がより好ましい。この設計において、固定手段4のループ状の連結領域4cが、(図においてはほぼ水平方向の)面に延在し、連結領域4cは、固定手段4を断面図で見た場合、真直でない角度αで、特には直角に、固定手段4a,4bが延在する(図においてはほぼ鉛直方向の)面まで、断面で見たときの固定手段4がフックの形状であるように延在する。
【0023】
戻止め手段5は、好ましくは、固定手段4を受け入れるためのフォーク状の設計でつくられることができる。これは図2の拡大図に特に明確に示されているが、戻止め手段5を示した他の全ての図にも示されている。
【0024】
固定手段4のループ状の連結領域4cは、背もたれ部2の上縁2bを、特には距離Aだけ超えて突出し得るため、固定手段4は戻止め手段5と自由に相互作用する。固定手段が好ましい湾曲設計の実施形態であり、かつ戻止め手段5がフォーク状の設計である場合、固定手段4のループ状の連結領域4cは、互いに連結するこれらの2つの部品が互いに正しく係合できるように、乗員の目視方向Bに向いているべきである。
【0025】
本発明に従えば、背もたれ部2は、上記の本質的に鉛直方向の使用位置にあるときに、背もたれ部2を、乗員の快適さを増すように乗員の目視方向Bにて鉛直方向Vから鋭角の角度βだけリクライニングするための設備を含む。これは図6に詳細に示されており、また、座部1および背もたれ部2の使用位置を示す他の図にも、図の性質上示されている。この場合、特に固定手段4のループ状の連結領域4cも同様に、乗員の目視方向Bに対して上向きに鋭角に、好ましくは背もたれ部2の鉛直方向Vからの傾斜角と同じ鋭角βだけ傾くべきである。(連結領域4cの面と固定アーム4a,4bが延在する面の間の角度が直角αである場合、この傾きは自動的に生じる)。
【0026】
固定手段4と戻止め手段5との連結に高度の安定性をもたらすために、固定手段5は、それぞれの場合に、背もたれ部2の上縁2bのほぼ中央に配置され、戻止め手段5は、これに対応して、それぞれの場合に、座部1の幅に沿った中ほどに配置されるべきである。2つまたは3つの座部を有するベンチシートの場合、固定手段4および戻止め手段5は各シートに割り当てられるべきである。
【0027】
図6および7は、本発明に従う車両シートシステムが、使用位置に配置されたシート部2上に、チャイルドシート8を、少なくとも1つのコネクタ9を設けて配置し得ることを示す。コネクタ9の一端はチャイルドシート8に、他端は固定手段4に着脱可能に連結されることができる。こうして、先に述べたように、固定手段4を、柔軟なコネクタ9を用いて、FMVSS225(接続ベルトと子供の安全乗車規格)に従うチャイルドシート8のToptether(トップテザー)固定具として有利に用いることができ(図6)、または、1以上のラッチ(ISOFIXラッチ)をコネクタ9として用いて、チャイルドシート8を堅固に固定するために有利に用いることができる。後者の場合、3つのロック要素(チャイルドシート8の下部の参照番号10により示される)と嵌合したチャイルドシート8の確実なロックを、前方から(目視方向Bと反対の方向に)容易に達成することができる。
【0028】
図8に示されているように、堅固なコネクタ9を用いて、本発明に従う車両シートシステムを、チャイルドシート8ではなくコンテナ11と結合することも可能であり、コンテナをコネクタ9により固定手段4に固定することができる。コンテナ11に関しては、あらゆる範囲の多機能ボックス(特に、3つのロック要素10を有するボックス)、例えば、ドッグボックス、冷却ボックス、ゲームボックス、トレーつきボックス、パーソナルコンピュータおよびモニタなどを有するオフィスボックス)が利用可能である。概して、シート(座部1および/または背もたれ部2)にロックされ得る全てのコンテナ11が利用可能であり、これらのコンテナは、シートシステムに従って規定された全重量までは、衝突が起きた場合にも固定され、間違えよう無く簡単に迅速に固定され、また離脱されることができる。
【0029】
図9aに示されているように、ヘッドレスト12もまた、本発明に従う車両シートシステムの背もたれ部2に固定され得る。示された実施形態において、これは特に、背もたれ部2に対して、乗員の目視方向Bにて使用位置から収容位置に旋回されることができるヘッドレスト12である。この収容位置は図9aに示されている。
【0030】
事故に対する高度の安全性を考慮して、固定手段4が(ヘッドレスト12が使用位置にある状態で)、ヘッドレスト12の下端と背もたれ部2の上縁2bの間のギャップ(図示せず)内に延在することが有利である。
【0031】
背もたれ部2に対して下げること、すなわち旋回されることができるヘッドレスト12の場合、固定手段4は、有利には、収容位置に配置されたヘッドレスト12を超えて突出するように配置され得る。このような配置は、固定手段4がヘッドレスト12の収容位置を示すように用いられる場合に特に好適であり、この位置は、ECE R17(欧州基準 規則17)によれば、SRPより750mm上方(図9aにおける長さL)になければならず、これが明確に表示されなければならない。この目的のために、固定手段4は、警告色により固定手段4に印を付けることにより、または、図9に示されているようにピクトグラム13を設けることにより情報媒体(情報キャリア)として設計され得る。
【0032】
本発明に従って提示される固定手段4のさらなる利点は、固定手段4が、特にフック形状で設計されたときに、図10に見られるように、キャリアバッグ、バッグ、衣類などを吊り下げるために用いられることができることである(参照番号14は、固定手段4に掛けられたバッグを示す)。
【0033】
本発明は、示された実施形態の例に限定されることはなく、本発明の精神の範囲内の、本質的に類似の効果をもたらす全ての実施形態を包含するものとする。したがって、例えば、固定手段4の形状、寸法および位置が、示された実施形態と異なってもよい。これらの特徴は、関連する規則に鑑みて、また、記載された多機能特性に関連して変えることができ、これらに対応する詳細事項、例えば、最小半径、頭部衝撃領域などを、ECE R21に関して、また、トップテザーの固定の詳細をFMVSS225に関して定めることができる。背もたれ部2の後側2aの積荷面機能のための耐荷重性も考慮される。
【0034】
また、本発明は、請求項1に画定された特徴の組合せに限定されず、共に開示された個々の全ての特徴のいずれの組合せによっても画定される。これは、請求項1に記載された実質的に全ての個々の特徴を省略し、または、本出願の請求項1以外に開示された少なくとも1つの個々の特徴に置き換え得ることを意味する。この点に関し、請求項1は、本発明の定式化における第1の試みとしてのみ解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】図1は、本発明に従う車両シートシステムの、座部が収容位置にあり、背もたれ部が収容位置にある状態の側面図である。
【図2】図2は、図1に示された車両シートシステムの、図1に番号IIで示された領域における拡大詳細図である。
【図3】図3は、本発明に従う車両シートシステムの固定手段の第1の実施形態の、取り外された状態の拡大斜視図である。
【図4】図4は、本発明に従う車両シートシステムの固定手段の第2の実施形態の、取り外された状態の拡大斜視図である。
【図5】図5は、図1に対応する図であり、本発明に従う車両シートシステムの特定の用途のための、座部が収容位置にあり、かつ背もたれ部が収容位置にある状態を示す。
【図6】図6は、本発明に従う車両シートシステムの、座部が使用位置にあり、背もたれ部が使用位置にあり、かつチャイルドシートが座部上に置かれた状態の側面図である。
【図7】図7は、本発明に従う車両シートシステムの、座部が使用位置にあり、背もたれ部が使用位置にあり、かつチャイルドシートが座部上に置かれた状態の側面図である。
【図8】図8は、本発明に従う車両シートシステムの、座部が使用位置にあり、背もたれ部が使用位置にあり、かつコンテナが座部上に置かれた状態の側面図である。
【図9】図9aは、本発明に従う車両シートシステムの、座部が使用位置にあり、背もたれ部が使用位置にあり、かつヘッドレストが背もたれ部に固定された状態の側面図である。図9bは、図9aに示された本発明に従う車両シートシステムの、図1に番号IXbで示された領域の拡大詳細図である。
【図10】図10は、本発明に従う車両シートシステムのさらなる特定の用途のための、座部が使用位置にあり、かつ背もたれ部が使用位置にある状態の側面図である。
【0001】
本発明は、車両シートシステムに関し、特にはリヤベンチシートであって、本質的に水平方向の使用位置から本質的に鉛直方向の収容位置に旋回されることができる座部と、本質的に鉛直方向の使用位置から本質的に水平方向の収容位置に旋回されることができる背もたれ部と、を有し、後側、特には収容位置での背もたれ部の後側が積荷面を形成し、背もたれ部の上縁が、座部の下側に隣接した位置に配置される車両シートシステムに関する。
【0002】
このような車両シートシステムが知られており、これらのシステムの問題は、背もたれ部の後側により形成される積荷面を、画定された水平位置に保持することにある。
【0003】
本発明の目的は、この問題が解決されるように、一般的な車両シートシステムを簡単な設計手段により改良することにある。
【0004】
この目的は、一般的な車両シートシステムにより達成され、このシステムにおいて、固定手段が背もたれ部の上縁に配置され、戻止め(移動止め)手段が座部の下側に配置されている。固定手段および戻止め手段は、座部および背もたれ部が収容位置にあるときに、固定手段と戻止め手段が、解除可能で非確定的な連結、および/または確実な相互ロッキング連結により互いに係合するように設計および配置されている。
【0005】
本発明に従えば、畳み込んだ背もたれを、旋回されたシートクッションに対して容易に固定することができる。これは、背もたれ部上の固定手段(特にはラッチの形態の手段)を、座部上の戻止め手段(好ましくはフォーク状に設計される)に連結することにより行われる。
【0006】
この場合、固定手段は、旋回された背もたれ部の積荷面上に配置された積荷の力をクッション構造物に、または車両床面に直接に伝達する。これにより、背もたれ部の装飾張りに荷重をかけて押圧することが有利に回避される。背もたれ部の装飾張りの汚れまたは損傷が防止され、積荷面は、決められた傾斜角度に確実に調節されることができる。
【0007】
さらに、本発明に従って提示される固定手段は、多機能の固定要素として用いられることができるという点で、すなわち、背もたれ部と座部を互いに対して固定するためだけでなく他の目的にも用いられることができるという点で、固定手段自体が明確な重要性を有する。
【0008】
例えば、固定手段は、ショッピングバッグ、スポーツバッグのための固定フックとして、また、ジャケットなどの衣類を衣服ハンガーなどに吊り下げるために有利に用いられることができ、また、荷物スペースに固定されるべき多くの荷物を、事故を防止するように固定するために広く用いられることができ、しかも、この目的のために、固定手段を前方座席に配置することも可能である。
【0009】
さらに、固定手段が、特に、1以上の固定部に隣接した少なくとも1つのループ状領域を背もたれ部のために有する場合には、飲料ケース、テレビ、冷蔵庫、家具類などのようなより重い荷物のための固縛穴として有利に用いられ得る。そして、追加の要素を用いることにより、この固縛穴を車両内の他の固縛穴と共に用いることもできる。
【0010】
また、有利には、固定手段をToptether(トップテザー)固定具(より最近の法令条頃に従うFMVSS225に則った新しいサスペンション装置)として、または、堅固なラッチ固定具(いわゆるISOFIXラッチを用いる)として、使用位置の座部に置かれたチャイルドシートをさらにロックするために用いることも可能である。ラッチ固定の場合、例えば、3つのロック要素と嵌合したチャイルドシートを、間違えよう無く簡単にシートにロックすることを、前方から(乗員の目視方向と反対の方向に)容易に行うことができる。
【0011】
同様に、使用位置の座部に配置されたコンテナを、固定手段を用いて固定することができ、特に、1以上の堅固なコネクタ、例えばラッチを用いる場合、コネクタの一端をコンテナに、他端を固定手段に着脱可能に固定することが可能である。
【0012】
最後に、好ましくはヘッドレストが設けられる場合に、固定手段は、別の機能を、すなわち情報媒体としての機能をもたらす。例えば、傾向分析調査によれば、将来、サドルタイプのヘッドレストが、特にリヤシートシステムに益々取り付けられると考えられるが、サドルタイプのヘッドレストは、低めの使用位置よりも下に収容位置がある。ヘッドレストがこの収容位置に配置されたことを示す明確な表示が与えられなければならず、この目的のために固定手段を有利に用いることができる。例えば、固定手段に赤色を塗ることにより警告色を付けることができ、また、背もたれ部のショルダ上に延在するピクトグラム(絵文字)を設けてもよい。ピクトグラムは、背もたれ部に下げられ、または前方もしくは後方に折り畳まれたヘッドレストが収容位置にあることを示す。
【0013】
本発明のさらなる利益は、従属クレームおよび以下の詳細な説明に包含されている。
【0014】
本発明を、添付図面に示された実施形態の例を参照しつつ、より詳細に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
複数の図面の全体を通じて、同一の部品には同一の参照番号を付してあり、これらの部品についての説明は、概して1度のみとする。
【0016】
最初に図1に示されているように(図5〜8,9a,10にも示す)、本発明に従う車両シートシステム、特にはリヤベンチシートが、本質的に水平方向の使用位置から本質的に鉛直方向の収容位置へ旋回されることができる座部1と、旋回軸Xを中心に、本質的に鉛直方向の使用位置から本質的に水平方向の収容位置に旋回されることができる背もたれ部2と、を有する。図1および5は、それぞれ、座部1および背もたれ部2の収容位置を示し、座部および背もたれ部の使用位置が、図6〜8、9aおよび10に示されている。
【0017】
収容位置において、座部1の上側の座面1aが前方に、すなわち、乗員が真直ぐ前方を向いているときに乗員が見ている方向(矢印Bにより示される)に向いている。この目視方向Bは、多くの場合に車両の移動方向と同一であるが、そうでない場合の自動車にも、本発明に従う車両シートシステムを配置することが可能である。
【0018】
収容位置において、上向きにされた背もたれ部2の後側2aが、物品3を車両に載せて運ぶための積荷面をもたらしている。この場合、背もたれ部2の上縁2bが、後方(方向Bと反対)に向いた座部1の下側1bに隣接した位置に配置される。
【0019】
固定手段4が背もたれ部2の上縁2bに配置されており、戻止め(移動止め)手段5が座部1の下側1bに配置されている。固定手段4および戻止め手段5は、座部1および背もたれ部2が収容位置にあるときに(図1および5)、固定手段4と戻止め手段5とが互いに、解除可能で非確定的な連結、および/または、確実に相互ロックする連結により係合するように設計および配置されており、この様子は図2の拡大図において特に明確に見られる。これにより、畳み込まれた背もたれ(背もたれ部2)が固定されて上記の利点をもたらす。
【0020】
他の図はそれぞれ固定手段4の好ましい実施形態の側面図のみを示しているが、図3はこの実施形態の斜視図を示し、図4は別の可能な実施形態の斜視図を示している。これらの図から理解されるように、固定手段4は、好ましくは、ラッチ(掛け金)状に設計され得る。詳細には、固定手段4は、背もたれ部2のための2つの固定アーム4a,4b、および、固定アーム4aと4bの間のループ状の連結領域4cを有し得る。
【0021】
したがって、必要に応じて追加の手段を用いることにより、固定手段4を、図5に示されているように、より大きく、またはより重い荷物3のための固縛穴(ひもで縛るための小穴)として用いることができる。図5の参照番号6は、固縛手段、例えばストラップを示し、参照番号7は、さらなる固縛穴を示す。
【0022】
固定手段は、最も簡単な形態において、図4に示されているようにU字状の構造であり得る。しかし、固定手段4が果たし得る他の機能も考慮すると、図3に示されている湾曲した設計がより好ましい。この設計において、固定手段4のループ状の連結領域4cが、(図においてはほぼ水平方向の)面に延在し、連結領域4cは、固定手段4を断面図で見た場合、真直でない角度αで、特には直角に、固定手段4a,4bが延在する(図においてはほぼ鉛直方向の)面まで、断面で見たときの固定手段4がフックの形状であるように延在する。
【0023】
戻止め手段5は、好ましくは、固定手段4を受け入れるためのフォーク状の設計でつくられることができる。これは図2の拡大図に特に明確に示されているが、戻止め手段5を示した他の全ての図にも示されている。
【0024】
固定手段4のループ状の連結領域4cは、背もたれ部2の上縁2bを、特には距離Aだけ超えて突出し得るため、固定手段4は戻止め手段5と自由に相互作用する。固定手段が好ましい湾曲設計の実施形態であり、かつ戻止め手段5がフォーク状の設計である場合、固定手段4のループ状の連結領域4cは、互いに連結するこれらの2つの部品が互いに正しく係合できるように、乗員の目視方向Bに向いているべきである。
【0025】
本発明に従えば、背もたれ部2は、上記の本質的に鉛直方向の使用位置にあるときに、背もたれ部2を、乗員の快適さを増すように乗員の目視方向Bにて鉛直方向Vから鋭角の角度βだけリクライニングするための設備を含む。これは図6に詳細に示されており、また、座部1および背もたれ部2の使用位置を示す他の図にも、図の性質上示されている。この場合、特に固定手段4のループ状の連結領域4cも同様に、乗員の目視方向Bに対して上向きに鋭角に、好ましくは背もたれ部2の鉛直方向Vからの傾斜角と同じ鋭角βだけ傾くべきである。(連結領域4cの面と固定アーム4a,4bが延在する面の間の角度が直角αである場合、この傾きは自動的に生じる)。
【0026】
固定手段4と戻止め手段5との連結に高度の安定性をもたらすために、固定手段5は、それぞれの場合に、背もたれ部2の上縁2bのほぼ中央に配置され、戻止め手段5は、これに対応して、それぞれの場合に、座部1の幅に沿った中ほどに配置されるべきである。2つまたは3つの座部を有するベンチシートの場合、固定手段4および戻止め手段5は各シートに割り当てられるべきである。
【0027】
図6および7は、本発明に従う車両シートシステムが、使用位置に配置されたシート部2上に、チャイルドシート8を、少なくとも1つのコネクタ9を設けて配置し得ることを示す。コネクタ9の一端はチャイルドシート8に、他端は固定手段4に着脱可能に連結されることができる。こうして、先に述べたように、固定手段4を、柔軟なコネクタ9を用いて、FMVSS225(接続ベルトと子供の安全乗車規格)に従うチャイルドシート8のToptether(トップテザー)固定具として有利に用いることができ(図6)、または、1以上のラッチ(ISOFIXラッチ)をコネクタ9として用いて、チャイルドシート8を堅固に固定するために有利に用いることができる。後者の場合、3つのロック要素(チャイルドシート8の下部の参照番号10により示される)と嵌合したチャイルドシート8の確実なロックを、前方から(目視方向Bと反対の方向に)容易に達成することができる。
【0028】
図8に示されているように、堅固なコネクタ9を用いて、本発明に従う車両シートシステムを、チャイルドシート8ではなくコンテナ11と結合することも可能であり、コンテナをコネクタ9により固定手段4に固定することができる。コンテナ11に関しては、あらゆる範囲の多機能ボックス(特に、3つのロック要素10を有するボックス)、例えば、ドッグボックス、冷却ボックス、ゲームボックス、トレーつきボックス、パーソナルコンピュータおよびモニタなどを有するオフィスボックス)が利用可能である。概して、シート(座部1および/または背もたれ部2)にロックされ得る全てのコンテナ11が利用可能であり、これらのコンテナは、シートシステムに従って規定された全重量までは、衝突が起きた場合にも固定され、間違えよう無く簡単に迅速に固定され、また離脱されることができる。
【0029】
図9aに示されているように、ヘッドレスト12もまた、本発明に従う車両シートシステムの背もたれ部2に固定され得る。示された実施形態において、これは特に、背もたれ部2に対して、乗員の目視方向Bにて使用位置から収容位置に旋回されることができるヘッドレスト12である。この収容位置は図9aに示されている。
【0030】
事故に対する高度の安全性を考慮して、固定手段4が(ヘッドレスト12が使用位置にある状態で)、ヘッドレスト12の下端と背もたれ部2の上縁2bの間のギャップ(図示せず)内に延在することが有利である。
【0031】
背もたれ部2に対して下げること、すなわち旋回されることができるヘッドレスト12の場合、固定手段4は、有利には、収容位置に配置されたヘッドレスト12を超えて突出するように配置され得る。このような配置は、固定手段4がヘッドレスト12の収容位置を示すように用いられる場合に特に好適であり、この位置は、ECE R17(欧州基準 規則17)によれば、SRPより750mm上方(図9aにおける長さL)になければならず、これが明確に表示されなければならない。この目的のために、固定手段4は、警告色により固定手段4に印を付けることにより、または、図9に示されているようにピクトグラム13を設けることにより情報媒体(情報キャリア)として設計され得る。
【0032】
本発明に従って提示される固定手段4のさらなる利点は、固定手段4が、特にフック形状で設計されたときに、図10に見られるように、キャリアバッグ、バッグ、衣類などを吊り下げるために用いられることができることである(参照番号14は、固定手段4に掛けられたバッグを示す)。
【0033】
本発明は、示された実施形態の例に限定されることはなく、本発明の精神の範囲内の、本質的に類似の効果をもたらす全ての実施形態を包含するものとする。したがって、例えば、固定手段4の形状、寸法および位置が、示された実施形態と異なってもよい。これらの特徴は、関連する規則に鑑みて、また、記載された多機能特性に関連して変えることができ、これらに対応する詳細事項、例えば、最小半径、頭部衝撃領域などを、ECE R21に関して、また、トップテザーの固定の詳細をFMVSS225に関して定めることができる。背もたれ部2の後側2aの積荷面機能のための耐荷重性も考慮される。
【0034】
また、本発明は、請求項1に画定された特徴の組合せに限定されず、共に開示された個々の全ての特徴のいずれの組合せによっても画定される。これは、請求項1に記載された実質的に全ての個々の特徴を省略し、または、本出願の請求項1以外に開示された少なくとも1つの個々の特徴に置き換え得ることを意味する。この点に関し、請求項1は、本発明の定式化における第1の試みとしてのみ解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】図1は、本発明に従う車両シートシステムの、座部が収容位置にあり、背もたれ部が収容位置にある状態の側面図である。
【図2】図2は、図1に示された車両シートシステムの、図1に番号IIで示された領域における拡大詳細図である。
【図3】図3は、本発明に従う車両シートシステムの固定手段の第1の実施形態の、取り外された状態の拡大斜視図である。
【図4】図4は、本発明に従う車両シートシステムの固定手段の第2の実施形態の、取り外された状態の拡大斜視図である。
【図5】図5は、図1に対応する図であり、本発明に従う車両シートシステムの特定の用途のための、座部が収容位置にあり、かつ背もたれ部が収容位置にある状態を示す。
【図6】図6は、本発明に従う車両シートシステムの、座部が使用位置にあり、背もたれ部が使用位置にあり、かつチャイルドシートが座部上に置かれた状態の側面図である。
【図7】図7は、本発明に従う車両シートシステムの、座部が使用位置にあり、背もたれ部が使用位置にあり、かつチャイルドシートが座部上に置かれた状態の側面図である。
【図8】図8は、本発明に従う車両シートシステムの、座部が使用位置にあり、背もたれ部が使用位置にあり、かつコンテナが座部上に置かれた状態の側面図である。
【図9】図9aは、本発明に従う車両シートシステムの、座部が使用位置にあり、背もたれ部が使用位置にあり、かつヘッドレストが背もたれ部に固定された状態の側面図である。図9bは、図9aに示された本発明に従う車両シートシステムの、図1に番号IXbで示された領域の拡大詳細図である。
【図10】図10は、本発明に従う車両シートシステムのさらなる特定の用途のための、座部が使用位置にあり、かつ背もたれ部が使用位置にある状態の側面図である。
Claims (17)
- 車両のシートシステム、特にはリヤベンチシートであって、本質的に水平方向の使用位置から本質的に鉛直方向の収容位置に旋回されることができる座部(1)と、本質的に鉛直方向の使用位置から本質的に水平方向の収容位置に旋回されることができる背もたれ部(2)と、を有し、後側(2a)、特には収容位置での背もたれ部(2)の後側(2a)が積荷面を形成し、背もたれ部(2)の上縁(2b)が、座部(1)の下側(1b)に隣接した位置に配置される車両シートシステムにおいて、
固定手段(4)が背もたれ部の上縁(2b)に配置され、戻止め手段(5)が座部(1)の下側(1b)に配置され、固定手段(4)および戻止め手段(5)は、座部および背もたれ部がそれぞれ収容位置にあるときに、固定手段(4)と戻止め手段(5)とが解除可能な非確定的連結により、および/または確実な相互ロック連結により互いに係合するように設計および配置されていることを特徴とする車両シートシステム。 - 固定手段(4)がラッチ状に設計されていることを特徴とする請求項1に記載の車両シートシステム。
- 固定手段(4)が、少なくとも1つの固定部分、特には2つの固定アーム(4a,4b)を背もたれ部(2)のために有し、また、特に固定アーム(4a,4b)の間に配置されたループ状の連結領域(4c)を有することを特徴とする請求項1または2に記載の車両シートシステム。
- 固定手段(4)のループ状の連結領域(4c)が、固定手段(4)が断面で見られる面内に延在し、前記面は、固定アーム(4a,4b)が延在する面に対して、真直でない角度(α)、特には直角に、断面で見たときの固定手段(4)がフックの形状であるように、延在することを特徴とする請求項3に記載の車両シートシステム。
- 戻止め手段(5)がフォーク状の設計でつくられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両シートシステム。
- 乗員の目視方向(B)に対して、背もたれ部(2)が、鉛直方向(V)から鋭角(β)だけ後方に傾斜することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両シートシステム。
- 固定手段(4)のループ状の連結領域(4c)が、背もたれ部(2)の上縁(2b)から所定の距離(A)まで突出することを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載の車両シートシステム。
- 固定手段(4)のループ状の連結領域(4c)が乗員の目視方向(B)に向き、またはこの目視方向(B)に対して所定の鋭角の角度だけ上方に傾斜することを特徴とする請求項3〜7のいずれか一項に記載の車両シートシステム。
- 2つまたは3つのシートと、これらのシートの各々に割り当てられた固定手段(4)および戻止め手段(5)とにより特徴付けられる請求項1〜8のいずれか一項に記載の車両シートシステム。
- それぞれの場合において、固定手段が背もたれ部(2)の上縁(2b)の中央に配置され、これに対応して、戻止め手段(5)が、それぞれの場合に、座部(1)の幅に沿った中程に配置されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の車両シートシステム。
- 固定手段(4)がヘッドレスト(12)の下縁と背もたれ部(2)の上縁(2b)の間のギャップ内に延在することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の車両シートシステム。
- 背もたれ部(2)に対して、乗員の目視方向(B)に、または乗員の目視方向(B)と反対の方向において収容位置へ下げられ、または旋回されることができるヘッドレスト(12)により特徴付けられる請求項1〜11のいずれか一項に記載の車両シートシステム。
- 固定手段(4)が、収容位置に配置されたヘッドレスト(12)を超えて突出することを特徴とする請求項12に記載の車両シートシステム。
- 固定手段(4)が情報媒体として設計されることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の車両シートシステム。
- 使用位置に配置された座部(1)上にチャイルドシート(8)が置かれ、少なくとも1つのコネクタ(9)が設けられて、コネクタ(9)の一端はチャイルドシート(8)に、他端は固定手段(4)に着脱可能に連結されることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の車両シートシステム。
- 使用位置に配置された座部(1)上にコンテナ(11)が置かれ、少なくとも1つのコネクタ(9)が設けられて、コネクタ(9)の一端はコンテナ(11)に、他端は固定手段(4)に着脱可能に連結されることを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の車両シートシステム。
- チャイルドシート(8)またはコンテナ(11)のためのコネクタ(9)が堅固なラッチとして設計されることを特徴とする請求項15または16に記載の車両シートシステム。
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