JP2004523995A - フライホイール作動形手持ち式工具用速度コントローラ - Google Patents

フライホイール作動形手持ち式工具用速度コントローラ Download PDF

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Abstract

【課題】直流電源留め具打ち込みアセンブリを動作させて、効率的に直流電源(22)により留め具を打ち込み、それにより完全に携帯可能な手持ち式工具を達成する速度コントローラを提供する。
【解決手段】詳細には、速度コントローラは、フライホイール(28)を直流モータにより留め具の種類とユーザの選択内容に適した目標速度まで加速する。その後、速度コントローラは、運動エネルギーをフライホイール(28)から直線運動する留め具打ち込み部に伝達する。速度コントローラは、フライホイール(28)の回転速度に応答して、確実に打ち込み深さを安定させ、適切な期間クラッチを作動させて、フライホイール(28)を留め具打ち込み部に連結する。それにより、広範な動作条件(たとえば、電池の充電状態、留め具の種類、機械的な公差と摩耗、モータの性能等)に対して、安定した打ち込みが達成される。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、包括的に、手持ち式の電気・機械的留め具打ち込み工具に関し、より詳細には、運動エネルギーを伝達して加工物内に留め具を打ち込むための慣性部材を有する留め具打ち込み工具に関する。
(関連出願の相互参照)
【0002】
本願は、2000年12月22日に出願された特許仮出願第60/258,022号の優先権を主張し、参照により、その出願に開示されたその発明の全体を本明細書に援用するものである。
【0003】
本願は、本発明の所有者が本願と共通である、本願と同日に出願された同時係属中の以下のそれぞれの名称を持つ3つの米国特許本出願、Conrad Gravis他に対する「FLYWHEEL OPERATED TOOL」、John Burke他に対する「FLYWHEEL OPERATED NAILER」、Kevin Harper他に対する「RETURN MECHANISM FOR A CYCLICAL TOOL」に関する。本願は、さらに本発明の譲受人が所有する、本願と同日に出願され、「CONTROL MODULE FOR FLYWHEEL OPERATED HAND TOOL」という名称の同時係属中のShane Adams他に対する米国特許本出願にさらに関連する。
【背景技術】
【0004】
従来、工業用釘打ち機やステープラなどの留め具打ち込み工具の動作に比較的大きなエネルギーインパルスが必要な場合、そのような工具には空気圧により動力を供給することが一般的であった。そのような工具は、たとえば3インチ以上の釘やステープルをたとえば2×4などの枠木に打ち込むことができる。しかし、空気圧打ち込み工具には、現場で空気圧縮機が必要になるが、圧縮機が使用できなかったり使用するのが好ましくないことが多い。また、空気圧のアンビリカル管を引き回すのは、ユーザの妨げになることが多い。
【0005】
電力は空気圧縮機よりも使用可能な場合が多いため、空気圧の代わりにコードで接続された交流電気留め具打ち込み工具が使用されることが多い。詳細には、従来技術では、強力(heavy duty:重負荷)留め具の打ち込みに十分な運動エネルギーを送達する手段としてフライホイールを採用する、重負荷用で高出力の留め具打ち込み工具の提供に多くの努力が費やされてきた。このようなシステムの例は、米国特許第4,042,036号、第4,121,745号、第4,204,622号、第4,298,072号、第5,511,715号に開示されている。フライホイールは、留め具の打ち込みのためにソレノイドを作動させる大電流が流れるのを制限する目的で使用されている。直流モータの始動には一定の期間が必要で、その後、フライホイールで発生した運動エネルギーが「エネルギー集積場」にある打ち込み部にクラッチにより伝達される。
【0006】
このようなコード付きの電気留め具打ち込み工具は威力を発揮するが、交流コンセントが使用できない場合も多い。交流コンセントが使用可能な場合でも、多くのユーザはコードの引き回しが使用の妨げになると感じる。このような嗜好に合わせて、電池のような携帯電源をソレノイド動作留め具打ち込み工具に採用することも知られている。これらの携帯留め具打ち込み工具は、たとえば2インチから4インチの大きな、枠作成用のステープルや釘ではなく、1インチの無頭釘の打ち込みの際などの軽負荷の用途に主に使用される。特に、電流要求のピーク時に電池の電力の供給が効率的ではなく、電池の内部抵抗により熱が発生するため、必要な大量のピーク電力が原因で小型の留め具への適用が制限される。熱の蓄積は、電池の耐用年数を短くする傾向もある。さらに、大電流の流れ込みにより、この用途に適した電池の種類がニッケルカドミウム電池などに限定される。
【0007】
コード付きの電動フライホイール作動形手持ち式工具は、工具の電力消費が原因で電池の使用には一般的に適していない。フライホイールの使用により電流の急上昇は減少するが、一般的に知られているコード付きフライホイール作動形手持ち式工具はフライホイールを必要な速度以上に加速することが多いため、電池の低充電状態でも十分な速度が達成される。さらに、使用されるクラッチ動作の性能も、製造公差のばらつきと摩耗との合計により変動することがある。その結果、これらの工具は、フライホイールの運動エネルギーの大部分が無駄になる場合でも、一般的にフライホイールを各駆動サイクル中に停止させる。したがって、サイクルごとにフライホイールを過度に加速し、すべての運動エネルギーを消耗することで、電池が急速に消耗する。
【0008】
効果的な携帯電動工具への1つのアプローチとして、直動慣性部材がカムによって圧縮ばねに抗して持ち上げられ、留め具に衝撃を与えるように解放される動作が繰り返される、米国特許第4,625,903号に記述されているような複数回衝撃工具がある。電気モータと携帯電池パックは、ソレノイドなどの素子に急激に電力を供給するのではなくモータをある期間動作させることにより、より効率的な様式で動作する。サイクルごとにばねに蓄えられるエネルギーが比較的少量の場合は通常、ステープルや釘を加工物に打ち込むのに多数回の衝撃が必要になる。しかし、複数回衝撃工具は、留め具の打ち込みには効率的で効果的であるが、発火システムや圧縮空気システムのような一回の打ち込み動作を好むユーザもいる。複数回衝撃工具は、打撃中に工具が発生する振動で木質の表面に損傷を与える可能性もある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そのため、一回の打ち込み動作で留め具を加工物に打ち込むことができながら、携帯性があるという利点を有する携帯留め具打ち込み具に対する要求が非常に高い。さらに、大きな留め具を打ち込むことのできるかかる工具があることが望まれている。
【0010】
従来技術のこれらの問題およびその他の問題を、運動エネルギーを伝達してステープルや釘などの留め具を加工物に打ち込むようにするフライホイールの使用を制御するための制御システムにより対処する。電池電源の留め具打ち込み工具用の制御システムは、広範の種類の留め具と広範の動作条件に対して、安全で効率的な動作を提供する。特に、制御システムは、フライホイールなどの慣性駆動部材に蓄えられた運動エネルギーの量を検出してそれに対応することで、電池電力状態と工具の構成部品の性能に適応するのに好都合である。さらに、制御システムは、フライホイールのクラッチ動作における製造公差のばらつきや摩耗を補償しながら、運動エネルギーを節約して、留め具を打ち込み過ぎないようにするのに好都合である。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一態様では、電気的に加速されたフライホイールの運動エネルギーにより留め具を加工物に打ち込む方法が提供される。詳細には、フライホイールの運動エネルギーを示すフライホイールのパラメータの検出に応答して、クラッチアセンブリを選択的に作動させて運動エネルギーを打ち込み部から留め具に伝達する。それにより、運動エネルギーは、電池などの携帯電気装置に効率的な一定期間にわたって発生するが、運動エネルギーの大きな衝撃を与えることにより留め具が1回で打ち込まれる。
【0012】
本発明の別の態様では、携帯手持ち式工具は、動力装置により加速される慣性部材を有する。慣性部材は、クラッチにより選択的に打ち込み部に連結されて、運動エネルギーを留め具に伝達し、留め具を加工物に打ち込む。コントローラは、慣性部材の運動エネルギーを示す慣性部材のパラメータを検出するセンサを備える。コントローラは、検出されたパラメータと目標値に応答して、クラッチに慣性部材の運動エネルギーを伝達するよう指令するための回路構成も備える。センサを備えることは、留め具に伝達する運動エネルギーの量をより正確に計測するのに好都合である。特定の量の打ち込み力を安定的かつ適応的に留め具に加える機能により、電源にコードで接続したり、別の動力源(空気圧や発火など)を使用するのではなく、電池の使用が可能になることで、手持ち式工具の携帯性が高まる。
【0013】
本発明のこれらの、そしてその他の目的と利点は、添付図面とその説明によって明らかになるであろう。
【0014】
本明細書の一部に組み込まれ、また一部を構成する添付図面は、本発明の実施例を説明するものであり、前述の本発明の概要説明および後述の実施形態の詳細説明と併せて本発明の原理を説明する役割を果たす。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1を参照すると、手持ち式釘打ち工具10として示した携帯フライホイール作動形手持ち式工具は、様々な動作条件下で安定した速度制御行うのに好都合な制御システム12を有し、以降のいくつかの図において同一の番号は同一の構成部品を指す。詳細には、釘打ち工具10は、一般的に、留め具打ち込みアセンブリ16と制御モジュール18を収容するハウジングつまり本体14とを有し、さらに握りハンドル20を有する。ハンドル20の端部には、留め具打ち込みアセンブリ16の直流モータ24とソレノイド26、ならびに電気制御モジュール18を動作させるのに必要な電気エネルギーを供給するための着脱可能な充電電池22が取り付けられている。本発明は、大電流の流入に対応した一般的に知られている電池(ニッケルカドミウムなど)ではなく、他の種類の電池(たとえばニッケル水素(NiMH)、リチウムポリマーなど)を使用するのに好都合である。
【0016】
直流モータ24は、制御モジュール18により加速すると、フライホイール28を回転して、運動エネルギーを回転慣性の形式で蓄積する。その後、制御モジュール18は、ユーザ入力とフライホイール28の回転速度の検出されたパラメータに応じてソレノイド26を作動させて、フライホイール28の運動エネルギーを以下でさらに詳細に説明する留め具に伝達する。
【0017】
釘打ち工具10へのユーザ入力は、トリガリンク機構32を介して制御モジュール18に機械的につながるハンドル20のトリガ30として示される。別のユーザ入力は、安全リンク機構38を介して制御モジュール18に機械的につながるノーズアセンブリ36の安全装置34として示される。さらに別のユーザ入力は、速度調節ノブ40として示される。
【0018】
釘打ち工具10は、留め具(非図示)の帯をノーズアセンブリ36に供給するために、図示のように通常、本体14とハンドル20に取り付けられる留め具供給マガジンアセンブリ42を備える。当然、制御システム12は、別の数、種類、大きさの留め具を含めた別の種類のマガジンアセンブリ42を使用して動作するのにも好都合である。さらに、制御システム12は、以下でさらに詳細に説明する割り出されたマガジンアセンブリの使用を促進するのに好都合である。
【0019】
制御モジュール
図1と図2を参照すると、制御システム12の制御モジュール18は、釘打ち工具10の信頼性、設計の自由度、組み立て易さ、および性能の向上に好都合である。詳細には、制御モジュール18は、ノブ40で調節されるポテンショメータ44として示されるユーザ速度選択機能を持つ。釘打ち工具10は、ユーザ速度調節ノブ40に応じてフライホイール28の目標速度を調節することができる。制御モジュール18の設定済みの目標速度に加えて、ユーザはノブ40を調節して加工物のばらつきや留め具挿入の所要の深さに対する補正を行うことができる。
【0020】
制御モジュール18は、さらに、機械的ユーザ入力である安全装置34とトリガ30に対する非常に信頼性の高い電気インターフェイスを実現する薄膜プリント回路46を備える。さらに、プリント回路46は、成形ブリッジ48の支持により、さまざまな3次元の方向に容易に対応する。したがって、トリガスイッチ50と安全スイッチ52は、トリガ機械的リンク機構32と安全機械的リンク機構36をそれぞれ受け入れるための配置が容易である。薄膜スイッチ50、52は、一般的に知られているトリガスイッチと安全スイッチを超える耐用年数をより低コストで実現することが理解されよう。
【0021】
成形ブリッジ48は、さらに、回転速度変換器54を形成するプリント回路46の一部を支持し、方向を設定する。プリント回路46の2つの誘導性ピックアップ56、58は、フライホイール28の円形磁石(図1と2では非図示)上の交互のN磁極とS磁極にそれぞれ揃うように方向が設定され、回転速度センサ60を形成する。回転速度センサ60が非接触性であることで、摩耗による劣化を避けることができる。さらに、回転速度を直接検出することで、センサ60は、フライホイール28の運動エネルギーを正確に表す計測値を出力する。これに対して、モータに流れる電流を代わりに検出すると、結果として得られる計測値に、摩擦、モータ構成部品の劣化等による変動が含まれることがある。速度をより正確に検出することで、運動エネルギーがより正確に留め具に伝達されるため、より安定した結果が得られる。
【0022】
制御システム12をより詳細に説明する前に、留め具打ち込みアセンブリ16の機械的側面をさらに詳細に説明する。
【0023】
フライホイール作動形手持ち式工具の留め具打ち込みアセンブリ
フライホイール28を直流モータ24で加速することで直流電力を効率的に使用する機能を持つ留め具打ち込みアセンブリ16を説明する。有利には、手動リセットの必要をなくすクラッチによる手法を使用する。さらに、加速中にフライホイールに結合して留め具の打ち込み前に慣性負荷を増加し、その後、留め具の打ち込み後に係合を解除するのに好都合な構成部品について以下で説明する。さらに、留め具打ち込みアセンブリ16を真空戻し法でリセットすることで、電力がさらに節約され、手動のリセットキーを必要とする一般的に知られた手法が必要なくなる。
【0024】
図2、3、4、5は、図1に示した釘打ち込み工具10の本体14内に配置された留め具打ち込みアセンブリ16の平面図、左側面図、底面図、背面図を示す。図2、4、5では、わかりやすいように電気制御モジュール18が取り外されている。図6に示すように、留め具打ち込みアセンブリ16の主要な動作要素には、運動エネルギーを供給し、留め具を加工物に打ち込み、電気モータ24により駆動される(energized)フライホイール28が含まれる。フライホイール28は、固定された中心シャフト62上を自由に回転する。必要な毎分の回転数(RPM)に到達すると、クラッチ駆動アセンブリ64(図7と9を参照)により、クラッチ板66とフライホイール28が係合し、それによりフライホイール28の運動エネルギーの一部が、留め具を加工物に打ち込むために直線運動する留め具打ち込み部68に伝達される。その後、フライホイール28は、サイクル間で運動エネルギーが残っていればそのエネルギーにより継続して回転することが可能であり、さらに電力を節約し、サイクル時間を減少させる。
【0025】
図2〜図9を参照して、留め具打ち込みアセンブリ16の要素と動作を説明する。留め具打ち込みアセンブリ16は、クラッチ駆動アセンブリ64と電気モータ24により歯車駆動されるフライホイール28を備える。モータ24とフライホイール28との間の歯車駆動をここで主要例として図示するが、モータ24とフライホイール28との間にベルト駆動やその他の任意の適切な駆動機構を使用することも可能であることが理解されよう。ここで図示したようにモータの回転軸とフライホイール28の回転軸を平行にする代わりに、モータ24をその回転軸がフライホイール28の回転軸とシャフト62に垂直になるように配置し、そのためモータ出力シャフトとフライホイール外周との間にかさ歯車駆動を採用することも好ましい。
【0026】
図9を主に、図6から8を補助的に参照して、フライホイール28とクラッチ駆動アセンブリ64の機械的構造を動作の点から説明する。
【0027】
図9に最も適切に示されるように、クラッチ駆動アセンブリ64とフライホイール28は、軸方向に中心シャフト62に揃えられている。中心シャフト62はねじにより端板70に取り付けられ、端板70は、端板70から軸方向に延びており、端板70と中心シャフト62が回転しないように開口付き溝76に収容される一体形ボス74によりフレーム72に強固に取り付けられている。中心シャフト62の反対側の端は、フレーム72の支持溝78に収容される。
【0028】
フライホイール28は、図9に最も適切に示されるように中心シャフト62の端で深溝球軸受80上に回転可能に配置され、それにより、フライホイール28がモータ24により駆動されると中心シャフト62を中心として自由に回転する。
【0029】
フライホイール28は、クラッチ板66の円錐状の摩擦面84を受け入れるための円錐状の空洞82を有する。クラッチ板66と作動板86は分離可能な部材であるが、それぞれ凸部90と92を相互に連係させることでドラム88に噛み合い、それにより、クラッチ板66、作動板86、ドラム88が一つの一体化したアセンブリとしてシャフト62を中心として自由に回転する。転がり軸受け94aと94bはドラム88の内径部分に位置して、作動板86、ドラム88、クラッチ板66が一体化したアセンブリとして自由に回転する性質を保証する。
【0030】
作動板86に隣接して固定板96が存在する。固定板96と作動板86は、図16に示すように3つの等間隔に配置され軸方向に広がることが可能な球用傾斜98a、98b、98c、98a’、98b’、98c’によって相互に結合されている。固定板96と作動板86との間の球用傾斜(ball ramp)98の動作は、以下でさらに詳細に説明する。固定板96は、固定板96が中心シャフト62上を軸方向に自由に移動し、しかもフレーム72内の軸方向に揃えられた溝102内に摺動可能に収容される回転防止爪100により中心シャフト62を中心に自由に回転しないようにフレーム72に固定される。図17を参照のこと。
【0031】
固定板96は、固定板96とリターダ板108との間に位置する回転自在のスラスト軸受106をその上に受ける円形凸部104を備える。以下でその機能をさらに詳細に説明する、1組で使用され平行に作動する1対の皿ばね110は、図9に示したようにリターダ板108とソレノイド板112との間に配置される。以下でその機能をさらに詳細に説明する、図15に示した軸方向に広がることが可能な球用傾斜113により、端板70とソレノイド板112が結合される。
【0032】
クラッチ板66とフライホイール28との間の中心シャフト62には、コイルばね120を間に備える座金116と118からなる圧縮ばねアセンブリ114が配置され、以下でその機能をさらに詳細に説明する。
【0033】
留め具作業すなわち打ち込みのサイクルの開始時に、制御モジュール18は、モータ24によりフライホイール28に対して図7の矢印Aで示すように反時計回りに所定のRPMに到達するまで「回転をつける」。フライホイール28が所要のRPMつまり運動エネルギー状態に到達すると、制御モジュール18はソレノイド26を作動させて、ソレノイドプランジャ124から延びてソレノイド板112の外周に取り付けられた可撓性ワイヤソレノイドケーブル122を介して、ソレノイド板112を図7の矢印Bで示すように時計回りに回転させる。ソレノイド板112が時計回りに回転するにつれ、端板70とソレノイド板112内の対応する球用傾斜98の動作によりソレノイド板112は端板70から軸方向に離れるように移動する。図15を参照のこと。端板70とソレノイド板112が軸方向に離れるにつれて、クラッチ駆動アセンブリ64のそれ以外の残りの要素は、フライホイール28の圧縮コイルばね120に向けて軸方向に移動し、それにより、クラッチ表面36がフライホイールの空洞82に仮に係合する。クラッチ板66がフライホイール28に係合すると、クラッチ板66、ドラム88、作動板86が一体に反時計回りに回転する。図16に示す固定板96と作動板86の間の対応する球用傾斜98の動作により、作動板86が回転し、クラッチ板66と作動板86が軸方向に離れる。したがって、皿ばね72はソレノイド板112に押し付けられ、軸方向に逆向きの力を発生し、クラッチ板66をフライホイール28と強固に係合させる。
【0034】
ドラム88が反時計回りに回転すると、ケーブル126aと126bは、ドラム88とクラッチ板66のそれぞれの周辺溝128と130の周りに巻き付けられ、それにより動力すなわち作動工程において真空戻しピストンアセンブリ132がシリンダ134内で下に引かれ、そのため取り付けられた留め具打ち込み部68がフレーム72内のガイドブロック108と開口135を通して同様に下に向けて駆動され、それにより選択された留め具を目標の加工物に打ち込む。
【0035】
図13A〜図13Cは、固定板96と作動板86との間の動作をクラッチ駆動アセンブリ64の動力行程中の板86の回転に従って順番に示している。固定板96と作動板86の球用傾斜98は、図16に示すように螺旋状であるが、図13A〜図13Cでは、説明を簡単にするために傾斜98は直線として図示している。
【0036】
図13Aは、工具の作動サイクルの開始時における固定板96と作動板86を示している。フライホイール28が作動板86を反時計回り(図13Aでは左)に駆動すると、球136は傾斜98の形状に従って移動し、図13Bに示すように、作動板86と固定板96の間に急速かつ急激に離間距離(separation)xが生じる。隙間xは、図13Bに示すように留め具打ち込み部68の動力行程を通して維持され、前述のようにフライホイール28内に蓄積された運動エネルギーを打ち込み部68に伝達する。動力行程の最後に、図13Cに示すように、板96と86は急激に相互に近付き、それにより、クラッチ板66をフライホイール28から急速に離脱させる。
【0037】
図14は、作動板86と固定板96との間の隙間xを作動板86の回転角度の関数としてグラフに示している。打ち込み部ガイドと弾性ストッパブロックとの組み合わせ部138は、好ましくはシリンダ134の底部に配置され、動力行程の最後にピストンアセンブリ132をシリンダ134内で停止させる。
【0038】
クラッチ板66がフライホイール28から離脱すると、コイルばね120はクラッチ駆動アセンブリ64のすべての要素を端板70に向けて圧迫する。その結果発生する軸方向の力と圧力が、コイルばね120と皿ばね74の作動によりここでソレノイド板112にかけられ、ソレノイド板112を端板70に近づける。ソレノイド板112により圧力が球140にかけられると、ソレノイド板112が反時計回りに元の開始位置に向けて回転し、それにより、図12に示すようにソレノイドプランジャ124が開始位置に戻ると、ソレノイド板112の周りに巻き付けられたソレノイドケーブル122がソレノイド板112の回転を停止する。ソレノイドケーブル122の停止時にそのケーブルにかかる引張り応力を低減するために、ソレノイド板112とリターダ板108が反時計回りに回転する。皿ばね72内に残存する軸方向の力の作用により、リターダ板108とソレノイド板112が一体となることで、ソレノイド板112単独よりも大きな組み合わされた質量および/または慣性を呈する。したがって、組み合わされたソレノイド板112とリターダ板108のアセンブリの回転が加速する短期間中に、達していた回転速度が減少しているため、リターダ板108がソレノイド板112から分離したときには、ソレノイド板112の角運動量が低下しており、その結果、ソレノイドケーブル122がソレノイド板112の回転を停止するときにソレノイドケーブル122にかかる引張り応力が減少する。リターダ板108がソレノイド板112から結合を解除された後は、リターダ板108はその運動エネルギーが消費されるまで中心シャフト62を中心として自由に回転する。リターダ板108を使用することで、ソレノイド板112の回転の停止時にソレノイドケーブル122に必要以上に応力が作用しないようにソレノイド板112の質量および/慣性を選択することができる。
【0039】
前述のようにクラッチ駆動アセンブリ64を構築することで、クラッチ板66はフライホイール28から離脱し、それにより、クラッチ駆動アセンブリ64が動力行程の最後に達した後、フライホイール28は回転を継続することができる。したがって、留め具をさらに連続して打ち込みたい場合には、残存する運動エネルギーを使用して後続の操作に使用することにより、電池電力の消費を抑え、フライホイール28を動力行程後に即座に完全停止する場合に発生する衝撃を打ち込みアセンブリの要素および/またはフレーム72が吸収しないですむようにできる。この特徴により、工具を「空撃ち」することも可能になる。
【0040】
ここで説明したクラッチ駆動システムでは、端板70とソレノイド板112との間隔がクラッチ板66がフライホイール28に係合するまで継続して拡大し、それにより、動力駆動のたびにソレノイド板112が開始時の差を吸収するため、クラッチの摩耗を自動的に補償することもできる。
【0041】
ここで図10を参照する。真空戻しピストンアセンブリ132は、シリンダ134内に摺動可能に収容されるピストン142を備える。外周溝144はピストン142の上部から隔てられ、封止Oリング146がその中に設けられている。ピストン142の底部に向けて、2つの軸方向安定化帯148と150が設けられている。
【0042】
シリンダ134の内径Dは、図10に示すように、外側に広がり、シリンダ134の上部で直径D′になる。直径D′は、Oリング146の外径よりもわずかに大きいので、Oリング146と内径D′との間に環状隙間152が生じる。
【0043】
ピストンアセンブリ132が、留め具打ち込み部68の動力行程中に軸方向にシリンダ134内に引き込まれると、Oリング146は、シリンダ134の内壁の直径Dと摺動可能に係合し、それによりシリンダ134の内壁153とピストンアセンブリ132との間を気密にする。ピストンアセンブリ132がシリンダ134内を前進すると、シリンダ134の上部で、前進するピストンアセンブリ132と密閉された端部キャップ154との間に真空が生じる。
【0044】
摩擦クラッチ板66がフライホイール28から離脱すると、シリンダ134の上部に生じた真空によりピストンアセンブリ132が端部キャップ154に向けて引き戻され、それにより作動板86、ドラム88、クラッチ板66が一体に、再開始位置に再設定される。
【0045】
Oリング146が復路行程で内径Dから直径D′まで移動するときに、動力行程中にOリング146を通った空気があればその空気が圧縮され、環状隙間152によりOリング146を通過し、それからシリンダ134を通って大気に流出できることで、ピストンアセンブリ132の上部に閉じこめられた空気が蓄積するのを防ぐことができる。弾性端部停止部156は、好ましくは端部キャップ内に配置され、ピストンアセンブリ132がシリンダ134の上部のアセンブリの開始位置に戻るときに発生する可能性のある衝撃をすべて吸収する。
【0046】
ドラム88がその開始位置に戻るときに、ドラム88から半径方向に延びるタング157が図11に示すようにフレーム72に取り付けられた当接ブロック158に係合し、それにより、ドラム88が開始位置に戻るときに移動し過ぎることが防止される。
【0047】
前述の留め具打ち込みアセンブリ16は説明を目的とし、本発明の態様は他の種類の留め具打ち込みアセンブリにも適用可能であることが理解されよう。
【0048】
留め具打ち込みアセンブリ16のその他の構造と動作の詳細は、「関連特許出願」において特定し、本明細書に参照により援用される2つの同時係属中の特許出願に完全に記載されている。
【0049】
速度コントローラ
図18は、フライホイール202として示される慣性部材の回転速度検知の使用が好都合な、留め具をより安定してより効率的に加工物に打ち込むための釘打ち工具10の制御システム200を示している。制御システム200は、電子制御モジュール206により受け取られ処理される入力信号204に応じて、フライホイールモータ208などの動力装置にフライホイール202を加速するよう指令する。制御モジュール206は、さらにクラッチアクチュエータ210に運動エネルギーをフライホイール202から留め具に伝達するよう指令する。
【0050】
複数の半径方向に整列された対の磁極212がフライホイール202と共に回転するときの回転速度(たとえばRPM)を表わす信号は、複数の磁極212のうちの揃えられた磁極216と218のそれぞれ最も近い対を検出する変換器214により生成される。フライホイールの速度信号に加えて、制御システム200は、他の種類の入力に応答する。たとえば、入力信号204には、トリガ入力220、安全入力222、ユーザ速度調節入力224、連続フライホイールモードスイッチ入力226、留め具種類センサ入力228、および打ち込みのために位置決めされた留め具の存在を検出するための留め具用変換器入力230が含まれていてもよい。
【0051】
留め具割り出し器232は、制御モジュール206からの電気指令に応答するのに好都合である。独立した割り出しマガジン(非図示)との電気的インターフェイスは、容易に設計し、電気的な相互接続部により組み立てることが可能である。これは、割り出し機能を持つ空気圧工具に比べて有利であり、割り出し機能を持つ空気圧工具では、マガジンと本体とのインターフェイスにはより複雑な空圧配管が必要である。
【0052】
制御モジュール206は、許可条件(enabling condition)入力234に応答してもよい。トリガが押されていることや安全スイッチが押されていることと併せて電力が使用可能であることが、釘打ち工具10を起動する許可条件と判断することができる場合もある。その代わりに、またはそれに加えて、許可条件入力234が釘打ち工具10を動作可能にしたり動作不能にする他の入力信号を表していてもよい。たとえば、許可条件入力234には、検知されたモータの過熱状態、オン/オフスイッチ、電池電力電圧レベル、または交流電力が入力されていることが含まれていてもよい。交流電力入力により、制御モジュール206が電源を切り替えたり電池を充電してもよい。
【0053】
電池入力236は制御モジュール206の電源を表してもよい。さらに、制御モジュール206は、加速と作動が実行されると予測するときには、タイムアウト値を変更することで電池入力236の電圧レベルに対応してもよい。たとえば、特定の電池電圧レベルに対して、フライホイールモータ208は所定の目標速度にある時間範囲内に加速する必要があるが、この時間範囲は、電圧レベルに関連して変化すると予測される。したがって、工具の性能をより正確に予測することで、機械的障害をより正解に検出することができる。
【0054】
電子制御モジュール206は、これらの入力信号204用のインターフェイス240〜256を備える。速度センサ240は、変換器214からの速度信号を別の形式に変換してもよい。たとえば、速度センサはアナログ信号をデジタル信号処理に適した疑似直流信号(デジタル信号)に変換してもよい。薄膜スイッチ「A」242は、機械的なトリガ入力220を電気的なトリガ信号に変換する。薄膜スイッチ「B」244は、機械的な安全入力222を電気的な安全信号に変換する。事前設定速度範囲インターフェイス246は、ユーザ速度調節入力224に対して、完全に自由な速度の選択を許してもよく、フライホイール速度範囲を定義し得る。事前設定速度範囲インターフェイス246は、フライホールモータ208および/またはクラッチアクチュエータ210の動作可能範囲と、留め具と加工物の種類に対して予測される力の要件との組み合わせにより制限される範囲を定義し得る。連続モード入力248は、フライホールの連続モードまたは間欠モードの選択結果を受け取ってもよい。連続モードまたは間欠モードを一方のモードと排他的に使用してもよいことを理解されたい。代替的または付加的に、電池の充電状態(たとえば電池が一部放電されているときに電力を節約するために間欠モードに切り替える)など別の考慮事項に基づいて選択してもよい。留め具種類入力インターフェイス250は、留め具種類センサ入力228からの選択結果を検出するか、または受け取るが、これは、速度とタイミングについての考慮事項の調節に好都合である。留め具センサインターフェイス252は、留め具用変換器入力230に応じて、信号をデジタル処理に適した形式に変換する。制御モジュール206は、多くの形式で打ち込みの準備ができている留め具の有無に対応し得る。たとえば、空撃ちを防止して、摩耗や、部分的に装填されたり不適切な留め具の詰まりを防止したり、マガジンへの装填が必要なことを示したり、フライホイールの連続モードを中断するといったことができる。割り出しマガジンと共に使用する場合、割り出し制御インターフェイス254は、留め具割り出し器232に適切な割り出し信号を供給する。
【0055】
制御モジュール206は、許可条件入力234と電池入力236に応じる電源装置256を含んで示されている。電源装置を制御モジュール206だけのための電源で構成し、留め具を打ち込むように指令されたときや連続モードで工具10が動作可能な場合を除き、制御モジュール206を停止することで電池の電力消費を防止してもよいことを理解されたい。電源装置256は、さらに電力源の選択および/または取り付けられた電池の充電の論理を表してもよい。さらに、電源装置256は、電力が不注意により作動部品に到達するのを防止するためのさらに別の安全機能を表していてもよい。
【0056】
電子制御モジュール206は、制御信号をフライホイールモータ208に適した形式に(たとえば論理信号からパルス幅変調(PWM)電力信号に)変換するモータ制御インターフェイス260を提供する。クラッチ制御インターフェイス262は、制御信号をクラッチアクチュエータ210に適した形式に(たとえば論理信号から電力信号に)変換する。
【0057】
制御システム200は、制御モジュール206の指示器制御インターフェイス266により制御される照準指示器264を装着するためのユーザ用の追加の機能を持つことが好都合である。たとえば、安全スイッチを加工物に対して押し付けるなどの許可条件に応じて、焦点光やレーザーポインタが留め具を打ち込む予定の点に向けられるようにすることもできる。その照射は、ユーザが、照明が薄暗いときに加工物をより明確に見ることや、工具の照準をより明確に認識するのに役立つことができる。
【0058】
電子制御モジュール206は、機能を追加するためにプログラムされるデジタルコントローラ300を有することが好都合である。そのためには、プロセッサ302が、ランダムアクセスメモリ306のプログラムコンピュータ(「ポインタ」)304を介した間接アドレス指定により命令とデータにアクセスする。プロセッサおよび/またはメモリは、速度センサ240からの入力などの、デジタル形式で使用および保存されるアナログ/デジタル(A/D)入力308にアクセスする。説明しないが、別の例として、アナログ入力としては速度調節入力224と事前設定速度範囲インターフェイス246がある。メモリ306は、命令310、固まったか不注意で保持されているスイッチを監視するためのスイッチタイマ312、時間依存信号の処理や異常処理のための割り込みコード314、過熱につながるおそれのある長すぎるモータの動作を監視するためのモータタイマ316、不注意によるまたは偽のスイッチ信号に対して処置がとられるのを防止するためのスイッチ振動抑制バッファ318、所要のまたは適切なフライホイール速度の予め設定されたまたは計算された値を保持するための速度目標レジスタ320、作動開始による運動エネルギーの打ち込み部への伝達時間の異常な長さを監視するための予め設定されたまたは計算された値を保持するための作動タイマレジスタ322、作動解除するための時期を設定するための無操作タイマ324、またはその他のデータ構造や未使用のメモリ326を備える。
【0059】
命令310には、使用前にすべてのメモリロケーションが適切に動作していること、およびプログラムカウンタ304のインデックス設定が正しいことを確認するRAMの検査を実施する診断コードが含まれることが理解されよう。診断コードは、さらにサブルーチンのロケーションからジャンプとリターンが正しいロケーションに戻ることを確認する。さらに、診断コードは、プロセッサ302がピンをハイかローに設定したときにピンに取り付けられた配線がそれに対応した状態になることを確認する。
【0060】
制御モジュール206は、処理の失敗を防止するウォッチドッグタイマ回路330を備える。処理を通して、ウォッチドッグタイマ回路330はプロセッサ302により定期的にリセットされることで、制御モジュール206をリセットしたり動作不能にする処理を開始する期限に到達しないようにすることが理解されよう。
【0061】
図19は、制御システム200を使用して工具10の制御を行う一連のステップをメインルーチン400として示している。留め具を打ち込む前に、ユーザ設定が使用可能である(ブロック402)。たとえば、ユーザ設定には、オン設定や、制御部の瞬間的な作動(トリガスイッチ、安全スイッチなど)などの許可条件が含まれていてもよい。ユーザ設定には、連続、間欠、または自動(制御システムが適切なモードを決定するなど)などのモード設定が含まれていてもよい。ユーザ設定には、留め具打ち込みアセンブリに適した工場既定範囲、検出された留め具の種類に適した範囲、またはユーザ選択範囲などを含めるための速度調節設定が含まれていてもよい。
【0062】
ここで説明する実施形態では、安全スイッチを押すことなどユーザ入力(ブロック404)により制御システムが動作可能になる(ブロック406)ことで、処理が開始される。即座に、制御モジュールが診断を実行して、以下でさらに詳細に説明する、不注意による工具の起動や作動を引き起こす可能性のある障害を防止する(ブロック408)。特定の診断機能は動作中に継続して実行されることが理解されよう。
【0063】
診断が完了すると、安全スイッチが押されているかどうかが判断される(ブロック410)。押されている場合、照準指示器が起動される(ブロック412)。この機能は、工具の動作や条件をユーザに対して視覚的に示すために実行可能な機能を説明するために含まれている。
【0064】
その後、工具が連続モードかどうかが判断される(ブロック414)。このモードは、予め設定されていたり、ユーザが選択したり、バッテリ電圧などの考慮事項に基づいて自動的に選択されてもよい。ブロック414で連続モードの場合、たとえばトリガを押すなどの工具に作動準備をさせる入力が行われたかどうかがさらに判断される(ブロック416)。入力が行われている場合、以下で説明するように連続モードが開始される。入力が行われていない場合、無操作タイマが終了しているかどうかがさらに判断される(ブロック418)。適切な期間内に操作が行われなかった場合、制御モジュールは動作不能に設定され(ブロック420)、バッテリの消費が防止され、不注意による作動が防止される。ブロック418で無操作タイムアウトが発生していれば、処理は、フライホイールの連続動作を開始するためにトリガ指令を引き続き待つ。
【0065】
ブロック414に戻り、連続モードが選択されていない場合や適切ではない場合、メインルーチン400は、留め具を打ち込むたびにフライホールを目的速度に加速するのに好都合な間欠モードに入る。したがって、電池電力は打ち込みサイクルの間で節約される。フライホイールの残存運動エネルギーは、留め具打ち込みアセンブリにより保存されるため、間欠モードでもサイクル時間は短いままである。間欠モードでは、留め具を打ち込むための有効な指令が受け取られたかどうかが判断され(ブロック422)、受け取られていれば、有効な指令のための安全スイッチとトリガスイッチの規定された順番の確認と共に、以下で説明するフライホイールの間欠加速が開始される。ブロック422で有効な指令が受け取られていない場合、無操作タイムアウト期限に到達しているかどうかがさらに判断され(ブロック424)、到達していれば、制御モジュールが動作不能に設定され(ブロック420)、ルーチン400が完了する。
【0066】
図20は、図19で参照される診断ルーチン500を示している。制御モジュールの電源の投入時に特定の診断試験が実施され、工具の動作中にその他の試験がバックグラウンドで継続して実施される。たとえば、ウォッチドッグタイマ(ブロック502)が図示されているが、このタイマでは専用回路がプロセッサによる最後の更新以来の期間を計測する。ウォッチドッグタイマがタイムアウト前に更新されない場合、制御モジュールの処理が異常と仮定され、工具は安全ロックアウトモードに入る(ブロック503)。このウォッチドッグタイマはメインルーチン400を通じて継続して動作する。
【0067】
また、デジタルパラメータが初期化され、すべての校正が実施される(ブロック504)。たとえば、割り込みベクトルが設定され、すべてのリセットが適切に処理されるようになる。また、発振器などのアナログ素子が校正される。それから、メモリ位置(Zビット)の内容の切り替え(toggle)と読み出しについてあらゆる障害がないことを確認することでプロセッサのメモリが試験される(ブロック505)。Zビットに障害がある場合(ブロック506)、安全ロックアウトモードが設定され(ブロック503)、障害がない場合、未使用のメモリにリセットコード(割り込みベクトルなど)がロードされる(ブロック508)。さらに、プログラムカウンタ(ポインタ)が破損しているかどうかが検査され(ブロック510)、破損している場合は、安全ロックアウトモードが設定される(ブロック512)。ブロック510でプログラムカウンタが破損していない場合、遅延が発生して、電源装置は制御モジュールを安定させることができる(ブロック514)。安定していない場合(ブロック516)、安全ロックアウトモードが設定される(ブロック518)。ブロック516で安定している場合、トリガタイムアウトカウンタが設定され、異常に長いトリガ指令によって作動が行われないようにする(ブロック520)。また、スイッチ振動抑制コードが設定され、瞬間的または偽のトリガ信号またはスイッチ信号が無視される(ブロック522)。その後、ルーチン500は図19のメインルーチン400に戻る。
【0068】
図21は、図19のブロック416からの間欠モードを示している。詳細には、メインルーチン400のこの部分は、フライホイールを目標速度に加速し、フライホイールよって打ち込み部を駆動するべきことを示すユーザからの有効な指令によって開始される。そのため、速度目標が決定される(ブロック600)が、この速度目標は、予め設定された値、ユーザ選択内容、ユーザの選択内容により調節された予め設定された速度範囲、検出された留め具の種類に基づく選択内容、またはユーザの選択内容により調節された検出された留め具の種類に基づく範囲に基づいていてもよい。目標が設定されると、モータ指令が開始される(ブロック602)。
【0069】
パルス幅変調(PWM)ソフトスタートを使用するとモータ指令の開始に好都合である。したがって、PWM指令のデューティーサイクルが、最大指令レベルまで徐々に上昇し、電池に対する初期の電流要求とモータへのサージが減少する。それにより、電力消費が大幅に減少し、モータの耐用年数が延びる。
【0070】
モータ指令に応答してフライホイールが加速すると、安全スイッチがまだ保持されているかどうかが判断される(ブロック604)。安全スイッチを加工物から引き戻すと、モータ指令が無効になり(ブロック606)、制御モジュールが動作不能になる(ブロック608)。
【0071】
ブロック604で指令がまだ有効な場合、モータタイムアウトが終了しているかどうかがさらに判断される(ブロック610)。モータタイムアウトが終了している場合、留め具打ち込みアセンブリの障害(クラッチの固着、モータの故障、弱った電池など)により、安全ロックアウトモードが設定される(ブロック612)。ブロック610でモータがタイムアウトしていない場合、現在の検知速度が目標と比較される。目標に到達していない場合(ブロック614)、処理はブロック602に戻り、最大モータ指令が継続する。ブロック614で目標速度に到達している場合、モータ指令は無効になる(ブロック616)。
【0072】
運動エネルギーをフライホイールから直線運動する留め具打ち込み部に伝達するための減速しきい値が決定される。したがって、フライホイール内の既知の量の運動エネルギーが使用可能なだけでなく、既知の量が打ち込み部に、したがって留め具に伝達され、打ち込み深さが一定になる。さらに、フライホールは運動エネルギーの伝達中や伝達後に完全に停止しないので、残りの運動エネルギーをその後の動作に使用することができる。減速は、所定の条件に対するルックアップテーブルに基づいていてもよく、現在の速度に対する固定された割合や目標未満の固定数値量に基づいていてもよく、あるいはその他の指標に基づいていてもよい。
【0073】
それから、クラッチが係合され運動エネルギーが打ち込み部に伝達される(ブロック620)。それから、しきい値に到達したかどうかが判断される(ブロック622)。しきい値に到達していない場合、作動タイムアウトに到達したかどうかがさらに判断され(ブロック624)、作動タイムアウトに到達している場合は、安全ロックアウトモードが設定される(ブロック626)。ブロック622でタイムアウトに到達していない場合、ブロック620に戻り作動が継続する。ブロック622に戻り、減速しきい値に到達すると、クラッチが切断(離脱)される(ブロック628)。留め具割り出し器は、装着され動作可能に設定されている場合に作動状態になる(ブロック630)それから、制御モジュールが動作不能に設定され(ブロック632)、メインルーチン400が終了する。
【0074】
図22は、図19のメインルーチン400のブロック416のトリガ指令後の連続モード部分を示す。詳細には、ブロック600と602でそれぞれ説明したのと同様に、速度目標が決定され(ブロック700)、モータが始動する(ブロック702)。それから、予測される時間内にモータを加速できないことを示すモータタイムアウトが終了しているかどうかが判断される(ブロック704)。モータタイムアウトが終了している場合は、安全ロックアウトモードが設定される(ブロック706)。タイムアウトしていない場合、目標に到達しているかどうかがさらに判断される(ブロック708)。目標に到達していない場合、ブロック702に戻ることでフライホイールの加速が継続する。
【0075】
連続モードは、有効な指令に対して安全/トリガの順番の設定を追加することが可能で好都合である。たとえば、安全信号がトリガ信号よりも前になるように要求するのではなく(「トリガ撃ち」)、トリガ信号が安全信号よりも前にきてもよい(「底撃ち」)。さらに、不注意による作動を最小にするために、安全タイムアウト(たとえば3秒)と同様にトリガタイムアウト(たとえば3秒)が適用可能である。底撃ちは、ユーザが打ち込みの間のサイクル時間を非常に短くしたい用途やユーザがこの技法を個人的に好む用途のために、連続モードにオプションとして含まれる。
【0076】
ブロック708で目標に到達している場合、速度が維持される(ブロック710)。たとえば、動作範囲を入力することも可能で、その場合、下限に到達するとモータ指令が再度実行され、上限に到達するとモータ指令が無効になる。それから、有効な指令をユーザから受け取ったかどうかが判断される(ブロック712)。受け取っていない場合、無操作タイムアウトが発生したかどうかが確認され(ブロック714)、発生していない場合、ブロック710に戻ることでフライホイール速度が連続的に維持される。ブロック714で無操作タイマが終了している場合、モータ指令が無効になり(716)、制御モジュールが動作不能に設定される(ブロック718)。
【0077】
ブロック712に戻り、有効な指令が受け取られている場合、前述の間欠モードと同様にクラッチが接続状態(係合状態)になり、ブロック720〜734はそれぞれブロック616〜630に対応する。しかし、ブロック732でクラッチを切断(離脱)し、ブロック734で留め具割り出し器を作動状態にした後、制御はブロック710に戻り、連続状態での速度維持が継続して、留め具打ち込みの次の有効な指令を待つ。
【0078】
図23Aは、「t0」から「t7」までの時間を通して図1のモータ24の加速とソレノイド26の作動を開始する有効なユーザ指令を図示している。時刻「t1」に、安全スイッチを押すこととして示される許可事象(enabling event)により、電力が制御システムに供給される。「電力または安全スイッチ」は、図示された時間尺度を通して時刻「t7」までオンのままである。時刻「t2」で、トリガ信号が受け取られ、この信号もグラフの残りの部分を通してオンのままであり、トリガを引いた後に工具が加工物に当てて保持されていることを示す。時刻「t2」では、モータ指令(「モータ信号」)も開始される。
【0079】
図23Aの時刻「t2」と「t3」との間のモータ信号の部分は、図23Bにさらに詳細に示されていて、モータ信号のソフトスタート部分を表している。詳細には、PWMモータ信号は、オン時間2μsecとオフ時間510μsecから始まり、最大指令である510μsecのオン時間と10μsecのオフ時間に到達するまでサイクルごとに10μsecそれぞれ増分および減分する。モータをソフトスタートさせる他のアプローチを実装することもソフトスタートを省略することも可能であることが理解されよう。
【0080】
図23Aに戻ると、時刻「t2」でモータ信号が開始すると、フライホイールとモータの回転速度のパラメータが検出される(「モータ速度」)。時刻「t2」のモータ速度の初期値は、フライホイールに前回の打ち込みサイクルの運動エネルギーが残っていれば非ゼロの場合もある。およそ時刻「t3」では、検出速度は作動に使用可能な速度範囲の下限速度に到達する。時刻「t5」では、検出速度は目標速度に到達し、ここでいくつかの変化が発生する。モータ指令が無効になる。さらに、ソレノイド信号により作動が指令され、モータ速度の減少として表されるようにフライホイールから直線運動する打ち込み部へ、さらに留め具へ運動エネルギーが伝達される。時刻「t6」では、所要の作動状態を示すしきい値に減少したモータ速度が検出され、それによりソレノイド信号が無効になる。
【0081】
図23C〜図23Fは、無効な指令が与えられる結果、工具が作動しない例を示す。図23Cは、時刻「t2」での安全信号よりも前の時刻「t1」でのトリガ信号を示し、説明のための実施例ではモータの起動とソレノイドの作動が防止される。図23Dでは、安全スイッチが時刻「t1」で押されているが、トリガ信号が受け取られる前に安全信号が時刻「t4」でタイムアウトしているため、起動と作動が防止される。図23Eでは、安全信号が時刻「t1」でオンになり、トリガ信号が時刻「t2」でオンになることが示されているが、これは必要な順番で、安全信号のタイムアウト値以内である。安全信号は存在するまま(remains present:オンのまま)であるが、トリガ信号は、時刻「t4」後、モータ速度が速度目標(速度設定点)に到達する前にオフになる(withdraw)。有効な指令が存在したままであれば、モータ信号がなくなり、作動は発生しない。図23Fは、図23Eと類似の状態を示しているが、安全信号は、時刻「t4」後、モータ速度が速度目標に到達する前にオフになるところが異なっている。この場合も、モータ信号がなくなり、作動は発生しない。
【0082】
図24Aおよび図24Bは、留め具の種類と電池の充電状態の幅広い動作範囲への制御システムの適応性を示している。図24Aは、電池が完全に充電されていて、目標速度が低速設定点に設定されたことにより、フライホイールの加速が急速な場合を図示している。したがって、時刻「t1」で低い速度設定点に到達し、ソレノイド信号が時刻「t2」まで比較的短期間存在する。それから、時刻「t4」と「t5」との間で電池電圧は図示のように完全放電レベルに到達し、工具は高い速度設定点に設定されている。したがって、時刻「t5」から時刻「t6」までの高い速度設定点へのモータ速度の上昇にはより長い時間がかかる。その上、ソレノイド信号は、低いソレノイド信号を使用してよりゆっくりと作動させることで、時刻「t6」から時刻「t7」までのより長い期間存在する必要がある。
【0083】
図24Bは、障害条件を検出することが可能でありながら、摩耗や製造上のばらつきによるクラッチ構成部品内の公差の増大に対処する制御システムの機能を示している。隙間の狭いクラッチを表している第1の軌跡では、モータはフライホイールを時刻「t1」に目標速度まで加速する。それから、短いソレノイド信号が時刻「t1」に開始する。短い期間後、フライホイールが必要な速度低下分だけ減速して、必要な量の運動エネルギーを打ち込み部に供給した後、ソレノイド信号が無効になる(deactivate:オフになる)。隙間の広いクラッチを表している第2の軌跡では、モータはフライホイールを時刻「t6」に目標速度まで加速し、ソレノイド信号の開始を促す。ソレノイド信号は、第1の軌跡よりも長い期間持続する。時刻「t7」で、必要な速度低下分が達成され、ソレノイド信号は無効になる。第3の軌跡は、係合に失敗するクラッチを示す。時刻「t10」では、モータはフライホイールを目標速度まで加速していて、ソレノイド信号が開始する。クラッチの係合が失敗すると、モータ速度が徐々に低下するが、時刻「t11」では依然として予想値よりも高い。次に、時刻「t12」で、障害を示すクラッチタイムアウト値に到達し、ソレノイド信号が中断される。
【0084】
図25は、連続モードまたは間欠モードの切り換え選択、および安価な速度検出に好都合な図1の釘打ち工具10などのフライホイール作動形手持ち式工具用の例示的な制御回路800を示している。
【0085】
速度センサ802は、交互のN磁極の磁界とS磁極の磁界804を円形磁石上で誘導性変換器806により検出する。詳細には、直列接続された一対のコイル808では、コイルの共有節点が接地され、コイルの対向する端は、モデル番号TA75S393Fなどの差動増幅器または比較器U1に接続されている。したがって、32個の交互に配置された磁極による磁界の各対804が対向しているので、プッシュプル配置つまり差動配置により、信号の完全性と約10〜15mVの差動速度信号の耐雑音性が向上する。比較器U1は、電源VDDとグランドとの間でバイアスがかけられている。正のバイアスは、電源装置からの高周波雑音外乱を抑制するコンデンサC1を介してグランドにも接続されている。
【0086】
比較器U1の出力節点は、コンデンサC2を介してグランドに接続され、Fairchild Semiconductor Corporation製モデル番号MM74HC4538などの単安定マルチバイブレータ(ワンショット)U2の+T1入力に渡される差動速度出力を整流し、ローパスフィルタを適用している。ワンショットU2は集積回路であり、トリガがかかると、入力パルス幅に関係しない幅を持つ出力パルスを発生し、外部の抵抗−コンデンサ(RC)ネットワークによりプログラムすることでパルス幅を設定可能である。そのため、ワンショットU2のRC入力は、直列接続された抵抗R1とコンデンサC3の共通節点に接続され、直列接続されたその抵抗とコンデンサは、電源VDDとグランドにそれぞれ接続されている。ワンショットU2の反転入力CXは、直列接続された抵抗R2とコンデンサC4の共通節点に接続され、直列接続されたその抵抗とコンデンサは、電源VDDとグランドにそれぞれ接続されている。ワンショットU2の反転出力は反転入力−Tに接続されている。ワンショットU2のバイアスV+は、電源VDDに接続され、コンデンサC5を介してグランドに接続されている。このように構成されると、ワンショットU2は非反転出力Qから一連のパルスを出力し、パルス間の間隔は円形磁石の磁極が速度変換器808を通過する割合の関数となる。
【0087】
ワンショットU2の出力Qのパルス列は、抵抗R3を介して節点810に接続されている。節点810は、コンデンサC6を介してグランドにも接続されている。したがって、節点810の信号には、ローパスフィルタが適用され、振幅がパルスレートに関連したほぼ直流の信号が生成される。したがって、検出された速度信号は、デジタル処理に適した形式に変換されている。
【0088】
8ピンRISCマイクロプロセッサモデルPIC12C671などのコントローラU3がデジタル処理を実行する。コントローラU3のアナログ入力GP1は、ほぼ直流の信号をノード810から受け取る。ほぼ直流の信号は、アナログ入力GP0の速度目標基準信号と比較される。コントローラU3は、アナログ基準信号を、デジタル化された速度信号と1ビットの分解能で比較されるデジタル信号に変換する。速度目標基準信号は、電源VDDとグランドとの間に接続された調節可能な抵抗R4とR5による分圧器で形成される予め設定された速度調節範囲により生成される。抵抗R4とR5との間に無段階に調節可能なポテンショメータ812を挿入することは、ユーザによる速度調節にとって好都合である。ポテンショメータ812の取り出し点は、アナログ入力GP0に接続され、雑音抑制のためにコンデンサC7を介してグランドにも接続されている。ポテンショメータ812により目標速度を選択するための所要の速度範囲に合わせて抵抗R4とR5を選択してもよいことが理解されよう。このようにして生成された、アナログ入力GP0への電圧は、目標速度に対応する所要の電圧レベルを選択するのに好都合であり得る。プロセッサU3は、入力GP2への安全信号により動作可能に設定されると、図23A〜図23Fのタイミング図で説明したように、出力GP5でモータ信号を生成する前、およびその後で出力GP4でソレノイド作動信号を生成する前に、入力GP3へのトリガ信号を待つ。
【0089】
ユーザは、モード選択スイッチ814で連続または間欠のどちらかのモードを選択し、安全スイッチ816で工具を動作可能に設定し、それからトリガスイッチ818で留め具の打ち込みを指令することで、これらの動作を開始する。
【0090】
安全信号は連続または間欠モードのいずれかで受け取られるが、モードがプロセッサU3の動作方法に影響する。具体的には、連続モードでは、スイッチ814は電池電圧VBATTを、制御システム800用の所要の電圧VDDに電池電圧を合わせるために値が選択されている抵抗R6に接続する。その結果得られる電源電圧VDDは、並列接続されたコンデンサC8とツェナダイオードZ1を介してグランドに接続することによりさらに調整される。したがって、連続モードでは、制御システムは動作可能な状態のまま、安全信号とトリガ信号により工具が始動されるのを待つ。
【0091】
そのためには、連続モードでは、モードスイッチ814は電池電圧をSN74HC1G08などのANDゲート820の第1の入力に接続される。ANDゲート820の他方の入力は、安全スイッチ816が閉じている(closed:導通している)ときは、SN74AHC1G04などのインバータ822で反転された電池電圧VBATTを受ける。ANDゲート820の出力は、バイアス回路824を介して入力GP2を制御する。詳細には、ANDゲート820の出力は、入力GP2に抵抗R7を介して接続されている。入力GP2は、抵抗R8を介して電源VDDにも接続され、コンデンサC9を介してグランドにも接続されている。トリガスイッチが閉じると、グランドが抵抗R9を介してプロセッサU3の入力GP3に接続される。入力GP3は、抵抗R10を介して電源VDDに接続され、コンデンサC10を介してグランドに接続されている。
【0092】
モードスイッチ814が間欠モードの時は、安全スイッチ816が閉じていれば、抵抗R6は電池電圧VBATTに接続される。また、ANDゲート820の第1の入力はグランドに接続される。
【0093】
プロセッサU3は、抵抗R11を介して2N4401などの小信号トランジスタQ1として示されるバッファのベースに接続された出力GP4におけるモータ信号により直流モータ826に指令する。ベースは、ベースに電圧が印加されていない場合でもトランジスタが確実にオフになるように抵抗R12を介してグランドにも接続されている。コレクタは電源VDDに接続されている。エミッタは、エネルギー損失を最小にするのに好都合な低RDS(オン)特性を持つIRL3803などの遮熱された整流器Q2のベースにも接続されている。エミッタは、信号が供給されない場合でも整流器Q2が確実にオフになるように抵抗R13を介してグランドにも接続されている。整流器Q2がオンになると、直流モータ826と、小パッケージで大電流容量を持つのに好都合なダイオードQ3(モデルMTD20N03HDLなど)として構成されたMOSFETのマイナス端子をそれぞれグランドに接続する。ダイオードQ3と直流モータ826のプラス端子はそれぞれ電池電圧VBATTに接続されている。したがって、整流器Q2が閉じると直流モータ826が起動する。
【0094】
プロセッサU3は、抵抗R14を介してダイオードQ4として構成されたMOSFET(モデルMTD20N03HDLなど)のベースに接続された出力GP5におけるソレノイド信号によりソレノイド828に指令する。ベースは、ベースに電圧が印加されていない場合でもトランジスタが確実にオフになるように、抵抗R15を介してグランドにも接続されている。整流器Q4は、グランドに接続されたマイナス端子と、ソレノイド828のマイナス端子に接続されたプラス端子を有する。ソレノイド828のプラス端子は、電池電圧VBATTに接続され、したがって、ソレノイド信号により整流器Q4が閉じるとソレノイド828が起動する。整流器Q4は、ソレノイドの誘導性負荷に関連するスパイク電流に耐えるのに好都合である。
【0095】
図26は、電気割り出し信号を供給し、空圧割り出し方法により複雑さが増大するのを回避するための割り出し回路830を示している。さらに、割り出し回路は、ワンショットU2と同一のパッケージの一部のワンショットU4を使用するのに好都合である。割り出し回路830は、プロセッサU3のGP4から反転入力−Tへのソレノイド信号によりトリガされるが、それは、ソレノイド信号が立ち上がりエッジではなく立ち下がりエッジでトリガされるソレノイドに適するようになっているためである。ワンショットU4は、プラスバイアスV+が電源VDDに接続されて構成され、またコンデンサC10を介してグランドにも接続されている。マイナスバイアスV−は接地されている。非反転出力Qは入力+Tに接続されて、このデバイスが再トリガ不能、単安定モードで動作するように配置されている。反転入力Rは、電源VDDとグランドの間に接続された、直列接続の抵抗R18とコンデンサC11の共有節点に接続され、電源VDDが供給され安定するまでこのデバイスをリセット状態に保持するためのリセット用RCネットワークを実現している。同様に、ワンショットU4の入力RCは、出力タイミング、つまり出力パルスがハイの期間を設定する。詳細には、入力RCは、電源VDDとグランドの間にそれぞれ接続された、直列接続の抵抗R19とコンデンサC12の共有節点に接続されている。ワンショットU4は、直前の留め具の打ち込み後、次の留め具を前進させて供給するように適切な持続期間とソレノイド信号からの適切な遅延を持つ出力パルスを生成する。出力Qからの割り出しパルスは、直列抵抗R16を介することで、整流器Q5(ダイオードとして構成されたモデルMTD20N03HDLなどのMOSFET)のベースへ適当な電圧を供給する。ベースは、電圧が印加されていない場合でも整流器Q5が確実にオフになるように、抵抗R17を介してグランドにも接続されている。整流器Q5のマイナス端子は接地されている。整流器Q5のプラス端子は、割り出しソレノイド832のマイナス端子に接続されている。割り出しソレノイド832のプラス端子は、電源電圧VBATTに接続されている。したがって、割り出し信号により整流器Q5が閉じると、割り出しソレノイド832が起動する。
【0096】
使用時には、ユーザは釘打ち工具10のマガジン42に留め具の帯(strip)を装填し、充電された電池22を取り付ける。工具が間欠モードなどのモード中は、留め具が分配または打ち込まれるたびにフライホイールを加速することで電池電力を節電する。ノーズアセンブリ36は加工物に押し付けられると、安全装置34が閉じ、安全リンク機構38が、高信頼性薄膜安全スイッチ52を接触させ、制御モジュール18に給電する。トリガ30が引かれると、別の高信頼性薄膜トリガスイッチ50がトリガリンク機構32を介して作動する。安全スイッチとトリガスイッチが適切な時間間隔と順番で作動すると(たとえば、安全スイッチが押下および保持されてから3秒以内にトリガされると)、プロセッサU3は留め具打ち込みアセンブリ16および/または留め具と加工物に対して適切に設定されたフライホイールの目標速度を計算する。フライホイールが加速すると、非接触速度センサ60からの速度信号が目標速度と比較される。目標速度に到達すると、モータ24の通電が停止されてから、ソレノイド作動信号によりクラッチがフライホイール28に係合され、運動エネルギーが直線運動する留め具打ち込み部68に与えられる。プロセッサU3は減速しきい値を使用して、フライホイール28が適切な量の運動エネルギーを伝達した時点を確定し、それ以降は、次のサイクルに使用可能な残りのエネルギーによりフライホイール28の回転を継続させる。フライホイール速度を監視することで、低下した電池電圧、モータの劣化、またはクラッチの固着に起因するモータの加速度の低下などの故障状態が検出される。同様に、作動タイムアウトを検出することで、クラッチ駆動アセンブリ64の係合の失敗が検出され、次のサイクルを実施する場合に工具10の詰まりが防止される。
【0097】
前述の効果により、携帯工具10は、1回の行程で安定した打ち込みが可能でありながら、直流モータ24を使用してフライホイール28を加速することで有害なサージなしに電池22の電力を効果的に使用する。さらに、さまざまな電池電圧と構成部品の公差のばらつき(たとえばクラッチの摩耗)に対して安定した打ち込みが保証される。
【0098】
本発明は、いくつかの実施形態の記述により説明し、説明のための実施形態はかなり詳細に記述されているが、添付の特許請求の範囲をそのような詳細内容に制限したり、何らかの限定を行うことは出願者の意図ではない。その他の利点や変形は、当業者には容易に明らかになろう。たとえば、本発明のいくつかの態様は、コード付きの動力工具や空気圧工具など他の動力源にも適用可能である。別の例としては、プログラムを使用したアプローチを本明細書で説明したが、デジタルロジック制御やアナログ制御も使用可能であることが理解されよう。
【0099】
他の例として、非接触速度センサを開示したが、本発明の適用例には、その他の種類の速度検出が含まれていてもよい。たとえば、光学的符号化によるアプローチや、Wiegandセンサ、可変磁気抵抗センサ、ホール効果センサ、タコメーター信号などのモータからのフィードバック、およびその他の技法が使用できる。
【0100】
さらに他の例については、前述の制御回路800は、電池電圧VBATTを採用し、電源電圧VDDに電池電圧を降圧するのに使用される抵抗とツェナダイオードZ1によりその電池電圧が呼び値になるようにしている。しかし、電池電圧信号をプロセッサに供給しつつ、電圧を集積回路構成部品に対して調整可能な電源装置(たとえばスイッチング電源装置)を使用することもできることが理解されよう。それにより、プロセッサは、その指令、タイミング、およびその他の機能を、幅広い電池電圧に適合させることができ、したがって耐用年数を延ばすことができる。たとえば、18ピンプロセッサ、モデルPIC16C71などのさらに追加の使用可能な入力を有するプロセッサが使用できる。
【0101】
その他の例として、速度調節回路は、標準の抵抗値を持つデジタル抵抗など別の種類の基準電圧を採用することもできる。さらに、プロセッサは、検出された速度信号が比較されるデジタル参照値を計算したりテーブルから探すこともできる。
【0102】
別の例としては、特定の安全信号とトリガ信号の順番を説明したが、その他の順番とタイムアウトの仕組みを採用することもできる。さらに、安全信号なしのトリガ信号単独の仕組みを採用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0103】
【図1】本発明を具現する手持ち釘打ち工具の左部立面図を示し、左側の一部を取り除くことにより留め具打ち込みアセンブリと制御モジュールの一般的な位置を示している。
【図1A】図1の釘打ち工具の制御モジュールの一般的な背部立面図を示している。
【図2】図1に示した手持ち釘打ち工具の本体から取り外された留め具打ち込みアセンブリの平面図を示している。
【図3】図1に示した釘打ち工具から取り外された留め具打ち込みアセンブリの左部立面図を示している。
【図4】図1に示した釘打ち工具の外殻から取り外され、わかりやすいように電気制御モジュールが取り外された留め具打ち込みアセンブリをハンドルから見上げた底面図である。
【図5】図1に示した釘打ち工具から取り外され、わかりやすいように電気制御モジュールが取り外された留め具打ち込みアセンブリの端部立面図である。
【図6】わかりやすいように電気制御モジュールが取り外された留め具打ち込みアセンブリの外観図(pictorial view)であり、クラッチ駆動アセンブリ構成部品の一般的な配置を示している。
【図7】図2〜図6に示した留め具打ち込みアセンブリの構成部品を示す分解外観図である。
【図8】図3の線分8−8に沿った断面図である。
【図9】図4の線分9−9に沿った断面図である。
【図10】図8の円で囲まれた部分の拡大図である。
【図11】図4の線分11−11に沿った断面図である。
【図12】図4の線分12−12に沿った断面図である。
【図13A】固定板と作動板との間のボール/カム動作の概略を示す図である。
【図13B】固定板と作動板との間のボール/カム動作の概略を示す図である。
【図13C】固定板と作動板との間のボール/カム動作の概略を示す図である。
【図14】固定板と作動板との距離xを、作動板の回転角度の関数として示すグラフである。
【図15】ソレノイド板および端板間のカム構造(the solenoid camming plates:ソレノイドカム動作板)の拡大外観図である。
【図16】固定板および作動板間のカム構造(the activation cammimg plates:カム動作板)の拡大外観図である。
【図17】図9の線分17−17に沿った断面図である。
【図18】図1の留め具打ち込み工具の制御システムのブロックダイアグラムである。
【図19】図18のコントローラが留め具打ち込み工具を動作させるためのステップの順序つまりメインルーチンの流れ図である。
【図20】図19のメインルーチンに参照される診断ルーチンの流れ図である。
【図21】図19のメインルーチンの間欠モード部分である。
【図22】図19のメインルーチンの連続モード部分である。
【図23A】図19〜図22のメインルーチンで参照される有効な指令に対する安全信号とトリガ信号の順序を示すタイミング図である。
【図23B】図19〜図22のメインルーチンで参照される有効な指令に対する安全信号とトリガ信号の順序を示すタイミング図である。
【図23C】図19〜図22のメインルーチンで参照される有効な指令に対する安全信号とトリガ信号の順序を示すタイミング図である。
【図23D】図19〜図22のメインルーチンで参照される有効な指令に対する安全信号とトリガ信号の順序を示すタイミング図である。
【図23E】図19〜図22のメインルーチンで参照される有効な指令に対する安全信号とトリガ信号の順序を示すタイミング図である。
【図23F】図19〜図22のメインルーチンで参照される有効な指令に対する安全信号とトリガ信号の順序を示すタイミング図である。
【図24A】図19〜図22のメインルーチンで参照される電池の充電とクラッチの摩耗の変動に応じたモータの起動とソレノイドの作動を示すタイミング図である。
【図24B】図19〜図22のメインルーチンで参照される電池の充電とクラッチの摩耗の変動に応じたモータの起動とソレノイドの作動を示すタイミング図である。
【図25】図18の制御システムを示す制御回路の回路図である。
【図26】図25の制御回路の割り出し制御回路の回路図である。

Claims (20)

  1. クラッチアセンブリの選択的な作動を介して留め具につながる打ち込み部材に伝達されたフライホイールの運動エネルギーにより該留め具を加工物に打ち込む方法であって、
    前記フライホイールの運動エネルギーを示す前記フライホイールのパラメータを検出することと、
    検出された前記パラメータが目標に到達することに応答して、前記クラッチアセンブリの起動を指令することと
    を含む方法。
  2. 前記クラッチ動作装置の状態の変化を指令することは、
    前記クラッチアセンブリの作動を指令した後、前記フライホイールの前記パラメータを監視することと、
    前記監視されるパラメータがしきい値に達することに応答して、前記クラッチアセンブリの作動解除を指令することと
    を含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記指令された前記クラッチアセンブリの起動の時間を計測することと、
    前記計測された起動時間がクラッチタイムアウト値を超えたことに応答して、前記クラッチが失敗して開いた状態であると判断することと
    をさらに含む請求項2に記載の方法。
  4. ユーザ入力に応答して前記フライホイールの前記目標に向けての加速を開始することをさらに含む請求項1に記載の方法。
  5. 前記ユーザ入力は連続モード許可事象であり、前記クラッチアセンブリの起動を指令することは、さらに留め具を打ち込む指令を受け取ることに応答し、
    前記フライホイールの前記運動エネルギーを前記クラッチアセンブリが起動するまで維持することをさらに含む請求項4に記載の方法。
  6. 前記フライホイールの前記運動エネルギーの前記保持時間を計測することと、
    無操作タイムアウト値を超えたことに応答して前記フライホイールの前記運動エネルギーの維持を終了することと
    をさらに含む請求項5に記載の方法。
  7. 連続モードと間欠モードからなる群から選択されるモード設定にアクセスすることと、
    前記アクセスされたモード設定が前記連続モードのときに、前記フライホイールの前記目標に向けての加速を開始し、かつ前記フライホイールの前記運動エネルギーを前記目標に維持することと、
    ユーザ入力指令に応答して、前記アクセスされたモード設定が前記間欠モードであるときに、前記フライホイールの前記目標に向けての加速を開始することと
    をさらに含む請求項1に記載の方法。
  8. 前記ユーザ入力はユーザ入力指令からなり、
    維持された安全信号を検出して時間を計測することと、
    トリガ信号を検出することと、
    前記維持された安全信号の発生が前記トリガ信号よりも有効なトリガタイムアウト値以上前でない限り、前記維持された安全信号が前記トリガ信号よりも前に発生し、かつトリガ信号と同時に存在するときにユーザ入力指令と判断することと
    をさらに含む請求項4に記載の方法。
  9. 前記トリガ信号を検出することは前記トリガ信号を振動抑制することをさらに含む請求項8に記載の方法。
  10. 前記目標に向けての前記フライホイールの加速時間を計測することと、
    モータ始動タイムアウト値以内に前記フライホイールが前記目標に向けて加速するのに失敗したことに応答して失敗状態と判断することと
    をさらに含む請求項4に記載の方法。
  11. 最大加速指令の前にソフトスタート指令により前記フライホイールの加速を開始することをさらに含む請求項4に記載の方法。
  12. 前記クラッチアセンブリの起動の指令後、次の留め具を割り出すように電気的に信号で合図することをさらに含む請求項1に記載の方法。
  13. 動力装置により加速され、クラッチにより選択的に打ち込み部に結合されて運動エネルギーを留め具に伝達して該留め具を加工物に打ち込むようにする慣性部材を備える手持ち式工具用の速度コントローラであって、
    前記慣性部材の運動エネルギーを示す前記慣性部材のパラメータを検出するよう動作可能なセンサと、
    前記検出されたパラメータと目標値に応答して、前記クラッチに前記慣性部材の前記運動エネルギーを伝達するように指令するよう動作可能に構成された回路構成と
    を備えるコントローラ。
  14. 前記手持ち式工具の前記慣性部材は、フライホールを備え、前記センサは、回転速度である前記パラメータを検出するように構成されている請求項13に記載のコントローラ。
  15. 前記センサは、
    前記フライホイール上に配置された複数の磁極と、
    前記フライホイールに近接して配置されて前記複数の磁極を順次に検出する誘導性ピックアップと
    を備える請求項14に記載のコントローラ。
  16. 前記複数の磁極は、同一の選択された極性を持つ磁極の第1のリングと、該第1のリングと同心で逆の極性を持つ第2のリングとを備え、前記誘導性ピックアップは、前記第1のリングを検出するように揃えられた第1の誘導性ピックアップと前記第2のリングを検出するように揃えられた第2の誘導性ピックアップとを備える請求項15に記載のコントローラ。
  17. 前記センサは、
    入力として前記第1および第2の誘導性ピックアップを有し、出力として前記フライホイールの回転速度を表す周期信号を供給する比較器と、
    前記周期信号を前記回転速度を表す振幅に変換するように構成された回路と
    をさらに備える請求項16に記載のコントローラ。
  18. 前記回路は、前記クラッチへの前記指令後、割り出し信号を生成するようにさらに構成されている請求項13に記載のコントローラ。
  19. 留め具を加工物内に打ち込む携帯手持ち式工具であって、
    留め具を収容するように構成された留め具マガジンと、
    慣性部材、
    前記慣性部材に機械的につながって前記慣性部材を加速する電動装置、
    前記留め具マガジンの留め具を打ち込む直線運動可能な打ち込み部、および
    前記慣性部材と前記打ち込み部に選択的に連結して前記慣性部材から前記留め具に運動エネルギーを伝達するクラッチ
    を備える留め具打ち込みアセンブリと、
    前記慣性部材の運動エネルギーを示すパラメータの検出のために動作可能なセンサと、
    前記センサからの前記パラメータに応答して前記留め具打ち込みアセンブリに指令するコントローラと
    を備える携帯手持ち式工具。
  20. 電池をさらに備え、前記コントローラと前記留め具打ち込みアセンブリは前記電池により給電される請求項19に記載の携帯手持ち式工具。
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