JP2004524588A - 眼鏡フレーム、丁番、眼鏡及び丁番の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、眼鏡フレーム、テンプルバーを眼鏡フレームに連結する丁番、眼鏡、及びテンプルバーを眼鏡フレームに連接する丁番を製造する方法に関する。本発明は特に、摩擦部材を備えた丁番を有する眼鏡フレームに関する。
【背景技術】
【0002】
本明細書で用いる「眼鏡」という用語は、周知のアクセサリであり、かかるアクセサリは実質的に、ユーザの目の前に着用されるようになったガラスのレンズ又は他の屈折或いは着色、透明な材料の2枚のレンズを有し、ユーザは、レンズを通して矯正され又は暗くなった視界を得ることができ、かかるアクセサリは、レンズを好ましい使用位置に都合よく固定されたままにするよう構成された形態の眼鏡フレームを更に有し、ユーザは、両眼で且つそれぞれのレンズを通して平行な視線で前方を真っ直ぐに見ることができる。
かかる眼鏡フレームにレンズを保持するフレームフロント及びフレームを支持する一対のテンプルバーを設けることは周知であり、かかるテンプルバーは、丁番によりフレームフロントに連結されて眼鏡を使用されていないときに折り畳むことができるようになっている。
種々の眼鏡を入手できるが、例えば特定の特徴又はコスト面での利益をもたらし又は新たな審美的特徴を提供することにより市場のシェアを拡大する上での新しい解決策を見い出すべく依然として開発が行われている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
リンドバーグ等に付与された米国再発行特許第36,882号明細書は、テンプルバーがワイヤから成り、このワイヤの一端部が丁番の外部を構成するコイルの状態に巻回されている眼鏡フレームを開示している。丁番の軸(ピントル)は、フレームフロントと一体のワイヤの真っ直ぐな部分から成っている。ピボットワイヤの端部は、コイルの軸方向運動について二重の拘束手段となるよう側方に傾斜している。この設計の丁番は、良好な結果をもたらすことが判明しているが、かかる丁番には幾つかの審美上及び機能上の欠点がある。かくして、この丁番では、軸ワイヤの側方に傾斜した部分は、コイルを越えて突き出ており、これは望ましくない場合がある。丁番の両方の部分は金属から成り、かくして、丁番の動作では金属が互いに擦れ合い、その組合せにより摩耗が生じる。かくして、この丁番を摩擦が所定レベルになるよう製作することは実際問題としては不可能である。
コイルのピッチに起因して丁番の旋回を或る程度の軸方向変位と関連させなければならず、かくして、軸ワイヤの側方端部とこれに隣接したコイルの部分との間に摩擦が生じる。この擦れ合いにより、回動方向が逆になる際に摩擦が生じるが、この摩擦は、側方軸ワイヤ部分相互間の遊びに起因してゼロになり、その後、側方軸ワイヤ部分のうち対向したワイヤ部分に対し或る程度の摩擦が再び生じる。テンプルの旋回に対する摩擦は、すぐにゼロになる場合が多いが、これは、部品について弛んでいるのではないかという余り気持ちのよくない感触が生じる。
【0004】
国際公開第WO97/23803号パンフレットは、ワイヤの二重同心コイルから成る丁番手段を備えた眼鏡を開示している。かくして、フレームと基本的に一体の幅の広いコイルは、テンプルバーと一体の幅の狭いコイルの外部と係合する雌ねじとなる。この解決策は、ワイヤが互いに擦れ合うという原理を利用しており、丁番に所定レベルの摩擦を生じさせてこれを維持できるようにするものではない。
【0005】
国際公開第WO00/29896号パンフレットは、テンプルの各々及びフレームフロントに関しコイルから成る丁番を開示しており、これらコイルは、互いに係合しあう巻線と共通ピンの周りに係合できるようにするために全体としてほぼ同じ直径及びピッチを有している。この解決策では、ピボットを旋回させたときに金属が互いに擦れ合い、その結果、摩擦が経時的に変化する恐れがある。
【0006】
国際公開第WO98/40778号パンフレットは、テンプルバーの各々及びフレームフロントについてコイルを備えた眼鏡用の丁番を開示している。コイルは、互いにほぼ同じものであり、一方を他方の上にして共通ピンの周りに係合する。ピンは、軸方向拘束手段を構成するよう拡大ヘッドを有している。このコイルでは、金属は互いに擦れ合い、その結果、摩擦が経時的に変化する恐れがある。テンプルバーの旋回時、コイルのピッチに従って部品相互間で軸方向の運動が生じるのでこれら部品が互いに離れなければならない。これは、ピンのヘッドが軸方向の遊びを許容しなければならないことを意味している。これにより、最適の感触が得られない。さらに、ピンのヘッドは、コイルのうちの一方の最も上に位置する巻線に当接するので、コイルがねじ込み作用によりヘッドを加えて動く場合がある。
【0007】
国際公開第WO99/21046号パンフレットは、摩擦材料のピボットインサートの周りに巻き付けられた金属ストリップを有する眼鏡用丁番を開示している。弾性の金属ストリップは、半径方向に差し向けられた付勢力を摩擦部材に加えて丁番中の遊びを無くすと共に制御されたレベルの摩擦を生じさせるようになっている。軸方向拘束に関してだけは、金属が互いに擦れ合う恐れがあるが、軸方向力は、コイル又は軸方向変位を生じさせる恐れのある他の要因が存在しないので、事実上ゼロである。この丁番は、ワイヤ構成部品と一体化されていない。
【0008】
優れた感触を生じさせ、即ち、遊びがなく、ピボットの旋回時に所定の摩擦抵抗を生じさせる眼鏡用丁番を提供することが要望されており、この摩擦抵抗は、経時的に完全に不変であることが必要であり、即ち、摩擦又は動作の逆転などの影響を受けないことが必要である。眼鏡フレームと関連してワイヤから成るかかる丁番手段が要望されている。テンプルバーを互いに気持ちよく折り畳ませるような眼鏡フレームの改造を可能にするため、丁番軸線の配向状態の容易な調整を可能にする小形且つ簡単な丁番手段が要望されている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、第1の特徴として、フレームフロントと、1対のテンプルバーと、各テンプルバーについて設けられていて、対応関係にあるテンプルバーとフレームフロントの回動連結部を構成する丁番手段、とを有し、各丁番手段は、フレームフロントとテンプルバーとのうち一方と一体になっている弾性ワイヤから成るコイル巻線及びフレームフロントとテンプルバーとのうち他方と一体になっているねじ付きボアを備えた本体を有し、本体は、摩擦材料で構成され、コイルは、旋回に対して制御された摩擦抵抗を生じる回動連結部を構成するよう本体と協働関係且つ予備張力付与関係で係合するようになっていることを特徴とする眼鏡フレームを提供する。
【0010】
この眼鏡フレームは、摩擦を生じさせるために利用される付勢力によって丁番手段の局所摩耗を生じさせずにあらゆる位置で摩擦を保持した状態でテンプルバーを回動させることができる。ピボットに加えられた摩擦力により、丁番手段に遊びの感覚が生じることはない。丁番は、あらゆる位置でのテンプルバーの正確な案内を保証し、かくして、高品質製品であるという感触を生じさせる。丁番は、動作を軸方向に拘束する上で突出した部品を利用しておらず、かくして、設計者に選択の意図を生じさせるあらゆる選択肢を提供する。丁番は、非常に小さなサイズで具体化でき、かくして、目立たない。
【0011】
好ましい実施形態によれば、コイルワイヤの端面は、当接部と協働して回動連結部の旋回に対して拘束手段を構成する。これにより、端位置の確実な認識が可能になり、他方、コイルは制御された度合いの弾性をもたらして当接部に加わる衝撃を和らげると共に気持ちのよい動作を生じさせるのに役立つ。好ましくは、当接部は、テンプルバーの外方運動を拘束する。反対側の方向、即ち、テンプルバーを眼鏡フレームのリア側に対して折り畳む際、それ以上の当接部は不要である。
【0012】
好ましくは、コイルによる確実な保持を可能にするため且つ丁番本体に悪影響を及ぼす力の均等な分布を保証するため、ねじ山付き溝は少なくともぐるりと一回りした溝から成る。丁番本体は、摩擦材料、好ましくは、弾性ワイヤと良好に協働する摩擦材料で構成されるのがよい。
【0013】
丁番本体は、硬いコアの周りに装着された中空部材から成る。これにより、構造的品質を得るための頑丈なコアとコイルに適合可能な比較的軟質の外部との組合せが可能になる。
【0014】
好ましい実施形態では、コアは、フレーム端部から延びる金属ストリップから成り、コイルは、テンプルバーのワイヤの端部の巻線を構成する。これにより、丁番構成部品と眼鏡フレーム及びテンプルバーとの容易な一体化が可能になると共に例えば正しい丁番位置合わせを達成するための容易な調整が可能になる。
【0015】
本発明は第2の特徴として、テンプルバーを眼鏡フレームに連結する丁番であって、フレームフロントとテンプルバーとのうち一方と一体になっている弾性ワイヤから成るコイル巻線及びフレームフロントとテンプルバーとのうち他方と一体になっているねじ付きボアを備えた本体を有し、本体は、摩擦材料で構成され、コイルは、旋回に対して制御された摩擦抵抗を生じる回動連結部を構成するよう本体と協働関係且つ予備張力付与関係で係合するようになっていることを特徴とする丁番を提供する。この丁番は、製造が簡単であり、種々のタイプの眼鏡フレーム、特に、ワイヤテンプルバー付きの眼鏡フレームと容易に組み合わせできる。この丁番は又、上述の利点を奏する。
【0016】
有利な実施形態は、従属項に記載されており、丁番の実施形態において、好ましくは、コイルワイヤの端面は、当接部と協働して回動連結部の旋回に対して拘束手段を構成する。また、丁番の実施形態において、好ましくは、ねじ山付き溝は、少なくともぐるりと一回りした溝から成る。また、丁番の実施形態において、好ましくは、本体は、摩擦材料で構成されている。また、丁番の実施形態において、好ましくは、本体は、硬いコアの周りに装着された中空部材から成り、更に好ましくは、コアは、フレーム端部から延びる金属ストリップから成り、コイルは、テンプルバーのワイヤの端部の巻線を構成している。
【0017】
本発明は第3の特徴として、眼鏡フレームフロントと、フレームフロントによって取り付けられた1対のレンズと、1対のテンプルバーと、各テンプルバーについて設けられていて、対応関係にあるテンプルバーとフレームフロントの回動連結部を構成する丁番手段とを有し、各丁番手段は、フレームフロントとテンプルバーとのうち一方と一体になっている弾性ワイヤから成るコイル巻線及びフレームフロントとテンプルバーとのうち他方と一体になっているねじ付きボアを備えた本体を有し、本体は、摩擦材料で構成され、コイルは、旋回に対して制御された摩擦抵抗を生じる回動連結部を構成するよう本体と協働関係且つ予備張力付与関係で係合するようになっていることを特徴とする眼鏡を提供する。これにより、高品質の感触及び操作を生じさせる高品質丁番付きの眼鏡を提供し、この眼鏡は、長時間にわたって動作が完全に安定している。この眼鏡は、上述の利点を奏する。
【0018】
有利な実施形態は、従属項に記載されており、眼鏡の実施形態において、好ましくは、コイルワイヤの端面は、当接部と協働して回動連結部の旋回に対して拘束手段を構成する。また、眼鏡の実施形態において、好ましくは、ねじ山付き溝は、少なくともぐるりと一回りした溝から成る。また、眼鏡の実施形態において、好ましくは、本体は、摩擦材料で構成されていることを特徴とする。また、眼鏡の実施形態において、好ましくは、本体は、硬いコアの周りに装着された中空部材から成り、更に好ましくは、コアは、フレーム端部から延びる金属ストリップから成り、コイルは、テンプルバーのワイヤの端部の巻線を構成している。
【0019】
本発明は第4の特徴として、テンプルバーを眼鏡フレームのフロントに連接する丁番を製造する方法であって、フレームフロントとテンプルバーとのうち一方と一体の弾性ワイヤのコイル巻線を準備する工程と、フレームフロントとテンプルバーとのうち他方と一体のねじ山付き溝を備えていて、摩擦材料で構成された本体を準備する工程と、旋回に対して制御された摩擦抵抗を生じる回動連結部を構成するようコイルを本体と協働関係且つ予備張力付与関係をなして係合状態で装着する工程とを有することを特徴とする方法を提供する。これにより、眼鏡フレームのフロント及びテンプルバーと容易に一体化できる高品質丁番を製造する簡単な方法が提供される。この方法は、丁番の品質、例えば、丁番の姿勢及び摩擦保持の容易な改良が可能になる。
【0020】
この方法の好ましい実施形態が、従属した方法クレームに記載されており、実施形態において、好ましくは、コイルワイヤの端面を回動連結部の旋回に対し拘束手段をなす当接部に係合させる工程を更に有している。また、実施形態において、好ましくは、少なくともぐるりと一回りしたねじ山付き溝を設ける工程を更に有している。また、実施形態において、好ましくは、本体に関して摩擦材料を選択する工程を更に有している。また、実施形態において、好ましくは、本体に関して中空部材を選択する工程及び中空部材を硬いコアの周りに装着する工程を更に有しており、更に好ましくは、コアについて、フレームから延びる金属ストリップを選択する工程及びテンプルバーのワイヤの端部の巻回によりコイルを構成する工程を更に有している。
【0021】
中空部材を硬いコアの周りに装着する工程では、構成部品は、相互回転の恐れがないよう確実な保持を達成するようマッチングが行われるべきである。これは、当該技術分野において公知の種々の方法、例えば、弾性的に張力が加えられた要素を設け、棘及びこれと協働する凹部を設け、又は他の手段によって達成できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
本発明の別の特徴及び利点は、添付の図面を参照して以下に行われる最良の実施形態の説明から詳細が明らかになろう。
全図は、概略的であって、必ずしも縮尺通りではなく、当業者が本発明を実施することができるようにする上で必要不可欠な細部を示しているに過ぎず、それ以外の細部は、分かり易くするために省かれている。全図において、同一の符号は同一又は類似した部分を示すために用いられている。
【0023】
最初に、眼鏡1の一部分を示す図1を参照すれば、眼鏡1の一部分は、基本構成要素として、1つのレンズ2、1つの丁番5、眼鏡フレームフロント4の一部分及びテンプルバー7の一部分を有している。眼鏡1一式は、一般的には、フレーム3とレンズ2とから成り、フレームは、フレームフロント4、テンプルバー7及び丁番5で構成されている。完全な状態の眼鏡は、眼鏡を具体化するよう図示されると共に説明される細部の完全な説明は当業者の通常の知識に完全に収まると考えられるので図示していない。
【0024】
図1、図2及び図3で理解できるように、丁番5は基本構成要素として、テンプルコイル8、ピボットコア13及びバレル16を有している。
図示の実施形態では、テンプルバー7は、1本のワイヤから成り、その端部は、コイル8の状態に巻回されている。このコイルは、バレル16と相互作用する。その目的は、当業者には理解されるように、図示のようにいつでも使用できる開き位置からテンプルバーが眼鏡フレーム3のリア側に対し密接して位置する折り畳み位置へのテンプルバーの揺動を可能にすることにある。
テンプルバー7を外方に揺動させると、1つのコイル端面9が、運動の確実なストップとなる当接部15に当たる。
バレル16は、ピボットコア13の周りに装着又は嵌合されており、このピボットコアは、丁番ベース10と呼ばれる構造部材と一体である。丁番ベース10は、当業者に知られている任意の手段、例えば、接着、注型又は圧力嵌めによってフレームフロント4の延長部6に連結された細長い部材である。
【0025】
次に丁番、特に、丁番ベース10に関する詳細を説明するために図4及び図5を参照されたい。
図4及び図5から明らかなように、丁番ベース10は、図4及び図5に示す形状に切断されて折り曲げられた材料片から成る。丁番ベース10は、フレームフロント延長部内に一体にされるようになった突出部11を有している(図3も参照のこと)。丁番ベース10は、ピボットコア13を構成するために折り曲げられた延長部を備えるアーム12を更に有している。
【0026】
部品を組み立てるため、バレル16をピボットコア13の周りに装着又は嵌合させ、テンプルコイル8をバレル16の周りに装着又は嵌合させる。別法として、テンプルコイルをバレルの周りに装着又嵌合させ、それに引続いて、組合せたものをピボットコアの周りに装着又は嵌合させてもよい。都合がよいと考えるとき、突出部11をフレームフロント延長部内へ組み込むことを、丁番の組み立て前に行っても良いし、丁番の組み立て後に行っても良い。
【0027】
次に、バレル16の説明のために図11を参照されたい。図11は、第1の実施形態のバレルを、上から見た図、下から見た図、前から見た図、横から見た図、A−A線及びB−B線矢視断面及び等角図で示している。理解できるように、バレルは基本的に、軸方向開口部17と、溝19及び隆起部20から成る雄ねじとを備えた部材である。溝19は、テンプルコイルの巻線に合致するようになった形状に丸くなっている。ねじ山は、基本的には、約2.5回ぐるりと旋回したものから成る。ねじ山は、丁番軸線である軸線25を定めている。
軸方向開口部17の断面は矩形である。凹部は、棚部21を構成するよう頂部に隣接して幅が広くなっている。バレルの下方部分では、一方の側部に丸み付き凹部18が設けられている。
他の実施形態では、軸方向開口部17は、その断面が外方に一定であってもよく、即ち、棚部21が設けられていなくてもよい。
【0028】
次に、丁番の断面を示す図6及び図7を参照する。かくして、これらの図は、ピボットコア13の周りに装着又は嵌合され且つテンプルコイル8を支持しているバレル16を示している。
図6及び図7に示す実施形態では、ピボットコア13は、棘部14を有している。バレルをピボットコアに取り付けると、これら棘部は、バレル開口部内に凹みを形成し、かくして、バレルの保持を可能にする。
組み立てに先立って、テンプルコイルをバレル外部の直径よりも幾分小さな直径の状態に巻回する。その目的は、テンプルコイルがコイルをバレルの周りに装着したときに弾性的に拡張させることにある。かくして、テンプルコイルは、バレルをピボットコア及び棘部に対して固定するのに役立つ。
テンプルコイルの弾性引張状態は、丁番に遊びがなく、あらゆる方向においてテンプルの姿勢の正確な制御が可能であり、ピボットを旋回する際に安定した摩擦抵抗の度合いが得られるような良好な掴みを確保するのに役立つ。
【0029】
図6、図7及び図8で理解できるように、ピボットコア13は、バレル16の上方に突き出ていない。丁番の下方部分では、アーム12とピボットコア13を互いに連結する曲り部は、アーム12の下方側部がバレル16の下方側部と面一をなすようにするために凹部18内に完全に隠されている。かくして、回動部品は事実上テンプルコイルによって完全に隠される。
【0030】
テンプルバー7を開く際、テンプルコイル端面9は、基本的にアーム12に設けられた面である当接部15(図3参照)に係合する。好ましくは、これら互いに協働する面は、共に平らであって、丁番の軸線に沿った向きに構成されている。これにより、テンプルコイル端面が当接部にしっかりと当接し、テンプルコイル端面を当接部から変位させる傾向のある付勢力が働かず、かくして、部品を歪ませる傾向がない。
好ましくは、テンプルワイヤは、断面が丸いチタンワイヤから成る。直径が1.1mmのチタンワイヤは、好適であることが判明している。丁番ベース10は、打抜き加工され図示の形状の状態に折り曲げられたチタン片から成っているのが良い。
バレルは、炭素繊維又はガラス繊維の補強材が施された硬質ポリマー、例えばポリアセタールから成るのがよい。優れた摺動特性を得るためにポリテトラフルオロエチレンを混合するのがよい。米国ミネソタ州ワイノナ所在のRTP社から入手できる潤滑型RTP 881 TFE 10 DEL Acetal Homopolymer Carbon Fiber PTFE という名称のポリマーが好適であることが判明した。適当な材料の他のタイプは、ドイツ国BASFから入手できるpolymere A3WC4又はドイツ国のバイヤー・コーポレイションから入手できるRMKU2-2511である。
【0031】
次に、第2の実施形態のバレルの説明のため図9及び図10を参照されたい。
第2の実施形態では、軸方向開口部17内に設けられたバレル22は、バレルをピボットコア上に保持するようピボットコア13に設けられたネック24と協働するようになった内部ビード23を有している。他の細部は、第1の実施形態の細部とほぼ同一である。
特定の実施形態を本発明の例示として上述したが、これら実施形態は、本発明の範囲を限定するものと考えてはならず、かかる実施形態は、当業者により特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で多くの仕方で変形できる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】フロントから見た眼鏡の部分の等角図である。
【図2】リアから見た眼鏡の部分の等角図である。
【図3】図1の細部の拡大図である。
【図4】組み立て状態にある丁番の基本構成部品の等角図である。
【図5】図4の構成部品の分解図である。
【図6】図4に示す丁番構成部品の軸方向断面図である。
【図7】図6の細部の拡大図である。
【図8】図4に示す丁番構成部品の別の軸方向断面図である。
【図9】図6と類似しているが、丁番の変形実施形態を示す図である。
【図10】図8の細部の拡大図である。
【図11】すべての側から及び断面で見た1組の部分図a〜hからなる、丁番の構成部品を示す図である。
Claims (24)
- 眼鏡フレームであって、フレームフロントと、1対のテンプルバーと、各テンプルバーについて設けられていて、対応関係にあるテンプルバーとフレームフロントの回動連結部を構成する丁番手段、とを有し、各丁番手段は、フレームフロントとテンプルバーとのうち一方と一体になっている弾性ワイヤから成るコイル巻線及びフレームフロントとテンプルバーとのうち他方と一体になっているねじ付きボアを備えた本体を有し、本体は、摩擦材料で構成され、コイルは、旋回に対して制御された摩擦抵抗を生じる回動連結部を構成するよう本体と協働関係且つ予備張力付与関係で係合するようになっていることを特徴とする眼鏡フレーム。
- コイルワイヤの端面は、当接部と協働して回動連結部の旋回に対して拘束手段を構成することを特徴とする請求項1記載の眼鏡フレーム。
- ねじ山付き溝は、少なくともぐるりと一回りした溝から成ることを特徴とする請求項1記載の眼鏡フレーム。
- 本体は、摩擦材料で構成されていることを特徴とする請求項1記載の眼鏡フレーム。
- 本体は、硬いコアの周りに装着された中空部材から成ることを特徴とする請求項1記載の眼鏡フレーム。
- コアは、フレーム端部から延びる金属ストリップから成り、コイルは、テンプルバーのワイヤの端部の巻線を構成していることを特徴とする請求項5記載の眼鏡フレーム。
- テンプルバーを眼鏡フレームに連結する丁番であって、フレームフロントとテンプルバーとのうち一方と一体になっている弾性ワイヤから成るコイル巻線及びフレームフロントとテンプルバーとのうち他方と一体になっているねじ付きボアを備えた本体を有し、本体は、摩擦材料で構成され、コイルは、旋回に対して制御された摩擦抵抗を生じる回動連結部を構成するよう本体と協働関係且つ予備張力付与関係で係合するようになっていることを特徴とする丁番。
- コイルワイヤの端面は、当接部と協働して回動連結部の旋回に対して拘束手段を構成することを特徴とする請求項7記載の丁番。
- ねじ山付き溝は、少なくともぐるりと一回りした溝から成ることを特徴とする請求項7記載の丁番。
- 本体は、摩擦材料で構成されていることを特徴とする請求項7記載の丁番。
- 本体は、硬いコアの周りに装着された中空部材から成ることを特徴とする請求項7記載の丁番。
- コアは、フレーム端部から延びる金属ストリップから成り、コイルは、テンプルバーのワイヤの端部の巻線を構成していることを特徴とする請求項11記載の丁番。
- 眼鏡フレームフロントと、このフレームフロントによって取り付けられた1対のレンズと、1対のテンプルバーと、各テンプルバーについて設けられていて、対応関係にあるテンプルバーとフレームフロントの回動連結部を構成する丁番手段と、を有し、各丁番手段は、フレームフロントとテンプルバーとのうち一方と一体になっている弾性ワイヤから成るコイル巻線及びフレームフロントとテンプルバーとのうち他方と一体になっているねじ付きボアを備えた本体を有し、本体は、摩擦材料で構成され、コイルは、旋回に対して制御された摩擦抵抗を生じる回動連結部を構成するよう本体と協働関係且つ予備張力付与関係で係合するようになっていることを特徴とする眼鏡。
- コイルワイヤの端面は、当接部と協働して回動連結部の旋回に対して拘束手段を構成することを特徴とする請求項13記載の眼鏡。
- ねじ山付き溝は、少なくともぐるりと一回りした溝から成ることを特徴とする請求項13記載の眼鏡。
- 本体は、摩擦材料で構成されていることを特徴とする請求項13記載の眼鏡。
- 本体は、硬いコアの周りに装着された中空部材から成ることを特徴とする請求項13記載の眼鏡。
- コアは、フレーム端部から延びる金属ストリップから成り、コイルは、テンプルバーのワイヤの端部の巻線を構成していることを特徴とする請求項17記載の眼鏡。
- テンプルバーを眼鏡フレームのフロントに連接する丁番を製造する方法であって、フレームフロントとテンプルバーとのうち一方と一体の弾性ワイヤのコイル巻線を準備する工程と、フレームフロントとテンプルバーとのうち他方と一体のねじ山付き溝を備えていて、摩擦材料で構成された本体を準備する工程と、旋回に対して制御された摩擦抵抗を生じる回動連結部を構成するようコイルを本体と協働関係且つ予備張力付与関係をなして係合状態で装着する工程とを有することを特徴とする方法。
- コイルワイヤの端面を回動連結部の旋回に対し拘束手段をなす当接部に係合させる工程を更に有していることを特徴とする請求項19記載の方法。
- 少なくともぐるりと一回りしたねじ山付き溝を設ける工程を更に有していることを特徴とする請求項19記載の方法。
- 本体に関して摩擦材料を選択する工程を更に有していることを特徴とする請求項19記載の方法。
- 本体に関して中空部材を選択する工程及び中空部材を硬いコアの周りに装着する工程を更に有していることを特徴とする請求項19記載の方法。
- コアについて、フレームから延びる金属ストリップを選択する工程及びテンプルバーのワイヤの端部の巻回によりコイルを構成する工程を更に有していることを特徴とする請求項23記載の方法。
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