JP2004524220A - 車両座席のユーザの事故に関連した負傷を防止する保護装置および車両の衝撃を検出する機械システム - Google Patents

車両座席のユーザの事故に関連した負傷を防止する保護装置および車両の衝撃を検出する機械システム Download PDF

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    • B60N2/806Head-rests movable or adjustable
    • B60N2/838Tiltable

Abstract

本発明は、車両座席(1)のユーザの事故に関連した負傷を防止する安全装置に関する。この安全装置は、車両、特に後部に衝撃が与えられた場合、車両座席(1)の部品、特に背もたれ(2)の上部背もたれ部(5)を通常使用位置から安全位置へ移動させる装置(6)を備える。この部品は、特に車両座席(1)の背もたれ(2)内で車両の縦軸に直角に延びる軸(X−X)を中心とする回転モーメント(M)の影響の下、下部背もたれ部(4)を基準として角度範囲に回転する。本発明の装置は、前記部品を通常使用位置に固定(A)する移動止め手段(9)をも備え、また車両の衝撃を検出する手段(7)を有する。これらの手段は、車両の衝撃の影響によって加速されながら、移動止め手段(9)を解除位置に移動することによって前記部品の固定(A)を解放する要素を備える機械システムによって形成される。機械システムは移動止め手段(9)に機械的に接続された回転レバーからなり、前記回転レバーの自由端にはマスピースが取り付けられる。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、車両座席のユーザの事故に関連した負傷を防止する保護装置に関するものである。この保護装置は、車両、特に後部に衝撃が与えられた場合、車両座席の部品、特に背もたれの上部背もたれ部を通常操作位置から安全位置へ移動させる、特にトルクの影響の下で車両座席の背もたれ内で車両の縦軸を横断する軸を中心として下部背もたれ部を基準に角度領域を通って前記部品を回転させる装置と、前記部品を通常操作位置に固定するロッキング手段と、車両の衝撃を検出する手段とを有する。この車両衝撃検出手段は、車両の衝撃の影響によって加速される部分と、ロッキング手段をアンブロック位置に移動させることによって前記部品の固定を解除する部分とを有する機械システムによって形成される。
【0002】
さらに、本発明は、加速に応答する部分を有する、車両の衝撃を検出する機械システムに関する。
【0003】
この種の保護装置およびシステムがWO01/12465A1に開示されている。この文献では、後部に衝撃が与えられた場合の事故に関連した負傷、特に頚椎症候群またはむち打ち傷害を防止する一体化された保護装置を有する車両座席のための背もたれが記載されている。この保護装置は、座席部に接続された背もたれ部と、背もたれ内で車両の縦軸を横断する軸を中心として下部背もたれ部を基準に、進行方向に向いた回転方向に通常操作位置から、回転方向に作用するトルクによって角度領域を通って回転させることができる上部背もたれ部と、を有している。同様の既知の保護装置と比較すると、上記の保護装置は、確実に負傷からの保護を改善し、特に座席上の人間の頭部および上半身がそれぞれヘッドレストおよび背もたれに衝突した際に、これを阻止および緩衝することができるように改善されており、通常操作位置またさらには安全位置において、効果的であり且つ解放プロセスを妨害することのないロッキングを実現している。この目的のため、保護装置は少なくとも以下の部分を有している。即ち、
車両座席が占有されているか否かに関わらず上部背もたれ部に対して回転方向に作用するトルクを発生させる装置と、
後部の衝撃を検出する手段であって、後部に衝撃が与えられた場合、トルク発生装置が作動し回転移動が開始されるようにトルク発生装置と連動する手段と、
上部背もたれ部を通常操作位置に固定するロッキング手段と、である。このロッキング手段はレバーシステムから形成され、また前記後部衝撃検出手段は、衝撃が与えられた場合に上部背もたれ部の通常操作位置への固定が解除されるように、上部背もたれ部を通常操作位置に固定するロッキング手段と連動する。
【0004】
WO01/12465A1のさらなる詳細な説明によれば、ロッキング手段の作動は、後部の衝撃を検出する手段として用いられる加速度センサ等のセンサからそのパルスを獲得するソレノイドによって行うことができることが好ましい。この種のセンサは、例えば圧電効果に基づいて作動するため、取り付けるためには少なくとも1つの電圧計を必要とする。さらに、WO01/12465A1では、後部の衝撃の影響によって加速され且つロッキング手段を解除位置に移動する機械部分を有する機械制御システムによって後部衝撃検出手段を形成することもできるという基本概念を示している。しかし、この基本概念の具体的な技術的改造に関するさらなる手段については述べられていない。実際、ロッキング手段がその解放時間に関して正確に機能するための条件は、これまで、上記センサによって作動させられる花火に似た解放装置によってのみ、満たすことができた。しかし、この種の解放装置は部品の費用が高く、取り付けに時間がかかるものであるため、特に大量生産される車両の場合にはコスト面での問題が生ずる場合がある。
【0005】
本発明は、構造が単純な手段を、初めに述べたような種類の保護装置および機械衝撃検出システムに対して設けるという目的に基づいており、これによってロッキング手段がその解放時間に関して正確に機能するための条件を効果的に満たすことができる。機械システムに関する限り、保護装置と一体にするか否かに関わらず、必要に応じて車両衝突センサへの代用として高い精度で使用することができるようにすべきである。
【0006】
本発明が基礎とする目的は、まず、初めに述べたような種類の保護装置によって達成され、この装置においては、機械システムはロッキング手段に機械的に接続されている振り子型レバーから形成され、その自由端にはマスエレメントが締め付けられている。
【0007】
第2に、本発明が基礎とする目的は、初めに述べたような種類の機械システムによって達成され、このシステムにおいては、加速に応答する部分が振り子から形成され、その自由端にはマスエレメント(質量要素)が固定されている。
【0008】
本発明によれば、これによって驚くほど単純な手段を用いて確実に保護装置のロッキング手段のブロッキング位置を迅速且つ解放時間に関して非常に正確に解除することが可能となる。また、備え付けおよび取り付けがより困難である加速度センサを車両の衝撃を検出する手段として代用することが可能である。特に、車両の後部の衝撃の場合は、後部の衝撃によって座席のユーザの頭部が動き始める前の数ミリ秒のうちに、(安全位置に移動される部品としての)上部背もたれ部が安全位置に移動される。
【0009】
この場合、ロッキング手段が少なくとも2つの相互作用レバーを備えるレバーシステムから形成される保護装置が特に好ましい。この種のレバーシステムは、例えば、上部背もたれ部に回転可能に取り付けられ且つブロッキング位置で上部背もたれ部に固定されているカウンタベアリング上に支持されるキャッチと、ブロッキング位置でキャッチに係合し解放位置でキャッチを解放する回転可能に取り付けられたロッキングレバーと、から形成することができる。この場合、回転可能に取り付けられたロッキングレバーに振り子型レバーを回転可能に固定するようにして接続することができ、振り子型レバーの振り子軸は特に回転可能に取り付けられたロッキングレバーの回転軸と同軸に配列することができる。この種の構成は電圧計を必要としないので、取り付けが特に簡単である。ロッキングレバーの解放は非常に小さな駆動力のみによって実現することができるため、非常に速くレバーを動かすことが可能となり、従って迅速にキャッチを解除することが可能となる。
【0010】
保護装置の効率に関しては、ヘッドレストを(安全位置に移動される部品としての)上部背もたれ部の中、または上に固定することが特に効果的である。従ってヘッドレストに発揮される効果として、上部背もたれ部が通常操作位置にある場合、前記ヘッドレストは「快適位置」にあり、この時座席のユーザの頭部からのヘッドレストの距離はおよそ40乃至100mmとすることができる。上部背もたれ部の回転移動によって、ヘッドレストは「妨害位置」に移動され、この時座席のユーザの頭部からのヘッドレストの距離は0または事実上0となる。そのためヘッドレストが存在する場合には、上部背もたれ部の通常操作位置および安全位置は、前記ヘッドレストの快適位置および妨害位置に対応する。
【0011】
車両に衝撃が与えられた場合、車両座席の部品、特に背もたれの上部背もたれ部を移動させ、特にトルクの影響の下で車両座席の背もたれ内で車両の縦軸を横断する軸を中心として下部背もたれ部を基準に角度領域を通って前記部品を回転させる装置を、WO01/12465A1から本質的に知られているように、車両座席が占有されているか否かに関わらず回転軸内に配置され、且つトルクを発生させる初期応力を与えられたトーションバネとしての特に好ましい実施の形態における装置として都合よく設計することができる。
【0012】
車両の衝撃を効果的に検出するためには、およそ3g乃至20g、特に「低速衝突」(10乃至30km/hの運転速度)でのおよそ40乃至80m/sの加速が起こった場合、振り子型レバーが所定量偏向されるように、マスエレメントの質量の大きさおよび振り子の長さを特に互いに調整することが可能である。
【0013】
本発明のさらに効果的な改良の特徴は従属請求項および以下の説明に記載されている。
【0014】
本発明を図面を参照してより詳細に例を挙げて説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
各図において、同一の部分には常に同一の参照番号を与えており、従っていずれの場合においてもこれらの部分の説明は全体で一度だけ行う。
【0016】
まず図1から明らかであるように、車両座席1は、本発明による保護装置が一体化された背もたれ2と、座席部3と、を備えている。図示されている実施の形態において、本発明による保護装置は、後部に衝撃が与えられた場合に事故に関連した負傷、特に頚椎症候群またはむち打ち傷害から車両座席1を使用して人間を保護する働きをするものである。背もたれ2は、座席部3に接続された下部背もたれ部4と、下部背もたれ部4を基準に背もたれ2内で車両の縦軸を横断する軸X−Xを中心として、(図1に実線で示された)通常操作位置から進行方向Fに向いた回転方向Sに、角度領域を通って(図1に一点鎖線で示された)安全位置へ回転方向Sに作用するトルクによって回転させることができる上部背もたれ部5と、を有している。
【0017】
保護装置は第1に、車両座席2が占有されているか否かに関わらず上部背もたれ部5に対して回転方向Sに作用するトルク(図1の矢印M)を発生させる装置6を有し、第2に後部の衝撃を検出する手段7を有している。図4を参照して以下に詳細に説明されるように、トルク発生装置6は異なった設計であってもよく、後部衝撃検出手段7は本発明による機械システムとして設計されている。背もたれ2のこれらの部分(トルク発生装置6、後部衝撃検出手段7)は、まず(小さなボックスとして)概略的に図1に示されている。
【0018】
トルク発生装置6は都合良くは、例えば力またはエネルギーのアキュムレータ、特に初期応力を与えられたバネ要素または初期応力を与えられた複数のバネ要素によって形成することができる。図2乃至4に示された本発明の図示された実施の形態において、トルク発生装置6は、車両の縦軸を横断する上部背もたれ部5の回転軸X−Xに配置された葉形トーションバネ(トーションバネ6a)として設計され、都合良く非常に小さな自然加速を有し、引張または圧縮バネ(特に図3を参照)と比較して同様の効果を有していながら小さな構成スペースしか必要としない。
【0019】
後部に衝撃が与えられた場合、装置6が作動し、上部背もたれ部5の回転運動が開始されるように、検出手段7がトルク発生装置6と連動する。この場合、下部背もたれ部4はその元々の(通常操作)位置に留まる。
【0020】
確実に座席のユーザを最適に保護するために、下部背もたれ部4および上部背もたれ部5は所定の方法で互いにそれぞれの(具体的に示されていない)長さに調整できることが好ましく、車両の縦軸を横断し且つ上部背もたれ部5がそれを中心に回転可能である回転軸X−Xは、座席ユーザの肩領域の所定の高さH、好ましくは座席部3からおよそ400乃至580mm上の高さに配置することができる。
【0021】
ヘッドレスト8が上部背もたれ部5の中または上に固定され、このヘッドレスト8は、後部に衝撃が与えられた場合、座席のユーザの頭部からのヘッドレストの距離(図2のA1)がおよそ80乃至120mmとなる(図1に実線で示された)快適位置から、座席のユーザの頭部からのヘッドレストの距離(図2のA2)が0または事実上0となる(図1に一点鎖線で示された)「妨害位置」に移動される。
【0022】
さらに、上部背もたれ部5を通常操作位置に固定するロッキング手段9が設けられる。この固定は図1の矢印Aによって示されている。図3および4を参照して以下により詳細に説明されるように、このロッキング手段9はレバーシステムによって形成される。図1の矢印Bによって示されているように、ロッキング手段9はトルク発生装置6の効果を妨害する。
【0023】
後部衝撃検出手段7は上部背もたれ部5を通常操作位置に固定するロッキング手段と、衝撃が与えられた場合に上部背もたれ部5の通常操作位置への固定Aおよびトルク発生装置6の妨害Bが解除されるように、連動(図1の矢印U)する。
【0024】
その作用が図1の矢印Kで示され、且つ図4を参照して以下に一例が説明されるさらなるロッキング手段10を都合良く設けることによって、上部背もたれ部5を安全位置から通常操作位置に戻らないように固定することができる。
【0025】
従って、本発明の上記実施の形態において、全体としては具体的に言及されず且つ車両座席1の背もたれ2に一体化された新規の保護装置は、下部背もたれ部4と、軸X−Xを中心として回転させることができ、且つヘッドレスト8を有する上部背もたれ部5と、トルク発生装置6と、後部の衝撃を検出する本発明に従って設計された手段7と、レバーシステムとして設計され且つ上部背もたれ部5を通常操作位置に固定することを目的としたロッキング手段9と、上部背もたれ部5が安全位置から通常操作位置に戻らないように固定するロッキング手段10と、によって形成される。
【0026】
下部背もたれ部4から上部背もたれ部5への移行の領域における(図2に示された)背もたれ2の拡大された細部を示す図3は、車両座席2が占有されているか否かに関わらず、上部背もたれ部5に対して回転方向Sに作用するトルクMを発生させる装置6と、初めに概観の形態で、レバーシステムとして設計され且つ上部背もたれ部5を通常操作位置に固定することを目的としたロッキング手段9と、の好ましい具体的な一実施の形態を示している。
【0027】
既に述べたように、図3によるトルク発生装置6は、初期応力を与えられたバネ要素、より正確には上部背もたれ部5の中に取り付けられる葉形トーションバネ6aとして設計される。この種のトーションバネ6aは都合良く非常に大きな駆動力または非常に大きなトルクMを発生させることを可能にし、それによって上部背もたれ部5はミリ秒内で回転することができる。バネ要素は、著しい加速を発生させるために、初期力は大きいが終期力は非常に小さな下降特性線を有していれば有利であることが証明されている。このことは特に、上部背もたれ部5が車両内に配置されるために、衝突によってバネ要素の作用と反対方向の加速を受けるということを考慮しているものである。トルク発生装置6が作動する場合に、後部の衝撃のために車両座席2が受ける測定された、または好ましくは経験的に判断された平均加速量aよりも大きな量で上部背もたれ部5を回転方向Sに加速させるようにトルク発生装置6を設計すれば特に極めて効果的であり、これはバネ特性(トーションバネ6aの厚さおよび材料)によって設定することが可能である。
【0028】
図3は高さ位置を設定するために設けられたヘッドレスト8の保持ロッド8a、8bを本質的に知られているように示しており、これらによって、ヘッドレスト8を車両の軸を横断する軸X−X(軸X−Xの高さ位置は図1のHを見よ)を中心として傾けることができるように、座席ユーザの肩領域と同じ高さでヘッドレスト8が背もたれ2に取り付けられる。この目的のため、保持ロッド8a、8bを支持する背もたれ2の上部横断支柱(ストラット)5aが軸X−Xを中心として(回転方向Sに)回転可能に取り付けられ、この中に、トーションバネ6aが、下部背もたれ部4に固定的に接続された2つの側部支柱4b上で、下部背もたれ部4を越えて突出する各上部締め付け部4a内に配置されている。トーションバネ6a自体はその端部で締め付け部4a内に横方向に取り付けられ、保持部6bを介してほぼ中央に横断支柱5aに固定的に接続されている。従って、トーションバネ6aを、示されている回転方向Sと反対に回転させることによって通常操作位置における初期応力を与えることができる。
【0029】
特にポケット状に設計されている保持部6bの(具体的に言及されない)2つの側壁によって支持され、連結または摩擦ラッチとして作用するレバーシステムが、上部背もたれ部5を通常操作位置に固定するためのロッキング手段9として設けられている。
【0030】
この点に関して図4でより詳細に示されているように、図示された実施の形態において、レバーシステムは、保持部6bに回転可能に取り付けられている2つの相互作用レバー9a、9bを備えている。特に単一アーム設計の第1のレバー(キャッチ9a)は保持部6bのベアリング9cに横方向に取り付けられ、ベアリング軸Y−Yは上部背もたれ部5の回転軸X−Xに平行となっており、また第1のレバーは、固定されたカウンタベアリング4cを基準としてトーションバネ6aによって初期応力が与えられる回転可能な横断支柱5aを支持する。カウンタベアリング4cはここでは、他端で下部背もたれ部4に固定的に接続され且つポケット状保持部6b内へ突出する支持部4dの上端部に設置され、例えば自由なレバー端部に配置されるキャッチ9aのラグ(突出部)9dのための停止面によって形成される。キャッチ9aのブロッキング位置において、ラグ9dはカウンタベアリング4cに支持される。
【0031】
第2のレバー(ロッキングレバー9b)はキャッチ9aをそのブロッキング位置にロックする働きをする。この第2のレバーは、保持部6bのベアリング9eに横方向に取り付けられ、ベアリング軸Z−Zはこの場合も上部背もたれ部5の回転軸X−Xに平行となっており、第2のレバーはそのブロッキング位置において、前記キャッチがそのブロッキング位置から移動することができないように、キャッチ9aに連結するようにブロッキングラグ9fを噛み合わせる。図4はキャッチ9aおよびロッキングレバー9bのブロッキング位置をそれぞれ濃い実線で示し、アンブロック位置を薄い実線で示している。
【0032】
必要に応じて(後部の衝撃があった場合)、図4によればロッキングレバー9bはそのベアリング軸Z−Zを中心をとして時計と反対方向に回転し、その場合には、ラグ9fのキャッチ9aへの連結噛み合いは解除され、キャッチ9aは(同様に図4に示されているように時計と反対方向に)その軸Y−Yを中心として回転運動することが自由になる。この場合、ロッキングレバー9bを非常に小さな駆動力で解放することができる。
【0033】
キャッチ9aは、ロッキングレバー9bによって解放された後、トーションバネ6aの影響のみの下で、そのブロッキング位置からその解放位置へそのベアリング軸Y−Yを中心として(選択された図によれば時計と反対方向に)回転する。その過程において、カウンタベアリング4cの固定停止面とキャッチ9aのラグ9fの支持面との間の摩擦が抑えられる。横断支柱4aは車両の乗員の頭部の後方の方向(ヘッドレスト8の妨害位置)にヘッドレスト8と共に回転する。上部背もたれ部5およびヘッドレスト8がその過程において取る位置は既に述べたように、図1に一点鎖線で示されている。
【0034】
本発明に従って設計されると共に、後部衝撃の作用によって加速され且つロッキングレバー9bを解放する、即ちロッキングレバー9bを解除位置に移動する機械部分を有する機械システム20によって後部衝撃検出手段7を形成する。これは、後部衝撃検出手段7のロッキング手段9との直接の連動U(図1)に対応している。
【0035】
システム20はロッキング手段9に機械的に接続されている剛体振り子型レバー21から形成され、その自由端にはマスエレメント22が固定されている。特に、振り子型レバー21は、回転可能に取り付けられているロッキングレバー9bに回転可能に固定されて接続されている。振り子型レバー21の振り子軸はここでは回転可能に取り付けられているロッキングレバー9bの回転軸Z−Zと同軸に配列されている。振り子型レバー21の自由端のマスエレメント22は、回転可能に取り付けられたロッキングレバー9bの回転軸Z−Zより下に配置されている。
【0036】
後部に衝撃が与えられた場合、マスエレメント22を有する振り子型レバー21の自由端は、発生する加速力の影響の下で振り子回転軸Z−Zを中心として進行方向と反対に回転し、その結果、振り子型レバーに回転可能に固定されて接続されているロッキングレバー9bが同様に上述したように軸Z−Zを中心として回転し、ブロッキングラグ9fのキャッチ9aへの連結噛み合いは解除され、キャッチ9aは回転運動が自由になる。そのため、キャッチ9aをトーションバネ6aの影響の下で、そのブロッキング位置からその解放位置へ回転させることができる。
【0037】
上部背もたれ部5を通常操作位置に固定するためのロッキング手段9を形成するレバーシステムのように、振り子型レバー21を、特にポケット状に設計されている保持部6bの(具体的に言及されない)2つの側壁内におけるその振り子回転軸Z−Zの領域に保持することができる。
【0038】
システム20を効率良く作動させるため、マスエレメント22はおよそ50g乃至300gの質量を有していれば有利である。特に、およそ3g乃至20g、特におよそ40乃至80m/sでの加速が起こった場合、振り子型レバー21によってロッキング手段9がアンブロック位置に移動されるように、振り子型レバー21の自由端のマスエレメント22の質量の大きさ、および車両の衝撃を検出するためのその振り子軸Z−Zと自由端での重量の質量中心MPとの間の振り子型レバー21の特性長Lを互いに調整するべきである。これは、振り子型レバー21が所定量偏向した場合に行われる。これらの値の大きさを正確に定めるには、車両および車両座席1の構成の種類も重要となる。
【0039】
上部背もたれ部5が安全位置から通常操作位置に戻らないように、またヘッドレスト8が妨害位置から快適位置に戻らないように上部背もたれ部5を固定するためのロッキング手段10としては、様々な実施の形態が可能であり、その1つが図4に示されている。この実施の形態は上部背もたれ部5、特に横断支柱4aを固定するためのロッキング手段10の設計を回転体ブロッキング装置として示している。この回転体ブロッキング装置は、上部背もたれ部5の回転軸X−Xを中心として同軸に配置され且つ円筒形のケーシング10e内に配置されている歯状リング10dと、歯状リング10dの歯10fの間および歯状リング10dとケーシング10eとの間に配置された回転体10gと、を備えている。トーションバネ6aが歯状リング10dに固定的に接続されている。回転体10gは歯状リング10dとケーシング10eとの間を自由に回転することができる一方、反対方向に移動する場合には回転体10gは歯状リング10dとケーシング10eとの間で動かなくなり、それによってこの逆の移動を防止する。そのため、歯状リング10dの歯10fの歯面は、回転体ブロッキング装置が上部背もたれ部5の安全位置およびヘッドレスト8の妨害位置への回転(回転方向S)を許容するように設計される。
【0040】
既に上記説明から明らかであるように、本発明は図示された代表的な実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で同様に作用するすべての実施の形態をも含むものである。従って、加速に応答する部分が振り子、特に振り子型レバーから形成され、その自由端にはマスエレメントが固定された車両の衝撃を検出するための本発明による機械システムは、必要に応じて、前部の衝撃を検出するために使用することもできる。従って、「加速」は負の値、即ち「減速」に関するものでもよいと考えられる。振り子型レバーに接続された上記のさらなるレバーは必ずしもロッキングレバーである必要はなく、異なる種類のリリースレバーとすることもできる。
【0041】
レバーシステムは、例えば図示されたものおよび説明されたものとは異なる方法で設計することも可能であると共に、異なる位置に配置することも可能である。さらなる可能性の詳細に関しては、初めに述べたWO01/12465A1を全面的に参照する。
【0042】
さらに、本発明は請求項1に記載された特徴の組み合わせに限定されるものでもなく、開示されている個々の特徴のすべての中からの特定の特徴をその他望ましく組み合わせることによって定義付けられることもできる。これは、原則として請求項1の個々の特徴を事実上省略、または本願の他の部分に開示されている少なくとも1つの個別の特徴と置き換えることが可能であることを意味している。この点で、請求項1は単に本発明を明確にする第1の試みとして理解されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】図1は、本発明による保護装置を有する背もたれの斜視部分概略側面図を示す。
【図2】図2は、座席のユーザが示された、本発明による保護装置を有する背もたれの好ましい実施の形態の側面図を示す。
【図3】図3は、図2に示された背もたれの上部の斜視図を示す。
【図4】図4は、車両の衝撃を検出するための本発明に従って設計された機械システムの好ましい実施の形態が詳細に示された、背もたれの(図3に示された)上部を貫通した中央領域(平面IV−IV−IV−IV)における側断面図を示している。
【符号の説明】
【0044】
1 車両座席
2 背もたれ
3 座席部
4 2の下部背もたれ部
4a 2および4bの締め付け部
4b 2の側部支柱
4c 9aおよび4dのカウンタベアリング
4d 4上の支持部
4e 4d上の第1の歯
4f 4d上の第2の歯
5 2の上部背もたれ部
5a 2の上部横断支柱
6 トルク発生装置
6a トーションバネ
6b 保持部
7 後部衝撃検出手段
8 ヘッドレスト
8a、8b 8の保持ロッド
9 ブロッキング手段
9a 9の第1レバー、キャッチ
9b 9の第2レバー、ロッキングレバー
9c 6b内の9aのためのベアリング
9d (4c上で停止するための)9a上のラグ
9e 6b内の9bのためのベアリング
9f 9b上の9aのためのブロッキングラグ
10 ブロッキング手段
10d 10の歯状リング
10e 10のケーシング
10f 10dの歯
10g 10の回転体
10k 10d内の10gのためのホルダ
20 機械システム
21 振り子型レバー
22 マスエレメント
A 5の上の9の連動
A1 頭部と8との間の距離(快適位置)
A2 頭部と8との間の距離(妨害位置)
a 加速
B 6の上の9の連動
F 進行方向
H 高さ、3とX−Xとの間の距離
K 5の上の10の連動
L 21の特性長
M トルク、5の上の6の連動
MP 重量の質量中心
S 5および8の回転方向
U 9の上の7の連動
X−X 5/6のベアリングおよび回転軸
Y−Y 9aのベアリングおよび回転軸
Z−Z 9bのベアリングおよび回転軸

Claims (24)

  1. 車両座席(1)のユーザの事故に関連した負傷を防止する保護装置であって、
    車両、特に後部に衝撃が与えられた場合、車両座席(1)の部品、特に背もたれ(2)の上部背もたれ部(5)を通常操作位置から安全位置へ移動させる、特にトルク(M)の影響の下で車両座席(1)の背もたれ(2)内で車両の縦軸を横断する軸(X−X)を中心として下部背もたれ部(4)を基準に角度領域を通って前記部品を回転させる装置(6)と、
    前記部品を通常操作位置に固定(A)するロッキング手段(9)と、
    車両の衝撃の影響によって加速される部分とロッキング手段(9)をアンブロック位置に移動することによって前記部品の固定(A)を解除する部分とを有する機械システム(20)によって形成される、車両の衝撃を検出する手段(7)と、を有し
    機械システム(20)はロッキング手段(9)に機械的に接続されている振り子型レバー(21)から形成され、その自由端にはマスエレメント(22)が締め付けられていることを特徴とする、保護装置。
  2. 車両に衝撃が与えられた場合、車両座席の部品、特に背もたれ(2)の上部背もたれ部(5)を移動させる装置(6)は、車両座席(1)が占有されているか否かに関わらずトルク(M)を発生させる装置として設計されることを特徴とする、請求項1に記載の保護装置。
  3. トルク発生装置(6)は、初期応力を与えられたバネ要素または初期応力を与えられた複数のバネ要素のような、力またはエネルギーのアキュムレータによって形成されることを特徴とする、請求項2に記載の保護装置。
  4. トルク発生装置(6)は、好ましくは回転軸(X−X)に配置された初期応力を与えられたトーションバネ(6a)によって形成されることを特徴とする、請求項2および3のいずれかに記載の保護装置。
  5. ブロッキング手段(9)はレバーシステムから形成されることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の保護装置。
  6. 前記部品、特に上部背もたれ部(5)を通常操作位置に固定(A)するロッキング手段(9)のレバーシステムは、少なくとも2つの相互作用レバー(9a、9b)から形成されることを特徴とする、請求項5に記載の保護装置。
  7. レバーシステムは、上部背もたれ部(5)、特に背もたれ部(5)の横断支柱(5a)に回転可能に取り付けられており、ブロッキング位置において上部背もたれ部(5)に対して固定されているカウンタベアリング(4c)上に支持されるキャッチ(9a)と、ブロッキング位置においてキャッチ(9a)に係合し、解放位置でキャッチ(9a)を解放する回転可能に取り付けられたロッキングレバー(9b)と、から形成されることを特徴とする、請求項5または6に記載の保護装置。
  8. 振り子型レバー(21)は、回転可能に取り付けられたロッキングレバー(9b)に、回転可能に固定されるようにして接続されることを特徴とする、請求項7に記載の保護装置。
  9. 振り子型レバー(21)の振り子軸(Z−Z)は、回転可能に取り付けられたロッキングレバー(9b)の回転軸(Z−Z)と同軸に配列されることを特徴とする、請求項7または8に記載の保護装置。
  10. 振り子型レバー(21)の自由端のマスエレメント(22)は、回転可能に取り付けられたロッキングレバー(9b)の回転軸(Z−Z)より下に配置されていることを特徴とする、請求項7乃至9のいずれか1項に記載の保護装置。
  11. 振り子型レバー(21)の自由端のマスエレメント(22)は、およそ50g乃至300gの質量を有していることを特徴とする、請求項1乃至10の1つ以上に記載の保護装置。
  12. およそ3g乃至20g、特におよそ40乃至80m/sの範囲の加速が起こった場合、振り子型レバー(21)によってロッキング手段(9)がアンブロック位置に移動されるように、振り子型レバー(21)の自由端のマスエレメント(22)の質量の大きさ、およびその振り子軸(Z−Z)と自由端における重量の質量中心(MP)との間の振り子型レバー(21)の長さ(L)を互いに調整することを特徴とする、請求項1乃至11の1つ以上に記載の保護装置。
  13. 好ましくはレバーシステムから形成される振り子型レバー(21)およびロッキング手段(9)は、上部背もたれ部(5)内に配置されたポケット状保持部(6b)の側壁に取り付けられることを特徴とする、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の保護装置。
  14. カウンタベアリング(4c)は、他端で下部背もたれ部(4)に固定的に接続され且つ好ましくはポケット状保持部(6b)内へ突出する支持部(4d)の上端部に配置され、キャッチ(9a)のラグ(9d)のための停止面によって形成され、前記ラグは例えば自由なレバー端部に配置されることを特徴とする、請求項7乃至13のいずれか1項に記載の保護装置。
  15. 前記部品、特に上部背もたれ部(5)を安全位置から通常操作位置に戻らないように固定(K)するロッキング手段(10)を特徴とする、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の保護装置。
  16. 上部背もたれ部(5)を安全位置から通常操作位置に戻らないように固定(K)するロッキング手段(10)は、上部背もたれ部(5)の回転軸(X−X)を中心として同軸に配置され且つ円筒形のケーシング(10e)内に配置されている歯状リング(10d)と、歯状リング(10d)の歯(10f)の間および歯状リング(10d)とケーシング(10e)との間に配置された回転体(10g)とを備える回転体ロッキング装置として設計されることを特徴とする、請求項15に記載の保護装置。
  17. ヘッドレスト(8)が上部背もたれ部(5)の中または上に固定され、前記ヘッドレスト(8)は、後部に衝撃が与えられた場合、座席のユーザの頭部からのヘッドレストの距離(A1)がおよそ40乃至110mmとなる快適位置から、座席のユーザの頭部からのヘッドレストの距離(A2)が0または事実上0となる妨害位置に移動されることを特徴とする、請求項1乃至16の1つ以上に記載の保護装置。
  18. 加速に応答する部分を有する、車両の衝撃を検出するための機械システムであって、加速に応答する部分は振り子から形成され、その自由端にはマスエレメント(22)が固定されることを特徴とする、機械システム。
  19. 振り子は振り子型レバー(21)として設計されることを特徴とする、請求項18に記載のシステム。
  20. マスエレメント(22)はおよそ50g乃至300gの範囲の質量を有することを特徴とする、請求項18または19に記載のシステム。
  21. およそ3g乃至20g、特におよそ40乃至80m/sの範囲の加速が起こった場合、振り子が所定量偏向されるように、マスエレメント(22)の質量の大きさおよび振り子の長さ(L)を互いに調整することを特徴とする、請求項18乃至20のいずれか1項に記載のシステム。
  22. 振り子型レバー(21)は、解放レバー、特に回転可能に取り付けられたロッキングレバー(9b)に回転可能に固定されるようにして接続されることを特徴とする、請求項19乃至21のいずれか1項に記載のシステム。
  23. 振り子型レバー(21)の振り子軸(Z−Z)は、解放レバーの回転軸と同軸に配列されることを特徴とする、請求項22に記載のシステム。
  24. 振り子、特に振り子型レバー(21)の振り子軸(Z−Z)、および適切な場合解放レバーの回転軸は、ポケット状保持部(6b)の側壁に取り付けられることを特徴とする、請求項18乃至23のいずれか1項に記載のシステム。
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